JP5232100B2 - 開き戸機構付き引き戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物に形成される出入り口部に設けられる開き戸機構付き引き戸装置の技術分野に関するものである。
一般に、出入り口部等の開口部を仕切る戸体としては、躯体に固定される戸袋体と、該戸袋体に積層状に設けられ、戸袋体に沿って開閉移動するように構成された引き戸体が汎用されている。ところがこのものでは、出入り自在となる部位は引き戸体が開放する部位のみであるため、出入りするスペースの大きさにどうしても限界がある。そこで、引き戸体が開口部の半部を全開とするスライド全開姿勢となったとき、戸袋体と引き戸体とが一体に開閉揺動する開き戸として作動するように構成して、開口部の出入りできるスペースを拡大するようにした開き戸機構付きの引き戸が提唱されている。
このようなものとしては、引き戸体を開口部上方に設けた走行レールに左右方向移動自在に吊持される上部バーと、開口部を開閉する本体部とにより構成し、上部バーと本体部とを、戸尻側において開閉揺動自在に枢支連結するとともに、戸先側において係止手段を介して係脱自在に連結して、戸袋体と引き戸体とが開閉揺動する場合では、上部バーと本体部との係止手段の係止解除がなされ、本体部のみが戸袋体とともに開閉揺動するようにしたものが提唱されている(特許文献1)。しかるに、前記特許文献1のものは、上部バーと本体部との間に設けられる係脱自在の係止手段に対し、本体部の荷重が全て作用するため、係止手段の係脱操作に大きな力が必要となり、戸袋体と引き戸体とを一体に開閉揺動するときの操作が重くなるという問題がある。
そこで、本発明者等は、戸袋体と本体部との間に、引き戸体のスライド全開姿勢において、本体部の戸先側端部が戸尻側端部よりも高位となるよう支持する支持手段を設けて、上部バーと本体部との係止手段の係脱操作が軽くなるようにしたものを提唱した(特許文献2)。
実公平6−11342号公報 特願2008−191322号
しかしながら、前記特許文献2のものは、支持手段を、本体部の戸尻側端部に設けた支持受けローラと、戸袋体に左右方向長尺状に設けられ、前記支持受けローラを移動自在に支持する支持レールとにより構成される第一支持手段と、本体部に左右方向長尺状に設けられる支持受けレールと、戸袋体の戸先側端部に設けられ、前記支持受けレールを相対移動自在に支持する支持ローラとにより構成される第二支持手段とにより構成して、本体部の荷重を分散して支持できるように構成するとともに、引き戸体のスライド全開姿勢で本体部の戸先側部位を支持する第二支持手段による上下方向の支持位置を、本体部の戸尻側部位を支持する第一支持手段による上下方向の支持位置より高位に設定して、上部バーと本体部との係止手段の係脱操作が軽減されるようにしている。これによって、本体部と上部バーとの係脱操作は軽快になるが、引き戸体をスライド開閉する過程で、本体部の戸先、戸尻の両端部とは、第二支持手段による支持部を基準として上下方向に相反する状態で変位するように構成されている。このため、全閉姿勢では本体部戸尻側が上動して第一支持手段の支持受けローラと支持レールとが離間しているが、スライド全開姿勢に変位する過程で本体部戸尻側が下動することにより支持受けローラと支持レールとが当接して当接音(異音)を発生して静粛性を損なうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部の左右方向一半部に設けられ、開閉揺動可能に構成された戸袋体と、該戸袋体の戸袋姿勢において、戸袋体に沿ってスライド移動して開口部の他半部を開閉する引き戸体とを備え、前記引き戸体が開口部他半部を開放するスライド全開姿勢で引き戸体と戸袋体とが一体に開閉揺動して開口部を揺動全開姿勢とする開き戸機構付き引き戸装置において、前記引き戸体を、開口部上方に設けた走行レールに左右方向移動自在に吊持される上部バーと、戸先側端部が係止手段を介して上部バーに係脱自在に支持される本体部とにより構成するとともに、前記本体部と戸袋体との間に、本体部の戸尻側端部に設けられる支持受けローラと該支持受けローラを移動自在に支持するべく戸袋体に左右方向長尺状に設けられる支持レールとにより構成した第一支持手段と、本体部に左右方向長尺状に設けられる支持受けレールと該支持受けレールを相対移動自在に支持するべく戸袋体の戸先側端部に設けられる支持ローラとにより構成した第二支持手段とを設け、前記第二支持手段の支持受けレールの戸先側部位に、戸先側ほど下方に突出する傾斜状のガイド面を有したブロック体を設けて、引き戸体のスライド全開姿勢で本体部の戸先側端部を高位に強制変位させる構成としたことを特徴とする開き戸機構付き引き戸装置である。
