JP3664195B2 - ポリオレフィン材料の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高強度のポリオレフィン材料を製造する方法に関するものであって、さらに詳しくは、引張り強度、引張り弾性率ならびに破断伸度がバランスした高強度・高弾性率ポリオレフィン材料の製造方法に係る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
汎用のポリオレフィンに比較して分子量が著しく高い、所謂、超高分子量ポリオレフィンは、耐衝撃性、耐摩耗性に優れ、また自己潤滑性に富むなどの特徴あるエンジニアリングプラスチック材料の素材として注目されている。そして、超高分子量ポリオレフィンについては、これを高度に配向させれば、高強度、高弾性率を有する成形物が得られるとの期待から、超高分子量ポリオレフィンの延伸に関しては種々の方法が検討されて来た。
例えば、ポール・スミス、ピーター・ヤーン・レムストラ等は、溶液粘度を低く抑えた超高分子量ポリオレフィンのデカリン溶液(ドープ)からゲルを調製し、このゲルを高倍率に延伸する方法を、特開昭56−15408号で提案している。しかし、その実施例で教示されているドープ中のポリマー濃度が、重量平均分子量150万の超高分子量ポリエチレンで3重量%、400万の超高分子量ポリエチレンで1重量%と極めて希薄であることからも窺える通り、この方法は多量の溶媒を必要とする点で、取り扱いなどの技術面及び工業的見地から問題があった。
また、別法として、キシレン、デカリン、灯油等の溶媒を用いて、超高分子量ポリオレフィンの希薄溶液を調製し、次いでこの溶液を冷却して超高分子量ポリオレフィンの等温結晶化を行わせ、得られた単結晶の集積マットを固相押出し後、延伸する方法が、特開昭59−187614号、特開昭60−15120号、特開昭60−97836号、高分子学会予稿集、34巻、4号873頁(1985年)等で提案されている。しかしながら、これらの方法も超高分子量ポリオレフィンの単結晶を得る際に多量の溶媒を用いなければならないので、上記した従来技術を同じ問題を抱えている。
【0003】
一方、溶媒を使用せずに超高分子量ポリオレフィンを延伸する方法としは、粉末状の超高分子量ポリエチレンを、その融点未満の温度において圧縮成形し、次いで圧延および延伸することが特開昭63−41512号および特開昭63−66207号に記載されており、特開平2−258237号には、圧縮成形工程にダブルベルト式の連続的加圧手段を採用することが提案されている。しかしながら、これらの方法で得られる超高分子量ポリオレフィンの延伸成形体は、高強度、高弾性率を具備するものの、該成形体の用途によっては破断時の伸びについてさらに改良が求められていた。
また、延伸成形体のタフネス性を向上させるために、延伸後、熱収縮を行なう方法が特開昭59−100710号に提案されているが、この方法では、タフネス性が改良されるものの、成形体の強度、弾性率は大きく低下してしまうという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
超高分子量ポリオレフィン成形体を延伸させた延伸成形体は、これを特定条件で収縮させれば、その後に、再延伸可能であることを本発明者等は見出すと共に、この延伸−収縮−再延伸によって、引張り強度、引張り弾性率ならびに破断伸度に関してバランスがとれた超高分子量ポリオレフィン材料が得られることを見出した。
而して、本発明に係るポリオレフィン材料の製造方法は、(a) 粘度平均分子量が50万以上の超高分子量ポリオレフィンを成形体に調製し、(b) その成形体を30倍以上に延伸させて延伸成形体を調製し、(c) 得られた延伸成形体を延伸方向の収縮率が0.3〜80%となるように収縮させ、(d) 収縮した成形体を再延伸することを特徴とする。
