JP2015001175A - スクロール式流体機械 - Google Patents

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【課題】ラップ部の渦巻き方向のシール領域で、両スクロール体のラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れ及びラップ部間のかじりを解消する。【解決手段】閉鎖空間csの形成に供されるラップ部34及び42の渦巻き方向のシール領域で、即ち、中心側領域のA点又はC点から外周端に位置するB点又はD点まで、閉鎖空間csを形成するために対向配置された2つのラップ部34及び42の側面のうちどちらか一方の側面に、弾性体からなるシール膜76が貼着される。シール膜76の膜厚は2つのラップ部34及び42間に形成される最大隙間以上とする。シール膜76は、内部に空隙が形成され、該空隙は外部に連通すると共に、互いに連通した連続的な空隙g1であることが望ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、圧縮機、真空ポンプ、膨張機等に適用され、2つのスクロール体が有するラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れや、ラップ部間のかじりを防止可能にしたスクロール式流体機械に関する。
スクロール式流体機械は、夫々端板と端板に立設された渦巻き形状のラップ部とを有する2つのスクロール体で構成されている。2つのスクロール体のラップ部は互いに向い合せて噛み合せることで、複数の閉鎖空間を形成させる。そして、一方のスクロール体に対して他方のスクロール体を相対的に公転させることで、圧縮機や真空ポンプは複数の閉鎖空間をラップ部に沿って中心部に移動させながら、順次縮小させ、圧縮気体を吐出口から吐出させる。膨張機は複数の閉鎖空間をラップに沿って中心部から外側に移動させながら、順次拡大させ、膨張気体を吐出口から外側に移動膨張させる。
前記閉鎖空間はラップ部の渦巻き方向に沿って、2つのラップ部間に形成される。しかし、製造時の加工誤差、組立て誤差及び内部ガス圧によるラップ部の変形等により、ラップ部間に隙間が生じることがある。これによって、例えば、スクロール式圧縮機においては、圧縮された流体が隙間を通って低圧側に漏れ、実際の運転効率を低下させるおそれがある。あるいはラップ部間に局所的に過度の接触状態(かじり)が生じ、これによって、必要以上の動力を消費したり、ラップ部が損傷するおそれがある。
特許文献1には、この問題を解消するため、両スクロール体のラップ部及び端板の表面に硬化層を形成すると共に、少なくとも一方の硬化層の表面になじみ性を有する物質の層を形成することが開示されている。そして、運転中になじみ性を有する物質の層を摩耗させることで、2つのラップ部間の隙間を全体として小さくかつ均一にしている。
また、特許文献2には、渦巻き形状をしたラップ部の外周部に近い部分と中心部に近い部分とができるだけ同時に接触するように、先に接触しやすい外周側のラップ部の肉厚を減少させる所謂「逃し加工」を行うと共に、逃し加工が行われた逃し面に弾性シートを貼り付け、逃し加工によって形成された逃し面に生じる隙間を該弾性シートでシールするようにした手段が開示されている。
特公昭63−32991号公報 特開2000−130366号公報
特許文献1に開示された手段は、両スクロール体のラップ部及び端板の表面に硬化層を形成すると共に、硬化層の表面になじみ性を有する物質の層を形成するため、なじみ工程が面倒であり、かつ高コストとなる。そのため、実際上有効な手段とはなりにくい。
また、特許文献2に開示された手段は、逃し加工によって形成された逃し面のみに弾性シートを貼着するという逃し加工後の補充的手段にすぎない。また、用いられる弾性シートは、シリコンゴムシートや合成ゴムシートであり、シート面上に変形させながらシールをするため、変形量に対する荷重が大きくなり、隙間の誤差の吸収の範囲が少なくなる欠点がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、ラップ部の渦巻き方向のシール領域で、両スクロール体のラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れ及びラップ部間のかじりを効果的に解消することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のスクロール式流体機械は、閉鎖空間の形成に供される2つのラップ部の渦巻き方向のシール領域の少なくとも一部で、閉鎖空間を形成するために対向配置された2つのラップ部の側面のうちどちらか一方の側面に、弾性体からなり、膜厚が2つのラップ部間に形成される最大隙間以上であるシール膜が貼着されてなるものである。
