JP3445777B2 - 工具駆動装置 - Google Patents

工具駆動装置

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JP3445777B2
JP3445777B2 JP2000231024A JP2000231024A JP3445777B2 JP 3445777 B2 JP3445777 B2 JP 3445777B2 JP 2000231024 A JP2000231024 A JP 2000231024A JP 2000231024 A JP2000231024 A JP 2000231024A JP 3445777 B2 JP3445777 B2 JP 3445777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削加工などの工
作機械に使用する工具駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の工具駆動装置において
は、ハウジングに、研削工具の装着部を有する主軸とこ
の主軸を回転駆動する回転軸がそれぞれ軸受に支持され
て取り付けられている。この工具駆動装置の駆動部に外
付けのモータユニットを用いる場合、回転軸の軸端にプ
ーリが取り付けられ、このプーリとモータユニットの回
転軸に取り付けられたプーリとの間にベルトが緊張した
状態に巻き掛けられて、回転軸がベルト伝動により回転
駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
工具駆動装置では、主軸を回転するための回転軸の軸端
にプーリを取り付けて、この回転軸をベルト伝動により
回転駆動するようにした場合、回転軸が振れ回された
り、ハウジングから抜ける方向に引張られたりするた
め、この動きが主軸に伝達されてその軸端に装着された
工具に影響するという問題がある。本発明は、このよう
な従来の問題を解決し、この種の工具駆動装置におい
て、回転駆動される回転軸に振れ回りや引き抜き方向の
移動が発生しても、この回転軸の動きを主軸に伝達せ
ず、主軸を安定して、正常に回転させて、工具を適切に
動作させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の工具駆動装置は、軸端に
工具の装着部を有する主軸と、前記主軸を非接触により
支持する静圧流体軸受と、前記主軸と同軸上に軸受を介
して支持され、駆動部により回転駆動される回転軸と、
前記主軸及び前記回転軸の相互に対向する軸端にそれぞ
れ設けられた軸端継手と、前記主軸と前記回転軸との間
に介装され、これら2軸の前記各軸端継手に係合可能
間継手とにより構成され、前記主軸と前記回転軸とを
連結する軸継手とを備え、前記主軸の軸端継手は、軸端
の中心に軸方向に穿孔されたピン挿通部とその周囲に円
周方向に等間隔に、軸方向に突出された複数の継手ピン
と各継手ピンの先端側に取り付けられたОリングとを具
備し、前記回転軸の軸端継手は、軸端の中心に軸方向に
穿孔されたピン挿通部とその周囲に円周方向に等間隔
に、かつ前記主軸の継手ピンと互い違いの配列にして軸
方向に突出された複数の継手ピンと各継手ピンの先端側
に取り付けられたОリングとを具備し、前記中間継手
は、前記主軸及び前記回転軸の各ピン挿通部に挿通可能
なピンとその周面に形成され、前記主軸及び前記回転軸
の各継手ピンを挿通可能な複数のピン挿通部を有するフ
ランジとピンの両端側及びフランジに隣接する部分に取
り付けられたОリングとを具備し、前記主軸の軸端継手
の中心のピン挿通部に対して前記中間継手のピンが挿通
されるとともに、前記主軸の軸端継手の各継手ピンが前
記中間継手の各ピン挿通部に挿通されて、前記主軸に前
記中間継手の片側一方が連結され、前記回転軸の軸端継
手の中心のピン挿通部に対して前記中間継手のピンが挿
通されるとともに、前記回転軸の軸端継手の各継手ピン
が前記中間継手の各ピン挿通部に挿通されて、前記回転
軸が前記中間継手の片側他方に連結されるものである。
本発明の請求項2に記載の工具駆動装置は、請求項1の
構成において、静圧流体軸受は、主軸の略全長に沿って
支持可能に複数の静圧流体軸受が直列に配置されるもの
である。本発明の請求項3に記載の工具駆動装置は、請
求項1又は2の構成において、静圧流体軸受は、主軸の
ラジアル方向を支持するラジアル方向軸受と、主軸のス
ラスト方向を支持するスラスト方向軸受とを備えるもの
である。本発明の請求項4に記載の工具駆動装置は、請
求項3の構成において、ラジアル方向軸受は、その軸方
向の複数箇所に、円周方向に複数のオリフィスを備える
ものである。本発明の請求項5に記載の工具駆動装置
