JP3655122B2 - シート切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート切断装置に関し、さらに詳細には、数値制御によるプロッターなどに備えられ、カッターでシートを切断するようにしたシート切断装置に関する。
【0002】
なお、本明細書において「シート」とは、普通紙などの紙類は勿論のこと、OHPシートあるいはPVCシートなどのような、カッターで切断可能な各種の媒体をも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来より、マイクロ・コンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給されたシートを、互いに付勢された状態で対設された駆動輪とピンチロールとによって挟持し、挟持したシートを駆動輪の回転に応じてシートの長手方向に移動してプラテン上に配設し、プラテン上において所定の印刷を行い、所定の印刷が行われた部分のシートを、シート切断装置をシートの幅方向で移動することによって自動的に切り離せるようにしたプロッターが知られている。
【0004】
図1には、上記したようなプロッターの要部概略構成説明図が示されており、このプロッターは、シートの幅方向に延長して配設された固定系のベース部材102と、ベース部材102の左右両端でベース部材102に直交して配設された側方部材104と、これら左右2つの側方部材104を連結するレール106と、レール106に可動自在の状態で配設されたキャリッジ107と、キャリッジ107に固定的に配設されたシート切断装置110と、シート切断装置110と対向してベース部材102上のシートの幅方向に延長して配設されたプラテン108と、プラテン108と平行してベース部材102上に配設された駆動輪(図示せず)と、駆動輪に対向して配設された一対のピンチロール109とを有して構成されている。
【0005】
そして、図2には、シート切断装置110の概略構成説明図が示されている。なお、説明の都合上、この図2に示す状態をシート切断装置110の正面図とする。
【0006】
このシート切断装置110は、キャリッジ107に固定的に配設された略板状の基体112と、基体112のスライド溝部112a内にピン118aを備えて移動可能に配設されたスライド部材118と、基体112に支軸114を中心に回動自在に配設された略板状の回転体120と、回転体120に支軸116aを中心に回動自在に軸支された押圧ローラー116と、押圧ローラー116と回転体120との間に形成された間隙に位置するように受け溝120a(後述する)内に嵌入した状態で取り付けネジ130によってネジ止めされたカッター200とを有して構成されている。
【0007】
ここで、カッター200は、略平行四辺形の薄板状体であり、薄板状体の先端部に位置する刃部200aと、後述する受け溝120aに嵌入する基部200bとを有している。
【0008】
図3には、回転体120の概略構成説明図が示されており、カッター200の基部200bの外郭線と適合する形状とカッター200の厚みと略等しい深さとを有する受け溝120aが形成され、受け溝120aに隣接して取り付けネジ130がネジ結合するネジ孔122cが穿設され、スライド部材118のピン118aが位置するカム孔122b、支軸114が貫通する軸孔122aならびに押圧ローラ116を軸支する軸116aが貫通する軸孔126aとが穿設されている。
【0009】
以上の構成において、このシート切断装置110は、キャリッジ107に基体112が固定的に配設され、カッター200がシートに対して直交するようにしてプロッターに配設されることになるものである(図1参照)。
【0010】
そして、シート切断装置110を用いてシートを切断する場合には、シートに所定の印刷を行った後に、カッター200の刃部200aがシートに接していない状態(図1に示す状態)から、バネなどの付勢手段(図示せず)の付勢力によってスライド部材118がスライド溝部112a内を移動するのに伴って、ピン118aがカム孔122b内を移動し、回転体120が支軸114を中心に回動して押圧ローラー116をシートに当接させ、カッター200の刃部200aがシートに当接した状態(図2に示す状態)へと移行させる。
【0011】
こうして、カッター200の刃部200aがシートに当接した状態において、駆動手段(図示せず)によってキャリッジ107がレール106に沿って移動するのに伴い、シート切断装置110もシートの幅方向に移動して、刃部200aによって所定の印刷が行われた部分のシートを切断するものである。
【0012】
ここで、カッター200の刃部200aがシートを切断する能力は、シートを切断することによって低下する。即ち、未使用のカッター200の刃部200aがシートを切断する能力は、シートを切断するにつれて徐々に低下してゆくものであり、このため、使用されて切断する能力が低下したカッター200を、適時に未使用のカッター200に交換することが必要とされていた。
【0013】
