JP3665728B2 - 工具駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、研削加工などの工作機械に使用する工具駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作物の研削加工に、研削盤などの工作機械が用いられている。例えば、内円筒面研削加工の場合、内面研削盤が使用され、その高速回転する小径の砥石車で工作物の円筒内周面を削り取っている。また、外円筒面研削加工の場合、外面研削盤が使用され、その大径の砥石車で工作物の円筒外周を削り取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の研削盤では、工作物を研削加工している間、砥石車に不断に負荷がかかっているため、研削抵抗が極端に大きくなり、砥石車の研削性能を損ねているという問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決し、砥石車などこの種の工具の負荷を小さくして、工具の性能を十分に引き出し、工作物に対する加工能力を高めることのできる優れた工具駆動装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の工具駆動装置は、ハウジングと、軸端に工具の装着部を有する主軸と、前記主軸のラジアル方向とスラスト方向を非接触により支持する静圧流体軸受と、前記主軸に作動連結され、前記主軸を回転駆動する第1の駆動部と、前記主軸と同軸上に配設され、前記主軸に対してその軸方向に振動を加える第2の駆動部とを備えた工具駆動装置において、前記主軸は、主軸本体と、前記主軸本体に前記第2の駆動部を介在して連接する中空の回転駆動伝達軸とを備え、前記中空の回転駆動伝達軸は、前記主軸本体側の大径部と、前記第1の駆動部側の小径部と、これら大径部と小径部との間に突出されたフランジとを備え、前記小径部の周面に前記ハウジングに設けられた電源接続部に接触される電極が取り付けられて、前記第2の駆動部の配線が前記回転駆動伝達軸の内部を通して前記電極に接続されるとともに、前記小径部の軸端にかみ合いクラッチの一方をなす十字形の凹部又は凸部が形成されて、前記ラジアル方向の静圧流体軸受に前記主軸本体の後部側、前記第2の駆動部、前記中空の回転駆動伝達軸の大径部が配置されるとともに、前記スラスト方向の静圧流体軸受に前記フランジが配置され、前記第1の駆動部は前記かみ合いクラッチの他方をなす十字形の凸部又は凹部を具備して、前記中空の回転駆動伝達軸に連結されるものである。この構成から、主軸の回転駆動伝達軸を第1の駆動部により回転駆動するとともに、この主軸の主軸本体に第2の駆動部により軸方向に振動を加えると、回転駆動伝達軸により、主軸が回転駆動する動作と主軸を振動させる動作とを併せて円滑に行い、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、工作物に接触する工具の負荷を小さくして、工具の性能を維持向上させることができる。例えば研削工具の場合、研削工具と工作物との間の研削抵抗を小さくして、研削工具の研削性能を最大限に発揮することができる。本発明の請求項2に記載の工具駆動装置は、請求項1の構成において、第1の駆動部は、主軸に直結される回転軸と、この回転軸に作動連結し、これを回転駆動する外付けの回転駆動源とにより構成されるものである。この構成により、主軸を外部の回転駆動源に作動連結された回転軸により回転駆動するとともに、この主軸に第2の駆動部により軸方向に振動を加えることにより、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、工作物に接触する工具の負荷を小さくして、工具の性能を維持向上させることができる。本発明の請求項3に記載の工具駆動装置は、請求項1の構成において、第1の駆動部は主軸に直結されるエアモータにより構成されるものである。この構成により、主軸をエアモータにより回転駆動するとともに、この主軸に第2の駆動部により軸方向に振動を加えることにより、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、工作物に接触する工具の負荷を小さくして、工具の性能を維持向上させることができる。