JP3067223U - おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置 - Google Patents

おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置

Info

Publication number
JP3067223U
JP3067223U JP1999006837U JP683799U JP3067223U JP 3067223 U JP3067223 U JP 3067223U JP 1999006837 U JP1999006837 U JP 1999006837U JP 683799 U JP683799 U JP 683799U JP 3067223 U JP3067223 U JP 3067223U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
cutter
cutters
center
packaging film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999006837U
Other languages
English (en)
Inventor
巌 川本
Original Assignee
川本 巖
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川本 巖 filed Critical 川本 巖
Priority to JP1999006837U priority Critical patent/JP3067223U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067223U publication Critical patent/JP3067223U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】刃先部が摩耗した場合や刃先部の突出形状を変
えたい場合などに、そのカッターのみを取りはずして交
換使用できるようにする。 【解決手段】据付けフレーム(F)に架設した水平な回
転駆動軸(32)へ、海苔包装フィルム(M)のセンタ
ーライン(O−O)と両サイドライン(Y−Y)にコー
ナー切り欠き(11a)(11b)を加工するセンター
セグメントカッター(S1)と両サイドセグメントカッ
ター(S2)とを各々着脱交換自在に且つ一体回転し得
るように取り付ける一方、上記セグメントカッター(S
1)(S2)との上下相互間で包装フィルム(M)を挟
むカッター受けベアリング(50)(51)を上記据付
けフレーム(F)へ各々対応設置すると共に、そのカッ
ター受けベアリング(50)(51)を上記セグメント
カッター(S1)(S2)と連れ廻る接触状態に弾圧付
勢した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
市販のおにぎり用海苔包装フィルム(M)は図27、28のように、長手中心 線上での部分的に重合された長方形な左右一対の内フィルム(1f)(1r)と 、その周辺部にヒートシールされた1枚物の長方形な外フィルム(2)と、その 相互間に封入された長方形のシート状海苔(3)とから成り、上記外フィルム( 2)の長手中心線上に列設されたカットテープ(4)によって、需要者がその外 フィルム(2)を切り裂き開封するようになっている。(5)はそのヒートシー ル部を示している。
【0003】 そして、上記海苔包装フィルム(M)は図29のような自動包装機によって製 造されている。つまり、上記内フィルム(1f)(1r)と外フィルム(2)と を各々繰出しロール(6f)(6r)(7)から繰り出す一方、その重合する上 下相互間へシート状の海苔(3)を間歇的に送り込むと共に、その後内フィルム (1f)(1r)と外フィルム(2)との周辺部をヒートシール装置(8)によ りヒートシールし、引き続き裁断装置(9)により一定長さに裁断するようにな っている。(10)は予じめ裁断されたシート状海苔(3)の供給装置である。
【0004】 その場合、需要者が上記海苔包装フィルム(M)を確実に開封して、海苔付き 状態のおにぎりとして食することができるようにするためには、例えば実公平5 −36390号にも指摘されている通り、その海苔包装フィルム(M)のコーナ ーに予じめほぼへ字型などの切り欠き(11)を加工しておく必要がある。その コーナー切り欠き装置(12)は上記自動包装機におけるヒートシール装置(8 )と裁断装置(9)との前後相互間へ据え付け使用されている。
【0005】 図30〜32はその従来から使用されているコーナー切り欠き装置(12)の 詳細を示しており、これでは海苔包装フィルム(M)のコーナー切り欠きカッタ ー(C1)(C2)が相当大きな直径(例えば約142mm)を備えた刃物ロー ル(13)の円周面から、その直径線上での向かい合う一対づつ一体に突設され ていて、刃物ロール(13)と受けロール(14)との上下相互間に挟んだ海苔 包装フィルム(M)のコーナーを、その刃物ロール(13)の半回転するたび毎 に、1枚分づつ上記カッター(C1)(C2)の刃先部で切り欠くようになって いる。
【0006】 (13a)は上記刃物ロール(13)の円周面からカッター(C1)(C2) の刃先部と同じ突出高さ(h)だけ部分的に隆起する径大な左右一対の凸周面、 (14a)は上記受けロール(14)の円周面からやはり部分的に隆起する径大 な複数のカッター受け面、(15)は据付け枠フレーム、(16)(17)はそ の据付け枠フレーム(15)に対する上記刃物ロール(13)と受けロール(1 4)との軸受、(18)(19)はその刃物ロール(13)と受けロール(14 )との両支軸(20)(21)に嵌め付け一体化された伝動ギヤであり、互いに 噛合回転する。(22)は上記受けロール(14)の支軸(21)に嵌め付け一 体化された入力スプロケツトであり、図外の伝動チェンを介して、駆動モーター の出力スプロケツトに連結されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなコーナー切り欠き装置(12)の構成では、海苔包装フ ィルム(M)のコーナー切り欠きカッター(C1)(C2)が刃物ロール(13 )の円周面から一体に突設されているため、その刃先部の摩耗した場合にカッタ ー(C1)(C2)のみを交換装着することができない。
【0008】 そこで、上記据付け枠フレーム(15)から重量物の刃物ロール(13)と受 けロール(14)を取りはずすため、これらを電動チェンブロックなどにより吊 り降ろした上、カッター(C1)(C2)の刃先部と刃物ロール(13)の凸周 面(13a)並びに受けロール(14)のカッター受け面(14a)を研摩加工 しているが、その吊り降ろし作業や再度の吊り揚げ作業などに重労働を要するこ ととなる。
【0009】 又、刃物ロール(13)と受けロール(14)は何れも1本物として、そのカ ッター(C1)(C2)と上記凸周面(13a)並びにカッター受け面(14) が複数づつの並列設置状態にあるため、これらを均等に研摩加工することにより 、そのカッター(C1)(C2)の刃先部をすべて同じ突出高さ(h)に揃える ことは、熟練技能工でも至難の業である。
