JP3651937B2 - 自動風呂釜の自動運転制御装置 - Google Patents

自動風呂釜の自動運転制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、追い焚き機能と湯張り機能を備えた自動風呂釜の自動運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
給湯熱交換器で作り出した湯を追い焚き循環路に送り込み、この追い焚き循環路を介して浴槽内に湯を落とし込んで自動湯張りを行う自動風呂釜が広く採用されている。
【0003】
最近の自動風呂釜は、その湯張りの制御装置に記憶モードと実行モードのシーケンスプログラムを備え、記憶モードでの運転により、浴槽への供給水量と浴槽の水位水圧との関係を求めて図4に示すような湯張り注湯の注湯制御グラフを装置自身が作成し、実行モードの運転時に、前記作成された注湯制御グラフに従い、浴槽への自動湯張りを行っている。
【0004】
図3にはこの種の自動風呂釜のシステム構成が示されている。同図において、風呂バーナ6の上側に追い焚き熱交換器7が設けられ、その追い焚き熱交換器7の入口側には管路17の一端側が接続され、管路17の他端側は循環ポンプ18の吐出側に接続されている。この管路17には通水の温度を検出するサーミスタ等の風呂温度センサ9が設けられている。
【0005】
循環ポンプ18の吸込側には追い焚き循環路14の戻り管15が接続されており、戻り管15の戻り口側(入口側)は浴槽1の側壁に循環金具2を介して接続されている。この戻り管15には通水を検知してオン信号を出力する追い焚きスイッチ(流水スイッチ)16が設けられている。追い焚き熱交換器7の出口側には追い焚き循環路14の往管20の入口側が接続されており、往管20の出口側は循環金具2を介して浴槽側壁に接続されている。
【0006】
また、給湯バーナ4の上側には給湯熱交換器5が設けられ、この給湯熱交換器5の入口側には給水管11が接続され、この給水管11は流量検出手段としてのフローセンサ(流量センサ)10を介して水道等の水供給源に接続されている。給湯熱交換器5の出口側には給湯管12が接続されており、この給湯管12は台所等の所望の給湯場所に導かれており、給湯管12の先端側には給湯栓(図示せず)が設けられている。
【0007】
前記給湯管12には湯張り用管21が分岐されており、この湯張り用管21は電磁弁等によって形成される注湯弁24を介して追い焚き循環管路14の管路17に接続されており、この接続部と注湯弁24との管路間には浴槽1の水位センサとして機能する圧力センサ26が設けられている。
【0008】
なお、図中、33はガス管、52は入水温度センサ、53は出湯温度センサをそれぞれ示している。
【0009】
この自動風呂釜の給湯運転と、追い焚き運転と、注湯湯張り運転とは制御装置34によって行われており、この制御装置34にはリモコン35が接続されている。リモコン35により自動運転がオン指令されると、注湯湯張りから追い焚きにかけての一連の動作が行われ、追い焚き運転が指令されると追い焚き運転のみが、注湯湯張り運転が指令されると浴槽への注湯運転のみがそれぞれ行われ、給湯管12の給湯栓が開けられると給湯運転が行われる。
【0010】
図5はこの種の自動風呂釜の自動運転の動作を示したもので、リモコン35等により、自動運転がオンされると、ステップ101 で、注湯弁24が開けられて、循環ポンプ18の起動に必要な所定量の呼び水が循環ポンプ18に供給される。
【0011】
この呼び水が供給された後、ステップ102 で、循環ポンプ18を起動し、次のステップ103 で浴槽1内に残水があるか否かを判断する。循環ポンプ18が起動されて、追い焚きスイッチ16により、流水が検出されたときには、浴槽1内に残水があるものと判断し、循環ポンプ18が起動されても追い焚きスイッチ16から流水検出信号(オン信号)が加えられないときには浴槽1に残水がないものと判断する(浴槽1に水が全くなく水位が零のときはもちろん、浴槽1内に水があってもその水位が循環金具(循環口)を下回るときには追い焚きスイッチ16はオンしないので残水はないものと判断する)。ステップ103 で浴槽1に残水がないと判断されたときには、浴槽残水は零と推定し、図4の注湯制御グラフに基づき、循環金具2に接続されている追い焚き循環路14の循環口に達するまでの湯水を、注湯弁24を開けて注湯をする。
