JP2007282432A - 発電機の動力入力部 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結される二軸の軸心合わせが容易であると共に,エンジンの出力を損失なくロータ軸に伝達することができる発電機の動力入力部を提供する。
【解決手段】ロータ軸20の一端20aに円筒状のブラケット21を外嵌固定し,このブラケット21の回転子3側とは反対側の端面21aに,一端40aにフランジ部41が形成された入力軸40の前記フランジ部41,又はエンジン60のフライホイール62のいずれか一方を選択的に取り付け可能とする。前記ブラケット21に対する前記フランジ部41の取り付け時,前記ロータ軸20の軸心と前記入力軸40の軸心が同一直線上の配置と成るように,前記ブラケット21の前記端面21aに対する前記フランジ部41の接合位置を規制する手段(凸部22及び凹部42)を設けると共に,前記接合部における複数箇所で前記ブラケット21と前記フランジ41を連結杆により連結,固着する。
【選択図】図1

Description

本発明は発電機の動力入力部の構造に関し,より詳細には,固定子を収容したケーシング内に,回転子を装着したロータ軸を回転可能に収容すると共に,前記ロータ軸の一端を介してエンジンの回転駆動力の入力を行う発電機において,このエンジンからの回転駆動力の入力が行われる前記ロータ軸の一端部分(入力部)の構造に関する。
エンジンで発生した回転駆動力を,発電機に入力して発電を行うことができるようにしたエンジン駆動型発電機が,工事現場やイベント会場,災害の被災地等において電力を得るために広く使用されている。
このようなエンジン駆動型発電機において,エンジンによって得られた出力を,発電機のロータ軸に入力する方式として,エンジンのフライホイールや出力軸にロータ軸の一端を直結する場合と,エンジンの出力軸とロータ軸にそれぞれプーリを嵌着し、両プーリに共通のプーリベルトを巻回することにより,エンジンで発生した回転出力をプーリ及びプーリベルトから成る動力伝達機構を介してロータ軸に入力する場合とがある。
このうち,エンジンのフライホイールや出力軸にロータ軸の一端を直結する方法では,前述のロータ軸は,発電機本体のケーシングに設けられた軸受により,他端のみが支承された片持ちの構造を成し,一方,前述のようにプーリとプーリベルトを介してエンジンの出力をロータ軸に入力する構成にあっては,発電機本体のケーシングに設けた軸受によって,前記ロータ軸の両端が支承された両軸受けの構造が採用され,これにより発電機本体の構造にも相違が生じている。
すなわち,前述のうちエンジンのフライホイールや出力軸にロータ軸の一端を直結した連結構造を採用した発電機本体にあっては,発電機本体のケーシングを一端側において開口する円筒状に形成し,該ケーシングの閉塞側端面に設けられた軸受に前述のロータ軸の一端側を回転可能に支承すると共に,前記ケーシングの開口縁側において前記エンジンのフライホイールに前記ロータ軸の他端を連結し,フライホイールの配置位置に対応してエンジンのハウジングに形成された開口に,前記発電機本体のケーシングの開口縁を重ね合わせて取り付けることで,両者の連結が行われている(特許文献1の図1(B)参照;なお,エンジンの駆動軸直結の例につき,特許文献2参照)。
一方,エンジンの出力をプーリやプーリベルトを介して発電機に入力する後者の場合では,前記発電機のケーシングを,両端共に端部カバーで覆われた形状とし,両端カバーのそれぞれに設けた軸受に,ロータ軸の軸端のそれぞれを支承すると共に,エンジン側に配置される端部カバーを貫通してロータ軸の一端を突出させて,この端部カバーを貫通して突出したロータ軸の一端に前記プーリを取り付けている(特許文献3の図1参照)。
以上のように,エンジンで発生した回転駆動力を,発電機に対してどのようにして入力するかにより発電機の構造に相違が生じ,入力方法の選択に従って発電機の構成部品を大幅に変更する必要がある。
そこで,上記いずれの入力方法を採用した場合であっても,発電機本体の主要な構成部品を変更することなく共通の部品を使用することができるようにするために,ロータ軸の軸端に,一端にプーリが固着された入力軸,又は,エンジンの出力軸のいずれかを選択的に取り付け可能としたものが提案されている。
一例として,前述のようにプーリを備えた入力軸と,エンジンの出力軸とを選択可能に連結可能とした発電機の前記連結部の構造として,図6に示すように前記入力軸40又はエンジンの出力軸70の前記ロータ軸20との連結側端部を先細りのテーパ状に形成すると共に,この入力軸40又は出力軸70のテーパ状の端部を受け入れるテーパ嵌合部26を前記ロータ軸20の連結側端部に形成し,このロータ軸20の軸端に形成されたテーパ嵌合部26内に,前記入力軸40又は出力軸70いずれかのテーパ状の軸端を挿入し,前記ロータ軸20の軸心を通りロータ軸20の長さ方向両端間を貫通する挿通孔27に,ロータ軸20の他端側より挿入したボルト73の先端を,前記テーパ嵌合部26に嵌合された入力軸40又は出力軸70の先端に形成された螺子孔48内に螺合することで,ロータ軸20と入力軸40又は出力軸70とを連結するものがある(特許文献3参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平7−15916号公報 特開平7−39109号公報 特許第3062778号公報 実開昭50−3001号公報
