JP2522166B2 - 風呂自動落とし込み給湯装置 - Google Patents

風呂自動落とし込み給湯装置

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JP2522166B2 JP5166085A JP16608593A JP2522166B2 JP 2522166 B2 JP2522166 B2 JP 2522166B2 JP 5166085 A JP5166085 A JP 5166085A JP 16608593 A JP16608593 A JP 16608593A JP 2522166 B2 JP2522166 B2 JP 2522166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽へ自動的に温水を落
とし込み、浴槽への自動湯張りを行う風呂自動落とし込
み給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽への落とし込み給湯量を検出しなが
ら、所定の水量を浴槽へ落とし込み給湯する風呂自動落
とし込み給湯装置が従来より提供されている。また一
方、このような風呂自動落とし込み給湯装置等において
は、自動制御のためのコントローラと該コントローラに
対して遠隔操作を行うリモコンが設けられたものがあ
る。そしてコントローラとリモコンが設けられたものに
おいては、瞬時停電(以下瞬停とする)の際に、リセッ
トまでの時間が必要電力等の点からコントローラの方が
短時間である場合が多い。例えば、3秒以内の瞬停の場
合においてはコントローラはリセット状態となるが、リ
モコンはリセットしないといった状況が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なコントローラとリモコンを備えた風呂自動落とし込み
給湯装置においては、瞬停が生じた場合にコントローラ
だけがリセットし、リモコンがリセットしない場合に
は、、瞬停の終了と共にコントローラが給湯運転を最初
から再スタートするため、瞬停前の中途状態の落とし込
み給湯状態に新たな落とし込み給湯が加わることになっ
たりして、浴槽から湯が溢れる等、浴槽への落とし込み
給湯がうまくできなくなるといった問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記従来方法の欠点を解
消し、浴槽への自動落とし込み給湯運転中に、瞬停があ
った場合においても、浴槽から湯が溢れてしまうことが
なく、浴槽への落とし込みを適当な状態に行うことがで
きる風呂自動落とし込み給湯装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の風呂自動落とし込み給湯装置は、給湯器
と、該給湯器からの温水を浴槽に落とし込むための落と
し込み給湯路と、該落とし込み給湯路を開閉する落とし
込み開閉弁と、落とし込み給湯路に設けられる落とし込
み量検出センサと、温水の落とし込みの開始、停止を制
御するコントローラと、該コントローラに対するリモコ
ンとを有し、瞬時停電発生時においてコントローラのリ
セットまでの時間がリモコンのリセットまでの時間より
も短く構成された風呂自動落とし込み給湯装置におい
て、自動落とし込み給湯運転中には、前記コントローラ
において、設定落とし込み量から現時点での落とし込み
済み量を差し引いた落とし込み残量を逐次演算させると
共にこれを前記リモコンに移送して記憶させるように構
成し、他方、コントローラがリモコンからの給湯運転指
令を新たに受けた場合には、前記リモコンの記憶してい
る落とし込み残量を読み込み、残量がある場合には、該
残量をコントローラによる設定落とし込み量とし、前記
残量がない場合にはリモコンの設定落とし込み量をコン
トローラによる設定落とし込み量とするように構成した
ことを第1の特徴としている。また本発明の浴槽への風
呂自動落とし込み給湯装置は、給湯器と、該給湯器から
の温水を浴槽に落とし込むための落とし込み給湯路と、
該落とし込み給湯路を開閉する落とし込み開閉弁と、落
とし込み給湯路に設けられる落とし込み量検出センサ
と、温水の落とし込みの開始、停止を制御するコントロ
ーラと、該コントローラに対するリモコンとを有し、瞬