【0012】
そして、再び循環ポンプ18を起動して追い焚きスイッチ16の信号をモニタし、循環金具(循環口)に達するまでの湯水が浴槽1内にあるか否かの判断を行う。追い焚きスイッチ16からオン信号が加えられたときには、浴槽1内の湯水が循環口以上の水位まで張られているものと判断し、ステップ108 で追い焚きを行う。この追い焚きは、追い焚きスイッチ16からオン信号が加えられたとき、風呂バーナ6の点着火により風呂バーナ6の燃焼が行われ、循環ポンプ18の駆動により、追い焚き循環路14を循環する浴槽1内の湯水を、追い焚き熱交換器7を通るときに風呂バーナ6の燃焼火力でもって加熱し、浴槽1内の湯水を沸かすものである。
【0013】
このステップ108 での追い焚き動作の途中で、圧力センサ26の水位検出信号により、浴槽1内に湯水の水位が湯張りの設定水位になっているかがステップ109 で判断され、浴槽水位が設定水位になっているときには風呂の設定温度になるまで追い焚きを行い、浴槽水位が設定水位になっていないときには、設定水位までの不足分の湯をステップ107 で注湯した後、浴槽湯水の湯温を風呂設定温度に沸かす。
【0014】
前記ステップ106 で浴槽1内の水位が循環口(循環金具の水位)まで達していないと判断されたときには、次のステップ107 で前記図4の注湯制御グラフに基づき、設定水位までの湯を給湯熱交換器5側から注湯弁24を開けて注湯した後、風呂設定温度まで追い焚きを行う。また、前記ステップ103 で浴槽1内に残水があると判断されたときにはステップ108 の追い焚き以降の同動作を行い、浴槽1内の水位を設定水位にした状態で浴槽1の湯温を風呂設定温度に沸かす。
【0015】
風呂の使用後は、浴槽1の排水弁(図示せず)が開けられることにより、浴槽1内の湯水の排水が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動風呂釜の自動運転に際しては、自動運転がオンされると、浴槽1内の残水の有無に拘わらず、ステップ101 で注湯弁24が開けられて循環ポンプ18の呼び水が供給されるようになっているために、浴槽水位が追い焚き循環路14の循環口を越えていて、循環ポンプ18の呼び水が必要ないときにおいても呼び水が自動的に供給されるために、水資源の無駄使いとなる上に、ランニングコストの費用も高くつくという問題があった。
【0017】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、循環ポンプへの呼び水が必要なときのみにその呼び水を供給するようにして、水資源の無駄使いを防止し、かつ、ランニングコストの低減を図ることができる自動風呂釜の自動運転制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、本発明は、循環ポンプと追い焚き熱交換器が組み込まれている追い焚き循環路が浴槽の循環金具に接続され、給湯熱交換器の給湯流路と前記追い焚き循環路とが注湯弁を介して連通接続されており、浴槽の水位情報が水位センサにより取り込まれ、自動運転のオン指令によって浴槽への湯張りから追い焚きにかけての一連の動作を行う自動風呂釜の自動運転制御装置において、水位センサの信号により浴槽水位が循環金具よりも降下したことを検出して排水降下検知信号を出力する水位の排水降下判断部と、前記排水降下検知信号を受けて前記注湯弁を開き給湯熱交換器側から湯又は水を追い焚き循環路を通して浴槽に流す管路洗浄駆動部と、自動風呂釜の自動運転のオン信号を受けたときに、このオン信号を受ける前の段階で前記管路洗浄駆動部の管路洗浄動作が行われていたか否かを判断し、管路洗浄動作が行われていたときには注湯弁を開けて追い焚き循環路に循環ポンプ起動の呼び水を供給する呼び水供給動作の指令を行い、呼び水供給後の水位確認により浴槽水位が循環金具を下回るときには湯張りから追い焚きにかけての一連の動作を指令し、呼び水供給後の浴槽水位が循環金具以上のときには追い焚き以降の動作を指令し、自動運転のオン指令前に管路洗浄動作が行われていないときには呼び水の供給を行わずに循環ポンプを起動して追い焚き動作への移行指令を行う動作判別指令部とを有することを特徴として構成されている。
