JP7062436B2 - 電動インパルススクリュードライバをそのモータの瞬間回転周波数に応じて制御する方法、及び対応する装置 - Google Patents
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Description
本発明の分野は、電動インパルス又はパルスモードスクリュードライバの設計及び製造とともに、こうしたスクリュードライバを駆動する方法の分野である。
ねじ締め装置又はスクリュードライバは、一般に、例えば自動車の組立等、様々な産業部門において、アセンブリを締め付けるために使用される。
-連続締付けスクリュードライバ装置と、
-不連続又は断続的パルスモード又はインパルススクリュードライバと、
がある。
-ステップ1:ロータの自由加速を引き起こす、モータに電力を供給するための電気パルスであり、その間、ロータは、ねじ締めの向きにおいて伝動システムにおける遊びを解消する。
-ステップ2:伝動システムにおけるロータの衝撃であり、その間、クリアランスが解消されると、トルクパルスは端末ユニットに伝達される。
-ステップ3:ねじ緩め向きにおける遊びの解消によりロータのその最大後退位置への復帰を引き起こす、ロータの自然な跳ね返りによるシステムのリセット。
-伝動システムにおける遊びがねじ締め方向において最大である最大後退位置。この位置は、スクリュードライバの出力シャフト及びグリップが固定された状態で、モータのロータが、ねじ締めの逆方向における回転の終了時に、伝動システムに当接して固定されると、達成され、この伝動システムの遊びは、ねじ緩め向き又は方向において解消されている。
-遊びがねじ締め方向において解消される衝撃位置。この位置は、スクリュードライバの出力シャフト及びグリップが固定された状態で、モータのロータが、ねじ締め方向の回転の終了時に、伝動システムに当接して固定されると、達成され、この伝動システムの遊びは、ねじ締め方向において解消されている。
Jは、動いている部品(ロータ+伝動システム)の慣性である。
ωは、モータのロータのその長手方向軸に沿った回転周波数である。
-時間の関数としてモータの電源電圧を表すこうしたテンプレートの一例(電圧テンプレート)と、
-時間の関数としてモータによって消費される電流の推移と、
-電源パルスの間のモータの回転周波数の変動とを示す。
-電源電圧は、電源パルスの全ての瞬間で一定である。
-モータが始動するときに電流スパイクがあり、その後、モータの加速中に電流の緩やかな低下がある。
-電気パルスの間の回転周波数の勾配の低減、言い換えれば、加速度の低下(回転周波数のグラフは、経時的に指向係数の低減によりわずかに内側に曲がった)。
-最大電流の制限、
-電気パルスの間の逆起電力の上昇からもたらされるペイロード電圧の低下、
からもたらされる、従来技術のこれらの欠点を克服するために、一定ではなくなり時間で変化する電圧テンプレートが開発された。こうしたテンプレートを図3に示す。
-電源電圧の初期値が低いことにより、始動するときの電流スパイクが小さくなり、したがって、装置を始動させるときに、コントローラが最大許容電流を超え、コントローラが遮断されることが回避される。
-開始フェーズの後の電源電圧の緩やかな上昇により、回転周波数による逆起電力の上昇を補償し、モータの電源供給の期間により一定の電流を得ることが、かなりの程度まで可能になる。
U(t)は、瞬間(t)において印加される電圧である。
TabTemplate[t]は、所望のテンプレートの全ての点を含み、かつ瞬間(t)の関数としてインデックスされるテーブルである。
PulseAmplitudeは、0~1の範囲の振幅の係数である。
本発明は、特に、これらの種々の問題のうちの少なくとも幾つかに対して効率的な解決法を提供することを目的とする。
このために、本発明は、電動モータを備え、この電動モータのロータは回転駆動されることが可能な端末ユニットに接続され、上記モータは逐次的な電源電圧パルスによって電力が供給される、不連続スクリュードライバ装置を制御する方法を提案する。
-上記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する第1のステップと、
-上記電源電圧パルスの電圧の成分を求めることにある第2のステップであって、この成分は上記瞬間回転周波数によって決まる、第2のステップと、
-上記ロータの瞬間回転周波数に応じて、上記電圧値を組み込んだ上記電源電圧パルスの電圧をリアルタイムで求める第3のステップと
を含む。
-所定の理論的定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
-上記ロータの瞬間回転周波数によって決まる上記成分に対応する第2の項と
の和に対応する。
-上記モータによって消費される電流を測定するステップと、
-上記モータによって消費される上記電流の測定値を所定閾値と比較するステップと、