以上説明した特許文献3に記載の構成にあっては,図6に示すようにロータ軸20の軸端に形成されたテーパ嵌合部26内に,入力軸40又は出力軸70のテーパ状に形成された端部を挿入して前記ボルト73によって締結することにより,ロータ軸20と入力軸40又は出力軸70の軸心を合わせることができるようになっている。
しかし,前述の二軸の接合は,ロータ軸20の軸心を貫通する単一のボルト73によって,入力軸40又は出力軸70のテーパ状の端部をテーパ嵌合部26内に引き込み,これにより入力軸40又は出力軸70のテーパー状端部の外周面を,テーパ嵌合部26の内壁面に圧接することにより行っているために,大きな負荷がかかると圧接された入力軸40又は出力軸70のテーパー状端部の外周面と,テーパ嵌合部26の内壁面間に滑りが生じ,これによりエンジンの出力を損失なくロータ軸に伝達することができない場合がある。
そのため,発電出力(エンジンの動力)が比較的小さい場合には,エンジンの出力をロータ軸に対して有効に伝達することができたとしても,発電出力が大きい場合や、エンジンの回転むら(トルク変動)が大きい場合、接合しているテーパ面間に滑りが生じ,ロータ軸に伝達されるエンジンの出力に損失が生じる。
特に,このような発電機から電力の供給を受ける外部作業機が,消費電力を急激に変化するものである場合,この消費電力の変化に伴いエンジンの出力が急激に変化すると,前述のような圧接面間の滑りはより一層生じ易いものとなる。
また,前述の特許文献3記載の連結部の構造によれば,ロータ軸20と入力軸40又は出力軸70とは,単一のボルト73によってのみ連結され,また,ここで使用するボルト73の径は,ロータ軸20の軸径による制約があることから,これを大径にしてロータ軸20と入力軸40又は出力軸70との締結力を増大させて発電出力が大きい発電機本体に対応することにも限界がある。
さらに,前述のように入力軸40や出力軸70の軸端にテーパ状の部分を形成し,また,前記入力軸40又は出力軸70のテーパ状に形成された部分と嵌合するテーパ嵌合部26をロータ軸20の軸端に形成する場合,両者の傾斜角が同一となるようにそれぞれのテーパ部分の勾配を正確に加工すると共に,連結される両軸の軸心が一致するように各テーパ部分を形成する必要があり,テーパ部の加工に高い精度が要求され,加工が困難である。
そこで本発明は,上記従来技術の欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な構造でありながら,連結される二軸の軸心合わせが容易であると共に,両者の連結を確実に行うことができ,エンジンの出力を損失なくロータ軸に伝達することができ,かつ,発電出力が大きい発電機に適用した場合であっても,接合部分に滑りを生じさせることなく,確実に動力の伝達を行うことのできる発電機の動力入力部を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明の発電機1の動力入力部は,固定子2を収容したケーシング10内に,回転子3を装着したロータ軸20を回転可能に収容し,前記ロータ軸20にエンジン60の回転駆動力を入力する入力軸40及びその一端20aに形成された中間連結部材41(62)を介してエンジン60の回転駆動力が入力されるよう構成し,さらに,前記ロータ軸20の一端20aに,例えば円筒状の,ブラケット21を外嵌固定し,このブラケット21の前記回転子3側とは反対側の端面21aに,入力軸40の一端40aに形成されたフランジ部(41),又はエンジン60のフライホイール62から成る中間連結部材41のいずれか一方を選択的に取り付け可能として,エンジン60の回転駆動力を前記入力軸40の他端40bに装着されたプーリ51及び該プーリ51に巻回されたプーリベルト(図示せず)から成る動力伝達機構を介して入力する入力方式と,前記フライホイール62から成る中間連結部材41を介して直接入力する入力方式とで変更可能とし,
前記ブラケット21に対する前記中間連結部材41の取り付けは,前記ロータ軸20の軸心と前記入力軸40の軸心が同一直線上の配置と成るように,前記ブラケット21の前記端面21aに対する前記中間連結部材41の接合位置を規制する規制手段(図1の例では凸部22及び凹部42)を前記ブラケット21と前記フランジ部から成る中間連結部材41との接合部に設けると共に,前記接合部における複数箇所で前記ブラケット21と前記フランジ41をボルト52a等の連結杆52で,ここでは,ボルト止めして,両者を連結したことを特徴とする(請求項1,2;図1参照)。
