JP3663707B2 - 自動製パン機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭で使用する自動製パン機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来例の自動製パン機について説明する。従来例の全体構成図である図18に於いて、焼成室1内には加熱手段であるヒーター2と着脱自在なパンケース3が有り、モーター4に接続したプーリ5からは動力を伝達するベルト6を通じて練り羽根7に接続したプーリ8が設置され、焼成室1にはプロセス判定や温度調節を行うために焼成室温度検知手段であるサーミスタ9が設置されている。焼成室1の上部には蓋10と、イーストを投入するイースト投入口11が有り、イースト投入口11は連動するソレノイド12によってイーストを落下させる。
【0003】
このような構成の従来の自動製パン機においては、メニュー選択、調理スタートや取消等の操作は操作手段13によって行われ、操作手段13からの操作に応じてマイクロコンピュータ等で構成された制御手段14は、サーミスタ9からの信号と、予め求められた練り、温度制御データに従ってパン焼き全ての制御を行い、調理の進行状況に応じてLCDやLED等で構成された表示手段15を点灯、消灯させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、練りのモーター制御を予め定められた一定の駆動力によって行っているので、パン生地の状態によるモーターの負荷の変化、時間経過に伴うベルト等のゆるみによるモーターの回転力伝達の変動等により、駆動力は一定であっても、練り羽根の回転数が変動して、いつも安定した練りが行えないという問題点を有していた。
【0005】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、練り羽根の回転数を検知することにより、負荷状態及び回転力の伝達状態を判断し、それに応じてモーターの回転を調整することで、予め定められた練りデータの回転数を保持するようモーターの回転数の制御を行い、安定した練りの調理性能を確保し、使い勝手が良く美味しいパンを作ることができる優れた自動製パン機を提供することを目的とする。
【0006】
また、練り工程時にサーミスタによって、焼成室内の生地温度が高くなりすぎたことを検知すると、モーターの回転数を落とすことにより、練りによる生地温度の上昇を抑え、生成されたグルテンが熱により崩れるのを防ぐことにより、美味しいパンを作ることができる優れた自動製パン機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の一つの手段は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程の進捗状態を表示する練り進捗表示手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数に応じて、前記進捗表示手段の制御を行う表示制御手段とを備えた構成とする。
【0008】
また、他の手段は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程時の前記練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数と、前記回転数入力手段によって入力された累積回転数に応じて、練りの制御を行う練り制御手段とを備えた構成とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程の進捗状態を表示する練り進捗表示手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数に応じて、前記進捗表示手段の制御を行う表示制御手段とを備えた自動製パン機としているので、練り工程時に、負荷状態及び回転力の伝達状態により、練り羽根の回転数が予め定められた練りデータの値より落ちたならば、モーターの回転数が上がり、反対に、練り羽根の回転数が予め定められた練りデータの値を超えたならば、モーターの回転数が下がるので、練り羽根は予め定められた練りデータの回転数を保ち、練りデータ通りの調理性能を確保することができる。また、練り工程の進捗状態が表示され、生地によって練り時間が変動しても、使用者は練り工程の終了時間等が推測でき、使い勝手がよい。
【0010】
請求項2記載の発明は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程時の前記練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数と、前記回転数入力手段によって入力された累積回転数に応じて、練りの制御を行う練り制御手段とを備えているので、予め決められた練りのデーターだけでなく、使用者が任意に練りの累積回転数を設定できるので、好みに応じた生地状態を作り出す優れた自動製パン機を実現できる。
【0011】
参考例1)
以下本発明の参考例1について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は本参考例の自動製パン機の側断面であり、この図1において上記従来例と同一の構成要素には同じ番号を付し説明を省略する。図1に示すようにプーリ8の円周上には磁石16を設置し、磁石16の上方にはホールIC17を設置する。
【0012】