-上記モータによって消費される上記電流の上記測定値が上記閾値以上になると、上記モータの上記電源電圧インパルスの上記電圧を低下させるステップと
を含む。
-上記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する手段と、
-上記電源電圧パルスの電圧の成分を求める手段であって、この成分は上記瞬間回転周波数によって決まる、手段と、
-上記ロータの瞬間回転周波数に応じて、上記電圧値を組み込んだ上記電源電圧パルスをリアルタイムに求める手段と
を備える手段を備える。
-所定の理論的定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
-上記ロータの瞬間回転周波数によって決まる上記成分に対応する第2の項と
の和を計算する手段を備える。
-上記モータによって消費される電流を測定する手段と、
-上記モータによって消費される上記電流の測定値を所定閾値と比較する手段と、
-上記モータによって消費される上記電流の上記測定値が上記閾値以上となると、上記モータの上記電源電圧パルスの電圧を低下させる手段と
を備える。
本発明の他の特徴及び利点は、単純な例示的であって非網羅的な例として与えられる、好ましい実施形態の以下の説明及び添付図面から、より明確になるであろう。
6.1.スクリュードライバ装置
本発明は、断続的又は不連続スクリュードライバ締付け装置と呼ばれるスクリュードライバ装置又は電動スクリュードライバに適用される。
-モータ用の電源ケーブル21。
-スクリュードライバ及びコントローラがケーブル又は無線により互いに、必要な場合は、コンピュータネットワーク等の他の装置と通信するのを可能にする送受信モジュール22。したがって、このスクリュードライバは、コントローラからコマンド信号を受け取ることができ、コントローラは、スクリュードライバに組み込まれた種々のセンサからくる信号を受け取ることができる。
本発明は、不連続締付けスクリュードライバ装置のロータの加速のフェーズ中にモータのパルス化瞬間電源電圧の値を、この値に、値がモータのロータの瞬間回転周波数によって決まる成分を組み込むことにより、求めることにあることを、想起することができる。
Uは、モータに印加される電圧(ボルト)である。
Iは、モータに印加される電流(アンペア)である。
ωは、モータの回転周波数(rpm)である。
Rは、スクリュードライバ装置の電気抵抗(制御電子回路、ケーブル及びモータ)である。
Ψは、モータの逆起電圧係数である。
-所定の理論的定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
-回転周波数によって決まる成分に対応する第2の項と
の和に対応する。
-電圧の第1の項は、ゼロ回転周波数でモータによって消費される電流のレベルを求める定数値である。それは、形式PulseAmplitude.Offsetで表すことができる。ここで、
-PulseAmplitudeは、振幅係数である。
-Offsetは、ゼロ回転周波数でモータによって消費される電流がスクリュードライバシステムに許容される最大レベルの電流である電圧である。
-第2の項は、逆起電力の影響を補償し、ロータの加速のフェーズ中に電流を一定レベルで維持することができる。
-第1の変形は、ロータの回転周波数のリアルタイム測定に基づいて第2の項のリアルタイム計算を行うことにある。
-第2の変形は、各々が電源電圧値及びロータの回転周波数の値を含む(すなわち、電源電圧に加算される)複数の対を関連付ける、コントローラのメモリに予め記録された対応のテーブルを利用することにある。
Ψは、モータの逆起電圧係数である。当業者にとって既知であるこのパラメータは、計算によって求めるか、又は研究所において実験によって測定することができる。
Speed(t)は、瞬間(t)におけるモータの回転周波数である。
TabTemplate[Speed(t)]は、ロータの種々の回転周波数の関数としてインデックスされた電源電圧点の所望の組を含むテーブルである。このテーブルの値は、研究室実験の結果とすることができる。
Offsetは、スクリュードライバシステムに適切な電圧オフセットの最大値である。
PulseAmplitudeは、0~1の範囲の係数である。
各タイプのスクリュードライバ装置は、生産で使用される前にパラメータ化しなければならない。
-Offsetと
-Ψと
である。
上記Offsetは、スクリュードライバシステムの電気抵抗の、システムが超えると遮断される、システムが許容する最大許容電流との積に等しい。
スクリュードライバシステムのモータを駆動するために必要なパラメータ(Offset及びTabTemplate[Speed(t)])は、その製造時にそのメモリに記録される(§6.3.を参照)。
6.5.1.通常の場合:動作異常なし
本発明による駆動方法は、ねじ締め動作の実行中に実施される。
-電源電圧パルスの間の速度の変動は、完全に直線状でありかつ一定であり(モータの一定加速度)、従来技術におけるように曲線状ではない。