前記入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材(41)に代えて,前記ブラケット21にエンジンのフライホイール62から成る中間連結部材(41)を取り付ける場合には,前記ブラケット21の前記回転子3側とは反対側の端面21aに無端環状の連結板53の内周縁部を接合すると共に,該接合部における複数箇所において前記連結板53を前記ブラケット21にボルト52bの連結杆によりボルト止めして連結し,かつ,前記連結板53の外周縁部を前記フライホイール62から成る中間連結部材(41)に接合し,前記連結板53とから成る中間連結部材41(前記フライホイール62)との接合部における複数箇所で前記連結板53と前記中間連結部材41(62)をボルト52cの連結杆によりボルト止めして連結すると共に,前記ロータ軸20の軸心と前記中間連結部材41(62)の回転中心とが同一直線上の配置となるように前記ブラケット21に対する前記連結板53の取り付け位置と,前記中間連結部材41(62)に対する前記連結板53の取り付け位置を規制する規制手段を,前記ブラケット21と前記連結板53の接合部,及び前記連結板53と前記中間連結部材41(62)の接合部のそれぞれ設けることができる(請求項3;図2参照)。
さらに,前記ブラケット21に,前記回転子3と反対側の端面21aを外周方向に延長する,例えば前記ブラケット21と一体の,フランジ24を設け,前記ブラケット21に対する前記入力軸40の取り付け時,該ブラケット21のフランジ24外周縁部と前記入力軸40のフランジ部41から成る中間連結部材の外周縁部で,前記ブラケット21と前記フランジ部41から成る中間連結部材を接合するものとしても良い(請求項4;図3参照)。
この場合,前記入力軸40のフランジ部41から成る中間連結部材を,入力軸40の一端40a外周に固着された基部41aと,この基部41aを介して前記入力軸40の一端40aに取り付けられたスペーサ部41bにより構成することができる(請求項5;図3参照)。
さらに,前述のようにブラケット21にフランジ24を設ける場合には,前記ブラケット21に対する前記中間連結部材41(フライホイール62)の取り付けを,前記ブラケット21のフランジ24外周縁部と,前記中間連結部材41(62)の外周縁部を接合して該接合部の複数箇所で連結するように構成することができ,前記ブラケット21のフランジ24と前記中間連結部材41(62)との接合部に,前記ロータ軸20の軸心と前記中間連結部材41(62)の回転中心とが同一直線上となるように,前記ブラケット21に対する前記中間連結部材41(62)の接合位置を規制する規制手段を設けることもできる(請求項6;図4及び図5参照)。
前述の規制手段としては,接合面の一方に形成された凹部と,前記凹部に嵌合される,接合面の他方に形成された凸部を設けることができ(請求項7;図1〜4参照),
又は,接合面双方の対応する位置にそれぞれ形成されたキリ孔56,67と,接合面の一方に形成された前記キリ孔56と,接合面の他方に形成された前記キリ孔67の双方に同時に挿入されるノックピン58により構成することができる(請求項8;図5参照)。
以上説明した本発明の構成より,本発明の発電機1の動力入力部によれば,発電機に対する入力形式を変更するために,ロータ軸20の一端20aに連結される入力軸40に連結された中間連結部材(フランジ部)41,又は入力軸40である,エンジン60からの駆動軸61に連結された中間連結部材41(フライホイール62)のいずれかを選択的に連結可能に構成した場合であっても,この連結部において滑りが生じることがなく,従ってエンジンの出力を損失なくロータ軸20に入力することが可能となった。
しかも,規制手段によりロータ軸20と入力軸40の軸心,又はロータ軸20の軸心と中間連結部材41であるフライホイール62の回転中心を容易に一致させることができることから,取り付け,交換時における位置調整が不要である。
ロータ軸20の一端20aに外嵌固定されたブラケット21にフランジ24を設けることにより,このフランジ24によって中間連結部材41であるフライホイール62とのサイズ差を補うことができ,これにより前記ブラケット21に中間連結部材41(フライホール62)を取り付ける場合であっても,連結板53等の取り付けが不要である。
前述の規制手段として,接合面の一方に形成された凹部と,前記凹部に嵌合される,接合面の他方に形成された凸部を設けることにより,従来技術として説明した高い加工精度が必要となるテーパ面の形成(図6参照)に比較して,容易にロータ軸20と入力軸40との軸心合わせ,又はロータ軸20の軸心と中間連結部材41(フライホイール62)の回転中心の位置合わせを行うための構成を設けることができた。
さらに,接合面双方の対応する位置にそれぞれ形成されたキリ孔56,67と,接合面の一方に形成された前記キリ孔56と,接合面の他方に形成された前記キリ孔67の双方に同時に挿入されるノックピン58により前記規制手段を構成する場合には,前記凹部及び凸部の形成に比較して前記規制手段の形成がより一層容易である。
次に,本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
〔実施例1〕
1.発電機本体の全体構造
図1に,本発明の入力部の構造を採用した発電機1の全体構成を示す。