【0010】 この点、図30、31ではダブルサイズ(W2)の広幅な帯状海苔包装フィル ム(M)を対象として、その長手方向に沿うセンターライン(O−O)と両サイ ドライン(Y−Y)へ各々コーナー切り欠き(11a)(11b)を一挙同時に 加工するためのセンターカッター(C1)と左右対称な一対のサイドカッター( C2)とが、上記刃物ロール(13)の円周面から悉く同じ刃先指向性の横並び 状態に突設された型式を示しており、そのダブルサイズ(W2)の広幅な海苔包 装フィルム(M)は上記コーナー切り欠き(11a)(11b)の加工後、自動 包装機の上記裁断装置(9)によって、図32のようなシングルサイズ(W1) の狭幅となるようにセンターライン(O−O)上で縦切り分割され、更に引き続 き横切りされることにより、所定長さ(L)を有する長方形の海苔包装フィルム (M)として、図27、28のように仕上げられることとなる。
【0011】 但し、上記センターカッター(C1)の設置を省略し、当初から図33のよう なシングルサイズ(W1)の狭幅な帯状海苔包装フィルム(M)を対象として、 その左右対称な一対のサイドカッター(C2)のみにより、両サイドライン(Y −Y)へコーナー切り欠き(11b)を加工する型式のコーナー切り欠き装置に あっても、その両サイドカッター(C2)が刃物ロール(13)の円周面から一 体に突設されている限り、上記の諸問題を生じることに変りはない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような諸問題の抜本的な解決を企図しており、そのためにおにぎ り用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き装置として、第1にダブルサイズの広 幅な帯状海苔包装フィルムを横断する水平状態として、据付けフレームに架設さ れた回転駆動軸と、
【0013】 その海苔包装フィルムのセンターラインと両サイドラインに各々コーナー切り 欠きを加工する対応位置関係として、上記回転駆動軸へ着脱交換自在に且つ一体 回転し得るように取り付けられたセンターセグメントカッター並びに左右対称な 一対のサイドセグメントカッターと、
【0014】 そのセンターセグメントカッター並びに両サイドセグメントカッターとの向か い合う上下相互間で上記海苔包装フィルムを挟むように、同じく据付けフレーム へ対応設置されたセンターセグメントカッター用受けベアリング並びに左右一対 のサイドセグメントカッター用受けベアリングとを備え、
【0015】 そのセンターセグメントカッター用受けベアリングと両サイドセグメントカッ ター用受けベアリングを上記センターセグメントカッターと両サイドセグメント カッターへ各々常時接触するように弾圧付勢して、そのセンターセグメントカッ ター並びに両サイドセグメントカッターと連れ廻るように定めたことを特徴とし 、
【0016】 又、第2にシングルサイズの狭幅な帯状海苔包装フィルムを横断する水平状態 として、据付けフレームに架設された回転駆動軸と、
【0017】 その海苔包装フィルムの両サイドラインに各々コーナー切り欠きを加工する対 応位置関係として、上記回転駆動軸へ着脱交換自在に且つ一体回転し得るように 取り付けられた左右対称な一対のサイドセグメントカッターと、
【0018】 その両サイドセグメントカッターとの向かい合う上下相互間で上記海苔包装フ ィルムを挟むように、同じく据付けフレームへ対応設置された左右一対のサイド セグメントカッター用受けベアリングとを備え、
【0019】 その両サイドセグメントカッター用受けベアリングを上記両サイドセグメント カッターへ各々常時接触するように弾圧付勢して、その両サイドセグメントカッ ターと連れ廻るように定めたことを特徴とするものである。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜5はその本考案 の第1実施形態として、ダブルサイズ(W2)の広幅な帯状海苔包装フィルム( M)のコーナー切り欠き装置を示しており、これでは従来技術の図32と同様に 、その海苔包装フィルム(M)の長手方向(搬送方向)に沿うセンターライン( O−O)と両サイドライン(Y−Y)へ、各々コーナー切り欠き(11a)(1 1b)が一挙同時に加工されるようになっている。
【0021】 そして、そのコーナー切り欠き(11a)(11b)の加工された海苔包装フ ィルム(M)は、その後公知の自動包装機を形作る裁断装置(9)によって、シ ングルサイズ(W1)の狭幅となるように上記センターライン(O−O)上で縦 切り分割され、引き続き横切りされることにより、図27、28のような所定長 さ(L)の長方形に仕上げられることは、言うまでもない。
【0022】 (F)は左右一対の門字型支柱(30)とその連結ベース(31)とから組立 一体化された剛性な据付けフレーム、(32)はその据付けフレーム(F)にお ける両支柱(30)の左右相互間へ横断状態に架設された水平な回転駆動軸であ り、その軸端部に付属する入力スプロケット(33)が、図外の伝動チェンを介 して駆動モーターの出力スプロケットと伝動連結され、その駆動モーターによっ て回転駆動されることとなる。その回転速度は例えば約100r.p.m として、上 記海苔包装フィルム(M)の搬送速度と同調している。
【0023】 (34)は上記回転駆動軸(32)を回転自在に支持する軸受けブラケットの 左右一対であり、その何れも支柱(30)を昇降ガイドレールとして昇降させ得 るようになっている。(35)はその各軸受けブラケット(34)から一体的に 垂立する昇降調整ボルトであって、各々支柱(30)のトップバー(36)に螺 合締結されている。(37)はその昇降調整ボルト(35)の固定ナットである 。
【0024】 (S1)は上記海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)に対応位 置するセンターセグメントカッター、(S2)は同じく海苔包装フィルム(M) の両サイドライン(Y−Y)に対応位置する左右対称な一対のサイドセグメント カッターであり、その2種の何れも別個なアダプターボス(38)(39)を介 して、上記回転駆動軸(32)へ着脱交換自在に且つ一体回転し得るように取り 付けられている。
【0025】 即ち、センターセグメントカッター(S1)の取付け用アダプターボス(38 )と各サイドセグメントカッター(S2)の取付け用アダプターボス(39)と は同一構成であり、その何れも中央部にセグメントカッター受け入れ用凹周溝( 40)を備えた一定長さ(X)の円筒型として、上記回転駆動軸(32)へ差し 込み套嵌された上、その左右両端部のネジ孔(41)へ螺入締結される固定ボル ト(42)により、回転駆動軸(32)へ押し付け一体化されるようになってい る。
【0026】 その場合、上記回転駆動軸(32)における固定ボルト(42)の受け止め面 は、これをフラット面又はキー溝として切り欠いておくことが好ましい。(43 )は上記アダプターボス(38)(39)における凹周溝(40)の溝底面に穿 設された複数の連通ネジ孔であり、上記セグメントカッター(S1)(S2)の 後述する埋込みボルトを受け入れる。