【0019】
【作用】
上記構成の本発明において、風呂の使用後、排水弁が開けられて浴槽湯水の排水が行われ、水位センサにより、浴槽湯水が追い焚き循環路の循環口よりも降下したことが検出されたときに、排水降下判断部から排水降下検知信号が出力される。そして、この排水降下検知信号を受けて、管路洗浄駆動部は、注湯弁を開けて給湯熱交換器側から湯又は水を追い焚き循環路に通水し、追い焚き循環路に溜まっていた汚れた湯水を浴槽に流出して管路の洗浄を行う。
【0020】
自動風呂釜の自動運転がオンされたときには、この自動風呂釜のオン指令される前の段階で、管路洗浄動作が行われていたか否かが判断される。管路洗浄が行われていないときには、浴槽内の湯水は排水されていないので、追い焚き循環路内は湯水で満たされている状態となっており、このような場合、つまり、前回の自動風呂釜の運転以降、管路洗浄駆動部による管路洗浄動作が行われていない場合には、循環ポンプへの呼び水を供給することなく循環ポンプを駆動して追い焚きを行う。
【0021】
これに対し、前回の自動運転以降に、管路洗浄動作が行われていたときには、浴槽は空となっていて追い焚き循環路内は湯水で満たされていない状態と判断し、注湯弁を開け、給湯熱交換器側から湯又は水の呼び水を循環ポンプに供給した後、水位確認を行い、浴槽水位が循環金具を下回っていたときには注湯湯張りから追い焚きにかけての一連の動作に移行する。また、呼び水供給後の浴槽水位が循環金具以上のときであって、浴槽水位が設定水位よりも低いときには浴槽水位を設定水位に保持する浴槽への注湯を行いながら、浴槽水位が設定水位以上のときは注湯を行わずに追い焚き動作を行う。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例における自動風呂釜は、前記図3に示す従来の自動風呂釜と同一のシステム構成を備えており、従来例と同一の名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0023】
本実施例において特徴的なことは、浴槽湯水の排水時に、浴槽湯水が追い焚き循環路14の循環口よりも下降したときに追い焚き循環路14の管路洗浄を行う機能を付加し、この管路洗浄動作が行われた後に自動運転のオン指令がされたときのみ循環ポンプの呼び水を供給して呼び水供給後の浴槽水位に応じた自動運転の動作を行い、管路洗浄が行われていない状態で自動運転のオン指令がされたときには呼び水を供給しないで自動運転の途中の追い焚き動作から自動運転の動作を行うように構成したことである。
【0024】
前記本実施例の特徴的な動作を行う回路の一構成例が図1に示されている。この特徴的な回路は制御装置34に形成されるもので、排水降下判断部27と、管路洗浄駆動部28と、動作判別指令部29とを有して構成されている。排水降下判断部27は、圧力センサ26の水位検出信号を受け、浴槽1内の湯水が追い焚き循環路14の循環口よりも降下したか否かを判断し、水位が循環口を越えて降下したときには、排水降下検知信号を管路洗浄駆動部28へ加える。
【0025】
管路洗浄駆動部28は、排水降下判断部27から排水降下検知信号を受けたときに、注湯弁24を開き、給湯熱交換器5側から湯又は水を追い焚き循環路14を通して浴槽1内に通水し、追い焚き循環路14内の管路洗浄を行う。この管路洗浄により、追い焚き循環路14内に溜まっていた汚れた浴槽湯水は浴槽1内に押し流されて排水されることで、管路内はきれいに洗浄されることとなる。この管路洗浄駆動部28の管路洗浄が行われたときには、その管路洗浄の動作がされたことが動作判別指令部29に報告される。
【0026】