本発明の請求項4に記載の工具駆動装置は、請求項1の構成において、第1の駆動部は主軸に直結される電気モータにより構成されるものである。この構成により、主軸を電気モータにより回転駆動するとともに、この主軸に第2の駆動部により軸方向に振動を加えることにより、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、工作物に接触する工具の負荷を小さくして、工具の性能を維持向上させることができる。本発明の請求項5に記載の工具駆動装置は、請求項1乃至4のいずれかの構成において、第2の駆動部に、圧電素子を利用した超音波振動子を備えるものである。この構成により、主軸を第1の駆動部により回転駆動するとともに、この主軸に超音波振動子により軸方向に振動を加えることにより、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、工作物に接触する工具の負荷を小さくして、工具の性能を維持向上させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態を示している。なお、この実施の形態では、研削盤などの工作機械に用いる工具駆動装置を例示している。図1において、この工具駆動装置1は、ハウジング2と、研削工具を取り付けられる主軸4と、主軸4を支持する静圧流体軸受5と、主軸4を回転駆動する第1の駆動部6と、主軸4に対してその軸方向に振動を加える第2の駆動部7とにより構成される。
【0006】
ハウジング2はその内周面に、静圧流体軸受5のための前部軸受固定部21と、第1の駆動部6のための後部軸受固定部22とを備える。また、外周面に空気の供給口23を取り付けられて、前部軸受固定部21の周囲にその流路24が軸方向と平行に向けて、また直角に向けて形成されるとともに、その空気出口25が前部軸受固定部21の内周面所定の位置に設けられている。前部軸受固定部21と後部軸受固定部22との間に電源接続部26が内周面と外周面との間を貫通して形成されている。この電源接続部26には、図示されない高周波交流電源に接続されたブラシ27がハウジング2の内周面に面して配置される。
【0007】
主軸4は、主軸本体41と、主軸本体41の後部に第2の駆動部7を介在して連接する回転駆動伝達軸42とを備える。主軸本体41は先端側を先細に形成され、その先端部に研削工具の砥石車を取り付けるための装着部43が設けられている。回転駆動伝達軸42は中空軸からなり、主軸4側の大径部421と、第1の駆動部6に連結される小径部422とを備え、これら大径部421と小径部422との間の周面にフランジ423を備える。また、小径部422の軸端にかみ合いクラッチの一方をなすボス44が固定され、このボス44に十字形の凹部440が設けられている。この小径部422にはまた、その中間部に全周に亘って電極45が取り付けられていて、この電極45と第2の駆動部7が回転駆動伝達軸42内を通して配線されたリード線46で接続されている。
【0008】
静圧流体軸受5に空気軸受が用いられている。この空気軸受5は、主軸4のラジアル方向を非接触により支持するラジアル方向軸受51と、主軸4のスラスト方向を非接触により支持するスラスト方向軸受52とを備える。ラジアル方向軸受51にはその周面の両開口側に円周方向に複数の空気吹出口50が穿設されている。スラスト方向軸受52はラジアル方向軸受51の一方の開口端に外径を大きくして形成された一対の部材からなり、これらの部材の各面上下に相互に対向して空気吹出口50が形成されている。このようにして空気軸受5はハウジング2の前部軸受固定部21に固定されるとともに、各空気吹出口50に前部軸受固定部21内周面の各空気出口25が連結される。この空気軸受5に、主軸4は先細の先端側を外部(前方)に突出して挿通され、そのラジアル方向軸受51に主軸4の後部側、第2の駆動部7、回転駆動伝達軸42の大径部421が配置されるとともに、そのスラスト方向軸受52に回転駆動伝達軸42のフランジ423が配置される。また、スラスト方向軸受52から回転駆動伝達軸42の小径部422が第1の駆動部6に向けて突出され、その周面に設けられた電極45がハウジング2の電源接続部26に配置されたブラシ27に接触される。
【0009】
