JP5810279B2 - 自動製パン機 - Google Patents

自動製パン機 Download PDF

Info

Publication number
JP5810279B2
JP5810279B2 JP2012120429A JP2012120429A JP5810279B2 JP 5810279 B2 JP5810279 B2 JP 5810279B2 JP 2012120429 A JP2012120429 A JP 2012120429A JP 2012120429 A JP2012120429 A JP 2012120429A JP 5810279 B2 JP5810279 B2 JP 5810279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
bread
blade
current
automatic bread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012120429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013244238A (ja
Inventor
松井 敬三
敬三 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012120429A priority Critical patent/JP5810279B2/ja
Priority to CN201310202746.6A priority patent/CN103445696B/zh
Publication of JP2013244238A publication Critical patent/JP2013244238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810279B2 publication Critical patent/JP5810279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン機に関するものである。
従来、この種の家庭用の自動製パン機は、パン原料を入れるパン容器をそのまま焼き型としてパンを製造する仕組みのものが一般的である。このような自動製パン機として、米などの穀物を出発原料とし、原料を粉砕する粉砕工程を設け、その後、練り工程、発酵工程、焼成工程を順に実行することにより、パンを製造するものも実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
このような自動製パン機においては、パン容器のブレード回転軸に粉砕ブレードと混練ブレードが取り付けられ、また其々を駆動する粉砕用モータ、および混練用モータが備えられている。穀物粒と水を入れた状態で粉砕工程において、粉砕ブレードが粉砕用モータにより回転駆動されることにより、粉砕穀物粒と水の混合物が生成される。その後、練り工程においては、混練ブレードが混練用モータにより回転駆動されることにより、その混合物が生地原料として混練された後、発酵工程、焼成工程によりパンが製造される構成となっている。
国際公開第2011/102306号
しかしながら、前記従来の構成では、自動製パン機により穀物粒からパンを製造するときには、粉砕ブレードを粉砕用モータで高速に回転させることにより穀物粒を粉砕する。この穀物粒を粉砕する過程においては、穀物粒は粉砕され徐々にその粒径が小さくなっていき、最終的に所定の粒径以下の大きさになるまで粉砕工程が実行されることになる。その過程において、粉砕ブレードにかかる負荷、つまり粉砕用モータにかかるトルクは大きく変化する。粉砕開始後、次第に粒径が小さくなっていくと、粉砕ブレードと粉砕ブレードが装着されたケースとの間の隙間への噛み込みが発生すると共に、回転による回転部の温度の上昇により、粉砕穀物粒と水の混合物の温度が上昇し粘度が増加するため、粉砕用モータにかかるトルクは徐々に増加する。さらに、粉砕工程が進行し、粉砕穀物粒と水の混合物の粘度がさらに上昇すると、粉砕ブレードにかかる負荷は減少に転じ、粉砕用モータにかかるトルクは急速に低下する。
このように、粉砕工程において粉砕用モータにかかるトルクは大きく変化するが、最大負荷時には、粉砕用モータに多大なトルクがかかり、モータの電流限界、つまり、それ以
上流れるとモータの磁力が低下する限界にまで達する可能性があった。また、その場合、粉砕ブレードの回転を停止させる必要があり、またその後、再起動させても再び停止する可能性が高く、粉砕工程がうまく完了しない可能性があった。粉砕工程のみならず、練り工程においても同様にブレードの回転が停止する可能性があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、粉砕工程や練り工程において多大な負荷がモータにかかり、限界電流を超えるような状態になった場合でも、運転を連続して行い、正常な製パン機能を果たすと共に、ユーザーに正しい製パン進捗状態を認知させる、信頼性の高い自動製パン機を実現することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動製パン機は、パン原料が投入されるパン容器と、前記パン容器内に回転可能に取り付けられるブレードと、前記ブレードに連結された回転軸と、前記回転軸に動力伝達可能に連結されるモータと、製パン工程において前記モータを回転制御するインバータ装置とを備えた自動製パン機であって、前記モータに供給される電流を検出する電流検出手段を備え、前記インバータ装置は、前記電流検出手段により検出された電流値が前記モータの許容最大電流値と同等の電流値に設定された第1の所定の値を超えた場合に前記モータの回転数を低減させた後、前記電流検出手段により検出された電流値が前記第1の所定の値よりも低い第2の所定の値まで到達すると前記モータの回転数を増加させる機能を有した自動製パン機である。