請求項2の発明において、支持ローラは、支持受けレールを相対移動自在に転動する転動面部と、該転動面部の両側に転動面部より大径のフランジ部が形成されるものとし、ブロック体は、支持ローラのフランジ部に対向する部位に位置して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開き戸機構付き引き戸装置である。
請求項3の発明は、開口部の左右方向一半部に設けられ、開閉揺動可能に構成された戸袋体と、該戸袋体の戸袋姿勢において、戸袋体に沿ってスライド移動して開口部の他半部を開閉する引き戸体とを備え、前記引き戸体が開口部他半部を開放するスライド全開姿勢で引き戸体と戸袋体とが一体に開閉揺動して開口部を揺動全開姿勢とする開き戸機構付き引き戸装置において、前記引き戸体を、開口部上方に設けた走行レールに左右方向移動自在に吊持される上部バーと、戸先側端部が係止手段を介して上部バーに係脱自在に支持される本体部とにより構成するとともに、前記本体部と戸袋体との間に、本体部の戸尻側端部に設けられる支持受けローラと該支持受けローラを移動自在に支持するべく戸袋体に左右方向長尺状に設けられる支持レールとにより構成した第一支持手段と、本体部に左右方向長尺状に設けられる支持受けレールと該支持受けレールを相対移動自在に支持するべく戸袋体の戸先側端部に設けられる支持ローラとにより構成した第二支持手段とを設け、前記第一支持手段の支持レールの戸尻側部位に、戸尻側ほど低位となる傾斜状のガイド面を設けて、引き戸体のスライド全開姿勢で本体部の戸先側端部を高位に強制変位させる構成としたことを特徴とする開き戸機構付き引き戸装置である。
請求項1、3の発明とすることにより、本体部がバランスよく支持されるとともに、引き戸体のスライド全開姿勢への変姿の過程で異音の発生がなく、引き戸体の静粛な開閉作動が実現する。
請求項2の発明とすることにより、ブロック体の支持レールへの組込み作業が容易で、しかも、強固に組込むことができる。
図1(A)、(B)はそれぞれ開き戸機構付き引き戸装置の全閉姿勢における概略正面図、揺動全開姿勢における概略正面図である。 開き戸機構付き引き戸装置の作用を説明する平面図である。 開き戸機構付き引き戸装置の全閉姿勢における正面図である。 開き戸機構付き引き戸装置のスライド全開姿勢における正面図である。 図5(A)、(B)はそれぞれ図3におけるX−X断面図、Y−Y断面図である。 図6(A)、(B)はそれぞれブロック体の正面図、側面図であり、図6(C)はそれぞれ要部の作用を説明する正面図である。 図7(A)、(B)はそれぞれ図6(C)における側面図、図6(C)におけるX−X断面図である。 図8(A)は引き戸体の全閉姿勢における支持状態を説明する正面図、図8(B)は引き戸体のスライド全開姿勢における支持状態を説明する正面図である。 図9(A)は図3におけるZ−Z断面図、図9(B)は図4におけるX−X断面図である。 第二の実施の形態における開き戸機構付き引き戸装置の縦断面図である。 第三の実施の形態における引き戸体のスライド全開姿勢における支持状態を説明する正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図中、1は例えば病院の集中治療室等の室内への出入り口部となる開口部の一半部を閉鎖する戸袋体であって、該戸袋体1は、表裏一対(室外側、室内側)のパネル体2、3を用いて構成されている。前記表裏パネル体2、3同士は、上下端面同士に一体化片1a、1bが設けられており、これによって、パネル体2、3同士が個別に動くことがなく、かつ、互いの対向間に所定間隙Hが形成される状態で連結されている。さらに、表裏パネル体2、3の戸尻側同士は、金属製材で構成される上下方向長尺状の連結金具1cを用いて一体的に連結されており、該連結金具1cの外周を断面半円形状のゴム質弾性材からなる緩衝体SAにより覆蓋される構成となっている。一方、開口部上部を構成する上側枠体4と床面Fとには、戸袋体1の戸尻側に対向する箇所にそれぞれピボットヒンジ4a、4bが設けられており、これらピボットヒンジ4a、4bは、前記上下の一体化片1a、1bの戸尻側端部(一端部)に設けた軸受け部1d、1eに軸承されている。これによって、戸袋体1は開口部に枢支され、上下のピボットヒンジ4a、4bを枢軸として、図1(A)の図面手前側(表側)に向けて開閉揺動が可能となるように構成されている。
また、戸袋体1は、表裏何れか一方のパネル体2、3(本実施の形態では、裏側(室内側)のパネル体3)の戸先側に、落し錠装置Rが設けられる一方、上側枠体4と床面Fとには、前記落し錠装置R配設部に対向して凹溝状の錠受け部4c、4dが形成されている。そして、落し錠装置Rの上、下ロッド19、20が錠受け部4c、4dに没入する施錠状態となることにより、裏パネル体3の戸先側部位が上側枠体4と床面Fとに係止し、戸袋体1が開口部一半部を閉鎖する戸袋姿勢に保持されて戸袋としての機能を発揮し、上、下ロッド19、20が錠受け部4c、4dから抜出して落し錠装置Rが解錠状態となることにより、戸袋体1がピボットヒンジ4a、4bを枢軸とする開閉揺動が可能となって開き戸としての機能を発揮するように構成されている。