時停電発生時においてコントローラのリセットまでの時
間がリモコンのリセットまでの時間よりも短く構成され
た風呂自動落とし込み給湯装置において、コントローラ
は、リモコンからの自動落とし込み運転指令により自動
落とし込み運転を開始したときには該開始した旨をリモ
コンに記憶させるようにすると共に自動落とし込み運転
を完了したときにはその完了した旨を記憶させるように
構成し、他方、コントローラは、自動落とし込み給湯の
開始時にリモコン側に前記自動落とし込み運転を開始し
た旨の記憶があるか否かを判断し、運転を開始した旨の
記憶がある場合には自動落とし込みの際における初期少
量落とし込み後の循環判定で水位が浴槽循環金具以上に
あると判断された時点で、自動落とし込み運転を完了す
るよう構成したことを第2の特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の第1の特徴によれば、自動落とし
込み給湯運転中においては、コントローラによって、落
とし込み量センサから入力される現時点での落とし込み
量と、設定落とし込み量とから落とし込み残量が逐次演
算され、この演算された落とし込み残量がリモコンに移
送されて逐次記憶される。そしてこのような運転途中に
瞬停が発生し、これによってコントローラだけがリセッ
トされた後(リモコンはリセットされることなく)、瞬
停が回復した場合には、コントローラはリモコンによる
運転指令により、落とし込み運転制御を再スタートさせ
ることになる。がこの際には、コントローラがリモコン
側に記憶されている落とし込み残量を読み込むことで、
落とし込み残量があれば、その残量が落とし込み運転再
スタート時での設定落とし込み量となり、瞬停による風
呂落とし込み給湯の混乱が防止され、浴槽から湯張り水
が溢れてしまうといったことが防止される。また上記本
発明の第2の特徴によれば、リモコンにおける自動落と
し込み給湯のためのスイッチがオンされることで、リモ
コンからの指令によりコントローラが自動落とし込み給
湯運転を開始する。そしてこの自動落とし込み給湯運転
を開始された旨はコントローラからリモコンに送られて
記憶される。同様に自動落とし込み運転が完了した場合
にもその完了した旨がリモコンに送られて記憶される。
そしてこのような条件下において、自動落とし込み給湯
運転中に瞬停が発生し、これによってコントローラだけ
がリセットされた後(リモコンはリセットされることな
く)、瞬停が回復した場合には、コントローラはリモコ
ンによる運転指令により、落とし込み運転制御を最初か
ら再スタートさせることになる。即ち、コントローラは
その初期において少量の落とし込みを行った後、水位が
浴槽循環金具以上になるか否かの循環判定を行うことに
なる。この初期の少量の落とし込み量では通常(浴槽に
残留水が無い場合)浴槽金具以上となって循環判定がO
Kとならないのであるが、循環判定がOKである場合に
は、更にコントローラにおいて前記リモコンに落とし込
み運転が開始された旨の記憶があるかが判断され、落と
し込み運転が開始された旨の記憶がある場合には(瞬停
が発生したことを意味する)、これに加えて設定落とし
込み量、或いはそれに近い量が落とし込まれると浴槽か
ら水が溢れるので、この時点(循環判定がOKとなった
時点)で自動落とし込み給湯を完了する。これにより瞬
停発生が原因となる浴槽からの湯張り水の溢れが防止さ
れる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施装置の全体構成図で、図
2はコントローラの制御機構を説明する自動落とし込み
給湯運転のフローチャートである。図3は図2のフロー
チャートの残りのフローチャートである。図4はコント
ローラの他の制御機構を説明する自動落とし込み給湯運
転のフローチャートである。図5は図4のフローチャー
トの残りのフローチャートである。
【0008】図1において、10は浴槽で、該浴槽10の循
環金具11から風呂戻り管21と風呂往き管22とからなる追
い焚き循環回路20が、追い焚き用熱交換缶体30に循環し
ている。23は追い焚き循環ポンプ、24は風呂水流スイッ
チ、25は風呂温度センサである。40は給湯器で、入水路
