JP3671746B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血圧、脈波、生体情報などを手首で測定するのに適した血圧計に関し、詳しくは主に手首を圧迫する空気袋の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気袋による圧迫法を用いた血圧計は、空気袋を動脈が完全に閉塞するまで加圧し、その後徐々に減圧して空気袋の圧迫力に重畳した動脈の脈波信号を捉え、その振幅変化を基に最高、最低、および平均血圧を判定する。圧迫する部位は上腕、手首などが用いられ、自動的に血圧を測定する電子血圧計が知られている。手首には橈骨、尺骨、腱、筋肉および上腕動脈が分岐した橈骨動脈と尺骨動脈と呼ばれる2本の太い動脈が走行している。空気袋による圧迫法を用いた手首血圧計では、空気袋を用いてこの2本の動脈を同時に阻血し、減圧することにより捉えた脈波信号から血圧を判定している。
【0003】
しかしながら、2本の動脈を同時に阻血するためには大きな空気袋の圧迫力が必要であるため、使用者にとっては大きな圧迫感がある。また一般に橈骨動脈よりも尺骨動脈の方が手首表面から深い位置にあり、阻血後の空気袋減圧時に尺骨動脈の脈波信号が橈骨動脈の脈波信号より先に出現することから血圧判定に誤差を生じやすい。したがって橈骨動脈、あるいは尺骨動脈のみを阻血し、血圧を判定する方法が試みられている。たとえば特願昭59−131728号公報には、図21に示すように、橈骨動脈3のみを圧迫する空気袋1が知られている。ここでは橈骨動脈3の直径より大きく、且つ手首手掌側の腱9と橈骨5の距離より小さい手首周方向の長さで、橈骨動脈3に沿って手首長手方向に長い形状をもち、空気袋1が腱9、橈骨5に接しないようにしたものである。ここで、橈骨動脈3は手首手掌側の腱9と橈骨茎状突起部7との間を走行し、橈骨茎状突起部7付近で最も生体表面に近くなることから、腱9と橈骨5の距離より小さい長さで、且つ橈骨茎状突起部7付近を圧迫することにより最も少ない圧力で橈骨動脈3を阻血することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、橈骨動脈3の位置には個人差があり、橈骨動脈3が腱9と橈骨茎状突起部7の間になく、橈骨茎状突起部7を越えて外側を走行している場合があり、このときには従来の特願昭59−131728号公報に開示されているような空気袋1では橈骨動脈3を阻血することができない。また、尺骨動脈4も手首手掌側の腱9と尺骨茎状突起部8との間を走行しているのが一般的であるが、個人差により尺骨茎状突起部8の外側を走行していることもある。さらに、従来の空気袋1では腱9、橈骨5に接しないようにしているため、加圧するとともに空気袋1の位置ずれが起こりやすく、阻血する動脈が手首2内部で逃げやすくなり、このため阻血性が悪くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、血圧判定精度を良くして正確な血圧値を判定できると共に、手首の動脈の位置の個人差に十分に対応でき、しかも加圧中の空気袋の位置ずれや動脈の逃げをなくすことができるうえに、使用者の圧迫感を少なくして、装着者への負担が少ない理想的な空気袋による阻血を実行できる血圧計を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、空気袋1を手首周方向イに巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋1は尺骨動脈4を圧迫せずに、橈骨動脈3のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として橈骨5側に巻き付けたときに橈骨動脈3を通り少なくとも橈骨茎状突起部7に至り且つ尺骨動脈4には至らないような長さLと、手首長手方向ロに対して少なくとも橈骨茎状突起部7の略直上において橈骨動脈3を局所的に圧迫するための幅Dとを有していることを特徴としており、このように構成することで、空気袋1の手首周方向イの一端部を手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50に位置させ、これを起点として空気袋1を橈骨5側に向かって巻き付けることで、尺骨動脈4を阻血せずに、橈骨動脈3のみを確実に阻血でき、同時に阻血した場合に生じる2本の動脈の脈波信号の干渉による血圧判定精度への影響を軽減して、信頼性の高い血圧、脈波測定等の測定を実施できる。また空気袋1を手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として少なくとも橈骨茎状突起部7に至る長さLにすることで、橈骨動脈3の位置の個人差に十分に対応でき、そのうえ加圧中の空気袋1の位置ずれや動脈の逃げをなくすことができると同時に、空気袋1による阻血部位が局所的であるため、使用者の圧迫感も少なくなる。
【0007】
また本発明は、空気袋1を手首周方向イに巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋1は橈骨動脈3を圧迫せずに、尺骨動脈4のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として尺骨6側に巻き付けたときに尺骨動脈4を通り少なくとも尺骨茎状突起部8に至り且つ橈骨動脈3には至らないような長さLと、手首長手方向ロに対して少なくとも尺骨茎状突起部8の略直上において尺骨動脈4を局所的に圧迫するための幅Dとを有していることを特徴としており、このように構成することで、空気袋1の手首周方向イの一端部を手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50に位置させ、これを起点として空気袋1を尺骨側に向かって巻き付けることで、橈骨動脈3を阻血せずに、尺骨動脈4のみを確実に阻血でき、同時に阻血した場合に生じる2本の動脈の脈波信号の干渉による血圧判定精度への影響を軽減し、信頼性の高い血圧、脈波測定等の測定を実施できる。