また、5は開口部の他半部を開閉する引き戸体であって、該引き戸体5は、前記戸袋体1の上側一体化片1aよりも上位に位置して設けられる左右方向長尺状の上部バー6と、開口部の他半部を閉鎖可能な大きさに設定された本体部7とを備えて構成されている。前記本体部7は、戸袋体1の対向間の所定間隙Hよりも薄い板厚を有し、かつ、戸袋体1の上下寸法よりも短い上下長さに構成され、表裏一対のパネル体2、3の対向間にスライド移動自在となるように構成されている。そして、上部バー6の戸先側には、表裏方向に貫通する貫通孔6aを備えて構成される左右一対のフック体6bが下方に突出する状態で設けられている一方、本体部7の上端面には、前記フック体6bの貫通孔6aに表裏方向の抜挿し操作をすることで係脱自在に係止する係止片7aが上方に向けて突出形成されており、これら各一対のフック体6bと係止片7aとで構成される係止手段がそれぞれ係止することにより、上部バー6と本体部7との戸先側部位が連結、支持されて、上部バー6と本体部7とがスライド開閉移動については一体作動するよう連結された引き戸体5を構成するように設定されている。
前記上側枠体4は、躯体開口部の上部に一体に設けられる長尺体で形成されており、該上側枠体4には、裏パネル体3の一方の面(本実施の形態では表側(室外側)の面)と略面一となるレール取付け面4eが形成されており、該レール取付け面4eに、走行レール8が開口部の略左右方向全長に亘って一体的に設けられている。前記走行レール8は、表側に突出する突片8aの突出先端部に上方に膨出するレール部8bが形成される構成となっている。一方、前記引き戸体5の上部バー6の左右二箇所にはそれぞれローラブラケット9が設けられており、これら一対のローラブラケット9の裏面に、前記走行レール8のレール部8bに上側から係止してレール部8b上を走行する走行ローラ9aがそれぞれ回転自在に軸承されている。これによって、引き戸体5は、上部バー6が走行レール8に吊持状に支持され、該走行レール8に吊持される上部バー6に、本体部7の戸先側端部が吊持される状態となって走行レール8を走行するように構成されている。
このように構成された引き戸体5は、落し錠装置Rによる施錠がなされて戸袋体1が戸袋姿勢となっている状態において、本体部7と上部バー6とが係止状態(一体)となっており、本体部7に設けた把手7bを把持して左右方向のスライド開閉する操作がなされた場合に、上部バー6側に設けられる走行ローラ9aが走行レール8のレール部8bを走行してスライド移動する引き戸装置として作動するように構成されている。そして、引き戸体5は、図1(A)、図2に示すように、本体部7の戸尻側端部が戸袋体1の戸先側部位に位置して、開口部他半部を閉鎖して開口部全域が閉鎖される全閉姿勢から、図2における仮想線、図3に示すように、本体部7の戸先側部位を除く部位が戸袋体1内(表裏パネル体2、3の対向間)に位置し、開口部の他半部を開放するスライド全開姿勢に変姿して開口部他半部をスライド開閉するように構成されている。この場合に、引き戸体5の上部バー6は走行レール8に吊持される状態で、戸袋体1の上側一体化片1aの上方をスライド移動する一方、本体部7は、戸先側部位については上部バー6による吊持支持を受け、戸尻側部位については戸袋体1の表裏パネル体2、3との間に設けられる後述する第一、第二支持手段による支持を受ける状態でスライド移動するように構成されている。これによって、本体部7は上部バー6による片持ち状の支持だけでなく、戸袋体1との間の支持手段による支持を受けることになって、引き戸体5が引き戸として作動する場合に、引き戸体5の支持バランスが良好で、スライド移動が円滑になされるように構成されている。
そして、前記引き戸体5のスライド全開姿勢において、戸袋体1に設けた落し錠装置Rを解錠して戸袋体1を開閉揺動自在な状態とするとともに、戸袋体1を表側に向けて開放揺動操作がなされると、該戸袋体1の表側への変位に伴い本体部7が一体に開放揺動するように構成されている。このとき、引き戸体5は、本体部7の係止片7aが上部バー6のフック体6bから抜出し、上部バー6と本体部7との係止が解除されて上部バー6と本体部7とが互いに自由状態となり、上部バー6は開口部上方の走行レール8に吊持されたままの状態で、本体部7のみが戸袋体1とともに揺動(開閉揺動)して開口部一半部を開放する開き戸として作動するように構成されている。このようにすることにより、戸袋体1と本体部7とは、開口部の一半部を閉鎖する戸袋体1の戸袋姿勢(本体部7のスライド全開姿勢)から、図1(B)、図2における仮想線で示すように、開口部の一半部を含む開口部全域を開放する揺動全開姿勢に変姿して、開口部全域を開閉揺動する開き戸機構付き引き戸装置となるように構成されている。