は、請求項3又は4の構成において、スラスト方向軸受
は、円周方向に複数のオリフィスを備えるものである。
本発明の請求項6に記載の工具駆動装置は、請求項1乃
至5のいずれかの構成において、静圧流体軸受に空気軸
受が用いられるものである。本発明の請求項7に記載の
工具駆動装置は、請求項1乃至6のいずれかの構成にお
いて、駆動部が外付けのモータユニットにより構成さ
れ、回転軸は軸端にプーリを備え、ベルト伝動により回
転駆動されるものである。本発明の請求項8に記載の工
具駆動装置は、請求項1乃至6のいずれかの構成におい
て、駆動部がエアモータ又は電動モータにより構成さ
れ、回転軸はエアモータ又は電動モータに直結されて、
回転駆動されるものである。上の構成から、回転駆動
される回転軸に振れ回りや引き抜き方向の移動が発生し
ても、このような回転軸の動きを主軸に伝達することな
しに、回転軸の回転のみを主軸に伝達することができ
る。併せて、主軸を静圧流体軸受に非接触により支持し
ているので、主軸を安定して、正常に回転させることが
できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の第1の実施の形態を示
している。なお、この実施の形態では、研削盤などの工
作機械に用いる工具駆動装置を例示している。図1にお
いて、この工具駆動装置1は、ハウジング2と、研削工
具を取り付けられる主軸3と、主軸3を支持する静圧流
体軸受4と、主軸3を回転する回転軸5と、回転軸5を
支持するころがり軸受6と、主軸3と回転軸5とを連結
する軸継手7とにより構成される。
【0006】ハウジング2はその内周面に、静圧流体軸
受4のための前部軸受固定部21と、ころがり軸受6の
ための後部軸受固定部22とを備える。また、外周面に
空気の供給口23を取り付けられていて、前部軸受固定
部21の周囲にその空気の流路24が軸方向と平行に向
けて、また直角に向けて形成されるとともに、その空気
出口25が前部軸受固定部21の内周面所定の位置に設
けられている。
【0007】主軸3は、先端部に研削工具の砥石車を取
り付けるための装着部31が設けられ、また後端部に外
周方向に突出するフランジ32が設けられている。
【0008】静圧流体軸受4に2つの空気軸受41、4
2が用いられている。一方の空気軸受41は、主軸3の
先端側略半分のラジアル方向を非接触により支持するラ
ジアル方向軸受であり、その周面には軸方向所定の位
置、ここでは両開口端に近接する位置にそれぞれ、円周
方向に10個のオリフィス40が穿設されている。他方
の空気軸受42は、主軸3の後端側略半分のラジアル方
向を非接触により支持するラジアル方向軸受421と、
主軸3のスラスト方向を非接触により支持するスラスト
方向軸受422とを備える。ラジアル方向軸受421の
周面には軸方向所定の位置、ここでは両開口端に近接す
る位置にそれぞれ、円周方向に10個のオリフィス40
が穿設されている。スラスト方向軸受422はラジアル
方向軸受421の一方の開口端に外径を大きくして形成
された一対の部材からなり、これらの部材の各面に円周
方向に、かつ相互に対向して複数のオリフィス40が形
成されている。このようにして2つの空気軸受41、4
2はハウジング2の前部軸受固定部21に直列に配置さ
れて固定されるとともに、各オリフィス40に前部軸受
固定部21内周面の各空気出口25が連結される。これ
らの空気軸受41、42に、主軸3はその略全長に沿っ
て支持されて、先端の工具の装着部31を外部(前方)
に突出され、また後部側の空気軸受42のスラスト方向
軸受422に主軸3のフランジ32が支持される。
【0009】回転軸5は軸端にプーリ50を備える。ハ
ウジング2の後部軸受固定部22にころがり軸受6が固
定されて、このころがり軸受6にこの回転軸5が支持さ
れる。回転軸5の駆動部に外付けのモータユニットが用
いられ、この回転軸5のプーリ50と図示されないモー
タユニットの回転軸に取り付けられたプーリとの間にベ
ルトが緊張した状態に巻き掛けられる。
【0010】軸継手7は、主軸3、回転軸5の相互に対
向する軸端にそれぞれ設けられたピン挿通部711、7
21及び継手ピン712、722を有する軸端継手7
1、72と、主軸3と回転軸5との間に介装され、これ
ら2軸の各軸端継手71、72に係合可能な継手ピン7
02及びピン挿通部701を有する中間継手70とを備
える。
【0011】図2に示すように、主軸3側の軸端継手7
1は、その中心に軸方向に穿孔されたピン挿通部711
と、その周囲に円周方向に等間隔に、軸方向に向けて突
出された3本の継手ピン712とを備える。各継手ピン
712の先端側に円周方向に溝713が形成され、この