動作判別指令部29はメモリを内蔵し、前記管路洗浄駆動部28が管路洗浄駆動を行ったときにはその動作が行われたことをメモリに記憶する。その一方で、動作判別指令部29は、リモコン35等により、自動風呂釜の自動運転がオン指令されたときには、自動運転のオン指令の前の段階で、管路洗浄駆動部28による管路洗浄が行われたか否かをメモリの記憶情報に基づき判断し、管路洗浄が行われていないとき、つまり、浴槽湯水の排水が行われていないときには循環ポンプ18への呼び水供給動作を行わず循環ポンプ18を駆動して自動運転の途中の動作の追い焚き動作へステップ移行する動作指令を行う。これに対し、自動風呂釜の自動運転のオン指令の前の段階で、管路洗浄駆動部28による管路洗浄動作が行われていたときには、循環ポンプ18への呼び水供給動作指令を行う。
【0027】
動作判別指令部29はこの呼び水供給動作指令を行った後、呼び水供給後の浴槽水位の確認を行い、浴槽水位が循環金具を下回るときには浴槽は空の状態にあったものと判断し、注湯湯張りの動作から、つまり、自動運転の最初の注湯の動作から運転を行わせ、呼び水供給後の浴槽水位が循環金具以上のときには浴槽が空でない状態で自動運転がオン指令されたものと判断し、自動運転の前半の動作を飛ばし、途中の追い焚きの動作からの自動運転の動作を行うべきの旨の指令を出力する。これら動作判別指令部29からの指令は制御装置34の自動風呂釜の自動運転制御部に加えられ、自動運転制御部は、動作判別指令部29の指令に基づいた自動運転のシーケンスプログラムに従い、自動風呂釜の自動運転を制御する。
【0028】
次に本実施例の動作を図2に示すフローチャートに従い説明する。なお、この図2のフローチャートの各動作において、前記図5に示した従来の動作と同一の動作には同一のステップ番号を付し、その重複説明は省略する。本実施例の動作において、特徴的なことは、ステップ100 の動作が付加され、このステップ100 の判断動作により、以降の動作が場合分けされていることである。
【0029】
このステップ100 では、リモコン35等から自動風呂釜の自動運転オン指令を受けたときに、この自動運転のオン指令の前の段階で、追い焚き循環路の管路洗浄(配管パージ)がされているか否かを動作判別指令部29によって判断する。そして、管路洗浄が行われていないと判断されたときには、浴槽湯水の排水が行われていないので、追い焚き循環路14内は湯水で満たされている状態であり、この場合には、循環ポンプ18に呼び水を供給しなくとも循環ポンプ18が円滑に起動できるので、注湯弁24を開けての呼び水の供給動作は行わずに、循環ポンプ18を直ちに起動してステップ108 の追い焚き以降の動作を行わせる。
【0030】
これに対し、自動運転のオン指令の前の段階で、追い焚き循環路14の管路洗浄が行われていたときには、浴槽1内は空の状態と判断され、追い焚き循環路14内は湯水で満たされていない状態となり、循環ポンプ18に呼び水を供給しなければポンプ起動が円滑に行われない状態にあるので、ステップ101 で注湯弁24を開けてのポンプの呼び水供給動作を行わせ、以下、ステップ102 以降の動作に移行させ、浴槽1内の水位を設定水位に保持し、浴槽湯温を風呂設定温度に追い焚きする。
【0031】
本実施例によれば、風呂の使用後、浴槽1内の湯水の排水が行われたときには、その都度、追い焚き循環路内の管路洗浄が行われるので、次に浴槽1への自動湯張りを行うときに、追い焚き循環路内の汚れた湯水が浴槽1側に入り込んで折角張った湯が汚れてしまうということがなく、常にきれいな湯を浴槽1に張ることができる。
【0032】
また、自動運転がオン指令されたときには、管路洗浄がそのオン指令の前の段階で行われていたか否かが判断され、管路洗浄が行われていないとき、つまり、浴槽湯水が排水されないで、浴槽1内の残水を利用して追い焚きが行われる場合には、循環ポンプ18への呼び水を供給せずに循環ポンプを起動して追い焚き動作に移行するので、従来例のように自動運転がオン指令されるごとに循環ポンプ18に呼び水を供給するという水資源の無駄使いが防止でき、この水の無駄使いが防止できる分、水道料金も安くなるので、自動風呂釜のランニングコストを安くすることができる。
【0033】
