JP3671834B2 - 電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話装置に関し、特に網側から発信相手先終話通知サービスが提供されている電話回線に接続される電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公衆電話網では、加入者に対して発信相手先終話通知サービスが提供されている。このサービスは、発信相手先が話中の場合、発信側電話装置から網側へ所定の登録操作を行うことにより、その後の発信相手先終話を網側から発信側電話装置へ通知するサービスである。
以下、図12〜14を参照して、発信相手先終話通知サービスについて説明する。図12は発信相手先終話通知サービスの動作を示すシーケンス図、図13は発信相手先終話通知時の着信信号を示す信号波形図、図14は発信相手先終話通知のタイミングチャートである。
【0003】
図12において、発信側電話装置と着信側電話装置とは、それぞれ電話回線を介して電話網に接続されている。まず、発信側電話装置では利用者の操作に応じて電話回線を捕捉し発信相手先すなわち着信側電話装置の電話番号をダイヤル送出することにより、着信側電話装置へ発信したとする(ステップ70)。
これに応じて電話網では、着信側電話装置の状態をチェックし、着信側電話装置が他の電話装置と話中の場合などその電話回線を捕捉しており呼び出しできない場合は、発信側電話装置に対してビジートーン(BT)などにより着信側電話装置が使用状態にあることを通知する(ステップ71)。そして、発信側電話装置は電話回線を切断する(ステップ72)。
【0004】
ここで、利用者が着信側へ電話連絡を取りたい場合、発信相手先終話通知サービスを利用するため、サービスの登録操作を行う。
まず、発信側電話装置では、電話回線を捕捉してダイヤル「159」を送出する(ステップ73)。これにより、電話網からサービスの内容に関する音声メッセージが通知される(ステップ74)。
そして、発信側電話装置からサービスの登録を指示するダイヤル「1」を送出することにより、サービスの登録が行われ(ステップ75)、電話網からサービス登録の完了に関する音声メッセージが通知され(ステップ76)、発信相手先終話通知サービスの登録処理が終了する。
【0005】
これにより、電話網では、発信相手先終話通知サービスを開始し、登録された着信側電話装置の終話に応じて、後述するSIR着信により発信側電話装置の呼び出しを行う(ステップ80)。
発信側電話装置でこのSIR着信に応答した場合(ステップ81)、電話網から着信側電話装置の終話に関する音声メッセージが通知される(ステップ82)。これにより利用者は着信側電話装置が終話し、呼び出し可能な状態となったことを知り、一旦、電話回線を切断する(ステップ83)。
【0006】
続いて、このサービスを用いた網側からの再発信を指示するため、電話回線を再捕捉してダイヤル「159」を送出し(ステップ84)、これに応じて、電話網からのサービスの内容に関する音声メッセージが通知される(ステップ85)。
そして、発信側電話装置から網側へ発信相手先への再発信を指示するダイヤル「3」を送出することにより(ステップ86)、電話網から着信電話装置に対して呼び出しが行われ(ステップ87)、着信側電話装置での応答に応じて(ステップ88)、発信側電話装置と着信側電話装置とが電話網を介して接続され、両者間での通話が開始される(ステップ89)。
【0007】
このような発信相手先終話通知サービスを利用者が網側へ登録することにより、発信側電話装置で着信側電話装置の終話を知ることができる。また、電話網からの発信相手先終話通知後の簡単な操作で、着信側電話装置を呼び出すことができる。
【0008】
この発信相手先終話通知サービスでは、電話網から発信側電話装置に対して相手先終話を通知する際、図13に示すように、通常のIR着信とは異なるSIR着信が用いられる。
着信の際、アナログ電話回線では16Hzの周波数信号が用いられており、IR着信の鳴動パターンは、図13(a)のように、オン期間が1秒間の周波数信号90からなり、このようなパターンの周波数信号90,91,…が3秒周期で繰り返される。
【0009】
これに対して、SIR着信の鳴動パターンでは、図13(b)に示すように、周波数信号の短いオン期間(t1=0.25〜0.3秒)95Aに続いて、短いオフ期間(t2=0.2〜0.3秒)95Bがあり、さらに短いオン期間(t1=0.25〜0.3秒)95Cが設けられている。
そして、このような短いオフ期間を挟む、2つのオン期間からなるパターン95,96,…が3秒周期で、全12回(約36秒間)繰り返される。
【0010】
電話網では、このようなSIR着信に対して発信側電話装置が何らかの理由で応答できなかった場合を想定し、図14に示すように、初回のSIR着信から5分間隔(T2)で最大4回にわたり、SIR着信を用いて発信側電話装置への呼び出しを行う。
この際、SIR着信への応答後のダイヤル「159」の送出に続くダイヤル「3」の送出で、電話網から再発信できる期間は、電話網側負荷の低減を考慮して、SIR着信への応答から5分以内に制限されている。さらに、SIR着信に応答した時点で、発信相手先終話通知サービスが完了したと見なされるため、例えば初回SIR着信へ応答した場合、その後の残り3回のSIR着信は打ち切られる。