そして、本発明の方法では、工程(a) の成形体を、超高分子量ポリオレフィンの融解乃至はゲル化させてから調製することもできるが、超高分子量ポリオレフィンを融解または溶解させることなく、当該成形体を調製することが望ましい。ここで溶解とは、超高分子量ポリオレフィンを任意の溶媒に溶かす操作を意味する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の高強度・高弾性率ポリオレフィン材料を製造するに当たり、その原料としては、粘度平均分子量が50万以上、好ましくは90万以上である超高分子ポリオレフィンが使用され、その代表例には超高分子量ポリエチレン、超高分子量ポリプロピレンがある。
本発明で使用可能な超高分子量ポリエチレンの粘度平均分子量は、50万以上、通常50万〜1,200万、好ましくは90万〜900万、さらに好ましくは120万〜600万の範囲にある。超高分子量ポリエチレンについて言う粘度平均分子量は、135℃のデカリン溶液で求めた極限粘度から、下記の換算式(1)に従って算出され、上記の粘度平均分子量は、135℃のデカリン溶液での極限粘度で言えば、6〜56dl/g、好ましくは9〜46dl/g、さらに好ましくは11〜34dl/gに相当する。
換算式 [η]=6.20×10-4・M0.70 (1)
式中 [η]:極限粘度
M :粘度平均分子量
また、本発明で使用可能な超高分子量ポリプロピレンの粘度平均分子量は、超高分子量ポリエチレンと同様、50万以上、通常50万〜1,200万、好ましくは90万〜900万、さらに好ましくは120万〜600万の範囲にある。超高分子量ポリプロピレンに関して言う粘度平均分子量は、135℃のデカリン溶液で求めた極限粘度から、下記の換算式(2)に従って算出され、上記の粘度平均分子量は、135℃のデカリン溶液での極限粘度で言えば、4〜51dl/g、好ましくは6〜40dl/g、さらに好ましくは8〜29dl/gに相当する。
換算式 [η]=1.10×10-4・M0.80 (2)
式中 [η]:極限粘度
M :粘度平均分子量
なお、超高分子量ポリプロピレンは、重合時の反応形式によりアイソタクチック、シンジオタクチック、アタクチックなどの分子構造を取りうるが、本発明ではその何れもが使用可能である。ちなみに、強度及び弾性率が特に高い材料を得るにはアイソタクチックが好ましく、破断伸度が大きい材料を得るにはシンジオタクチックないしはアタクチックの超高分子量ポリプロピレンが好ましく使用される。
【0006】
粘度平均分子量が50万に満たない超高分子量ポリオレフィンは、本発明の原料として適していない。このような超高分子量ポリオレフィンの成形体に、本発明の方法を適用しても、本発明が目論むような高強度ポリオレフィン材料を得ることができないからである。
原料として使用される超高分子量ポリオレフィンの形状は、特に限定されないが、顆粒状又は粉末状のものが好ましく、その粒径は通常、2000μm以下、好ましくは1〜2000μm、さらに好ましくは10〜1000μmの範囲にある。粒径分布は狭い方が加工性(成形性)に優れる点で好ましい。
本発明で原料に使用できる超高分子量ポリオレフィンは、周期律表IV〜VI族の遷移金属元素を含有する化合物が含まれる公知の重合触媒(必要に応じて、有機金属化合物が併用される)の存在下に、オレフィンモノマーを重合させることで得ることができる。例えば、超高分子量ポリエチレンはエチレンを単独重合させることによって、あるいはエレチンとα−オレフィンを共重合させることによって得ることができる。同様にして、超高分子量ポリプロピレンはプロピレンを単独重合させることによって、あるいはプロピレンをエチレン及び/又はα−オレフィン(プロピレンは除く)と共重合させることによって得ることができる。上記のα−オレフィンとしては炭素数3〜12、好ましくは3〜6のものが使用でき、具体的には、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1などが使用できる。これらのうち特に好ましいのは、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキサン−1である。また、本発明の超高分子量ポリエチレン又はポリプロピレンには、コモノマー成分として、ジエン類、例えば、ブタジエン、1,4−ヘキサジエン、ビニルノルボルネン、エチリデン−ノルボルネンなどが含まれていても差し支えない。