尚、10は自動閉鎖装置であって、ワイヤ10aを介して引き戸体5の上部バー6側(ローラブラケット9)に連結され、引き戸体5が引き戸として開放作動した場合に引き戸体5を自閉させるように構成されている。11は制動装置であって、引き戸体5が引き戸として閉鎖作動する場合に所定の速度範囲内に制動するように構成されている。12、12aはエンドストッパ、エンドストッパ受けであって、引き戸体5が引き戸として作動する場合に引き戸体5のスライド全開姿勢への変姿に伴い上部バー6を係止して、引き戸体5(上部バー6)をスライド全開姿勢に保持するように構成されている。
尚、13は、戸袋体1を戸袋姿勢に位置決めする位置決め部材、13aは、戸袋体1の揺動全開姿勢を越える開放揺動を規制する位置決め部材である。また、4fは、上側枠体4の表側に設けられ、上側枠体4に設けられる走行レール8や前記各主部材を覆蓋するカバー体である。
つぎに、戸袋体1と、引き戸体5の本体部7との間に設けられる第一、第二支持手段について図3、4、図5(A)に基づいて説明する。
前記第一支持手段は、前記本体部7表面と戸袋体1(表パネル体2)との間に設けられており、本体部7表面の上部戸尻側端部から表パネル体2側に向けて突出状に設けられる支持受けローラ14と、表パネル体2の裏面上部に左右幅一体に設けられる長尺状の支持レール15とにより構成されている。前記支持レール15は、表パネル体2に固定される固定片15aと、該固定片15aの上端部から裏方、および、上方に向けて突出し、表パネル体2の裏面から離間するレール片15bを備えて構成されている。また、支持受けローラ14は、支持レール15のレール片15bを転動する転動面部14aと、該転動面部14aの回転軸芯方向両側部から外径側に突出して転動面部14aより大径となり、転動面部14aがレール片15bを移動するとき、レール片15bの表裏面に表裏方向から対向するフランジ部14bとを備えて構成されている。そして、支持受けローラ14の転動面部14aを支持レール15のレール片15bに対して上側から載置するように組込むことにより、支持受けローラ14が支持レール15の支持を受け、フランジ部14bによりレール片15bに対して表裏方向の抜止めがなされた状態で転動面部14aがレール片15b上を移動自在に転動(走行)するように構成されている。
また、第二支持手段は、本体部7裏面上部に左右幅一体に設けられる長尺状の支持受けレール16と、裏パネル体3表面の戸先側端部における上部から本体部7側に向けて突出状に設けられる支持ローラ17とにより構成されている。前記支持受けレール16は、本体部7裏面に固定される固定片16aと、該固定片16aの下端部から裏方、および、下方に向けて突出し、本体部7の裏面から離間するレール片16bを備えて構成される一方、支持ローラ17は、支持受けレール16のレール片16bを転動する転動面部17aと、該転動面部17aの回転軸芯方向両側部から外径側に突出して転動面部17aより大径となり、転動面部17aがレール片16bを移動するとき、レール片16bの表裏面に表裏方向から対向するフランジ部17bとを備えて構成されている。そして、支持受けレール16のレール片16bを支持ローラ17の転動面部17aに対して上側から載置するように組込むことにより、支持受けレール16が支持ローラ17の支持を受け、フランジ部17bによりレール片16bに対して表裏方向の抜止めがなされた状態で転動面部17aがレール片16bを移動自在に転動することで、支持受けレール16の支持ローラ17に対する相対移動がなされるように構成されている。
尚、本実施の形態において、第一、第二支持手段とは、引き戸体5の全閉姿勢からスライド全開姿勢になる少し前の段階までの間、本体部7を水平姿勢に保持するように設定されている。
このように支持される本体部7は、引き戸体5の全閉姿勢において、図3に示すように、上部バー6による戸先側の支持と、第一、第二支持手段による戸尻側の支持とがなされており、この状態では、本体部7の荷重は戸先側および戸尻側の各支持部とに分散するように構成されている。そして、この状態から引き戸体5がスライド開放した場合では、本体部7は、上部バー6による戸先側の支持と、第一支持手段である支持受けローラ14と支持レール15とによる戸尻側の支持と、第二支持手段である戸袋体1の戸先側端部における支持受けレール16と支持ローラ17とによる本体部7の左右方向中間部の支持との三箇所で支持されるように構成され、本体部7がスライド全開姿勢に変姿する過程で、上部バー6が受け止める本体部7の荷重と、戸袋体1側の支持となる第一、第二支持手段により受け止める本体部7の荷重とが次第に変化するように構成されている。そして、本体部7の荷重は、戸袋体1に引込まれる面積が多くなる(開口部他半部の開放量が大きくなる)に従い、第一、第二支持手段により受け止められる荷重の割合が増大して、本体部7がスライド全開姿勢となった状態では、大部分の荷重が第一、第二支持手段により受止められて、引き戸体5のスライド全開姿勢では、上部バー6と本体部7との吊持状の連結部に作用する本体部7の荷重(負荷であって、フック体6bに吊持する係止片7aの吊持力(係止力))が軽減されるように構成されている。
