JP3669977B2 - アクセサリーの製作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッジなどのアクセサリーの製作装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、缶バッジに代表されるような、子供向けのアクセサリーが永年にわたって販売されているが、市場で販売されているものは、特定のタレント、歌手あるいはキャラクター等が描かれている商品であり、必ずしも自分の好きな絵柄が表示されているものがあるとは限らない。
【0003】
これに対し、最近、個人的な写真や絵を表現した缶バッジの製作装置も知られている。これは、円形の金属板上に好みの写真や絵柄を載せ手固定するものである。
【0004】
しかし、金属板は薄いので、装置を操作するときに扱いが悪いと怪我をするおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解消し、自分好みのオリジナルのアクセサリーを簡単、確実に作ることができ、子どもでも使用できるように安全面にも配慮したバッジなどのアクセサリーの製作装置を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るアクセサリーの製作装置は、円形等の適宜の形状を有し、表裏2枚のアクセサリー材の間に写真やイラスト等の装飾を施したシートを挟んだ状態で載置したものを加圧して上記表裏2枚のアクセサリー材の間に紙材を挟持させる装置本体とから構成され、以下の要件を備えたことを特徴とする。
(イ)上記装置本体は、開口部を有し、該開口部の内部にはアクセサリー材を載置する載置部が設けられ、開口部には開閉自在のドア部材が設けられていること
(ロ)上記開口部内上方には、操作レバーにより上記アクセサリー材を加圧するための加圧部材が配置されていること
(ハ)上記操作レバーは、上記ドア部材に係合可能に配置され、ドア部材が全閉時にのみドア部材との係合が解除されるように形成されていること
(ニ)上記載置部の下方には、加圧によって製作されたアクセサリーの排出口が形成され ていること
(ホ)上記排出口は開閉自在に形成されていること」
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において符号1はバッジの製作装置を示す。この製作装置1は装置本体1aとバッジ部材2とそのホルダ3(図2及び図4参照)とから構成されている。
【0008】
装置本体1aは筒状に形成され、その前面には開口部4が形成され、開口部4には平面視において円弧状のドア部材5が摺動自在に配置されている。ドア部材5を摺動することにより、上記開口部4が開閉されるようになっている。ドア部材5の上端には内側に屈曲した係合片5aが形成されている。
【0009】
上記開口部4の内側上部には加圧部材6が上下動自在に配置されている。図2に示されるように、加圧部材6の上部は押し杆7を介して操作レバー8に回動自在に連結されている。操作レバー8は一部が曲がった部材で、上端は装置本体1aの上部に形成された案内溝9を貫通して外方に突出され、握り玉10が形成されている。操作レバー8の下端近傍は装置本体1aの支軸11に回動自在に連結されている。また、操作レバー8は全体として斜めに配置されるが、上記下端は水平になるように屈曲して係合部12が形成されている。なお、操作レバー8はバネ13により常時加圧部材6が上方に位置するように付勢されている。
【0010】
ところで、操作レバー8の下端の係合部12はドア部材5の上端の係合片14の下部に係合するように配置されている。この係合は、図3に示されるように、ドア部材5が摺動して開口部4を全閉した時にのみ解除されるように形成されている。
【0011】
上記開口部4の内側底部にはホルダ3が嵌まる程度の穴15が形成され、ホルダ3の載置部16が形成されている。上記穴15は上記加圧部材6の下方に位置している。載置部16は上記穴15の下に受け板17を前後に移動可能に設けることによって開閉自在になっている。すなわち、受け板17の一端には突軸部18が突出形成され、その端部は垂直軸19によって水平方向に回動可能に支持されている。そして、バネ20によって常時上記穴15を閉じる方向に付勢されている。また、突軸部18の下方には突部21が形成され、突部21には上記開口部4の側部に設けられた押しボタン22の軸体22aの先端に係合している。したがって、押しボタン22を押すことによって受け板17は回動して穴15を開放することができる。
【0012】
上記穴15の下方には傾斜したバッジ排出板23が形成されている。バッジ排出板23は上記開口部4の下方の排出口29に臨んでいる。
【0013】