なお、本発明で使用される超高分子量ポリオレフィンが、エチレン又はプロピレンとα−オレフィンとの共重合体である場合、その共重合体中のα−オレフィン含量は0.001〜10モル%、好ましくは0.01〜5モル%、より好ましくは0.1〜1モル%の範囲にある。
【0007】
上記したように、本発明の超高分子量ポリオレフィンの製造には、チタン化合物、バナジウム化合物、クロム化合物、ジルコニウム化合物、ハフニウム化合物などで例示される遷移金属化合物を含有する触媒成分に、必要に応じて有機金属化合物と組み合わせた公知の触媒が使用できるが、そうした触媒の一つは特開平3−130116号に記載され、他の一つは特開平7−156173号に記載されている。触媒成分として有機金属化合物を併用する場合、その使用量は通常、遷移金属化合物に対して0.1〜1000モル倍の範囲であるが、この量に限定されるものではない。
重合は実質的に酸素、水などを絶った気相反応又は液相反応で進行する。液相反応を採用する場合には、反応溶媒として、重合触媒に不活性なブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、オクタン、デカン、ドデカン等の脂肪族系炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環族系炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族系炭化水素、あるいは石油留分等のが使用可能であり、モノマー自体を溶媒として使用することができる。
重合温度は通常−20℃〜350℃、好ましくは20℃〜200℃の範囲にあるが、本発明の(a) 工程において、超高分子量ポリオレフィンを融解又は溶解させることなく成形体を調製する場合には、当該超高分子量ポリオレフィンの重合温度は、生成する超高分子量ポリオレフィンの融点未満に設定することが望ましく、その温度は超高分子量ポリエチレンにあっては、通常、−20℃〜110℃、好ましくは0℃〜90℃であり、超高分子量ポリプロピレンにあっては、通常、−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜120℃である。
重合圧力は通常0〜70kg/cm2G、好ましくは0〜60kg/cm2Gとするのが望ましい。生成重合体の分子量は、重合温度、重合圧力、触媒の種類、触媒成分のモル比、重合系への水素添加の有無などの重合条件を変化させることにより調節可能である。また、重合条件を異にした2段以上の反応段を利用する多段重合法によって、本発明の超高分子量ポリオレフィンを調製することもできる。
【0008】
本発明の(a) 工程では、通常は顆粒状又は粉末状で入手される超高分子量ポリオレフィンがシート状、フィルム状又はテープ状に成形される。ここで得られる成形体を、便宜上未延伸成形体と呼ぶ。成形に際しては、超高分子量ポリエチレンを融解又は適当な溶媒に溶解させて、あるいは適当な公知の成形助剤を添加して成形体とすることも可能であるが、本発明では融解又は溶解させることなく、換言すれば、所謂固相法で超高分子量ポリオレフィンの成形体を得るのが好ましい。固相成形法の典型例は、圧縮成形、押出し成形である。
圧縮成形法で未延伸成形体を得る場合、原料である超高分子量ポリオレフィンをその融点未満の温度で圧縮成形することが、本発明にあっては重要である。具体的には、原料が超高分子量ポリエチレンの場合、圧縮温度の下限は50℃、好ましくは90℃、さらに好ましくは110℃であって、上限は超高分子量ポリエチレンの融点以下、好ましくは145℃である。また、原料が超高分子量ポリプロピレンである場合は、圧縮温度の下限は90℃、好ましくは130℃であり、上限は超高分子量ポリプロピレンの融点以下、好ましくは175℃である。圧縮成形時の圧力は任意であるが、通常は1000kg/cm2以下、好ましくは0 .1〜1000kg/cm2の範囲が望ましい。