【0008】
また上記空気袋の上面部11と下面部10とが湾曲状に形成されているのが好ましく、この場合、平面状に貼り合わせた空気袋と比べて、加圧の際に手首2接触側の下面部10のしわが少なくなり、空気袋の手首2への密着性、圧力伝達効率が良くなる。
【0009】
また上記上下2枚のシートを湾曲状に貼り合わせて、空気袋の上面部11と下面部10とを構成するのが好ましく、この場合、手首2への密着性、圧力伝達効率が良くなる。
【0010】
また上記空気袋は、手首2断面の長径方向の主軸ハと手首2外周を囲む曲線との交点のうち阻血する動脈側の点60を通り、且つ手首2断面外周の長さの少なくとも4分の1を含む長さLを有する湾曲形状であるのが好ましく、この場合、手首2において曲率半径の小さい橈骨茎状突起部7または尺骨茎状突起部8への密着性が良くなり、空気袋のずれを防止できる。
【0011】
また上記空気袋は、手首周方向イに湾曲状に形成された上面部11及び下面部10と、これら上面部11と下面部10との間に連設されて手首周方向イ又は手首長手方向ロのいずれか一方の辺に沿って配置される側壁部12とからなる立体形状であるのが好ましく、この場合、加圧にともない空気袋を構成する上面部11が大きく伸びるのを側壁部12によって防止できると共に、空気袋は立体形状をしているので、加圧時の下面部10の伸び変形による加圧力の減少が側壁部12のストロークによって補償される。
【0012】
また上記空気袋は、手首周方向イに湾曲状に形成された上面部11と、下面部10と、これら上面部11と下面部10と間に連設されて手首周方向イの辺及び手首長手方向ロの辺に沿って各々配置される側壁部12,13とからなる立体形状であるのが好ましく、この場合、加圧にともない空気袋を構成する上面部11が大きく伸びるのを手首周方向イと手首長手方向ロの両方の側壁部12,13によって防止できる。
【0013】
また上記手首長手方向ロに設けられた側壁部13のうち、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50側の側壁部13と下面部10とのなす角度が90度以下であるのが好ましく、この場合、加圧時において側壁部13が膨らむのを防いで膨らみによる血圧測定誤差を防止できる。
【0014】
また上記空気袋は手首周方向イに複数の空気室に分割されているのが好ましく、この場合、手首2の凹凸のある表面と空気袋との間に隙間が生じにくくなる。
【0015】
また上記空気袋の上面部11の厚みを下面部10よりも薄するのが好ましく、この場合、空気袋の加圧時には下面部10が上面部11に比べて伸びやすくなるため、空気袋の手首2のへの密着性が更に良くなる。
【0016】
また上記空気袋の側壁部の厚みを上面部11及び下面部10よりも厚くするのが好ましく、この場合、側壁部の膨らみよりも、上面部11及び下面部10の膨らみが大きくなり、手首2の動脈へ向かう圧力伝達の効率が良くなる。
【0017】
また上記空気袋の下面部10が上面部11に比べて伸縮性のある材料で構成されているのが好ましく、この場合、加圧時の下面部10による手首2の動脈への圧迫力をより大きくすることができる。
【0018】
また上記空気袋の側壁部と下面部10との合わせ部が曲率を有しているのが好ましく、この場合、下面部10による手首2の動脈への圧迫力をより大きくできると共に、加圧時に合わせ部に対する応力集中が少なくなる。
【0019】
また上記空気袋は、上面部11と手首周方向イに設けられた側壁部12との合わせ部の角度が90度より小さく、下面部10と手首周方向イに設けられた側壁部12との合わせ部の角度が90度より大きい立体形状であるのが好ましく、この場合、加圧時に合わせ部に生じる応力集中が少なくなる。
【0020】
また上記空気袋の上面部11と下面部10との間の距離が、手首長手方向ロにおける手首2に近い部分及び手首2から遠い部分よりも中央部の方が短く設定されているのが好ましく、この場合、加圧時における中央部の膨らみと、他の部分との膨らみが均等になり、手首長手方向ロの空気袋の位置ずれの影響を少なくできる。
【0021】
また上記空気袋の上面部11と下面部10の手首周方向イの長さが、手首2に近い部分と側壁部との合わせ部よりも、手首2から遠い部分と側壁部との合わせ部の方が短く設定されているのが好ましく、この場合、空気袋の手首2への密着性がさらに良くなる。
【0022】
また上記脈波、血圧測定に用いない方の動脈を、測定に用いる方の動脈とは独立して圧迫する補助空気袋1qであって、橈骨動脈3で脈波、血圧測定中においては尺骨動脈4を圧迫し続け、尺骨動脈4で脈波、血圧測定中においては橈骨動脈3を空圧迫し続けるための補助空気袋1qを備えているのが好ましく、この場合、橈骨動脈3又は尺骨動脈4の一方の動脈で測定される血圧、脈波値が、他方の動脈の影響を受けることがなくなる。
【0023】