ここで言う「閉鎖空間の形成に供される2つのラップ部の渦巻き方向のシール領域」とは、閉鎖空間が形成されないラップ部の外周端及び中心部を除くその他の渦巻き方向領域を言う。閉鎖空間のシール性能を確保する観点から、前記シール領域の全域にシール膜を貼着することが望ましい。しかし、本発明では、ラップ部の外周側(低圧側)領域で、閉鎖空間のシール性能上支障ない程度にシール膜の貼着を省いた領域があってもよい。即ち、前述の「シール領域の少なくとも一部」とは、シール領域の全域にシール膜を貼着する場合、及びラップ部の外周側(低圧側)領域で、閉鎖空間のシール性能上支障ない程度にシール膜の貼着を省いた領域がある場合の両方の態様を含むことを意味する。
前記シール膜は、製造時の加工誤差、組立て誤差及び内部ガス圧によるラップ部の変形等により、ラップ部間に生じる隙間以上の膜厚を有する。シール膜は、例えば、接着剤によりラップ部側面に接着するか、あるいは溶着、焼き付け等の方法で貼着できる。
本発明では、前記シール領域でシール膜を貼着することで、運転中常にラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れやラップ部同士の接触によるラップ部間のかじりを効果的に防止できる。
これによって、装置の運転効率の低下を防止できると共に、ラップ部間に発生するかじりをなくすことによって、ラップ部の損傷を防止し、ラップ部の寿命を延ばすことができる。
本発明の一態様として、シール膜を構成する弾性体は内部に空隙が形成され、該空隙は外部に連通すると共に互いに連通した連続的な空隙であるとよい。
かかる構成の弾性体は、外部から荷重を加えたとき、空隙が押し潰されるまでは収縮量は大きくなり、空隙が押し潰された後は収縮量が小さくなる。そのため、ラップ部に挟まれたときに発生する反力は、一定収縮量までは小さく、一定収縮量を超えると大きくなる。従って、一定収縮量まではシール性能を発揮しつつ、ラップ部及びシール膜に加わる負荷を低減できると共に、ラップ部間の誤差を大きく吸収できるため、ラップ部同士の接触によるかじりを防止できる。
これによって、装置の動力消費を低減できると共に、一定収縮量までは他方のラップ部とシール膜との間の接触力が弱まるため、シール膜が剥がれにくくなり、かつラップ部及びシール膜の損傷を低減でき、これらの寿命を延ばすことができる。また、動力消費を低減できる。
しかも、荷重が付加されたときの変形は、空隙の変形が主となり、外側に現れにくい。そのため、狭い場所で外側への変形が困難な場所に配置するのに好適である。
一方、特許文献2に開示された弾性シートのように、内部に空隙を有しない弾性体では、ラップ部によって押されたとき、付加される荷重に対する反力が大きくなる。そのため、ラップ部及びシール膜自体に加わる負荷が増加するので、ラップ部及びシール膜の寿命が低下しやすい。また、ラップ部で押されたとき外側へ膨らむので、狭い場所への配置には向いていない。このことは、外部に連通せずかつ互いに連通しない空隙を内部に有する弾性体も同様である。
本発明に好適な弾性体として、例えば、フェルトや不織布等があり、また、ポリウレタンなどの合成樹脂を発泡成形した発泡体、あるいはゴムを原料とし、ゴムに発泡剤、軟化剤等を練り込み加硫して製造したゴム発泡体等がある。
本発明の一態様として、閉鎖空間の形成に供されるラップ部の渦巻き方向のシール領域の少なくとも一部又は全域で、1つのラップ部の内側面及び外側面にシール膜を貼着することができる。このように、2つのスクロールに夫々形成された2つのラップ部のうち、一方のラップ部のみにシール膜を貼着することで、シール膜の貼着作業が容易になる。
本発明の別な態様として、閉鎖空間の形成に供されるラップ部の渦巻き方向のシール領域の少なくとも一部又は全域で、2つのラップ部の内側面にシール膜を貼着することができる。
このように、シール膜をラップ部の内側面に貼着することで、ラップ部の外側面に貼着するよりも、シール膜が短くて済み、低コスト化できる。また、後述するように、両回転型のスクロール式流体機械では、シール膜に付加される遠心力がシール膜をラップ部に押し付けるように働くので、シール膜が剥がれにくくなるという利点もある。さらに、シール膜をラップ部の内側面に貼着することで、シール膜の張力がシール膜をラップ部に押し付ける方向に働くので、貼着作業が容易になると共に、接着力を高めることができる。