【0027】 他方、センターセグメントカッター(S1)と各サイドセグメントカッター( S2)は図6〜19に抽出する如く、上記アダプターボス(38)(39)の凹 周溝(40)と対応合致する一定幅(W)と、その凹周溝(40)から背高く張 り出す一定厚み(T)とを備えた悉く同じ半割り型のセグメントブロック体とし て、アダプターボス(38)(39)の凹周溝(40)へ嵌め込まれ、しかもそ のセグメントブロック体の両端部に開口分布する複数の埋込み孔(44)から、 上記アダプターボス(38)(39)の連通ネジ孔(43)へ螺入締結される埋 込みボルト(45)により、そのアダプターボス(38)(39)へ組み付け一 体化されるようになっている。
【0028】 尚、上記セグメントカッター(S1)(S2)をなす半割り型セグメントブロ ック体は回転駆動軸(32)と別個独立しており、その直径が従来の刃物ロール (13)と同じく、例えば約142mmである関係上、それだけ小さな直径の回 転駆動軸(32)を採用できることになる。
【0029】 上記のような構成が採用されているため、セグメントカッター(S1)(S2 )が組み付けられた状態にあるアダプターボス(38)(39)の固定ボルト( 42)を一旦緩めるか又は抜き出して、上記回転駆動軸(32)の軸線に沿いス ライドさせることにより、その回転駆動軸(32)に対するセグメントカッター (S1)(S2)の取付位置を、上記海苔包装フィルム(M)の帯幅に応じて正 確に調整セットすることができる。
【0030】 又、上記セグメントカッター(S1)(S2)は半割り型のセグメントブロッ ク体をなしつつも、これが嵌め込まれたアダプターボス(38)(39)を介し て、回転駆動軸(32)へ取り付けられるようになっているので、その回転駆動 軸(32)と一体に回転する安定・強固な取付状態を維持することができ、耐用 性にも優れる。
【0031】 それにも拘らず、セグメントカッター(S1)(S2)の刃先部が摩耗した場 合や、その刃先部の形状(海苔包装フィルムのコーナー切り欠き形状)を変えた い場合などに、そのセグメントカッター(S1)(S2)のみを上記回転駆動軸 (32)から取りはずして、その新品や別品などと交換することも可能である。
【0032】 上記センターセグメントカッター(S1)はダブルサイズ(W2)の広幅な海 苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)へ、コーナー切り欠き(11 a)を加工するためのものであり、その刃先部(46)が半割り型セグメントブ ロック体における円弧凸曲面の中央部から、円周方向に沿って延在する正面視の 細長いほぼハニカム形状として、一定高さ(H1)だけ突出加工されている。
【0033】 つまり、センターセグメントカッター(S1)の刃先部(46)は図6〜10 から明白なように、上記海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)を 中心線とする左右対称な突出形状として、そのセンターライン(O−O)と平行 な左右一対のストレート刃先稜線(46a)と、その両ストレート刃先稜線(4 6a)と一定角度(θ)(例えば約135度)づつ交叉することにより、山型の 頂点(P)が海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)に対応位置す ることとなる前後一対づつの傾斜刃先稜線(46b)とを備え、前後の向きを変 えて取り付け使用することもできるようになっている。
【0034】 その場合、センターセグメントカッター(S1)の刃先部(46)は回転使用 中、その傾斜刃先稜線(46b)の山型頂点(P)から海苔包装フィルム(M) へ切り込み進入することになり、ここが前端として摩耗しやすいため、その前端 の直前位置に刃先摩耗防止用の凸子(47)を、上記刃先部(46)の突出高さ (H1)よりも僅かに低い一定高さ(H2)として突設することが好ましい。
【0035】 その刃先摩耗防止用の凸子(47)としては、図11、12のように海苔包装 フィルム(M)のセンターライン(O−O)と対応位置するセンターセグメント カッター(S1)の中心線上から一体に突設しても良く、又図13、14のよう にその中心線から若干偏心した位置へ丸ビス(48)を植え込み固定し、その丸 ビス(48)の円錐型頭部を上記凸子(47)として活用してもさしつかえない 。
【0036】 このようなセンターセグメントカッター(S1)と異なり、各サイドセグメン トカッター(S2)は上記海苔包装フィルム(M)のサイドライン(Y−Y)へ 、コーナー切り欠き(11b)を加工するためのものであり、その刃先部(49 )が半割り型セグメントブロック体における円弧凸曲面の中央部から、正面視の 外開きチャンネル形状として、一定高さ(H3)だけ突出加工されている。
【0037】 つまり、各サイドセグメントカッター(S2)の刃先部(49)は図15〜1 9から明白なように、上記センターセグメントカッター(S1)のそれを中心線 上から左右にほぼ2等分した分割突出形状として、やはり海苔包装フィルム(M )のセンターライン(O−O)と平行な1本のストレート刃先稜線(49a)と 、そのストレート刃先稜線(49a)と一定角度(θ)(例えば約135度)だ け交叉する前後一対の傾斜刃先稜線(49b)とを備えている。
【0038】 そして、このようなサイドセグメントカッター(S2)の一対は上記回転駆動 軸(32)へ、その刃先部(49)の左右対称な配置形状として取り付けられ、 前後の向きを変えることにより、その左右一対の互換的に使用することもできる ようになっている。尚、各サイドセグメントカッター(S2)における刃先部( 49)の突出高さ(H3)は、上記センターセグメントカッター(S1)におけ る刃先部(46)の突出高さ(H1)と等しく、例えば約2mmである。
【0039】 その場合、各サイドセグメントカッター(S2)の刃先部(49)を形作る傾 斜刃先稜線(49b)は、これを上記センターセグメントカッター(S1)の傾 斜刃先稜線(46b)よりも予じめ一定長さ(Z)だけ長く延長させておくこと が望ましい。その傾斜刃先稜線(49b)の切り離し先端が刃先部(49)の前 端として摩耗しやすい関係上、その摩耗したとしても相当の長期間適正に使用で きる余裕を与えるためである。
【0040】 但し、このような構成に代えて、上記センターセグメントカッター(S1)と 同様な刃先摩耗防止用の凸子(47)を、各サイドセグメントカッター(S2) における刃先部(49)の直前位置へ突設しても勿論良い。
【0041】 更に、図1〜5の符号(50)は上記回転駆動軸(32)に取り付けられたセ ンターセグメントカッター(S1)の真下位置へ臨まされたセンターセグメント カッター用受けベアリング、(51)は同じく両サイドセグメントカッター(S 2)の真下位置に臨まされた左右一対のサイドセグメントカッター用受けベアリ ングであり、その何れも上記セグメントカッター(S1)(S2)との上下相互 間で海苔包装フィルム(M)を挟むようになっている。
