JP4196338B2 - 開き戸機構付き引き戸 - Google Patents

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本発明は、建築物の開口部を仕切る開き戸機構付き引き戸の技術分野に属するものである。
一般に、開口部を仕切る戸体として、開口部の一側部に戸袋体を設けて開口部の一側部を閉鎖するとともに、該戸袋体に積層状に戸体を設け、該戸体を戸袋体に沿って移動させることで、開口部の他側部を開閉するように構成した引き戸体が知られている。ところがこのものでは、開口部として出入り自在となる部位は引き戸体が開放する他側部のみであるため、出入りする大きさにどうしても限界がある。
そこで、大開口を必要とする仕切り体として、引き戸体が開口部他側部を全開する全開姿勢となったとき、戸袋体と引き戸体とが一体に揺動する開き戸として機能して、開口部の一方側も含めて開放するように構成した開き戸機構付きの引き戸が提唱されている。このように構成した場合、躯体に対して揺動自在に取り付けられる戸袋体は、引き戸体が戸袋体に沿って開閉作動しているとき揺動作動をしないようにすることが必要となる。
この改善策として、戸袋体の固定手段を、戸袋体の戸先と引き戸体の戸尻とのあいだに、それぞれの戸面側に向けて突出する突片の先端縁に戸体面と平行となる係止片を上下方向全長に亘って設け、これら係止片同志を、引き戸体の全閉に伴い係止させる構成とし、戸袋体が引き戸体から離れて揺動しないように移動規制をする構成としたものが提唱されている。
特開昭58−150681号公報
ところが、前記従来のものにおいて、戸袋体の揺動規制は、引き戸体が開口部を開放しているときは引き戸体に沿うことでなされており、引き戸体が開口部を次第に閉鎖するときでは、閉鎖するに従い戸袋体の引き戸体に沿う面積が小さくなり引き戸体からの揺動規制力が小さくなるので、引き戸体が開口部を全閉姿勢とするときでは、戸袋体側係止片と引き戸体側係止片とを係合させることにより戸袋体の揺動規制をするようにしている。このものにおいて、引き戸体は、引き戸体の下面に設けたローラが床面に設けたレールを走行することで振れ止めがなされるものの、ローラとレールとのあいだに設けられる遊びに基づく振れについては回避することができず、このため、引き戸体の全閉時に引き戸体側係止片と戸袋体側係止片との係止を確実にするためには、各戸体と係止片とのあいだのクリアランスを大きく確保しなければならないという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部の一側部を閉鎖する戸袋体と、開口部上側枠体に設けた吊りレールにローラが転動走行することで戸袋体に沿って開口部の他側部を開閉するよう構成された引き戸体とを備え、引き戸体が開口部他側部を全開する全開姿勢で、戸袋体と引き戸体とが一体に揺動して開口部を全開するように構成された開き戸機構付き引き戸において、引き戸体が開口部他側部を全閉する全閉姿勢で、戸袋体の揺動を規制する規制手段を、引き戸体の戸尻と戸袋体の戸先とにそれぞれ設けられ、引き戸体の全閉に伴い互いに係止する係止片により構成するにあたり、引き戸体は、上側に配され左右に長い左右フレームと戸尻側に配され上下に長い上下フレームとにより逆L字形状に形成されたフレーム部と、該フレーム部の内側面に内嵌されるパネル部とを備え、フレーム部に対しパネル部が室外側に開放揺動が可能となる状態で連結して構成され、戸袋体側の係止片は、戸袋体の下端部に設けられ、引き戸体の振れ止めをする振れ止め体が設けられる支持ブラケットに一体に形成され、振れ止め体は、前記上下フレームおよびパネル部の下端面に左右方向に長く連続する状態で形成の凹溝に嵌合して相対走行自在であって、かつ引き戸体を全閉姿勢としたとき引き戸体の戸先側に達するものであり、開口部戸尻側方室内側には、全開姿勢の引き戸体フレーム部下端部の振れ止めをするための第二の振れ止め体が設けられていることを特徴とする開き戸機構付き引き戸である。
