JP2001519503A - スクリュー式コンプレッサ - Google Patents

スクリュー式コンプレッサ

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JP2001519503A
JP2001519503A JP2000515118A JP2000515118A JP2001519503A JP 2001519503 A JP2001519503 A JP 2001519503A JP 2000515118 A JP2000515118 A JP 2000515118A JP 2000515118 A JP2000515118 A JP 2000515118A JP 2001519503 A JP2001519503 A JP 2001519503A
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screw
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axial
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Application number
JP2000515118A
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English (en)
Inventor
クリステン,グエンター
Original Assignee
カーテー クリステン テクノロジー−エントヴィックラング ゲーエムベーハー
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/02Arrangements of bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0021Systems for the equilibration of forces acting on the pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/50Bearings
    • F04C2240/56Bearing bushings or details thereof

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 スクリュー式コンプレッサは、各々に軸(18,24)及びねじロータ(20,26)が設けられた一次ロータ(14)と二次ロータ(16)とを内装するハウジング(12)を備えている。前記二次ロータ(16)は、前記一次ロータ(14)によって軸方向に支持されている。前記一次ロータ(14)のみが、前記ハウジング(12)の軸方向軸支承部分(66)内に支持された軸方向軸支承部分(22)を備えている。前記二次ロータと前記ハウジングとの間の軸方向軸受の省略は、前記二次ロータの支持を単純化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夫々が軸及びねじロータを有する一次ロータと二次ロータとを内装
するハウジングを備えたスクリュー式コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】
スクリュー式コンプレッサは、空気等のガス状物質を圧縮し、それを圧縮ガス
として利用可能にするために使用されている。DE−A−42 27 332か
らは、モータ駆動の一次ロータが二次ロータを駆動するスクリュー式コンプレッ
サが知られている。一次及び二次ロータの軸は、それらの両端がころ軸受により
径方向に支持されている。さらに、2つのロータの各軸は、一端で複数の玉軸受
により軸方向に支持されている。前記軸方向の軸受は、ガスを圧縮する間にねじ
ロータ間に発生する力を一次及び二次ロータの軸方向へ伝える。転がり軸受は動
作中に熱を発生し、これにより軸内の非均一的な熱伝達、つまり応力が生じる。
DD−PS 84 891及びUS−A−38 11 805からは、一次及び
二次ロータの各々に、滑り軸受として構成され、従って熱の発生が少ない軸方向
の軸受が設けられたコンプレッサが知られている。US 32 75 226は
、一次及び二次ロータが転がり軸受によって軸方向に支持されており、一次ロー
タがディスクによって軸方向に追加的に支持されているスクリュー式コンプレッ