【0042】 (52)はその海苔包装フィルム(M)の支持プレートであって、上記据付け フレーム(F)をなす両支柱(30)の左右相互間へ水平設置状態に取り付け固 定されており、その逃し窓(53)から各カッター受けベアリング(50)(5 1)が露出することは言うまでもない。
【0043】 上記複数のカッター受けベアリング(50)(51)とその支持機構は悉く同 一構成であり、そのカッター受けベアリング(50)(51)の何れも上記回転 駆動軸(32)と平行な短かい支軸(54)に差し込み套嵌されている。(54 a)はその支軸(54)から張り出す左右一対の角型耳部であり、ここからはバ ネ受け凸子(55)が一体に垂下されている。
【0044】 (56)は支軸(54)の角型耳部(54a)を受け持つ左右一対のスタンド であり、上記据付けフレーム(F)の連結ベース(31)へ固定ボルト(57) を介して据え付け一体化されている。(58)はその両スタンド(56)に向か い合う一対として切り欠かれたほぼU字型の昇降ガイド長孔であり、ここに上記 支軸(54)の角型耳部(54a)が差し込み横断されている。
【0045】 (59)はその昇降ガイド長孔(58)を施蓋するトッププレートであり、各 スタンド(56)へ上方から固定ボルト(60)により取り付けられている。( 61)は上記据付けフレーム(F)の連結ベース(31)から各スタンド(56 )の昇降ガイド長孔(58)へ進退自在に螺入されたバネ圧調整ボルトであって 、上記角型耳部(54a)のバネ受け凸子(55)と正しく向かい合っており、 その上下相互間に介在する圧縮コイルバネ(62)が、上記昇降ガイド長孔(5 8)に封入されている。
【0046】 つまり、上記支軸(54)の廻りに回転するカッター受けベアリング(50) (51)に対しては、その圧縮コイルバネ(62)による押し上げ付勢力が与え られており、そのカッター受けベアリング(50)(51)が上記セグメントカ ッター(S1)(S2)の刃先部(46)(49)と常時弾圧的に接触して、海 苔包装フィルム(M)を安定良く確実に挟むと共に、そのセグメントカッター( S1)(S2)と一緒に連れ廻るようになっている。
【0047】 しかも、上記バネ圧調整ボルト(61)を下方から進退操作することにより、 そのカッター受けベアリング(50)(51)の押し上げ弾圧付勢力を強弱に調 整セットすることもできるようになっているのである。(63)はそのバネ圧調 整ボルト(61)の固定ナットである。
【0048】 (64)は上記スタンド(56)のトッププレート(59)から支軸(54) の角型耳部(54a)に向かって、やはり進退自在に螺入された当り調整ボルト であり、その進退操作によってカッター受けベアリング(50)(51)と、上 記セグメントカッター(S1)(S2)の刃先部(46)(49)との接触度を 調整セットできるようになっている。(65)はその当り調整ボルト(64)の 固定ナットである。
【0049】 上記のように、センターセグメントカッター(S1)と両サイドセグメントカ ッター(29)の刃先部(46)(49)に対して、そのカッター受けベアリン グ(50)(51)が各々弾圧付勢状態に接触されるようになっているため、上 記セグメントカッター(S1)(S2)の刃先部(46)(49)が摩耗した場 合に、そのセグメントカッター(S1)(S2)のみを上記回転駆動軸(32) から取りはずして、刃先部(46)(49)の研摩加工を行なうこともでき、そ の突出高さ(H1)(H3)を均等に揃えることも容易となる。
【0050】 又、上記スタンド(56)を据付けフレーム(F)の連結ベース(31)へ取 り付ける固定ボルト(57)の受け入れ逃し孔(66)と、同じくバネ圧調整ボ ルト(61)の受け入れ逃し孔(67)とは、その何れも上記回転駆動軸(32 )の軸線と平行に延在する調整長孔として、据付けフレーム(F)の連結ベース (31)に開口形成されている。そのため、カッター受けベアリング(50)( 51)も上記セグメントカッター(S1)(S2)における取付位置の変更に応 じて、その支持位置をスライド自在に調整セットすることができる。
【0051】 次に、図20〜23は本考案の第2実施形態に係り、これでは上記第1実施形 態との言わば逆として、回転駆動軸(32)に取り付けられセンターセグメント カッター(S1)と両サイドセグメントカッター(S2)の真上位置から、その 刃先部(46)(49)と各々接触するカッター受けベアリング(50)(51 )を対応的に臨ませており、やはりその上下相互間で海苔包装フィルム(M)を 挟むようになっている。この第2実施形態においても、上記カッター受けベアリ ング(50)(51)の複数とその支持機構は悉く同一構成である。
【0052】 即ち、本考案の第2実施形態を示した図20〜23において、(68)は据付 けフレーム(F)の門字型支柱(30)へ後方から取り付け固定された左右一対 の支持ブラケット、(69)はその両支持ブラケット(68)の左右相互間へ上 記回転駆動軸(32)との平行に固定横架された水平な揺動支点軸であり、その 回転駆動軸(32)よりも上方に位置している。
【0053】 (70)は上記揺動支点軸(69)並びに回転駆動軸(32)と直交する左右 一対の平行なプレートから成る揺動アームであって、その後部基端が揺動支点軸 (69)へ揺動可能に遊嵌されており、同じく揺動アーム(70)の中間部にカ ッター受けベアリング(50)(51)が水平な支軸(71)を介して回転自在 に取り付けられている。その支軸(71)はボルトとナットとのネジ締結体など から成る。
【0054】 (72)は上記揺動アーム(70)の後部基端において、その両プレートの相 互間に介挿されたディスタンスカラー、(73)は揺動アーム(70)を挟む左 右一対の位置決めカラーであって、固定ビス(74)により上記揺動支点軸(6 9)へ押し付け一体化されている。
【0055】 そのため、その固定ビス(74)を一旦緩めるか又は抜き出して、上記揺動ア ーム(70)とこれに支持されたカッター受けベアリング(50)(51)を、 その揺動支点軸(69)に沿いスライドさせることにより、上記セグメントカッ ター(S1)(S2)における取付位置の変更に応じて、その支持位置を調整セ ットすることができる。
【0056】 又、(75)は同じく揺動アーム(70)の前部先端において、その両プレー トの相互間に介挿された角型の駒であり、固定ビス(76)によって揺動アーム (70)と組み付け一体化されている。(77)はその駒(75)から一体的に 垂立されたバネ受け凸子、(78)は上記駒(75)の真上位置に臨む関係とし て、門字型支柱(30)における前部上端同志の左右相互間へ固定横架されたト ップビームであり、これには上方から駒(75)のバネ受け凸子(77)に向か って、バネ圧調整ボルト(79)が進退自在に螺入されている。
【0057】 そして、そのバネ圧調整ボルト(79)と上記バネ受け凸子(77)との上下 相互間には圧縮コイルバネ(80)が介挿設置されている。つまり、上記揺動支 点軸(69)の廻りに揺動する揺動アーム(70)と、これに支持されたカッタ ー受けベアリング(50)(51)に対しては、その圧縮コイルバネ(80)に よる押し下げ付勢力が与えられており、そのカッター受けベアリング(50)( 51)が上記セグメントカッター(S1)(S2)の刃先部(46)(49)と 常時弾圧的に接触して、やはり海苔包装フィルム(M)を確実に安定良く挟むと 共に、そのセグメントカッター(S1)(S2)と一緒に連れ廻るようになって いるのである。