そして、従来のシート切断装置110において、上記したカッター200の交換のために新たなカッター200を回転体120に取り付ける際には、シート切断装置110をプロッターに配設した状態(図1に示す状態)のまま、ピンセットなどによりカッター200を挟持して、回転体120と押圧ローラー116との間に形成された間隙にカッター200を挿入し、カッター200の基部200bを受け溝120aに嵌め合わせる。
【0014】
それから、カッター200の基部200bが受け溝120aに嵌め合された状態を保持しながら、取り付けネジ130の柄部に筒状の介在リング(図示せず)を貫通させた取り付けネジ130をネジ孔122cにネジ込む。
【0015】
こうして、カッター200は、取り付けネジ130によって介在リングを介して回転体120に圧接され、受け溝120aに嵌入した状態で位置決めされてネジ止めされる。
【0016】
なお、使用されて切断する能力が低下したカッター200を回転体120から取り除く際には、取り付けネジ130を緩め、使用されて切断する能力が低下したカッター200を回転体120から取り外せばよい。
【0017】
ところで、従来のシート切断装置110においては、上記したようにしてカッター200を回転体120に取り付ける際には、カッター200を挟持するためにピンセットなどの工具を使用しなけばならず、こうした工具を使用せずにカッター200を回転体120に取り付けることが困難であるという問題点があった。
【0018】
また、従来のシート切断装置110においてはカッター200を回転体120から取り外すために取り付けネジ130を緩めると、カッター200がシートに対して直交するようにして配設されているので、カッター200が刃部200aの方からシート上に落下してシートを破損してしまう恐れがあり、また、カッター200を固定していた取り付けネジ130と介在リングとカッター200とがそれぞれ別々に解離してしまうので、部品の紛失を招く恐れがあるという問題点があった。
【0019】
つまり、従来のシート切断装置110においては、カッター200の交換に際して、工具を使用しなければならず、また、カッター200が落下したり、カッター200を固定するための部品が解離するという問題点があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シート切断装置に備えられるカッターを交換するに際して、工具を使用することなくカッターを交換することを可能にし、また、カッターの落下やカッターを固定するための部品の解離を防止したシート切断装置を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、シート上を移動可能なキャリッジに固定的に配設された基体と、上記基体のスライド溝部内にピンを備えて移動可能に配設されたスライド部材と、上記基体に支軸を中心に回動自在に配設され上記スライド部材の上記ピンが位置するカム孔が穿設されカッターが取り付けられる回転体と、上記回転体に支軸を中心に回動自在に軸支された押圧ローラーとを有し、上記スライド部材が上記基体の上記スライド溝部内を移動するのに伴って、上記スライド部材の上記ピンが上記回転体の上記カム孔内を移動し、上記回転体が上記支軸を中心に回動して上記押圧ローラーを上記シートに当接させ、上記回転体に取り付けられた上記カッターの刃部が上記シートに当接した状態へと移行し、上記キャリッジの移動に伴って上記カッターにより上記シートを切断するシート切断装置において、ネジの柄部の先端部分のみにネジ部が形成された取り付けネジと、上記取り付けネジの上記ネジ部がネジ結合するネジ受け部が上記取り付けネジが挿入される側の開口部付近のみに形成された第一のネジ孔と、カッターの外郭に適合する形状と上記カッターの厚みに適合する深さとを有し上記カッターを吸着する磁石が埋設された第一の凹部とが形成されたカッター保持部材と、上記取り付けネジのネジ頭と上記カッター保持部材との間に介挿され、上記取り付けネジの上記柄部の軸方向に拡開する付勢力を有する弾性部材と、上記取り付けネジの上記ネジ部がネジ結合する第二のネジ孔を有し、上記第一の凹部に上記カッターを配設した上記カッター保持部材が、上記カッターを上記押圧ローラーとの間に形成された間隙に位置させるようにして配設される第二の凹部が形成された回転体とを有し、上記取り付けネジの上記ネジ部と上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔の上記ネジ受け部との噛み合いが終了すると、上記弾性部材の付勢力によって上記カッター保持部材から上記取り付けネジの上記ネジ頭が離隔され、上記取り付けネジの上記ネジ部が上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔を貫通することなく上記第一のネジ孔内に位置するようにして、上記取り付けネジと上記弾性部材と上記カッター保持部材とが一体的に組み付けられ、上記第一の凹部に上記磁石の磁力によって上記カッターを吸着して配設した状態の上記カッター保持部材を上記回転体の上記第二の凹部に配設した後に、上記取り付けネジの上記ネジ部を上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔を貫通させて上記回転体の上記第二のネジ孔にネジ結合させ、上記カッターを上記回転体に取り付けるようにしたものである。