第1の駆動部6は外付けの回転駆動源を利用した回転軸61により構成される。回転軸61はその一方端にかみ合いクラッチの他方をなす十字形の軸(凸部)64を備え、他端にプーリ62を備える。ハウジング2の後部軸受固定部22にころがり軸受63が固定され、このころがり軸受63にこの回転軸61が支持される。その一方端の十字形の軸64は、空気軸受5に支持された主軸4の回転駆動伝達軸42の軸端に設けられたボス44の凹部440に差し込まれて、これらの係合により回転軸61が主軸4に直結され、他方端のプーリ62と、外部に配置された図示されないモータ駆動ユニットの出力軸に取り付けられたプーリとの間にベルトを巻き掛けられて、外部の回転駆動源に作動連結される。
【0010】
第2の駆動部7は、圧電素子を利用した超音波振動子71により構成される。超音波振動子71は、主軸本体41と回転駆動伝達軸42との間に介装されて、主軸41と同軸上に配設されている。この超音波振動子71に前述したように、回転駆動伝達軸42内を通して配線されたリード線46が接続される。
【0011】
このようにして工具駆動装置1は、主軸4が空気軸受5に非接触により支持されて、第1の駆動部6により回転駆動され、第2の駆動部7により主軸4に微小振動を加えられる。すなわち、ハウジング2外周面の空気の供給口23を通じて送り込まれた圧縮空気が前部軸受固定部21周囲の空気の流路24を流通して、各空気出口25に連結された空気軸受5の各空気の吹出口50から吹き出され、この空気軸受5上で主軸4はラジアル方向とスラスト方向とを非接触に支持される。第1の駆動部6が作動され、図示されない外部のモータ駆動ユニットの動力がベルト、プーリにより伝達されて回転軸61が回転駆動され、この回転軸61に直結された主軸4が回転される。同時に、第2の駆動部7に高周波交流電圧が印加され、超音波振動子71が軸方向に伸縮して、微小振動を発生し、この振動が主軸4に加えられる。このとき、主軸4と回転軸61が十字形の凹部440を有するボス44と十字形の軸64を用いたかみ合いクラッチにより連結されているので、主軸4が回転軸61に確実に係合されて円滑に回転されるとともに、主軸4の軸方向の移動を許容されて主軸4が円滑に振動される。このようにして主軸4は軸方向に振動しながら、回転される。これにより主軸4の先端に取り付けられた図示されない砥石車は軸方向に振動しながら回転駆動されて、工作物に接触される。この砥石車の振動により、砥石車に受ける負荷が断続され、砥石車と工作面との間の研削抵抗が小さくなる。
【0012】
このように第1の実施の形態によれば、空気軸受5を用い、主軸4のラジアル方向とスラスト方向を非接触により支持し、この主軸4を外部のモータ駆動ユニットを利用した回転軸61により回転駆動するとともに、この主軸4に超音波振動子71により軸方向に振動を加えることにより、主軸4の軸端に装着された研削工具を軸方向に振動させながら回転するので、研削工具の負荷を小さくして研削工具と工作物との間の研削抵抗を小さくすることができ、研削工具の研削性能を最大限に発揮させることができる。すなわち砥石車に著しく良好な切れ具合を得ることができる。
【0013】
(実施の形態2)
図2に本発明の第2の実施の形態を示している。なお、この実施の形態においても、研削盤などの工作機械に用いる工具駆動装置を例示している。図2において、この工具駆動装置11は、ハウジング2と、研削工具を取り付けられる主軸4と、主軸4を支持する静圧流体軸受5と、主軸4を回転駆動する第1の駆動部16と、主軸4に対してその軸方向に振動を加える第2の駆動部7とを備える。この実施の形態においては、第1の駆動部16の構成が第1の実施の形態と異なる。ここでは、第1の駆動部16について新たな符号を付して説明を加え、他の各部については第1の実施の形態と同じ符号を付してその重複した説明を省略する。
【0014】
図2において、ここで第1の駆動部16はベーン形のエアモータ160により構成され、ハウジング2に内蔵される。エアモータ160は、シリンダ161と、シリンダ161の軸芯に対して偏心した位置に挿通されたロータ162と、ロータ162の周面にばね手段を介して取り付けられた複数のベーン163と、シリンダ161の給気ポート164に接続された圧縮空気供給部165と、シリンダ161の排気ポート166に接続された圧縮空気排出部167とを備える。ハウジング2の後部軸受固定部22にころがり軸受168を固定され、このころがり軸受168にロータ162が支持される。ロータ162の先端にはかみ合いクラッチの一方をなす十字形の軸64が設けられていて、その軸64が空気軸受5に支持された主軸4の軸端に設けられたボス44の十字形の凹部440に係合されて主軸4に直結される。