また上記手首2に巻回された空気袋を動脈が阻血するまで加圧するポンプ23と、阻血後徐々に排気する定速排気弁24と、空気袋の内圧に重畳した動脈の脈波信号を検出する圧力センサー25と、脈波信号をデジタル化するA/D変換器27と、血圧判定を行う制御回路28と、血圧測定終了後に測定値を表示させる表示器29と、空気袋を急速排気する急速排気弁30とを備えているのが好ましく、この場合、空気袋の内圧に重畳した動脈の脈波のみを抽出し、デジタル信号として制御回路28に取り込まれることで、脈拍数、最高、最低血圧を正確に判定し、表示することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0025】
本実施形態の空気袋1は、図1に示すように、手首周方向イに沿って装着されるものであり、例えばウレタン、シリコンなどの可撓性材料で形成された矩形状の袋体で構成されている。図1(a)は空気袋1を手首に装着した場合を手首断面から見た図であり、図1(b)は手首に装着し空気袋1を真上から見た図である。ここでは、空気袋1は、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として橈骨5側に巻き付けたときに橈骨動脈3を通り少なくとも橈骨茎状突起部7に至り且つ尺骨動脈4には至らないような長さLと、手首長手方向ロに対して少なくとも橈骨茎状突起部7の略直上において橈骨動脈3を局所的に圧迫するための幅Dとを有しており、尺骨動脈4を圧迫せずに、橈骨動脈3のみを圧迫、または阻血できるようになっている。
【0026】
なお、空気袋1の手首周方向イの長さの範囲は、図1(a)に示すように、空気袋1の一端aを手首手掌側の硬い組織エリア50のうちの最も尺骨動脈4側(図1(a)の右側)に位置する腱9を起点として橈骨5側に巻き付けたときに空気袋1の手首周方向イの先端bが尺骨動脈4の手前で止まる最大長さL2と、手首手掌側の硬い組織エリア50のうちの最も橈骨動脈3側(図1(a)の左側)に位置する腱9を起点として橈骨5側に巻き付けたときに空気袋1の手首周方向イの先端bが橈骨茎状突起部7まで達して止まる最短長さL1との間で適宜変更可能である。ここでは、図1(a)に示すように、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50の中間側に位置する腱9を起点として橈骨茎状突起部7を通り、手首の約半周をカバーできる長さL3に設定されている。
【0027】
従って、空気袋1の手首周方向イの一端aを硬い組織エリア50に位置させ、これを起点として空気袋1を橈骨5側に巻いて橈骨動脈3と橈骨茎状突起部7とを圧迫し、且つ尺骨動脈4を圧迫しないようにすることで、空気袋1を橈骨動脈3が生体表面に最も近い位置である橈骨茎状突起部7を含むように装着でき、尺骨動脈4を阻血せずに橈骨動脈3のみを阻血できるようになる。これにより、手首に存在する2本の太い動脈3,4のうち、片方の橈骨動脈3だけを圧迫するので空気袋1が捉える脈波信号は正確なものとなる。つまり、両動脈を圧迫する従来方式の問題における2本の動脈の脈波信号の干渉による影響がないものとなり、血圧判定精度への影響を軽減でき、信頼性の高い血圧、脈波測定等の測定を実施でき、正確な血圧値を判定することができる。
【0028】
しかも、空気袋1の長さを手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として少なくとも橈骨茎状突起部7に至る長さとすることで、橈骨動脈3の位置の個人差に十分に対応できるものとなり、そのうえ加圧中の空気袋1の位置ずれや動脈の逃げをなくすことができると同時に、空気袋1による阻血部位が局所的であるため、使用者の圧迫感が少なく、例えば手首周長が135cm〜220cmまで橈骨動脈3の位置の個人差に影響なく阻血できて、装着者への負担が少ない理想的な空気袋1による阻血を実行できるものである。
【0029】
図2は空気袋1の他例を示している。本例では、空気袋1を、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50を起点として尺骨6側に巻き付けたときに尺骨動脈4を通り少なくとも尺骨茎状突起部8に至り且つ橈骨動脈3には至らないような長さLと、手首長手方向ロに対して少なくとも尺骨茎状突起部8の略直上において尺骨動脈4を局所的に圧迫するための幅Dとを有しており、橈骨動脈3を圧迫せずに、尺骨動脈4のみを圧迫、または阻血できるようになっている。これにより、空気袋1を尺骨動脈4が生体表面に最も近い位置である尺骨茎状突起部8を含むように装着することにより、橈骨動脈3を阻血せずに、尺骨動脈4のみを確実に阻血することができ、上記図1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0030】
次に上記構成の空気袋1が矩形状の袋状で構成されている場合において、上面部11と下面部10とを構成するシートが同じ長さであると、加圧した際に、下面部10にしわが生じてしまい、この場合、圧力が空気袋1全体にわたって均等に手首表面に加わらなくなり、血圧測定が正確に行えない事態が考えられる。
【0031】
以下、空気袋の阻血性を良くするための例を説明する。
【0032】
図3は空気袋1aを湾曲状に形成した場合を示している。ここでは空気袋1aは内側が湾曲面状の型などを用いて、ブロー成形などにより湾曲状に成形されている。このような湾曲状の空気袋1aは平面状に貼り合わせた空気袋と比べて、加圧の際に手首接触側の下面部のしわが少ないため、手首2への密着性、圧力伝達効率が良く、脈波信号の検出精度を高めることができる。
【0033】