【0011】
また、相手先電話装置の終話を監視する際、電話網側負荷の低減を考慮して、相手先電話装置の終話を監視する期間、すなわち相手終話待ち時間(T1)をサービス登録時点から45分までに制限している。
電話網から発信側電話装置への音声メッセージとしては、サービス登録時の登録完了通知メッセージ(M1)のほか、発信側電話装置によるSIR着信への応答時に送出される相手先終話通知メッセージ(M2)がある。また、相手終話待ち時間(T1)が45分を越えた場合は、初回となるSIR着信への応答時に、サービス終了通知メッセージ(M3)が送出される。
【0012】
発信相手先終話通知サービスでは、サービス登録時にそのサービスにかかる料金が発信元の電話回線に対して課金される。また、サービス登録が有効な期間すなわち電話網側で発信相手先の終話を監視している期間内においては、回線を捕捉しダイヤル「159」に続いてダイヤル「8」を送出することにより、登録した発信相手先の電話番号を確認できる。
また、発信相手先終話通知サービスでは、1つの電話回線で1つの発信相手先しか登録できない。これは、登録される側、すなわち発信相手先についても同様であり、複数の発信元から重複して登録されない。なお、回線を捕捉しダイヤル「159」に続いてダイヤル「9」を送出することにより、既に登録されている発信相手先の設定を取り消すことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電話装置では、発信相手先終話通知サービスによる電話網側からのSIR着信に応じて着信音を送出するだけであり、電話回線で発信相手先終話通知サービスを登録したかどうか利用者が確認できないという問題点があった。発信相手先終話通知サービスが登録されていれば、その後SIR着信による発信相手先の終話が通知されるため、なるべくならその電話回線の使用を控えたほうがよい。しかし、これから使用する電話回線にサービスが登録されているかどうか分からない場合は、このような対応ができなかった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、使用する電話回線で発信相手先終話通知サービスが登録されているかどうかを利用者が容易に確認できる電話装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話装置は、発信相手先終話通知サービスとして、発信相手先が話中の場合に当該電話回線を再捕捉して発信元から所定のダイヤルを送出して相手先終話通知を網側へ登録することにより、網側からの発信元への特殊着信による呼び出しで発信相手先の終話を通知するサービスが提供されている電話回線に接続される電話装置であって、電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を管理する管理手段と、電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている進行状態を示す可視表示を行う表示手段とを備えるものである。
【0015】
また、本発明にかかる他の電話装置は、発信相手先終話通知サービスとして、発信相手先が話中の場合に当該電話回線を再捕捉して発信元から所定のダイヤルを送出して相手先終話通知を網側へ登録することにより、網側からの発信元への特殊着信による呼び出しで発信相手先の終話を通知するサービスが提供されている複数の電話回線に接続される電話装置であって、電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を各電話回線ごとに管理する管理手段と、いずれかの電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている当該電話回線の進行状態を示す可視表示を行う表示手段とを備えるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる電話装置のブロック図であり、ここでは、発信相手先終話通知サービスが電話網から提供されているアナログ電話回線に接続される単独電話機が例として示されている。
この電話装置には、ダイオードブリッジDB1,DB2、コンデンサC、フックスイッチHS(HS1,HS2)、制御回路1,着信信号検出回路2、ブザーBZ、ループ閉結回路3、ダイヤル回路4、通話回路5、送受器TR、増幅回路6、音源回路7、音声録再回路8、ダイヤルキー9、機能キー10、メモリ11、表示回路12、リバース検出部13、時計回路14、およびBT(ビジートーン)検出回路15が設けられている。
【0017】
ダイオードブリッジDB1は、アナログ電話回線Lの両端に接続されており、アナログ電話回線Lからのループ電流を整流して後段のループ閉結回路3や通話回路5へ供給する。
ループ閉結回路3は、ダイオードブリッジDB1と通話回路5との間に接続され、制御回路1からの指示に応じてアナログ電話回線Lの直流ループを閉結する。このループ閉結回路3と並列してフックスイッチHS1が設けられている。なお、フックスイッチHS1の他の接点HS2を用いてフックスイッチの状態が制御回路1にも入力されている。
【0018】
