JP3684665B2 - 自動給湯風呂装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動給湯風呂装置に係り、特には、追い焚きモードの設定に伴う追い焚きシーケンスを利用して追焚回路内の残水を水抜きする場合の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の自動給湯風呂装置として、たとえば、図4に示すような構成の石油給湯器付風呂釜が提供されている。
【0003】
この石油給湯器付風呂釜は、装置本体Aと、この装置本体Aを制御するコントローラB'とからなる。
【0004】
装置本体Aは、冷水を加熱して出湯する給湯回路1、浴槽C中の湯水を追い焚きする追焚回路2、給湯回路1からの湯水を分岐して浴槽Cに落とし込むための落込回路3を備えている。
【0005】
給湯回路1は、石油加熱式の熱交換器4の缶体6に入水路8と出湯路10とを接続して構成されており、出湯路10の途中には落込回路3の一端側が接続されている。
【0006】
追焚回路2は、その両端が浴槽Cに接続され、また、その途中は一部が熱交換器4の缶体6内に配管され、さらに、熱交換器2よりも上流側の往路12と下流側の復路14との間が熱交換器4に並列接続されたバイパス回路16によって短絡されている。そして、このバイパス回路16に落込回路3の他端側が接続され、さらに、バイパス回路16と追焚回路2の往路12との接続部分に三方弁18が設けられている。
【0007】
また、追焚回路2の往路12の途中には、上流側から順に浴槽Cの水位検出用の水位センサ20、主として往路12内の水抜き用の水抜栓22、循環ポンプ24、追焚回路2の湯水の循環の有無を検出する水流検出手段としての水流スイッチ26、および浴槽Cの湯水の温度を検出するための温度センサ28が配置され、また、復路14の途中には、熱交換器4で加熱された湯温を検出するための温度センサ30と、主として復路14内の水抜き用の水抜栓31,32とが設けられている。
【0008】
なお、34はカラン、36は電磁弁、38はオイル噴出用のノズル、40,42は点火用のイグナイタとトランス、44はファン、46は燃焼検知用のフォトトランジスタ、48はストレーナ、50は電磁ポンプ、52は缶体圧力スイッチ、54は空焚安全装置、56は缶体サーミスタ、58は浴槽Cの水抜栓である。
【0009】
このような構成を有する石油給湯器付風呂釜において、浴槽Cに湯張りする場合には、リモコン装置Dによって湯張りモードに設定する。すると、コントローラB'は、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18を切り替えた後、落込回路3の電磁弁36を開く。これにより、給湯回路1の出湯路10からの湯水が落込回路3、バイパス回路16、追焚回路2の往路12および復路14の一部を経由して浴槽Cに落とし込まれる。
【0010】
また、浴槽Cの湯水を追い焚きする場合には、リモコン装置Dによって追焚モードに設定する。すると、コントローラB'は、循環ポンプ24を起動した後、水流スイッチ26のオン・オフを調べて、水流スイッチ26がオンしておれば、浴槽Cの湯水が正常に循環される状態にあると判断して、三方弁18を切り替えてバイパス回路16側との連通を遮断して追焚回路2の往路12が連通した状態にする。
【0011】
これにより、浴槽Cの湯水が循環ポンプ24によって往路12側から吸い込まれて熱交換器4内を通りここで加熱された後、復路14を経由して浴槽Cに吐き出されるようになる。
【0012】
そして、温度センサ28で検出される浴槽Cの湯温Thが所定の追焚温度Td以上になった時点で、コントローラB'は、循環ポンプ24を停止して、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18を切り替えることで追焚モードを終了する。
【0013】