図4は空気袋1bを下面部10を構成する内側シート(以下、内側シート10という)と上面部11を構成する外側シート(以下、外側シート11という)を手首2の形状に合わせた湾曲状に貼り合わせた場合を示している。これにより、空気袋1bの製造が簡易となり、手首2への密着性、圧力伝達効率を良くすることができる。
【0034】
図5は空気袋1cを湾曲状に形成する場合において、手首2の外周の少なくとも4分の1を含む長さLを有し、手首断面の長径軸ハと手首2外周との阻血する動脈側の交点60を通り、且つ腱9から橈骨茎状突起部7までの手首外周に合わせた湾曲形状にした場合を示している。これにより、手首2において曲率半径の小さい橈骨茎状突起部7への密着性が良く、圧迫感を感じることなく空気袋1cのずれを防止でき、圧力伝達効率が良くなる。このことは空気袋1cを腱9から尺骨茎状突起部8まで巻いたときも同様である。
【0035】
図6は空気袋1dを、内側シート10と外側シート11の間の手首周方向イに沿ってシート状の側壁部(以下、側壁シート12という)を設けることで立体形状にした場合を示している。ちなみに平面状に貼り合わせた空気袋の場合にあっては、加圧にともない空気袋を構成するシートが大きく伸びてしまい、したがって、この伸び変形により発生する張力が空気袋内圧に影響し、手首を圧迫する加圧力が減少する。本例の空気袋1dでは、内側シート10と外側シート11の間の手首周方向イに側壁シート12を設け、立体形状を構成しているので、加圧時の内側シート10の伸び変形による加圧力の減少が側壁シート12のストロークによって補償されるため、阻血が良いものである。なお、空気袋1dの手首長手方向ロに側壁シート12を設けるようにした場合でも同様の効果がある。さらに図7に示すように、空気袋1eの手首周方向イ及び手首長手方向ロにそれぞれ側壁シート12,13を設けるようにしてもよい。これにより、加圧時においてさらに大きなストロークによる動脈への圧迫力を確保することができる。
【0036】
図8は空気袋1fを、手首長手方向ロに設けられた側壁シート13のうち、手首手掌側の腱9などの硬い組織エリア50側の側壁シート13と内側シート10との角度θが90度以下になるように構成してある。側壁シート13が内側シート10に対して90度を越える場合、加圧時において側壁シート13が膨らみ、その膨らみが尺骨動脈4の真上に位置する手首2に接触し、尺骨動脈4の拍動を捉えることによって血圧測定誤差を生じることがある。しかし本例では側壁シート13の膨らみが、尺骨動脈4の真上に位置する手首2に接触することがないため、尺骨動脈4の脈波を直接受けず、血圧判定誤差を防ぐことができる。
【0037】
なお、上記の図3〜図8においては空気袋1fを橈骨5側へ巻回させた場合であるが、空気袋1fを尺骨6側へ巻回させた場合には橈骨動脈3の拍動によって生じる血圧測定誤差を同様に防ぐことができる。
【0038】
図9は、空気袋1gの内側シート10に仕切り14を設けて手首周方向イにやいて複数の空気室に分割した場合を示している。ちなみに手首の表面は正確には楕円ではなく、凸凹があり、このため空気室が1つしかない空気袋では手首表面との間に隙間ができやすい。しかし図9に示すように空気袋1gの内側シート10に仕切り14を設けて複数の空気室を構成すれば、手首表面への密着性が良くなる。また、図10に示すように、外側シート11に仕切り14をつけて複数の空気室を構成しても良いものであり、さらに、図11に示すように、外側シート11の手首周方向イに複数の小空気袋15を並べ、これらを互いに連通させても良いものである。
【0039】
図12は空気袋1hの内側シート10と外側シート11の材質が同じで、内側シート10の厚さt2を外側シート11の厚みt1よりも薄くした場合を示している。したがって、空気袋1hの加圧時には内側シート10は外側シート11に比べて伸びやすいため、手首2のへの密着性が良く、圧力伝達効率を高めることができる。
【0040】
図13は空気袋1iの手首長手方向ロに設けた側壁シート13の厚みt3を、内側シート10、外側シート11に比べて厚くした場合を示している。これにより、手首長手方向ロの側壁シート13の膨らみよりも、内側シート10の膨らみが大きくなり、手首2の動脈へ向かう圧力伝達の効率が良いものとなる。なお、手首周方向イの側壁シート12の厚みを内側シート10、外側シート11に比べて厚くしたり、あるいは、手首周方向イと手首長手方向ロの両方の側壁シート12,13の厚みをともに内側シート10、外側シート11に比べて厚くした場合にも同様の効果がある。
【0041】
図14は空気袋1jの内側シート10を外側シート11に比べて伸縮性に富む材料で構成した場合を示しており、このように構成することで、内側シート10の加圧時の手首2の動脈への圧迫力をより大きくすることができる。
【0042】
図15は、空気袋1kの手首周方向イに沿って設けた側シート12と内側シート10との合わせ部16に曲率を設けた場合を示している。これにより、内側シート10の手首2の動脈への圧迫力をより大きくすることができる。また加圧時に合わせ部16に生じる応力集中が少なく、耐久性も良くなる。なお、空気袋1kの手首長手方向ロに沿って設けた側シート13と内側シート10との合わせ部17に曲率を設けても良く、また合わせ部16,17の両方に曲率を設けても良いものである。
【0043】
図16は空気袋1tの手首周方向イに沿って設けた側壁シート12と外側シート11との合わせ部18の角度θ1が90度より小さく、手首周方向イに沿って設けた側シート12と内側シート10との合わせ部16の角度θ2が90度より大きい立体形状から構成されている場合を示している。したがって加圧時に合わせ部16に生じる応力集中が少なく、内側シート10の手首2の動脈への圧迫力をより大きく、また耐久性も良くすることができる。