これによって、製パン工程における運転停止が回避され、信頼性の高い自動製パン機を実現することができる。
本発明の自動製パン機は、過負荷運転時の運転停止が回避され、信頼性の高い自動製パン機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における自動製パン機の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態1における自動製パン機の駆動回路の概略構成図 本発明の実施の形態1における自動製パン機のモータ過負荷時の回転数と電流の関係を表す特性図 本発明の実施の形態1における自動製パン機の過負荷制御手段により制御される過負荷時のモータ回転数の変化を表す推移図 本発明の実施の形態1における自動製パン機の過負荷制御手段および製パン制御手段により制御される製パン工程の時間制御の特性を表す特性図
第1の発明は、パン原料が投入されるパン容器と、前記パン容器内に回転可能に取り付けられるブレードと、前記ブレードに連結された回転軸と、前記回転軸に動力伝達可能に連結されるモータと、製パン工程において前記モータを回転制御するインバータ装置とを備えた自動製パン機であって、前記モータに供給される電流を検出する電流検出手段を備え、前記インバータ装置は、前記電流検出手段により検出された電流値が前記モータの許容最大電流値と同等の電流値に設定された第1の所定の値を超えた場合に前記モータの回転数を低減させた後、前記電流検出手段により検出された電流値が前記第1の所定の値よりも低い第2の所定の値まで到達すると前記モータの回転数を増加させる機能を有したものである。
これによって、製パン工程における過負荷運転時の運転停止が回避され、信頼性の高い
自動製パン機を実現することができるものであり、特に、モータの許容最大電流値を超えることのない連続運転が可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明のインバータ装置は、電流検出手段により検出された電流値が所定の値を超えモータの回転数を低減させた場合、製パン工程における工程の時間を、低減させたモータの回転数に対応させて延長させるものである。
これによって、モータに高負荷がかかる場合でも運転を連続して行い、正常な製パン機能を果たす自動製パン機を実現することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明のインバータ装置は、電流検出手段により検出された電流値が所定の値を超えモータの回転数を低減させた場合、製パン工程における工程の時間を、予め設定された工程内の回転数積算値が略維持されるように延長させるものである。
これによって、モータに高負荷がかかる場合でも運転を連続して行い、確実に正常な製パン性能を果たす自動製パン機を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記ブレードが、混練ブレード及び粉砕ブレードのうちの少なくとも一方またはその両方であり、前記モータが、混練用モータ及び粉砕用モータのうちの少なくとも一方またはその両方であるとしたものである。
これによって、練り工程、粉砕工程においても確実に運転を連続して行い、正常な製パン性能を果たす自動製パン機を実現することができる。
第5の発明は、特に、第2〜4のいずれか1つの発明において、前記インバータ装置が、製パン工程における工程の時間を延長させる工程が、練り工程及び粉砕工程のうちの少なくとも一方またはその両方であるとしたものである。
これによって、練り工程、粉砕工程においても確実に運転を連続して行い、確実に正常な製パン性能を果たす自動製パン機を実現することができる。
第6の発明は、特に、第2〜5のいずれか1つの発明において、製パン進捗状態を表示する表示部をさらに備え、前記表示部は、前記インバータ装置が製パン工程における工程の時間を延長させた場合、その時間に対応した進捗状態を表示するものである。
これによって、製パン工程において確実に運転を連続して行い、ユーザーにより使い易い自動製パン機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における自動製パン機の概略構成を示す断面図である。
自動製パン機の本体32の上面には操作部31が設けられており、この操作部31には製パン開始や停止などの操作を行うための操作キーと製パン状態を表示するための表示部が設けられている。表示部には、製パンの進行状況、完了予定時刻なども表示されるようになっている。
パン原料が投入されるパン容器10は、焼成室11に収納されており、焼成室11の内部にはシーズヒータ12が、パン容器10を包囲するように配置されている。これにより、パン容器10内のパン原料が加熱される。