【0022】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、カッターはカッター保持部材の第一の凹部に埋設された磁石によって吸着され、自重によってカッター保持部材から重力で落下するようなことはなく、取り付けネジを用いてシート切断装置の回転体に形成された第二の凹部に容易に固定することができる。
また、取り付けネジのネジ部とカッター保持部材のネジ受け部とをネジ結合させ、さらにネジ込んでいって両者の噛み合いが終了すると、ネジ部がネジ受け部に係止されて、抜け止めされた状態で取り付けネジとカッター保持部材とが一体化され、さらに、カッター保持部材の第一の凹部に磁石によって吸着されて配設しているカッターを、シート切断装置の回転体に形成された第二の凹部に配設して、第一のネジ孔を貫通する取り付けネジを第二のネジ孔とネジ結合させて固定することができる。
また、取り付けネジのネジ部とカッター保持部材のネジ受け部とをネジ結合させ、さらにネジ込んでいって両者の噛み合いが終了した状態において、弾性部材の付勢力によってカッター保持部材からネジ頭が離隔し突出するので、ネジ頭を容易に把持して取り付けネジと一体になったカッター保持部材を確実に把持することができ、取り付けネジのネジ部を第一のネジ孔内に位置させて、取り付けネジのネジ部が第一のネジ孔を貫通していない状態でカッター保持部材を回転体の第二の凹部に配設することができ、さらに、取り付けネジが第二のネジ孔から完全に緩んだことを容易に認識することができる。
また、カッターを第一の凹部において位置決めすることができる。
【0023】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記カッター保持部材は、上記回転体の上端部に係止される凸部たる係止部を備え、上記取り付けネジの上記ネジ部が上記回転体の上記第二のネジ孔から完全に緩んだ状態で、上記カッター保持部材は上記係止部が上記回転体の上記上端部に係止した状態で上記回転体に垂れ下がって配設され、上記カッター保持部材が自重により上記回転体から重力で落下することがなく、かつ、上記カッター保持部材の上記第一の凹部に配置されている上記カッターは上記磁石に吸着されて自重により上記カッター保持部材から重力で落下することがないようにしたものである。
【0024】
従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、カッターの交換に際して、取り付けネジを緩めてもカッターが落下したり、あるいはカッターを回転体に取り付ける部品が別々に解離するようなことはないので、カッターの交換の際の作業性が著しく向上する。
【0025】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、カッターによってシートを切断するシート切断装置において、ネジの柄部の先端部分のみにネジ部が形成された取り付けネジと、上記取り付けネジの上記ネジ部がネジ結合するネジ受け部が上記取り付けネジが挿入される側の開口部付近のみに形成された第一のネジ孔と、カッターが配設される第一の凹部と、凸部たる係止部とが形成されたカッター保持部材と、上記取り付けネジのネジ頭と上記カッター保持部材との間に介挿され、上記取り付けネジの上記柄部の軸方向に拡開する付勢力を有し、該付勢力によって、上記取り付けネジの上記ネジ部と上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔の上記ネジ受け部との噛み合いが終了して上記ネジ部が上記ネジ受け部に係止された上記取り付けネジの上記ネジ頭を、上記カッター保持部材から離隔させる弾性部材と、上記カッター保持部材の上記第一の凹部内に埋設され、磁力によって上記カッターを吸着して上記第一の凹部に配設する磁石と、第二の凹部と第二のネジ孔と上端部とが形成され、上記第二の凹部は、上記取り付けネジの上記ネジ部と上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔の上記ネジ受け部との噛み合いが終了して上記ネジ部が上記ネジ受け部に係止され、上記弾性部材の付勢力によって上記カッター保持部材から上記取り付けネジの上記ネジ頭が離隔され、上記取り付けネジの上記ネジ部が上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔を貫通することなく上記第一のネジ孔内に位置するようにして、上記取り付けネジと上記弾性部材と上記カッター保持部材とが一体的に組み付けられ、上記第一の凹部に上記磁石の磁力によって上記カッターを吸着して配設した状態の上記カッター保持部材が配設されるものであり、上記第二のネジ孔は、上記第二の凹部に上記カッター保持部材が上記カッターとともに配設された状態で、上記取り付けネジの上記ネジ部が上記カッター保持部材の上記第一のネジ孔を貫通してネジ結合するものであり、上記上端部は、上記第二のネジ孔から上記取り付けネジの上記ネジ部が完全に緩んだ状態で、上記カッター保持部材の上記係止部が係止した状態で上記カッター保持部材が垂れ下がって配設されるものである回転体とを有するようにしたものである。