サについて説明している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一次及び二次ロータ用のこの多数の軸受は、公知のスクリュー式コンプレッサ
の構成を複雑にし、その製造を高価なものにしている。
【0004】 本発明の目的は、スクリュー式コンプレッサにおける一次及び二次ロータの支
持を単純化して改善することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的は、請求項1に記載された特徴を有する本発明によって達成される。 本発明に係るスクリュー式コンプレッサにおいては、二次ロータが一次ロータ
によって軸方向に支持されている。前記一次ロータのみがハウジングの軸方向軸
支承部分に支持された軸方向軸支承部分を備えている。従って、前記二次ロータ
は、径方向軸受を介してのみ前記ハウジングに直接支持される。前記二次ロータ
は、それ自体の軸方向軸受を介して前記ハウジングに直接的に支持されることは
なくなる。前記二次ロータの軸方向の力は、そのねじロータを介して前記一次ロ
ータのねじロータへ伝えられる。前記一次ロータ及び前記ハウジングの軸方向軸
支承部分によって形成された前記一次ロータの軸方向軸受は、このようにして前
記一次ロータ及び前記二次ロータの全ての軸方向の力を吸収する。
【0006】 二次ロータとハウジングとの間の前記軸方向軸受を省略することによって、前
記一次及び二次ロータの支持に関する全体的な複雑さは、少なくとも1つの(軸
方向)軸受の分だけ低減される。
【0007】 前記ハウジングによって支持された軸方向軸受は、前記一次ロータ用にのみ提
供されており、ガス圧縮の間に発生する前記軸方向の力の大部分は、前記軸受に
作用する。ガス圧縮の間に発生する前記軸方向の力のうちの極めて微量が作用す
る前記二次ロータは、そのねじロータの歯面を介して前記一次ロータのねじロー
タに支持される。
【0008】 前記一次ロータには、前記二次ロータよりも大きな軸方向の力が作用するため
、前記軸方向軸受のみが設けられている。このような構成においては、前記二次
ロータの比較的小さい軸方向の力のみが、前記ねじロータの歯を介して前記一次
ロータに伝わればよい。一般的には、前記二次ロータは軸方向軸受を介して前記
ハウジングに支持されることが可能であるが、前記一次ロータは、前記ねじロー
タを介して前記二次ロータで軸方向に支持されるため、前記ハウジングに連結さ
れたそれ自体の軸方向軸受を備えていない。
【0009】 好ましい実施形態においては、軸方向軸支承部分によって形成される軸方向軸
受が滑り軸受として構成されている。径方向軸受も、滑り軸受として実施するこ
とが可能である。前記軸方向の滑り軸受の構成は、転がり軸受の構成よりも単純
であり、スクリュー式コンプレッサの低コスト製造を容易にする。滑り軸受には
、気になる熱を発生しないために、高速時でもロータ軸に応力が生じないでいる
という利点が更にある。前記滑り軸受は、スクリュー式コンプレッサの圧縮室に
おける潤滑剤及びシーリング剤としても使用されるのと同一の媒体を用いて潤滑
することが可能である。油又は水を、滑り液、潤滑剤、及びシーリング液として
使用することが可能であるが、空気を滑り軸受液として使用することも可能であ
る。
【0010】 前記一次ロータがベルト駆動である場合、滑り軸受は極めて大きい径方向応力
への対応には不向きであることから、駆動側の径方向軸受には転がり軸受を使用
することが好ましい。
【0011】 好ましい実施形態においては、前記二次ロータは、前記ねじロータの噛合歯の
みを介して前記一次ロータによって軸方向に支持されている。前記ねじロータの
歯は、前記二次ロータ上には非常に小さい軸方向の力しか発生しないような、又
は全く軸方向の力が発生しないような構成とすることが可能であるため、前記二
次ロータのこれらの小さい軸方向の力は、前記ねじロータの歯を介して前記一次
ロータへと問題なく伝えられる。前記軸方向の力を前記二次ロータから前記一次
ロータへと伝える更なる手段は不要である。
【0012】 前記二次ロータは、好ましくは前記二次ロータを軸方向に付勢させる軸方向圧
力手段を備えている。該軸方向圧力手段は、前記二次ロータを支持することがで
きる停止体を備えていないが、前記二次ロータに、好ましくは前記二次ロータの
軸に、一定の付勢力を与える。該付勢力は、実質的に、ガス圧縮の間に前記二次
ロータに作用すると予測される軸方向の力に対応している。従って、前記圧力手