圧縮成形装置としては、対向させた回転媒体間で超高分子量ポリオレフィンを圧縮成形できる装置が好ましくは使用される。回転媒体にはロール、エンドレスベルト等が使用可能である。
図1は本発明の未延伸成形体を製造するのに好適な圧縮成形装置の一例を示す要部説明図であって、この装置は一対のロール1,2の間及び3,4の間にそれぞれ張設されて、上下に対向する一対のエンドレスベルト5,6と、エンドレスベルト5の内側に設置され、スプロケット7,8で駆動されるエンドレスロールコンベア9と、エンドレスベルト6の内側に設置され、スプロケット10,11で駆動されるエンドレスロールコンベア12と、エンドレスロールコンベア9の内側に設置された加圧プレート13と、エンドレスロールコンベア12の内側に設置された加圧プレート14とを備えている。加圧プレート13,14は油圧シリンダー15によって上下動可能に維持される。そして、成形原料はホッパー16からエンドレスベルト6上に供給される。
この装置では、ホッパー16からエンドレスベルト6上に供給された成形原料は、必要に応じて予備加熱を受けながら、エンドレスベルト5が設けられた位置まで搬送され、この位置でエンドレスベルト5,6に挟まれる。この状態でエンドレスベルト間を移動する間に、油圧シリンダー15で作動する加圧プレート13,14により、成形材料はシート状に圧縮成形される。
加圧プレート13,14のエンドレスベルト走行方向の長さは、通常30〜400cm、好ましくは50〜200cm程度である。加圧プレートがエンドレスベルトに与えられる平均圧力は適宜選択できるが、一般的には200kg/cm2 未満、通常は100kg/cm2 未満、好ましくは0.1〜50kg/cm2 、さらに好ましくは0.1〜20kg/cm2 、特に好ましくは0.5〜10kg/cm2 の範囲にある。
エンドレスベルト5,6の走行速度は、加圧プレートの長さや圧縮条件にも依存するが、通常は10〜500cm/min、好ましくは50〜200cm/min程度である。
加圧プレートの第一義的な役割は成形原料を圧縮することであるが、加圧プレート内に電熱ヒーターを設置するとか、あるいは熱媒体の循環流路を配設することで、成形原料の加熱手段として利用することができる。
超高分子量ポリオレフィンの未延伸成形体を調製するのに利用可能な圧縮成形方法には、上記した様な圧縮成形装置を利用する方法の他に、例えば、二対以上のロール間で圧縮成形する方法(特開平7−156173号参照)がある。また、超高分子量ポリオレフィンを固相成形する方法としては、例えば、ラム押し出し装置を利用する方法(特開平7−156174号参照)等がある。また、これらの方法を組み合わせた方法でもよい。
【0009】
好ましくは固相状態で成形して得た未延伸成形体は、これをそのまま(b) 工程に送ることもできるが、それに先立ち、これに圧延処理を施すことが好ましい。未延伸成形体の圧延には、公知の方法が任意に利用でき、一般的には、回転方向が異なる2つ以上のロール間に、あるいはカレンダーロール間に未延伸成形体を通過させる方法が採用される。カレンダーロールの数は2対〜15対の範囲で適宜選ばれる。圧延ロールの寸法も任意であって、その直径は5〜200cmの範囲で、面長(ロールの長さ)は5〜500cmの範囲で選ぶことができる。
圧延温度には、超高分子量ポリオレフィンが固相状態に維持される融点以下で20℃以上の温度が選ばれる。ちなみに、未延伸成形体が超高分子量ポリエチレンで製造されている場合には、圧延温度の下限は50℃、好ましくは90℃、さらに好ましくは110℃であって、上限は超高分子量ポリエチレンの融点以下、好ましくは145℃である。また、未延伸成形体が超高分子量ポリプロピレンである場合は、圧延温度の下限は90℃、好ましくは130℃であり、上限は超高分子量ポリプロピレンの融点以下、好ましくは170℃である。
圧延操作による未延伸成形体の変形比も、任意に選ぶことができるが、圧延倍率(圧延加工後の加工品の長さ/圧延加工前の加工品の長さで規定される)で言えば、通常、1.2〜20、好ましくは1.5〜10の範囲にある。単段の圧延操作で所望の圧延倍率が達成されない場合には、圧延操作を多段で行うことができる。
