JP3666045B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真複写機や静電プリンタ等の静電記録方式の画像形成装置に関し、像担持体上の潜像を現像して形成されたトナー像を、回転する転写ベルトを有するベルト転写装置により記録材上に物理的手段によって転写したのち、トナー像の付着した記録材を搬送して定着装置により定着を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置にあっては、帯電器によって像担持体である例えば感光体ドラム周面に一様に帯電した後、感光体ドラム周面に像露光を行い静電的な潜像を形成する。この潜像は現像手段によって現像・顕像化されてトナー像となる。この感光体ドラム周面に形成されたトナー像はタイミングを合せて給送される記録材(記録紙)上に物理的手段によって転写され、トナー像の転写を受けた記録材は感光体ドラムから分離され、定着手段に搬送され、そのトナー像は記録材上に定着されたのち装置外に排出される。
【0003】
この感光体ドラム周面に付着したトナー像は、転写放電器によって、トナーの帯電極性とは逆極性の電荷が記録材に対して背面から付与されて記録材上へ転写され、しかる後、交流の高電圧が印加された記録材は分離器によって除電され、感光体ドラムから分離することがなされている。しかし多色トナー像が直径100mm相当の外径の感光体ドラムに積層されて形成されているカラートナー像を確実に記録材に転写し、かつ感光体ドラムから安定して分離するのに難しさがあり、トナー像の転写を終了した記録材が分離されないまま感光体ドラムに巻き付き、紙詰り等を起し易いという欠点を有している。特に、75%RH以上の高湿環境下で16〜20ポンド紙のような相対的に薄い記録材を使用した場合には、その傾向が顕著であり鮮やかなカラー像の転写する条件と白紙の分離する条件が両立しないという欠点を有している。この欠点を改善した技術としてベルト転写装置が用いられる。
【0004】
ベルト転写装置では、複数の保持ローラ(駆動ローラ、従動ローラ)によって張設された転写搬送ベルト(以下、転写ベルトとも称す)を感光体ドラムと同速度をもって回転するようにする。記録材は該転写ベルトと密着しながら搬送し、転写部を通過し転写部では転写ベルトと一体的に感光体ドラムに接触するように構成されている。そして転写部では転写ベルトの内側に設けられた転写電極(コロナ放電極、ローラ状電極或いはブラシ状電極)によって転写ベルトにトナー極性とは逆極性の電荷が付与され、感光体ドラム上のトナー像が記録材に転写するように構成されている。かかるベルト転写装置では転写部において優れた転写効率、分離効果を得ることができる。
【0005】
上記ベルト転写装置は感光体ドラム上にトナー像を重ねて形成して一度に記録材に転写を行うようにしたカラー画像記録装置では特に好ましい装置として用いられる。かかるカラー画像記録装置では感光体ドラム上でトナー像を重ねるため複数の現像器を感光体ドラム周縁部に備えるためドラム径は大きくなり、従来の静電転写分離方式では十分な分離性能が得られないのでより確実な分離性能を必要とすることと、トナー像を重ねる方式ではトナー付着量が2〜3倍と多くなるため、転写電荷量は付着量にほぼ比例して大きくなり、単色に比較して2〜3倍に大きくすることが必要となる。以上の2点の要件に対して、ベルト転写装置は以下の理由で優れている。ベルト転写装置では、記録材は感光体に転写ベルトを介して密着された状態でベルトに転写電荷が付与されるため、転写ベルトで十分な転写電荷を保持することができ、確実な転写が得られる。しかも記録材は転写ベルト内の転写電荷に静電的に吸引されながら感光体ドラムから離れるために十分な転写力を保持しながら確実な分離性能が得られるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ベルト転写装置を備えた画像記録装置においては、転写部での記録材のジャム発生、記録材の領域外のカブリ等により、像担持体から転写ベルトに転移したトナーをクリーニングする必要を生じる。このためのクリーニング方式が多く提案されている。例えば、特開平3-116174号公報におけるブレードクリーニング方式や、特開平6-59581号公報,特開平6-59586号公報における静電回収ローラクリーニング方式等がある。転写ベルトにブレードやローラを圧接させるために、軸方向への転写ベルトの片寄り、転写ベルト速度ムラによる転写ズレ、或いはブレードや転写ベルト等の部品の劣化といった課題を残している。また転写装置自体が複雑になり信頼性の管理面或いは製造コストの上昇といった課題もある。
【0007】
更に、画質面においても次のような課題がある。
【0008】