なお、追い焚き開始以前の状態では、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18が切り替えられている。その理由は、三方弁18がバイパス回路16との連通を遮断して追焚回路2の往路12のみ開いた状態になっていると、追焚回路2が熱交換器4の缶体6内に配管されている関係上、その缶体6内で浴槽Cの湯水が加熱されて自然対流が生じ、その結果、追焚モードを設定していないのにもかかわらず、時間経過とともに浴槽Cの湯温が次第に上昇するといった不都合を生じるので、これを防ぐためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4に示す従来装置において、使用後に追焚回路2内に湯水が残ったままでこれを放置すると、特に、冬季などのように外気温が零度以下になる状態では、その残水が凍結して同回路2が破損するなどの不都合を生じる。したがって、これを防ぐためには、装置使用後に落込回路2内に湯水が残らないように水抜きをする必要が生じる。
【0015】
水抜きに際しては、まず、浴槽Cの排水栓58を開いて浴槽C中の湯水を排水する。これに伴い、追焚回路2の往路12および復路14に溜まっていた水もある程度は浴槽C内に流出して排水されるものの、追焚回路2の配管の引き回し状態によっては高低差が存在するため、追焚回路2の途中の配管内に残水していることがある。
【0016】
追焚回路2内の残水を十分に排水するためには、たとえば、リモコン装置Dからの指令で追焚モードを設定するなどして、循環ポンプ24を起動することで配管内の残水を強制的に押し出すことが考えられる。
【0017】
しかし、循環ポンプ24の近傍の往路12内の水は、浴槽C中の湯水を排水する際に流出しているため、循環ポンプ24を起動したところで水流スイッチ26はオンせず、したがって、従来のシーケンスでは、三方弁18は往路12側に切り替わらないため、追焚回路2内の残水を強制的に排水することができない。
【0018】
そこで、従来は、追焚回路2の往路12と復路14の各々の途中に設けた水抜栓22,31,32を開いて十分に水抜きができるようにしている。
【0019】
しかし、このように、追焚回路2の水抜きのために、別途水抜栓22,31,32を多数設けるのは、コストダウンを図る上で得策でない上、水抜き作業を行うために、そのたびに屋外にわざわざ出向いて各々の多数の水抜栓22,31,32を操作するのは面倒である。
【0020】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、従来のように追焚回路の途中の水抜栓を低減、あるいは水抜栓を設けなくても同回路内の残水を十分排水できるようにして、水抜き作業の手間を省くとともに、コストダウンを図れるようにすることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、冷水を加熱して出湯する給湯回路、浴槽の湯水を追い焚きする追焚回路、および前記給湯回路からの湯水を浴槽に落とし込むための落込回路を備え、前記追焚回路の途中には、循環ポンプ、循環ポンプによる浴槽の湯水の循環の有無を検出する水流検出手段、および追焚回路を開閉する弁が設けられている自動給湯風呂装置において、次の構成を採用した。
【0022】
すなわち、請求項1記載に係る発明では、前記追焚回路は、その一部が熱交換器の缶体内に配管されるとともに、この熱交換器に並列接続されたバイパス回路で短絡され、このバイパス回路に前記落込回路の一端が接続される一方、前記追焚回路を開閉する弁として三方弁を有し、この三方弁がバイパス回路と追焚回路との一方の接続部分に設けられており、前記追焚回路による追い焚きを実行する追焚モードの設定が、浴槽の排水栓を開いて排水した後に水抜きのためになされるのに応じて、前記三方弁により追焚回路を連通させた後に、循環ポンプを起動し、この状態で水流検出手段による湯水の循環の有無を検出し、循環ポンプを起動して第1の所定時間が経過後に湯水の循環が検出されない場合には、三方弁を追焚回路側からバイパス回路側に切り替え、その間、循環ポンプは、湯水の循環が検出されない場合においても、起動後に前記第1の所定時間が経過し、かつ三方弁がバイパス回路側に切り替えられた後は第2の所定時間が経過するまで、連続してその動作を継続して追焚回路およびバイパス回路の残水を排水する、シーケンスを実行するシーケンス制御手段を備えるようにしている。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の自動給湯風呂装置の実施形態として、ここでは石油給湯器付風呂釜に適用した場合について説明する。
【0025】
図1はこの実施形態に係る石油給湯器付風呂釜の全体を示す構成図である。
【0026】
この石油給湯器付風呂釜は、装置本体Aと、この装置本体Aを制御するコントローラBとからなる。
【0027】
