JPH0711912Y2 - ロータリシャ - Google Patents

ロータリシャ

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JPH0711912Y2
JPH0711912Y2 JP1988004573U JP457388U JPH0711912Y2 JP H0711912 Y2 JPH0711912 Y2 JP H0711912Y2 JP 1988004573 U JP1988004573 U JP 1988004573U JP 457388 U JP457388 U JP 457388U JP H0711912 Y2 JPH0711912 Y2 JP H0711912Y2
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JP
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knife
cylinder
anvil
cutting
elastic body
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JP1988004573U
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JPH01110091U (ja
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邦昭 油布
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、段ボールシートの製造ラインに組込まれる
コルゲートマシン用のロータリシャに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、段ボールシートを製造するコルゲートマシンに
おいては、段ボールシートの移送路に、連続して送られ
てくる段ボールシートを所要幅寸法に切断するスリッタ
と、段ボールシートに所要数の罫線を入れるスコアラお
よび段ボールシートを所要の長さに切断するロータリカ
ッタを順に設けると共に、上記スリッタ・スコアラの上
流側にロータリシャを配置してある。
上記のコルゲートマシンにおいては、段ボールシートに
オーダ替えがあると、次に形成しようとするシートの大
きさに応じてスリッタおよびスコアラの加工位置を変更
するようにしているが、そのスリッタおよびスコアラの
位置調整後に、例えば、スリッタの上下の刃を段ボール
シートが連続して流れている状態で刃合わせすると、上
下の刃間にシートの側縁部がかみ込み、段ボールを完全
に切断することができない。
このような問題点を解決するため、通常、スリッタの上
流側に設けた前記ロータリシャによって連続して流れて
くる段ボールシートを幅方向に切断するようにしている
が、その切断に際して、段ボールシートを全幅に亘って
完全に切断すると、切り離された先行側の段ボールシー
トが次工程のスリッタ・スコアラやロータリカッタにお
いて送り速度に変動をきたし、ロータリカッタでの切断
時において、切断寸法精度が低下するという不都合が生
じる。そこで、段ボールシートの両側部分を部分切断す
ることにすれば、上記の不都合を解消することができる
が、ロータリシャに、部分切断のみの機能を持たせる
と、段ボールシートの製造初期における先端の不良部を
切断除去することができず、また、オーダ替え時に段ボ
ールシートのロータリシャ以降での進路変更ができない
ため、ロータリシャには、部分切断の機能の他に段ボー
ルシートを全幅に亘って完全切断する機能も持たせる必
要がある。
段ボールシートの部分切断と完全切断の機能を有するロ
ータリシャの従来技術として、実公昭61−35431号公報
に示されたものがある。
上記ロータリシャは、第7図に示すように、ナイフシリ
ンダ30の外周に、全幅に亘る直線状のナイフ31を設け、
アンビルシリンダ32の外周には、上記ナイフ31の受けと
なる弾性体33をライニングし、その弾性体33の一部に、
台形の欠除部34を形成してある。
このロータリシャは、弾性体33に形成した欠除部34がア
ンビルシリンダ32の幅方向で無段階に連続して変化する
形状であるから、ナイフシリンダ30のナイフ31が弾性体
33に食い込むときのアンビルシリンダ32に対するナイフ
31の位相角度を調整して、段ボールシートの両側部の切
断長を無段階な任意の長さに選択できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、ロータリシャでの段ボールシートの両側部の
切断長を無段階な任意の長さにして正確に切断する必要
はなく、少なくとも両側部のトリミングを行うスリッタ
の位置まで切断されていればよい。
従って、段ボールシートの両側部の切断長を無段階な任
意の長さに選択する上記公知のロータリシャにおいて
は、次のような不都合がある。すなわち、段ボールシー
トを部分切断する際の切断長を種々の紙幅に対して無段
階な任意の長さに決定し、その切断長を得るためにナイ
フシリンダ30のナイフ31を弾性体33の欠除部34のいずれ
の部分に当接させるかを決めた上、ナイフシリンダ30と
アンビルシリンダ32との相互の位相角度を制御する必要
があり、制御装置が極めて複雑になる。
また、損傷による弾性体33の取替え頻度は多いので、費
用がかさまないようにする必要があるにもかかわらず、
弾性体33の欠除部34の形成加工が面倒であり、費用がか
さむ。
さらに、段ボールシートの幅寸法をそのままにしてオー
ダ替えが数多く行なわれる場合、ナイフは、弾性体の同
一部分に繰り返し食い込むことになるため、弾性体が早
期に損傷し易く、交換の頻度が多くなる。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、段ボールシ