【0044】
図17は空気袋1mの内側シート10と外側シート11との間が弾性体などから成る細い繊維19にて連結され、且つこの繊維19によって内側シート1Oと外側シート11との距離ホが手首長手方向ロにおいて手首に最も近い部分(以下「近位部ト」という。)、及び手首から最も遠い部分(以下「遠位部チ」という)よりも、中央部リ(近位部トと遠位部チとの中間部分)の方が短くなるように、下面側に凹み61を設けている。一般に空気袋を空気などで加圧すると中央部リが最も大きく膨れ、両端部の膨らみは小さい。したがって動脈の阻血には空気袋の位置ずれの影響が大きく現れる。しかしながら本例の空気袋1mであれば加圧時の凹み61が設けられている中央部リの膨らみと、近位部ト及び遠位部チとの膨らみが均等になり、手首長手方向ロの空気袋1mの位置ずれの影響が少なく、血圧測定誤差も軽減できるものとなる。
【0045】
図18(a)は空気袋の更に他例の断面図を示し、図18(b)はその斜視図を示している。一般には近位部トの手首の周長は遠位部チの手首の周長に比べて短い。図18に示す空気袋1nは、近位部トにおける内側シート10と側壁シート12bとの合わせ部16bの周長が、遠位部チにおける内側シート10と側壁シート12aとの合わせ部16aの周長よりも短くされ、且つ近位部トにおける外側シート11と側壁シート12bとの合わせ部20bの周長が、遠位部チにおける外側シート11と側壁シート12aとの合わせ部20aの周長よりも短くされている。これにより空気袋の手首2への密着性をさらに良くすることができる。
【0046】
図19は、脈波、血圧測定に用いる方の動脈を圧迫する空気袋1pと、脈波、血圧測定に用いない方の動脈を圧迫する補助空気袋1qとを備えている場合を示している。空気袋1pを橈骨5側に巻回させ、橈骨動脈3で血圧、脈波を測定している間は、補助空気袋1qは尺骨動脈4を阻血し続け、測定終了とともに空気袋1p,1qの急速排気を行う。このようにすれば、橈骨動脈3で測定される血圧、脈波値が、尺骨動脈4の影響を受けることがない。また逆に空気袋1pを尺骨6側へ巻回し、尺骨動脈4で血圧を測定している間、補助空気袋1qで橈骨動脈3を阻血し続けてもよい。
【0047】
図20は手首血圧計システムの一例を示している。この手首血圧計システムは、腱9から橈骨茎状突起7を含み、橈骨5の方向へ巻回する空気袋1、および空気袋1を手首2に固定するバンド22、橈骨動脈3が阻血するまで加圧するポンプ23、阻血後徐々に排気する定速排気弁24、空気袋1の内圧に重畳した橈骨動脈3の脈波信号を検出する圧力センサー25および例えば0.5〜10Hzのバンドパスフィルタ26、脈波信号をたとえば50Hzのサンプリングでデジタル化するA/D変換器27、血圧判定を行うCPU28、血圧測定終了後、測定値を表示させる表示器29、空気袋1を急速排気する急速排気弁30により構成されている。空気袋1を腱9の真上から橈骨5へ巻回させ、バンド22で手首2に固定した後、たとえば180mmHgまでポンプ23によって加圧し、橈骨動脈3を阻血したのち、たとえば定速排気弁24によって3mmHg/secで減圧しながら、空気袋1の内圧に重畳した橈骨動脈3の脈波のみを圧力センサー25及びバンドパスフィルタ26で抽出する。脈波信号はA/D変換器27でデジタル信号としてCPU28に取り込まれ、脈拍数、最高、最低血圧を判定し、表示器29に表示する。また、本例では、空気袋1を尺骨6の方向へ巻回し、尺骨動脈4の脈波からも同様の血圧測定が可能である。
【0048】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、空気袋を手首周方向に巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋は尺骨動脈を圧迫せずに、橈骨動脈のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として橈骨側に巻き付けたときに橈骨動脈を通り少なくとも橈骨茎状突起部に至り且つ尺骨動脈には至らないような長さと、手首長手方向に対して少なくとも橈骨茎状突起部の略直上において橈骨動脈を局所的に圧迫するための幅とを有しているので、空気袋の手首周方向の一端部を手首手掌側の腱などの硬い組織エリアに位置させ、これを起点として空気袋を橈骨側に向かって巻き付けることで、尺骨動脈を阻血せずに、橈骨動脈のみを確実に阻血できるようになる。従って、同時に阻血した場合に生じる2本の動脈の脈波信号の干渉による血圧判定精度への影響を軽減し、信頼性の高い血圧、脈波測定等の測定を実施でき、正確な血圧値を判定することができる。しかも空気袋を手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として少なくとも橈骨茎状突起部に至る長さにすることで、橈骨動脈の位置の個人差に十分に対応でき、そのうえ加圧中の空気袋の位置ずれや動脈の逃げをなくすことができると同時に、空気袋による阻血部位が局所的であるため、使用者の圧迫感が少なく、装着者への負担が少ない理想的な空気袋による阻血を実行できる。
【0049】