そして、装置本体Aについては、その追焚回路2の往路12および復路14の各途中にいずれも水抜栓が設けられておらず、この点を除く他の構成は、図4に示した従来例と基本的に同じであるから詳しい説明は省略する。
【0028】
また、コントローラBについては、その制御シーケンスが従来例の場合と相違している。したがって、特許請求の範囲におけるシーケンス制御手段は、コントローラBとその制御プログラムによって構成される。
【0029】
次に、図1に示す構成において、浴槽Cの湯水を追い焚きする場合の追焚シーケンス、およびこの追焚シーケンスを利用した水抜き動作について説明する。
【0030】
追焚シーケンス1
この追焚シーケンス1について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0031】
追い焚き開始以前の状態では、浴槽Cの湯水が熱交換器4で加熱されて自然対流が生じるのを防ぐために、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18が切り替えられている点は従来と同様である。
【0032】
この状態で、リモコン装置Dに設けられた図示しない追焚スイッチがオンされて追焚モードが設定されると(ステップ1)、これに応じてコントローラBは、三方弁18を切り替えてバイパス回路16側との連通を遮断して、追焚回路2の往路12が連通した状態にする(ステップ2)。
【0033】
続いて、コントローラBは、循環ポンプ24を起動し(ステップ3)、さらに、水流スイッチ26のオン・オフを調べる(ステップ4)。
【0034】
ここで、水流スイッチ26がオンしていれば、循環ポンプ24によって浴槽Cの湯水が追焚回路2を経由して正常に循環されている状態にあると判断できるので、コントローラBは、水流スイッチ26がオンした後、所定時間t1(たとえば25秒)経過するのを待つ(ステップ5)。これは、所定時間t1が経過すれば、追焚回路2内の往路12内の湯温が循環されて浴槽Cの湯温と略同じになったと見なし得る状態になるとみなし得るからである。
【0035】
そして、所定時間t1の経過後に追焚温度Tdを決定する(ステップ6)。この追焚温度Tdは、往路12側の温度センサ28の検出出力に基づく浴槽Cの湯温Thと、リコモン装置DからコントローラBに対して予め設定される所望の目標温度Taとに基づいて、たとえば、次のようにして決定される。
【0036】
Ta−1≦Th<Ta+1のとき:Td=Ta+1
Th<Ta−1またはTa+1<Thのとき:Td=Ta
そして、オイル燃焼により缶体6内の湯水を加熱して追焚回路2の湯水を間接加熱により追焚し、温度センサ28で検出される浴槽Cの湯温Thが追焚温度Tdを越えたならば(ステップ7)、循環ポンプ24を停止するとともに、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18を切り替えて追焚モードを終了する(ステップ8)。
【0037】
また、ステップ4において、循環ポンプ24を起動したにもかかわらず、水流スイッチ26がオンしない場合には、所定時間t2(たとえば25秒)が経過するまで待つ(ステップ9)。そして、所定時間t3が経過するまでに水流スイッチ26がオンしたならば、浴槽Cの湯水が正常に循環できる状態になったもとの判断してステップ5に移行する。これに対して、所定時間t2の経過後も水流スイッチ26がオンしないならば、浴槽Cの湯水の循環不良と判断して、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18を切り替える(ステップ10)。
【0038】
これにより、循環ポンプ24で往路12内に吸い込まれた浴槽Cの湯水は、バイパス回路16を経て復路14に至り浴槽C内に吐出されるようになるので、浴槽Cの湯水が熱交換器4で余分に加熱されて湯温が上昇する事態を回避できるとともに、浴槽Cの湯水は、追焚回路2の全路を経由して循環されるよりも短距離で循環されるようになるので、循環される湯水の流速が早くなり、水流スイッチ26に詰まっていたゴミが流出される可能性が高くなる。
【0039】
そこで、次に、コントローラBは、再び水流スイッチ26のオン・オフを調べる(ステップ11)。
【0040】
このとき、水流スイッチ26がオンしておれば、浴槽Cの湯水が正常に循環できる状態になったもとの判断してステップ2に戻る。一方、未だ水流スイッチ26がオフのままであると、所定時間t3(たとえば15分)が経過するまで待つ(ステップ12)。これは、所定時間t3が経過するまでには、水流スイッチ26に当初詰まっていたゴミなどが次第に流出して正常動作に復帰する場合があるからである。