また、焼成室11の側面には練り工程で用いられる低速タイプの混練用モータ13が配置され、また別の側面には粉砕工程で用いられる高速タイプの粉砕用モータ14が配置されている。混練用モータ13の出力軸15には第1のプーリ16が取り付けられ、さらに第1のベルト17によって第2のプーリ18に連結されている。
この第2のプーリ18は、第1の軸19に固定されており、この第1の軸19と同一の回転軸になる様に下部に設けられた第2の軸20には、第3のプーリ21が備えられている。
この第3のプーリ21は第2のベルト22によって、混練ブレード30と混練ブレード30の回転軸である原動軸24に設けられた第1の原動軸用プーリ23に連結されている。
これにより、混練用モータ13が回転するとプーリの減速機構(例えば、1/5)により、原動軸24は低速で回転する(例えば、200〜500rpm)。
粉砕用モータ14の出力軸25には第4のプーリ26が取り付けられ、さらに第3のベルト27によって原動軸24に設けられた第2の原動軸用プーリ28に連結されている。
このプーリ比は、ほぼ同一径のものが用いられるため、略等速で回転力が伝えられる。粉砕用モータ14が高速回転することにより、原動軸24およびそれに取り付けられた粉砕ブレード29は高速回転する(例えば、7000〜8000rpm)。
図2は、本発明の実施の形態における自動製パン機の駆動回路の概略構成図である。図2において、交流電源1より与えられる交流電力は、自動製パン機内の駆動回路に備えられた整流回路2、平滑コンデンサ3により一旦、直流化される。
その後、還流ダイオード410〜415が並列に備えられたスイッチング素子400〜405により構成されるインバータ部4に供給される。
インバータ部4は、スイッチング素子400〜405により構成される上アーム側のスイッチング素子と下アーム側のスイッチング素子による直列回路を3相分有し、これら直列回路における上アームと下アームの相互接続点が、負荷であるモータ5に接続された構成である。
モータ5には、図1において示した混練用モータ13および、粉砕用モータ14が対応する。また、モータ5の負荷としては、混練ブレード30、および粉砕ブレード29から構成されるブレード6が連結されている。
さらに、下アーム側のスイッチング素子401、403、405と直流部の低電位側の一端の間には、保護抵抗416〜418が備えられ、その抵抗の両端の電圧を測定することにより、モータ5に流れる電流が検出されるように構成されている。
制御手段8は、マイクロコンピュータおよびアナログ回路により構成され、特にその内部に有するタイマ機能などを用いて、製パンのシーケンスに則りモータ5が所望の回転数
で回転するような交流電力をインバータ部4が出力するように、スイッチング素子400〜405のスイッチングを制御する。スイッチングの方法としては、素子の駆動パルスの時間幅により出力電圧を制御する、一般的なパルス幅変調(PWM)方式が用いられる。
また、スイッチング素子400〜405としては、例えばIGBTのような高速スイッチングが可能なデバイスが用いられる。このように制御手段8は、モータ5に出力する交流をスイッチング素子400〜405において、パルス幅変調(PWM)により作成するためのスイッチングパターンを出力する。
このような構成により、モータ5、ブレード6を所望の回転数にて回転させることにより、自動製パン機の動作を制御し、パンを製造する機能を実現する。
製パン制御手段808は、予め決められた製パンのシーケンスに則り、練り工程および粉砕工程時には、製パン開始時刻からの時間に対応したモータ5の回転数の目標回転数を出力する。
モータ5の回転角を検出する回転角センサ7の検出値から回転数演算手段806は、回転角の変化速度を演算することにより回転数を求める。回転数制御手段803は、回転数演算手段806により求められた実際のモータ5の回転数Wと、外部より与えられる目標回転数W*の値との差、さらに過負荷制御手段807が出力する回転数補償WCを加えた誤差情報から、回転数が回転数補償を考慮した目標回転数に一致するよう制御演算を行い、モータ5に流れる電流値の指令値を出力する。演算方法としては、一般的なPI制御方式による。
I*=GpW×(W*−WC−W)+GiW×Σ(W*−WC−W)・・・(式1)
ここで、 GpW、GiW:回転数制御比例ゲイン、積分ゲイン
W:回転数、W*:目標回転数、WC:回転数補償
I*:電流指令
電流検出手段801は、保護抵抗416〜418の両端の電圧の測定値から、モータ5に流れる電流を構成する機能を有する。
検出された電流値Iと回転数制御手段803より出力された電流指令値との差の情報を用いて、以下の式により電流指令を実現するべく制御演算を行い、出力電圧Vを演算する。
V=GpI×(I*−I)+GiI×Σ(I*−I)・・(式2)
ここで、 V:出力電圧
GpI、GiI :電流制御比例ゲイン、積分ゲイン
さらに求められた出力電圧Vと回転角センサ7から求められたモータの回転角の情報から、電圧出力手段805が出力電圧を実現するためのパルスパターン信号をドライバ802に出力し、ドライバ802は、そのドライブ信号に従ってスイッチング素子400〜405を駆動するための信号を出力する。