41を通って給湯器40に入った水がそこで加熱され、温水
となり、出湯路42に出湯される。出湯路42の温水は混水
弁43、及び流量調節器44を経て一般給湯路45と浴槽10へ
の落とし込み給湯路46に別れる。前記入水路41には入水
流量センサ51、入水温度センサ52が設けられ、前記出湯
路42には出湯温度センサ53、また前記両給湯路45、46が
分岐する手前には給湯温度センサ54が設けられている。
前記追い焚き用熱交換器30、及び給湯器40には、それぞ
れバーナ37、47が設けられ、電磁供給ポンプ38、48によ
って石油燃料がノズル39、49から噴出され、共通の送風
器60からの空気の供給を受けて、燃焼が行われる。
【0009】前記落とし込み給湯路46は途中に落とし込
み量検出センサ55を備え、温水は落とし込み開閉弁56を
介して、逆止弁57、57を経て前記追い焚き循環回路20の
風呂戻り管21に注がれ、追い焚き循環回路20を介して浴
槽10に落とし込まれる。
【0010】70はマイコンを内蔵のコントローラで、同
じくマイコンを内蔵するリモコン80からの指令を受け、
また装置各部のセンサからの情報を入力して、給湯運
転、浴槽への自動落とし込み給湯運転、追い焚き運転等
の各運転について、装置各部に所定の制御動作を指令す
る。前記コントローラ70は瞬停発生時におけるリセット
に至るまでの時間が、例えば消費電力の関係から、リモ
コン80の場合よりも短時間とされている。今、風呂追い
焚き運転が指令されると、コントローラ70を介して、循
環ポンプ23が駆動し、浴槽水が循環金具11から風呂戻り
管21に入り、追い焚き用熱交換缶体30に循環して加熱さ
れ、風呂往き管22を通って、循環金具11から浴槽10に戻
る。
【0011】次に図2、図3のフローチャートも参照し
て、自動落とし込み給湯運転におけるコントローラ70の
制御機構を説明する。先ず、コントローラ70は、自動落
とし込み給湯運転中において、設定落とし込み量と、前
記落とし込み量検出センサ55から送られてくる現時点で
の落とし込み済み量とから、前者から後者を差し引いた
値、即ち落とし込み残量を逐次演算するように構成し、
且つこの演算結果である落とし込み残量を逐次前記リモ
コン80に移送して記憶させるように構成する。他方、コ
ントローラ70は、リモコン80からの給湯運転指令を新た
に受けた場合には、前記リモコン80の記憶している落と
し込み残量を読み込み、残量がある場合には、該残量を
コントローラ70による設定落とし込み量とし、前記残量
がない場合にはリモコン80に設定された落とし込み量を
コントローラ70による設定落とし込み量とするように構
成する。前記落とし込み残量のリモコン80での記憶は、
落とし込み残量は、落とし込み残量が一定量減る毎にリ
モコン80の記憶として更新して行くようにすることがで
きる。
【0012】以上のようにコントローラ70とリモコン80
とを構成することで、今、リモコン80において、浴槽10
への落とし込み量が設定され、風呂自動落とし込み給湯
運転スイッチがオンされると、次のような図2、図3に
示すフローで落とし込み給湯運転が行われる。先ず、落
とし込み給湯運転中に瞬停等が発生しない通常の場合を
説明すると、コントローラ70はリモコン80からの自動落
とし込み給湯指令を入力すると(S1でイエス)、コン
トローラ70はリモコン80に落とし込み残量があるか否か
を判断する(S2)。そして通常(瞬停が発生していな
い場合)は落とし込み残量が無いので(S2でノー)、
コントローラ70は設定落とし込み量としてリモコン80で
設定されている設定落とし込み量を採用する(S3)。
次にコントローラ70は設定落とし込み量が前回に落とし
込み給湯を完了したときの水量、即ち前回の実際の落と
し込み量と変更があるか否かを判断する(S5)。そし
て、変更がある場合(初回運転の場合も含む)には(S
5でイエス)、更に自動落とし込み給湯運転を完了した
旨の印としてのフラグF1 がオフしているか否かを判断
し(S6)、フラグF1 がオフの場合(完了している場
合、S6でイエス)には、フラグF1 を一旦オンした
(S7)後、設定落とし込み量を落とし込む(S8)。
そして落とし込みが完了することで自動落とし込み給湯
運転が完了するので、コントローラ70はフラグF1 をキ