【0026】
従って、本発明のうち請求項3に記載の発明によれば、カッターはカッター保持部材の第一の凹部に埋設された磁石によって吸着され、自重によってカッター保持部材から重力で落下するようなことはなく、取り付けネジを用いてシート切断装置の回転体に形成された第二の凹部に容易に固定することができる。
また、取り付けネジのネジ部とカッター保持部材のネジ受け部とをネジ結合させ、さらにネジ込んでいって両者の噛み合いが終了すると、ネジ部がネジ受け部に係止されて、抜け止めされた状態で取り付けネジとカッター保持部材とが一体化され、さらに、カッター保持部材の第一の凹部に磁石によって吸着されて配設しているカッターを、シート切断装置の回転体に形成された第二の凹部に配設して、第一のネジ孔を貫通する取り付けネジを第二のネジ孔とネジ結合させて固定することができる。
また、取り付けネジのネジ部とカッター保持部材のネジ受け部とをネジ結合させ、さらにネジ込んでいって両者の噛み合いが終了した状態において、弾性部材の付勢力によってカッター保持部材からネジ頭が離隔し突出するので、ネジ頭を容易に把持して取り付けネジと一体になったカッター保持部材を確実に把持することができ、取り付けネジのネジ部を第一のネジ孔内に位置させて、取り付けネジのネジ部が第一のネジ孔を貫通していない状態でカッター保持部材を回転体の第二の凹部に配設することができ、さらに、取り付けネジが第二のネジ孔から完全に緩んだことを容易に認識することができる。
【0027】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、上記カッター保持部材の上記第一の凹部は、上記カッターの外郭に適合する形状と上記カッターの厚みに適合する深さとを有し、上記弾性部材はコイルスプリングであるようにしたものである。
【0028】
従って、本発明のうち請求項4に記載の発明によれば、カッターを第一の凹部において位置決めすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるシート切断装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0030】
図4には、図2に対応する本発明によるシート切断装置10の概略構成説明図(正面図)が示されおり、図5には図4におけるA矢視図(平面図)が示されている。
【0031】
即ち、このシート切断装置10は、上記したようなプロッターに従来のシート切断装置110と同様にして配設されてシートを切断するものであり、シート切断装置10に取り付けられるカッター200も上記したカッター200と同一のものでよい。
【0032】
このシート切断装置10は、プロッターのキャリッジ107に固定的に配設された略板状の基体12と、基体12のスライド溝部12a内にピン18aを備えて移動可能に配設されたスライド部材18と、基体12に支軸14を中心に回動自在に配設された略板状の回転体20と、回転体20に支軸16aを中心に回動自在に軸支された押圧ローラー16と、カッター200を保持するカッターホルダー50と、押圧ローラー16と回転体20との間に形成された間隙にカッターホルダー50に保持されたカッター200を位置するように固定する取り付けネジ30とを有して構成されている。
【0033】
そして、図6には回転体20とカッターホルダー50とを中心とした概略構成分解説明図が示され、回転体20は、その上端部20aと、基体12と接する面の反対側の面たる表面部20bとを有している。
【0034】
さらに、表面部20bには凹凸が形成されており、詳細には、凸部たる上面部22と、上面部22と隣接する凹部たる受け部24と、シートを切断する際にシートに当接する押圧ローラー16が回動自在に軸支される凹部たる周縁部26とが形成されている。
【0035】
なお、凹部たる受け部24の深さは、凹部たる周縁部26の深さに比べてより深いものであり、表面部20bは上面部22から周縁部26、受け部24の順で深く窪んでいる。
【0036】
ここで、上面部22と受け部24との隣接部28aの段差は、後述するカッターホルダーの境界部58aの段差と適合するように寸法設定されており、また、周縁部26と受け部24との隣接部28bの段差は、カッター200の厚みと略等しくなるように寸法設定されているものである。
【0037】
また、上面部22には、隣接部28aに近接して取り付けネジ30がネジ結合するネジ孔22cが穿設されるとともに、スライド部材18のピン18aが位置するカム孔22bと支軸14が貫通する軸孔22aとが穿設され、周縁部26には、押圧ローラー16を軸支する軸16aが貫通する軸孔26aが穿設されている。
【0038】