以上のように構成された自動製パン機について、以下その動作、作用を説明する。
モータ5およびそれに接続されたブレード6は、外部より与えられる目標回転数により回転されると共に、過負荷時には回転数を補正し運転を継続させることが可能となる。
図3は、本発明の実施の形態における自動製パン機のモータ過負荷時の回転数と電流の関係を表す特性図である。モータの回転数が増加するに従って、モータに流れる電流値も増加する。
モータの電流値は、モータの負荷となるトルクに略比例するものであるので、モータの回転数が増加するに従って、モータの負荷トルクが増加していることが分かる。このような自動製パン機の製パン工程におけるモータの負荷は、回転数が増加すれば、略比例するような形で増加する。従って、製パン工程におけるモータの負荷が増大した場合には、回転数を低下させればよい。
本データは、粉砕工程におけるモータの回転数と電流の関係の一例を示したものであるが、練り工程においても同様の関係が認められるものである。
図4は、本発明の実施の形態における自動製パン機における過負荷制御手段807により制御される過負荷時のモータ回転数の変化の一例を表す推移図である。
過負荷制御手段807は、自動製パン機の連続動作を実現するために、図4に示すモータ電流値に対応した回転数変更量の推移図に従ってモータ5の回転数を制御する。
まず、時刻t1においてモータ5に流れる電流値が所定の電流値I1を超えた場合、モータ5の回転数は直前の目標回転数R1より低下させるべく過負荷制御手段807は回転数補償値WCを出力する。それにより、モータ5の回転数は徐々に低下する。
ここで、所定の電流値I1は、モータ5の許容最大電流値と同等の電流に設定される。モータ5の回転数が低減することにより、ブレード6の回転数も低下し、さらにそれにより、モータ5にかかるトルクは低下する。
図3に示した自動製パン機におけるブレード6の回転数に対するモータ5の電流値の特性図からわかる様に、モータ5の回転数が低下することにより、モータ5の電流値は減少する。
つまり、モータ5のトルクも低下する。従って、図3において時刻t1よりモータ5の回転数が低下すると共にモータ電流も低下していき、許容最大電流値を超えることのない連続運転が可能となる。
さらに、モータ電流が低下し時刻t2において所定の電流値I2まで到達すると、過負荷制御手段807は、モータ5の回転数が徐々に増加するような回転数補償値WCを出力し、それによりモータ5の回転数は徐々に増加する。
その後、負荷が再び増加し、時刻t3においてモータ5に流れる電流値が所定の電流値I1を再び超えた場合、時刻t1の場合と同様にモータ5の回転数は低減される。
さらに時刻t4においては、時刻t2の場合と同様に電流値が所定の電流値I2まで低下することにより、過負荷制御手段807はモータ5の回転数が徐々に増加するような回転数補償値を出力し、それによりモータ5の回転数は徐々に増加する。このような過負荷制御手段807の制御動作により、モータ5の許容最大電流値を超えることのない連続運転が可能となる。
図5は、本発明の実施の形態における自動製パン機の過負荷制御手段807および製パン制御手段808により制御される製パン工程の時間制御の特性を表す特性図である。
製パンにおける複数の工程、練り工程や粉砕工程においては、製パンを良好に行うために予め各工程の時間と、その時のブレードを回転させるモータの回転数の指令値が決められている。
例えば、ある工程の運転時間がS2、その時のモータ回転数がW2と設定されていた場合に、過負荷制御手段807によりモータ回転数が低減された場合を説明する。
モータがブレードの負荷上昇により過負荷状態となり、過負荷制御手段807によりモータ回転数が低減された場合、工程の運転時間は図5に示すように増加させる。
これは、モータの回転数の積算値が、略予め定められた設定値(W2×S2)と同等となるようにするためである。
このことにより、練り工程や粉砕工程において製パン生地となる材料に対する練り仕事量および粉砕仕事量を一定に保つことができる。さらに、モータ5の回転数がW1以下となる条件においては、運転時間を最大S1に制限することにより、製パン工程の最長時間を制限し、実用的な運転時間を確保する。このような特性図に基づいて、製パン工程の制御を行うことにより、良好な製パン性能を実現するものである。
さらに、練り工程や粉砕工程において運転時間を調整した場合、図1における操作部31に設けられた表示部に対し、製パンの進行状況、完了予定時刻などの製パン状態を表示する内容に関しても、調整された時間に基づいて変更する。このことにより、製パン状態をユーザーは正確に把握することができる。
このように、本実施の形態における自動製パン機においては、過負荷制御手段および製パン制御手段が、製パン用モータの過負荷時に、その負荷電流に対して回転数を操作すると共に、製パン工程の時間は操作された回転数に対応して調整が加えられる。
このことにより、製パン条件の変化により負荷が増大し装置の対応負荷を超えた場合においても、連続運転を継続すると共に、良好に製パンが行われる高信頼性の製パン性能の良好な自動製パン機が実現される。