ャンセルして(S12)、自動落とし込み給湯運転が完了
した旨の印をコントローラ70に記憶する。自動落とし込
み給湯運転の初回にはステップS5からS6、S7、S
8を通ることになる。自動落とし込み給湯運転が完了し
た後は、本フローチャートに記載しているように、コン
トローラ70は必要に応じて、追い焚き運転を行い(S1
3)、追い焚き運転が終了すると、保温運転を行うよう
にすることができる(S14)。
【0013】前記ステップS5で、設定落とし込み量が
前回に落とし込み給湯を完了したときの水量と変更がな
い場合(S5でノー)、及びステップS6でノーの場合
(即ち、自動落とし込み給湯運転が2回目以降であって
且つ前回と設定落とし込み量が同じ場合)には、コント
ローラ70は先ず初期少量落とし込み量として、10リット
ルを落とし込む(S9)。そして一旦落とし込み開閉弁
56を閉止し、追い焚き循環ポンプ23を一定時間駆動し
て、浴槽水が追い焚き循環回路20を循環するか否かを水
流スイッチ24で検出する循環判定を行う(S10)。浴槽
10に残留水がない場合は、前記10リットルの初期少量落
とし込みでは循環判定がOKとならず(S10でノー)、
この場合にはコントローラ70は設定落とし込み量から前
記初期少量落とし込み量(10リットル)を差し引いた量
を落とし込み(S11)、自動落とし込み給湯を完了し、
フラグF1 をキャンセルする(S12)。ステップS13、
S14はリモコン80において、自動落とし込み給湯に加え
た形で追い焚き運転や保温運転が指定されている場合に
行われる。
【0014】前記ステップS10でイエスの場合、即ち、
コントローラ70による初期少量落とし込みだけで循環判
定がOKの状態になることは、その時点で浴槽10の水位
が循環金具11以上であることになり、浴槽10に残留水が
あったことになる。よってその場合には、コントローラ
70は先ず設定落とし込み量が設定できる最低量(40リッ
トル)であるか否かを判断し(S15)、最低量(40リッ
トル)の場合には、該設定量(40リットル)から前記初
期少量落とし込み量(10リットル)を差し引いた量(30
リットル)を落とし込み(S16)、自動落とし込み給湯
を完了し、フラグF1 をキャンセルする(S12)。一
方、ステップS15で設定落とし込み量が設定できる最低
量(40リットル)でない場合、即ちそれ以上、例えば60
リットル、80リットル、100 リットルと20リットル刻み
で増える水量が設定されている場合でも、浴槽10を越え
る虞れのない水量(実施例では50リットル)を選んで、
その水量(50リットル)を落とし込み(S17)、自動落
とし込み給湯を完了し、フラグF1 をキャンセルする
(S12)。
【0015】次に自動落とし込み給湯運転中に瞬停が発
生し、コントローラ70のみがリセットし、リモコン80は
瞬停の復帰までリセットされることなく瞬停前の状態を
維持した場合について説明する。今、自動落とし込み給
湯運転中に瞬停が発生し、復帰した場合、運転中にコン
トローラ70が演算したコントローラ70のリセット直前の
落とし込み残量はリモコン80に送られて、記憶された状
態である。そして停電の復帰によってコントローラ70は
再びリモコン80による自動落とし込み給湯指令を入力
(S1でイエス)することで、コントローラ70による自
動落とし込み給湯運転の再スタートがなされる。コント
ローラ70はリモコン80に落とし込み残量が記憶されてい
るかを判断することで(S2)。落とし込み残量がある
ので(S2でイエス)、その落とし込み残量をコントロ
ーラ70の設定落とし込み量として採用する(S4)。そ
してステップS5に進んで、コントローラ70は前回と設
定落とし込み量の変更があったかを判断するが、当然変
更があったので、ステップS6に進み、フラグF1 がオ
フであるか否かが判断される。この判断も勿論、前記コ
ントローラ70がリセットされたことで、フラグF1 がオ
フの状態となっており、ステップS7に進み、更にステ
ップS8に進んで設定落とし込み量を落とし込む。この
設定落とし込み量はステップS3で瞬停前の落とし込み
残量とされているので、この落とし込み残量が落とし込
まれることで、瞬停前の落とし込みと合わせて所定の落
とし込みが行われることになり、瞬停後の落とし込み給