-モータによって消費される電流は安定している。
これは、本発明による、ロータの回転周波数の関数としての電圧の設定値の変更によって達成される。
i.わずかな異常
図15は、振幅係数PulseAmplitudeが1に等しい最も過酷な条件下で行われるねじ締め動作の場合における、持続時間がこの例では5msに等しい電源電圧パルスの間の、ロータの回転周波数と、電源電圧パルスコマンドと、モータによって消費される電流との変動を示す。
図17を参照すると、この安全機構は、動作異常を検出するステップ170と、動作異常の検出に続いてモータの電源電圧パルスの値を補正するステップ171とのリアルタイムでの実施からなる。
-モータによって消費される電流をリアルタイムに測定するステップ1701。
-モータによって消費される電流の測定値を所定閾値と比較するステップ1702。この値は、好ましくは、システムによって許容可能な電流の最大値、例えば75アンペアに等しくなる。
-モータによって発生する電流の測定値が閾値以上となったときにモータの電源電圧を低下させるステップ1710。
-簡易安全機構、
-強化安全機構、
を実施することができる。
簡易安全機構と呼ばれるものに関連して、モータの電源電圧を低下させるステップ1710は、電源電圧の第1の項、すなわち、この場合はオフセットを低減させることにある(ステップ17101)。
簡易安全機構の実施が十分でない場合、強化安全機構を実施することができる。この強化安全機構に関連して、モータの電源電圧を低下させるステップ1710は、第1の項の振幅係数との積と第2の項との和を低減させることにある(ステップ17102)。
一変形では、本発明は、上記モータの逆起電圧係数Ψの関数としてだけではなく、例えば、位相シフト、速度、効率、内部抵抗、慣性、利得等、システムの他のパラメータの関数としても、電源電圧パルスの電圧の第2の項を求めることによって、改善することができる。
なお、本願の出願当初の開示事項を維持するために、本願の出願当初の請求項1~20の記載内容を以下に追加する。
(請求項1)
電動モータを備え、該電動モータのロータは回転駆動されることが可能な端末ユニットに接続され、前記モータは逐次的な電源電圧パルスによって電力が供給される、不連続スクリュードライバ装置を制御する方法であって、前記電源電圧パルスの各々の間に前記モータの瞬間電源電圧を求めるステップを含み、該ステップは、少なくとも以下のステップである、
前記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する第1のステップと、
前記電源電圧パルスの電圧の成分を求める第2のステップであって、該成分は前記瞬間回転周波数によって決まる、第2のステップと、
前記ロータの前記瞬間回転周波数に応じて、電圧値を組み込んだ前記電源電圧パルスの電圧をリアルタイムで求める第3のステップと
を含むことを特徴とする、方法。
(請求項2)
前記成分は、前記瞬間回転周波数の関数として、電圧値の所定の集合から選択される、請求項1に記載の方法。
(請求項3)
前記成分は、前記瞬間回転周波数の所定係数との積に等しいものとして求められる、請求項1に記載の方法。
(請求項4)
前記電源電圧パルスの各々の電圧は、
所定の理論的な定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数によって決まる前記成分に対応する第2の項と
の和に対応する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
(請求項5)
前記パルス振幅係数は0~1の範囲にある、請求項4に記載の方法。
(請求項6)
前記所定の理論的な定電源電圧は、電流の所定値に前記スクリュードライバ装置の電気抵抗を掛け合わせた積に等しいものである、請求項4又は5に記載の方法。
(請求項7)
前記第2の項は、前記ロータの前記瞬間回転周波数の前記モータの逆起電圧の係数との積に等しい電圧値である、請求項4~6のいずれか一項に記載の方法。
(請求項8)
前記第2の項は、電源電圧値及び前記ロータの回転周波数値の複数の対を関連付ける対応テーブルの形式で記憶されるデータを考慮する、請求項4~7のいずれか一項に記載の方法。
(請求項9)
動作異常を検出するステップと、動作異常の前記検出に続いて前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を補正するステップとを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
(請求項10)
動作異常を検出する前記ステップは、
前記モータによって消費される電流を測定するステップと、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値を所定閾値と比較するステップと、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値が前記閾値以上になると、前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させるステップと