そして、第二支持手段を構成する支持受けレール16の戸先側部位には本発明が実施されたブロック体18が一体的に設けられており、引き戸体5がスライド全開姿勢になる前の段階で、レール片16bが転動面部17aに干渉する状態から、ブロック体18が支持ローラ17に干渉しつつ戸尻側に相対移動する状態となることにより、上部バー6に対して本体部7が次第に高位に変位し、引き戸体5がスライド全開姿勢に変姿することに伴い、本体部7の戸先側部位が戸尻側に対して高位となるよう強制変位するように構成されている。これによって、本体部7の荷重は、戸尻側の第一支持手段による支持部と、該支持部よりも本体部7を高位に支持する戸先側の第二支持手段による支持部とにより支持されて、上部バー6と本体部7との連結部においては係止片7aがフック体6bに対して浮いた状態となり、本体部7を戸袋体1とともに開き戸として作動させる場合に、係止片7aとフック体6bとの挿抜操作(抜挿し操作、係脱操作)が軽快、かつ、円滑な操作となるように構成されている。
前記支持受けレール16はアルミ型材で形成されており、前述したように、固定片16aとレール片16bとを備え、本体部7の裏面上端部に設けられているが、支持受けレール16の戸先側端部は、上部バー6との連結をするための左右一対の係止片7aの間となる位置に達する長さで設けられている。また、支持受けレール16は、レール片16bが支持ローラ17の転動面部17aを転動して左右方向に移動する状態において、固定片16aの下端面と支持ローラ17の本体部7側(表側)のフランジ部17bとが近接対向するように構成されている。そして、前記固定片16a戸先側端部のフランジ部17bに対向する下端部に、下方が開口する取付け凹溝16cが所定の左右方向長さを存して凹設されており、該取付け凹溝16cを用いて前記ブロック体18が固定されるように構成されている。
前記ブロック体18は樹脂材により左右方向所定の長さで一体形成された長尺体であって、図6(A)、(B)に示すように、上半部に前記取付け凹溝16cに挿し込まれる連結部18aが形成され、下半部に連結部18aより表裏方向幅広に形成され、支持受けレール16の固定片16aの下端面から下方に突出してレール片16bと本体部7の裏面との間に位置するガイド部18bが形成されている。そして、ブロック体18は、図6(C)、図7に示すように、連結部18aを取付け凹溝16cに挿し込んで、取付け凹溝16cの溝側片に開設された左右方向複数の螺子孔16dと、連結部18aに開設された左右方向複数の貫通孔18cとを用いて螺子18dにより螺着することで支持受けレール16に一体化されている。
前記ブロック体18の組込み状態において、ブロック体18のガイド部18bは、支持受けレール16の固定片16aの下端部から突出してレール片16bに隣接して設けられており、ブロック体18が支持ローラ17に対向したとき、ガイド部18bの下端面が表側(本体部7側)のフランジ部17bに対向するように設定されている。さらに、前記ガイド部18bの下端面は、戸尻側部位に戸先側ほど下方に突出する傾斜状の傾斜ガイド面18eが形成され、戸先側部位には前記傾斜ガイド面18eの突出端に続く水平ガイド面18fが形成されており、引き戸体5をスライド全開姿勢としたとき、前記戸先側の水平ガイド面18fが、裏パネル体3に設けた支持ローラ17のフランジ部17bに対向して支持を受けるように設定されている。ここで、フランジ部17bが水平ガイド面18fを支持することによる本体部7の支持高さは、支持ローラ17の転動面部17aがレール片16bを支持することによる本体部7の支持高さよりも高くなるように設定されている。これによって、図6(C)、図7(A)の実線で示すように、フランジ部17bが水平ガイド面18fを支持する状態になると、レール片16bが転動面部17aから離間し、支持受けレール16の戸先側部位が、躯体に固定される部材であって、戸袋体1(支持ローラ17)や上部バー6等の部材に対して変位量Hを存して高位に変位するように設定されている。
