JP3161627U - 軟質フォトフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】窓ガラスや冷蔵庫、トイレのタンク、机上などに便利良く貼り付けて、写真を飾ることができるようにする。【解決手段】自己粘着力を発揮するシリコーンゴム又はスチレン系熱可塑性エラストマーから、写真透視窓(11)が開口するシート体(10)として成形されており、ガラスや金属、タイル、プラスチック、その他の各種材質から成る平滑な対象面(A)へ写真(12)を押え付けるべく、その対象面(A)へ上記シート体(10)の裏面を自己粘着力のみによって貼り付け使用する。【選択図】図13

Description

本考案はガラスや金属、タイル、プラスチック、皮革、木質材、その他の各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面へ、好みの写真(本願の明細書並びに実用新案登録請求の範囲において、印画紙(感光紙)に焼き付られた写真のみならず、印画紙タイプの光沢があるプリント用紙へインクジェットプリンターなどによってプリントされたそれも含む。)を簡単に便利良く押え付け使用できる軟質フォトフレームに関する。
例えば、冷蔵庫のドアーパネルや衣類収納用ロッカー、書類収納用キャビネットなどの平滑面へ、好みの写真を簡単に便利良く押え付けることができるフォトフレームとしては、下記特許文献1〜4に開示のマグネット(磁力)を利用したそれが公知である。
特開2002−119400号公報 実用新案登録第3051400号公報 実開昭60−86168号公報 実開昭52−40894号公報
ところが、上記特許文献1を代表例に挙げて言えば、磁着可能な材面の金属壁(6)でなければ使用できず、押え付け対象面の制約を受けることはもとより、フォトフレーム(1)を写真(7)へ接近させる前に、その写真(7)を図2に示す如く、金属壁(6)へ当てがって落ちないように保持している必要があり、両手を使用しなければならないため、希望の位置決め個所へすばやく写真を押え付けることができず、利便性に劣る。
また、上記特許文献3にはゴム又は合成樹脂などの柔軟体に磁性粉末を混入・着磁したマグネット平板から打ち抜かれることにより、不要時には曲げてロール状にできるマグネット額縁が開示されているが、これでは写真や絵画(7)の大きさ・形状に応じた口取り縁(窓口)(3)と裏板(マグネット平板)(6)とを設ける必要があり、その窓口(3)の内部へ写真や絵画(7)を装填して、裏板(6)の磁力により一体化しなければならないので、やはり簡単に便利良く使用できず、必要構成としてもいたづらに複雑・重量化する。
本考案はこのような課題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では自己粘着力を発揮するシリコーンゴム又はスチレン系熱可塑性エラストマーから、写真透視窓が開口するシート体として成形されており、ガラスや金属、タイル、プラスチック、その他の各種材質から成る平滑な対象面へ写真(印画紙に焼き付けられた写真のみならず、印画紙タイプの光沢があるプリント用紙へインクジェットプリンターなどによってプリントされたそれも含む。)を押え付けるべく、その対象面へ上記シート体の裏面を自己粘着力のみによって貼り付け使用することを特徴とする。
又、請求項2ではシート体自身の輪郭形状又は/及びその写真透視窓の開口形状を、キャラクターの輪郭形状に造形すると共に、そのシート体の裏面に写真受け入れ用凹段面を設けたことを特徴とする。
請求項3ではシート体自身に写真の透視不可能な着色カラーを施したことを特徴とする。
請求項4ではシート体自身に芳香性を与えたことを特徴とする。
請求項5ではシリコーンゴムから成るシート体に光沢用ラメ又はホログラムを焼き付けたことを特徴とする。
請求項6では文字、図形、記号若しくはこれらの結合から成る標章をシート体の表面へ直かに印刷するか、又はその標章をシート体の表面から隆起若しくは陥没する状態に賦形したことを特徴とする。
更に、請求項7では文字、図形、記号若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合から成る標章が印刷された可飾シールを、シート体の表面へ接着したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、その軟質フォトフレームは自己粘着力を発揮するシリコーンゴム又はスチレン系熱可塑性エラストマーから、写真透視窓が開口するシート体として成形されているため、ガラスや金属、タイル、プラスチック、その他の各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面へ制約なく、上記シート体の裏面を自己粘着力のみによって確実に貼り付けることができ、自由自在に弾性変形することとも相俟って、上記対象面へ写真を安定な密着状態に押え付け維持し得るのであり、不慮に脱落するおそれはない。