高湿環境下で、白粒状に転写ヌケした画像が発生し、湿度の上昇に伴い、トナー像全体にわたって激しく霜降状の転写不良になることもある。紙種の変化により、発生条件及び発生レベルも異なる。これを通称「転写ハジキ」と呼ぶ。これはコロナ転写極により与えられたベルト及び記録紙を媒介として転写進入部に流れ込み、進入部の電位が転写極部に近づき、像担持体と記録紙との間の間隙電位がパッシェン臨界を越えて起こす気中放電が原因である。
【0009】
常温常湿でも転写ハジキに至らないまでも、文字の周辺にトナーが飛び散る「文字チリ」「画像ニジミ」が発生する。これは前述の間隙電位の上昇により記録紙が像担持体に密着する前に像担持体上のトナーが記録紙側に静電力で飛翔することに起因している。
【0010】
本発明はベルト転写装置のクリーニング機構の改良によって、前述に示したクリーニング課題を解決し、転写ズレ、ピッチムラ、ベルトの片寄りといった問題もなく、構造的にシンプルで安価で装置としての寿命も高いベルト転写装置を提供するとともに、画像ニジミや転写ハジキ等の転写不良の発生を防止し、重ね合せによって形成されたトナー像を転写する場合でも色調を損なうことなく記録材上に高品質のカラー画像として転写することの出来るベルト転写装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナー像を転写部にて記録材に転写するベルト転写装置を備えた画像形成装置において、前記ベルト転写装置は、前記像担持体に対向して周回する無端状の転写ベルトと、前記転写ベルトの裏面側に設けられ、前記像担持体上に形成されたトナー像と逆極性の電荷を前記転写ベルトに対して注入する電圧が印加される第2の電極と、前記転写ベルトの裏面側であって、前記第2の電極よりも前記転写ベルトの移動方向上流側であり、かつ前記転写ベルトが前記像担持体と接触する範囲に設けられ、前記像担持体上に形成されたトナー像と同極性の電荷を前記転写ベルトに注入する電圧が印加される第1の電極とを有し、前記転写部を記録材が通過して像担持体上に形成されたトナー像が記録材に転写されるときには、前記第1の電極及び前記第2の電極に電圧が印加され、前記転写ベルトと前記像担持体とが当接し、かつ前記転写部を記録材が通過しないときには、前記第1の電極のみに電圧が印加されることを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】
実施例の説明に先立ってベルト転写装置を備える画像形成装置の構成とその作用について述べる。
【0013】
図1は本発明に係る画像形成装置の1実施例としてカラー画像形成装置(カラープリンタ)の全体構成図である。
【0014】
(帯電・除電)
図において10は像担持体である感光体ドラムで、OPC感光層をドラム上に塗布したもので接地されて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン帯電器で、感光体ドラム10周面に対しVHの一様な帯電をVGに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いた帯電前露光手段(PCL)11による露光を行って感光体周面の除電をしておく。
【0015】
(露光)
感光体ドラムへの一様帯電ののち像露光手段13により画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回転するポリゴンミラー131、コリメートレンズ132等を通過し、反射ミラー133A,133Bにより光路を曲げられ、fθレンズ134を経て走査がなされるもので、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形成される。本実施例では文字部に対して露光を行い、文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形成する。
【0016】
(現像)
感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14Y,14M,14C,14Kが設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によって行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもので、現像剤は層形成棒142によって現像スリーブ141上に300〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬送される。
【0017】