【0041】
そして、所定時間t3が経過するまでに水流スイッチ26がオンしたならば、浴槽Cの湯水が正常に循環できる状態になったもとの判断してステップ2に戻る。一方、所定時間t3の経過後も水流スイッチ26がオンしないならば、浴槽Cの湯水の循環不良と判断して、循環ポンプ24を停止するとともに、エラーを報知する(ステップ13)。
【0042】
この追焚シーケンス1を利用した水抜き動作について、次に説明する。
【0043】
水抜きに際しては、まず、浴槽Cの排水栓58を開いて浴槽C中の湯水を排水する。これに伴い、追焚回路2の往路12および復路14に溜まっていた水もある程度は浴槽C内に流出して排水されるものの、追焚回路2の配管の引き回し状態によっては高低差が存在するため、追焚回路2の途中の配管内に残水していることがある。
【0044】
そこで、次に、リモコン装置Dからの指令で追焚モードを設定する。すると、これに応じてコントローラBは、三方弁18を切り替えてバイパス回路16側との連通を遮断して、追焚回路2の往路12が連通した状態にする(ステップ2)。
【0045】
続いて、コントローラBは、循環ポンプ24を起動し(ステップ3)、さらに、水流スイッチ26のオン・オフを調べる(ステップ4)。
【0046】
ここで、循環ポンプ24の近傍の往路12内の水は、浴槽C中の湯水を排水する際に流出しているため、循環ポンプ24を起動したところで水流スイッチ26はオンしないので、ステップ9に移行する。
【0047】
ステップ9では、追焚回路2の往路12が連通した状態で循環ポンプ24が所定時間t2(たとえば25秒)連続して動作されるので、その間に、追焚回路2内に残っている湯水が強制的に浴槽C内に押し出されて排水される。以降は、水流スイッチ26はオフのままであるから、ステップ10からステップ13まで順次進んで、循環ポンプ24が停止される。このとき、ステップ10からステップ12の動作により、バイパス回路16内も強制的に排水される。
【0048】
追焚シーケンス2
この追焚シーケンス2について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0049】
この追焚シーケンス2において、ステップ1〜ステップ8、およびステップ9〜ステップ13の内容は、図2に示した追焚シーケンス1の場合と同じであり、よって、ここでは詳しい説明は省略する。
【0050】
この追焚シーケンス2では、ステップ7において温度センサ28で検出される浴槽Cの湯温Thが追焚温度Td以上になるか否かが判断されるが、このとき、湯温Thが追焚温度Td未満であるときには、水流スイッチ26のオン・オフを判断する(ステップ15)。水流スイッチ26がオンならば、浴槽Cの湯水が正常に循環されつつ追い焚きが行われているものと判断して、ステップ7に戻る。これに対して、水流スイッチ26がオフならば、循環異常と判断してステップ10に移行する。
【0051】
このように、この追焚シーケンス2では、ステップ15を設けているので、追い焚きの途中で水流スイッチ26にゴミが詰まって不良となったり、循環ポンプ24が故障したような場合でも、対処できるので都合がよい。
【0052】
また、ステップ10において、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18が切り替えられた後において、ステップ11で水流スイッチ26がオンした場合には、浴槽Cの湯水が正常に循環できる状態になったもとの判断して、そのオン時刻から所定時間t4(たとえば25秒)が経過するのを待ち(ステップ17)、次に、既に追焚温度Tdを決定しているか否かを判断する(ステップ18)。
【0053】
未だ追焚温度Tdが決定されていないならば、ステップ6の場合と同様にして追焚温度Tdを決定した後(ステップ19)、三方弁18を切り替えて追焚回路2の往路12が連通した状態にしから(ステップ20)、ステップ7に移行する。
【0054】
これに対して、ステップ18で既に追焚温度Tdが決定されているならば、引き続いて、温度センサ28で検出される浴槽Cの湯温Thが追焚温度Td以上になっているか否かを判断する(ステップ21)。このとき、浴槽Cの湯温Thが追焚温度Td未満のときは、ステップ20に移行する一方、浴槽Cの湯温Thが追焚温度Td以上となっているときには、循環ポンプ24を停止するとともに、追焚回路2の往路12がバイパス回路16に連通した状態となるように三方弁18を切り替えて追焚モードを終了する(ステップ22)。