特に、上記フォトフレームになるシート体の裏面は平滑面をなし、印画紙(感光紙)に焼き付けられた写真や印画紙タイプの光沢があるプリント用紙へインクジェットプリンターなどによってプリントされたそれの表面は、光沢のある平滑面であるため、一旦裏返し状態に載置したフォトフレームのシート体上へ、同じく裏返し状態の写真を載せて押え付ければ、そのシート体の裏面と写真の表面とが貼り合わされた仮り止め状態になり、その結果これを片手によって把持しつつ、上記各種材質から成る平滑な対象面へ写真をすばやく押え付けることができ、使用上の利便性に著しく優れる。
また、請求項2の構成を採用するならば、シート体自身又はその写真透視窓がキャラクターの輪郭形状を有することによって、そのフォトフレームに装飾効果を与えることができる一方、シート体の裏面から陥没する写真受け入れ用凹段面へ、写真を不慮に位置ズレしない安定な挿入状態に保てる効果がある。
請求項3の構成を採用するならば、シート体自身に施した着色カラーによって、そのフォトフレームを加飾できるほか、写真の輪郭形状が表側から見苦しく透視されてしまうおそれを防止し得る効果もある。
請求項4の構成を採用するならば、フォトフレームになるシート体自身から発散する芳香により、優雅味を感得させることもできる。
請求項5の構成を採用するならば、シリコーンゴムから成るシート体の表面に焼き付けられた光沢用ラメ又はホログラムにより、そのフォトフレームにキラキラ輝くプリズム効果を与えることができる。
更に、請求項6又は請求項7の構成を採用するならば、シート体の表面に印刷又は賦形された標章や、同じくシート体の表面へ接着された別個な可飾シールによって、そのフォトフレームに興趣変化に富む装飾効果を発揮させることができ、付加価値の向上にも役立つ。
本考案に係る軟質フォトフレームの第1実施形態を示す正面図である。 図1の2−2線断面図である。 そのフォトフレームのプレス加硫金型を示す平面図である。 上記プレス加硫金型の型開き状態を示す断面図である。 同じく金型の型締め状態を示す断面図である。 別なプレス加硫金型を示す図3に対応する平面図である。 フォトフレームのシート体に対する写真の貼り合わせ仮り止め状態を示す断面図である。 図7から引き続いてフォトフレームを各種材質の平滑な対象面へ貼り付けた使用状態の断面図である。 図8の拡大正面図である。 本考案に係る軟質フォトフレームの第2実施形態を示す正面図である。 図10の11−11線断面図である。 そのフォトフレームのプレス加硫金型を示す平面図である。 同じくフォトフレームの使用状態を示す正面図である。 本考案に係る軟質フォトフレームの第3実施形態を示す正面図である。 図14の15−15線断面図である。 そのフォトフレームの使用状態を示す正面図である。 本考案に係る軟質フォトフレームの第4実施形態を示す正面図である。 図17の18−18線断面図である。 そのフォトフレームの使用状態を示す正面図である。 写真透視窓の型抜き片を抽出して示す正面図である。 図20の21−21線断面図である。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1、2はその軟質フォトフレーム(F)の第1実施形態を示しており、これは低硬度(好ましくは50度以下)のシリコーンゴムから一定な厚み(t)(例えば約3mm)と長方形(例えば約140mm×約180mm)の輪郭形状を有し、表面(10a)と裏面(10b)の平滑なシート体(10)として成形・加硫されている。
(11)はそのシート体(10)のほぼ中央部に設けられた写真透視窓であり、例えばLサイズ(89mm×127mm)の写真(12)を押え付け得る対応的な大きさの長方形(約75mm×約110mm)に開口している。
しかも、上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)をシリコーンゴムから成形・加硫する際、後述する所定比率のシリコーンオイルが混合されており、これによって強い自己粘着力(タック力)を発揮し得るようになっている。そのため、シート体(10)が低硬度の柔軟性に富むシリコーンゴムから成ることや、そのシート体(10)の裏面(10b)が平滑であることとも相俟って、これをガラスやプラスチック、タイル、金属、その他の各種材質から成る品物又は場所のツルツルした平滑な対象面(A)へ、その自己粘着力のみによって確実に貼り付け使用でき、その上記対象面(A)が凸曲面や凹曲面であっても、常に安定良く密着した貼り付け状態を得られる。
また、同じくシート体(10)をシリコーンゴムから成形・加硫する際には、後述する所定比率の無機顔料も混合されており、これによってシート体(10)自身に写真(12)を透視できない着色カラーが与えられている。シート体(10)における上記写真透視窓(11)を除く残余の全体が、写真(12)を表側から隠蔽するようになっているのである。その着色カラーとしては如何なる有彩色であってもさしつかえない。