このように支持された引き戸体5において、引き戸体5(本体部7)が全閉姿勢からスライド全開姿勢に変姿する過程で、支持受けレール16は、ブロック体18の設けられていない戸尻側部位のレール片16bが支持ローラ17の転動面部17aに移動自在に支持される状態(図5(A)、(B)、図6(C)の仮想線、図7(a)の仮想線参照)で戸尻側に向けて移動し、引き戸体5がスライド全開姿勢になる前の段階になると、支持受けレール16のブロック体18配設部位が裏パネル体3の戸先側に設けた支持ローラ17に達するように構成されている。そして、ブロック体18が設けられた部位が支持ローラ17配設部位に達すると、支持受けレール16のレール片16bとブロック体のガイド部18bとが支持ローラ17の転動面部17aとフランジ部17bとの両者に対向する状態となる。そして、この状態からさらに本体部7の戸尻側への移動がなされると、傾斜ガイド面18eが本体部7に近接するフランジ部17bに移動自在に干渉(当接)してレール片16bを転動面部17aから離間させ、レール片16bが転動面部17aに当接支持される状態から、傾斜ガイド面18eがフランジ部17bに当接支持される状態に切換わり、図7(B)に示すように、支持受けレール16が戸袋体1(支持ローラ17)、上部バー6等の躯体側部材に対して強制的に順次上動するように構成されている。
そして、引き戸体5がスライド全開姿勢となることに伴い、フランジ部17bに対向する面が傾斜ガイド面18eから水平ガイド面18fに至り、この状態では、前述したように、支持受けレール16が支持ローラ17に対し変位量Hを存して上動しており(図6(C)、図9(B)参照)、これによって、本体部7の戸先側が上部バー6に対して高位に変位して、戸先側の左右一対の係止片7aが上部バー6の各フック体6bに対して浮いた状態となって、係止片7aのフック体6bに対する挿抜操作(係止部の係脱操作)が軽快、かつ、円滑になるように構成されている。
このとき、支持受けレール16と支持ローラ17とは、レール片16bと転動面部17aとの当接、ブロック体18のガイド部(傾斜ガイド面18e、水平ガイド面18f)とフランジ部17bとの何れかの当接支持がなされており、支持受けレール16の戸先側部位を強制上動させる場合に当接音(異音)を発生することがなく、引き戸体5の静粛な開閉作動ができるように構成されている。
また、ブロック体18は、支持ローラ17の転動面部17aに対向するレール片16bではなく、フランジ部17bに対向する固定片16aに位置して設ける構成としたので、ブロック体18を支持受けレール16に組込む作業が容易になり、しかも、ブロック体18の連結部18aが嵌入する取付け凹溝16cの溝幅(前後方向長さ)を広く確保することができて、ブロック体18の支持受けレール16への組込み強度を高めることができるように構成されている。
因みに、本実施の形態においては、上部バー6と本体部7との連結部である左右一対の係止片7aとフック体6bとによる二箇所の係止部は、引き戸体5のスライド全開姿勢において裏パネル体3の戸先側端部に設けられた支持ローラ17の左右両側に位置するように設定されている。このため、前記スライド全開姿勢において、支持ローラ17がブロック体18に干渉することで本体部7の戸先側部位を上部バー6に対して強制的に高位に変位させたとき、二箇所の係止片7aを各フック体6bに対して同じような変位量で浮せることができる。
また、ブロック体18のガイド部18bは、引き戸体5のスライド全開姿勢では水平ガイド面18fが支持ローラ17のフランジ部17bからの支持を受けており、これによって、スライド全開姿勢の引き戸体5(本体部7)が不安定になって閉鎖側に動いてしまうような不具合がなく、スライド全開姿勢が安定して保持されるように構成されている。
さらに、支持受けレール16が強制的に上動する変位量Hは、フック体6bの貫通孔6aにおける係止片7aの上下方向の遊びよりも短く設定されており、支持受けレール16が強制上動した場合に、係止片7aが貫通孔6aの上側の孔縁に押し付けられて挿抜操作ができ難くなるような不具合がないように配慮されている。
叙述の如く構成された本形態において、引き戸体5は走行レール8に沿ってスライド開閉することにより引き戸として作動し、引き戸体5が開口部の他半部を開放するスライド全開姿勢となったときには、引き戸体5(本体部7)が戸袋体1とともに表側に開放揺動することにより開き戸として作動できるように構成されている。このものにおいて、本体部7は、第二支持手段の支持受けレール16に設けられたブロック体18により、引き戸体5がスライド全開姿勢となることに伴い、上部バー6に対し本体部7の戸先側部位が上動し、係止片7aがフック部6bに対して浮く状態となって、上部バー6と本体部7とを係脱する操作が軽快、かつ、円滑になり、操作性の優れた開き戸機構付き引き戸装置とすることができる。そして、この場合に、支持受けレール16のレール片16bが支持ローラ17の転動面部17aにより支持される状態から、支持受けレール16に設けたブロック体18のガイド部18bがフランジ部17bにより支持される状態に切換わることにより、本体部7の戸先側部位が高位に変位する構成として、支持受けレール16が支持ローラ17から離間することがないようにしたので、従来のもののように、引き戸体5がスライド全開姿勢に変姿する過程で当接音が発生するようなことがなく、引き戸体5の静粛な開閉作動を実現することができる。