段は、実質的に前記二次ロータに作用する軸方向の力を吸収するため、前記二次
ロータから前記一次ロータへは非常に小さい軸方向の力が伝わるだけでよい、又
は全く伝わらなくてもよい。好ましい実施形態においては、この軸方向圧力手段
は、前記二次ロータの軸又はねじロータ上に作用する液圧式の圧力手段として構
成されている。該圧力手段は、空気を供給することも可能である。
【0013】 前記一次ロータの軸方向軸支承部分は、好ましくは前記一次ロータのねじロー
タに配置される。前記ハウジングに支持されるのは、前記一次ロータの軸ではな
く、前記一次ロータのねじロータである。圧力の生成によって発生する軸方向の
力と前記二次ロータによって伝えられる軸方向の力とが発生するねじロータは、
前記ハウジングによって直接支持され、前記ハウジングは他の構成要素を介した
如何なる伝達なしに前記軸方向の力を吸収する。つまり、前記一次ロータは前記
軸に軸方向の応力を一切与えないので、前記軸は対応するトルク及び剪断力によ
るより小さい負荷が掛かる。
【0014】 好ましい実施形態においては、前記一次ロータの軸方向軸支承部分は、前記ね
じロータの軸方向の前壁として構成されている。前記ハウジングの軸方向軸支承
部分は、2つの軸方向軸支承部分が共に前記滑り軸受を形成している環状ディス
ク形状の可動面としてなされてある。従って、前記一次ロータのねじロータの前
壁は、前記ハウジングのリング状の可動面上に支持される軸受面を形成している
。この構成においては、前記一次ロータ上には、軸受に特定した部分が設けられ
ていてはならない。これが前記一次ロータの製造をより安価なものとする。
【0015】 代わりの実施形態においては、前記一次ロータは、前記ねじロータの軸方向の
前端面に滑り軸支承盤を備え、これは、前記ハウジングの軸方向軸支承部分の可
動面と共に前記滑り軸受を形成している。前記一次ロータのロータの前端面には
リング状の滑り軸支承盤が設けられており、閉ざされた径方向の可動面を形成し
ている。
【0016】 前記ねじロータの前壁又は前記滑り軸支承盤は、好ましくは、滑り液用の実質
的に径方向の溝を備えている。該滑り液は、前記ねじロータの軸付近又は基部に
導入され、求心力によって前記溝を介して外部へと供給されることができる。こ
のようにして、前記ねじロータの径方向及び周面の全体に亘って滑り膜が生成さ
れる。
【0017】 好ましい実施形態においては、前記溝は弧状経路をなし、各溝の外側端は径方
向視で前記ロータの回転とは反対方向に曲げられている。これにより、前記ねじ
ロータの径方向及び周面の全体に亘って滑り液が極めて均質に分配される。
【0018】 前記溝は、好ましくはT字状であり、その垂直部分は径方向に配置され、その
水平部分は周方向に沿って接線方向に配置されている。前記T字状の溝は、前記
一次ロータの両運転方向において前記滑り軸受の良好な潤滑を可能にしている。
【0019】 好ましい実施形態においては、前記二次ロータのねじロータの前端面は、前記
一次ロータの滑り軸支承盤によって軸方向に支持されている。前記二次ロータの
ロータ歯の前面は、滑り軸支承盤のロータ側端に隣接している。従って、前記二
次ロータの軸方向の支持は、より大きな軸方向の力をも伝えることができるよう
に単純な手段によって実現されている。
【0020】 好ましい実施形態においては、前記一次ロータのロータ、軸、及び滑り軸支承
盤が一体形成されている。前記一次ロータは、凹状鋳型内での鋳造、射出成形等
によって複合材料から製造することが可能である。
【0021】 代わりに、前記滑り軸支承盤を別個に形成した上で、前記一次ロータの軸及び
/又はねじロータに鋳造、ボルト締め、又はその他の方法によって固定すること
ができる。前記滑り軸支承盤と前記一次ロータとを別個に製造する場合には、軸
、ロータ、及び滑り軸支承盤用に、個々の構成要素の夫々の物理的要件に更に良
く適応することができるように異なる材料を選択することが可能である。前記ね
じロータは、例えば、従来の方法によって複合材料から圧延加工し、その後で金
属製の滑り軸支承盤を前記ねじロータにボルト締めすることが可能である。
【0022】 好ましい実施形態によれば、前記一次ロータ又は前記二次ロータの軸に、径方
向軸受の特殊な可動層が施されている。前記一次ロータは、例えば、一体的に製
造することが可能であり、また、これに続いて径方向軸受用のスーパーグライデ