本実施の形態においては、モータ5として混練用モータおよび粉砕用モータを考え、負荷として混練ブレードおよび粉砕ブレードを対応させたものであったが、混練用モータ、粉砕用モータのいずれかのモータのみへの適用を考慮したものであっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、混練モータと粉砕用モータを一つのモータで兼用させることにより、混練ブレードおよび粉砕ブレードを負荷として駆動する構成のものであっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる自動製パン機は、過負荷運転時の運転停止が回避されるので、モータ、およびその回転数を制御する駆動回路を有した自動製パン機に関し、モータの信頼性の高い動作および良好な製パン性能が必要な自動製パン機について有用である。
1 交流電源
2 整流回路
3 平滑コンデンサ
4 インバータ部(インバータ装置)
5 モータ
6 ブレード
400〜405 スイッチング素子
410〜415 還流ダイオード
7 回転角センサ
8 制御手段
10 パン容器
13 混練用モータ
14 粉砕用モータ
29 粉砕ブレード
30 混練ブレード
31 操作部(表示部あり)
801 電流検出手段

Claims (6)

  1. パン原料が投入されるパン容器と、
    前記パン容器内に回転可能に取り付けられるブレードと、
    前記ブレードに連結された回転軸と、
    前記回転軸に動力伝達可能に連結されるモータと、
    製パン工程において前記モータを回転制御するインバータ装置とを備えた自動製パン機であって、
    前記モータに供給される電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記インバータ装置は、前記電流検出手段により検出された電流値が前記モータの許容最大電流値と同等の電流値に設定された第1の所定の値を超えた場合に前記モータの回転数を低減させた後、前記電流検出手段により検出された電流値が前記第1の所定の値よりも低い第2の所定の値まで到達すると前記モータの回転数を増加させる機能を有した自動製パン機。
  2. 前記インバータ装置は、前記電流検出手段により検出された電流値が所定の値を超え前記モータの回転数を低減させた場合、製パン工程における工程の時間を、低減させた前記モータの回転数に対応させて延長させる請求項1に記載の自動製パン機。
  3. 前記インバータ装置は、前記電流検出手段により検出された電流値が所定の値を超え前記モータの回転数を低減させた場合、製パン工程における工程の時間を、予め設定された工程内の回転数積算値が略維持されるように延長させる請求項2に記載の自動製パン機。
  4. 前記ブレードが、混練ブレード及び粉砕ブレードのうちの少なくとも一方またはその両方であり、前記モータが、混練用モータ及び粉砕用モータのうちの少なくとも一方またはその両方である請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  5. 前記インバータ装置が、製パン工程における工程の時間を延長させる工程が、練り工程及び粉砕工程のうちの少なくとも一方またはその両方である請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  6. 製パン進捗状態を表示する表示部をさらに備え、前記表示部は、前記インバータ装置が製パン工程における工程の時間を延長させた場合、その時間に対応した進捗状態を表示する請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動製パン機。
JP2012120429A 2012-05-28 2012-05-28 自動製パン機 Active JP5810279B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012120429A JP5810279B2 (ja) 2012-05-28 2012-05-28 自動製パン機
CN201310202746.6A CN103445696B (zh) 2012-05-28 2013-05-28 自动制面包机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012120429A JP5810279B2 (ja) 2012-05-28 2012-05-28 自動製パン機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013244238A JP2013244238A (ja) 2013-12-09
JP5810279B2 true JP5810279B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=49728864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012120429A Active JP5810279B2 (ja) 2012-05-28 2012-05-28 自動製パン機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5810279B2 (ja)
CN (1) CN103445696B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6018834B2 (ja) * 2012-08-09 2016-11-02 シャープ株式会社 加熱調理器