また請求項2記載の発明は、空気袋を手首周方向に巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋は橈骨動脈を圧迫せずに、尺骨動脈のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として尺骨側に巻き付けたときに尺骨動脈を通り少なくとも尺骨茎状突起部に至り且つ橈骨動脈には至らないような長さと、手首長手方向に対して少なくとも尺骨茎状突起部の略直上において尺骨動脈を局所的に圧迫するための幅とを有しているので、空気袋の手首周方向の一端部を手首手掌側の腱などの硬い組織エリアに位置させ、これを起点として空気袋を尺骨側に向かって巻き付けることで、橈骨動脈を阻血せずに、尺骨動脈のみを確実に阻血できるようになる。従って、同時に阻血した場合に生じる2本の動脈の脈波信号の干渉による血圧判定精度への影響を軽減し、信頼性の高い血圧、脈波測定等の測定を実施でき、正確な血圧値を判定することができる。しかも空気袋を手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として少なくとも尺骨茎状突起部に至る長さにすることで、尺骨動脈の位置の個人差に十分に対応でき、そのうえ加圧中の空気袋の位置ずれや動脈の逃げをなくすことができると同時に、空気袋による阻血部位が局所的であるため、使用者の圧迫感が少なく、装着者への負担が少ない理想的な空気袋による阻血を実行できる。
【0050】
また請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、空気袋の上面部と下面部とが湾曲状に形成されているので、平面状に貼り合わせた空気袋と比べて、加圧の際に手首接触側の下面部のしわが少なくなり、空気袋の手首への密着性、圧力伝達効率を良くして、脈波信号の検出精度を高めることができる。
【0051】
また請求項4記載の発明は、請求項3記載の効果に加えて、上下2枚のシートを湾曲状に貼り合わせて、空気袋の上面部と下面部とを構成したので、手首への密着性、圧力伝達効率が良くなる。
【0052】
また請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の効果に加えて、空気袋は、手首断面の長径方向の主軸と手首外周を囲む曲線との交点のうち阻血する動脈側の点を通り、且つ手首断面外周の長さの少なくとも4分の1を含む長さを有する湾曲形状であるので、手首において曲率半径の小さい橈骨茎状突起部または尺骨茎状突起部への密着性が良くなり、空気袋のずれを防止でき、圧力伝達効率が良くなる。
【0053】
また請求項6記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の効果に加えて、空気袋は、手首周方向に湾曲状に形成された上面部及び下面部と、これら上面部と下面部との間に連設されて手首周方向又は手首長手方向のいずれか一方の辺に沿って配置される側壁部とからなる立体形状であるので、加圧にともない空気袋を構成する上面部が大きく伸びるのを側壁部によって防止でき、従って、伸び変形により発生する張力が空気袋内圧に影響して手首を圧迫する加圧力が減少するという問題を解決できる。しかも空気袋は立体形状をしているので、加圧時の下面部の伸び変形による加圧力の減少が側壁部のストロークによって補償されるため、阻血性が良くなる。
【0054】
また請求項7記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の効果に加えて、空気袋は、手首周方向に湾曲状に形成された上面部と、下面部と、これら上面部と下面部と間に連設されて手首周方向の辺及び手首長手方向の辺に沿って各々配置される側壁部とからなる立体形状であるので、加圧にともない空気袋を構成する上面部が大きく伸びるのを手首周方向と手首長手方向の両方の側壁部によって防止でき、従って、手首を圧迫する加圧力の減少防止を図ることができると共に、加圧時においてさらに大きなストロークによる動脈への圧迫力を確保することができ、阻血性が一層良くなる。
【0055】
また請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7記載の効果に加えて、手首長手方向に設けられた側壁部のうち、手首手掌側の腱などの硬い組織エリア側の側壁部と下面部とのなす角度が90度以下であるので、加圧時において側壁部が膨らむのを防いで膨らみによる血圧測定誤差を防止することができる。
【0056】
また請求項9記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の効果に加えて、空気袋は手首周方向に複数の空気室に分割されているので、手首の凹凸のある表面と空気袋との間に隙間が生じにくくなり、空気袋の手首表面への密着性が良くなる。
【0057】
また請求項10記載の発明は、請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8のいずれかに記載の効果に加えて、空気袋の上面部の厚みを下面部よりも薄くしたので、空気袋の加圧時には下面部が上面部に比べて伸びやすくなるため、空気袋の手首のへの密着性が更に良くなり、圧力伝達効率を高めることができる。
【0058】
また請求項11記載の発明は、請求項6又は請求項7又は請求項8記載の効果に加えて、空気袋の側壁部の厚みを上面部及び下面部よりも厚くしたので、側壁部の膨らみよりも、上面部及び下面部の膨らみが大きくなり、手首の動脈へ向かう圧力伝達の効率が良くなる。
【0059】
また請求項12記載の発明は、請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11記載の効果に加えて、空気袋の下面部が上面部に比べて伸縮性のある材料で構成されているので、加圧時の下面部による手首の動脈への圧迫力をより大きくすることができる。