ダイオードブリッジDB2は、コンデンサCを介してアナログ電話回線Lの両端に接続され、通常のIR着信および発信相手先終話通知サービスで用いられるSIR着信(特殊着信)の際に、電話網から送出される着信信号すなわち16Hzの周波数信号を整流し、その整流出力を着信信号検出回路2へ供給する。
着信信号検出回路2では、ダイオードブリッジDB2の整流出力から、IR着信またはSIR着信の鳴動パターンに応じた周波数信号の有無すなわちオン・オフを示す着信出力信号を制御回路1へ出力する。また着信時の鳴動パターンに応じてブザーBZを駆動して着信音を送出する。
【0019】
リバース検出回路13では、発信相手先の応答時に電話網からアナログ電話回線Lへ送出されるリバース信号(極性反転信号)を検出し、制御回路1へ出力する。
BT検出回路15では、アナログ電話回線Lから相手先話中を示すBT(ビジートーン)を検出し、制御回路1へ通知する。
ダイヤル回路4では、制御回路1からの指示に応じて、相手先電話番号や発信相手先終話通知サービスで用いるダイヤル「159」など、所定のダイヤルをループ閉結回路3を介してアナログ電話回線Lへ送出する。
【0020】
通話回路5では、ループ閉結回路3またはフックスイッチHS(HS1,HS2)を介してアナログ電話回線Lに接続され、送受器TRを動作させて音声通話を行う。増幅回路6では、通話回路5からの通話音声(スピーカ受話動作の場合)など、各種音声信号を増幅してスピーカSPから出力する。
音声録再回路8では、必要に応じて増幅回路6からの通話音声を録音し、また増幅回路6へ再生出力する。音源回路7では利用者への呼び出し音、警報音、確認音など各種の信号音を増幅回路6へ出力する。
【0021】
制御回路1は、CPUから構成され、任意の時間長を計時するタイマ1Aを有し、フックスイッチHS2の状態や、ダイヤルキー9および機能キー10からの操作入力を検出し、予め制御回路1やメモリ11に格納されている所定のプログラムにより動作して各回路を制御する。
メモリ11は、必要に応じて制御回路1で実行するプログラムを予め格納し、また制御回路11の処理動作に必要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、例えば電話装置自体の動作状態や発信相手先終話通知サービスの状態、短縮電話番号、リダイヤル電話番号などを記憶し、さらに空き待ちダイヤルエリアに発信相手先終話通知サービスで登録した発信相手先の電話番号などを記憶する。
【0022】
音源回路7では、各種呼び出し音、確認音などのほか、再発信有効期間の終了を予告警報するための警報音を、増幅回路6を介してスピーカSPから出力する。音声録再回路8では、増幅回路6を介して通話回路5からの音声、例えば通話内容や送受器TRから入力された利用者の音声メッセージを録音し、これを再生して増幅回路6さらには通話回路5へ出力する。
表示回路12は、LEDやLCDなどの表示素子を用いて、アナログ電話回線Lの状態、電話装置の動作状態を可視表示するほか、発信相手先終話通知サービスの状態、再発信有効期間の経過時間や残り時間を可視表示する。
時計回路10では、カレンダー管理や時刻計時動作のほか、制御回路1のタイマ1Aを用いた計時処理のために必要な所定周波数のクロック信号を制御回路1へ供給する。
【0023】
本実施の形態では、制御回路1において、電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を管理し(管理手段)、電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている進行状態を可視表示する(表示手段)ようにしたものである。
特に、ボタン電話装置など複数の電話回線に接続されている場合は、各電話回線ごとにサービスの進行状態を管理し、いずれかの電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている当該電話回線の進行状態を可視表示する表示ようにしたものである。
なお、これら機能手段は、上記した各回路部からなるハードウェア資源と制御回路1で実行されるプログラムによるソフトウェア資源とが共動することにより実現されている。
【0024】
また、本実施の形態については、図1で示した単独電話機に限定されるものではなく、図2に示すようなアナログ電話回線に接続されるボタン電話装置にも適用可能である。図2は本実施の形態にかかるボタン電話装置を示すブロック図である。
このボタン電話装置は、1本以上のアナログ電話回線31に接続される主装置30と、内線伝送路20を介してこれら主装置30に接続される複数のボタン電話機(子機)20A〜20Nから構成されている。
【0025】
主装置30には、外線I/F部32、着信信号検出部33、BT検出部34、音声録再部(録再部)35、Tスイッチ36、内線I/F部37、主制御部38、および主記憶部39が設けられている。
外線I/F部32は、電話網からのアナログ電話回線31に接続され、回線捕捉/切断、リバース検出、ダイヤル送出、アナログ音声の符号/復号処理などの終端制御を回線ごとに個別に行う。
【0026】
着信信号検出部33は、外線I/F部32と並列してアナログ電話回線31に接続され、電話網からの着信信号すなわち16Hzの周波数信号を回線ごとに個別に検出し、その検出出力を主制御部38へ出力する。