ィング剤を軸に施すことが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。 図1は、空気等の油を含まない圧縮ガスの生成に利用されるスクリュー式コン
プレッサ10を示している。このスクリュー式コンプレッサ10は、ハウジング
12を備え、該ハウジング12内には、一次ロータ14及び二次ロータ16が互
いに軸を平行に配置されている。一次ロータ14は、軸18と、ねじロータ20
と、一次ロータ14の軸方向の軸支承部分として機能する滑り軸支承盤22とを
実質的に備えている。二次ロータ16には、軸24と、ねじロータ26とが実質
的に設けられている。二次ロータの軸24及びねじロータ26の両方は、一次ロ
ータ14の軸18及びねじロータ20よりも小さい径を有している。一次ロータ
14及び二次ロータ16の両方は、複合材料から一体的に製造される。
【0024】 一次ロータ14は、ハウジング12から延びる軸スタブ28を介して駆動され
ることが可能である。この駆動は、好ましくは一次ロータの長手軸にその軸を心
合わせされた電動モータによりなされる。
【0025】 一次ロータ14上に作用する径方向の力を吸収するために、一次ロータの軸1
8は、2つの径方向軸受30,32を介してハウジング12内に支持されている
。二次ロータ16も、2つの径方向軸受34,36を介してハウジング12内に
支持されている。全ての径方向軸受30,32,34,36は、滑り軸受として
形成されている。ハウジング12によって囲まれた、内部に一次ロータのねじロ
ータ20及び二次ロータのねじロータ26が配置されている空間は、ガスが圧縮
されるスクリュー式コンプレッサ10の圧縮室27を形成している。ハウジング
12は、軸スタッド28側に、圧縮されるべきガスが圧縮室27へと流れていく
ことができる図示しないガス用の開口を備えている。ガスは、ねじロータ20,
26の複数の歯21,25によって形成されるチャンバ、即ち圧縮室27におい
て圧縮され、圧縮室27の反対側の軸方向端で、図示しないハウジングの開口を
介して圧縮された状態で吐出される。スクリュー式コンプレッサ又は一次及び二
次ロータ14,16のこの吐出側は、送給側と呼ばれる。
【0026】 径方向軸受30,32及び36は、略同一の構成を有している。水等の滑り液
は、滑り液注入口38,39,41を介して環状溝44へと流れ入る。各軸18
,24上には、環状溝44に囲まれて軸受ブッシュ46が3つの径方向の孔48
を備えており、滑り液はこれらの孔を介して対応する軸18,24の外周上へと
流れていくことができる。
【0027】 2つの送給側の径方向軸受32,36の上には、滑り液が軸18,24に沿っ
て軸方向に分配され、圧縮室27に向かって流れる滑り液は、環状溝50及び回
収管路52,54を介して滑り液回収室57へと供給される。滑り液は、2つの
孔56,58を介して圧縮室27へと注入される。
【0028】 一次ロータ14の駆動側の径方向軸受30においては、滑り液は、軸受ブッシ
ュ46に沿って軸方向の両側へ、即ち滑り液吐出60の方向及び滑り軸支承盤2
2の方向の両方へ流れる。
【0029】 二次ロータ16の送給側でない方の径方向軸受34においては、滑り液が軸方
向の軸穴62及び軸24の互いに120゜で相対配置された3つの径方向の孔6
4から軸の周面又は軸受ブッシュ47へと流れる。滑り液は、そこから軸の周面
上を圧縮室27に向かって流れる。
【0030】 一次ロータ14は、滑り軸受として構成された軸方向軸受15を備えている。
該軸方向軸受15の一方の軸方向軸支承部分は、ねじロータ20の前端面に配置
され、前記ねじロータ20を軸方向に止める滑り軸支承盤22によって形成され
ている。この軸方向軸受の他方の部分は、ハウジング12の環状ディスク形状の
可動面66によって形成されている。滑り軸支承盤22の環状ディスク形状の可
動面66,68及びハウジング12は共に、一次ロータ18のねじロータ20を
直接ハウジング12で支持する滑り軸受を形成している。
【0031】 軸方向軸受15用の滑り液は、環状溝72の取入口70を介して、滑り軸支承
盤22にまで軸方向に延びる一次ロータの軸18へ供給される。滑り液は、実質
的に圧縮ガスの圧力に相当する約10バールの圧力で供給される。
【0032】 図2においては、滑り軸支承盤22は、径方向の外側へと一点に向かう先細り
の弧状に延びる複数の溝23を備えており、滑り液は、一次ロータ14の回転中
に発生する求心力によって、これらの複数の溝23を介して外部へ供給される。