そして、図7(a)にはカッターホルダー50を中心とした正面図が示され、図7(b)には図7(a)の右側面図が示され、図7(c)には図7(a)の背面図が示され、、図7(d)には図7(a)の左側面図が示され、図7(e)には図7(a)の平面図が示され、図7(f)には図7(b)の断面図が示されている。
【0039】
さらに、図8には図7(f)の分解説明図が示されており、取り付けネジ30、弾性部材40ならびにカッターホルダー50の概略構成説明図が示されている。
【0040】
取り付けネジ30は、柄部30aの先端のみに雄ネジ部30cが形成されており、柄部30aのネジ頭30b近傍には雄ネジ部30cは形成されていないものである。
【0041】
また、柄部30aの長さが後述するカッターホルダー50のネジ孔50cの長さと比べて長くなるように寸法設定されているので、雄ネジ部30cは後述するカッターホルダー50のネジ孔50cを貫通するようになるものである。
【0042】
弾性部材40は、この実施の形態においてはコイルスプリングにより構成されており、弾性部材40の巻き径が取り付けネジ30のネジ頭30bの直径に比べて小さいものとする。また、弾性部材40は拡開(伸張)方向への付勢力を有するものとする。
【0043】
また、図9にはカッターホルダー50の説明図が示されており、(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、(c)は右側面図であり、(d)は左側面図、(e)は平面図であり、(f)は底面図であり、(g)は(b)の一部拡大説明図である。
【0044】
このカッターホルダー50の回転体20と接する面の反対側の面たる正面には、円柱上の突起部50aが突設されており(図9(a)参照)、突起部50aには弾性部材40が配置される弾性部材溝部50bが形成され、さらに中心にネジ孔50cが穿設されている。
【0045】
ネジ孔50cは、カッターホルダー50の正面付近のみに雌ネジ部50dが形成されており、回転体20と接する背面付近には雌ネジ部50dは形成されていないものである(図8参照)。
【0046】
そして、図9(b)(g)に示されているように、カッターホルダー50の回転体20と接する背面には凹凸が形成されており、回転体20の上端部20aに係止される凸部たる係止部51と、回転体20の上面部22と接する凹部たる上面部接触面52と、回転体20の受け部24に接する凸部たる受け部接触面54(図9(g)網掛け部参照)と、カッター200が嵌入される凹部たるカッター接触面56とがある。
【0047】
上面部接触面52とカッター接触面56との境界部58aは、上面部22と受け部24の隣接部28aの形状と合致する形状を有し、境界部58aの段差は隣接部28aの段差に適合するように寸法設定されている。
【0048】
また、受け部接触面54とカッター接触面56との境界部58b(境界部58bは、境界部58b−1と境界部58b−2とに分断されて構成されている。)は、カッター200の基部200bの外郭線と合致して適合する鋭角形状を有し、境界部58bの段差はカッター200の厚みと略等しくなるように寸法設定されている。
【0049】
そして、カッター接触面56には、マグネット57の表面57aがカッター接触面56と同一平面上に位置するようにマグネット57が埋配されており、上面部接触面52にはネジ孔50cが穿設されている。
【0050】
以上の構成において、取り付けネジ30と弾性部材40とカッターホルダー50とを組み付けるには、まず、弾性部材40の付勢方向が取り付けネジ30の柄部30aの軸方向と一致するように弾性部材40をカッターホルダー50の弾性部材溝部50bに挿入して、弾性部材40が取り付けネジ30の柄部30aの外周を囲むようにした状態で、ネジ頭30bと突起部50aとの間に弾性部材40を介挿する。
【0051】
それから、取り付けネジ30の雄ネジ部30cをネジ孔50cの雌ネジ部50dにネジ込むことにより、取り付けネジ30と弾性部材40とカッターホルダー50とが組み付けられる(図7参照)。
【0052】
取り付けネジ30の雄ネジ部30cをネジ孔50cの雌ネジ部50dにさらにネジ込んでゆくと、ついには、雄ネジ部30cと雌ネジ部50dとの噛み合いが終了し、雌ネジ部50dにはネジ頭30b近傍の柄部30aが位置するようになり、取り付けネジ30はネジ孔50cにおいて弾性部材40の付勢力によりカッターホルダー50から抜ける方向に付勢される。
【0053】
ただし、雄ネジ部30cが雌ネジ部50dに係止されて抜け止めされるので、柄部30aがネジ孔50cから抜けるようなことはない。このため、取り付けネジ30と弾性部材40とカッターホルダー50とが別々に解離するようなことがなくなり、カッター200を回転体20に取り付ける部品を一体化することができるようになる。
【0054】
また、弾性部材40の付勢力によって突起部50aからネジ頭30bが離隔するように突出されるので、カッター200の交換を行う作業者はネジ頭30bを容易に把持することができるようになり、これにより取り付けネジ30と一体になったカッターホルダー50を確実に把持することができる。