湯によって浴槽から湯張り水が溢れてしまうといった瞬
停前後における風呂落とし込み給湯の混乱が生じること
なく、風呂落とし込み給湯を完了することができる。も
し、落とし込み給湯の残量をコントローラ70で演算し、
これをリモコン80に記憶させるようにしていない場合に
は、瞬停復帰後に再びリモコン80の設定落とし込み量が
ステップS8で落とし込まれ、浴槽10から水が溢れるこ
とになる。
【0016】次に図4、図5のフローチャートも参照し
て、自動落とし込み給湯運転におけるコントローラ70の
他の制御機構を説明する。この例においては、コントロ
ーラ70は、リモコン80からの自動落とし込み運転指令の
入力により自動落とし込み運転を開始したときには該開
始した旨の記憶として内蔵するマイコン内のフラグF2
をオンする構成とし、また落とし込み運転が完了した場
合にはその完了した旨の記憶としてフラグF2 をキャン
セルする構成とする。他方、コントローラ70は、自動落
とし込みの際における初期少量落とし込み後の循環判定
で水位が浴槽循環金具11以上にあると判断されると、そ
の状態において自動落とし込み給湯運転を完了する構成
とする。
【0017】以上のようにコントローラ70を構成するこ
とで、今、リモコン80において、浴槽10への落とし込み
量が設定され、風呂自動落とし込み給湯運転スイッチが
オンされると、次のような図4、図5に示すフローで落
とし込み給湯運転が行われる。先ず、コントローラ70は
リモコン80からの自動落とし込み給湯指令を入力すると
(S51でイエス)、コントローラ70はリモコン80にコン
トローラ70が自動落とし込み給湯の開始した旨の記憶と
してフラグF2 がオン状態にあるか否かを判断する(S
52)。そして通常(瞬停が発生していない場合)は、前
回において落とし込み給湯が完了しているので、フラグ
2 はキャセルの状態であり(S52でノー)、コントロ
ーラ70は、自動落とし込み給湯運転を開始した旨の印と
して改めてフラグF2 をオンする(S53)。一方、自動
落とし込みの途中で瞬停が発生して、コントローラ70だ
けが一旦リセットし、瞬停の復帰後、再び運転が再開さ
れた場合には、自動落とし込み給湯の開始した旨の記憶
がそのままリモコン80に記憶されているので、フラグF
2 はオン状態である(S52でイエス)ので、そのまま次
のステップに進む。
【0018】次にコントローラ70は設定落とし込み量が
前回に落とし込み給湯を完了したときの水量、即ち前回
の実際の落とし込み量と変更があるか否かを判断する
(S54)。そして、変更がある場合(初回運転の場合も
含む)には(S54でイエス)、更に自動落とし込み給湯
運転を完了した旨の印としてのフラグF1 がオフしてい
るか否かを判断し(S55)、フラグF1 がオフの場合
(S55でイエス)には、フラグF1 を一旦オンした(S
56)後、設定落とし込み量を落とし込む(S57)。そし
て落とし込みが完了することで自動落とし込み給湯運転
が完了するので、コントローラ70はフラグF1 をキャン
セルして(S61)、自動落とし込み給湯運転が完了した
旨の印をコントローラ70に記憶する。自動落とし込み給
湯の初回にはステップS54からS55、S56、S57を通る
ことになる。自動落とし込み給湯運転が完了した後は、
引き続き追い焚き運転に入るプログラムになっている場
合には、その追い焚き運転(S62)の終了後にフラグF
2 をキャンセルする(S63)。本フローチャートに記載
しているように、コントローラ70は、必要に応じて追い
焚き運転を行い(S62)、追い焚き運転が終了すると、
保温運転を行う(S64)プログラムを自動落とし込み給
湯運転に加えることができる。
【0019】前記ステップS54で、設定落とし込み量が
前回に落とし込み給湯を完了したときの水量と変更がな
い場合(S54でノー)、及びステップS55でノーの場合
(即ち、自動落とし込み給湯運転が2回目以降であって
且つ前回と設定落とし込み量が同じ場合)には、コント
ローラ70は先ず初期少量落とし込み量として、10リット
ルを落とし込む(S58)。そして一旦落とし込み開閉弁
56を閉止し、追い焚き循環ポンプ23を一定時間駆動し
て、浴槽水が追い焚き循環回路20を循環するか否かを水