請求項1の発明とすることにより、戸袋体に対し引き戸体を位置決めした状態で係止片同志の係止を行うことができて、係止片同志の係止が確実となって、戸袋体と引き戸体とのあいだのクリアランスを小さくすることができる。
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図中、1は例えば病院の集中治療室等の室内への出入り口部となる開口部の一側部に配設された戸袋体であって、該戸袋体1は、一側部(戸尻)が上下の枢軸1aを介して、開口部の上部を構成する上側枠体2と、開口部の下部を構成する床面とにそれぞれ枢支され、図1の図面向かって奥側であって、本実施の形態では室外側への開放揺動が可能となるように構成されている。さらに、開口部の他側部には、戸袋体1の室内側に沿う状態で引き戸体3が設けられており、該引き戸体3は、後述するように開口部他側部を閉鎖する全閉姿勢から戸袋体1と室内外方向に積層して開口部他側部を開放する全開姿勢とに変姿するように構成されている。
前記引き戸体3は、図1、2から明らかなように、上側に配され左右に長い左右フレーム4aと戸尻側に配され上下に長い上下フレーム4bとによりL字形状に形成されたフレーム部4と、該フレーム部4の内側面に内嵌されるパネル部5とを、フレーム部4に対しパネル部5が室外側に開放揺動が可能となる状態で連結することにより構成されており、この構成についての詳細な説明は後述する。
そして、本実施の形態の引き戸体3は自閉式に構成されており、その構成をつぎに説明する。
つまり、前記上側枠体2は躯体開口部の上部に一体に設けられるよう長尺状に形成されており、該上側枠体2の室内側面2aに吊りレール6が一体的に設けられている。前記吊りレール6は側面視で略L字状に形成され、上下方向を向く脚片6aが上側枠体2に一体的に固定され、左右方向を向く脚片6bの先端部に上下方向を向くレール部6cが形成される構成となっている。そして、吊りレール6は、一側方(戸袋体1の配設側)ほど高位に位置するよう傾斜する状態で上側枠体2に取付けられている。
一方、7は引き戸体3を構成するフレーム部4の左右フレーム4aに、所定間隙を存して配される一対のローラブラケットであって、これらローラブラケット7の屋内側面にそれぞれローラ8が回動自在に枢支されている。これらローラ8は外周面に凹溝部8aがそれぞれ形成され、該凹溝部8aをレール部6cに上側から係合させることで、引き戸体3が吊りレール6に吊持状に支持されるように設定されている。そして、引き戸体3は、ローラ8が吊りレール部6cを転動走行することで吊りレール6に沿って開閉移動を行うが、前述したように、吊りレール6は一側ほど高位置になるように傾斜しており、これによって、引き戸体3は、図2の実線で示すように、開口部他側部を閉鎖する全閉姿勢から開放操作をした場合、自重に基づいて傾斜状の吊りレール6に沿って自動的に閉鎖するように設定されており、このようにして自閉式の引き戸体3が構成されている。
さらに、引き戸体3(左右フレーム4a)の戸尻側(一側部)の上端部には、上下方向揺動自在な軸部9aの先端にローラ9bが軸承されたエンドストッパー9が設けられる一方、上側枠体2の室内側面2aには、一端部側に位置してストッパ受け体10が設けられており、図2の仮想線で示すように、引き戸体3が開口部他側部を全開する全開姿勢に変姿した場合に、エンドストッパー9がストッパ受け体10に係止し、引き戸体3の全開姿勢を保持するように構成されている。尚、ストッパ受け体10は、エンドストッパー9を引き戸体3の閉鎖方向に引っ張ることでエンドストッパー9との係止を解除するように構成されており、これによって、引き戸体3の全開姿勢の保持は、引き戸体3を強制的に閉鎖操作することに伴い解除されるように設定されている。尚、引き戸体3の強制的な閉鎖操作力は、ストッパ受け体10とエンドストッパー9との係止を解除するに足る操作力であればよく、適宜の設定が可能となるように構成されている。
また、前記上側枠体2の室内側面2aには、自動的に閉鎖する引き戸体3のローラブラケット7が全閉する少し前の段階で当接して、引き戸体3の全閉に基づく衝撃を緩衝するためのピストンシリンダ11が設けられている。