BT検出部34は、外線I/F部32と並列してアナログ電話回線31に接続され、電話網から相手先話中を示すBT(ビジートーン)を回線ごとに個別に検出し、その検出出力を主制御部38へ出力する。
【0027】
内線I/F部37は、内線伝送路20を介して各ボタン電話機20A〜20Nとデータ伝送を行うことにより、音声データや制御データをやり取りする。
Tスイッチ(時分割スイッチ)36では、主制御部38からの指示に応じて外線I/F部32と内線I/F部37との間で符号化された音声データをやり取りすることにより、所定のアナログ電話回線31とボタン電話機2A〜2Nのいずれかとの間の音声通話を形成する。
音声録再部35は、Tスイッチ36からの音声データを録音し、再生出力する。
【0028】
主制御部38は、CPUから構成され、任意の時間長を計時するタイマ38Aを有し、予め主制御部38や主記憶部39に格納されている所定のプログラムにより動作して主装置の各部を制御する。
主記憶部39は、必要に応じて主制御部38で実行するプログラムを予め格納し、また主制御部38の処理動作に必要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、例えば各アナログ電話回線31の個別の状態や、ボタン電話機2A〜2Nの個別の動作状態、短縮電話番号やリダイヤル電話番号、各アナログ電話回線31(またはボタン電話機2A〜2N)ごとの発信相手先終話通知サービスの状態を記憶し、さらに空き待ちダイヤルエリアに発信相手先終話通知サービスに登録した発信相手先の電話番号などを記憶する。
【0029】
ボタン電話機2A〜2Nは、それぞれ同様の構成をなしており、伝送I/F部21、音声処理部22、子機制御回路23、操作部24、表示部25、メモリ26が設けられている。
伝送I/F部21では、内線伝送路20を介して主装置30の内線I/F部37とデータ伝送することにより、音声データや制御データをやり取りする。
音声処理部22では、伝送I/F部21で受信された主装置30からの音声データを復号化して送受器TRやスピーカSPへ出力し、送受器TRからの音声信号を音声データへ符号化して伝送I/F部21へ出力する。また、各種呼び出し音、確認音などの他、再発信有効期間の終了を予告警報するための警報音をスピーカSPから出力する。
【0030】
表示部25は、LEDやLCDなどの表示素子を用いて、アナログ電話回線31の状態、当該ボタン電話機の動作状態を可視表示するほか、発信相手先終話通知サービスの状態を可視表示する。
操作部24では、ダイヤルキーや各種機能キー、例えば外線ボタンや発信相手先終話通知サービスで用いる再発信ボタンなどの操作、およびフックスイッチの状態を検出し操作情報として子機制御部23へ出力する。
【0031】
子機制御部23は、CPUから構成されており、伝送I/F部21からの制御データを受信して、予め子機制御部23やメモリ26に格納されている所定のプログラムにより動作してボタン電話機の各部を制御する。また、操作部24からの操作情報を取得し、主装置30への制御データとして伝送I/F部21へ出力する。
メモリ26は、必要に応じて子機制御部23で実行するプログラムを予め格納し、また子機制御部23の処理動作に必要な情報を記憶する。処理動作に必要な情報としては、例えば当該ボタン電話機の動作状態や表示部25で表示する表示データなどを記憶する。
【0032】
IR着信(通常着信)とSIR着信(特殊着信)とを識別して検出する方法としては、公知の技術を用いることができる。
電話回線がアナログ電話回線の場合、前述した図13に示すように、IR着信とSIR着信とでその鳴動パターンが異なるため、その16Hzの周波数信号の長さすなわちオン期間長を計時すればよい。
【0033】
この着信検出の際、周波数信号のオン期間だけでなく周波数信号のオフ期間長も計時することにより、オン期間の途中から着信信号送出が開始された場合でも、IR着信をSIR着信と誤判定することがなくなり、IR着信とSIR着信とを正確に識別して検出できる。
また、周波数信号のオフ期間の時間長をチェックすることにより、周波数信号のオン期間の時間長のみに基づきSIR着信の判定を行う場合と比較して、早めに着信検出することができる。これにより、SIR着信と利用者による回線発信操作とがほぼ同時に生じる可能性を低減でき、このようなSIR着信と回線発信動作と衝突による利用者の混乱を低減できる。
【0034】
以上では、アナログ電話回線に接続される電話装置やボタン電話装置について説明したが、本実施の形態は、アナログ電話回線に接続される電話装置だけでなくデジタルデータ伝送を行うISDN回線に接続される電話装置やボタン電話装置にも適用できる。
ISDN回線では、着信、発信などの呼制御は、すべて網側とやり取りする制御メッセージにより行われる。特に、着信時には、網側から呼設定メッセージが送信される。その呼設定メッセージに含まれる網特有ファシリティ(network-specific facilities)という網側からの情報を参照することにより、その着信がIR着信かSIR着信かを識別できる。また、発信相手先による応答および話中状態については、網側からの応答メッセージおよび切断メッセージにより確認できる。