【0055】
この追焚シーケンス2を利用した水抜き動作も、前述の追焚シーケンス1と全く同じである。
【0056】
すなわち、水抜きに際しては、まず、浴槽Cの排水栓58を開いて浴槽C中の湯水を排水してから、リモコン装置Dからの指令で追焚モードを設定する。
【0057】
すると、これに応じてコントローラBは、三方弁18を切り替えてバイパス回路16側との連通を遮断して、追焚回路2の往路12が連通した状態にする(ステップ2)。続いて、コントローラBは、循環ポンプ24を起動し(ステップ3)、さらに、水流スイッチ26のオン・オフを調べる(ステップ4)。
【0058】
この場合、循環ポンプ24の近傍の往路12内の水は流出しているため、循環ポンプ24を起動したところで水流スイッチ26はオンせず、したがって、追焚回路2の往路12が連通した状態で循環ポンプ24が所定時間t2(たとえば25秒)連続して動作され(ステップ9)、その間に、追焚回路2内に残っている湯水が強制的に浴槽C内に押し出されて排水される。以降は、水流スイッチ26はオフのままであるから、ステップ10からステップ13まで順次進んで、循環ポンプ24が停止される。
【0059】
なお、上記の実施形態では、石油給湯器付風呂釜を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、ガス給湯器付風呂釜などの装置にも本発明を適用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、従来よりも追焚回路の水抜をし易くしたので、同回路内の残水を十分に排水することができ、このため、水抜栓の低減を可能とし、また、水抜き作業の手間を大幅に省くことが可能となる。しかも、追焚回路の途中の水抜栓を低減もしくは水抜栓を省略できるので、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る石油給湯器付風呂釜の全体を示す構成図である。
【図2】図1の石油給湯器付風呂釜の追焚シーケンスの説明に供するフローチャートである。
【図3】図1の石油給湯器付風呂釜の他の追焚シーケンスの説明に供するフローチャートである。
【図4】従来の石油給湯器付風呂釜の全体を示す構成図である。
【符号の説明】
1…給湯回路、2…追焚回路、3…落込回路、4…熱交換器、6…缶体、8…入水路、10…出湯路、12…往路、14…復路、16…バイパス回路、18…三方弁、24…循環ポンプ、26…水流スイッチ(水流検出手段)、28,30…温度センサ。

Claims (1)

  1. 冷水を加熱して出湯する給湯回路、浴槽の湯水を追い焚きする追焚回路、および前記給湯回路からの湯水を浴槽に落とし込むための落込回路を備え、前記追焚回路の途中には、循環ポンプ、循環ポンプによる浴槽の湯水の循環の有無を検出する水流検出手段、および追焚回路を開閉する弁が設けられている自動給湯風呂装置において、
    前記追焚回路は、その一部が熱交換器の缶体内に配管されるとともに、この熱交換器に並列接続されたバイパス回路で短絡され、このバイパス回路に前記落込回路の一端が接続される一方、前記追焚回路を開閉する弁として三方弁を有し、この三方弁がバイパス回路と追焚回路との一方の接続部分に設けられており、
    前記追焚回路による追い焚きを実行する追焚モードの設定が、浴槽の排水栓を開いて排水した後に水抜きのためになされるのに応じて、前記三方弁により追焚回路を連通させた後に、循環ポンプを起動し、この状態で水流検出手段による湯水の循環の有無を検出し、循環ポンプを起動して第1の所定時間が経過後に湯水の循環が検出されない場合には、三方弁を追焚回路側からバイパス回路側に切り替え、その間、循環ポンプは、湯水の循環が検出されない場合においても、起動後に前記第1の所定時間が経過し、かつ三方弁がバイパス回路側に切り替えられた後は第2の所定時間が経過するまで、連続してその動作を継続して追焚回路およびバイパス回路の残水を排水する、シーケンスを実行するシーケンス制御手段を備えることを特徴とする自動給湯風呂装置。
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