さて、前記引き戸体3を構成するフレーム部4とパネル部5とは、左右フレーム部4aのコーナー部下端部と、上下フレーム4bの戸先側下端部とに配設された上下の枢支軸4cを介して、パネル部5の戸尻側部位を枢支することにより連結されており、これによって、パネル部5は、上下の枢支軸4cを支点としてフレーム部4から室外側に向く開閉揺動が自在となる開き戸式となるように構成されている。さらに、左右フレーム4aと上下フレーム5とのあいだには、左右フレーム4a下端面とパネル部5上端面とのあいだに位置してレバー5aが設けられ、パネル部5のフレーム部4に対する揺動範囲が規制されるように構成されている。また、左右フレーム4a下端面には、戸先側に位置して略コ字形に折曲形成された止め金具26の脚片が固定される一方、パネル部5上端面戸先側には、止め金具26に係止する係止片を備えた受け金具26aが設けられており、これら止め金具26と受け金具26aとは、フレーム部4に対してパネル部5が室外方向に開放揺動することでとが係止解除され、室内方向への閉鎖揺動で係止されて、パネル部5がフレーム部4に支持されるように構成されている。
これによって、パネル部5は、フレーム部4に対して面一状となる閉鎖状態において、戸尻側については枢支軸4cによる支持を受け、戸先側については止め金具26と受け金具26cとによるフレーム部4からの支持を受けるように設定され、フレーム部4に作用するパネル部5の荷重がバランスされるように配慮されている。
さらに、前記フレーム部4の上下フレーム4bの下端面、そして、パネル部5の下端面には、上方に凹設された凹溝4d、5cがそれぞれ左右方向に長く連続する状態で凹設されている。また、上下フレーム4b室外側面の戸尻側となる一端側縁部には、上下方向全長に亘って係止片(引き戸体係止片)12が一体的に設けられているが、前記係止片12は、上下フレーム4bの一端側面と面一状に室外側に突出する突片12aと、該突片12aの突出端縁部から他側方に延出して引き戸体3の戸体面に平行となる延出片12bとにより構成され、一端側(戸袋体1側)に開口12cが形成されたものとなっている。
一方、戸袋体1の戸先側となる他端側縁部の下端には、本発明が実施された支持ブラケット13が設けられ、ここに、引き戸体3の振れ止めをするべく引き戸体3の前記凹溝4d、5cに嵌合する振れ止めローラ(本発明の振れ止め体に相当する)14のローラ軸14aと、引き戸体3の下側部位との係止をするための戸袋1側の係止片(以降、戸袋体下側係止片)15とが設けられている。
つまり、支持ブラケット13は、戸袋体1下端面と面一となる第一脚片13aと、該第一脚片13aから上方に延出し、戸袋体1室内側面の他端側下端部に螺子止め固定される第二脚片13bとを備えたL字形に折曲形成されたものに構成されている。前記第一脚片13aは、戸袋体1の他端側面よりも他側方に延出する状態で延長部13cが形成されており、ここに、振れ止めローラ14のローラ軸14aの基端部が固着されている。また、第二脚片13bには、戸袋体1の一端側面と面一状に室内側に突出する突片15aと、該突片15aの突出端縁部から一側方に向けて延出して戸袋体1の戸体面に対して平行となる延出片15bとにより構成され、他端側(引き戸体3側)が開口15cとなった係止片(戸袋体下側係止片)15が一体に形成されている。
さらに、戸袋体1の他端側縁部の上端には、U字形に折曲形成された上側係止片(戸袋体上側係止片であって、本発明の副係止片に相当する)16が設けられるが、該戸袋体上側係止片16は、戸袋体1室内側面の他端側上端部に螺子止め固定される取付け片16aに、戸袋体1の一端側面と面一状に室内側に突出する突片16bと、該突片16bの突出端縁部から一側方に向けて延出して戸袋体1の戸体面に対して平行となる延出片16cとにより構成され、他端側(引き戸体3側)に開口16dが形成されたものとなっている。
尚、17は戸袋体1を開口部一側部を閉鎖する閉鎖姿勢に維持するための落し錠であり、18は引き戸体3に設けた操作ハンドルであり、19は開口部上方の上側枠体2の室内側を覆うカバー体である。