現像域における現像スリーブ141と感光体ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.4〜1.0mmとして、この間にVACのACバアイスとVDCのDCバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナーの帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位の高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低いVL部分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0018】
1色目の顕像化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露光手段13によって形成される。このとき1色目の画像形成行程で行われたPCL11による除電は、1色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛び散るため行わない。
【0019】
再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってVHの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDCとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVLの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランスが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>VLとなる中間電位とすることもある。
【0020】
3色目、4色目についても2色目と同様の画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0021】
(給紙)
一方、給紙カセット21より給紙され給紙ローラ221,222によって給送された記録材Pは、転写ベルト31を張架したベルト転写装置30によって転写域へと給送され、感光体ドラム10周面上の多色像が一括して記録材P上に移される。223はレジストシャッタ、224は記録材先端通過検知センサである。
【0022】
(転写)
図2は転写ベルト31が記録材Pを介して感光体ドラム10に当接した転写時の状態を示すベルト転写装置30の断面図である。図3は転写ベルト31が感光体ドラム10の周面から離間した状態を示す断面図である。前記の転写ベルト装置30に使用した転写ベルト31は、ウレタンゴムの基体の外側にFLC層を形成された1010〜1011Ω・cm(20℃,60%RH)の体積抵抗率をもち、厚さ0.61mm、周長(直径)52cmの無端状のゴムベルトであり、駆動ローラ33と従動ローラ(転写前ローラ)32との間に張架されてテンションローラ35の付勢により伸長率3%で使用される。
【0023】
なお、上記体積抵抗率は、転写ベルト31を電極でサンドイッチして電極間に2kVを印加し、300msec経過したのちの電流値から算出した値である。但しこの体積抵抗値は環境依存性が大きく、環境、特に温度により2桁程度の変動があるから、機内湿度モニターにより転写ベルト31に注入する電荷を所望の範囲に設定するために電極に印加する電圧を切り換え制御することが一層望ましい。
【0024】
前記の転写前ローラ32と駆動ローラ33ならびにテンションローラ35は、ベルト転写装置30の外枠30aに収容された内枠30bに支持されていて、圧縮バネ30cにより駆動ローラ33の軸33aを支点として反時計方向に付勢されている。
【0025】
前記転写前ローラ32は、両端の軸に備えられた突当コロ(図示せず)を感光体ドラム10側縁部の非画像領域に当接することによって巻回する転写前ローラ32と感光体ドラム10の周面との距離が所定の値に規制されるように支持され、転写ベルト31の搬送に従動して回転される。該転写前ローラ32にはバイアス電圧印加が可能になっている。
【0026】
一方、前記の駆動ローラ33は、装置本体の動力系に接続して反時計方向へと駆動回転される外径15.3mmのローラであって、Rmax.55〜85μmの表面粗度を備えることによって転写ベルト31とスリップすることなく確実に反時計方向へと循環し、感光体ドラム10の周速に同期して搬送する。
【0027】
前記の転写ベルト31は、第1の電極に該当する転写前ローラ32と駆動ローラ33の間のベルト面を感光体ドラム10の周面に圧接してニップ部Nを形成し、それに対向する転写ベルト31の内側に第2の電極に該当するコロナ放電器34を配置してトナー像の転写域を構成している。
【0028】