を含む、請求項9に記載の方法。
(請求項11)
前記モータの前記電源電圧パルスの前記電圧を低下させる前記ステップは、該電源電圧パルスの該電圧の前記第1の項を低減させるものである、請求項10に記載の方法。
(請求項12)
前記モータの前記電源電圧パルスの前記電圧を低減させる前記ステップは、前記第1の項の前記振幅係数との積と前記第2の項との和を低減させることにある、請求項10に記載の方法。
(請求項13)
回転駆動されることが可能な端末ユニットにロータが接続されている電動モータと、逐次的な電源電圧パルスによる前記モータの電源用の手段とを備える不連続ねじ締めシステムであって、前記電源電圧パルスの各々の間に前記モータの瞬間電源電圧を求める手段を備えており、該手段は、少なくとも、
前記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する手段と、
前記電源電圧パルスの電圧の成分を求める手段であって、該成分は前記瞬間回転周波数によって決まる、手段と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数に応じて、電圧値を組み込んだ前記電源電圧パルスをリアルタイムに求める手段と
を備えることを特徴とする、不連続ねじ締めシステム。
(請求項14)
前記電源電圧パルスの電圧をリアルタイムに求める前記手段は、
所定の理論的定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数によって決まる前記成分に対応する第2の項と
の和を計算する手段を備える、請求項13に記載のシステム。
(請求項15)
動作異常を検出する手段と、動作異常の前記検出に続いて前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を補正する手段とを備える、請求項13又は14に記載のシステム。
(請求項16)
動作異常を検出する前記手段は、
前記モータによって消費される電流を測定する手段と、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値を所定閾値と比較する手段と、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値が前記閾値以上になると、前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる手段と
を備える、請求項15に記載のシステム。
(請求項17)
前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる前記手段が、前記電源電圧パルスの前記第1の項を低減させるものである、請求項14又は16に記載のシステム。
(請求項18)
前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる前記手段が、前記第1の項の前記振幅係数との積と前記第2の項との和を低減させるものである、請求項14又は16に記載のシステム。
(請求項19)
プログラムがコンピュータによって実行されると、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法が実行される、プログラムコード命令を含むコンピュータプログラム。
(請求項20)
請求項19に記載のコンピュータプログラムを記憶している、コンピュータに読み取り可能な非一時的記憶媒体。
Claims (18)
- 電動モータを備え、該電動モータのロータは回転駆動されることが可能な端末ユニットに接続され、前記モータは逐次的な電源電圧パルスによって電力が供給される、不連続スクリュードライバ装置を制御する方法であって、前記電源電圧パルスの各々の間に前記モータの瞬間電源電圧を求めるステップを含み、該ステップは、少なくとも以下のステップである、
前記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する第1のステップと、
前記電源電圧パルスの電圧の成分を求める第2のステップであって、該成分は前記瞬間回転周波数によって決まる、第2のステップと、
前記ロータの前記瞬間回転周波数に応じて、電圧値を組み込んだ前記電源電圧パルスの電圧をリアルタイムで求める第3のステップと
を含んでなり、
前記電源電圧パルスの各々の電圧は、
所定の理論的な定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数によって決まる成分に対応する第2の項と
の和に対応するものであることを特徴とする、方法。 - 前記成分は、前記瞬間回転周波数の関数として、電圧値の所定の集合から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記成分は、前記瞬間回転周波数の所定係数との積に等しいものとして求められる、請求項1に記載の方法。