図2は同、自動製パン機の電気回路図である。図2に示すように、商用電源18には、ヒーター2とヒーター2をオン・オフするリレー19、モーター4をオン・オフするトライアック20と、制御手段14を接続する。制御手段14はリレー19を制御する加熱通電制御手段14aと、トライアック20を制御するモーター制御手段14bと、サーミスタ9によって焼成室1内の温度を判断する温度検知手段14cと、表示手段15を制御する表示制御手段14dと、ホールIC17によって練り羽根7の回転数を測定する回転数測定手段14eと、回転数測定手段14eの出力から、練り羽根7の回転数が所定の値より増加しているか、または減少しているかを判断する練り安定手段14fによって構成する。
【0013】
図3は同、自動製パン機の回転数制御信号図であり、モーター制御手段14bは、モーター4の回転数を低くしたいときには、図3(a)のようにトライアック20に対して、駆動のためのオフ信号を0.5sec、オン信号を0.2secと、オン信号をオフ信号よりも短く出力することで、モーター4がオンする時間を短くし、回転数を低くする。反対に、回転数を高くしたいときには、図3(b)のようにトライアック20に対してオフ信号を0.2sec、オン信号を0.5secと、オン信号をオフ信号よりも長く出力することで、モーター4がオンする時間を長くし、回転数を高くする。オン・オフ信号の時間は、実験等により予め定められている。
【0014】
以上のように構成された自動製パン機について、その動作を図2及び図4、図5を用いて説明する。図4は同、自動製パン機の動作を示すフローチャートである。まず制御手段14は練り工程にはいるとステップ1でモーター制御手段14bによりトライアック20を駆動し、モーター4をオンさせる。モーター4が回転することでプーリ8上に取り付けた複数個の磁石16がホールIC17の下を通過する。そのためホールIC17には磁石16が通過するごとに磁力線が通過し、回転数測定手段14eにハイ信号を出力する。そこで、ステップ2では回転数測定手段14eによってモーター4をオンしたときの練り羽根7の単位時間あたりの回転数を、ホールIC17からのハイ信号をカウントすることで測定し、これをN1として練り安定手段14fに出力する。
【0015】
図5は、予め定められた練り工程の、時間と練り羽根7の回転数(N2)の関係を表したもので、練り始めは回転数を低くし、パンケース3内の粉等が飛び散らないで、混ざり始めるようになっており、ある程度材料が混ざると、回転数を上げて材料を練りグルテンの生成を行う様子を表している。ステップ3では練り安定手段14fが測定した回転数N1と、図5で表している予め定められた練りに最適な回転数N2とを比較する。もしN1>N2ならば、練り羽根7の回転が速いことから練りが強すぎると判断し、YESとなってステップ4に移行する。ステップ4では、練り安定手段14fがモーター制御手段14bに対し、回転数を落とすようオフ信号を出力し、モーター制御手段14bはオフ信号を受け取ると、トライアック20を駆動しているオン・オフ信号のオフ信号の割合を増やしモーター4のオフする時間を長くすることで、モーター4の回転数を落とす。その後ステップ2に戻る。反対にステップ3でNOとなるとステップ5に移行し、N1<N2かどうか判断する。もしYESならば、練り羽根7の回転が遅いことから、練りが弱いと判断しステップ6に移行する。ステップ6では練り安定手段14fがモーター制御手段14bに対し、回転数を上げるようオン信号を出力し、モーター制御手段14bはオン信号を受け取ると、トライアック20を駆動しているオン・オフ信号のオン信号の割合を増やしモーター4のオンする時間を長くすることで、モーター4の回転数を上げる。その後ステップ2に戻る。反対にステップ5でNOとなるとN1=N2となることから最適な練りの回転状態であると判断しステップ2以降を繰り返す。
【0016】
以上のように本参考例によれば、ヒーター2を有する焼成室1と、前記焼成室1内に着脱自在に装着しうるパンケース3と、前記パンケース3の内底部に設けられ、モーター4により駆動される練り羽根7と、練り羽根7の回転数を測定する回転数測定手段14eと、練り工程時に回転数測定手段14eからの出力に応じて、練り羽根7が、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう、モーター4の回転数の制御を行う練り安定手段14fとを設けることにより、安定した練りを行うことができる。
【0017】
参考例2)
次に本発明の参考例2について、図6〜図8を参照しながら説明する。図6は本参考例の自動製パン機の側断面であり、この図6において上記参考例1と同一の構成要素には同じ番号を付し説明を省略する。
【0018】
図7は同、自動製パン機の電気回路図である。図7に示すようにパン生地の温度上昇を検知するとモーターの回転数を下げる温度上昇防止手段14gは温度検知手段14cとモーター制御手段14bに接続する。
【0019】
以上のように構成された自動製パン機についてその動作を図7及び図8を用いて説明する。図8は同、自動製パン機の動作を示すフローチャートである。練り工程にはいると、まず温度検知手段14cは、ステップ7でサーミスタ9により焼成室1内のパン生地温度を検知し、これをT1として温度上昇防止手段14gに出力する。ステップ8では、温度上昇防止手段14gが現在の生地温度T1と、実験等で求められた、パン生地の生成されたグルテンが崩れ始める温度T2とを比較する。もしT1>T2ならばYESとなりステップ9へ移行する。ステップ9で温度上昇防止手段14gは、モーター4の回転による生地温度の上昇を抑え、生成したグルテンが崩れるのを防ぐため、モーター制御手段14bに、回転数を落とすようオフ信号を出力し、モーター制御手段14bはオフ信号を受け取ると、トライアック20を駆動しているオン・オフ信号のオフ信号の割合を増やしモーター4のオフする時間を長くすることで、モーター4の回転数を落とす。反対にステップ8でNOならば、現在のモーター4の回転を維持し、ステップ7に戻り以降を繰り返す。