【0010】
本発明の(b) 工程は延伸工程であって、好ましくは圧延加工を施された未延伸成形体は、この工程で延伸倍率30倍以上に延伸加工される。ここで、延伸倍率とは、延伸成形体の長さ/未延伸成形体の長さの比を指し、延伸に先立って圧延加工が施されている成形体にあっては、圧延加工される前の成形体の長さが、上で言う未延伸成形体の長さである。従って、圧延倍率1.5で圧延後、20倍に延伸した成形体の圧延倍率は、1.5×20=30倍である。
延伸加工は、一般に、未延伸成形体の送り出しロールの回転速度よりも、延伸成形体の巻き取りロールの回転速度を速くすることで行われる。本発明の延伸工程には、公知の延伸方法が何れも採用可能であって、例えば、送り出しロール、巻き取りロールそれぞれにニップロールを取り付けた延伸方式、幾重にもロールに巻付けるネルソン方式、あるいは送り出しロール及び巻取りロールを複数個設置するクローバーロール方式等を任意に採用することができる。
送り出しロールと巻き取りロールの間で成形体を加熱することは、延伸を容易にする。この加熱には、液体加熱、熱板、熱風加熱、赤外線加熱、誘電加熱等が何れも利用できる。また、必要に応じて、送り出しロールや巻き取りロール自体の内部に、スチーム等の加熱媒体を導入することもでき、また、室温のままでもよい。
一般に超高分子量ポリオレフィンは、その分子を配向させる操作を施すことによってその融点が上昇する。この融点上昇を考慮に入れて、本発明の延伸工程の温度には、(a) 工程に供する前の原料超高分子量ポリオレフィンの融点を基準とした温度ではなく、延伸加工を施す時点での超高分子量ポリオレフィンの融点未満の温度が採用される。延伸加工を受ける成形体が超高分子量ポリエチレンの成形体である場合、延伸温度の下限は通常20℃、好ましくは90℃程度、さらに好ましくは延伸加工を施す時点での超高分子量ポリエチレンの融点より30℃低い温度であり、一方、上限温度は通常161℃、好ましくは158℃、さらに好ましくは155℃である。但し、延伸加工に際しての上記上限温度が、当該延伸加工を施す時点での超高分子量ポリエチレンの融点を上回っている場合には、延伸加工の上限温度には、超高分子量ポリエチレンの融点の温度が選ばれることは勿論である。また、延伸加工を受ける成形体が超高分子量ポリプロピレンの成形体である場合、延伸温度は通常20〜175℃、好ましくは20〜170℃、さらに好ましくは100〜165℃、特に好ましくは130〜160℃の範囲で選ばれる。
延伸速度は任意に選択できるが、通常は0.1〜500m/min、好ましくは1〜200m/minの範囲で選ばれる。
延伸倍率は、これを高倍率にすればするほど、本発明の方法で最終的に得られる超高分子量ポリオレフィン材料に、より高い強度と弾性率を付与できるので、可能な限り高倍率に延伸することが望ましい。延伸対象物が超高分子量ポリエチレンの成形体である場合の延伸倍率は、30倍以上で成形体が延伸切れする直前の倍率以下の範囲で選ばれ、通常は30〜300倍、好ましくは80〜200倍の範囲で選ばれる。延伸対象物が超高分子量ポリプロピレンの成形体である場合の延伸倍率は、30倍以上で成形体が延伸切れする直前の倍率以下の範囲で選ばれ、通常は35〜120倍、好ましくは50〜100倍の範囲で選ばれる。
未延伸成形体を1回の延伸操作で所望の倍率まで延伸できない場合は、多段延伸が採用される。多段延伸では、後段側に進みに連れて延伸温度を順次高くすることが好ましい。この場合、第1段目の延伸温度は、超高分子量ポリエチレンの成形体にあっては80〜140℃の温度範囲が、超高分子量ポリプロピレンの成形体にあっては、100〜150℃の温度範囲が選ばれる。多段延伸に於ける延伸段数は、2〜200段、好ましくは3〜100段、さらに好ましくは5〜50段の範囲で選ばれる。多段延伸は各段毎に延伸対象物のロールからの送り出しと、ロールへの巻き取りを行う回分方式と、複数個の送り出しロールと巻き取りロールを直列に配置し、インラインで連続的に延伸を繰り返す連続方式の何れを採用しても差し支えない。
