JP2002264977A - エアゾール容器用噴射器 - Google Patents

エアゾール容器用噴射器

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JP2002264977A
JP2002264977A JP2000192296A JP2000192296A JP2002264977A JP 2002264977 A JP2002264977 A JP 2002264977A JP 2000192296 A JP2000192296 A JP 2000192296A JP 2000192296 A JP2000192296 A JP 2000192296A JP 2002264977 A JP2002264977 A JP 2002264977A
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JP
Japan
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stem
injector
aerosol container
integral hinge
fitting wall
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Pending
Application number
JP2000192296A
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English (en)
Inventor
Shunji Soma
俊二 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射器を上方へ引く簡単な操作でエアゾール
容器から離脱させ得るようにする。 【解決手段】 噴射器本体20のノズル21の基端部分
が、ステム3に上方から嵌着される筒状のステム嵌着部
24として形成され、肩カバー10の上面周辺部11
に、カール部9の環状の内側凹部9b及び外側凹部9a
に嵌合する凸部13a、14aをそれぞれ下端に有する
内嵌合用壁部14及び外嵌合用壁部13が形成される。
内嵌合用壁部14が、インテグラルヒンジ部26に対し
てステム嵌着部24を中心とする放射方向の外側に位置
すると共に、ステム嵌着部24を中心とする回転角に対
してインテグラルヒンジ部26の両側90°の180°
以内の範囲を占め、外嵌合用壁部13が、回転角に対し
て残りの180°以内の範囲を占める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルを備えて上
下動操作される噴射器本体が、エアゾール容器の肩部を
カバーするキャップ状肩カバーの上面周辺部に、スリッ
トを介してインテグラルヒンジ部で揺動可能に連結さ
れ、また噴射器本体が嵌着するステムを上方付勢状態で
上下動可能に突出させるマウンティングキャップの外周
部が、エアゾール容器の肩部上端の開口部の縁部にカー
ル部を形成して巻締めされているエアゾール容器用噴射
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエアゾ−ル容器は樹脂製のキャ
ップ状肩カバーに壁部を一体成形により垂下させ、その
下端の凸部をマウンティングキャップのカ−ル部の外周
側の環状凹部に外嵌合させ、その際噴射器をエアゾ−ル
容器から使用後に離脱可能にするには環状凸部を部分的
に切欠くのが通常である。このような分別廃棄可能な嵌
合構造は種々周知であるが、いずれにしても肩カバーを
切欠部分で外周方向から押して円形から撓まさせて離脱
させるのが前提である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、肩カバー
にこのような撓みを与えて取り外すのは、慣れない者に
とっては操作が厄介である。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、上方へ
引く簡単な操作でエアゾール容器から離脱させ得る冒頭
に述べた類のエアゾール容器用噴射器を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、ノズルを備えて上下動
操作される噴射器本体が、エアゾール容器の肩部をカバ
ーするキャップ状肩カバーの上面周辺部に、スリットを
介してインテグラルヒンジ部で揺動可能に連結され、ま
た噴射器本体が嵌着するステムを上方付勢状態で上下動
可能に突出させるマウンティングキャップの外周部が、
エアゾール容器の肩部上端の開口部の縁部にカール部を
形成して巻締めされているエアゾール容器用噴射器にお
いて、ノズルの基端部分が、ステムに上方から嵌着され
る筒状のステム嵌着部として形成され、肩カバーの上面
周辺部に、カール部の環状の内側凹部及び外側凹部に嵌