このように構成された開き戸機構付き引き戸において、戸袋体1を閉鎖姿勢として落し錠17により施錠し、引き戸体3を戸袋体1の室内側面に沿って吊りレール6に吊持させたとき、戸袋体1側に設けた振れ止めローラ14のローラ部14aは、引き戸体3下端部の凹溝部4d、5cに嵌合して相対走行自在に構成されている一方、戸袋体1の上、下側係止片16、15と、引き戸体係止片12とは、互いの開口16d、15c、12c同志が左右方向に対向する位置関係となるように設定されている。
このものにおいて、戸袋体1を開口部他側部を閉鎖する全閉姿勢としたとき、振れ止めローラ14は、引き戸体フレーム部4の凹溝部4dの一端側に位置するように設定されている。さらに、引き戸体3の全閉姿勢において、振れ止めローラ14に隣接して形成された戸袋体下側係止片15および上側係止片16と、引き戸体係止片12とは、延出片15b、16c、12bが、対向する開口12c、15cまたは16dに嵌入する係止姿勢となっており、これによって、戸袋体1は、前記各係止片15、16、12同志の係止に基づく引き戸体3による揺動規制を受けており、引き戸体3の全閉姿勢において落し錠17が解錠されて戸袋体1が揺動自在な状態になったとしても、戸袋体17は揺動規制を受けることができるように構成されている。
一方、前記状態から、操作ハンドル18の操作に基づいて引き戸体3を開放させたとき、引き戸体3の上部は吊りレール6に案内され、下部は戸袋体1側に設けた振れ止めローラ14に案内される状態で開放作動をするように設定されている。そして、エンドストッパー9がストッパ受け体10に係止する以前での開閉作動においては操作ハンドル18の操作が停止されることに伴い、引き戸体3は自動的に閉鎖するように設定され、エンドストッパー9がストッパ受け体10に係止する位置まで開放して引き戸体3が全開姿勢となった状態では、該全開姿勢が保持され、振れ止めローラ14は引き戸体3の戸先側に達するように設定されている。このとき、引き戸体3のフレーム部4とパネル部5とのあいだには第一、第二安全装置20、21が設けられており、引き戸体3が全開姿勢となることに伴い、フレーム部4とパネル部5とのあいだの連結が解除される(第一安全装置20)とともに、フレーム部4の一端側への移動規制がなされる(第二安全装置21)ように設定されている。この状態において、戸袋体1の落し錠17と、引き戸体3(パネル部5)に設けられた落し錠23とを解錠操作して、引き戸体3の操作ハンドル18を室外側に押しやると、戸袋体1と引き戸体3とが開き戸となり、それぞれ上下の枢軸1a、上下の枢支軸4cを支点として一体に開放揺動するように設定されており、このとき、戸袋体1と引き戸体3とは、振れ止めローラ14が引き戸体3の凹溝部5c内を相対移動することにより、連結された状態で開放揺動するように設定されている。
ここで、22は開口部一側方室内側に設けられ、全開姿勢の引き戸体3のフレーム部4下端部の振れ止めをするための第二の振れ止め体である。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、引き戸体3は吊りレール6に沿って移動し、閉鎖時には吊りレール6が傾斜状態となっているため自動的に移動する(自閉する)。そして、引き戸体3が開口部の他側部を開放する開放姿勢となったとき、引き戸体3は戸袋体1とともに室外側に開放揺動するように構成されており、このため、戸袋体1は、上下の枢軸1aを介して上側枠体2に枢支されている。このものにおいて、引き戸体3が全閉姿勢となった状態で、引き戸体係止片12と、戸袋体上側係止片16および戸袋体下側係止片15とは互いに係止する構成となっており、これによって、戸袋体1の落し錠17が解錠されたとしても、引き戸体3による移動規制(揺動規制)を受け、戸袋体1が開放揺動するようなことはない。そしてこの場合に、戸袋体1側に設けられる係止片15、16のうち、下側の係止片15は、引き戸体3の振れ止めをするべく、引き戸体3の凹溝部4d、5cに嵌合する振れ止めローラ14が設けられる支持ブラケット13に設けられている。このため、引き戸体3は、下部においては凹溝部4d、5cと振れ止めローラ14との嵌合により、戸袋体1に対して位置決めされた状態となり、戸袋体1と引き戸体3とのクリアランスが略一定に確保される。この結果、引き戸体3が全閉姿勢になったとき、振れ止めローラ14とともに支持ブラケット13に形成された係止片15と引き戸体係止片12との係止が確実になり、係止片15、12に形成される開口15c、12cの開口幅を小さくすることが可能となって、戸袋体1と引き戸体3とのあいだのクリアランスを小さく設定することができる。