図3〜5は上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)のプレス加硫金型(M)を例示しており、これは合計4個のフレーム状キャビティ(凹窩)(C)を備えた下型(13)と、その下型(13)のキャビティ(C)を密閉し得る上型(熱盤)(14)との1組から成り、その上型(14)を複数本の昇降ガイドピン(15)に沿って、下型(13)から昇降作動させることができるようになっている。(16)はスライドベース(17)に対する下型(13)の取付け固定ネジである。尚、上記キャビティ(C)の賦形面は平滑に研磨され、メッキ処理も施されている。
このようなプレス加硫金型(M)を用いて、上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)を製造するに当っては、先に例示した50度以下の低硬度シリコーンゴム(コンパウンド)と、その100重量%の5〜20重量%に相当するシリコーンオイルと、同じくシリコーンゴムの100重量%に対する4〜10重量%の加硫剤と、やはりシリコーンゴムの100重量%に対する0.8重量%以上の無機顔料(但し、蛍光顔料の場合には1.8重量%以上)とを混合して、その混合材料を図3〜5のように上記プレス加硫金型(M)における下型(13)のキャビティ(C)内へ装入し、予じめタイマーにより設定した時間だけ加熱・加圧すれば良い。その加熱温度は約150℃〜約180℃として、約3分〜約7分だけ電気加熱する。加圧力は約100トンである。
そうすれば、図1、2のような強い自己粘着力(タック力)が発現する上記シート体(10)の合計4個を、一挙同時に得られる。但し、図3と対応する図6の別なプレス加硫金型(M)から示唆されるように、合計4個分が連通する大きな1個のキャビティ(C)を備えた下型(13)の使用によって、これと対応する大きな輪郭形状のシート体(10)を成形・加硫した後、抜き刃型(図6の鎖線参照)を用いて、目的とする図1、2のような大きさ・形状に型抜きし、上記シート体(10)の所謂多数個取りを行なっても良い。尚、その他の構成は図3に記載のそれと実質的に同一であるため、図6に図3との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
何れにしても、上記フォトフレーム(F)は自己粘着力(タック力)を発揮するシリコーンゴムから、写真透視窓(11)が開口するシート体(10)として成形されており、平滑な裏面(10b)を有しているため、これを自己粘着力のみによって、図7〜9のようにガラスやプラスチック、タイル、金属、その他の各種材質から成る品物又は場所(例えば自動車の窓ガラスや冷蔵庫のドアーパネル、トイレのタンク、金属製ロッカー等々)の平滑な対象面(A)へ貼り付け使用し、その対象面(A)へ希望の写真(12)を確実に押え付け維持することができる。
つまり、上記フォトフレーム(F)を使用するに当っては、例えば台紙やテーブルなどの粗面(ツルツルしていない非平滑面)上に、そのフォトフレーム(F)のシート体(10)を裏返し状態に載置し、その上へ更に目的の写真(12)を裏返し状態に載置して、軽く押し付ける。
そうすれば、写真(12)の光沢がある平滑な表面と、上記シート体(10)の平滑な裏面(10b)とはそのシート体(10)の自己粘着力によって、一旦図7のように貼り合わされた仮り止め状態になるため、これを片手で把持しつつ、図7から図8、9に示す如く、上記各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へ容易に貼り付け作業することができ、その結果その対象面(A)に対する上記写真(12)の確実な押え付け状態を得られることになる。その写真(12)が図9のように上記フォトフレーム(F)の写真透視窓(11)を通じて、表側から目視されることは言うまでもない。
その場合、フォトフレーム(F)のシート体(10)と貼り合う仮り止め状態の写真(12)は、図7のようにシート体(10)の裏面(10b)から一定厚み分だけ突出するが、そのシート体(10)自身は弾性変形するため、図8、9のように上記対象面(A)へ密着状態に貼り付いて、写真(12)を脱落のおそれなく押え付けることができ、このことは上記対象面(A)の凹曲面や凸曲面であっても変らない。
また、上記フォトフレーム(F)におけるシート体(10)の写真透視窓(11)を除く残余の全体には、写真(12)の透視不能な着色カラーが施されているため、その写真(12)の輪郭形状が表側から見苦しく透視されてしまうおそれはなく、優美な装飾効果も得られる。
上記フォトフレーム(F)のシート体(10)はこれを貼り付けた対象面(A)から、誰でも指先によって容易に剥ぎ取ることができ、その剥ぎ取るも上記対象面(A)に見苦しい貼り付け痕跡が残ることはない。更に、塵埃や油脂分などの付着に基いて、フォトフレーム(F)の自己粘着力が低下したような場合には、水洗い乾燥して、繰り返し使用することも可能である。