流スイッチ24で検出する循環判定を行う(S59)。浴槽
10に残留水がない場合は、前記10リットルの初期少量落
とし込みでは循環判定がOKとならず(S59でノー)、
この場合にはコントローラ70は設定落とし込み量から前
記初期少量落とし込み量(10リットル)を差し引いた量
を落とし込み(S60)、自動落とし込み給湯を完了し、
フラグF1 をキャンセルする(S61)。自動落とし込み
給湯運転が完了した後は、引き続き追い焚き運転に入る
プログラムになっている場合には、その追い焚き運転
(S62)の終了後にフラグF2 をキャンセルする(S6
3)。
【0020】前記ステップS59でイエスの場合、即ち、
コントローラ70による初期少量落とし込みだけで循環判
定がOKの状態になることは、その時点で浴槽10の水位
が循環金具11以上であることになり、浴槽10に残留水が
あったことになる。よってその場合には、コントローラ
70は、先ず前記ステップS52でフラグF2 がオンであっ
たかを判断する(S65)。そしてイエスの場合、即ち自
動落とし込みの途中で瞬停が発生して、コントローラ70
だけが一旦リセットし、瞬停の復帰後、再び運転が再開
された場合には、すでにかなりの量が落とし込まれてい
ると考えられるので、これに加えてさらに設定落とし込
み量に近い量が落とし込まれると浴槽から水が溢れるの
で、この時点(循環判定がOKとなった時点)で自動落
とし込み給湯を完了する。これにより瞬停発生が原因と
なる浴槽からの湯張り水の溢れが防止される。完了後、
フラグF1 、F2 をキャンセルする(S61、63)のは既
述と同じである。
【0021】ステップS65でノーの場合、即ちコントロ
ーラ70による初期少量落とし込みだけで循環判定がOK
とならない場合(残水が無い場合)には、コントローラ
70は設定落とし込み量が、設定できる最低量(40リット
ル)であるか否かを判断し(S66)、最低量(40リット
ル)の場合には、該設定量(40リットル)から前記初期
少量落とし込み量(10リットル)を差し引いた量(30リ
ットル)を落とし込み(S67)、自動落とし込み給湯を
完了する。一方、ステップS66で設定落とし込み量が設
定できる最低量(40リットル)でない場合、即ちそれ以
上、例えば60リットル、80リットル、100 リットルと20
リットル刻みで増える水量が設定されている場合でも、
浴槽10を越える虞れのない水量(実施例では50リット
ル)を予め選んで、その水量(50リットル)を落とし込
み(S68)、自動落とし込み給湯を完了する。完了後、
フラグF1 、F2 をキャンセルする(S61、63)のは既
述と同じである。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の風呂自動落とし込み給湯装置によれば、
自動落とし込み給湯運転中には、コントローラにおい
て、設定落とし込み量から現時点での落とし込み済み量
を差し引いた落とし込み残量を逐次演算させると共にこ
れを前記リモコンに移送して記憶させるように構成し、
他方、コントローラがリモコンからの給湯運転指令を新
たに受けた場合には、前記リモコンの記憶している落と
し込み残量を読み込み、残量がある場合には、該残量を
コントローラによる設定落とし込み量とし、前記残量が
ない場合にはリモコンの設定落とし込み量をコントロー
ラによる設定落とし込み量とするように構成したので、
瞬停が自動落とし込み給湯の途中に生じた場合において
も、復帰後は残りの落とし込み給湯量を落とし込むこと
が可能となり、よって瞬停による風呂落とし込み給湯の
混乱を防止し、浴槽から湯張り水が溢れてしまうといっ
たことを防止することができる。また請求項2に記載の
風呂自動落とし込み給湯装置によれば、コントローラ
は、リモコンからの自動落とし込み運転指令により自動
落とし込み運転を開始したときには該開始した旨をリモ
コンに記憶させるようにすると共に自動落とし込み運転
を完了したときにはその完了した旨を記憶させるように
構成し、他方、コントローラは、自動落とし込み給湯の
開始時にリモコン側に前記自動落とし込み運転を開始し
た旨の記憶があるか否かを判断し、運転を開始した旨の
記憶がある場合には自動落とし込みの際における初期少