滑り液は、滑り軸支承盤22の溝23を出て、軸方向軸受15の可動面66,6
8の間に液膜を形成し、これが滑り支持を確実にする。滑り液は、外部へと流れ
ていき、最終的に圧縮室27へ入る。
【0033】 二次ロータ16のねじロータ26の歯25は、一次ロータ14のねじロータ2
0の歯21と噛み合っている。二次ロータ16の軸方向の力は、歯21及び25
の歯面を介して一次ロータ14の歯21へ伝達される。
【0034】 二次ロータ16の軸24の前端面74の領域においては、液室76がハウジン
グ12のカバー78に収められており、径方向軸受34用の滑り液が取入口40
を介してここに供給される。滑り液は、約10バールの液圧で軸24の前端面7
4上に作用し、このようにして二次ロータ16に軸方向の力を加える。この力を
加えることにより、ガス圧の生成中に発生して二次ロータ16に作用する軸方向
の力を相殺する。従って、この構造は、二次ロータ16を軸方向に緩衝する空気
圧による圧力手段として機能するが、所定の軸方向位置に二次ロータ16を固定
させる如何なる停止手段も備えていない。
【0035】 二次ロータの軸方向圧力手段80及び軸支持体の他に、二次ロータは、更にね
じロータ20,26を介して、二次ロータのねじロータ26の歯25の前端面8
3を支持する滑り軸支承盤22の後側82で支持されている。
【0036】 図3は、T字状の滑り液用溝84が配置された滑り軸支承盤22’の第2の実
施形態を示している。垂直溝85が放射状に配置され、水平溝が接線方向に配置
されている。この形状の溝84においては、一次ロータ14’は両回転方向に適
切な潤滑を保証されて両回転方向に動作することが可能である。
【0037】 図4は、滑り軸支承盤が設けられていないが、歯25の前端面88が滑り軸受
面として機能する一次ロータ14”の他の実施形態を示している。滑り液をより
良く分配させるように、弧状の溝89が前端面88に配置されている。
【0038】 図5には、複合材料又は金属材料等からねじロータ94と一体的に製造された
軸92と、良好な滑り特性を有する材料から製造された滑り軸支承盤22’の2
つの部分を実質的に備える一次ロータ90が示されている。滑り軸支承盤22に
は、ねじロータ94の嵌合穴に嵌め込まれる4つの軸駆動用突起95が設けられ
ている。
【0039】 図6に示す如く、滑り軸支承盤22’は軸92に押し付けられ、駆動用突起9
5はねじロータ94の嵌合開口に挿入される。滑り軸支承盤22’は、次いで、
ねじロータ94にボルト締めされる。
【0040】 代わりに、滑り軸支承盤を個別に製造することもでき、また、その上で一次ロ
ータ90が鋳造された際に前記一次ロータ90と一体的に成形することも可能で
ある。図7は、図1の一次ロータ14を示している。
【0041】 図8には、ねじロータ26の両側の軸18上に径方向の軸支承可動層102が
施された一次ロータが示されている。これは、軸材料より良好な滑り特性を示し
、所謂スーパーグライディング材料から製造されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 軸方向滑り軸受を有する一次ロータと、前記一次ロータによって
軸方向に支持された二次ロータとを備えるスクリュー式コンプレッサを示してい
る。
【図2】 前記一次ロータの軸方向軸支承部分の第1の実施形態を示してい
る。
【図3】 前記一次ロータの軸方向軸支承部分の第2の実施形態を示してい
る。
【図4】 前記一次ロータの軸方向軸支承部分の第3の実施形態を示してい
る。
【図5】 別個の滑り軸支承盤を有する一次ロータの第1の実施形態を示し
ている。
【図6】 一次ロータと、図5の取り付けられた滑り軸支承盤とを示してい
る。
【図7】 一体式の一次ロータの第2の実施形態を示している。
【図8】 その軸に径方向の軸支承可動層が施された一次ロータの第3の実
施形態を示している。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々に軸(18,24)及びねじロータ(20,26)が設
    けられた一次ロータ(14)と二次ロータ(16)とを内装したハウジング(1
    2)を備えるスクリュー式コンプレッサにおいて、 前記二次ロータ(16)が前記一次ロータ(14)によって軸方向に支持され
    ており、前記一次ロータ(14)のみが、前記ハウジング(12)に固定された