【0055】
さらに、この際に、雄ネジ部30cがネジ孔50cを貫通することなくネジ孔50c内に位置して、ネジ孔50cの上面部接触面52における開口部から突出していない状態で、取り付けネジ30と弾性部材40とカッターホルダー50とが組み付けることができる。
【0056】
そして、カッター200を回転体20に取り付けるには、まず、上記したようにして取り付けネジ30と弾性部材40とを組み付けたカッターホルダー50のカッター接触面56にカッター200を配置する。
【0057】
この際、カッター200はマグネット57の磁力によってカッター接触面56に吸着されるので、カッター200は自重によってカッターホルダー50から重力で落下するようなことはなくなる。
【0058】
さらに、境界部58bの段差はカッター200の厚みと略等しく、境界部58bを構成する境界部58b−1と境界部58b−2とが、カッター200の基部200bの外郭に適合する鋭角形状を成しているので、カッター200を配置する際の位置決めが容易になる(図7ならびに図9参照)。
【0059】
それから、マグネット57の磁力によりカッター200を吸着したカッターホルダー50を取り付けネジ30のネジ頭30bを把持することなどにより保持し、矢印B方向(図6参照)から回転体20と押圧ローラー16との間に形成された間隙にカッター200を挿入するように配置すると、境界部58aが隣接部28aと合致し、上面部接触面52が上面部22(図10斜線部参照)と当接するとともに、受け部接触面54が受け部24(図10網掛け部参照)と当接し、さらに、係止部51と上端部20aとが係止した状態でカッターホルダー50が回転体20に垂れ下がって配設される。
【0060】
この際、上記したように上面部接触面52のネジ孔50cから取り付けネジ30の雄ネジ部30cが突出するようなことはないので、上面部接触面52が上面部22(図10斜線部参照)と当接することができるものである。
【0061】
上記したカッターホルダー50が回転体20に配設された状態において、カッターホルダー50のネジ孔50cが回転体20のネジ孔22c上に位置するので、カッターホルダー50のネジ孔50cを貫通している取り付けネジ30の雄ネジ部30cを回転体20のネジ孔22cにネジ込む。
【0062】
図11には、取り付けネジ30を締めた状態のカッターホルダー50を中心として示した右側面図が示されており、雄ネジ部30cはカッターホルダー50のネジ孔50cを貫通して回転体のネジ孔22cとネジ結合している。
【0063】
なお、図4乃至図5には、上記したようにしてカッター200を回転体20に取り付けた状態のシート切断装置10が示されているものである。
【0064】
そして、カッター200を回転体20から取り外すには、まず、取り付けネジ30を緩める。
【0065】
図12には、取り付けネジ30を緩めた場合のシート切断装置10の概略構成説明図が示されており、取り付けネジ30が回転体20のネジ孔22cから完全に緩むと、弾性部材40の付勢力によって突起部50aから取り付けネジ30のネジ頭30bが離隔されるが、雄ネジ部30cが雌ネジ部50dに掛止されるので、取り付けネジ30と弾性部材40がカッターホルダー50から解離することはない。
【0066】
また、弾性部材40の弾性によって突起部50aから取り付けネジ30のネジ頭30bが離隔し突出しているので、取り付けネジ30がネジ孔22cから完全に緩んだことを容易に認識することができる。
【0067】
この際に、カッターホルダー50の係止部51が回転体20の上端部20aに係止されているので、カッターホルダー50が自重により回転体20から重力で落下することはなく、また、カッターホルダー50に配置されているカッター200も、カッターホルダー50に埋設されたマグネット57に吸着されているので、取り付けネジ30を緩めることによってカッター200が自重により重力で落下するようなことはない。
【0068】
それから、カッターホルダー50を矢印B方向(図6参照)の反対方向で移動して、回転体20と押圧ローラー16との間に形成された間隙からカッター200を抜き取ればよい。
【0069】
従って、本発明によるシート切断装置によれば、カッターホルダー50にカッター200がマグネット57によって吸着されており、また、カッター200を回転体20に取り付ける部品である取り付けネジ30と弾性部材40とカッターホルダー50とが一体化されているので、カッター200の交換に際して、ピンセットなどの工具を使用する必要がなく、しかも、取り付けネジ30を緩めてもカッター200が落下したり、あるいはカッター200を回転体20に取り付ける部品が別々に解離するようなことはないので、カッター200の交換の際の作業性が著しく向上する。
【0070】
なお、上記した実施の形態においては、カッターホルダー50の受け部接触面54とカッター接触面56の境界部58bは、カッター200の基部200bの外郭線と合致する形状を有し、境界部58bの段差はカッター200の厚みと略等しくなるように寸法設定されているものとしたが、この境界部58bの形状と段差とを、一般に市販されているカッターに応じて設定にすることによってカッター200として一般に市販されているカッターを利用することができるようになる。