スクロール式流体機械には2つのタイプがある。ひとつのタイプは、ハウジングに固定された固定スクロール体と、固定スクロール体に対して公転運動を行う旋回スクロール体と、旋回スクロール体と偏心軸を介して接続された駆動軸を有し、該駆動軸を回転させる駆動装置と、旋回スクロール体の自転を防止する自転防止機構とを備えている。このタイプは、固定スクロール体の取り付けが容易であるが、旋回スクロール体を公転運動させるための機構が複雑となる。
もうひとつのタイプは、互いに同期回転する駆動スクロール体及び従動スクロール体を有した両回転型のスクロール式流体機械である。駆動スクロール体は端板の背面に一体形成された駆動軸を有し、該駆動軸の第1の軸線を中心に回転される。従動スクロール体は第1の軸線に対して平行でかつ偏心した第2の軸線を中心に回転自在に支承されている。そして、駆動スクロール体の駆動軸を第1の軸線を中心に回転させる駆動装置と、従動スクロール体を駆動スクロール体と同期回転させる同期回転機構とを備えている。
このタイプは、前者と比べて、両スクロール体とも回転運動(自転運動)のみとなるため、両スクロール体とも重量バランスが良く、そのため、振動の発生を低減できると共に、部品点数が少なく、構造を簡素化できる長所を有している。
本発明は、前記2つのタイプに適用可能である。なお、前記自転防止機構及び前記同期回転機構として、例えば、オルダムリング方式、ピンクランク方式、あるいはリング内をピンが案内される方式、凹部内をローラが案内される方式等を用いることができる。
本発明によれば、両スクロール体のラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れ及びラップ部間のかじりを低コストで効果的に解消できる。
本発明の第1実施形態に係るスクロール式圧縮機の縦断面図である。 前記スクロール式圧縮機の斜視図である。 前記スクロール式圧縮機を分解して示す斜視図である。 前記スクロール式圧縮機のラップ部を示す斜視図である。 (A)、(B)及び(C)は、夫々異なる種類の弾性体の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスクロール式圧縮機の縦断面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明を両回転型のオイルフリースクロール式圧縮機に適用した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1において、スクロール式圧縮機10Aは、円筒形のハウジング12及びハウジング12にボルト16で接続されたハウジング受け14を有している。ハウジング受け14の一方の面には、電動モータ18が内蔵されたケーシング20が連結されている。電動モータ18の中心にはロータ軸22が設けられ、ロータ軸22の周囲にロータ24が設けられ、ロータ24の外側にステータ26が設けられている。
ハウジング12の内部に、駆動スクロール体28と従動スクロール体30とが配置されている。駆動スクロール体28は、外形がほぼ円形の端板32と、端板32の正面に立設された渦巻き形状のラップ部34と、端板32の背面の中心に、端板32に対して直角方向に向けて一体に形成された駆動軸36とで構成されている。駆動軸36はロータ軸22の軸線a1と同一軸線上に配置され、ロータ軸22にボルト38で結合されている。駆動スクロール体28は、ロータ軸22の回転と共に軸線a1を中心に回転する。
従動スクロール体30は、外形がほぼ円形の端板40aを有する中空円筒形のケーシング40と、端板40aの正面に立設された渦巻き形状のラップ部42と、端板40aの背面中心部に形成された短尺円筒形のボス部44とで構成されている。ボス部44の中心には吐出孔44aが形成されている。従動スクロール体30は、軸線a1と平行でかつ軸線a1に対してtだけ偏心した軸線a2を中心に回転可能に配置されている。駆動スクロール体28と従動スクロール体30とは、夫々のラップ部34及び42が噛合することで、複数の閉鎖空間csを形成する。ラップ部34及び42の先端には、シール溝が形成され、該シール溝に、フッ素樹脂等の自己潤滑性のあるチップシール45が挿入されている。
ボス部44の吐出孔44aを形成する部位には、金属製で内側に吐出孔を有する中空円筒形の吐出筒46がビス止めされている。ハウジング12の一方の面の中心部に、吐出筒46及び後述する玉軸受56を収容する中空円筒形のボス部50が形成されている。ボス部50の中心部に吐出孔50aが形成されている。吐出筒46の先端面は、それよりもやや大径のシールプレート48を介してボス部50の内面を押圧している。シールプレート48は、セラミック又は鋼材の焼入れ、金属への硬化メッキ等によって摺接面を硬化した材料からなり、鏡面研磨した耐摩耗性の高い摺接面として、ボス部50に圧入、打込み、又は接着剤等によって固着されている。