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得るものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、自動風呂釜の自動運転がオン指令されたときには、その自動運転のオン指令の前の段階で追い焚き循環路の管路洗浄が行われていたか否かが判断され、管路洗浄が行われていないとき、つまり、残水を利用して追い焚きを行う場合には、循環ポンプへの呼び水を供給せずに直ちに循環ポンプを起動して追い焚き動作に移行するようにし、自動運転オン指令の前の段階で追い焚き循環路の管路洗浄が行われていたときのみ、つまり、浴槽湯水が排水されているときにのみ循環ポンプへの呼び水を供給するようにしたものであるから、循環ポンプの起動に必要なときのみに呼び水が供給され、循環ポンプが円滑に起動できるそれ以外の場合には循環ポンプへの呼び水供給が省略されることとなる。このことから、自動運転がオン指令される度に循環ポンプへの呼び水を供給していた従来に比べ、呼び水供給の無駄をなくすことで水資源の無駄使いを防止できる上に、水道料金が安くなり、自動風呂釜のランニングコストを安くすることができる。
【0035】
また、呼び水供給後には浴槽水位が循環金具以上であるか下回っているかの判断が行われ、その判断に応じて動作判別指令部により自動運転の動作を途中の追い焚き動作から行うか、あるいは最初の注湯の動作から行うかの動作判別指令が出され、その指令に従った動作が行われるので、無駄な動作がなく、効率よく、情況に則した円滑な自動運転が可能となる。
【0036】
さらに、浴槽湯水が排水されるときには、浴槽水位が追い焚き循環路の循環口よりも降下したことを検出して追い焚き循環路の管路洗浄を行うようにしているので、次の自動湯張り時に、追い焚き循環路に溜まっている汚れた湯水が浴槽1内に入り込むということがなくなり、汚れのないきれいな湯を張って、気持ちよく入浴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動風呂釜の自動運転制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】自動風呂釜の一般的なシステム構成図である。
【図4】自動湯張りの注湯制御グラフである。
【図5】従来の自動風呂釜の自動運転動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 浴槽
2 循環金具
14 追い焚き循環路
18 循環ポンプ
24 注湯弁
26 圧力センサ
27 排水降下判断部
28 管路洗浄駆動部
29 動作判別指令部
34 制御装置

Claims (1)

  1. 循環ポンプと追い焚き熱交換器が組み込まれている追い焚き循環路が浴槽の循環金具に接続され、給湯熱交換器の給湯流路と前記追い焚き循環路とが注湯弁を介して連通接続されており、浴槽の水位情報が水位センサにより取り込まれ、自動運転のオン指令によって浴槽への湯張りから追い焚きにかけての一連の動作を行う自動風呂釜の自動運転制御装置において、水位センサの信号により浴槽水位が循環金具よりも降下したことを検出して排水降下検知信号を出力する水位の排水降下判断部と、前記排水降下検知信号を受けて前記注湯弁を開き給湯熱交換器側から湯又は水を追い焚き循環路を通して浴槽に流す管路洗浄駆動部と、自動風呂釜の自動運転のオン信号を受けたときに、このオン信号を受ける前の段階で前記管路洗浄駆動部の管路洗浄動作が行われていたか否かを判断し、管路洗浄動作が行われていたときには注湯弁を開けて追い焚き循環路に循環ポンプ起動の呼び水を供給する呼び水供給動作の指令を行い、呼び水供給後の水位確認により浴槽水位が循環金具を下回るときには湯張りから追い焚きにかけての一連の動作を指令し、呼び水供給後の浴槽水位が循環金具以上のときには追い焚き以降の動作を指令し、自動運転のオン指令前に管路洗浄動作が行われていないときには呼び水の供給を行わずに循環ポンプを起動して追い焚き動作への移行指令を行う動作判別指令部とを有する自動風呂釜の自動運転制御装置。
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