しかも、本体部7は、戸袋体1に対して第一、第二支持手段を介して支持されているので、本体部7をスライド開閉させる場合に、何れの開放位置においてもバランスよく支持することができるという利点がある。
さらに、このものにおいて、ブロック体18は、支持ローラ17の転動面部17aではなくフランジ部17bに対向する部位であって、支持受けレール16の固定片16aに設ける構成としたので、ブロック体18を支持受けレール16に組込む作業が容易であるばかりでなく、ブロック体18を強固に組込むことができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図10に示す第二の実施の形態のように構成することができる。
前記第二の実施の形態において、戸袋体21は一枚状のパネル体で構成されており、引き戸体22は、戸袋姿勢の戸袋体21の表面に沿ってスライド開閉移動する構成となっている。そして、引き戸体22は、上部バー22aと本体部22bとにより構成されること、上部バー22aと本体部22bとが、戸先側端部において図示しない係止手段を介して係脱自在に係止する構成であること、上部バー22aが走行レール8を走行する構成であること等、基本的な構成は前記第一の実施の形態と同様となっている。また、戸袋体21と本体部22bとの間に設けられる支持手段は、本体部22b戸尻側端部の裏面に設けた支持受けローラ23、および、戸袋体21の表側面(本体部22b側面)に左右方向長尺状に設けられ、前記支持受けローラ23を表裏方向抜止め状に、かつ、左右方向移動自在に支持する支持レール24により構成される第一支持手段と、本体部22bの裏面に左右方向長尺状に設けられる支持受けレール25、および、戸袋体21表面の戸先側端部に設けられ、前記支持受けレール25が表裏方向抜止め状に、かつ、左右方向移動自在に支持される支持ローラ26により構成される第二支持手段とで構成されている。そして、第二支持手段の支持受けレール25の戸先側部位に、前記第一の実施の形態と同様のブロック体18が設けられる構成となっている。
そして、前記第一の実施の形態と同様に、引き戸体22のスライド開閉移動の際に、引き戸体22がスライド全開位置に近付くに従い、支持受けレール25に設けたブロック体18が支持ローラ26のフランジ部26aに干渉することで、本体部22bが次第に高位に変位し、引き戸体22のスライド全開姿勢への変姿に伴い、本体部22bの戸先側端部が高位に持ち上げられる(上動する)構成となっている。そして、この場合でも、上部バー22aとの係止手段の係脱操作が軽快になって操作性に優れ、しかも、スライド開閉作動において静粛な操作が可能な開き戸機構付き引き戸装置することができる。
さらに、図11に示す第三の実施の形態のようにすることもできる。
前記第三の実施の形態において、戸袋体27は表裏一対のパネル体27a、28bで構成されており、引き戸体28は、戸袋姿勢の戸袋体27の表裏一対のパネル体27a、27bの対向間に沿ってスライド開閉移動する構成となっている。そして、引き戸体28は、上部バー28aと本体部28bとにより構成され、上部バー28aと本体部28bとは、戸先側端部においてフック体28cと係止片28dとによる一ヶ所の係止手段を介して係脱自在に係止する構成となっており、上部バー28aが図示しない走行レールを走行する構成となっている。さらに、戸袋体27と本体部28bとの間には、本体部28b戸尻側端部の表面に設けられる支持受けローラ29、および、戸袋体27の表パネル体27aの裏面に左右方向長尺状に設けられ、前記支持受けローラ29を表裏方向抜止め状に、かつ、左右方向移動自在に支持する支持レール30により構成される第一支持手段と、本体部28bの裏面に左右方向長尺状に設けられる支持受けレール31、および、戸袋体27の裏パネル体27b表面の戸先側端部に設けられ、前記支持受けレール31が表裏方向抜止め状に、かつ、左右方向移動自在に支持される支持ローラ32により構成される第二支持手段とが設けられており、これらの各構成は前記第一の実施の形態と同様となっている。