CN107809190A (zh) * 2016-08-31 2018-03-16 上海舜为电子科技有限公司 一种用于电机内装插入式混凝土振动器的智能控制方法
CN109924909B (zh) * 2017-12-19 2020-11-03 美的集团股份有限公司 食物搅拌机及其驱动电机的控制方法和装置
CN109924908B (zh) * 2017-12-19 2020-11-24 美的集团股份有限公司 食物搅拌机及其驱动电机的控制方法和装置
CN113057504A (zh) * 2021-03-05 2021-07-02 深圳拓邦股份有限公司 搅拌机不掉速控制方法、装置及搅拌机
CN115253871B (zh) * 2022-07-14 2024-02-23 古茗科技集团有限公司 一种自动搅拌装置及其控制方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0175206U (ja) * 1987-11-09 1989-05-22
JPH01175206U (ja) * 1988-05-31 1989-12-13
JP3346055B2 (ja) * 1994-11-14 2002-11-18 松下電器産業株式会社 自動製パン機
CN1094745C (zh) * 1994-11-14 2002-11-27 松下电器产业株式会社 自动面包机
JP3663707B2 (ja) * 1996-01-12 2005-06-22 松下電器産業株式会社 自動製パン機
JP2003348875A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機駆動装置
CN100557942C (zh) * 2008-05-06 2009-11-04 南京航空航天大学 基于转差线性控制的异步电机调速方法
CN101325390B (zh) * 2008-07-24 2011-04-20 珠海格力电器股份有限公司 直流无刷电机的控制方法
JP5418212B2 (ja) * 2009-12-25 2014-02-19 三洋電機株式会社 自動製パン器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013244238A (ja) 2013-12-09
CN103445696A (zh) 2013-12-18
CN103445696B (zh) 2017-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5810279B2 (ja) 自動製パン機
CN106576569B (zh) 电动工具及其控制方法
JP5780896B2 (ja) 電動工具
US8907596B2 (en) Method and system for controlling electric motors of a common assembly
JP5491728B2 (ja) コンベアの駆動制御装置
US7134406B1 (en) Cooling fan control for improved engine load acceptance
CN110572089B (zh) 电动工具及其控制方法
CN205029584U (zh) 食品料理机及用于食品料理机的电机转速控制装置
JP5791173B2 (ja) レンジフードの運転制御装置
KR100983323B1 (ko) 교반 장치 및 그의 처리 방법
JP5963154B2 (ja) 自動製パン機
US7777442B2 (en) Method of controlling the speed of an electric motor
CN216657837U (zh) 电动工具
JP2015123546A (ja) 電動工具
JP2019000629A (ja) 自動製パン機
TWI745331B (zh) 真空泵驅動器、真空泵及其驅動方法
JP6226151B2 (ja) 自動製パン機
TW202327824A (zh) 離合型動力傳輸裝置及其轉速控制模組
KR200460524Y1 (ko) 초미풍 동작 기능을 갖는 선풍기
KR101705132B1 (ko) 온도 및 부하 감지를 이용한 음식물쓰레기 처리 방법 및 이를 이용한 음식물처리기
JP7062436B2 (ja) 電動インパルススクリュードライバをそのモータの瞬間回転周波数に応じて制御する方法、及び対応する装置
JP5251577B2 (ja) 圧縮機の制御装置
KR20160092605A (ko) Bldc 모터의 기동전류 저감 구동방법
JP2016043486A (ja) ゴム混練装置の制御方法
CN203888052U (zh) 密炼机变频机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140312

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150330

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5810279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151