上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)をシリコーンゴムから成形・加硫する場合、そのプレス加硫金型(M)におけるキャビティ(C)の賦形面へ、光沢用ラメやホログラムの粉末を散布することによって、その成形・加硫されるシート体(10)の表面(10a)に、プリズム効果がある光沢用ラメ(18)(図9のドッド参照)やホログラムなどを焼き付けても良い。
また、上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)を同じくシリコーンゴムから成形・加硫する場合、そのシリコーンゴムの100重量%に対する0.5〜2.0重量%の香料も混合(練り込み)することによって、その成形・加硫されるシート体(10)に芳香性を与えても良い。更に、その成形・加硫後香料の液中ヘ所定時間だけ直かに浸漬させて、芳香性を与えることも可能である。
次に、図10〜13は本考案に係る軟質フォトフレーム(F)の第2実施形態を示しており、これではシリコーンゴムから成るシート体(10)自身の輪郭形状を、キャラクター(例えば愛らしい猫の顔)の輪郭形状に造形している。そのほぼ中央部に開口している写真透視窓(11)は、一例として約70mm×約100mmの擬似長方形である。
また、上記フォトフレーム(F)になるシート体(10)の表面(10a)からは、文字や図形、記号若しくはこれらの結合から成る標章(19)(20)(図例の場合「Hello」の文字標章とリボンの図形標章)が連続一体に隆起している。このような標章(19)(20)は図12のプレス加硫金型(M)に示す如く、そのキャビティ(C)の賦形面に対応的な標章を彫刻しておくことによって、成形・加硫することができる。
つまり、フォトフレーム(F)になるシート体(10)の裏面(10b)が上記第1実施形態と同じく、ガラスやプラスチック、金属、その他の各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へ、自己粘着力のみによって貼り付け可能な平滑面をなす限り、そのシート体(10)の表面(10a)はこれから隆起する標章(19)(20)の賦形によって、加飾しても良い趣旨である。
但し、このような標章(19)(20)を上記シート体(10)の表面(10a)から逆に陥没する状態として賦形しても良く、更にシート体(10)の表面(10a)へシリコーンゴム用の印刷インキを使って、標章(印刷画像)をシルクスクリーン印刷してもさしつかえない。
図10、11の符号(21)は上記シート体(10)の裏面(10b)に形成された写真受け入れ用凹段面であって、写真(12)の大きさ・厚みとほぼ対応する大きさ・深さを有している。シート体(10)の平滑な裏面(10b)を自己粘着力のみによって、上記各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へ貼り付け得る限りでは、その裏面(10b)に写真受け入れ用凹段面(21)を賦形しておくことが好ましい。
そうすれば、図7、8に示した上記第1実施形態の使用法に準じて、裏返し状態に載置したシート体(10)の写真受け入れ凹段面(21)へ、同じく裏返し状態の写真(12)を写真透視窓(11)との関係上、位置ズレしない挿入状態に貼り合わせることができ、引き続きシート体(10)を図13のように各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へ貼り付けた使用中には、その写真(12)を正確な位置に安定良く押え付け維持し得る利点がある。
尚、このような写真受け入れ用凹段面(21)は、上記第1実施形態に係るシート体(10)の裏面(10b)にも賦形しておくことができる。図10〜13の第2実施形態におけるその他の構成と使用法は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図10〜13に図1〜9との対応符号を記入するとどめて、その詳細な説明を省略する。
図14〜16は本考案に係る軟質フォトフレーム(F)の第3実施形態を示しており、これではシリコーンゴムから成るシート体(10)の輪郭形状をほぼ蝶の羽根形状として、その写真透視窓(11)の開口形状をハート形状として各々造形すると共に、上記シート体(10)の表面(10a)から「LOVE」の文字標章(22)を隆起させることにより、装飾効果を付与している。
(23)は宝石のようなプリズム効果を発揮する複数個のアクリル樹脂ストーンであり、フォトフレーム(F)になるシート体(10)の表面(10a)へ接着剤を介して接着されている。このようなアクリル樹脂ストーン(23)の使用によって、シート体(10)の表面(10a)を加飾しても良い趣旨であり、このことは上記第1、2実施形態についても言える。
尚、図14〜16の第3実施形態におけるその他の構成と使用法は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図14〜16に図1〜9との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