合する凸部をそれぞれ下端に有する内嵌合用壁部及び外
嵌合用壁部が形成され、内嵌合用壁部が、インテグラル
ヒンジ部に対してステム嵌着部を中心とする放射方向の
外側に位置すると共に、ステム嵌着部を中心とする回転
角に対してインテグラルヒンジ部の両側90°の180
°以内の範囲を占め、外嵌合用壁部が、回転角に対して
残りの180°以内の範囲を占めることを特徴とする。
【0006】内嵌合用壁部はインテグラルヒンジ部に対
して放射方向の外側に位置することにより、噴射器本体
の押し下げ操作時に内嵌合用壁部に嵌合方向の力を及ぼ
す。噴射器本体を上方へ引張ってステム嵌着部をステム
から離脱させると、外嵌合用壁部及び内嵌合用壁部が、
それぞれ両側180°の範囲に位置することにより、噴
射器はそのまま外嵌合用壁部側の放射方向へずらされて
マウンティングキャップから離脱される。
【0007】押し下げ操作時の内嵌合用壁部の嵌合状態
をより確実に保持するには、請求項2により、インテグ
ラルヒンジ部もしくはその放射方向に外側の上面周辺部
及びマウンティングキャップ間に内嵌合用壁部の背面に
沿ってリブが嵌入されると共に、このリブを内嵌合用壁
部とで挟持する挟持用壁部が、インテグラルヒンジ部も
しくはその放射方向に外側の上面周辺部に形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施
の形態の一例によるエアゾール容器の上向き噴射を行う
スパウトである噴射器19を説明する。円筒状のエアゾ
ール容器1の中心部に向けて上昇する傾斜した肩部1a
の上端の開口部の縁部に形成されたカ−ル部8には、内
部に弁機構を備えたマウンティングキャップ2の外周部
が巻締めされ、カール部9を形成している。
【0009】このカール部の中心側のマウンティングキ
ャップ表面2aは環状凹部として形成され、その中心部
にはステム3をガスケット4を介して突出させる開口部
2bを備えた隆起部2cが形成されている。ステム3
は、周知のように、下動によりステム孔を開放して内容
物を放出させ、押し下げ操作を解除されると、弁機構の
復帰ばねにより閉鎖位置に復帰する。
【0010】噴射器19は、上下動操作を行わせる操作
部22及びノズル21を備えた噴射器本体20が、肩カ
バー10の上面周辺部11にスリット27を介してイン
テグラルヒンジ部26で揺動可能に連結されて合成樹脂
により一体に形成されている。ノズル21の基端部分
は、噴射器本体20の内部でステム3に上方から嵌着さ
れた筒状のステム嵌着部24として形成されている。
【0011】肩カバー10は、エアゾール容器1の上端
部の傾斜した肩部1aに当接する環状の周壁部12と、
上面周辺部11とでキャップ状に形成されると共に、上
面周辺部11には、カール部9の環状の外側凹部9aに
嵌合する凸部13aを下端に有する外嵌合用壁部13
と、内側凹部9bに嵌合する凸部14aを下端に有する
内嵌合用壁部14とが垂下方向へ形成されている。
【0012】内嵌合用壁部14は、インテグラルヒンジ
部26に対してステム嵌着部24を中心とする放射方向
の外側に位置すると共に、ステム嵌着部24を中心とす
る回転角に対するインテグラルヒンジ部26の両側90
°以下の範囲を占めている。一方、外嵌合用壁部13、
即ち凸部13a(図2)は、前述の回転角の360°中
の前述の両側90°の残りの180°以下の範囲を占め
ている。
【0013】内嵌合用壁部14の背面に沿ってインテグ
ラルヒンジ部26の裏面及びマウンティングキャップ表
面2a間に肩カバー10よりも剛性が高いリブ15が嵌
入されると共に、このリブを内嵌合用壁部14とで挟持
する挟持用壁部16がインテグラルヒンジ部26に形成
されている。リブ15の放射方向の位置は、スリット2
7と同一円上に在り、このスリットを通してリブ15が
外部から見えないように、インテグラルヒンジ部26と
同一幅に設定されている。
【0014】このように構成された噴射器19の動作は
次の通りである。操作部22を下方へ押し下げ操作する
と、ステム嵌着部24の段部24aがステム3の上端に
係合した状態で、インテラグルヒンジ部26のリブ15
よりも中心寄りを支点として噴射器本体20が下方へ揺
動し、連動して下動したステム3から内容物が放出さ
れ、ノズル21から噴射される。
【0015】押し下げ操作時に、内嵌合用壁部14には
インテラグルヒンジ部26の下方への撓みにより嵌合方
向の力が作用し、しかもその際リブ15がその外側の上
面周辺部11の下方への撓みを拘束することにより、凸
部14aの内側凹部9bへの内嵌合状態が一層確実に保
持される。押し下げ操作を解除すると、噴射器本体20
はステム3の復帰ばねにより通常位置へ上動する。
【0016】エアゾ−ル容器1の使用後に、分別して噴
射器19を回収する場合、噴射器本体20を上方へ引張
ってステム嵌着部24をステム3から離脱させると、外