【0035】
図3は、ISDN回線に接続される電話装置を示すブロック図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。この電話装置では、図1と比較して外線I/F回路16や音声処理回路17が新たに設けられている。
外線I/F回路16は、ISDN回線LAに接続され網側とデジタルデータ伝送を行い、網側からの各種制御メッセージを制御回路1へ出力し、音声データを音声処理回路17へ出力する。また、制御回路1からの各種制御メッセージや音声処理回路17からの音声データを網側へ送信する。
【0036】
音声処理回路17では、外線I/F部16で受信した網側からの音声データを音声信号へ復号化して送受器TRやスピーカSPへ出力し、送受器TRからの音声信号を音声データへ符号化して外線I/F部16へ出力する。また、音声録再回路8と音声信号あるいは音声データをやり取りするとともに、各種呼び出し音、確認音などの他、再発信有効期間の終了を予告警報するための警報音をスピーカSPから出力する。
【0037】
図4は、ISDN回線に接続されるボタン電話装置の主装置を示すブロック図であり、前述の図2と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。このボタン電話装置では、図2の外線I/F部32に代えて、ISDN回線31A用の外線I/F部32Aが設けられている。
外線I/F部32Aは、ISDN回線31Aに接続され網側とデジタルデータ伝送を行い、網側からの各種制御メッセージを主制御部38へ出力し、音声データをTスイッチ36へ出力する。また、主制御部38からの各種制御メッセージやTスイッチ36からの音声データを網側へ送信する。
【0038】
次に、図面を参照して、本実施の形態の動作について、図1に示した電話装置を例として説明する。
図5を参照して、サービス管理処理について説明する。図5はサービス管理処理を示すフローチャートである。図1の電話装置の制御回路1では、発信相手先終話通知サービスを管理するため、図5に示すサービス管理処理を繰り返し実行している。以下では、機能キー10の1つとして発信相手先終話通知サービスで登録した発信相手先への再発信を指示するサービスボタン(再発信要求ボタン)が設けられているものとして説明する。
【0039】
制御回路1は、まず、ダイヤルキー9や機能キー10の操作に基づき、利用者により発信相手先終話通知サービスのサービス登録操作、例えばダイヤル「159」に続くダイヤル「1」の押下操作の有無を検出し、そのサービス登録操作の検出に応じて(ステップ100:YES)、サービス登録された発信相手先のダイヤルを登録するための電話番号登録処理を行う(ステップ101)。
このとき、サービスボタンを兼用し、サービス登録が行われていない場合のサービスボタン押下操作をサービス登録操作と見なすようにしてもよく、この場合は、サービスボタンの押下操作を検出すればよい。
【0040】
また、着信信号検出回路2からの着信出力信号に基づき、発信相手先終話に応じた網側からのSIR着信が検出された場合は(ステップ102:YES)、サービスの進行状態がSIR着信後の再発信有効期間へ移行したことを登録設定するためのSIR着信処理を行う(ステップ103)。
また、後述する空き待ちタイマあるいは再発信有効タイマのタイムアップに応じて(ステップ104:YES)、管理しているサービスの設定を解除する設定解除処理を行う(ステップ105)。
【0041】
また、利用者による外線ボタンの押下など、電話回線の選択操作が検出された場合は(ステップ106:YES)、選択されたアナログ電話回線Lに関する発信相手先終話通知サービスに関する進行状態を可視表示して発信へ移行する状態表示処理を行い(ステップ107)、一連の処理を終了する。
なお、図2に示したボタン電話操作のように電話回線が複数ある場合、上記のサービス管理処理では、上記4つの処理について、そのサービスを登録した電話回線を処理対象として個別に実行する。これにより、発信相手先終話通知サービスに関する情報、例えば、空き待ちダイヤルデータ、サービス登録回線エリアでのサービス登録有無、空き待ちタイマ、SIR着信回数、サービス進行状態などがメモリ11でそれぞれの電話回線ごとに管理される。
【0042】
次に、図6を参照して、電話番号登録処理について説明する。図6は電話番号処理を示すフローチャートである。
通常、ダイヤルキー9などにより入力されたダイヤルデータをアナログ電話回線Lへ送出した場合、そのダイヤルデータはメモリ11内にリダイヤルデータとして格納される。
制御回路1では、この電話番号登録処理に先立って行われた発信相手先への発信の際に、その発信相手先のダイヤルデータがリダイヤルデータとしてメモリ11に格納されているため、メモリ11からそのリダイヤルデータを読み出す(ステップ110)。そして、そのリダイヤルデータを、その後の再発信に備えてメモリ11の空き待ちダイヤルエリアへ格納する(ステップ111)。
【0043】
続いて、その電話回線で発信相手先終話通知サービスを登録したことをメモリ11のサービス登録回線エリアに記憶する(ステップ112)。このとき、ボタン電話装置の場合は、その電話回線を示す回線番号を記憶すればよい。