溝713にОリング714が2本ずつ嵌着されている。
回転軸5側の軸端継手72は、その中心に軸方向に穿孔
されたピン挿通部721と、その周囲に円周方向に等間
隔に、かつ主軸3側の継手ピン712と互い違いの配列
にして軸方向に向けて突出された3本の継手ピン722
とを備える。各継手ピン722の先端側に円周方向に溝
723が形成され、この溝723にОリング724が2
本ずつ嵌着されている。中間継手70は、主軸3側及び
回転軸5側の各ピン挿通部711、721に挿通可能な
ピン702と、その周面に形成されたフランジ705に
穿設され、主軸3及び回転軸5の各継手ピン712、7
22を挿通可能な6個のピン挿通部701とを備える。
ピン702の先端側に円周方向に溝703が形成され、
この溝703にОリング704が嵌着され、さらに、ピ
ン702上にフランジ705に隣接してОリング704
が嵌着されている。
【0012】図3に示すように、主軸3側の軸端継手7
1の中心のピン挿通部711に対して中間継手70のピ
ン702が挿通されるとともに、主軸3側の軸端継手7
1の3本の継手ピン712が中間継手70のピン挿通部
701に挿通されて、主軸3に中間継手70の片側一方
が連結される。同様にして、回転軸5側の軸端継手72
の中心のピン挿通部721に対して中間継手70のピン
702が挿通されるとともに、回転軸5側の軸端継手7
2の3本の継手ピン722が中間継手70のピン挿通部
701に挿通されて、回転軸5が中間継手70の片側他
方に連結される。この連結構造により、回転軸5の回転
に対して、これら主軸3側の軸端継手71、中間継手7
0、回転軸5側の軸端継手72が相互に係合して、回転
軸5の回転を主軸3に伝達し、回転軸5の回転以外の動
きに対して、これら主軸3側の軸端継手71、中間継手
70、回転軸5側の軸端継手72が相互に係合せず、回
転軸5に生じる回転以外の動きを許容するとともにこの
動きを主軸3に伝達しないクラッチ機構を構成する。
【0013】なお、図1に示すように、ハウジング2の
後端部にラビリンス構造を利用した防塵部材8が設けら
れている。防塵部材8はキャップ状の部材からなり、そ
の中心にねじ穴80が設けられている。この防塵部材8
はねじ穴80に回転軸5を通され、回転軸5の周面に形
成されたねじ51に螺着されて、回転軸5上に取り付け
られ、防塵部材8の外周部がハウジング2後端面に形成
された溝20に嵌め込まれている。このようにして、防
塵部材8は回転軸5とともに回転され、ハウジング2後
端面の回転軸5周囲の隙間を塞がれて、塵埃の侵入が防
止される。
【0014】このようにして工具駆動装置1は、主軸3
が2つの空気軸受41、42に非接触により支持され
て、回転軸5の回転駆動により回転される。すなわち、
ハウジング2外周面の空気の供給口23を通じて送り込
まれた圧縮空気が前部軸受固定部21周囲の空気の流路
24を流通して、各空気出口25に連結された各空気軸
受41、42の各オリフィス40から絞り流出され、こ
れらの空気軸受41、42上で主軸3はラジアル方向と
スラスト方向とを非接触により支持される。図示されな
い外部のモータユニットの動力がベルト、プーリ50に
より伝達されて回転軸5が回転駆動され、この回転軸5
に軸継手7を介して連結された主軸3が回転される。こ
のとき、回転軸5の回転に対して、軸継手7を構成する
主軸3側の軸端継手71、中間継手70、回転軸5側の
軸端継手72が相互に係合して、回転軸5の回転が主軸
3に伝達され、主軸3は空気軸受41、42に非接触に
より支持されて安定して、正常に回転する。これに対し
て、回転軸5に振れ回りや抜け方向の引張りなど回転以
外の動きが発生した場合に、これら主軸3側の軸端継手
71、中間継手70、回転軸5側の軸端継手72が相互
に係合せず、この回転軸5に生じた回転以外の動きは許
容される一方主軸3に伝達されず、主軸3は空気軸受4
1、42上で安定して、正常に回転する。
【0015】このように第1の実施の形態によれば、2
つの空気軸受41、42を用い、主軸3のラジアル方向
とスラスト方向を非接触により支持し、この主軸3とベ
ルト伝動により回転駆動される回転軸5とを軸継手7に
より連結して、回転軸5の回転を主軸3に伝達するとと
もに、回転軸5に回転以外の動きを許容する一方この動
きを主軸3に伝達しないようにしているので、主軸3を
安定して、正常に回転することができる。
【0016】(実施の形態2)図4に本発明の第2の実
施の形態を示している。この実施の形態においても、研
削盤などの工作機械に用いる工具駆動装置を例示してい
て、この工具駆動装置11の場合、主軸3を回転する回
転軸とその駆動部の構成が第1の実施の形態と異なる。