【0020】
以上のように本参考例によれば、パン生地の温度上昇を検知するとモーターの回転数を下げる温度上昇防止手段14gを設けることにより、練り工程時にモーター4の回転による生地温度の上昇を防ぐことができるので、生成されたグルテンが、熱により崩れることを防ぐことができる。
【0021】
参考例3)
次に本発明の参考例3について、図9〜図11を参照しながら説明する。図9は本参考例の自動製パン機の側断面であり、この図9において上記参考例2と同一の構成要素には同じ番号を付し説明を省略する。
【0022】
図10は同、自動製パン機の電気回路図である。図10に示すように表示手段15内には、練り羽根7の回転状態を表す回転表示手段15aがある。
【0023】
以上のように構成された自動製パン機についてその動作を図10及び図11を用いて説明する。図1は回転表示手段15aの拡大図である。まず制御手段14が練り工程で、モーター4を回転させると、回転数測定手段14eはプーリ8上に取り付けられた複数個の磁石16を通過することで、ホールIC17が信号を出力するので、練り羽根7の回転角度を判断することができる。回転数測定手段14eは測定した練り羽根7の回転角度を表示制御手段14dに出力する。表示制御手段14dは受け取った練り羽根7の回転角度のデーターに同期して、回転表示手段15aの表示用練り羽根15aaの表示を行う。つまり、練り羽根7の回転が速いときは表示用練り羽根15aaは速く回転し、練り羽根7の回転が遅いときは表示用練り羽根15aaは遅く回転することになる。
【0024】
以上のように本参考例によれば、練り羽根7の回転状態を表示する回転表示手段15aと、回転数測定手段14eからの練り羽根7の回転角度に応じて、回転表示手段15aを制御する表示制御手段14dを設けることにより、使用者は蓋10を開けなくても練りの状態がリアルに確認でき、さらに練り羽根7の付け忘れで回転が早くなったり、ロック状態によって回転が遅くなり練りが進んでない等異常時の確認をすることも容易となり、使い勝手が良くなる。
【0025】
(実施の形態
次に本発明の実施の形態について、図12〜図14を参照しながら説明する。図12は本実施の形態の自動製パン機の側断面であり、この図12において上記参考例3と同一の構成要素には同じ番号を付し説明を省略する。
【0026】
図13は同、自動製パン機の電気回路図である。図13に示すように表示手段15内には、練り工程の進捗状態を表示する進捗表示手段15bがある。
【0027】
以上のように構成された自動製パン機についてその動作を図13及び図14を用いて説明する。図14は同、自動製パン機の動作を示すフローチャートである。まず練り工程に入りモーター4がオンすると、回転数測定手段14eは、ステップ10で練り羽根7の累積の回転数を測定し、これをR1とする。次にステップ11で予め実験等で定められた練りの終了するまでの累積の回転数R2と比較する。もし練り始めからの累積回転数R1が、練り終了までの累積回転数R2と等しくなければNOとなり、ステップ12へ移行する。ステップ12ではR1/R2を計算することで、練り全体の進捗状況を求め、回転数測定手段14eは、求めた値を表示制御手段14dに出力し、ステップ13に移行する。ステップ13では、表示制御手段14dが受け取った進捗状況に応じて、進捗表示手段15bを点灯させ、練り工程の進捗状況を知らせる。また、反対にステップ11でR1=R2となったなら、練り終了まで練りの回転を行ったと判断し、YESとなってこの処理を終了する。
【0028】
以上のように本実施の形態によれば、練り工程の進捗状態を表示する進捗表示手段15bと、回転数測定手段14eからの出力に応じて前記進捗表示手段15bの制御を行う表示制御手段14dとを設けることにより、使用者は、生地によって練り時間が変動しても進捗状態が目安となり、練り工程の終了時間等が推測でき、使い勝手が良い。
【0029】
(実施の形態
次に本発明の実施の形態について、図15〜図17を参照しながら説明する。図15は本実施の形態の自動製パン機の側断面であり、この図15において上記実施の形態と同一の構成要素には同じ番号を付し説明を省略する。操作手段13内には、練り工程時の練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段であるスイッチ13aがある。
【0030】
図16は同、自動製パン機の電気回路図である。図16に示すようにスイッチ13aは練り制御手段14hに接続されている。
【0031】