そして、タイマ1Aを用いて、発信相手先終話通知サービスにより網側で発信相手先を監視する相手終話待ち時間(45分)を計時する空き待ちタイマを起動するとともに(ステップ113)、その電話回線へのSIR着信の回数を示すSIR着信回数をクリアし(ステップ114)、さらに、発信相手先終話通知サービスの進行状態として、空き待ち中であることをメモリ11に記憶し(ステップ115)、一連の処理を終了する。
【0044】
次に、図7を参照して、SIR着信処理について説明する。図7はSIR着信処理を示すフローチャートである。
制御回路1では、まず、SIR着信の検出に応じて、そのSIR着信のあった電話回線に関する発信相手先終話通知サービスの進行状態が、SIR着信有りの状態すなわち発信相手先終話状態へ移行したことをメモリ11に記憶する(ステップ120)。そして、その電話回線のSIR着信回数を+1し(ステップ121)、利用者によるオフフック操作など、そのSIR着信への応答操作が行われたかどうかチェックする(ステップ122)。
【0045】
ここで、応答操作が行われた場合は(ステップ122:YES)、その後の利用者によるオンフック操作などの終話操作に応じて(ステップ123:YES)、タイマ1Aを用いて、サービスを用いた発信相手先への網側からの再発信が有効な期間、すなわち再発信有効期間を計時する再発信有効タイマを起動し(ステップ124)、一連の処理を終了する。
ステップ122において、応答操作が行われず(ステップ122:NO)、そのSIR着信回数が4回目であった場合すなわち最後のSIR着信であった場合は(ステップ125:YES)、ステップ124へ移行し、4回に満たない場合は(ステップ125:NO)、一連の処理を終了する。
【0046】
次に、図8を参照して、サービス解除処理について説明する。図8は設定解除処理を示すフローチャートである。
制御回路1では、まず、メモリ11の空き待ちエリアをクリアし(ステップ130)、サービス登録回線エリアに記憶されている当該電話回線をクリアする(ステップ131)。そして、タイマ1Aを制御して、空き待ちタイマを停止するとともに(ステップ132)、再発信有効タイマを停止する(ステップ133)。
続いて、表示回路12での発信相手先終話通知サービスに関する表示をクリアするとともに(ステップ134)、SIR着信回数をクリアする(ステップ135)。さらに、メモリ11に記憶しているサービス進行状態をクリアし(ステップ136)、一連の処理を終了する。
【0047】
次に、図9を参照して、状態表示処理について説明する。図9は状態表示処理を示すフローチャートである。
制御回路1では、まず、選択されたアナログ電話回線Lを捕捉し(ステップ140)、メモリ11のサービス登録回線エリアを参照して、その電話回線で発信相手先終話通知サービスが登録されているかどうかチェックする(ステップ141)。このとき、ボタン電話装置の場合は、複数の電話回線のうち選択された電話回線を捕捉して、その電話回線でのサービス登録の有無をチェックする。
【0048】
ここで、サービスが登録されている場合は(ステップ141:YES)、表示回路12を制御して、発信相手先終話通知サービスが登録されていることを示すため、サービスボタンのランプを点滅表示させるとともに(ステップ142)、外線ボタンのランプを点滅表示させる(ステップ143)。そして、表示回路12のLCD表示部により、文字・図柄を用いてサービス登録中を示す表示を行い(ステップ144)、後述のステップ145へ移行する。
一方、ステップ141で、サービスが登録されていなかった場合は(ステップ141:NO)、サービスボタンや外線ボタンのランプ、さらにはLCD表示部によるサービス登録中の旨の表示を行わず、ステップ145へ移行する。
【0049】
このように、電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を管理し、電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている進行状態を可視表示するようにしたので、従来のように、発信相手先終話通知サービスによる電話網側からのSIR着信に応じて着信音を送出するだけの場合と比較して、使用する電話回線で発信相手先終話通知サービスが登録されているかどうかを容易に確認できる。これにより、発信相手先終話通知サービスが登録されていれば、その後SIR着信による発信相手先の終話が通知されるため、なるべくならその電話回線の使用を控えることにより、この発信相手先終話通知サービスを円滑に利用できる。
【0050】
また、サービスボタンや外線ボタンのランプを点滅させる場合、サービスのさらに詳細な進行状態に基づき、点滅速度など表示方法を変化させるようにしてもよい。例えば、サービスの進行状態がサービス登録してからSIR着信までの期間を示すサービス登録中であった場合は遅い点滅で表示し、SIR着信を検出した以降は早い点滅で表示すればよい。
これにより、利用者に対してサービスの進行状態を詳細に通知することができる。また、サービス登録後のSIR着信の有無に応じて、異なる表示を行うようにしたので、例えばSIR着信以前の場合は当該電話回線の使用を控え、SIR着信以後の場合は直ちに発信相手先に対して再発信するという、利用者がそのサービス状態に応じて適切な対応を行うことができる。
【0051】
この後、図9の状態表示処理では、利用者によるオンフック操作などにより終話したかどうかチェックし(ステップ145)、終話した場合は(ステップ145:YES)、ステップ140で捕捉したアナログ電話回線Lを開放し(ステップ146)、一連の処理を終了する。
一方、終話していない場合は(ステップ145:NO)、後述の手動発信処理を行って(ステップ147)、一連の処理を終了する。
【0052】
次に、図10を参照して、手動発信処理について説明する。図10は手動発信処理を示すフローチャートである。
制御回路1では、まず、利用者によるダイヤルキー9の操作に応じてダイヤル回路4を制御して、発信相手先のダイヤルを、前述した図9の状態表示処理により捕捉したアナログ電話回線Lへ送出し(ステップ151)、呼び出しループへ移行する。
【0053】
呼び出しループは、ステップ152,161から構成されている。呼び出しループにおいて、リバース検出回路13を介して相手応答が検出された場合は、その後の終話に応じて(ステップ153:YES)、アナログ電話回線Lを開放する(ステップ154)。そして、送出したダイヤルがメモリ11の空き待ちダイヤルエリアに格納されているダイヤルすなわちサービス登録した発信相手先と一致するかどうか判断する(ステップ155)。
ここで、一致した場合(ステップ155:YES)は、サービス登録した発信相手先への電話連絡が終了し再発信の必要がないと判断して、後述のサービス解除処理を行い(ステップ156)、一連の処理を終了する。
【0054】
また、不一致の場合は(ステップ155:NO)、送出したダイヤルが網側に対して再発信を指示するダイヤル「159P3」かどうかチェックし(ステップ157)、一致した場合は(ステップ157:YES)、前述した図8の設定解除処理を行い(ステップ158)、一連の処理を終了する。
一方、ステップ157において、一致しなかった場合は(ステップ157:NO)、送出したダイヤルが網側に対してサービス登録解除を指示するダイヤル「159P9」かどうかチェックし(ステップ159)、その一致に応じて(ステップ159:YES)、ステップ158へ移行し、不一致に応じて(ステップ159:NO)、一連の処理を終了する。
【0055】
また、呼び出しループにおいて、利用者によるオンフック操作などにより呼び出しが中止された場合は(ステップ161:YES)、そのアナログ電話回線Lを開放して(ステップ162)、一連の処理を終了する。
このように、利用者の操作により、サービス登録した発信相手先と通話状態となった場合でも、これを検出してSIR着信応答状態をクリアするようにしたので、サービスの進行状態が自動的に更新され、進行状態を正確に管理できる。
【0056】
次に、図11を参照して、サービス解除処理について説明する。図11はサービス解除処理を示すフローチャートである。
制御回路1では、まず、メモリ11を参照して、前述の手動発信処理で開放したアナログ電話回線Lのサービス進行状態が、SIR着信有りであるかどうかチェックする(ステップ170)。ここで、サービス進行状態がSIR着信有りの場合は(ステップ170:YES)、サービス進行状態をクリアする(ステップ171)。そして、前述した図8の設定解除処理を行い(ステップ172)、一連の処理を終了する。
【0057】
また、サービス進行状態がSIR着信有りを示していない場合は(ステップ170:NO)、ループ閉結回路3を制御して、前述の手動発信処理で開放したアナログ電話回線Lを捕捉し(ステップ173)、ダイヤル回路4を制御してそのアナログ回線Lへ、発信相手先終話通知サービスの解除を指示するダイヤル「159P9」を送出する(ステップ174)。これに応じて、網側では先にそのアナログ電話回線Lに登録されている発信相手先終話通知サービスを解除し、発信相手先終話の監視を終了する。一方、制御回路1は、ループ閉結回路3を制御して当該アナログ電話回線Lを開放し(ステップ175)、ステップ172へ移行する。
これにより、SIR着信有りの場合はその状態がクリアされ、SIR着信有りでない場合にのみ、網側に対してサービス解除が指示される。
【0058】
以上では、図1の単独電話機を例として説明したが、図2のボタン電話装置では主制御部38が制御回路1の役割を果たすことになり、前述と同様にして本発明を実施でき、同様の作用効果が得られる。なお、ボタン電話装置では、発信相手先終話通知サービスを登録した電話回線とボタン電話機とを関連付けて主記憶部39で管理しておき、SIR着信時の着信音などを、そのSIR着信があった電話回線に対応するボタン電話機から出力すればよい。