前記コロナ放電器34は、WO3を材料とする線径0.08mmの転写ワイヤ34aと、該転写ワイヤ34aに対するサイドプレートの間隔を7.5mmに設定したステンレス鋼板SUS304を材料とする電極プレート34bとから構成されていて、感光体ドラム10面に対し前記の転写ワイヤ34aを7mm隔てて対向配置されている。
【0029】
前記コロナ放電器34と転写前ローラ32との間は、絶縁性部材37に仕切られていて、コロナ放電器34による放電電荷が直接転写前ローラ32に直接流れ込むのを防止している。該絶縁性部材37はポリエチレンテレフタレート(PET)の薄板で作られ、前記電極プレート34bに固定されている。
【0030】
また前記転写前ローラ32は、前述した突当コロの外径寸法の設定によって、巻回する転写ベルト31の外周がその下流側にわたってドラム面に間隙から過剰な圧力を生じないような接触状態となるように、テップ部で転写ベルト31を適度に挟圧している。
【0031】
前記コロナ放電器34の転写ワイヤ34aには転写電極電源HV1により+3.5〜+7.5kVの範囲で可変の電圧が印加され、前記の転写前ローラ32の軸32aにはバイアス電源HV2により−1000〜−2500Vの範囲で可変の電圧VPRが印加されるようになっている。
【0032】
転写に際しては、転写電極電源HV1と、バイアス電源HV2を作動にするが、転写コロナ放電器から転写ベルトに注入する電荷(+)を転写前ローラ32から転写ベルトに注入する電荷(−)より大きくすることにより、転写ベルト31に総和として+電荷を注入させ、記録材Pにトナーを転写している。転写電極電源HV1からの出力電圧は記録材Pの厚みや材質或いは環境条件により適宜調整可能になっている。非通紙時には、転写電極電源HV1を不作動にし、バイアス電源HV2を作動にすることにより、転写ベルト31に総和としてマイナス電荷を注入させ、像担持体10上の不要トナーが転写ベルト31に付着するのを防止したり、或いは転写ベルト31に付着している残余トナーを像担持体10に逆転移させ、転写ベルトを常時クリーニングしている。ジャムした直後或いは電源投入直後には、転写ベルト31に不要トナーが付着していると想定して、この非通紙時の状態にし、つまりベルト転写装置30を転写ベルト31が像担持体10に当接するような圧着状態にし、かつ転写電極電源HV1を不作動にし、バイアス電源HV2を作動にし転写ベルト31を周回させることにより転写ベルト31をクリーニングしている。このとき、感光体ドラム10の表面電位は帯電器12や除電器15により、画像形成時の電位に維持されている方がクリーニング安定性の面でより好ましい。
【0033】
本発明の請求項1および2によるベルト転写装置を以下に説明する。(実施例1〜3参照)
転写極(コロナ放電器)34の上流位置で、トナーと同極性の電位を印加した転写前ローラ32により転写ベルト31を像担持体10に接触させることにより、通紙時には転写ニジミや転写ハジキ、特に高温高湿の環境下で発生し易い転写ハジキの発生を防止すること、あるいは非通紙時には転写ベルト31上に残余するトナーを像担持体側に逆転移させたり、像担持体10上のトナーを転写ベルト31側に転移するのを防止する発明を、本出願人は先に出願した明細書に示した。
【0034】
これらの発明で、画質面、部品の制限、ユニット寿命の向上等に大きな進歩が得られた。しかし、トナー極性と同極性の電源が新たに必要とする課題が残されている。
【0035】
本発明の請求項1および2は、上記課題を解決するためになされたものであり、下記の構成を有する。なお、前記実施例と異なる点を説明する。
【0036】
本発明の請求項1および2に記載のベルト転写装置の構成の要点を下記に示す。(図1、図2、図3参照)
(1)転写前ローラ32に印加する電源をスコロトロン帯電器12のコロナ電流またはグリッド電圧を利用して構成した。
【0037】
(2)転写前ローラ32に印加する電源をスコロトロン帯電器12から利用し、像担持体10の帯電電位を非画像領域と画像領域とで切り替えて、通紙時には転写ニジミと転写ハジキに適した電位差になし、非通紙時には転写ベルト上に残余するトナーを像担持体側に逆転移するのに適した電位差を得る構成にした。
【0038】
(3)画像書き込み部の露光条件を切り替えることにより、像担持体10の非画像領域の電位を制御し、非通紙時の像担持体10に対する転写前ローラ32の電位差を通紙時より大きくし、転写ベルト上に残余するトナーを像担持体10側に逆転位するように構成した。
【0039】
以下、実施例1,2,3により説明する。
【0040】
(実施例1)
図4に示す構成図は、転写前ローラ32に印加する電源としてスコロトロン帯電器12のコロナ電流を利用する共通化電源構成にしたことを特徴とし、かつ転写ハジキ防止を目的とする。スコロトロン帯電器12は、バックプレート121、帯電極ワイヤ122、グリッド123、絶縁板124、イオン流電極125から成り、バックプレート121と絶縁板124とにはイオン通過穴121aが穿設されている。