図1に示す実施形態において,発電機のケーシング10は円筒状に形成されたケーシング本体11と,前記ケーシング本体11の一端側における開口部を被蓋するケーシング端板12により構成されている。
このケーシング本体11の内周には,固定子鉄心に固定子コイルを巻回して形成された固定子2が固着されていると共に,ケーシング本体11内周の前記固定子2によって包囲された部分に,回転子鉄心に回転子コイルを巻回して形成した回転子3が収容されている。
この回転子3は,その中心を貫通するロータ軸20の外周に固着され,ロータ軸20の回転に伴って,前記固定子2によって包囲された空間内で回転するように構成されている。
前述のロータ軸20の,前記ケーシング端板12側の端部(他端)20bは,前述のケーシング端板12の中央部分に形成された軸受室内に嵌合された軸受121によって回転自在に支承されており,ロータ軸20の一端20aには,ブラケット21が外嵌され,このブラケット21の回転子側の端面21bに冷却ファン30を取り付けている。
前述のブラケット21は,本実施形態においてロータ軸に形成されたキー又はキー溝と嵌合するキー溝又はキーが内周に形成されており,前記キー及びキー溝の嵌合によって,ブラケット21がロータ軸20の外周上で滑りを生じることがないように固定されており,これにより,後述するようにブラケット20を介して伝達されたエンジンのトルクを,ロータ軸20に確実に伝えることができるように構成している。
なお,ブラケット21がロータ軸20上で滑りを生じることを防止するための構成としては,前記キーとキー溝の嵌合に限定されず,例えばスプラインを形成するものとしても良く,ブラケット21をロータ軸20外周に固定し得るものであれば,如何なる構成を採用しても良い。
前述のように,ブラケット21を介してロータ軸20に取り付けられた冷却ファン30の外周側において,前記ケーシング本体11には冷却風の排風口112を設けると共に,前記ケーシング本体11の前記ケーシング端板12側に冷却風の導入口111を設け,ロータ軸20の回転により前記冷却ファン30が回転することで,前記導入口111を介して導入された冷却風がケーシング10内を冷却した後,前記排風口112を介してケーシング10外に排出されるように構成されている。
なお,本実施形態の発電機1にあっては,前述の発電用の固定子2及び回転子3の他,ロータ軸20の他端20b側,図示の実施形態にあっては前記冷却風導入口111の内周位置において更に固定子2’及び回転子3’を設け,これにより発電用の前記回転子3を励磁させている。
以下では,本発明の入力部構造を図1を参照して説明した発電機1に適用した例を説明するが,本発明の入力部構造が適用される発電機1の内部構造は,図1を参照して説明した発電機の構造に限定されず,ロータ軸の一端にエンジンの回転駆動力を入力する形式の各種発電機に適用可能である。
2.入力軸との連結構造
前述のロータ軸20に連結される入力軸40は,図1に示すように前記ロータ軸20との連結側の端部(一端)40aにフランジ部41から成る中間連結部材が形成されていると共に,他端40bにプーリ51が外嵌された構造であり,この入力軸40の一端40aに形成された前記中間連結部材(フランジ部)41を,ロータ軸20の一端20aに外嵌された前述のブラケット21の,前記冷却ファン30の取り付け側とは反対側の端面21aに接合・固定して,両軸20,40の連結を行うことができるように構成されている。
この,ロータ軸20の一端20aに外嵌されたブラケット21と,前記入力軸40の一端40aに設けられた中間連結部材(フランジ部)41との接合部には,両軸20,40の軸心を一致させるようにブラケット21の端面21aに対して前記中間連結部材(フランジ部)41の取り付け位置を規制する規制手段が設けられており,本実施形態にあっては,このような規制手段として,両者の接合部を所謂「いんろう継手」として構成している。
図示の例では,前記入力軸40の一端40aに設けたフランジ部41から成る中間連結部材の中心部分に円形の凹部42を形成すると共に,前記ブラケット21の端面21aに,前記フランジ部から成る中間連結部材41に形成された凹部42に嵌合される凸部22を形成し,且つ前記凹部42の内径と前記凸部22の外径とを略同径に形成して、両者の嵌合によってブラケット21の端面21aに対するフランジ部から成る中間連結部材41の接合位置を規制し,これによりロータ軸20と入力軸40の軸心合わせを行うことができるように構成した。
なお,図示の実施形態にあっては,前述の凹部42を入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41に,凸部22をブラケット21の端面21aにそれぞれ形成するものとして説明したが,これとは逆に,前記ブラケット21の端面21aに凹部を,前記入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41に凸部をそれぞれ設け,両者が嵌合するように構成しても良く,また,本実施形態にあっては前記凹部42及び凸部22を,円形の陥没又は突起として説明したが,ロータ軸20と入力軸40の軸心合わせを行うことができる構成であれば,その形状等は特に限定されない。