    軸方向軸支承部分(66)に支持されて回転する軸方向軸支承部分(22)を備
    えることを特徴とするスクリュー式コンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記軸方向軸支承部分(22,66)によって形成される軸
    方向軸受(15)は、滑り軸受からなることを特徴とする請求項1記載のスクリ
    ュー式コンプレッサ。
  3. 【請求項3】 前記二次ロータ(16)は、前記ねじロータ(20,26)
    の噛合歯(21,25)を介してのみ前記一次ロータ(14)により軸方向に支
    持されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスクリュー式コンプレッサ
  4. 【請求項4】 前記二次ロータ(16)を吐出側へ軸方向に付勢する軸方向
    圧力手段(80)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載のスクリュー式コンプレッサ。
  5. 【請求項5】 前記軸方向圧力手段(80)は、前記二次ロータ(16)の
    前記軸(24)又は前記ねじロータ(26)に作用する液圧式の圧力手段からな
    ることを特徴とする請求項4記載のスクリュー式コンプレッサ。
  6. 【請求項6】 前記一次ロータ(14)の軸方向軸支承部分(22)は、前
    記ねじロータ(20)に配されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    に記載のスクリュー式コンプレッサ。
  7. 【請求項7】 前記ねじロータ(20’)の軸方向の前壁(88)が前記一
    次ロータ(14”)の軸方向軸支承部分からなり、環状の可動面(66)が前記
    ハウジング(12)の軸方向軸支承部分からなり、両軸方向軸支承部分(88,
    66)が前記滑り軸受をなしていることを特徴とする請求項6記載のスクリュー
    式コンプレッサ。
  8. 【請求項8】 前記一次ロータ(14)は、前記ねじロータ(20)の吸入
    側の軸方向前端面に前記軸方向軸支承部分を形成してなる滑り軸支承盤(22)
    を備え、該滑り軸支承盤(22)は、軸方向軸支承部分の可動面(66)と共に
    前記滑り軸受のハウジング(12)をなしていることを特徴とする請求項6記載
    のスクリュー式コンプレッサ。
  9. 【請求項9】 前記ねじロータの前壁(88)と前記滑り軸支承盤(22)
    とは、滑り液用の実質的に径方向の溝(23,89)を備えることを特徴とする
    請求項7又は8記載のスクリュー式コンプレッサ。
  10. 【請求項10】 前記溝(23,89)は、弧状経路を描くべくなしてある
    ことを特徴とする請求項9記載のスクリュー式コンプレッサ。
  11. 【請求項11】 前記溝(84)は、T字状をなしていることを特徴とする
    請求項9記載のスクリュー式コンプレッサ。
  12. 【請求項12】 前記二次ロータのねじロータ(26)の前面は、前記一次
    ロータ(14)の滑り軸支承盤(22)により軸方向に支持されてあることを特
    徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のスクリュー式コンプレッサ。
  13. 【請求項13】 前記一次ロータ(14)の前記ねじロータ(20)、前記
    軸(18)、及び前記滑り軸支承盤(22)は、一体形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至12の何れかに記載のスクリュー式コンプレッサ。
  14. 【請求項14】 前記滑り軸支承盤(22’)は、一次ロータ(90)の軸
    (92)又はねじロータ(94)に鋳造、ボルト締め、又はその他の方法によっ
    て連結されることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のスクリュー式
    コンプレッサ。
  15. 【請求項15】 径方向の軸支承可動層(102)は、前記一次及び/又は
    二次ロータ(14,16)の軸(18)に施されることを特徴とする請求項1乃
    至14の何れかに記載のスクリュー式コンプレッサ。
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