ートの完全切断および部分切断が可能であり、制御およ
び弾性体の加工が容易な、しかも、長期に亘って使用す
ることのできる弾性体を設けたロータリシャを提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、段ボールシ
ートの移送路に対向して配置されたナイフを有するナイ
フシリンダと周面に前記ナイフの受けとなる弾性体を備
えたアンビルシリンダとからなるロータリシャにおい
て、前記ナイフが少くとも段ボールシートの最大紙幅に
相当する実効幅に亘る長さを有し、前記アンビルシリン
ダが少くとも前記実効幅を有する前記弾性体を備えた完
全切断用と段ボールシートの最小紙幅以下の間隔をおい
て両端部に前記弾性体を備えた少くとも1つの部分切断
用のアンビルシリンダからなり、前記ナイフシリンダに
いずれか1つのアンビルシリンダを対向させることがで
きるようこれらの完全切断用のアンビルシリンダと、部
分切断用のアンビルシリンダを回転可能な支持枠で支持
した構成としたのである。
〔作用〕
上記のように構成すれば、支持枠を回転し、完全切断用
のアンビルシリンダをナイフシリンダに対向してそのナ
イフシリンダおよびアンビルシリンダを互に逆方向に回
転させることにより、ナイフシリンダのナイフの刃先全
体がアンビルシリンダの弾性体に食い込むため、両シリ
ンダ間に通された段ボールシートを全幅に亘って完全切
断することができる。
また、ナイフシリンダに部分切断用のアンビルシリンダ
を対向して両シリンダを互に逆方向に回転させることに
より、ナイフの刃先両端部がアンビルシリンダの両端部
の弾性体に食い込むため、両シリンダ間に通された段ボ
ールシートの両側部を部分切断することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第6図に基づいて
説明する。
第1図および第2図に示すように、段ボールシートSの
移送路に対向して設けたナイフシリンダ1の外周には、
少なくとも段ボールシートSの最大紙幅に相当する実効
幅に亘る長さを有するナイフ2が設けられている。この
ナイフ2は、図示の場合、ナイフシリンダ1の軸芯に平
行する取付けであるが、上記軸芯に対して傾斜させても
よい。
上記ナイフシリンダ1は、両端に軸3、3′を備え、そ
の軸3、3′が軸受4を介して一対のサイドフレーム5
に回転可能に支持されている。
また、ナイフシリンダ1の両端の軸3、3′のうち、一
方の軸3には、クラッチ6を介してモータ7が接続され
ている。
前記ナイフシリンダ1の下方に配置した支持枠8は、回
転軸9の両端部に一対の円形支持板10、10を設けてあ
り、上記回転軸9の一端部が軸受11を介してサイドフレ
ーム5に支持されている。そのサイドフレーム5を貫通
して外部に臨む端部にはウォームホイール12が取付けら
れ、このウォームホイール12に噛合するウォーム13は図
示省略した位相モータによって回転される。
また、回転軸9の他端部は、軸受14を介して筒体15に回
動可能に支持され、一方筒体15は軸受16を介してサイド
フレーム5に支持されている。
筒体15の両端部にはギヤ17、18が設けられ、外側のギヤ
17には、ラインシャフトからの回転が常時伝達される。
なお、単独のモータによって必要時のみギヤ17を回転さ
せるようにしてもよい。
前記支持枠8の支持板10、10間には、第2図に示すよう
に、回転軸9の軸心を中心とする一つの円周上に、完全
切断用のアンビルシリンダ19、部分切断用の第1アンビ
ルシリンダ20および第2アンビルシリンダ21が等角度に
配置され、各アンビルシリンダ19、20、21の両端の軸a
が第1図に示すように、一対の支持板10、10で回動可能
に支持されている。
また、アンビルシリンダ19、20、21の各軸aの一端に
は、前記筒体15の内側のギヤ18と噛合するギヤ22が取付
けられている。このため、筒体15が回転すると、各アン
ビルシリンダ19、20、21が回転する。
完全切断用のアンビルシリンダ19の外周には前記ナイフ
2の受けとなるウレタンゴム等から成る弾性体23が、少
なくとも前記実効幅に相当する長さに亘ってライニング
されている。
一方、第1アンビルシリンダ20及び第2アンビルシリン
ダ21の両端部には、ナイフ2の刃先の両端部のみを受け
ることができる一対の部分弾性体24、24′がライニング
されている。
ここで、図では省略したが、第1アンビルシリンダ20に
設けた一対の部分弾性体24間の間隔と第2アンビルシリ
ンダ21に設けた一対の部分弾性体24′間の間隔は相違
し、その一方の間隔は、段ボールシートSの最小紙幅か
ら最大紙幅までを狭幅用と広幅用の2段階に分け、その
狭幅用の段ボールシートの最小紙幅寸法より狭くしてあ
る。また、他方の間隔は、広幅用の段ボールシートの最
小紙幅寸法より狭くしてある。
実施例で示すロータリシャは上記の構造から成り、この
ロータリシャは段ボールシートSを完全切断するか部分
切断するかに応じて支持枠8の位相角度を調整し、3本
のアンビルシリンダ19、20、21のうち、切断に適したア
ンビルシリンダをナイフシリンダ1に対向させ、段ボー
ルシートSの切断時に、モータ7又はクラッチ6を作動
させることにより1回転させる。
ここで、支持枠8の位相角度の調整に際しては、図示省
略した位相(割出し)モータの駆動によってウォーム13
を回転させるようにする。支持枠8は、上記のように、
ウォーム13とウォームホイール12によって回転されるた
め、支持枠8の回転停止状態において、ウォーム13とウ
ォームホイール12はブレーキの役目をし、このため、支
持枠8を位相調整位置で確実に保持することができる。
支持枠8の位相角度の調整によってナイフシリンダ1に