【0058】 しかも、上記バネ圧調整ボルト(79)を上方から進退操作することにより、 そのカッター受けベアリング(50)(51)の押し下げ弾圧付勢力を強弱に調 整セットすることもできるようになっている。(81)はそのバネ圧調整ボルト (79)の固定ナットを示している。
【0059】 (82)は上記トップビーム(78)から一体的に垂下されたハンガーステー であって、側面視のほぼL字型をなしており、その水平な下端部が駒受け片(8 2a)として内向きに張り出されている。(83)はその駒受け片(82a)の 下方から上記揺動アーム(70)の駒(75)に向かって、進退自在に螺入され た当り調整ボルトであり、その進退操作によってカッター受けベアリング(50 )(51)と、上記セグメントカッター(S1)(S2)の刃先部(46)(4 9)との接触度を調整セットできるようになっている。(84)はその当り調整 ボルト(83)の固定ナットである。
【0060】 図1〜23の上記第1、2実施形態では、何れもダブルサイズ(W2)の広幅 な帯状海苔包装フィルム(M)を対象として、そのセンターライン(O−O)と 両サイドライン(Y−Y)へ各々コーナー切り欠き(11a)(11b)を一挙 同時に加工するためのセンターセグメントカッター(S1)と左右対称な一対の サイドセグメントカッター(S2)とが、上記回転駆動軸(32)に悉く同じ刃 先指向性の横並び状態として取り付けられたコーナー切り欠き装置を示している が、図24の第3実施形態から明白なように、上記センターセグメントカッター (S1)とそのカッター受けベアリング(50)との設置を省略して、左右対称 な一対のサイドセグメントカッター(S2)とそのカッター受けベアリング(5 1)により、シングルサイズ(W1)の狭幅な帯状海苔包装フィルム(M)の両 サイドライン(Y−Y)についてのみ、コーナー切り欠き(11b)を加工する コーナー切り欠き装置として使用することも可能である。このことは図示省略し てあるが、第2実施形態の構成についても同様に言える。
【0061】 又、上記第1〜3実施形態ではセンターセグメントカッター(S1)と両サイ ドセグメントカッター(S2)との何れも、その円弧凸曲面の中央部から刃先部 (46)(49)が突設された半割り型のセグメントブロック体をなし、その1 個づつとして回転駆動軸(32)へ取り付けられており、その回転駆動軸(32 )が海苔包装フィルム(M)の搬送速度と同調回転されることによって、1回転 するたび毎に1枚分づつ海苔包装フィルム(M)にコーナー切り欠き(11a) (11b)を加工するようになっているが、図25の第4実施形態から示唆され るように、上記センターセグメントカッター(S1)と両サイドセグメントカッ ター(S2)をその半割り型のセグメントブロック体であることに基き、向かい 合う2個づつとして回転駆動軸(32)へ取り付け使用することもでき、これに よって回転駆動軸(32)の半回転するたび毎に、1枚分づつコーナー切り欠き (11a)(11b)を加工するように定めても良い。
【0062】 更に、第1〜4実施形態では冒頭に述べた従来技術との比較説明上、セグメン トカッター(S1)(S2)における刃先部(46)(49)の形状を従来技術 のそれと同一に定めているが、おにぎり用海苔包装フィルム(M)のコーナー切 り欠き(11a)(11b)として開封の確実化を達成できる限り、図26の第 5実施形態に例示するように、上記センターセグメントカッター(S1)の刃先 部(46)を傾斜刃先稜線(46b)のみから成る正面視のV字型に突設する一 方、各サイドセグメントカッター(S2)の刃先部(49)を上記V字型の中心 線上から左右にほぼ2等分した傾斜刃先稜線(49b)のみの所謂テーパー型と して突設してもさしつかえない。その刃先部(46)(49)の突出形状は図示 実施形態のそれに限らず、自由に選定できる趣旨である。
【0063】 尚、図20〜26の第2〜5実施形態におけるその他の構成は、図1〜19の 上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図20〜26に図1〜19と の対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0064】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き 装置は、ダブルサイズ(W2)の広幅な帯状海苔包装フィルム(M)を横断する 水平状態として、据付けフレーム(F)に架設された回転駆動軸(32)と、
【0065】 その海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)と両サイドライン( Y−Y)に各々コーナー切り欠き(11a)(11b)を加工する対応位置関係 として、上記回転駆動軸(32)へ着脱交換自在に且つ一体回転し得るように取 り付けられたセンターセグメントカッター(S1)並びに左右対称な一対のサイ ドセグメントカッター(S2)と、
【0066】 そのセンターセグメントカッター(S1)並びに両サイドセグメントカッター (S2)との向かい合う上下相互間で上記海苔包装フィルム(M)を挟むように 、同じく据付けフレーム(F)へ対応設置されたセンターセグメントカッター用 受けベアリング(50)並びに左右一対のサイドセグメントカッター用受けベア リング(51)とを備え、
【0067】 そのセンターセグメントカッター用受けベアリング(50)と両サイドセグメ ントカッター用受けベアリング(51)を上記センターセグメントカッター(S 1)と両サイドセグメントカッター(S2)へ各々常時接触するように弾圧付勢 して、そのセンターセグメントカッター(S1)並びに両サイドセグメントカッ ター(S2)と連れ廻るように定めてあるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題 を完全に解決できる効果がある。
【0068】 即ち、本考案の上記構成によれば、海苔包装フィルム(M)のセンターライン (O−O)と両サイドライン(Y−Y)に各々コーナー切り欠き(11a)(1 1b)を加工するためのセンターセグメントカッター(S1)と左右対称な一対 のサイドセグメントカッター(S2)が、何れも回転駆動軸(32)へ着脱交換 自在に且つ一体回転し得るように取り付けられているため、その刃先部(46) (49)が摩耗した場合や、同じく刃先部(46)(49)の形状を変えたい場 合などに、上記セグメントカッター(S1)(S2)のみを回転駆動軸(32) から取りはずして、その新品や別品などと交換装着できる利便性がある。
【0069】 特に、上記センターセグメントカッター(S1)と両サイドセグメントカッタ ー(S2)は回転駆動軸(32)と別個独立しているばかりでなく、これらと対 応位置するセンターセグメントカッター用受けベアリング(50)と両サイドセ グメントカッター用受けベアリング(51)が、上記セグメントカッター(S1 )(S2)の刃先部(46)(49)に対して各々常時接触する弾圧付勢状態に 保たれているため、その刃先部(46)(49)が摩耗した場合に、上記セグメ ントカッター(S1)(S2)のみを取りはずして研摩加工することもできるこ とになる。