また、これらアナログ電話回線に接続されるものではなく、図3,4に示すようなISDN回線に接続される単独電話機やボタン電話装置については、着信検出やBT検出、相手応答検出を制御メッセージで行う点がアナログ電話回線の場合と異なるものの、前述と同様にして本発明を実施でき、同様の作用効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、発信相手先終話通知サービスとして、発信相手先が話中の場合に当該電話回線を再捕捉して発信元から所定のダイヤルを送出して相手先終話通知を網側へ登録することにより、網側からの発信元への特殊着信による呼び出しで発信相手先の終話を通知するサービスが提供されている電話回線に接続される電話装置であって、電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を管理する管理手段と、電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている進行状態を示す可視表示を行う表示手段とを設け、選択された電話回線の進行状態を表示するようにしたものである。また、複数の電話回線に接続される電話装置では、管理手段で、各電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を各電話回線ごとに管理し、表示手段により、いずれかの電話回線を選択する操作に応じて管理手段で管理されている当該電話回線の進行状態を示す可視表示を行うようにしたものである。
【0060】
これにより、従来のように、網側からのSIR着信に応じて着信音を送出するだけの場合と比較して、使用する電話回線で発信相手先終話通知サービスが登録されているかどうかを容易に確認でき、選択した電話回線に発信相手先終話通知サービスが登録されていれば、その後SIR着信による発信相手先の終話が通知されるため、その電話回線の使用を控えるなどの対応をとることができ、既に登録した発信相手先終話通知サービスを効果的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる電話装置(アナログ電話回線用単独電話機)を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態にかかる電話装置(アナログ電話回線用ボタン電話装置)を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態にかかる電話装置(ISDN回線用単独電話機)を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施の形態にボタン電話装置(ISDN回線用ボタン電話装置)の主装置を示すブロック図である。
【図5】 サービス管理処理を示すフローチャートである。
【図6】 電話番号登録処理を示すフローチャートである。
【図7】 SIR着信処理を示すを示すフローチャートである。
【図8】 設定解除処理を示すを示すフローチャートである。
【図9】 状態表示処理を示すフローチャートである。
【図10】 手動発信処理を示すを示すフローチャートである。
【図11】 サービス解除処理を示すフローチャートである。
【図12】 発信相手先終話通知サービスの処理動作を示すシーケンス図である。
【図13】 発信相手先終話通知時の着信信号を示す信号波形図である。
【図14】 発信相手先終話通知のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…制御回路、1A…タイマ、2…着信信号検出回路、3…ループ閉結回路、4…ダイヤル回路、5…通話回路、6…増幅回路、7…音源回路、8…音声録再回路、9…ダイヤルキー、10…機能キー、11…メモリ、12…表示回路、13…リバース検出回路、14…時計回路、15…BT検出回路、16…外線I/F回路、17…音声処理回路、HS1,HS2…フックスイッチ、L…アナログ電話回線、LA…ISDN回線、20A〜20N…ボタン電話機、20…内線伝送路、21…伝送I/F部、22…音声処理部、23…子機制御部、24…操作部、25…表示部、26…メモリ、30…主装置、31…アナログ電話回線、31A…ISDN回線、32…外線I/F部、32A…外線I/F部、33…着信信号検出部、34…BT検出部、35…音声録再部、36…Tスイッチ、37…内線I/F部、38…主制御部、38A…タイマ、39…主記憶部。
Claims (2)
- 発信相手先終話通知サービスとして、発信相手先が話中の場合に当該電話回線を再捕捉して発信元から所定のダイヤルを送出して相手先終話通知を網側へ登録することにより、網側からの前記発信元への特殊着信による呼び出しで前記発信相手先の終話を通知するサービスが提供されている電話回線に接続される電話装置であって、
前記電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を管理する管理手段と、
前記電話回線を選択する操作に応じて前記管理手段で管理されている進行状態を示す可視表示を行う表示手段とを備えることを特徴とする電話装置。 - 発信相手先終話通知サービスとして、発信相手先が話中の場合に当該電話回線を再捕捉して発信元から所定のダイヤルを送出して相手先終話通知を網側へ登録することにより、網側からの前記発信元への特殊着信による呼び出しで前記発信相手先の終話を通知するサービスが提供されている複数の電話回線に接続される電話装置であって、
前記電話回線を用いて登録した発信相手先終話通知サービスの進行状態を各電話回線ごとに管理する管理手段と、
いずれかの電話回線を選択する操作に応じて前記管理手段で管理されている当該電話回線の進行状態を示す可視表示を行う表示手段とを備えることを特徴とする電話装置。
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