完全切断用のアンビルシリンダ19を対向させて段ボール
シートSの切断作業を行なうと、第3図に示すように、
ナイフシリンダ1のナイフ2の刃先全体がアンビルシリ
ンダ19の弾性体23に食い込むため、第4図に示すよう
に、段ボールシートSを完全切断することができる。
また、第1アンビルシリンダ20をナイフシリンダ1に対
向して切断作業を行なうと、第5図に示すように、ナイ
フ2の刃先両端部が第1アンビルシリンダ20の部分弾性
体24に食い込むため、第6図に示すように、段ボールシ
ートSの両端部を部分切断することができる。25はその
切断部を示す。
なお、段ボールシートSの部分切断に際しては、2段階
に分けられた段ボールシートSの紙幅寸法に応じて第1
アンビルシリンダ20又は第2アンビルシリンダ21を用い
るようにする。
実施例の場合は、部分切断用として2本のアンビルシリ
ンダ20、21を設けたものを示したが、少なくとも1本あ
ればよい。この場合、一対の部分弾性体を段ボールシー
トの最小幅寸法より狭い間隔をおいてアンビルシリンダ
の両端部に取付ける。
なお、ナイフシリンダ1、アンビルシリンダ19、20、21
の径及びギヤ17、18、22のギヤ比を適宜定めれば、ナイ
フ2の弾性体23、24、24′へのくい込み位置を同一箇所
へ集中させないで変化させることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、ナイフシリンダに対
して複数の完全切断用のアンビルシリンダと部分切断用
のアンビルシリンダとを支持する支持枠の位相角度を調
整することによって段ボールシートを完全切断し、又は
両側部を部分切断することができる。
また、段ボールシートの完全切断と部分切断が、従来の
ように無段階ではなく、数段階のみで制御できるので極
めて簡単である。さらに、各アンビルシリンダにおける
弾性体の外周の任意の位置をナイフの受けとすることが
できるため、弾性体の損傷が少なく、長期の使用に耐え
ることができる。
さらに、交換頻度の多いアンビルシリンダの加工が簡単
であり、費用が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るロータリシャの縦断正面図、
第2図は同上の縦断側面図、第3図は段ボールシートの
完全切断状態を示す平面図、第4図は完全切断された段
ボールシートの平面図、第5図は段ボールシートの部分
切断状態を示す平面図、第6図は部分切断された段ボー
ルシートの平面図、第7図は従来のロータリシャを示す
斜視図である。 1……ナイフシリンダ、2……ナイフ、8……支持枠、
19……完全切断用アンビルシリンダ、20、21……部分切
断用アンビルシリンダ、23、24、24′……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボールシートの移送路に対向して配置さ
    れたナイフを有するナイフシリンダと周面に前記ナイフ
    の受けとなる弾性体を備えたアンビルシリンダとからな
    るロータリシャにおいて、前記ナイフが少くとも段ボー
    ルシートの最大紙幅に相当する実効幅に亘る長さを有
    し、前記アンビルシリンダが少くとも前記実効幅を有す
    る前記弾性体を備えた完全切断用と段ボールシートの最
    小紙幅以下の間隔をおいて両端部に前記弾性体を備えた
    少くとも1つの部分切断用のアンビルシリンダからな
    り、前記ナイフシリンダにいずれか1つのアンビルシリ
    ンダを対向させることができるようこれらの完全切断用
    のアンビルシリンダと、部分切断用のアンビルシリンダ
    とを回転可能な支持枠で支持したことを特徴とするロー
    タリシャ。
JP1988004573U 1988-01-18 1988-01-18 ロータリシャ Expired - Lifetime JPH0711912Y2 (ja)

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JP1988004573U JPH0711912Y2 (ja) 1988-01-18 1988-01-18 ロータリシャ

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JPH01110091U JPH01110091U (ja) 1989-07-25
JPH0711912Y2 true JPH0711912Y2 (ja) 1995-03-22

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ID=31207206

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JP (1) JPH0711912Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022112459A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ツジカワ株式会社 ロール装置、及び、シート状被加工物の加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022112459A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ツジカワ株式会社 ロール装置、及び、シート状被加工物の加工方法

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JPH01110091U (ja) 1989-07-25

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