吐出孔44a、50a及び吐出筒46の内側に形成された圧縮気体の吐出流路は、吐出筒46及びシールプレート48によってハウジング12の内部空間と遮断されている。
電動モータ18のケーシング20とロータ軸22との間に玉軸受52及び54が設けられ、ロータ軸22は玉軸受52及び54によって回転自在に支承されている。また、ボス部50の内部に玉軸受56が設けられ、玉軸受56は、吐出筒46及び従動スクロール体30を軸線a2を中心に回転自在に支承している。
また、駆動スクロール体28の端板32の背面側で、駆動軸36を囲むように小径中空円筒体58aが設けられている。小径中空円筒体58aには、ケーシング40とほぼ同一の外径を有する大径中空円筒体58cと、中心部に駆動軸36が挿入される開口を有する環状体58dとからなる連結部材58bが一体に設けられている。小径中空円筒体58aと連結部材58bとで構造体58を構成している。
小径中空円筒体58aとハウジング12との間に玉軸受60が設けられ、玉軸受60によって構造体58を回転自在に支承している。
駆動スクロール体28の端板32と構造体58との間にオルダムリング61が設けられている。オルダムリング61によって、駆動スクロール体28と構造体58及び構造体58に結合された従動スクロール体30とは同期回転する。
図2及び図3において、ハウジング12の端面12aのボス部50の周辺領域で、ボス部50を囲むように円弧形状の長孔で構成された3個の導気口62a〜62cが穿設されている。また、端面12aの近傍領域で、ハウジング12の外周面12bに、放気管64が設けられている。放気管64は、外周面12bに対して接線方向に向けられ、かつ駆動スクロール体28及び従動スクロール体30の回転方向(図3中の矢印b方向)に向けて配置されている。
図3に示すように、ハウジング受け14に通し孔14aが形成されている。ハウジング12とハウジング受け14とは、通し孔14aを通してハウジング12に形成されたボルト孔12c(図1参照)に螺合したボルト16で結合されている。
従動スクロール体30の端板40aの背面には、多数の遠心羽根66が設けられている。遠心羽根66は、端板40aの外側領域でボス部44を囲むように配置され、各遠心羽根はほぼ等間隔に配置され、半径方向外側へ向けられている。遠心羽根66は、放気管64の開口に対面した位置にある(図1参照)。遠心羽根66の間に、吸気口68が形成されている。
また、ハウジング12、ハウジング受け14、駆動スクロール体28及び従動スクロール体30は、熱伝導性の良いアルミ材で構成され、遠心羽根66もアルミ材で構成されている。また、遠心羽根66は従動スクロール体30の端板背面から外方へ突設され、大きな突出高さhを有している。各羽根の間に端板40aの中心部から半径方向外側へ流れる冷風wの流路が形成され、遠心羽根66は、良好な放熱性を確保するために十分な表面積と冷風路の断面積を有している。
従動スクロール体30と構造体58の一部を構成する大径中空円筒体58cとは、4個のボルト70によって結合される。端板40a及び大径中空円筒体58cには、周方向に分散して配置された4個の通し孔72が形成されており、ボルト70を通し孔72に通し、大径中空円筒体58cに形成されたボルト孔73に螺合させることで、従動スクロール体30と構造体58とを結合できる。
図4に示すように、駆動スクロール体28のラップ部34及び従動スクロール体30のラップ部42の内側面に、シール膜76が貼着されている。シール膜76は、閉鎖空間csの形成に供されるラップ部34及び42の渦巻き方向のシール領域の全域に貼着されている。即ち、図4に示すように、ラップ部34では、中心部の一部を除き、中心側領域のA点から外周端に位置するB点までシール膜76が形成されている。ラップ部42では、中心部の一部を除き、中心側領域のC点から外周端に位置したD点までシール膜76が形成されている。シール膜76の貼着方法は、シール膜76の材質に応じて、接着剤による接着、あるいは溶着、焼き付け等の方法を用いる。
シール膜76は、前述の材料、即ち、フェルトや不織布、あるいはポリウレタンなどの合成樹脂を発泡成形したポリウレタン発泡体や、ゴムに発泡剤、軟化剤等を練り込み加硫して製造したゴム発泡体等で構成されている。これらのシール膜76は、全体として弾性を有し、かつ外部に連通すると共に、互いに連通した連続的な空隙を有している。
図5(A)は、フェルトや不織布で構成されたシール膜76aの断面を示している。図示のように、シール膜76aは表面に外部に連通する開口o1と、空隙同士を互いに連通させる開口o2とを有した連続空隙g1を内部に有している。