【0011】
本発明の(c) 工程は、(b) 工程で得られた延伸成形体を、延伸方向の収縮率が0.3〜80%となるように収縮させる工程であって、延伸成形体は一般に熱処理を施すことにより収縮する。延伸方向の収縮率は、0.5〜50%であることが好ましい。この収縮率が0.3%未満であると、収縮によって生ずる成形体の内部構造変化が小さいため、次の(d) 工程で再延伸加工を施しても本発明が意図するポリオレフィン材料を得ることができない。また、収縮率が80%を越えるほど成形体を収縮させることは、収縮した成形体の内部構造が爾後の再延伸に適さないため好ましくない。
熱処理に際しての温度は、被処理物が融解しない温度以下が選ばれ、その下限は通常、延伸成形体の形作る超高分子量ポリオレフィンの融点より、50℃低い温度である。具体的には、被熱処理物が超高分子量ポリエチレンの延伸成形体である場合、熱処理温度の下限値は120℃、好ましくは130℃、より好ましくは140℃であり、超高分子量ポリプロピレンの延伸成形体である場合の熱処理温度の下限値は、140℃、好ましくは150℃、より好ましくは155℃である。そして、何れの場合とも熱処理温度の上限値は、延伸成形体の形作る超高分子量ポリオレフィンの融点より低い。
熱処理は公知の任意の方法が採用可能であって、延伸成形体の加熱には液体加熱、熱板加熱、熱風加熱、赤外線加熱、誘電加熱などが何れも使用できる。また、熱処理は必要に応じて、同じ延伸成形体に対して複数回繰り返しても差し支えない。
【0012】
本発明の(d) 工程は、(c) 工程で得られた収縮成形体を再延伸させる工程であって、引張り強度と引張り弾性率と破断伸度がバランスした超高分子量ポリオレフィンを得る仕上げ工程である。
この再延伸工程は、前工程で収縮した成形体が実質的に融解しない温度において実施され、(b) 工程に関して説明したと同様な延伸技術がこの工程に適用できる。例えば、再延伸される収縮成形体が超高分子量ポリエチレンの成形体である場合、再延伸温度の下限は通常20℃、好ましくは90℃程度、さらに好ましくは再延伸加工を施す時点での超高分子量ポリエチレンの融点より30℃低い温度であり、一方、上限温度は通常161℃、好ましくは158℃、さらに好ましくは155℃である。但し、再延伸加工に際しての上記上限温度が、当該再延伸加工を施す時点での超高分子量ポリエチレンの融点を上回っている場合には、再延伸加工の上限温度には、再延伸加工を施す時点での超高分子量ポリエチレンの融点未満の温度が選ばれることは勿論である。また、再延伸加工を受ける成形体が超高分子量ポリプロピレンの成形体である場合、再延伸温度は通常20〜175℃、好ましくは20〜170℃、さらに好ましくは100〜165℃、特に好ましくは130〜160℃の範囲で選ばれる。
単段延伸又は多段延伸が適用可能であるこも(b) 工程と同様であって、多段延伸では、後段側に進みに連れて延伸温度を順次高くすることが好ましい。この場合、第1段目の延伸温度は、超高分子量ポリエチレンの成形体にあっては80〜140℃の温度範囲が、超高分子量ポリプロピレンの成形体にあっては、100〜150℃の温度範囲が選ばれる。
再延伸工程での延伸速度は、通常0.1〜500m/min、好ましくは1〜200m/minの範囲で選ばれる。
再延伸工程の延伸倍率は、再延伸して得られるポリオレフィン材料に要求する引張り強度、引張り弾性率ならびに破断伸度によって適宜選択される。例えば、主として破断伸度の改善されたポリオレフィン材料を製造せんとする場合、再延伸工程の延伸倍率は、収縮前の延伸成形体の延伸倍率の95%以下とすることが望ましい。また、引張り強度、引張り弾性率及び破断伸度を含む全ての物性が改善されたポリオレフィン材料を製造せんとする場合には、延伸切れが起こらないことを条件に、収縮前の延伸成形体の延伸倍率を上回る倍率に再延伸することが好ましく、具体的に言えば、収縮前の延伸成形体の延伸倍率に対して、再延伸後の延伸成形体の延伸倍率(この延伸倍率は[収縮前の延伸倍率]×[収縮率]×[再延伸倍率]で定義される)が、1.1〜10倍、好ましくは1.5〜5倍の範囲とすることが望ましい。