量落とし込み後の循環判定で水位が浴槽循環金具以上に
あると判断された時点で、自動落とし込み運転を完了す
るよう構成したので、瞬停が自動落とし込み給湯の途中
に生じた場合においても、復帰後の自動落とし込み給湯
において浴槽水が溢れてしまうといったことを防止する
ことができ、瞬停による風呂落とし込み給湯の混乱を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施装置の全体構成図である。
【図2】コントローラの制御機構を説明する自動落とし
込み給湯運転のフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートの残りのフローチャート
である。
【図4】コントローラの他の制御機構を説明する自動落
とし込み給湯運転のフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートの残りのフローチャート
である。
【符号の説明】
10 浴槽 40 給湯器 46 落とし込み給湯路 55 落とし込み量検出センサ 56 落とし込み開閉弁 70 コントローラ 80 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−79693(JP,A) 特開 平5−118662(JP,A) 特開 平2−238244(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器と、該給湯器からの温水を浴槽に
    落とし込むための落とし込み給湯路と、該落とし込み給
    湯路を開閉する落とし込み開閉弁と、落とし込み給湯路
    に設けられる落とし込み量検出センサと、温水の落とし
    込みの開始、停止を制御するコントローラと、該コント
    ローラに対するリモコンとを有し、瞬時停電発生時にお
    いてコントローラのリセットまでの時間がリモコンのリ
    セットまでの時間よりも短く構成された風呂自動落とし
    込み給湯装置において、自動落とし込み給湯運転中に
    は、前記コントローラにおいて、設定落とし込み量から
    現時点での落とし込み済み量を差し引いた落とし込み残
    量を逐次演算させると共にこれを前記リモコンに移送し
    て記憶させるように構成し、他方、コントローラがリモ
    コンからの給湯運転指令を新たに受けた場合には、前記
    リモコンの記憶している落とし込み残量を読み込み、残
    量がある場合には、該残量をコントローラによる設定落
    とし込み量とし、前記残量がない場合にはリモコンの設
    定落とし込み量をコントローラによる設定落とし込み量
    とするように構成したことを特徴とする風呂自動落とし
    込み給湯装置。
  2. 【請求項2】 給湯器と、該給湯器からの温水を浴槽に
    落とし込むための落とし込み給湯路と、該落とし込み給
    湯路を開閉する落とし込み開閉弁と、落とし込み給湯路
    に設けられる落とし込み量検出センサと、温水の落とし
    込みの開始、停止を制御するコントローラと、該コント
    ローラに対するリモコンとを有し、瞬時停電発生時にお
    いてコントローラのリセットまでの時間がリモコンのリ
    セットまでの時間よりも短く構成された風呂自動落とし
    込み給湯装置において、コントローラは、リモコンから
    の自動落とし込み運転指令により自動落とし込み運転を
    開始したときには該開始した旨をリモコンに記憶させる
    ようにすると共に自動落とし込み運転を完了したときに
    はその完了した旨を記憶させるように構成し、他方、コ
    ントローラは、自動落とし込み給湯の開始時にリモコン
    側に前記自動落とし込み運転を開始した旨の記憶がある
    か否かを判断し、運転を開始した旨の記憶がある場合に
    は自動落とし込みの際における初期少量落とし込み後の
    循環判定で水位が浴槽循環金具以上にあると判断された
    時点で、自動落とし込み運転を完了するよう構成したこ
    とを特徴とする風呂自動落とし込み給湯装置。
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