図5(B)は、ポリウレタン発泡体で構成されたシール膜76bを示している。シール膜76bは、表面に外部に連通する開口o1と、空隙同士を互いに連通させる開口o2とを有した連続空隙g1を内部に有している。本実施形態で用いられるシール膜76は、シール膜76a又は76bである。
スクロール式流体機械は、厳密には、常に2つのラップ部を接触させないように設計されている。例えば、スクロール式圧縮機では、機種によっても異なるが、一般的に最接近時に30〜100μmの隙間を有するように設計されている。しかし、製造時の加工誤差、組立て誤差及び内部ガス圧による変形等により、最接近時にかじりが発生したり、あるいは設計隙間より大きな隙間が生じることがある。シール膜76は、2つのラップ部間に生じる最大隙間以上の膜厚を有している。
かかる構成において、ロータ軸22が回転すると、ロータ軸22と駆動軸36を介して一体に連結された駆動スクロール体28が軸線a1を中心に回転する。従動スクロール体30は、オルダムリング61を介して、軸線a2を中心として駆動スクロール体28と同期回転する。軸線a2は軸線a1に対して偏心しており、これによって、駆動スクロール体28と従動スクロール体30とは相対的に公転運動を行う。この相対的公転運動により、吸気口68から被圧縮気体が吸入され、ラップ部34及び42間に形成された複数の閉鎖空間csに封入される。
駆動スクロール体28及び従動スクロール体30の相対的公転運動によって、閉鎖空間csはラップ部34及び42に沿って順々に中心部に移動すると共に、移動しながら縮小する。これによって、各閉鎖空間csに封入された被圧縮気体は圧縮され、吐出孔44aに吐出する。ボス部50には吐出管74が接続されており、吐出孔44aから吐出された圧縮気体は吐出管74を通って需要先に供給される。
従動スクロール体30が回転すると、遠心羽根66の吸引作用により導気口62a〜62cから外気が吸引される。導気口62a〜62cからハウジング12の内部に吸引された外気は、遠心羽根66の間を通り、放気管64から外部に排出される。こうして、ボス部50のすぐ外側からハウジング12の内部に導入され、端板40aの背面に沿って半径方向外側へ向かう冷風(外気流)wが形成される。
本実施形態によれば、閉鎖空間csの形成に供されるラップ部34及び42の渦巻き方向のシール領域の全域でシール膜76を設けたことで、これらラップ部間に形成される閉鎖空間csの漏れやラップ部間のかじりを効果的に防止できる。これによって、スクロール式圧縮機10Aの運転効率の低下を防止できると共に、ラップ部間に発生するかじりをなくすことができ、これによって、ラップ部の損傷を防止し、ラップ部の寿命を延ばすことができる。
また、シール膜76は、外部に連通すると共に、互いに連通した連続空隙g1を有しているので、前述のように、外部から荷重を加えたとき、連続空隙g1が押し潰されるまでは収縮量は大きくなり、連続空隙g1が押し潰された後は収縮量が小さくなる。そのため、ラップ部に挟まれたときに発生する反力は、一定収縮量までは小さく、一定収縮量を超えると大きくなる。
従って、連続空隙g1が押し潰されるまでは、ラップ部とシール膜との間の接触力が弱まるため、シール膜がはがれにくくなり、かつラップ部及びシール膜の損傷を低減でき、これらの寿命を延ばすことができる。また、動力消費を低減できる。連続空隙g1が押し潰された後は、反力が大きくなるので、かじりを効果的に防止できる。
また、荷重が付加されたときのシール膜76の変形は、連続空隙g1の変形が主となり、外側に現れにくい。そのため、狭い場所で外側への変形が困難な場所に配置するのに好適である。
図5(C)は、外部に連通せずかつ互いに連通しない空隙g2を有したポリウレタン発泡体で構成されたシール膜76cの断面を示している。このシール膜76cでは、ラップ部から荷重が付加されたとき、付加された荷重に対する反力がシール膜76a又はシール膜76bと比べて大きくなる。そのため、ラップ部及びシール膜自体に加わる負荷が増加するので、ラップ部及びシール膜の寿命が低下しやすい。また、ラップ部で押されたとき外側へ膨らむので、狭い場所への配置には向いていない。
また、シール膜76をラップ部34及び42の内側面に貼着しているので、ラップ部の外側面に貼着するよりも、シール膜が短くて済み、低コスト化できる。また、スクロール式圧縮機10Aのように、両回転型のスクロール式流体機械では、シール膜に付加される遠心力がシール膜をラップ部に押し付けるように働くので、シール膜が剥がれにくくなるという利点もある。さらに、シール膜をラップ部の内側面に貼着することで、シール膜の張力がシール膜をラップ部に押し付ける方向に働くので、貼着作業が容易になると共に、接着力を高めることができる。