更に、図17〜21は本考案に係る軟質フォトフレーム(F)の第4実施形態を示しており、これではそのフォトフレーム(F)になるシート体(10)自身の輪郭形状を、図10の上記第2実施形態に似たキャラクター(愛らしい猫の顔)の輪郭形状として、やはりシリコーンゴムから成形・加硫した後、その写真透視窓(11)もシート体(10)の上記輪郭形状と相似な小さい輪郭形状に型抜き開口させている。
そのため、上記第2実施形態のフォトフレーム(F)と同様に、各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へシート体(10)を貼り付けることにより、その対象面(A)へ押え付けた写真(12)を図19のように、表側から写真透視窓(11)を通じて目視することができる。
(24)は文字や図形、記号若しくはこれらの結合又はこれと色彩との結合から成る標章(25)(図例では文字と図形との結合標章)を印刷した可飾シールであり、シート体(10)の表面(10a)に接着されている。
(26)は上記キャラクター(愛らしい猫の顔)の輪郭形状を有する写真透視窓(11)の型抜き片であって、言うまでもなくシリコーンゴムから成るが、第4実施形態の場合これを廃棄せず、有効に活用するため、図20、21のようにキャラクター(愛らしい猫の顔を示す図形標章)が印刷された可飾シール(27)を、その型抜き片(26)の表面(26a)へ完全な被覆状態に接着する一方、同じく型抜き片(26)におけるシリコーンゴムの露出状態にある平滑な裏面(26b)を、ガラスやプラスチック、タイル、金属、その他の各種材質から成る品物又は場所の平滑な対象面(A)へ貼り付けることにより、その対象面(A)へ写真(12)を両図の鎖線で示す如く、押え付け使用することができるようになっている。
図17〜21の第4実施形態におけるその他の構成と使用法は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図17〜21に図1〜9との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略するが、上記第1〜4実施形態に示した各種構成を互いに組み合わせた構成も採用することができる。
尚、上記第1〜4実施形態では軟質フォトフレーム(F)になるシート体(10)を、シリコーンゴムから成形・加硫する旨として説明したが、そのシリコーンゴムに代るスチレン系熱可塑性エラストマー(例えば住友化学のスチレン系TPE)を採用して、これから上記第1〜4実施形態のように射出成形しても良い。その熱可塑性エラストマーは上記シリコーンゴムと実質的に同じ性質を有し、実質的に同じ効果を得られるからである。
(10)・シート体
(10a)(26a)・表面
(10b)(26b)・裏面
(11)・写真透視窓
(12)・写真
(13)・下型
(14)・上型
(15)・昇降ガイドピン
(16)・取付け固定ピン
(17)・スライドベース
(18)・光沢用ラメ又はホログラム
(19)(20)(22)(25)・標章
(21)・写真受け入れ用凹段面
(23)・アクリル樹脂ストーン
(24)(27)・可飾シール
(26)・型抜き片
(A)・平滑な対象面
(C)・キャビティ(凹窩)
(F)・フォトフレーム
(M)・プレス加硫金型

Claims (7)

  1. 自己粘着力を発揮するシリコーンゴム又はスチレン系熱可塑性エラストマーから、写真透視窓が開口するシート体として成形されており、ガラスや金属、タイル、プラスチック、その他の各種材質から成る平滑な対象面へ写真を押え付けるべく、その対象面へ上記シート体の裏面を自己粘着力のみによって貼り付け使用することを特徴とする軟質フォトフレーム。
  2. シート体自身の輪郭形状又は/及びその写真透視窓の開口形状を、キャラクターの輪郭形状に造形すると共に、そのシート体の裏面に写真受け入れ用凹段面を設けたことを特徴とする請求項1記載の軟質フォトフレーム。
  3. シート体自身に写真の透視不可能な着色カラーを施したことを特徴とする請求項1記載の軟質フォトフレーム。
  4. シート体自身に芳香性を与えたことを特徴とする請求項1記載軟質フォトフレーム。
  5. シリコーンゴムから成るシート体に光沢用ラメ又はホログラムを焼き付けたことを特徴とする請求項1記載の軟質フォトフレーム。
  6. 文字、図形、記号若しくはこれらの結合から成る標章をシート体の表面へ直かに印刷するか、又はその標章をシート体の表面から隆起若しくは陥没する状態に賦形したことを特徴とする請求項1記載の軟質フォトフレーム。
  7. 文字、図形、記号若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合から成る標章が印刷された可飾シールを、シート体の表面へ接着したことを特徴とする請求項1記載の軟質フォトフレーム。
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