前述のブラケット21の前記接合側端面21aには,前述の凸部22の外周位置において,周方向に等間隔で螺子孔23が設けられていると共に,前記入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41には,前記凹部42の形成位置の外周に円周方向に等間隔に貫通孔43が形成され,前記ブラケット21の端面21aと,前記入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41とを凹部42と凸部22が嵌合するように重ね合わせた際に,ブラケット21の螺子孔23とフランジ部41の貫通孔43が連通するように両孔の形成位置を対応する位置に形成し,フランジ部41の前記貫通孔43に挿入した連結杆であるボルト52aの先端を前記ブラケット21に形成された螺子孔23に螺合することで,前記ブラケット21を介してロータ軸20の一端20aに入力軸40を連結することができるように構成されている。
なお図1中,13は,ロータ軸20に対して前述のように入力軸40の一端40aを連結する場合に,発電機1のケーシング10の他端側開口縁を塞ぐためのパワーサイドハウジングであり,このパワーサイドハウジング13に設けられた軸受131に,前記入力軸40を回転可能に支承すると共に,前記入力軸40の前記プーリ51取り付け側の端部40bを,前記パワーサイドハウジング13を貫通させて機外に突出させてこの突出部分の端部40bにプーリ51を外嵌している。
前述のパワーサイドハウジング13には,周縁部より外周方向に突出するフランジ132が設けられており,このパワーサイドハウジング13のフランジ132と,発電機1のケーシング10の他端側開口縁とを接合すると共に,この接合部をボルト及びナット等の締結具によって締結することにより,発電機1のケーシング10に前記パワーサイドハウジング13を取り付け可能に構成している。
3.エンジンのフライホイールとの連結構造
以上のように構成された発電機1の前記ロータ軸20には,前述のように他端40aにプーリ51が取り付けられた入力軸40を連結することができる他,図2に示すように,エンジン60の駆動軸61である入力軸40に取り付けられたフライホイール62に対しても連結することができるように構成されている。
このフライホイール62は,エンジン60のハウジングに形成されたフライホイールハウジング63内に収容されており,このフライホイールハウジング63には,発電機1の取り付け側に発電機1のケーシング10の他端側開口縁と同形状の開口部64が形成されている。
前述のフライホイール62は,図示の例においてフライホイールハウジング63の開口部64に面した端面に,エンジン側に向かって中央を陥没させた陥没部65が形成されていると共に,この陥没部65の形成面において前述のロータ軸20に外嵌されたブラケット21を取り付けて,前記ロータ軸20との接続を行うことができるように構成されている。
このフライホイール62と前記ブラケット21との連結は,本実施形態においては図2に示すように連結板53を介して行われ,この連結板53を介してブラケット21とフライホイール62との連結により,ロータ軸20の軸心とフライホイール62の回転中心とを一致させることができるように,ブラケット21の端面21aと前記連結板53との接合部に,ブラケット21の端面21aに対する連結板53の取り付け位置を規制する規制手段を設けると共に,前記連結板53と前記フライホイール62との接合部に,フライホイール62に対する連結板53の取り付け位置を規制する規制手段をそれぞれ設け,この規制手段によって規制された位置に連結板53を取り付けることで,ロータ軸20の軸心とフライホイール62の回転中心の位置合わせを行うことができるように構成している。
本実施形態にあっては,この連結板53の外径形状を,フライホイール62に形成した前述の陥没部65の内部形状と対応した形状と成すと共に,前記ブラケット21の端面21aに形成された凸部22を挿入可能な開口53aを前記連結板53の中心部分に形成して,連結板53を全体として無端環状に形成し,フライホイール62の陥没部65内に連結板53を嵌合することで,フライホイール65に対する連結板53の取り付け位置を規制すると共に,ブラケット21の端面21aの凸部22を中央に形成された開口53a内に嵌合することにより,ブラケット21に対する連結板53の取り付け位置を規制している。
この連結板53の外周縁側には,この連結板53を前記フライホイール62に固着する連結杆であるボルト52cを挿入するための貫通孔54が所定の間隔で複数形成されていると共に,この貫通孔54の形成位置に対応して,前記フライホイール62の端面には,前記貫通孔54に挿入されたボルト52cからなる連結杆の先端が螺合される螺子孔66が複数形成され,前記ボルト52cから成る連結杆による螺着,連結によって,フライホイール62の端面に前述の連結板53を取り付けることができるように構成されている。