【0060】
また請求項13記載の発明は、請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項11記載の効果に加えて、空気袋の側壁部と下面部との合わせ部が曲率を有しているので、下面部による手首の動脈への圧迫力をより大きくできると共に、加圧時に合わせ部に対する応力集中が少なくなり、耐久性も良くなる。
【0061】
また請求項14記載の発明は、請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項11記載の効果に加えて、空気袋は、上面部と手首周方向に設けられた側壁部との合わせ部の角度が90度より小さく、下面部と手首周方向に設けられた側壁部との合わせ部の角度が90度より大きい立体形状であるので、加圧時に合わせ部に生じる応力集中が少なくなり、下面部の手首の動脈への圧迫力がより大きくなり、また耐久性も一層良くなる。
【0062】
また請求項15記載の発明は、請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11又は請求項12記載の効果に加えて、空気袋の上面部と下面部との間の距離が、手首長手方向における手首に近い部分及び手首から遠い部分よりも中央部リの方が短く設定されているので、空気袋を空気などで加圧すると中央部リが最も大きく膨れ、両端部の膨らみが小さくなった場合でも、中央部リにおける上面部と下面部との間の距離をその両側よりも短くすることで加圧時における中央部リの膨らみと、他の部分との膨らみが均等になり、手首長手方向の空気袋の位置ずれの影響が少なく、血圧測定誤差を軽減することができる。
【0063】
また請求項16記載の発明は、請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11又は請求項12記載の効果に加えて、空気袋の上面部と下面部の手首周方向の長さが、手首に近い部分と側壁部との合わせ部よりも、手首から遠い部分と側壁部との合わせ部の方が短く設定されているので、空気袋の手首への密着性がさらに良くなる。
【0064】
また請求項17記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、脈波、血圧測定に用いない方の動脈を、測定に用いる方の動脈とは独立して圧迫する補助空気袋であって、橈骨動脈で脈波、血圧測定中においては尺骨動脈を圧迫し続け、尺骨動脈で脈波、血圧測定中においては橈骨動脈を空圧迫し続けるための補助空気袋を備えているので、橈骨動脈又は尺骨動脈の一方の動脈で測定される血圧、脈波値が、他方の動脈の影響を受けることがなくなり、血圧測定誤差をより軽減できる。
【0065】
また請求項18記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、手首に巻回された空気袋を動脈が阻血するまで加圧するポンプと、阻血後徐々に排気する定速排気弁と、空気袋の内圧に重畳した動脈の脈波信号を検出する圧力センサーと、脈波信号をデジタル化するA/D変換器と、血圧判定を行う制御回路と、血圧測定終了後に測定値を表示させる表示器と、空気袋を急速排気する急速排気弁とを備えているので、空気袋の内圧に重畳した動脈の脈波のみを抽出し、デジタル信号として制御回路に取り込むことができるので、脈拍数、最高、最低血圧を正確に判定し、表示できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)は橈骨動脈を圧迫する場合の空気袋の装着状態を示す断面図、(b)は同上の空気袋の装着状態を手首手掌側から見た平面図である。
【図2】他の実施形態の一例を示し、(a)は尺骨動脈を圧迫する場合の空気袋の装着状態を示す断面図、(b)は同上の空気袋の装着状態を手首手掌側から見た平面である。
【図3】他の実施形態の断面図である。
【図4】更に他の実施形態の断面図である。
【図5】更に他の実施形態の断面図である。
【図6】更に他の実施形態の斜視図である。
【図7】更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】更に他の実施形態の断面図である。
【図9】更に他の実施形態の断面図である。
【図10】更に他の実施形態の断面図である。
【図11】更に他の実施形態の断面図である。
【図12】更に他の実施形態の断面図である。
【図13】更に他の実施形態の断面図である。
【図14】更に他の実施形態の斜視図である。
【図15】(a)は更に他の実施形態の断面図、(b)は手首長手方向から見た側面図である。
【図16】(a)は更に他の実施形態の断面図、(b)は手首長手方向から見た側面図である。
【図17】(a)は更に他の実施形態の断面図、(b)は手首長手方向から見た側面図である。
【図18】(a)は更に他の実施形態の側面図、(b)は斜視図である。
【図19】更に他の実施形態の断面図である。
【図20】同上の血圧計の概略構成図である。
【図21】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1,1a〜1q 空気袋
2 手首
3 橈骨動脈
4 尺骨動脈
5 橈骨
6 尺骨
7 橈骨茎状突起
8 尺骨橈骨茎状突起
9 腱
13 側壁部
15 仕切り

Claims (18)

