JP3666443B2 - ガラス製の吊戸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は間仕切りの一部を構成するガラス製吊戸を吊設した吊戸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来から使用している吊戸装置の外観図であり、吊戸(イ)は上レールに吊設されて走行し、間口(出入り口)を開閉することが出来る。そして吊戸(イ)が開口した場合に納まる戸袋(ロ)を有し、また上レールや該上レールを走行する吊車などをカバーする為の点検パネル(ハ)が間口から戸袋の上部にかけて取付けられている。吊戸装置は手で押し開いた吊戸(イ)が独りでに閉じるように上レールを僅かに傾斜したり、又はゼンマイバネを内蔵した自閉装置を備えることも出来る。
【0003】
該吊戸装置は間仕切りの一部として構成され、該間仕切りによって仕切られた空間を出入りすることが出来るように設けている吊戸(イ)は、一般に間にペーパーコア等の芯材をスチール板で挟み込むもので、重量的には比較的軽く成っている。図5は図4のA−A断面拡大図を示しているように、吊戸先端には戸当りゴムが取付けられ、門形枠体の縦桟(ニ)に当る際の衝撃を緩和している。
【0004】
ところで、上記門形枠体は間仕切りの両スタッド(ホ)、(ホ)間に嵌めて取付けられ、縦桟(ニ)、(ニ)は該スタッド(ホ)、(ホ)に当接すると共にネジ止めされている。その為に吊戸(イ)が閉じて先端が上記縦桟(ニ)に当るならば、戸当りゴム(ヘ)によって衝撃は吸収されるが、吊戸(イ)が大きくて重くなれば戸当りゴム(ヘ)だけでは吸収することが出来ず、大きな衝撃が縦桟(ニ)からスタッド(ホ)へ伝わり、間仕切り全体を揺るがすことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の吊戸装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、非常に重いガラスパネルから成る吊戸を対象とし、該吊戸が閉じる際に発生する衝撃を緩和して間仕切りのスタッドに伝わらないようにしたガラス製の吊戸装置を提供する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本発明の吊戸装置はその吊戸をガラス製とし、ガラス製吊戸は上レールを走行する吊車に吊設されている。そして該ガラス製の吊戸装置は半自動開閉式と成っていて、手で押し開いたガラス製吊戸は独りで閉じるように構成され、一般にはゼンマイバネを内蔵した自閉装置を用いている。すなわち、ゼンマイバネのバネ力に引かれて、開いたガラス製吊戸が閉じるようになる。又、上レールを僅かに傾斜することで、ガラス製吊戸の自重を利用して閉じることも出来るが、何れにしても完全閉鎖する手前で閉鎖速度を低下するようにダンパーが取付けられている。
【0007】
そして、本発明ではガラス製吊戸を取付ける枠体の縦桟をスタッドに密着することなく、該スタッドとの間に空間を残している。すなわち、枠体を間仕切りから分離した状態で取付け、非常に重いガラス製吊戸が閉じる際の衝撃をスタッドに及ばない構造としている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
図1は本発明に係るガラス製の吊戸装置を示す正面図であり、(a)は門形枠体が取付けられ、(b)の場合にはH形枠体を使用している。そして同図の1はガラス製吊戸、2は戸袋ガラス、3は点検パネル、4は欄間ガラスを表している。ここで点検パネル3は金属製の板材であるが、吊戸及び戸袋はガラス製と成っている。このガラス製の吊戸装置は間仕切りの出入り口として機能するが、間仕切りにはスチールパネルを使用することもあり、又はガラスパネルにて構成することもあるが、特に限定しないことにする。
【0009】
図2、図3は前記図1(a)の縦断面拡大図及び横断面拡大図を示している。ガラス製吊戸1の上端両側には吊車を構成する吊具5,5が取着され、吊具5の軸にはローラ6が回転自在に軸支されている。吊具5はガラス製吊戸1の上端を挟み込んで固定され、そしてローラ6が上レール7に載って転動することでガラス製吊戸1は開閉することが出来る。
【0010】
上記吊具5の具体的な構造は限定しないが、ネジ締めすることでガラス製吊戸1に強固に固定され、重いガラス製吊戸1を滑ることなく吊下げることが出来る。ところで、ガラス製吊戸1は手で押し開かれ、手を放すならば独りで閉じることが出来るように自閉装置が備わっている。自閉装置はゼンマイバネを内蔵したものであって、ゼンマイバネの先端に連結したワイヤーが上記吊具5に連結している。
【0011】