ここでは、異なる部位に新たな符号を付して説明を加
え、他の各部については第1の実施の形態と同じ符号を
付してその重複した説明を省略する。
【0017】ここで回転軸及びその駆動部がベーン形の
エアモータ9により構成されている。このエアモータ9
は、給気ポート91、排気ポート92を有するシリンダ
90と、シリンダ90の軸芯に対して偏心した位置に挿
通された回転軸であるロータ93と、ロータ93の周面
にばね手段を介して取り付けられた複数のベーン94と
を備え、ハウジング2の後部軸受固定部22にころがり
軸受60が固定され、このころがり軸受60にロータ9
3を支持されて、ハウジング2に内蔵されている。ま
た、ハウジング2の後部に圧縮空気供給部95、圧縮空
気排出部96が取り付けられていて、これらがそれぞれ
シリンダ90の給気ポート91、排気ポート92に接続
されている。
【0018】このエアモータ9のロータ93の一方端に
軸端継手97が固定されている。この軸端継手97は、
第1の実施の形態における回転軸5の軸端継手72と同
様に、その軸芯に軸方向に穿孔されたピン挿通部721
と、その周囲に円周方向に等間隔に、かつ主軸3側の継
手ピン712と互い違いの配列にして軸方向に向けて突
出された3本の継手ピン722とを備える。各継手ピン
722の先端側に円周方向に溝723が形成され、この
溝723にОリング724が2本ずつ嵌着されている。
この軸端継手97が中間継手70に連結されて、主軸3
にロータ93が連結される。
【0019】このようにして工具駆動装置11は、2つ
の空気軸受41、42上に主軸3がラジアル方向とスラ
スト方向とを非接触により支持されて、エアモータ9に
より回転駆動される。すなわち、圧縮空気供給部95か
ら圧縮空気が供給され、給気ポート91を通してシリン
ダ90へ送り込まれ、これにベーン94が押圧されて、
ロータ93が回転される。なお、ロータ93の回転とと
もに圧縮空気は排気ポート92を通して圧縮空気排出部
96から排気される。このロータ93の回転に対して、
軸継手7を構成する主軸3側の軸端継手71、中間継手
70、ロータ93側の軸端継手97が相互に係合して、
ロータ93の回転が主軸3に伝達され、主軸3は空気軸
受41、42に非接触により支持されて安定して、正常
に回転する。これに対して、ロータ93に回転以外の動
きが発生した場合、これら主軸3側の軸端継手71、中
間継手70、ロータ93側の軸端継手97が相互に係合
せず、このロータ93に生じた回転以外の動きが許容さ
れる一方主軸3に伝達されず、主軸3は空気軸受41、
42上で安定して、正常に回転する。
【0020】このように第2の実施の形態によれば、2
つの空気軸受41、42を用い、主軸3のラジアル方向
とスラスト方向を非接触により支持し、この主軸3にエ
アモータ9のロータ93を軸継手7により連結して、ロ
ータ93の回転を主軸3に伝達するとともに、ロータ9
3の回転以外の動きを許容する一方この動きを主軸3に
伝達しないようにしているので、主軸3を安定して、正
常に回転することができる。
【0021】なお、第2の実施の形態において、エアモ
ータを電動モータに代えることができ、このようにして
も同様の作用効果を奏することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主軸を静圧流体軸受により支持し、この主軸に回転軸を
軸継手により連結して、回転軸の回転を主軸に伝達する
とともに、回転軸の回転以外の動きを許容する一方この
動きを主軸に伝達しないようにしているので、回転軸に
振れ回りや引き抜き方向の移動が発生しても、主軸を安
定して、正常に回転することができ、工具を適切に動作
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示す研削盤な
どの工作機械に用いる工具駆動装置の断面図
【図2】同工具駆動装置に用いる軸継手の拡大分解斜視
【図3】同工具駆動装置に用いる軸継手の拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態として示す研削盤な
どの工作機械に用いる工具駆動装置の断面図
【符号の説明】
1 工具駆動装置 2 ハウジング 20 溝 21 前部軸受固定部 22 後部軸受固定部 23 空気の供給口 24 空気の流路 25 空気出口 3 主軸 31 工具の装着部 32 フランジ 4 静圧流体軸受 40 オリフィス 41、42 空気軸受 421 ラジアル方向軸受 422 スラスト方向軸受 5 回転軸 50 プーリ 51 ねじ 6、60 ころがり軸受 7 軸継手 70 中間継手 701 ピン挿通部 702 継手ピン 703 溝 704 Оリング 705 フランジ 71 軸端継手 711 ピン挿通部 712 継手ピン 713 溝 714 Оリング 72 軸端継手 721 ピン挿通部 722 継手ピン 723 溝 724 Оリング 8 防塵部材 80 ねじ穴 11 工具駆動装置 9 エアモータ 90 シリンダ 91 給気ポート 92 排気ポート 93 ロータ 94 ベーン 95 圧縮空気供給部 96 圧縮空気排出部 97 軸端継手