また,前述の連結板53の内周縁側には,前記ブラケット21の端面21aに形成した螺子孔23の形成位置に対応する位置に貫通孔55が形成されており,この貫通孔55に挿入した連結杆52bの先端を,前記ブラケット21に設けた螺子孔23に螺合することで,ブラケット21に対して連結板53を取り付けることができるように構成されている。
従って,前述の連結板53をフライホイール62の陥没部65に嵌合すると共に,該連結板53の中央開口53a内に前記ブラケット21の凸部22を嵌合することで,エンジン60の駆動軸61である入力軸40と発電機1のロータ軸20の軸心合わせを容易に行うことができ,また,前述の連結板53を,前記フライホイール62及びブラケット21に固着することにより,フライホイール62とロータ軸20間の連結を行うことができ,かつ,フライホイール62に対する連結板53の固定,ブラケット21に対する連結板53の固定を,いずれも複数箇所で連結していることから,各接合面で滑りが生じることもない。
なお,フライホイールハウジング63の開口部64は,前述したように発電機1のケーシング10の他端側開口縁と同形状の開口を備えており,発電機1のケーシング10の他端側に設けられた開口部には,前述の入力軸40を連結した場合のようにパワーサイドハウジング13等を取り付けず,このフライホイールハウジング63の開口部64周縁に直接,発電機1のケーシング10開口部周縁を連結して固着することで,エンジン60のハウジングに発電機1を一体的に取り付けることができるように構成されている。
4.作用等
以上説明した構成により,本発明の入力部構造を備えた発電機1では,エンジン60に対する連結構造を,前述のようにプーリ51やプーリベルトを介して行うか,又はエンジン60のフライホイール62に直接連結するかに拘わらず,ロータ軸20、ケーシング10、回転子3、固定子2、ブラケット21、冷却ファン30など大部分の部品を共通化することができる。
ロータ軸20に入力軸40を取り付ける場合に、ブラケット21と入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41の継手構造を前述のように「いんろう継手」としたことにより,連結される両軸20,40の軸心合わせが容易であり,また,ブラケット21と入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41とを複数の連結杆52で円周方向に複数箇所で締結したことにより,両者の接合面での滑りは皆無であり,エンジンの出力がロータ軸に確実に伝達される。
さらに、前述の「いんろう継手」を構成するために,ロータ軸20に外嵌したブラケット21,及び入力軸40のフランジ部,フライホイールから成る中間連結部材41(62)に形成した凹部や凸部は,前述の従来技術として説明したテーパ嵌合部及びテーパ部に比較して加工が容易であり,しかも,連結する二軸の軸心合わせや,直角度などの精度も良好である。
〔実施例2〕
次に,本発明の別の実施形態を図3及び図4を参照して説明する。
1.入力軸との連結構造
図1及び図2を参照して説明した実施形態1の入力部構造にあっては,ロータ軸20の一端20aに外嵌したブラケット21の回転子側の端面21bに,このブラケット21とは別体として形成された冷却ファン30を連結するものとしていたが,本実施形態にあっては,図3及び図4に示すように前記ブラケット21の接合面側の端部周縁を外周方向に延長してエンジン60のフライホイール62から成る中間連結部材41と同程度の径に拡張するフランジ24を形成し,このフランジ24の回転子側に,フランジ24と例えば一体に,ブレード31を形成して冷却ファン30を前記ブラケット21と一体的に設けたものである。
そして,前記ブレード31の形成側とは反対側の,前記ブラケット21のフランジ24に,入力軸40のフランジ部,又はエンジン60のフライホイール62から成る中間連結部材41を接合可能としている。
本実施形態にあっては,前述のようにブラケット21のフランジ24の外周縁側に,円周方向に等間隔で貫通孔54’を形成すると共に,入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41に前記貫通孔54’と対応する位置に螺子孔43’を設け,前記貫通孔54’に挿入されたボルト52dから成る連結杆を,入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41に形成された螺子孔43’に螺合することにより,ロータ軸20と入力軸40の連結を可能としている。
なお,図示の実施形態にあっては,前記入力軸40の中間連結部材であるフランジ部41を,入力軸40の一端外周に固着された基部41aと,この基部41aに連結されたスペーサ部41bによって構成しているが,必ずしも両者を別体で構成する必要はなく,両者を一体的に形成したフランジ部から成る中間連結部材41としても良い。
なお,前記ブラケット21のフランジ24とスペーサ部41bの接合面に,凹部42’及び凸部22’を設け,この凹部42’及び凸部22’の嵌合により,ロータ軸20と入力軸40との軸心合わせを可能とした点については,前述した実施形態1の構成と同様である。