【0041】
上記帯電極ワイヤ122は帯電電源126に接続し、グリッド123はグリッド電源127に接続している。また、イオン流電極125は抵抗R1,R2を介して転写前ローラ32に接続している。VZは定電圧素子128の電圧値である。
【0042】
上記各構成部材の諸元を下記に示す。
【0043】
帯電電源 126:−5.0〜6.0KV,−40μA
グリッド電源 127:−650V(0〜−700V,出力可変)
抵抗R1:10MΩ
抵抗R2:10MΩ
電流値IZ:10〜50μA
電圧値VZ:−700〜−1000V
図5に示す構成図は、転写前ローラ32に印加する電源として、スコロトロン帯電器12のグリッド電源127を利用する構成にしたものである。各構成部材の諸元を下記に示す。
【0044】
帯電電源 126:−5.0〜6.0KV
グリッド電源 127:−650V(−622〜−702V)
抵抗RL:10MΩ
実施例1と各プロセス手段の条件を表1に示す。
【0045】
【表1】
Figure 0003666045
【0046】
(実施例2)
転写前ローラ32に印加するバイアス電圧を定電圧にする電源として、スコロトロン帯電器12のコロナ電流を利用する共通電源構成にしたもので(図4参照)、グリッド電圧を非画像領域で適当な電位に切り替える。
【0047】
図6はモノクロモードにおける画像形成装置の画像形成プロセス作動を示すタイミングチャートである。なお、このタイミングチャートでは、A4サイズの記録材Pに連続5枚黒色プリントするときのモードを示す。このモードでは、黒色トナーを有する現像器14Kによる黒現像のみの作動であり、なお転写ベルト31及びクリーニングブレード16は常時作動している。しかも画像領域の通過時にのみ作動し、非作動時には現像ローラ141は停止していて、いかなる潜像電位でも現像されない状態になっている。さらにACバイアス電源をオフすれば、より完全に現像を防止できる。また、転写前ローラ(前ローラ)32のバイアス電圧印加は、転写前ローラ32のバイアス電圧は、画像部または非画像部に拘わらず常時オンになっていて、スコロトロン帯電器12のタイミングと同時である。
【0048】
転写極34は画像部が通過するときのみオンになる。そして非画像領域に対応する像担持体10周面が通過するときに、グリッド電圧を切り替え制御することが可能なように、像担持体10の表面電位を0〜−650Vの範囲の任意の値で制御することができ、転写前ローラ32に印加する電源が図21に示すような定電圧電源であっても、非画像領域における転写前ローラ32と像担持体10との間の電位差をクリーニングに適した値に自由に切替制御することができるようになっている。
【0049】
以上述べたようにこの実施例の特徴は、▲1▼通紙時より非画像領域すなわち非通紙時ににおいて、転写前ローラ32と像担持体10との間の電位差を強めることができる、▲2▼該電位差をグリッド電圧を切り替えることにより、自由に可変できることである。
【0050】
図7は4色トナーによるフルカラーモードにおける画像形成装置の画像形成プロセス作動を示すタイミングチャートである。なお、このタイミングチャートでは、A4サイズの記録材Pに4色のカラープリントを連続してプリントするときのモードを示す。
【0051】
(1)このモードでは、転写前ローラ32のバイアス電圧印加は、像担持体10の回転時に常時オンになし、スコロトロン帯電器12の作動タイミングと同時である。
【0052】
(2)転写ベルト31の圧着解除タイミングは、像担持体10上の画像の先端部が転写極34を通過する前に、像担持体10に圧接する。画像の後端より転写ベルト31の周長以上の下流側の像担持体10が転写前ローラ32の位置を通過した時点で転写ベルト31は像担持体10から離間される。
【0053】
(3)クリーニング装置16のクリーニングブレード16aの圧着解除は、前プリントのクリーニングブレード16aの解除した位置の上流側の像担持体10の周面にクリーニングブレード16aを圧着する。転写ベルト31が離間した位置より下流側の像担持体10の周面で離間させる。
【0054】
実施例2と各プロセス手段の条件を表2に示す。
【0055】
【表2】
Figure 0003666045
【0056】
本実施例による転写前ローラ32のバイアス電圧を定電圧にし、非画像部の帯電電位を切替制御する方式の特長を下記に列挙する。
【0057】
1)実施例のような定電圧電源で転写前ローラ32の専用の切替可能な電源を採用することもなく、転写前ローラ32と像担持体10との電位差を画像部と非画像部とで切替することができる。
【0058】