【0071】
また、上記した実施の形態においては、取り付けネジ30の柄部30aの先端のみに雄ネジ部30cを形成することによって、取り付けネジ30を緩めてもカッターホルダー50から取り付けネジ30が解離しないようにしたが、これに限られることなしに、例えば、金属やあるいはプラスチックで形成されているストッパー60を、カッターホルダー50のネジ孔50c内において取り付けネジ30の柄部30aに環装するようにしてもよい(図13参照)。
【0072】
また、上記した実施の形態においては、シート切断装置10はプロッターに備えられるものとしたが、プロッターに限られることなしに、シートを切断する機会を有する装置であればいずれの装置に備えるようにしてもよいことは勿論であり、例えば、シートを切断して作画したりするカッティングマシンやファックシミリ装置に備えるようにしてもよい。
【0073】
また、上記した実施の形態においては、弾性部材40としてコイルスプリングを用いた例を示したが、弾性部材40はコイルスプリングに限られるものではなく、皿バネ、板バネなどの各種のバネやスポンジなどの弾性体などを用いることができることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、工具を使用することなくカッターを交換することが可能になり、また、カッターの落下やカッターを固定するための部品の解離を防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロッターの要部を示す概略構成説明図(正面図)である。
【図2】従来のシート切断装置を示す概略構成説明図である。
【図3】従来のシート切断装置の回転体を示す概略構成説明図である。
【図4】本発明によるシート切断装置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図(正面図)である。
【図5】図4におけるA矢視図であり、本発明によるシート切断装置を示す概略構成説明図(平面図)である。
【図6】本発明によるシート切断装置の回転体とカッターホルダーとを中心として示す概略構成分解説明図である。
【図7】本発明によるシート切断装置のカッターホルダーを中心として示した説明図であり、(a)は正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は背面図であり、(d)は左側面図であり、(e)は平面図であり、(f)は(b)の断面図である。
【図8】図7(f)の分解説明図であり、本発明によるシート切断装置の取り付けネジ、弾性部材ならびにカッターホルダーの概略構成説明図である。
【図9】本発明によるシート切断装置のカッターホルダーを示す説明図であり(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、(c)は右側面図であり、(d)は左側面図であり、(e)は平面図であり、(f)は底面図であり、(g)は(b)のの一部拡大説明図である。
【図10】本発明によるシート切断装置の回転体においてカッターホルダーが接する部分を網掛けならびに斜線で示した説明図である。
【図11】本発明によるシート切断装置の取り付けネジを締めた状態のカッターホルダーを中心として示した図7(b)に対応する右側面図である。
【図12】本発明によるシート切断装置の取り付けネジを緩めた状態のシート切断装置を示した図5に対応する概略構成説明図(平面図)である。
【図13】本発明によるシート切断装置の他の実施の形態を示した概略構成断面説明図である。
【符号の説明】
10、110 シート切断装置
20、120 回転体
30、130 取り付けネジ
40 弾性部材
50 カッターホルダー
57 マグネット
60 ストッパー
200 カッター
Claims (4)
- シート上を移動可能なキャリッジに固定的に配設された基体と、前記基体のスライド溝部内にピンを備えて移動可能に配設されたスライド部材と、前記基体に支軸を中心に回動自在に配設され前記スライド部材の前記ピンが位置するカム孔が穿設されカッターが取り付けられる回転体と、前記回転体に支軸を中心に回動自在に軸支された押圧ローラーとを有し、前記スライド部材が前記基体の前記スライド溝部内を移動するのに伴って、前記スライド部材の前記ピンが前記回転体の前記カム孔内を移動し、前記回転体が前記支軸を中心に回動して前記押圧ローラーを前記シートに当接させ、前記回転体に取り付けられた前記カッターの刃部が前記シートに当接した状態へと移行し、前記キャリッジの移動に伴って前記カッターにより前記シートを切断するシート切断装置において、
ネジの柄部の先端部分のみにネジ部が形成された取り付けネジと、
前記取り付けネジの前記ネジ部がネジ結合するネジ受け部が前記取り付けネジが挿入される側の開口部付近のみに形成された第一のネジ孔と、カッターの外郭に適合する形状と前記カッターの厚みに適合する深さとを有し前記カッターを吸着する磁石が埋設された第一の凹部とが形成されたカッター保持部材と、