本実施形態では、玉軸受52及び54によってロータ軸22及び駆動軸36を支持している。玉軸受52及び54の配置場所は、ロータ軸端の範囲まで広げることができる。そのため、両玉軸受間のスパンを余裕をもって広げることができるので、駆動スクロール体28の位置精度を十分確保できる。また、両玉軸受間のスペースは電動モータ18の設置に元々必要なスペースであるため、両玉軸受間のスパンを広げても装置全体の大型化を招かない。
また、従動スクロール体30を玉軸受56及び60で両持ち支持しているので、従動スクロール体30の位置精度を確保できる。また、片持ち支持のように、玉軸受56を従動スクロール体30の軸線方向に長く延設する必要がないため、玉軸受56をコンパクト化かつ低コスト化できる。さらに、構造体58を構成する小径中空円筒体58aは駆動軸36を囲むように配置され、かつ玉軸受60は小径中空円筒体58aの半径方向外側に配置されているため、駆動軸36の軸線方向の大型化を招かない。
以上の構成により、両スクロール体の位置精度を確保しつつ、両スクロール体の支持機構を小型化かつ簡素化して低コスト化が可能になる。
また、ロータ軸22及び駆動軸36の支持を玉軸受52及び54で兼用できるので、ロータ軸22を別途支承する軸受が不要になり、軸受機構を簡素化かつ低コスト化できる。
また、従動スクロール体30と構造体58とは、ボルト70によって着脱可能に連結されるので、スクロール式圧縮機10Aの分解及び組立が容易になる。
さらに、駆動スクロール体28の端板32と構造体58との間に、同期回転機構としてのオルダムリング61を設けているので、ハウジング12の半径方向の大型化を回避でき、ハウジング12をコンパクト化できる。
また、スクロール式圧縮機10Aの稼動中、遠心羽根66によって外気が導気口62a〜62cから吸入され、ハウジング12の内部に冷風(外気流)wが形成されるので、被圧縮気体の圧縮熱により最も高温となる吐出筒46付近を外気により効率良く冷却できる。
また、冷風路はボス部50の半径方向外側に形成され、吐出筒46を玉軸受56で直接支承するようにしているので、ボス部50を小型化かつ低コスト化できる。
また、圧縮気体の吐出路を形成する従動スクロール体30側にのみ冷風路を形成することで、駆動スクロール体側に冷風路を設けていないため、圧縮機の構成をさらに小型化かつ低コスト化できる。
また、玉軸受56に隣接して冷風路が形成されるので、玉軸受56に封入されたグリースの温度を下げ、玉軸受56の焼損を防止できる。これによって、玉軸受56の寿命を延ばすことができる。
さらに、冷風路を形成するために新たにダクトや配管を設ける必要がないため、圧縮機の構成を簡素化できる。
また、遠心羽根66は、熱伝導性が良いアルミ材で構成され、かつ良好な放熱性を確保するために十分な表面積を有しているので、従動スクロール体30の放熱性を高めることができる。そのため、遠心羽根66を放熱フィンとして兼用できる。
また、導気口62a〜62cは、ボス部50の外周面に沿って円弧状に形成された長孔であるので、冷風路を玉軸受56に最大限に接近させることができ、これによって、玉軸受56及び玉軸受56の内側に設けられた吐出筒46を効果的に冷却できる。
また、放気管64がハウジングの外周面12bに対して接線方向に向けられ、かつ駆動スクロール体28及び従動スクロール体30の回転方向下流側に向けて配置されているので、冷風wをスムーズにハウジング外へ放出できる。そのため、冷風路を流れる冷風wの乱流発生を抑制でき、圧力損失を低減できるので、冷風wの流量を増加でき、冷却効果を向上できる。
なお、吐出筒46及びシールプレート48によって、圧縮気体の吐出路がシールされているので、吐出孔44aから吐出された圧縮気体がハウジング12の内部に漏れるおそれはない。
本実施形態では、同期回転機構としてオルダムリングを用いたが、他の同期回転機構、例えば、ピンクランク方式、リング内をピンが案内される方式、凹部内をローラが案内される方式等の同期回転機構を用いることができる。
また、本実施形態では、シール膜76をラップ部34及び42の内側面に貼着しているが、代わりに、ラップ部34及び42の一方の内外面に貼着するようにしてもよい。この場合、一方のラップのみにシール膜76を貼着するので、貼着作業が容易になるという利点がある。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図6により説明する。本実施形態は、ハウジングに固定された固定スクロール体と、旋回運転(公転運動)を行う旋回スクロール体とを有するスクロール式圧縮機に適用されたものである。本実施形態のスクロール式圧縮機10Bは、オイルフリーのスクロール式圧縮機である。
図6において、ハウジング82に固定スクロール体84がボルト結合されている。固定スクロール体84は、端板86とラップ部88とを有し、端板86の背面に多数の冷却フィン90が形成されている。また、外周部に吸気孔84aが形成され、中心部に吐出孔84bが形成されている。