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−180582(JP,A) 特開 昭58−50317(JP,A) 特開 平9−264330(JP,A) 実開 昭51−120581(JP,U) 実開 平6−14557(JP,U) 実開 平1−80828(JP,U) 実開 昭49−131439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 3/70,3/52,3/28 B23Q 5/04 F16C 32/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸端に工具の装着部を有する主軸と、 前記主軸を非接触により支持する静圧流体軸受と、 前記主軸と同軸上に軸受を介して支持され、駆動部によ
    り回転駆動される回転軸と、 前記主軸及び前記回転軸の相互に対向する軸端にそれぞ
    れ設けられた軸端継手と、前記主軸と前記回転軸との間
    に介装され、これら2軸の前記各軸端継手に係合可能
    間継手とにより構成され、前記主軸と前記回転軸とを
    連結する軸継手とを備え 前記主軸の軸端継手は、軸端の中心に軸方向に穿孔され
    たピン挿通部とその周囲に円周方向に等間隔に、軸方向
    に突出された複数の継手ピンと各継手ピンの先端側に取
    り付けられたОリングとを具備し、前記回転軸の軸端継
    手は、軸端の中心に軸方向に穿孔されたピン挿通部とそ
    の周囲に円周方向に等間隔に、かつ前記主軸の継手ピン
    と互い違いの配列にして軸方向に突出された複数の継手
    ピンと各継手ピンの先端側に取り付けられたОリングと
    を具備し、前記中間継手は、前記主軸及び前記回転軸の
    各ピン挿通部に挿通可能なピンとその周面に形成され、
    前記主軸及び前記回転軸の各継手ピンを挿通可能な複数
    のピン挿通部を有するフランジとピンの両端側及びフラ
    ンジに隣接する部分に取り付けられたОリングとを具備
    し、 前記主軸の軸端継手の中心のピン挿通部に対して前記中
    間継手のピンが挿通されるとともに、前記主軸の軸端継
    手の各継手ピンが前記中間継手の各ピン挿通部に挿通さ
    れて、前記主軸に前記中間継手の片側一方が連結され、
    前記回転軸の軸端継手の中心のピン挿通部に対して前記
    中間継手のピンが挿通されるとともに、前記回転軸の軸
    端継手の各継手ピンが前記中間継手の各ピン挿通部に挿
    通されて、前記回転軸が前記中間継手の片側他方に連結
    される ことを特徴する工具駆動装置。
  2. 【請求項2】 静圧流体軸受は、主軸の略全長に沿って
    支持可能に複数の静圧流体軸受が直列に配置される請求
    項1に記載の工具駆動装置。
  3. 【請求項3】 静圧流体軸受は、主軸のラジアル方向を
    支持するラジアル方向軸受と、主軸のスラスト方向を支
    持するスラスト方向軸受とを備える請求項1又は2に記
    載の工具駆動装置。
  4. 【請求項4】 ラジアル方向軸受は、その軸方向の複数
    箇所に、円周方向に複数のオリフィスを備える請求項3
    に記載の工具駆動装置。
  5. 【請求項5】 スラスト方向軸受は、円周方向に複数の
    オリフィスを備える請求項3又は4に記載の工具駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 静圧流体軸受に空気軸受が用いられる請
    求項1乃至5のいずれかに記載の工具駆動装置。
  7. 【請求項7】 駆動部が外付けのモータユニットにより
    構成され、回転軸は軸端にプーリを備え、ベルト伝動に
    より回転駆動される請求項1乃至6のいずれかに記載の
    工具駆動装置。
  8. 【請求項8】 駆動部がエアモータ又は電動モータによ
    り構成され、回転軸はエアモータ又は電動モータに直結
    されて、回転駆動される請求項1乃至6のいずれかに記
    載の工具駆動装置。
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