前記取り付けネジのネジ頭と前記カッター保持部材との間に介挿され、前記取り付けネジの前記柄部の軸方向に拡開する付勢力を有する弾性部材と、
前記取り付けネジの前記ネジ部がネジ結合する第二のネジ孔を有し、前記第一の凹部に前記カッターを配設した前記カッター保持部材が、前記カッターを前記押圧ローラーとの間に形成された間隙に位置させるようにして配設される第二の凹部が形成された回転体と
を有し、
前記取り付けネジの前記ネジ部と前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔の前記ネジ受け部との噛み合いが終了すると、前記弾性部材の付勢力によって前記カッター保持部材から前記取り付けネジの前記ネジ頭が離隔され、前記取り付けネジの前記ネジ部が前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔を貫通することなく前記第一のネジ孔内に位置するようにして、前記取り付けネジと前記弾性部材と前記カッター保持部材とが一体的に組み付けられ、前記第一の凹部に前記磁石の磁力によって前記カッターを吸着して配設した状態の前記カッター保持部材を前記回転体の前記第二の凹部に配設した後に、前記取り付けネジの前記ネジ部を前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔を貫通させて前記回転体の前記第二のネジ孔にネジ結合させ、前記カッターを前記回転体に取り付ける
ことを特徴とするシート切断装置。 - 請求項1に記載のシート切断装置において、
前記カッター保持部材は、前記回転体の上端部に係止される凸部たる係止部を備え、前記取り付けネジの前記ネジ部が前記回転体の前記第二のネジ孔から完全に緩んだ状態で、前記カッター保持部材は前記係止部が前記回転体の前記上端部に係止した状態で前記回転体に垂れ下がって配設され、前記カッター保持部材が自重により前記回転体から重力で落下することがなく、かつ、前記カッター保持部材の前記第一の凹部に配置されている前記カッターは前記磁石に吸着されて自重により前記カッター保持部材から重力で落下することがない
ものであるシート切断装置。 - カッターによってシートを切断するシート切断装置において、
ネジの柄部の先端部分のみにネジ部が形成された取り付けネジと、
前記取り付けネジの前記ネジ部がネジ結合するネジ受け部が前記取り付けネジが挿入される側の開口部付近のみに形成された第一のネジ孔と、カッターが配設される第一の凹部と、凸部たる係止部とが形成されたカッター保持部材と、
前記取り付けネジのネジ頭と前記カッター保持部材との間に介挿され、前記取り付けネジの前記柄部の軸方向に拡開する付勢力を有し、該付勢力によって、前記取り付けネジの前記ネジ部と前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔の前記ネジ受け部との噛み合いが終了して前記ネジ部が前記ネジ受け部に係止された前記取り付けネジの前記ネジ頭を、前記カッター保持部材から離隔させる弾性部材と、
前記カッター保持部材の前記第一の凹部内に埋設され、磁力によって前記カッターを吸着して前記第一の凹部に配設する磁石と、
第二の凹部と第二のネジ孔と上端部とが形成され、前記第二の凹部は、前記取り付けネジの前記ネジ部と前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔の前記ネジ受け部との噛み合いが終了して前記ネジ部が前記ネジ受け部に係止され、前記弾性部材の付勢力によって前記カッター保持部材から前記取り付けネジの前記ネジ頭が離隔され、前記取り付けネジの前記ネジ部が前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔を貫通することなく前記第一のネジ孔内に位置するようにして、前記取り付けネジと前記弾性部材と前記カッター保持部材とが一体的に組み付けられ、前記第一の凹部に前記磁石の磁力によって前記カッターを吸着して配設した状態の前記カッター保持部材が配設されるものであり、前記第二のネジ孔は、前記第二の凹部に前記カッター保持部材が前記カッターとともに配設された状態で、前記取り付けネジの前記ネジ部が前記カッター保持部材の前記第一のネジ孔を貫通してネジ結合するものであり、前記上端部は、前記第二のネジ孔から前記取り付けネジの前記ネジ部が完全に緩んだ状態で、前記カッター保持部材の前記係止部が係止した状態で前記カッター保持部材が垂れ下がって配設されるものである回転体と
を有するシート切断装置。 - 請求項3に記載のシート切断装置において、
前記カッター保持部材の前記第一の凹部は、前記カッターの外郭に適合する形状と前記カッターの厚みに適合する深さとを有し、
前記弾性部材はコイルスプリングである
ものであるシート切断装置。
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