固定スクロール体84に対面して旋回スクロール体92が設けられている。旋回スクロール体92は端板94及びラップ部96からなり、端板94の背面に多数の冷却フィン98が形成されている。旋回スクロール体92は固定スクロール体84と噛合して複数の閉鎖空間csを形成する。ラップ部88及び96の先端には、シール溝が形成されており、該シール溝にチップシール99が挿入され、閉鎖空間csの閉鎖機能を高めている。固定スクロール体84と旋回スクロール体92との噛合部を囲むようにして両者の摺接面にダストシール100が設けられている。
端板94の背面には支持プレート101がボルト結合されている。支持プレート101の中心部に形成されたボス部101aには、偏心軸102及びころ軸受104が内蔵され、偏心軸102はころ軸受104によって回転自在に支持されている。偏心軸102は駆動軸106と一体に形成され、偏心軸102の軸線a3は駆動軸106の軸線a1に対して平行でかつtだけ偏心している。駆動軸106にはカウンタウェイト107が設けられている。
駆動軸106は玉軸受108及び110に回転自在に支持され、その一端は、電動モータ(図示省略)の出力軸に結合されている。該電動モータによって駆動軸106が回転し、偏心軸102は自転すると共に、軸線a1を中心に公転する。支持プレート101とハウジング82との間に、自転防止機構としてピンクランク機構112が設けられている。ピンクランク機構112は、互いに平行でかつ偏心した一対の軸が一体形成されてなるクランク軸114と、前記一対の軸を夫々回転自在に支持する玉軸受116及び118とで構成されている。
旋回スクロール体92には、偏心軸102の公転運動は伝わるが、ピンクランク機構112によって自転はしない。これによって、旋回スクロール体92は固定スクロール体84に対して相対的な公転運動を行う。これによって、吸気孔84aから被圧縮気体が吸引され、複数の閉鎖空間csに封入される。各閉鎖空間csに封入された被圧縮気体は圧縮され、吐出孔84bから吐出される。
駆動軸106には回転環120がキー122を介して固定されている。回転環120の周囲に、回転環120と共に回転する多数の遠心羽根を有する冷却ファン124が設けられている。また、冷却ファン124を囲むケーシング126が設けられている。ケーシング126には入口開口126a及び出口開口126bが形成され、出口開口126bには、ケーシング126の接線方向に放気管128が設けられている。放気管128は、冷却ファン124の回転方向下流側に向けて配置されている。
駆動軸106が回転すると、回転環120と共に冷却ファン124が回転する。これによって、外気が入口開口126aから流入し、出口開口126bから放気管128に流出することで、ハウジング82の周囲に冷風wが形成され、スクロール式圧縮機10Bを冷却する。ハウジング82は、ハウジング82に設けられた脚130によって、駆動軸106が水平方向に向いた状態で架台上に支持される。
本実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、ラップ部88及び96の内側面全域に、シール膜76が貼着されている。これによって、閉鎖空間csの漏れやラップ部間のかじりを防止できるほか、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、被圧縮気体を圧縮することで発生した熱で固定スクロール体84や旋回スクロール体92等が加熱されるが、本実施形態では、冷却ファン124によってハウジング82の外面に沿う冷風wを形成し、ハウジング82の内部機器を冷却できる。
本発明によれば、ラップ部の渦巻き方向のシール領域の全域で、両スクロール体のラップ部間に形成される閉鎖空間の漏れ及びラップ部間のかじりを効果的に解消できるスクロール式流体機械を実現できる。
10A、10B スクロール式圧縮機
12、82 ハウジング
12a 端面
12b 外周面
12c ボルト孔
50 ボス部
50a 吐出孔
14 ハウジング受け
14a 通し孔
16、38、70 ボルト
18 電動モータ
20 ケーシング
22 ロータ軸
24 ロータ
26 ステータ
28 駆動スクロール体
32 端板
34 ラップ部
36、106 駆動軸
30 従動スクロール体
40 ケーシング
40a 端板
42 ラップ部
44 ボス部
44a 吐出孔
45、99 チップシール
46 吐出筒
48 シールプレート
50 ボス部
50a 吐出孔
52、54、56、60、108、110 玉軸受
58 構造体
58a 小径中空円筒体
58b 連結部材