また,発電機1のケーシング10の他端側開口縁をパワーサイドハウジング13で覆う点,及び,このパワーサイドハウジング13に設けられた軸受131で前記入力軸40を回転可能に支承する点についても,前述した実施形態1と同様の構成である。
2.フライホイールとの結合構造
ブラケット21は,前述のように外周方向に拡張されてフランジ24が形成され,このフランジ24の形成によりエンジン60のフライホイール62と略同径に形成されており,フライホイール62の外周縁側に円周方向に等間隔に螺子孔66’を形成し,ブラケット21のフランジ24に形成された貫通孔54’内にフライホイール62側に向けて挿入されたボルト52eから成る連結杆の先端をこの螺子孔66’に螺合することで,ブラケット21とフライホイール62との固定が行われる。
なお,ブラケット21とフライホイール62との接合面においても,同様にフライホイール62に形成された陥没部65内に,ブラケット21に形成した凸部22’を嵌合して,ロータ軸20の軸心とフライホイール62の回転中心との軸心合わせを行うことができるように構成した。
また,ブラケット21の端面21aにフライホイール62を取り付ける場合,発電機1のケーシング10の他端側開口縁をパワーサイドハウジング13で覆うことなくエンジン60のハウジングに設けられたフライホイールハウジング63の開口部に直接接合する点についても,前述した実施形態1の構成と同様である。
3.作用等
以上の構成にあっては,実施形態1として説明した構成によって得られる作用に加え,ブラケット21の外径がフランジ24の形成によりエンジン60のフライホイール62と略同径に拡大されていることから,ブラケット21とフライホイール62とを接合するに際し,実施形態1(図2参照)で説明したように連結板53等を介在させることが不要となり,部品点数を減少することが可能であると共に,これに伴い組み立て工数を減らすことが可能となる。
〔実施形態3〕
以上で説明した実施形態1及び実施形態2の構成にあっては,ロータ軸20と入力軸40の軸心,又はロータ軸20の軸心とフライホイール62の回転中心の位置合わせを,接合部に形成された凹部及び凸部の嵌合,すなわち接合部の継手構造を「いんろう継手」とすることにより行っていたが,本実施形態にあっては接合部にこのような凹部及び凸部を設けた「いんろう継手」とすることなく,ロータ軸20と入力軸40の軸心合わせ,又はロータ軸20の軸心とフライホイール62の回転中心に位置合わせを行うことができるように構成した。
このような位置合わせを可能とするために,本実施形態にあっては,ブラケット21の接合面21aと,このブラケット21に接合される入力軸40のフランジ部から成る中間連結部材41(このフランジ部41がスペーサ部41bを備える場合には,スペーサ部41b),エンジン60のフライホイール62から成る中間連結部材の相互に対応する位置にキリ孔56,67を形成し,対応するキリ孔に共にノックピン58を挿入することで,前述の位置合わせを行うことができるように構成した。
図5は,前述の図3を参照して説明した入力部構造において,接合部における前述の凹部及び凸部の構成を省略すると共に,ブラケット21の外周円側に設けたボルト孔の間,及びスペーサの外周縁側に設けた螺子孔の間の所定の位置に,前記ノックピン58を挿入可能なキリ孔56,67をそれぞれ形成し,これによりロータ軸20と入力軸40の軸心合わせを行うことができるように構成したものである。
なお,図5に示す例では,ブラケット21と入力軸40のフランジ部41から成る中間連結部材(スペーサ部41b)の位置合わせを行う例を示したものであるが,ブラケット21とフライホイール62の位置合わせを行う場合についても同様の構成を採用することができる。
このように,ノックピン58により位置合わせを行うことにより,接合面に位置合わせのための凹部及び凸部の形成が不要となる。
しかも,ノックピン58を挿入するキリ孔56,67の形成は,前述した凹部及び凸部の形成に比較して容易に行うことができ,これにより連結部の加工が容易となる。
入力軸を取り付けた発電機の断面図。 フライホイールとロータ軸の接合部分を示す断面図。 変形例における入力軸とロータ軸の接合部分を示す断面図。 変形例におけるフライホイールとロータ軸の接合部分を示す断面図。 変形例における入力軸とロータ軸の接合部分を示す断面図。 従来のロータ軸と入力軸との接合部を示す説明図。
符号の説明
1 発電機
2 固定子(発電用)
2’ 固定子(励磁用)
3 回転子(発電用)
3’ 回転子(励磁用)
10 ケーシング
11 ケーシング本体
111 導入口(冷却風の)
112 排風口(冷却風の)
12 ケーシング端板
121 軸受(ケーシング端板12に設けた)
13 パワーサイドハウジング
131 軸受(パワーサイドハウジング13に設けた)
132 フランジ(パワーサイドハウジング13の)
20 ロータ軸
20a 一端(ロータ軸20の)
20b 他端(ロータ軸20の)
21 ブラケット
21a 端面(接合側)
21b 端面(回転子又は冷却ファン側)
22,22’ 凸部
23 螺子孔