ガラス製吊戸1を押し開くことでゼンマイバネは軸に巻付き、その戻しバネ力の作用でガラス製吊戸は引張られて閉じることが出来る。ただし、この場合、ゼンマイバネのバネ力にて引張られたガラス製吊戸1の閉鎖速度が高くならないように、エアーダンパーが取付けられている。該エアーダンパー及びゼンマイバネ内蔵の自閉装置は従来の半自動式吊戸装置に使用されているものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0012】
図3は横断面を示しているが、間仕切りを構成している両スタッド8,8間には門形枠体が取付けられ、この枠体にガラス製の吊戸装置が装着されることになるが、該枠体の縦桟9,9はスタッド8,8との間に空間10,10を残している。すなわち、枠体は間仕切りと切り離して取付けられ、その為に縦桟9の下端は床面に固定した止め具11に嵌って止着され、上端は天井に固定されている。
【0013】
そして、縦桟9及びスタッド間の空間10を被覆する為に、コ形断面のカバー材12が取付けられている。ガラス製吊戸1の先端が当る部分には戸当りゴム13が設けられ、又カバー材1の両側片内側にはクッション材14,14が沿設されてスタッド面に当って、ガラス製吊戸1が閉じた際の衝撃に伴う振動を防止することが出来る。
【0014】
ガラス製吊戸1は非常に重く、閉じる際に縦桟9の戸当りゴム13に当って停止しても該縦桟9には大きな衝撃が作用する。しかし、スタッド8との間には空間10が設けられている為に、該衝撃は直接スタッド8に伝わることはなく、勿論間仕切りへの影響はない。ただし、上記空間10にはスタッド8へ衝撃が伝わらないような非常に軟らかいウレタンゴム等を充填することは自由である。
【0015】
そして図2に示すように、ガラス製吊戸1の下端にはレベル調整具15が取着されている。ガラス製吊戸1は強化ガラスからなり、吊具5に吊設された状態でその下端は床面16との間に適度な隙間17を設ける必要がある。ただし、据付け現場で強化ガラスからなるガラス製吊戸1の下端を適当な大きさに切断することは出来ない。そこで、本発明ではコ形断面のレベル調整具15を下端に取付け、床面16との間に適度な大きなの隙間17を形成するように上下動して調整する。
【0016】
以上述べたように、本発明のガラス製吊戸装置は間仕切りの一部として構成されるが、該間仕切りとは切り離して取付け、枠体の縦桟をスタッドとの間に空間を残して据付けしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明のガラス製の吊戸装置はガラス製吊戸を吊車によって吊設して開閉可能としたものであるが、非常に重いガラス製吊戸が閉じて戸当りとなる縦桟に当っても、この際の衝撃が間仕切りのスタッド及び間仕切りに伝わることがないように、該スタッドとの間には空間が設けられている。すなわち、間仕切りの一部として構成しているが、間仕切りからは切り離している。
【0018】
又、ガラス製吊戸は強化ガラスから成っていて、据付け後の床面との間の隙間が適当でない場合であっても、下端に取付けているレベル調整具を調整することが出来る。そして、ガラス製吊戸が開閉する際の振れを防止する為の振れ止めはレベル調整具を挟むことが出来、ガラス面が直接擦れてキズが付くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス製の吊戸装置の正面図。
【図2】図1(a)の縦断面拡大図。
【図3】図1(b)の横断面拡大図。
【図4】一般的な吊戸装置の正面図。
【図5】図4のA−A断面拡大図。
【符号の説明】
1 ガラス製吊戸
2 戸袋ガラス
3 点検パネル
4 欄間ガラス
5 吊具
6 ローラ
7 上レール
8 スタッド
9 縦桟
10 空間
11 止め具
12 カバー材
13 戸当りゴム
14 クッション材
15 レベル調整具
16 床面
17 隙間

Claims (1)

  1. 間仕切りの一部を構成する出入り口として、ガラス製吊戸を上レールに沿って走行する吊車に吊設した半自動式の吊戸装置において、該間仕切りのスタッド間に嵌めて取付けた枠体の縦桟は上記スタッドとの間に空間を残すことで該間仕切りと切り離して取付け、そしてガラス製吊戸の下端にレベル調整具を取付けて床面との隙間を適当な大きさにすると共に、レベル調整具が嵌る振れ止めを床面に固定し、さらに、縦桟及びスタッド間の空間を被覆するためにコ形断面のカバー材を取付け、カバー材の両側片内側にはクッション材を沿設してスタッド面に当接したことを特徴とするガラス製の吊戸装置。
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