58c 大径中空円筒体
58d 環状体
61 オルダムリング
62a、62b、62c 導気口
64、128 放気管
66 遠心羽根
68 吸気口
72 通し孔
73 ボルト孔
74 吐出管
76、76a、76b、76c シール膜
84 固定スクロール体
84a 吸気孔
84b 吐出孔
86 端板
88 ラップ部
90 冷却フィン
92 旋回スクロール体
94 端板
96 ラップ部
98 冷却フィン
100 ダストシール
101 支持プレート
101a ボス部
102 偏心軸
104 ころ軸受
112 ピンクランク機構
114 クランク軸
116、118 玉軸受
120 回転環
122 キー
124 冷却ファン
126 ケーシング
126a 入口開口
126b 出口開口
130 脚
a1 軸線(第1の軸線)
a2 軸線(第2の軸線)
a3 軸線
cs 閉鎖空間
g1 連続空隙
g2 空隙
o1、o2 開口
w 冷風

Claims (7)

  1. 端板と該端板に立設された渦巻き形状のラップ部とを夫々有し、互いに噛合して作動流体を封入する複数の閉鎖空間を形成する一対のスクロール体と、
    前記一対のスクロール体を相対的に公転運動させる駆動装置とを備え、
    前記閉鎖空間の容積を変化させて吐出吸引を行うスクロール式流体機械において、
    前記閉鎖空間の形成に供される前記ラップ部の渦巻き方向のシール領域の少なくとも一部で、前記閉鎖空間を形成するために対向配置された2つの前記ラップ部の側面のうちどちらか一方の側面に弾性体からなるシール膜が貼着され、
    前記シール膜の膜厚は前記2つのラップ部間に形成される最大隙間以上であることを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 前記シール領域の全域で前記シール膜が貼着されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  3. 前記弾性体は内部に空隙が形成され、
    該空隙は外部に連通すると共に互いに連通した連続的な空隙であることを特徴とする請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  4. 前記シール領域の少なくとも一部又は全域で、1つの前記ラップ部の内側面及び外側面に前記シール膜が貼着されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のスクロール式流体機械。
  5. 前記シール領域の少なくとも一部又は全域で、前記2つのラップ部の内側面に前記シール膜が貼着されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のスクロール式流体機械。
  6. 前記一対のスクロール体の一方が、前記端板の背面に一体形成された駆動軸を有し、該駆動軸の第1の軸線を中心に回転される駆動スクロール体であり、
    前記一対のスクロール体の他方が、前記第1の軸線に対して平行でかつ偏心した第2の軸線を中心に回転自在に支承された従動スクロール体であり、
    前記駆動装置は、前記駆動軸を前記第1の軸線を中心に回転させるものであり、
    さらに前記従動スクロール体を前記駆動スクロール体と同期回転させる同期回転機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のスクロール式流体機械。
  7. 前記一対のスクロール体の一方が、ハウジングに固定された固定スクロール体であり、
    前記一対のスクロール体の他方が公転運動を行う旋回スクロール体であり、
    前記駆動装置は、前記旋回スクロール体と偏心軸を介して接続された駆動軸を有し、該駆動軸を回転させるものであり、
    さらに前記旋回スクロール体の自転を防止する自転防止機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のスクロール式流体機械。
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JP2017198215A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 浙江傑能圧縮設備有限公司 変形防止構造を有するスクロール圧縮機
WO2018139500A1 (ja) 2017-01-27 2018-08-02 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール型圧縮機
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