  1. 空気袋を手首周方向に巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋は尺骨動脈を圧迫せずに、橈骨動脈のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として橈骨側に巻き付けたときに橈骨動脈を通り少なくとも橈骨茎状突起部に至り且つ尺骨動脈には至らないような長さと、手首長手方向に対して少なくとも橈骨茎状突起部の略直上において橈骨動脈を局所的に圧迫するための幅とを有していることを特徴とする血圧計。
  2. 空気袋を手首周方向に巻回させて圧迫、または阻血する血圧計において、空気袋は橈骨動脈を圧迫せずに、尺骨動脈のみを圧迫、または阻血できるように、手首手掌側の腱などの硬い組織エリアを起点として尺骨側に巻き付けたときに尺骨動脈を通り少なくとも尺骨茎状突起部に至り且つ橈骨動脈には至らないような長さと、手首長手方向に対して少なくとも尺骨茎状突起部の略直上において尺骨動脈を局所的に圧迫するための幅とを有していることを特徴とする血圧計。
  3. 空気袋の上面部と下面部とが湾曲状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血圧計。
  4. 上下2枚のシートを湾曲状に貼り合わせて、空気袋の上面部と下面部とを構成したことを特徴とする請求項3記載の血圧計。
  5. 空気袋は、手首断面の長径方向の主軸と手首外周を囲む曲線との交点のうち阻血する動脈側の点を通り、且つ手首断面外周の長さの少なくとも4分の1を含む長さを有する湾曲形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の血圧計。
  6. 空気袋は、手首周方向に湾曲状に形成された上面部及び下面部と、これら上面部と下面部との間に連設されて手首周方向又は手首長手方向のいずれか一方の辺に沿って配置される側壁部とからなる立体形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の血圧計。
  7. 空気袋は、手首周方向に湾曲状に形成された上面部と、下面部と、これら上面部と下面部と間に連設されて手首周方向の辺及び手首長手方向の辺に沿って各々配置される側壁部とからなる立体形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の血圧計。
  8. 手首長手方向に設けられた側壁部のうち、手首手掌側の腱などの硬い組織エリア側の側壁部と下面部とのなす角度が90度以下であることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の血圧計。
  9. 空気袋は手首周方向に複数の空気室に分割されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の血圧計。
  10. 空気袋の上面部の厚みを下面部よりも薄くしたことを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8のいずれかに記載の血圧計。
  11. 空気袋の側壁部の厚みを上面部及び下面部よりも厚くしたことを特徴とする請求項6又は請求項7又は請求項8記載の血圧計。
  12. 空気袋の下面部が上面部に比べて伸縮性のある材料で構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11記載の血圧計。
  13. 空気袋の側壁部と下面部との合わせ部が曲率を有していることを特徴とする請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項11記載の血圧計。
  14. 空気袋は、上面部と手首周方向に設けられた側壁部との合わせ部の角度が90度より小さく、下面部と手首周方向に設けられた側壁部との合わせ部の角度が90度より大きい立体形状であることを特徴とする請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項11記載の血圧計。
  15. 空気袋の上面部と下面部との間の距離が、手首長手方向における手首に最も近い部分及び手首から最も遠い部分よりも中央部の方が短く設定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11又は請求項12記載の血圧計。
  16. 空気袋の上面部と下面部の手首周方向の長さが、手首に最も近い部分と側壁部との合わせ部よりも、手首から最も遠い部分と側壁部との合わせ部の方が短く設定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項10又は請求項11又は請求項12記載の血圧計。
  17. 脈波、血圧測定に用いない方の動脈を、測定に用いる方の動脈とは独立して圧迫する補助空気袋であって、橈骨動脈で脈波、血圧測定中においては尺骨動脈を圧迫し続け、尺骨動脈で脈波、血圧測定中においては橈骨動脈を空圧迫し続けるための補助空気袋を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血圧計。
  18. 手首に巻回された空気袋を動脈が阻血するまで加圧するポンプと、阻血後徐々に排気する定速排気弁と、空気袋の内圧に重畳した動脈の脈波信号を検出する圧力センサーと、脈波信号をデジタル化するA/D変換器と、血圧判定を行う制御回路と、血圧測定終了後に測定値を表示させる表示器と、空気袋を急速排気する急速排気弁とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血圧計。
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