以上のように構成された自動製パン機についてその動作を図16及び図17を用いて説明する。図17は同、自動製パン機の動作を示すフローチャートである。まず操作手段13によって、メニューの中から練り累積回転数自由設定のメニューが選ばれると、ステップ14では、回転数入力手段であるスイッチ13aによって、使用者が、練りの累積回転数を入力し、これをK1として練り制御手段14hに入力される。次に操作手段13によって練りがスタートすると、ステップ15では、モーター制御手段14bによってモーター4の回転が始まる。次にステップ16では、回転数測定手段14eが、練り羽根7の累積の回転数を測定し、これをR1として、練り制御手段14hに出力する。次にステップ17では、練り制御手段14hがK1とR1の比較を行う。もしK1=R1でないならば、使用者が入力した累積回転数まで、練りを行っていないのでNOとなり、ステップ16に戻る。反対に、K1=R1となったならば、使用者が入力した累積回転数まで、練りを行ったので、YESとなり、調理を終了する。
【0032】
以上のように本実施の形態によれば、使用者によって練り工程時の練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段13aと、回転数測定手段14eからの出力と、前記回転数入力手段13aによって入力された累積回転数に応じて、練りの制御を行う練り制御手段14hとを設けることにより、使用者が任意に練りの累積回転数を設定でき、好みに応じた生地の状態を作り出す優れた自動製パン機を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】
このように請求項1記載の発明によれば、練り工程時に、負荷状態及び回転力の伝達状態により、練り羽根の回転数が所定の値より落ちたならば、モーターの回転数が上がり、反対に、練り羽根の回転数が所定の値を超えたならば、モーターの回転数が下がるので、練り羽根は練りデータ通りの回転数を保ち、安定した練りの調理性能を確保することができる。又、練り行程の進捗状態が表示されるので、生地によって練り時間が変動しても、使用者は練り工程の終了時間等が推測でき、使い勝手を良くすることができる。
【0034】
また、請求項記載の発明によれば、練り工程時の練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段と、回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数と、前記回転数入力手段によって入力された累積回転数に応じて、練りの制御を行う練り制御手段とを設けることにより、予め決められた練りのデーターだけでなく、使用者が任意に練りの累積回転数を設定できるので、好みに応じた生地状態を作り出す優れた自動製パン機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1の自動製パン機の側断面図
【図2】 同、自動製パン機の電気回路図
【図3】 (a) 同、自動製パン機の回転数を低くする場合の回転数制御信号図
(b) 同、自動製パン機の回転数を高くする場合の回転数制御信号図
【図4】 同、自動製パン機の動作を示すフローチャート
【図5】 同、自動製パン機の練り工程時の、時間と練り羽根の回転数の関係図
【図6】 本発明の参考例2の自動製パン機の側断面図
【図7】 同、自動製パン機の電気回路図
【図8】 同、自動製パン機の動作を示すフローチャート
【図9】 本発明の参考例3の自動製パン機の側断面図
【図10】 同、自動製パン機の電気回路図
【図11】 同、自動製パン機の回転表示手段15aの拡大図
【図12】 本発明の実施の形態の自動製パン機の側断面図
【図13】 同、自動製パン機の電気回路図
【図14】 同、自動製パン機の動作を示すフローチャート
【図15】 本発明の実施の形態の自動製パン機の側断面図
【図16】 同、自動製パン機の電気回路図
【図17】 同、自動製パン機の動作を示すフローチャート
【図18】 従来の自動製パン機の全体構成図
【符号の説明】
1 焼成室
2 ヒーター(加熱手段)
3 パンケース
4 モーター
7 練り羽根
9 サーミスタ(焼成室温度検知手段)
13 操作手段
13a スイッチ(回転数入力手段)
14 制御手段
14d 表示制御手段
14e 回転数測定手段
14f 練り安定手段
14g 温度上昇防止手段
14h 練り制御手段
15 表示手段
15a 回転表示手段
15b 進捗表示手段

Claims (2)

  1. 加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程の進捗状態を表示する練り進捗表示手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数に応じて、前記進捗表示手段の制御を行う表示制御手段とを備えた自動製パン機。
  2. 加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽根と、前記モーターの駆動を制御するモーター制御手段と、前記焼成室内の温度を検知する焼成室温度検知手段と、前記練り羽根の単位時間あたりの回転数と累積の回転数を測定する回転数測定手段と、練り工程時に前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の単位時間あたりの回転数に応じて、予め定められた練りデータの回転数を保持するよう前記モーターの回転数の制御を行う練り安定手段と、前記練り工程時の前記練り羽根の累積の回転数を入力する回転数入力手段と、前記回転数測定手段で測定された前記練り羽根の累積の回転数と、前記回転数入力手段によって入力された累積回転数に応じて、練りの制御を行う練り制御手段とを備えた自動製パン機。
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