再延伸操作には、(b) 工程の延伸操作と同様、単段延伸及び多段延伸の何れもが任意に採用可能である。
以上は、超高分子量ポリオレフィンの成形体を、延伸させる工程と、収縮させる工程と、再延伸させる工程を、工程順に説明したものであるが、本発明の方法は、再延伸工程で得られた再延伸物を、再び収縮工程に戻し、得られた再収縮物に再度延伸加工を施すことを排除するものではない。
上記の(a) 工程〜(d) 工程で構成される本発明の方法によれば、超高分子量ポリエチレンを原料に用いた場合には、引張り弾性率1,600g/D以上、引張り強度25g/D以上、破断伸度5%以上等の優れた物性を備えたポリエチレン材料を製造することができ、また、超高分子量ポリプロピレンを原料に用いた場合には、引張り弾性率240g/D以上、引張り強度12g/D以上、破断伸度10%以上等の優れた物性を備えたポリプロピレン材料を得ることができる。
【0013】
本発明の方法で製造されるポリオレフィン材料は、高強度、高弾性率、高破断伸度の物性にバランスがとれているので、例えば、これをヤーンとして使用することにより、さらに優れた特性を有する材料を得ることができる。この場合のヤーンとしては、マルチフィラメントヤーン、モノフィラメントラーン、テープ状ヤーンなどのフラットヤーンやスプリットヤーンが例示される。
また、本発明により得られる材料について、必要に応じてコロナ放電処理、プラズマ処理、薬品酸化処理、あるいは火焔処理等の処理を行うことも好適に行われる。
【0014】
【実施例】
以下に、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、これら実施例は本発明を限定するものではない。
《延伸成形体の製造》
(1)圧縮成形
〔装置仕様〕
装置仕様
1.ロール 径 500mm 面長 300mm
2.スチールベルト 肉厚 0.6mm 幅 200mm
3.小径ローラー 径 12mm 面長 250mm
4.加圧プレート 長さ 1000mm 幅 200mm
5.油圧シリンダー 径 125mm
上記仕様の圧縮成形装置を用いて、一対のスチールベルトの間に超高分子量ポリエチレン粉末または超高分子量ポリプロピレン粉末を挟持し、材料への平均圧力が6kg/cm2となるように加圧(油圧シリンダ、加圧プレート、小口径ロ ーラー、スチールベルトの順序で圧力を伝達)し、1m/minの速度で連続的に圧縮成形した。
なお、温度は超高分子量ポリエチレンを用いる場合は130℃、超高分子量ポリプロピレンを用いる場合は160℃とした。この結果、肉厚約1mm、幅100mmのシートを得た。
(2)ロール圧延
〔装置仕様〕
ロール形状:ロール径150mmφ,面長300mm
ロール数 :1対
ロール間隙:40μm
圧縮成形で得られたシートを、回転周速度が7m/minに調整されたロール間に水平方向から供給して圧延を行い、圧延倍率7倍のシートを得た。なお、該ロールの温度は、超高分子量ポリエチレンの場合は140℃、超高分子量ポリプロピレンの場合は170℃とした。
(3)延伸
〔装置仕様〕
予熱用金属ロール:3本/組×3組、ロール径250mmφ,面長200mm
延伸用熱板:
熱板長さ 200cm
冷却用金属ロール:3本/組×1組、ロール径250mmφ,面長200mm
ニップロール:
入口側:200mmφシリコンゴムロールが予熱用金属ロール2本に対してニップ。
出口側:200mmφシリコンゴムロールが冷却用金属ロール2本に対してニップ。
圧延加工を施したシートをスリッターで巾5mmにカットしてテープ状とし、これを上記仕様の延伸装置を使用して引張延伸を行った。
《延伸成形体の製造》
・延伸成形体1〜4
超高分子量ポリエチレン(粘度平均分子量:250万、融点141℃[スラリ−重合したもの(重合温度:80℃)])粉末を、上記した装置及び条件を採用して圧縮成形して圧延したシートを幅約5mmにスリットし、これをさらに引張り 延伸した。延伸は、目的とする延伸倍率により1回、または2〜3回繰り返した。1回目の延伸温度は145℃とし、延伸を繰り返す場合には、2回目及び3回目の延伸温度をそれぞれ148℃および151℃とした。延伸後得られたの延伸成形体の物性は次の通りであった。