【0070】 そして、このような諸効果は請求項5の構成を採用するも、全く同様に達成す ることができるが、殊更請求項1の構成によれば、ダブルサイズ(W2)の広幅 な帯状海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−O)と両サイドライン( Y−Y)へ、各々コーナー切り欠き(11a)(11b)を一挙同時に効率良く 加工することができ、その海苔包装フィルム(M)の量産効果をますます昂め得 る。
【0071】 又、請求項2や請求項6の構成を採用するならば、海苔包装フィルム(M)を 適度な弾圧付勢力のもとで安定良く挟むことができ、これに傷付きを与えること なく、そのコーナー切り欠き(11a)(11b)を確実に加工し得る効果があ る。
【0072】 請求項3や請求項7の構成を採用するならば、回転駆動軸(32)に対するセ グメントカッター(S1)(S2)の取付位置と、据付けフレーム(F)に対す るカッター受けベアリング(50)(51)の取付位置とを、海苔包装フィルム (M)の帯幅に応じて正確に調整セットすることができ、その帯幅の変化に対す る対応性に優れる。
【0073】 請求項4や請求項8の構成を採用するならば、回転進行方向の前端から摩耗し やすいセグメントカッター(S1)(S2)の刃先部(46)(49)を、その 直前位置から突出する刃先摩耗防止用凸子(47)によって、永年使用すること ができ、その耐用性をますます向上させ得る効果がある。
【0074】 請求項9の構成を採用するならば、海苔包装フィルム(M)に対するコーナー 切り欠き(11a)(11b)の加工を、回転駆動軸(32)の1回転するたび 毎に1枚分づつ行なえるほか、その回転駆動軸(32)の半回転するたび毎に1 枚分づつ行なうこともでき、上記海苔包装フィルム(M)における長さ(L)の 変化に対する対応性に優れる。
【0075】 更に、請求項10の構成を採用するならば、セグメントカッター(S1)(S 2)とそのカッター受けベアリング(50)(51)とを常に適度な接触状態に 調整セットすることにより、海苔包装フィルム(M)における厚みの変化にも対 応して、そのコーナー切り欠き(11a)(11b)を確実に安定良く加工でき る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコーナー切り欠き装置の概略全体
を示す正面図である。
【図2】図1の一部を抽出拡大して示す正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿う断面図である。
【図5】海苔包装フィルムの切り欠き作用状態を示す図
4に対応する断面図である。
【図6】センターセグメントカッターを抽出して示す斜
面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図6の側面図である。
【図9】図7の9−9線に沿う断面図である。
【図10】図7の10−10線に沿う拡大断面図であ
る。
【図11】センターセグメントカッターに刃先摩耗防止
用凸子を突設した状態の図7に対応する正面図である。
【図12】図11の12−12線に沿う断面図である。
【図13】丸ビスの頭部を刃先摩耗防止用凸子とした図
11に対応する正面図である。
【図14】図13の14−14線に沿う断面図である。
【図15】サイドセグメントカッターを抽出して示す斜
面図である。
【図16】図15の正面図である。
【図17】図15の側面図である。
【図18】図16の18−18線に沿う断面図である。
【図19】図16の19−19線に沿う拡大断面図であ
る。
【図20】本考案に係るコーナー切り欠き装置の第2実
施形態を示す全体概略正面図である。
【図21】図20の平面図である。
【図22】図20の22−22線に沿う拡大断面図であ
る。
【図23】図22の23−23線に沿う断面図である。
【図24】本考案に係るコーナー切り欠き装置の第3実
施形態を示す全体概略正面図である。
【図25】本考案に係るコーナー切り欠き装置の第4実
施形態を示す図4に対応する断面図である。
【図26】本考案に係るコーナー切り欠き装置の第5実
施形態を示す全体概略正面図である。
【図27】おにぎり用海苔包装フィルムの仕上がり状態
を示す平面図である。
【図28】図27の28−28線に沿う拡大断面図であ
る。
【図29】おにぎり用海苔包装フィルムの自動包装機を
示す概略側面図である。
【図30】従来のコーナー切り欠き装置を示す概略正面
図である。
【図31】図30の31−31線に沿う拡大断面図であ
る。
【図32】ダブルサイズの広幅な帯状包装フィルムに対
するコーナー切り欠きの加工状態を示す平面図である。
【図33】シングルサイズの狭幅な帯状包装フィルムに
対するコーナー切り欠きの加工状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
(11a)・コーナー切り欠き (11b)・コーナー切り欠き (12)・コーナー切り欠き装置 (32)・回転駆動軸 (38)・アダプターボス (39)・アダプターボス (42)・固定ボルト (45)・埋込みボルト (46)・刃先部 (46a)・ストレート刃先稜線 (46b)・傾斜刃先稜線 (47)・刃先摩耗防止用凸子 (48)・丸ビス (49)・・刃先部 (49a)・ストレート刃先稜線 (49b)・傾斜刃先稜線 (50)・センターセグメントカッター用受けベアリン
グ (51)・サイドセグメントカッター用受けベアリング (54)(71)・支軸 (56)・スタンド (61)(79)・バネ圧調整ボルト (62)(80)・圧縮コイルバネ (64)(83)・当り調整ボルト (69)・揺動支点軸 (70)・揺動アーム (75)・駒 (82)・ハンガーステー (M)・海苔包装フィルム (F)・据付けフレーム (H1)(H3)・刃先部の突出高さ (H2)・刃先摩耗防止用凸子の突出高さ (L)・一定長さ (S1)・センターセグメントカッター (S2)サイドセグメントカッター (W1)・シングルサイズ (W2)・ダブルサイズ (O−O)・センターライン (Y−Y)・サイドライン

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダブルサイズ(W2)の広幅な帯状海苔包
    装フィルム(M)を横断する水平状態として、据付けフ
    レーム(F)に架設された回転駆動軸(32)と、 その海苔包装フィルム(M)のセンターライン(O−
    O)と両サイドライン(Y−Y)に各々コーナー切り欠
    き(11a)(11b)を加工する対応位置関係とし
    て、上記回転駆動軸(32)へ着脱交換自在に且つ一体
    回転し得るように取り付けられたセンターセグメントカ
    ッター(S1)並びに左右対称な一対のサイドセグメン
    トカッター(S2)と、 そのセンターセグメントカッター(S1)並びに両サイ
    ドセグメントカッター(S2)との向かい合う上下相互