そして、第三の実施の形態において、第一支持手段の支持レール30の戸尻側部位には、戸尻側ほど低位となる傾斜状のガイド面30aと、該ガイド面30aの最低位部に続く水平面30bとが形成されている。そして、引き戸体28をスライド全開姿勢に変姿させた場合に、上部バー28aと本体部28bとの係止部は、第二支持手段による支持部より戸先側に位置している一方、本体部28bの戸尻側部位の支持受けローラ29が前記ガイド面30aを経由して水平面30bに位置するように設定されている。これによって、本体部は、第二支持手段による支持部を支点として戸尻側が低位に、戸先側が高位になるよう強制変位せしめられ、上部バー28aと本体部28bとの係止手段である係止片28dがフック体28cに対して浮いた状態となるように構成されている。
そして、この構成においても、本体部28bが上部バー28aに対して上動し、本体部28bと上部バー28aとの間に設けられるフック体28cに対する係止片28dの係脱操作が軽快、かつ、円滑になるように構成されている。しかも、この場合に、支持受けローラ29が支持レール30から離間することがなく、本体部28aの戸先側端部を高位に変位させるときに異音が発生するような不具合がないようにできる。
本発明は、通常は引き戸として機能し、必要において戸袋体とともに開き戸として機能するように構成された開閉装置に利用することができる。
1 戸袋体
2 表パネル体
3 裏パネル体
4 上側枠体
5 引き戸体
6 上部バー
6b フック体
7 本体部
7a 係止片
9 ローラブラケット
14 支持受けローラ
15 支持レール
16 支持受けレール
16a 固定片
16b レール片
16c 取付け凹溝
17 支持ローラ
17a 転動面部
17b フランジ部
18 ブロック体
18a 連結部
18b ガイド部
18e 傾斜ガイド面
18f 水平ガイド面

Claims (3)

  1. 開口部の左右方向一半部に設けられ、開閉揺動可能に構成された戸袋体と、該戸袋体の戸袋姿勢において、戸袋体に沿ってスライド移動して開口部の他半部を開閉する引き戸体とを備え、前記引き戸体が開口部他半部を開放するスライド全開姿勢で引き戸体と戸袋体とが一体に開閉揺動して開口部を揺動全開姿勢とする開き戸機構付き引き戸装置において、前記引き戸体を、開口部上方に設けた走行レールに左右方向移動自在に吊持される上部バーと、戸先側端部が係止手段を介して上部バーに係脱自在に支持される本体部とにより構成するとともに、前記本体部と戸袋体との間に、本体部の戸尻側端部に設けられる支持受けローラと該支持受けローラを移動自在に支持するべく戸袋体に左右方向長尺状に設けられる支持レールとにより構成した第一支持手段と、本体部に左右方向長尺状に設けられる支持受けレールと該支持受けレールを相対移動自在に支持するべく戸袋体の戸先側端部に設けられる支持ローラとにより構成した第二支持手段とを設け、前記第二支持手段の支持受けレールの戸先側部位に、戸先側ほど下方に突出する傾斜状のガイド面を有したブロック体を設けて、引き戸体のスライド全開姿勢で本体部の戸先側端部を高位に強制変位させる構成としたことを特徴とする開き戸機構付き引き戸装置。
  2. 支持ローラは、支持受けレールを相対移動自在に転動する転動面部と、該転動面部の両側に転動面部より大径のフランジ部が形成されるものとし、ブロック体は、支持ローラのフランジ部に対向する部位に位置して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開き戸機構付き引き戸装置。
  3. 開口部の左右方向一半部に設けられ、開閉揺動可能に構成された戸袋体と、該戸袋体の戸袋姿勢において、戸袋体に沿ってスライド移動して開口部の他半部を開閉する引き戸体とを備え、前記引き戸体が開口部他半部を開放するスライド全開姿勢で引き戸体と戸袋体とが一体に開閉揺動して開口部を揺動全開姿勢とする開き戸機構付き引き戸装置において、前記引き戸体を、開口部上方に設けた走行レールに左右方向移動自在に吊持される上部バーと、戸先側端部が係止手段を介して上部バーに係脱自在に支持される本体部とにより構成するとともに、前記本体部と戸袋体との間に、本体部の戸尻側端部に設けられる支持受けローラと該支持受けローラを移動自在に支持するべく戸袋体に左右方向長尺状に設けられる支持レールとにより構成した第一支持手段と、本体部に左右方向長尺状に設けられる支持受けレールと該支持受けレールを相対移動自在に支持するべく戸袋体の戸先側端部に設けられる支持ローラとにより構成した第二支持手段とを設け、前記第一支持手段の支持レールの戸尻側部位に、戸尻側ほど低位となる傾斜状のガイド面を設けて、引き戸体のスライド全開姿勢で本体部の戸先側端部を高位に強制変位させる構成としたことを特徴とする開き戸機構付き引き戸装置。
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