図4に示されるように、バッジ部材2は、それぞれ円板状に形成された透明の大径バッジ部材2aと小径バッジ部材2bと装飾シート2cとから構成されている。また、大径バッジ部材2aの裏面の外周には縁部が形成され、該周縁部の内側には凹部24が形成されている。そして、凹部24の内面には一定の間隔に溝25が形成されている。これに対し、小径バッジ部材2bの外周面には一定の間隔に突起26が形成されている。小径バッジ部材2bの突起26は大径バッジ部材2aの溝25の内側に係合可能に形成されている。
【0014】
装飾シート2cは表面に写真や絵柄などが表示されているもので、紙でも合成樹脂シートでもよい。装飾シート2cは上記大径バッジ部材2aの凹部24の内側に収まる大きさに形成されている。写真などを上記凹部に収まる大きさに形成するには、適宜のテンプレートを使えばよい。
【0015】
ホルダ3は、ドーナツ状に形成され、表面には上記大径バッジ部材2aが嵌まる程度の凹部27が形成されている。
【0016】
次に、上記構成のバッジの製作装置1の使用態様について説明する。まず、大径バッジ部材2aの凹部24の内側に装飾シート2cを裏側にして収める。その上に小径バッジ部材2bを重ねる。さらに、バッジ部材2をホルダ3の凹部27内に嵌合させ、装置本体1aのドア部材5を全開して上記バッジ部材2を開口部4の内側の載置部16の上に載置する。そして、ドア部材5を閉める。このとき、ドア部材5を半端に閉めると、ドア部材5の上端の係合片14と操作レバー8の下端の係合部12とが係合して操作レバー8は作動できない。ドア部材5を全閉した後、操作レバー8の握り玉10を握って下方に回動させると、加圧部材6が下降してホルダ3の小径バッジ部材2bを下方に加圧する。この圧力によって小径バッジ部材2bは大径バッジ部材2aの凹部24内に強制的に嵌合され、大径バッジ部材2aの凹部24の内面の溝25に小径バッジ部材2bの外周面の突起26が係合する。これによって、装飾シート2cが大径バッジ部材2aと小径バッジ部材2bとの間に挟持され、バッジが完成する。その後、操作レバー8を離して初期位置に戻す。図5(a)(b)は完成したバッジAを示す。
【0017】
バッジが完成したら、装置本体1aの下部の押しボタン22を押すと、載置部16の受け板17が回動して穴15が開放し、バッジは穴15の下方のバッジ排出板23を滑落して排出口29から排出される。
【0018】
バッジAは両面接着材によって直接に衣服やバッグに固定してもよく、またバッジAの小径バッジ部材2bの背面に適宜のクリップや留めピンを接着固定して留めるようにしてもよい。
【0019】
なお、上述の例は円形のバッジを製作する装置に関するものであったが、この例に限定されない。方形であってもよく、また他のアクセサリーを製作するのにも利用することができる。
【0020】
また、大径バッジ部材の一部を表面側に膨出させ、この膨出部にビーズや色付きの飾り砕片を入れるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、出来合いのものではなく、自分好みのオリジナルのアクセサリーを簡単、確実に作ることができる。操作レバーはドア部材が全閉時にのみドア部材の係合が解除されるようになっているから、子どもが開口部から指を入れた状態では操作レバーを作動させることができない。したがって、子どもでも安全に使用することができる。
【0022】
また、製作されたアクセサリーは、ドア部材を作動させなくても載置部を開放することにより排出口から取り出すことができるので、扱いが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアクセサリーの製作装置の一例の斜視図
【図2】 上記製作装置の要部の縦断面図
【図3】 上記製作装置の要部の横断面図
【図4】 バッジ部材とホルダの分解斜視図
【図5】 (a)(b)は完成したバッジの斜視図及び縦断面図
【符号の説明】
1 バッジの製作装置
4 開口部
5 ドア部材
8 操作レバー
16 載置部
Claims (1)
- 円形等の適宜の形状を有し、表裏2枚のアクセサリー材の間に写真やイラスト等の装飾を施したシートを挟んだ状態で載置したものを加圧して上記表裏2枚のアクセサリー材の間に紙材を挟持固定させるとともに、以下の要件を備えたことを特徴とするアクセサリーの製作装置。
(イ)上記装置本体は、開口部を有し、該開口部の内部にはアクセサリー材を載置する載置部が設けられ、開口部には開閉自在のドア部材が設けられていること
(ロ)上記開口部内上方には、操作レバーにより上記アクセサリー材を加圧するための加圧部材が配置されていること
(ハ)上記操作レバーは、上記ドア部材に係合可能に配置され、ドア部材が全閉時にのみドア部材との係合が解除されるように形成されていること
(ニ)上記載置部の下方には、加圧によって製作されたアクセサリーの排出口が形成されていること
(ホ)上記排出口は開閉自在に形成されていること」
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