【0015】
このようにして工具駆動装置11は、第1の実施の形態と同様に、空気軸受5上に主軸4がラジアル方向とスラスト方向とを非接触により支持されて、第1、第2の駆動部16、7が作動される。圧縮空気供給部165から圧縮空気が供給され、給気ポート164を通してシリンダ161へ送り込まれ、これにベーン163が押圧されて、ロータ162が回転される。なお、ロータ162の回転とともに圧縮空気は排気ポート166を通して圧縮空気排出部167から排気される。このロータ162の回転により、主軸4が回転される。同時に、第2の駆動部7に高周波交流電圧が印加され、超音波振動子71が軸方向に伸縮して、微小振動を発生し、この振動が主軸4に加えられる。このとき、主軸4とロータ162が十字形の凹部440を有するボス44、十字形の軸64を用いたかみ合いクラッチにより連結されているので、主軸4がロータ162に確実に係合されて円滑に回転されるとともに、主軸4の軸方向の移動を許容されて、主軸4が円滑に振動される。このようにして主軸4は軸方向に振動しながら、回転される。これにより主軸4の先端に取り付けられる図示されない砥石車は軸方向に振動しながら回転駆動されて、工作物に接触される。この砥石車の振動により、砥石車に受ける負荷が断続され、砥石車と工作面との間の研削抵抗が小さくなる。
【0016】
このように第2の実施の形態によれば、空気軸受5を用い、主軸4のラジアル方向とスラスト方向を非接触により支持し、この主軸4をエアモータ160を用いて回転駆動するとともに、この主軸4に超音波振動子71により軸方向に振動を加えることにより、主軸4の軸端に装着された研削工具を軸方向に振動させながら回転するので、第1の実施の形態と同様に、研削工具の負荷を小さくして研削工具と工作物との間の研削抵抗を小さくすることができ、研削工具の研削性能を最大限に発揮させることができる。すなわち砥石車に著しく良好な切れ具合を得ることができる。
【0017】
(実施の形態3)
第2の実施の形態で、第1の駆動部16をエアモータ160に代えているが、さらにこれを内蔵型の電気モータに変更することができる。図3にその一例を示している。図3において、この電気モータ12は、モータ本体121と、電源接続部125とを備える。モータ本体121はブラシレスのモータで、122はマグネット、123はコイルである。このモータ本体121の出力軸の先端に十字形の軸124が設けられている。一方、電源接続部125は、雄側のコネクタ126、雌側のコネクタ127、ホール素子128、マグネット129などを有し、雄側、雌側の各コネクタ126、127が接続され、ホール素子128とマグネット129とにより位置検出されて、コイル123が通電される。この電気モータ12は、十字形の軸124が、図2において、空気軸受5に支持された主軸4の軸端に設けられたボス44の十字形の凹部440に係合されて主軸4に直結される。このようにしても第1、第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、静圧流体軸受を用い、主軸を非接触により支持し、この主軸を第1の駆動部により回転駆動するとともに、この主軸に第2の駆動部により軸方向に振動を加えることにより、主軸の軸端に装着した工具を軸方向に振動させながら回転する工具駆動装置において、主軸は、主軸本体と、主軸本体に第2の駆動部を介在して連接する中空の回転駆動伝達軸とを備え、中空の回転駆動伝達軸は、主軸本体側の大径部と、第1の駆動部側の小径部と、これら大径部と小径部との間に突出されたフランジとを備え、小径部の周面にハウジングに設けられた電源接続部に接触される電極が取り付けられて、第2の駆動部の配線が回転駆動伝達軸の内部を通して電極に接続されるとともに、小径部の軸端にかみ合いクラッチの一方をなす十字形の凹部又は凸部が形成されて、ラジアル方向の静圧流体軸受に主軸本体の後部側、第2の駆動部、中空の回転駆動伝達軸の大径部が配置されるとともに、スラスト方向の静圧流体軸受にフランジが配置され、第1の駆動部はかみ合いクラッチの他方をなす十字形の凸部又は凹部を具備して、中空の回転駆動伝達軸に連結されるので、主軸の回転駆動伝達軸を第1の駆動部により回転駆動するとともに、この主軸の主軸本体に第2の駆動部により軸方向に振動を加えると、回転駆動伝達軸により、主軸が回転駆動する動作と主軸を振動させる動作とを併せて円滑に行い、主軸の軸端に装着された工具を軸方向に振動させながら回転することができ、砥石車などこの種の工具の負荷を小さくして、工具の性能を十分に引き出し、工作物に対する加工能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示す研削盤などの工作機械に用いる工具駆動装置の断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態として示す研削盤などの工作機械に用いる工具駆動装置の断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態として示す工具駆動装置に用いる第1の駆動部の断面図
【符号の説明】
1 工具駆動装置
2 ハウジング
21 前部軸受固定部
22 後部軸受固定部
23 空気の供給口
24 空気の流路
25 空気出口
26 電源接続部
27 ブラシ
4 主軸
41 主軸本体
42 回転駆動伝達軸
421 大径部
422 小径部
423 フランジ
43 工具の装着部
44 ボス
440 十字形の凹部
45 電極
46 リード線
5 静圧流体軸受(空気軸受)
50 空気吹出口
51 ラジアル方向軸受
52 スラスト方向軸受
6 第1の駆動部
61 回転軸
62 プーリ
63 ころがり軸受
64 十字形の軸(十字形の凸部)
7 第2の駆動部
71 超音波振動子
11 工具駆動装置
16 第1の駆動部
160 エアモータ
161 シリンダ
162 ロータ
163 ベーン
164 給気ポート
165 圧縮空気供給部
166 排気ポート
167 圧縮空気排出部
168 ころがり軸受
12 電気モータ
121 モータ本体
122 マグネット
123 コイル
124 十字形の軸
125 電源接続部
126 雄側のコネクタ
127 雌側のコネクタ
128 ホール素子
129 マグネット

Claims (5)

  1. ハウジングと、軸端に工具の装着部を有する主軸と、前記主軸のラジアル方向とスラスト方向を非接触により支持する静圧流体軸受と、前記主軸に作動連結され、前記主軸を回転駆動する第1の駆動部と、前記主軸と同軸上に配設され、前記主軸に対してその軸方向に振動を加える第2の駆動部とを備えた工具駆動装置において、
    前記主軸は、主軸本体と、前記主軸本体に前記第2の駆動部を介在して連接する中空の回転駆動伝達軸とを備え、
    前記中空の回転駆動伝達軸は、前記主軸本体側の大径部と、前記第1の駆動部側の小径部と、これら大径部と小径部との間に突出されたフランジとを備え、前記小径部の周面に前記ハウジングに設けられた電源接続部に接触される電極が取り付けられて、前記第2の駆動部の配線が前記回転駆動伝達軸の内部を通して前記電極に接続されるとともに、前記小径部の軸端にかみ合いクラッチの一方をなす十字形の凹部又は凸部が形成されて、
    前記ラジアル方向の静圧流体軸受に前記主軸本体の後部側、前記第2の駆動部、前記中空の回転駆動伝達軸の大径部が配置されるとともに、前記スラスト方向の静圧流体軸受に前記フランジが配置され、
    前記第1の駆動部は前記かみ合いクラッチの他方をなす十字形の凸部又は凹部を具備して、前記中空の回転駆動伝達軸に連結されることを特徴とする工具駆動装置。
  2. 第1の駆動部は、主軸に直結される回転軸と、この回転軸に作動連結し、これを回転駆動する外付けの回転駆動源とにより構成される請求項1に記載の工具駆動装置。
  3. 第1の駆動部は、主軸に直結されるエアモータにより構成される請求項1に記載の工具駆動装置。
  4. 第1の駆動部は、主軸に直結される電気モータにより構成される請求項1に記載の工具駆動装置。
  5. 第2の駆動部に、圧電素子を利用した超音波振動子を備える請求項1乃至4のいずれかに記載の工具駆動装置。
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