さらにこのものでは、引き戸体3側の係止片12については上下方向全長に亘って設けられているが、戸袋体1側の係止片15、16については、上下二箇所に設けられている。この場合に、引き戸体3の上部は、吊りレール6とローラ8との係合により位置決めされた状態であるので、該部位における引き戸体係止片12と戸袋体上側係止片(副係止片)16とにおいても係止が確実となり、係止片15、12に形成される開口15c、12cの開口幅を小さくすることが可能となる。しかも、このものでは、戸袋体1側の係止片15、16が上下方向全域ではなく上下の所定箇所に設けられるだけの構成であるので、戸袋体1の移動規制が確実なものでありながら、コスト低下に寄与することができる。
そのうえ、このものにおいて、振れ止めローラ14は、引き戸体3が左右方向に開閉作動する場合について振れ止めをするものであるが、引き戸体3が戸袋体1とともに室外側に開放揺動するときでは、これら戸体3、1同志の連結部材となって揺動することになるので、開放作動が操作性よくかつ安定したものになるうえ、部材の兼用化を図ることができる。
開き戸機構付き引き戸の室内側からの概略正面図である。 開き戸機構付き引き戸の一部部材を取外した状態の室内側からの正面図である。 開き戸機構付き引き戸の平面断面図である。 開き戸機構付き引き戸の縦断面図である。 開き戸機構付き引き戸の縦断面図である。 開き戸機構付き引き戸の縦断面図である。 開き戸機構付き引き戸の縦断面図である。 図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ戸袋体下側係止片が形成された支持ブラケットの平面図、正面図、側面図である。 図9(A)、(B)、(C)はそれぞれ戸袋体上側係止片の正面図、平面図、側面図である。 開き戸機構付き引き戸の概略平面図である。 開き戸機構付き引き戸の作用を説明する概略平面図である。
符号の説明
1 戸袋体
2 上側枠体
3 引き戸体
4 フレーム部
5 パネル部
12 引き戸体係止片
13 支持ブラケット
14 振れ止めローラ
15 戸袋体下側係止片
16 戸袋体上側係止片

Claims (1)

  1. 開口部の一側部を閉鎖する戸袋体と、開口部上側枠体に設けた吊りレールにローラが転動走行することで戸袋体に沿って開口部の他側部を開閉するよう構成された引き戸体とを備え、引き戸体が開口部他側部を全開する全開姿勢で、戸袋体と引き戸体とが一体に揺動して開口部を全開するように構成された開き戸機構付き引き戸において、引き戸体が開口部他側部を全閉する全閉姿勢で、戸袋体の揺動を規制する規制手段を、引き戸体の戸尻と戸袋体の戸先とにそれぞれ設けられ、引き戸体の全閉に伴い互いに係止する係止片により構成するにあたり、引き戸体は、上側に配され左右に長い左右フレームと戸尻側に配され上下に長い上下フレームとにより逆L字形状に形成されたフレーム部と、該フレーム部の内側面に内嵌されるパネル部とを備え、フレーム部に対しパネル部が室外側に開放揺動が可能となる状態で連結して構成され、戸袋体側の係止片は、戸袋体の下端部に設けられ、引き戸体の振れ止めをする振れ止め体が設けられる支持ブラケットに一体に形成され、振れ止め体は、前記上下フレームおよびパネル部の下端面に左右方向に長く連続する状態で形成の凹溝に嵌合して相対走行自在であって、かつ引き戸体を全閉姿勢としたとき引き戸体の戸先側に達するものであり、開口部戸尻側方室内側には、全開姿勢の引き戸体フレーム部下端部の振れ止めをするための第二の振れ止め体が設けられていることを特徴とする開き戸機構付き引き戸。
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