2)グリッド電圧を切替制御することにより、非画像領域での転写前ローラ32と像担持体10との電位差を自由に強度を切替することができる。
【0059】
3)従来のように非画像部の電位を画像部と同一にした場合には、バイアスが強すぎると像担持体10が過大に帯電した。この方式により、この問題は完全に解消した。
【0060】
4)実施例のように転写前ローラ32に電源として帯電極12のイオンを利用する共通電源でも転写ベルト31上トナーをクリーニングするためのバイアスの強度を環境条件や転写ベルト31の抵抗率の変化に対応して適宜選択することができるようになった。
【0061】
(実施例3)
書込部の露光条件を切り替えることにより、像担持体10の非画像領域の電位を制御し、非通紙時の像担持体10に対する転写前ローラ32の電位差を通紙時より大きくし、転写ベルト31上に残余するトナーを像担持体10側に逆転移するように構成したものである。更に帯電極12の電源を転写前ローラのバイアス電源として利用する事に対しても露光条件を切り替えることにより、通紙時の適正な転写性能とクリーニング部材を廃止したベルト転写装置における安定したクリーニング性能とを同時に達成するものである。
【0062】
図8はモノクロモードにおける画像形成装置の画像形成プロセス作動を示すタイミングチャートである。なお、このタイミングチャートでは、A4サイズの記録材Pに連続5枚黒色プリントするときのモードを示す。このモードでは、黒色トナーを有する現像器14Kによる黒現像のみの作動であり、なお転写ベルト31及びクリーニングブレード16は常時作動している。しかも現像ローラ141は画像領域の通過時にのみ作動し、非画像領域の通過時には停止することにより、いかなる潜像電位でも現像されない状態になっている。さらに現像ローラの停止時にACバイアス電源を同時にオフすれば、より完全に現像を防止できる。また、転写前ローラ(前ローラ)32のバイアス電圧の印加は、画像部または非画像部に拘わらず常時オンになっていて、帯電極12のタイミングと同時である。転写極34は通紙時のみオンするようになっている。
【0063】
図9は4色トナーによるフルカラーモードにおける画像形成装置の画像形成プロセス作動を示すタイミングチャートである。なお、このタイミングチャートでは、A4サイズの記録材Pに4色のカラープリントを連続してプリントするときのモードを示す。このモードでは、転写前ローラ32のバイアス電圧印加は、像担持体10の回転時に常時オンになっていて、帯電極12の作動タイミングと同時である。転写ベルト31の圧着解除タイミングは、画像の先端部が転写極34を通過する前に像担持体10の周面に圧着する。画像の後端より転写ベルト31の周長以上の下流側の像担持体10位置が、転写前ローラ32の位置を通過した時点で転写ベルト31は離間する。クリーニング装置16のクリーニングブレード16aの圧着解除タイミングは、前プリントのクリーニングブレード16aの解除した位置の上流側の像担持体10面上の位置に、クリーニングブレード16aを圧着する。転写ベルト31が離間した位置より下流側の像担持体10の周面位置で離間させる。転写極34は記録紙が転写部を通過する時のみONするように動作する。
【0064】
実施例3と各プロセス手段の条件を表3に示す。
【0065】
【表3】
Figure 0003666045
【0066】
転写前ローラ32のバイアス電圧を定電圧にし、非画像部の露光条件を切替制御する方式の特長を下記に列挙する。
【0067】
1)実施例のような定電圧電源で転写前ローラ32の専用の切替可能な電源を採用することもなく、転写前ローラ32と像担持体10との電位差を画像部と非画像部とで切替することができる。
【0068】
2)レーザーパワーあるいは1ドットあたりのレーザー点灯時間(PWM)を切替制御し、非画像領域に相当する感光体ドラムの表面電位を制御することにより、非画像領域での転写前ローラ32と像担持体10との電位差を自由に強度を切替することができる。
【0069】
3)従来のように非画像部の電位を画像部と同一にした場合には、転写ベルトの体積抵抗率によっては、バイアス電圧が強すぎ、像担持体10が過大に帯電する懸念があった。この方式により、この問題は完全に解消できる。
【0070】
4)実施例のように転写前ローラ32に電源として帯電極12のイオンを利用する共通電源でも転写ベルト31上トナーをクリーニングするためのバイアス電圧の強度を環境条件や転写ベルト31の抵抗率の変化に対応して適宜選択することができるようになった。例えば、実施例では示していないが、湿度センサーの出力信号により非画像領域に対するレーザー書込信号を可変制御するようにしてもよい。
【0071】
次に、非画像領域通過時の現像条件を説明する。
【0072】
非画像領域の表面電位が如何なる状態でもトナーが現像されないようにする。