- 前記パルス振幅係数は0~1の範囲にある、請求項1に記載の方法。
- 前記所定の理論的な定電源電圧は、電流の所定値に前記スクリュードライバ装置の電気抵抗を掛け合わせた積に等しいものである、請求項1又は4に記載の方法。
- 前記第2の項は、前記ロータの前記瞬間回転周波数の前記モータの逆起電圧の係数との積に等しい電圧値である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の項は、電源電圧値及び前記ロータの回転周波数値の複数の対を関連付ける対応テーブルの形式で記憶されるデータを考慮する、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
- 動作異常を検出するステップと、動作異常の前記検出に続いて前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を補正するステップとを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- 動作異常を検出する前記ステップは、
前記モータによって消費される電流を測定するステップと、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値を所定閾値と比較するステップと、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値が前記閾値以上になると、前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させるステップと
を含む、請求項8に記載の方法。 - 前記モータの前記電源電圧パルスの前記電圧を低下させる前記ステップは、該電源電圧パルスの該電圧の前記第1の項を低減させるものである、請求項9に記載の方法。
- 前記モータの前記電源電圧パルスの前記電圧を低減させる前記ステップは、前記第1の項の前記振幅係数との積と前記第2の項との和を低減させることにある、請求項9に記載の方法。
- 回転駆動されることが可能な端末ユニットにロータが接続されている電動モータと、逐次的な電源電圧パルスによる前記モータの電源用の手段とを備える不連続ねじ締めシステムであって、前記電源電圧パルスの各々の間に前記モータの瞬間電源電圧を求める手段を備えており、該手段は、少なくとも、
前記ロータの瞬間回転周波数をリアルタイムに測定する手段と、
前記電源電圧パルスの電圧の成分を求める手段であって、該成分は前記瞬間回転周波数によって決まる、手段と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数に応じて、電圧値を組み込んだ前記電源電圧パルスをリアルタイムに求める手段と
を備えてなり、
前記電源電圧パルスの電圧をリアルタイムに求める前記手段は、
所定の理論的定電源電圧にパルス振幅係数を掛け合わせた値に対応する第1の項と、
前記ロータの前記瞬間回転周波数によって決まる前記成分に対応する第2の項と
の和を計算する手段を備えることを特徴とする、不連続ねじ締めシステム。 - 動作異常を検出する手段と、動作異常の前記検出に続いて前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を補正する手段とを備える、請求項12に記載のシステム。
- 動作異常を検出する前記手段は、
前記モータによって消費される電流を測定する手段と、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値を所定閾値と比較する手段と、
前記モータによって消費される前記電流の前記測定値が前記閾値以上になると、前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる手段と
を備える、請求項13に記載のシステム。 - 前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる前記手段が、前記電源電圧パルスの前記第1の項を低減させるものである、請求項12又は13に記載のシステム。
- 前記モータの前記電源電圧パルスの電圧を低下させる前記手段が、前記第1の項の前記振幅係数との積と前記第2の項との和を低減させるものである、請求項13又は15に記載のシステム。
- プログラムがコンピュータによって実行されると、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法が実行される、プログラムコード命令を含むコンピュータプログラム。
- 請求項17に記載のコンピュータプログラムを記憶している、コンピュータに読み取り可能な非一時的記憶媒体。
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