24 フランジ(ブラケット21の)
26 テーパ嵌合部
27 挿通孔
30 冷却ファン
31 ブレード(冷却ファン30の)
40 入力軸
40a 一端(入力軸40の)
40b 他端(入力軸40の)
41 中間連結部材(入力軸40のフランジ部)
41a 基部(フランジ部41の)
41b スペーサ部(フランジ部41の)
42,42’ 凹部
43 貫通孔
43’螺子孔
48 螺子孔
51 プーリ
52(52a〜52e) ボルト(連結杆)
53 連結板
53a 開口(連結板53の中央に設けた)
54,54’,55 貫通孔
56 キリ孔
58 ノックピン
60 エンジン
61 駆動軸(エンジン60の)である入力軸40
62 中間連結部材(フライホイール)
63 フライホイールハウジング
64 開口部
65 陥没部
66,66’ 螺子孔
67 キリ孔
70 出力軸(エンジンの)
73 ボルト

Claims (8)

  1. 固定子を収容したケーシング内に,回転子を装着したロータ軸を回転可能に収容し,前記ロータ軸に,エンジンの回転駆動力を入力する入力軸及び該入力軸の一端に形成された中間連結部材を介してエンジンの回転駆動力が入力されるよう設け,さらに,前記ロータ軸の一端にブラケットを外嵌固定し,このブラケットの前記回転子側とは反対側の端面と前記ブラケットと前記中間連結部材との接合部に,前記ロータ軸の軸心と前記入力軸の軸心を同一直線上に配置して接合する接合位置を規制する規制手段を設けると共に,前記ブラケットの前記端面に対する前記中間連結部材の前記接合部における複数箇所で前記ブラケットと前記中間連結部材を連結したことを特徴とする発電機の動力入力部。
  2. 前記中間連結部材が,前記入力軸の一端に形成されたフランジ部又は,エンジンのフライホイールから成る請求項1記載の発電機の動力入力部。
  3. 前記中間連結部材であるエンジンのフライホイールの前記ブラケットに対する取り付け時,前記ブラケットの前記回転子側とは反対側の端面に無端環状の連結板の内周縁部を接合すると共に,該接合部における複数箇所において前記連結板を前記ブラケットに連結し,かつ,前記連結板の外周縁部を前記中間連結部材であるフライホイールに接合し,前記連結板と前記フライホイールとの接合部における複数箇所で前記連結板と前記中間連結部材であるフライホイールを連結すると共に,前記ロータ軸の軸心と前記フライホイールの回転中心とが同一直線上の配置となるように前記ブラケットに対する前記連結板の取り付け位置と,前記中間連結部材であるフライホイールに対する前記連結板の取り付け位置を規制する規制手段を,前記ブラケットと前記連結板の接合部,及び前記連結板と前記中間連結部材であるフライホイールの接合部のそれぞれ設けたことを特徴とする請求項2記載の発電機の動力入力部。
  4. 前記ブラケットが,前記回転子と反対側の端面を外周方向に延長するフランジを備え,前記ブラケットに対する前記入力軸の取り付け時,該ブラケットのフランジ外周縁部と前記入力軸の中間連結部材の外周縁部で,前記ブラケットと前記中間連結部材を接合することを特徴とする請求項1又は2記載の発電機の動力入力部。
  5. 前記入力軸の中間連結部材が,入力軸の一端外周に固着された基部と,この基部を介して前記入力軸の一端に取り付けられたスペーサ部により構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の発電機の動力入力部。
  6. 前記ブラケットに対する前記中間連結部材であるフライホイールの取り付け時,前記ブラケットのフランジ外周縁部と,前記フライホイールの外周縁部を接合して該接合部の複数箇所で連結すると共に,前記ブラケットのフランジと前記中間連結部材であるフライホイールとの接合部に,前記ロータ軸の軸心と前記フライホイールの回転中心とが同一直線上となるように,前記ブラケットに対する前記中間連結部材であるフライホイールの接合位置を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の発電機の動力入力部。
  7. 前記規制手段が,接合面の一方に形成された凹部と,前記凹部に嵌合される,接合面の他方に形成された凸部であることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の発電機の動力入力部。
  8. 前記規制手段が,接合面双方の対応する位置にそれぞれ形成されたキリ孔と,
    接合面の一方に形成された前記キリ孔と,接合面の他方に形成された前記キリ孔の双方に同時に挿入されるノックピンであることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の発電機の動力入力部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114172315A (zh) * 2021-11-30 2022-03-11 浙江水泵总厂有限公司 主轴结构、发电机及发电机装配方法

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