条件1 現像ローラ141は回転させない。
【0073】
条件2 現像ローラ141上の現像剤は像担持体10に非接触である。
【0074】
条件3 現像ACバイアスは印加しない。
【0075】
条件4 現像DCバイアスは非画像領域の電位にならって略等しく変化する。
【0076】
条件1、2が主要であるが、条件3、および条件4を完備させれば、より好ましい。
【0077】
本実施例では、上記条件1、条件2に条件3を加えた条件で実施し良好な転写性能が得られた。
【0078】
【発明の効果】
本発明により、クリーニング機構を廃止することができ、簡単な構造で、製造原価を低減できる画像形成装置を提供されることとなった。またこれによって、転写ベルト及びクリーニング部品の劣化問題が解消され、かつ回収トナーの処理等も必要がなくなり、転写ユニットの寿命を飛躍的に向上させることができた。
【0079】
また、画像の転写初期における像担持体面からのトナーの飛翔が防止されていわゆる転写ニジミ等の発生が回避され、その結果条件の悪い高湿度環境下においても記録材に対し画像ハジキを伴わない色調の鮮かなカラー画像を転写することが出来た。なお、このような発明の効果は第2の電極が転写ベルトに接触して電荷を付与する導電性ブラシ状の電極あるいは導電性ローラ電極であっても印加する電圧値等は異なるが同様に得られることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト転写装置を備えたカラー画像形成装置の全体構成図。
【図2】ベルト転写装置の断面図。
【図3】転写ベルトが像担持体表面より離間した状態を示す断面図。
【図4】転写前ローラと帯電極とを共通化電源に実施例を示す構成図。
【図5】転写前ローラと帯電極とを共通化電源にした他の実施例を示す構成図。
【図6】モノクロモードにおける画像形成装置の第2の実施例を示すタイミングチャート。
【図7】フルカラーモードにおける画像形成装置の第2の実施例を示すタイミングチャート。
【図8】モノクロモードにおける画像形成装置の第3の実施例を示すタイミングチャート。
【図9】フルカラーモードにおける画像形成装置の第3の実施例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体)
12 スコロトロン帯電器(帯電極)
122 帯電極ワイヤ
123 グリッド
126 帯電電源
127 グリッド電源
13 像露光手段
14Y,14M,14C,14K 現像器
16 クリーニング装置
224 記録材先端通過検知センサ(スイッチSW)
30 ベルト転写装置
31 転写ベルト
32 第1の電極(転写前ローラ、従動ローラ)
33 駆動ローラ
34 第2の電極(コロナ放電器、転写極)
35 テンションローラ
37 絶縁性部材(放電防止板)
39 湿度センサ

Claims (3)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像を転写部にて記録材に転写するベルト転写装置を備えた画像形成装置において、
    前記ベルト転写装置は、
    前記像担持体に対向して周回する無端状の転写ベルトと、
    前記転写ベルトの裏面側に設けられ、前記像担持体上に形成されたトナー像と逆極性の電荷を前記転写ベルトに対して注入する電圧が印加される第2の電極と、
    前記転写ベルトの裏面側であって、前記第2の電極よりも前記転写ベルトの移動方向上流側であり、かつ前記転写ベルトが前記像担持体と接触する範囲に設けられ、前記像担持体上に形成されたトナー像と同極性の電荷を前記転写ベルトに注入する電圧が印加される第1の電極とを有し、
    前記転写部を記録材が通過して像担持体上に形成されたトナー像が記録材に転写されるときには、前記第1の電極及び前記第2の電極に電圧が印加され、
    前記転写ベルトと前記像担持体とが当接し、かつ前記転写部を記録材が通過しないときには、前記第1の電極のみに電圧が印加されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写ベルトと前記像担持体とが当接しかつ前記転写部を記録材が通過しないときの前記像担持体の表面電位と前記第1の電極の表面電位との差は、前記転写部を記録材が通過して像担持体上に形成されたトナー像が記録材に転写されるときよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体を荷電させる帯電極及び前記第1の電極に電圧を印加する電源を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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