・延伸成形体5
超高分子量ポリプロピレン(粘度平均分子量150万,融点174℃[スラリ−重合したもの(重合温度:90℃)]融点未満の温度で重合したもの]、アイソタクチック)粉末を、上記した上記装置及び条件を採用して圧縮成形して圧延して得たシートを幅約5mmにスリットし、これをさらに引張り延伸した。延伸は 、目的とする延伸倍率により1回から3回繰り返した。1回目の延伸温度は165℃とし、延伸を繰り返す場合は2回目の延伸温度と3回目の延伸温度をそれぞれ166℃および169℃とした。延伸後得られたの延伸成形体の物性は次の通りであった。
実施例1〜16
まず、延伸成形体1〜4を用いて熱収縮を行なった。熱収縮は、両端に供給ロールおよび引取りロールを具備した熱板(長さ200cm)を用いて行なった。
供給ロールは20m/minとして、引取りロールを収縮率に相当する分速度を減じて収縮を熱板上で引き起こさせた。なお、熱板の温度は被収縮物の融解温度未満である149℃とした。
次に、得られた収縮サンプルを延伸成形体を製造する際に用いた装置を使用し再引張り延伸を行なった。該再延伸は、目的とする延伸倍率により1回から4回繰り返して延伸した。延伸温度は、収縮したサンプルが融解しない温度で行い、一段目を145℃、2段目を148℃、3段目を151℃、4段目を151℃で行った。収縮後および再延伸後の延伸物の物性を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
実施例17〜20
延伸成形体5を用いて熱収縮を行なった。熱収縮は、両端に供給ロールおよび引取りロールを具備した熱板(長さ200cm)を用いて行なった。供給ロールは20m/minとして、引取りロールを収縮率に相当する分速度を減じて収縮を熱板上で引き起こさせた。なお、熱板の温度は被収縮物の融解温度未満である170℃とした。
次に、得られた収縮サンプルを延伸成形体を製造する際に用いた装置を使用し再引張り延伸を行なった。該再延伸は、目的とする延伸倍率により1回から4回繰り返して延伸した。延伸温度は,収縮したサンプルが融解しない温度で行い、1段目を165℃、2段目を166℃、3段目を169℃、4段目を172℃で行った。収縮後および再延伸後の延伸物の物性を表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、引張り強度、引張り弾性率ならびに破断伸度がバランスした超高分子量ポリオレフィン材料を製造することができる。しかも、本発明の製造方法は、超高分子量ポリオレフィン成形体に、延伸、収縮、再延伸の各操作を組み合わせて適用することにより、上記した超高分子量ポリオレフィン材料が得られるので、当該材料を量産する上で、工業的に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形工程で採用可能な圧縮成形装置の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜4 ロール
5〜6 エンドレスベルト
7,8,10,11 スプロケット
9,12 エンドレスロールコンベア
13,14 加圧プレート
15 油圧シリンダ
16 ホッパー
Claims (2)
- (a) 粘度平均分子量が50万以上の超高分子量ポリオレフィンを成形体に調製し、(b) その成形体を30倍以上に延伸させて延伸成形体を調製し、(c) 得られた延伸成形体を延伸方向の収縮率が0.3〜80%となるように収縮させ、(d) 収縮した成形体を再延伸することを特徴とするポリオレフィン材料の製造方法。
- 工程(a) の成形体が超高分子量ポリオレフィンを融解および/または溶解させることなく調製されることを特徴とする請求項1記載の方法。
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