嵌合用壁部13及び内嵌合用壁部14が、それぞれ対向
する180°以下の範囲に在ることにより、図で見て右
側へ、即ち外嵌合用壁部13側の放射方向へそのままず
れて簡単にエアゾ−ル容器1から離脱する。その際、肩
カバー10の周壁部12はカール部9に間隔を置いてい
ることにより干渉することはない。
【0017】図4及び図5は別の実施の形態を示すもの
で、前述の肩カバー10において円弧状スリット31の
半径をスリット27よりも僅かに小さく設定すると共
に、リブ15を廃止して、その分内嵌合用壁部30の厚
みを厚く設定している。これにより、インテグラルヒン
ジ部32が撓む際に内嵌合用壁部30の変形が抑制され
て内嵌合状態を確保する。尚、インテグラルヒンジ部3
2の基端部に刻み目33を形成して、この位置よりも外
側の撓み量を抑制することもできる。
【0018】さらに、スリット31及びカール部9間の
間隔がさらに広いのを前提に、内嵌合用壁部30を厚く
することなく、インテグラルヒンジ部32よりも外側へ
前述のリブ及び内嵌合用壁部を形成することもでき、そ
の際インテグラルヒンジ部32よりも幅広に形成しても
外観は損なわれない。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、噴射器本体を
引張ってステムから抜くだけで、肩カバーがエアゾール
容器に巻き締めされたマウンティングキャップのカ−ル
部から容易に離脱し、噴射器の分別回収が極めて容易と
なる。請求項2の発明によれば、リブを介在させること
により、内嵌合用壁部の形状の如何によらず嵌合状態を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による噴射器の断面図であ
る。
【図2】同噴射器の図1のA−A線での断面図である。
【図3】同噴射器本体の平面図である。
【図4】別の実施の形態による噴射器の平面図である。
【図5】図4による噴射器の断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾ−ル容器 1a 肩部 2 マウンティングキャップ 3 ステム 8、9 カ−ル部 10 肩カバー 11 肩カバーの上面周辺部 13 外嵌合用壁部 14、30 内嵌合用壁部 15 リブ 16 挟持用壁部 19 噴射器 20 噴射器本体 24 ステム嵌着部 26、32 インテグラルヒンジ部 27、31 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルを備えて上下動操作される噴射器
    本体が、エアゾール容器の肩部をカバーするキャップ状
    肩カバーの上面周辺部に、スリットを介してインテグラ
    ルヒンジ部で揺動可能に連結され、また噴射器本体が嵌
    着するステムを上方付勢状態で上下動可能に突出させる
    マウンティングキャップの外周部が、エアゾール容器の
    肩部上端の開口部の縁部にカール部を形成して巻締めさ
    れているエアゾール容器用噴射器において、 ノズルの基端部分が、ステムに上方から嵌着される筒状
    のステム嵌着部として形成され、 肩カバーの上面周辺部に、カール部の環状の内側凹部及
    び外側凹部に嵌合する凸部をそれぞれ下端に有する内嵌
    合用壁部及び外嵌合用壁部が形成され、 前記内嵌合用壁部が、インテグラルヒンジ部に対して前
    記ステム嵌着部を中心とする放射方向の外側に位置する
    と共に、前記ステム嵌着部を中心とする回転角に対して
    前記インテグラルヒンジ部の両側90°の180°以内
    の範囲を占め、 前記外嵌合用壁部が、前記回転角に対して残りの180
    °以内の範囲を占めることを特徴とするエアゾール容器
    用噴射器。
  2. 【請求項2】 インテグラルヒンジ部もしくはその放射
    方向に外側の上面周辺部及びマウンティングキャップ間
    に内嵌合用壁部の背面に沿ってリブが嵌入されると共
    に、このリブを前記内嵌合用壁部とで挟持する挟持用壁
    部が、前記インテグラルヒンジ部もしくはその放射方向
    に外側の前記上面周辺部に形成されたことを特徴とする
    請求項1記載のエアゾール容器用噴射器。
JP2000192296A 2000-06-27 2000-06-27 エアゾール容器用噴射器 Pending JP2002264977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019218082A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 東洋エアゾール工業株式会社 ボタン,ボタンの取り付け方法、及びボタンの取り付け装置

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