JPH10332199A - ソーラー給湯機能付き給湯器 - Google Patents

ソーラー給湯機能付き給湯器

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JPH10332199A
JPH10332199A JP15575597A JP15575597A JPH10332199A JP H10332199 A JPH10332199 A JP H10332199A JP 15575597 A JP15575597 A JP 15575597A JP 15575597 A JP15575597 A JP 15575597A JP H10332199 A JPH10332199 A JP H10332199A
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良彦 田中
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公明 朝野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソーラー給湯器による温水を利用した給湯運
転において、主給湯路をの流量が最低作動水量となった
場合であっても、引き続き少流量の給湯が続けられる場
合には、給湯される温水が急に水状態に温度低下せられ
るのを防止し、当分の間は引き続いて温水を供給できる
ソーラー給湯機能付き給湯器の提供を課題とする。 【解決手段】 主給湯器Aの水量センサ21a が最低作動
水量未満を検出すると、ソーラー給湯路70の開閉弁62を
閉止し、ソーラー混水器61の混水位置を多混水量である
本停止ポジションにして制御給湯を終了するようにした
ソーラー給湯機能付き給湯器であって、前記水量センサ
21a が最低作動水量未満を検出した場合でも、基準時間
が経過するまではソーラー給湯路70の開閉弁62を開状態
に保持させ、且つソーラー混水器61の混水位置を少混水
量である一定の仮停止ポジションに保持させるコントロ
ーラ30、60を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風呂追い焚き循環
路と主給湯器の管路を1つの熱交換缶体で熱交換させる
ようにした1缶2回路の給湯器であって、しかもソーラ
ー給湯器からの温水を主給湯器に接続して利用すること
ができるようにしたソーラー給湯機能付き給湯器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】主給湯器にソーラー給湯器を接続して、
ソーラー給湯器からの温水を必要に応じて利用すること
ができるようにしたソーラー給湯機能付き給湯器が、従
来より提供されている。主給湯器の末端の給湯カランが
開放されることで、主給湯器を流れる水流が最低作動水
量(MOQ)以上になると、ソーラー給湯器側の開閉弁
が開放され、ソーラー給湯器からの温水供給が開始され
ると共に途中でソーラー混水器により混水調節されて主
給湯器側へ送られ、必要に応じて加熱調節されて設定給
湯温度の温水とされて前記給湯カランから給湯される。
また給湯カランが閉められること等により、主給湯器の
熱交換缶体に流れる温水が最低作動水量(MOQ)未満
になると、主給湯器のバーナ等の燃焼が停止され、また
ソーラー給湯側の開閉弁が閉止されて、ソーラー給湯器
からの給湯が停止されると共に前記ソーラー混水器の混
水位置が水側全開のポジションにされて停止せられる。
ソーラー混水器の待機中(停止中)における混水位置を
水側全開のポジションにおくのは、混水位置を中間的な
ポジションにして停止した場合には、次回の運転の際に
給湯カランを開放した場合に、水側の流れが悪く、その
初期において主給湯器を流れる水流が最低作動水量(M
OQ)以上になりにくいという事情があることによる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
のソーラー給湯機能付き給湯器においては、例えば通常
の給湯に引き続いて、必要に応じて少量の給湯が行われ
るような場合には、主給湯器の熱交換缶体に流れる流量
が最低作動水量(MOQ)未満になると、勿論、バーナ
の燃焼は停止されるが、ソーラー混水器も水側全開のポ
ジションになるため、結局、ソーラー混水器を経て供給
される水がそのままバーナによって加熱されることな
く、給湯カランから給湯されることとなり、給湯される
温水が急激に温度低下して水になってしまうという問題
があった。例えば、シャワーと台所での給湯使用がなさ
れている場合に、シャワーが停止されることで主給湯器