    間で上記海苔包装フィルム(M)を挟むように、同じく
    据付けフレーム(F)へ対応設置されたセンターセグメ
    ントカッター用受けベアリング(50)並びに左右一対
    のサイドセグメントカッター用受けベアリング(51)
    とを備え、 そのセンターセグメントカッター用受けベアリング(5
    0)と両サイドセグメントカッター用受けベアリング
    (51)を上記センターセグメントカッター(S1)と
    両サイドセグメントカッター(S2)へ各々常時接触す
    るように弾圧付勢して、そのセンターセグメントカッタ
    ー(S1)並びに両サイドセグメントカッター(S2)
    と連れ廻るように定めたことを特徴とするおにぎり用海
    苔包装フィルムのコーナー切り欠き装置。
  2. 【請求項2】センターセグメントカッター(S1)と両
    サイドセグメントカッター(S2)の真下位置にそのセ
    ンターセグメントカッター用受けベアリング(50)と
    両サイドセグメントカッター用受けベアリング(51)
    とを各々対応設置して、その2種のカッター受けベアリ
    ング(50)(51)に上記セグメントカッター(S
    1)(S2)と常時接触する押し上げ弾圧付勢力を与え
    るか、 又は上記センターセグメントカッター(S1)と両サイ
    ドセグメントカッター(S2)の真上位置にそのセンタ
    ーセグメントカッター用受けベアリング(50)と両サ
    イドセグメントカッター用受けベアリング(51)とを
    各々対応設置して、その2種のカッター受けベアリング
    (50)(51)に上記セグメントカッター(S1)
    (S2)と常時接触する押し下げ弾圧付勢力を与えると
    共に、 上記押し上げ弾圧付勢力又は押し下げ弾圧付勢力を強弱
    調整できるように定めたことを特徴とする請求項1記載
    のおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き装
    置。
  3. 【請求項3】センターセグメントカッター(S1)と両
    サイドセグメントカッター(S2)を何れも半割り型の
    セグメントブロック体として、回転駆動軸(32)へ各
    々アダプターボス(38)(39)を介して着脱交換自
    在に、且つその回転駆動軸(32)の軸線に沿う左右方
    向へスライド調整できるように取り付ける一方、 センターセグメントカッター用受けベアリング(50)
    と両サイドセグメントカッター用受けベアリング(5
    1)を上記回転駆動軸(32)の軸線と平行な左右方向
    へ各々スライド調整できるように対応設置したことを特
    徴とする請求項1記載のおにぎり用海苔包装フィルムの
    コーナー切り欠き装置。
  4. 【請求項4】センターセグメントカッター(S1)と両
    サイドセグメントカッター(S2)を何れも半割り型の
    セグメントブロック体として、その各円弧凸曲面の中央
    部から刃先部(46)(49)を互いに同じ一定高さ
    (H1)(H3)だけ突設すると共に、 上記刃先部(46)(49)における回転進行方向の直
    前位置から、その刃先部(46)(49)よりも僅かに
    低い一定高さ(H2)の刃先摩耗防止用凸子(47)を
    突設したことを特徴とする請求項1記載のおにぎり用海
    苔包装フィルムのコーナー切り欠き装置。
  5. 【請求項5】シングルサイズ(W1)の狭幅な帯状海苔
    包装フィルム(M)を横断する水平状態として、据付け
    フレーム(F)に架設された回転駆動軸(32)と、 その海苔包装フィルム(M)の両サイドライン(Y−
    Y)に各々コーナー切り欠き(11b)を加工する対応
    位置関係として、上記回転駆動軸(32)へ着脱交換自
    在に且つ一体回転し得るように取り付けられた左右対称
    な一対のサイドセグメントカッター(S2)と、 その両サイドセグメントカッター(S2)との向かい合
    う上下相互間で上記海苔包装フィルム(M)を挟むよう
    に、同じく据付けフレーム(F)へ対応設置された左右
    一対のサイドセグメントカッター用受けベアリング(5
    1)とを備え、 その両サイドセグメントカッター用受けベアリング(5
    1)を上記両サイドセグメントカッター(S2)へ各々
    常時接触するように弾圧付勢して、その両サイドセグメ
    ントカッター(S2)と連れ廻るように定めたことを特
    徴とするおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠
    き装置。
  6. 【請求項6】両サイドセグメントカッター(S2)の真
    下位置にその両サイドセグメントカッター用受けベアリ
    ング(51)を対応設置して、そのカッター受けベアリ
    ング(51)に上記セグメントカッター(S2)と常時
    接触する押し上げ弾圧付勢力を与えるか、 又は上記両サイドセグメントカッター(S2)の真上位
    置にその両サイドセグメントカッター用受けベアリング
    (51)を対応設置して、そのカッター受けベアリング
    (51)に上記セグメントカッター(S2)と常時接触
    する押し下げ弾圧付勢力を与えると共に、 上記押し上げ弾圧付勢力又は押し下げ弾圧付勢力を強弱
    調整できるように定めたことを特徴とする請求項5記載
    のおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き装
    置。
  7. 【請求項7】両サイドセグメントカッター(S2)を何
    れも半割り型のセグメントブロック体として、回転駆動
    軸(32)へ各々アダプターボス(39)を介して着脱
    交換自在に、且つその回転駆動軸(32)の軸線に沿う
    左右方向へスライド調整できるように取り付ける一方、 両サイドセグメントカッター用受けベアリング(51)
    を上記回転駆動軸(32)の軸線と平行な左右方向へ各
    々スライド調整できるように対応設置したことを特徴と
    する請求項5記載のおにぎり用海苔包装フィルムのコー
    ナー切り欠き装置。
  8. 【請求項8】両サイドセグメントカッター(S2)を何
    れも半割り型のセグメントブロック体として、その各円
    弧凸曲面の中央部から刃先部(49)を一定高さ(H
    3)だけ突設すると共に、 上記刃先部(49)における回転進行方向の直前位置か
    ら、その刃先部(49)よりも僅かに低い一定高さ(H
    2)の刃先摩耗防止用凸子(47)を突設したことを特
    徴とする請求項5記載のおにぎり用海苔包装フィルムの
    コーナー切り欠き装置。
  9. 【請求項9】センターセグメントカッター(S1)と両
    サイドセグメントカッター(S2)との2種又は両サイ
    ドセグメントカッター(S2)のみの1種を何れも半割
    り型のセグメントブロック体として、 その1個づつ又は向かい合う2個づつを回転駆動軸(3
    2)へ取り付けたことを特徴とする請求項1又は5記載
    のおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き装
    置。
  10. 【請求項10】センターセグメントカッター(S1)と
    両サイドセグメントカッター(S2)との2種又は両サ
    イドセグメントカッター(S2)のみの1種を何れも半
    割り型のセグメントブロック体として、その各円弧凸曲
    面の中央部から刃先部(46)(49)を互いに同じ一
    定高さ(H1)(H3)だけ突設すると共に、 上記センターセグメントカッター(S1)の刃先部(4
    6)に対するセンターセグメントカッター用受けベアリ
    ング(50)の接触度と、両サイドセグメントカッター
    (S2)の刃先部(49)に対する両サイドセグメント
    カッター用受けベアリング(51)の接触度を何れも調
    整できるように定めたことを特徴とする請求項1又は5
    記載のおにぎり用海苔包装フィルムのコーナー切り欠き
    装置。
JP1999006837U 1999-09-06 1999-09-06 おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置 Expired - Lifetime JP3067223U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006837U JP3067223U (ja) 1999-09-06 1999-09-06 おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006837U JP3067223U (ja) 1999-09-06 1999-09-06 おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3067223U true JP3067223U (ja) 2000-03-31

Family

ID=43200763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999006837U Expired - Lifetime JP3067223U (ja) 1999-09-06 1999-09-06 おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067223U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3532878B2 (ja) 2001-04-27 2004-05-31 允 鈴木 シート状海苔の端部切落し装置
JP2005333802A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Miyabi Kikaku:Kk 包装材の製造方法
KR20180122402A (ko) 2016-04-12 2018-11-12 와이케이케이 가부시끼가이샤 자동 치수 절단 장치
CN109850284A (zh) * 2019-03-29 2019-06-07 深圳市永创自动化设备有限公司 一种底封式塑封机的切角装置
CN109911370A (zh) * 2019-01-22 2019-06-21 芜湖鸠享智能科技有限公司 一种用于红薯加热的包装盒及其加热方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3532878B2 (ja) 2001-04-27 2004-05-31 允 鈴木 シート状海苔の端部切落し装置
JP2005333802A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Miyabi Kikaku:Kk 包装材の製造方法
KR20180122402A (ko) 2016-04-12 2018-11-12 와이케이케이 가부시끼가이샤 자동 치수 절단 장치
CN109070375A (zh) * 2016-04-12 2018-12-21 Ykk株式会社 自动定尺寸切断装置
EP3444085A4 (en) * 2016-04-12 2020-04-15 YKK Corporation CUTTER WITH AUTOMATIC CALIBRATION
US10828794B2 (en) 2016-04-12 2020-11-10 Ykk Corporation Automatic sizing cutting device
CN109911370A (zh) * 2019-01-22 2019-06-21 芜湖鸠享智能科技有限公司 一种用于红薯加热的包装盒及其加热方法
CN109911370B (zh) * 2019-01-22 2023-08-29 芜湖鸠享智能科技有限公司 一种用于红薯加热的包装盒及其加热方法
CN109850284A (zh) * 2019-03-29 2019-06-07 深圳市永创自动化设备有限公司 一种底封式塑封机的切角装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067223U (ja) おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置
CN210477058U (zh) 一种方形泡棉生产用裁边装置
CN110103270A (zh) 一种改进型自动笋子切片机
JP4712260B2 (ja) ウェブを加工するための力調節可能な回転装置
CN212919554U (zh) 一种反渗透膜切边装置
JP3052253U (ja) バネ切断機のカッタ装置
CN118061006B (zh) 一种石材磨削机刀具角度自动调节装置
JPH05177585A (ja) シート材切断装置
JPH06278099A (ja) 包装袋裁断装置及び該装置のロータリーダイロール
JP2626612B2 (ja) 記録紙切断装置
CN214323505U (zh) 一种切纸用链刀的切刀定位装置
CN221186074U (zh) 一种磨削装置
JPH0455878B2 (ja)
CN217072625U (zh) 一种泡沫制品切边装置
CN219929197U (zh) 一种切割宽幅便于调节的薄膜分切机
CN210148152U (zh) 用于柔性材料的切割工具
JP3629477B2 (ja) 包装袋裁断装置及び該装置のロータリーダイロール
JPH0711912Y2 (ja) ロータリシャ
CN210523965U (zh) 刀具
JPH03270930A (ja) ロータリーダイカッタによる切断方法および切断装置
JP3779387B2 (ja) プラスチック段ボール用カット装置
CN101412225A (zh) 大蒜根系切除装置
JP2007044789A (ja) ロータリーカッター装置のナイフ及びこれを備えたロータリーカッター装置
JP2005014211A (ja) 包装袋裁断装置
CN118061006A (zh) 一种石材磨削机刀具角度自动调节装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term