を流れる流量が急に減って、熱交換缶体に流れる流量が
最低作動水量未満となる場合があり、この場合には、バ
ーナの燃焼が停止せられ、且つソーラー混水器から水が
供給されることになって、台所では今まで湯が給湯され
ていたものが急に水となってしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、上記従来のソーラー給湯
機能付き給湯器における問題を解消し、ソーラー給湯器
による温水を利用した給湯運転において、主給湯路を流
れる流量が最低作動水量となった場合であっても、引き
続き少流量の給湯が続けられる様な場合には、給湯され
る温水が急に水状態に温度低下せられてしまうのを防止
し、当分の間は引き続いて温水を供給することができる
ソーラー給湯機能付き給湯器の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明のソーラー給湯機能付き給湯器は、少なくと
もバーナを備えた熱交換缶体と該熱交換缶体に接続され
る入水路と出湯路とを有する主給湯器と、太陽熱を利用
したソーラー給湯器と、該ソーラー給湯器からのソーラ
ー給湯路を開閉弁及びソーラー混水器を介して前記主給
湯器側の入水路へ接続するソーラー給湯接続部とを有
し、前記主給湯器の入水路に設けられた水量センサが最
低作動水量以上を検出すると前記ソーラー給湯路の開閉
弁を開くと共に前記ソーラー混水器による温水温度制御
を行い且つ必要に応じて前記バーナを燃焼して設定給湯
温度の温水を制御給湯し、前記水量センサの検出する水
量が最低作動水量以上から最低作動水量未満となった場
合には、前記ソーラー給湯路の開閉弁を閉止すると共に
前記ソーラー混水器の混水位置を多混水量である一定の
本停止ポジションにして制御給湯を終了するようにした
ソーラー給湯機能付き給湯器であって、前記水量センサ
の検出する水量が最低作動水量以上から最低作動水量未
満となった場合でも、その後一定の基準時間が経過する
までは前記ソーラー給湯路の開閉弁を開状態に保持させ
る共に前記ソーラー混水器の混水位置を少混水量である
一定の仮停止ポジションに保持させるコントローラを設
けたことを第1の特徴としている。
【0006】また本発明のソーラー給湯機能付き給湯器
は、上記第1の特徴に加えて、水量センサの検出する水
量が最低作動水量以上から最低作動水量未満となった場
合に、ソーラー混水器を通って主給湯器側に送られる温
水の検出温度が基準温度以上を一定の継続時間以上続い
た場合を除き、基準時間が経過するまでは前記ソーラー
給湯路の開閉弁を開状態に保持させる共に前記ソーラー
混水器の混水位置を少混水量である一定の仮停止ポジシ
ョンに保持させるコントローラを設けたことを第2の特
徴としている。
【0007】上記本発明の第1の特徴によれば、ソーラ
ー給湯器からの温水を利用した給湯が行われている場合
に、主給湯器の水量センサが最低作動水量未満を検出し
た場合には、コントローラはソーラー給湯路の開閉弁は
直ぐには閉止することなく、開放状態を継続させる。ま
たコントローラはソーラー混水器の混水位置を混水比が
小さい少混水量となる仮停止ポジションに保持させる。
これによって、勿論、給湯カランが完全に閉止されてい
る場合には給湯が行われることはなく、一方、給湯カラ
ンが少し開いた状態で、最低作動水量未満の流量が引き
続き流れる場合には、前記仮停止ポジションを通って引
き続き温水を少量給湯することができ、少量給湯を行う
使用者に便利である。上記において、仮停止ポジション
は、ソーラー給湯器からの温水を適当な温度に保持した
まま給湯できるような混水のポジションとして、予め実
験によって一定の混水比となるポジションが選ばれる。
この仮停止ポジションは湯側が全開・水側が全閉の場合
を含めて、水側が50パーセント以下となるような少混水
ポジションとするが、湯側が全開・水側が全閉とする場
合には、ソーラー給湯器からの高温の温水がそのまま給
湯されることもあるので、少なくとも多少の混水がある
状態のポジションが好ましい。また上記において本停止
ポジションは、水側が全開・湯側が全閉の場合を含め
て、水側が多くなるようなポジションを予め実験によっ
て決定しておく。該本停止ポジションの決定は、給湯カ
ランを使用者がごく普通的に開放して給湯を行わんとし
た際に、最低作動水量以上の水量が容易にソーラー混水
器を通って主給湯器に流れ、本来の給湯運転ができるよ
うに、そのポジションを選ぶことになる。また上記にお
いて、基準時間とは、例えば3分とするなど、1〜5分
程度とすることができる。勿論、それ以上の、例えば10
分程度の時間とすることもできるが、あまり長い時間を
仮の状態とする場合には、元栓が閉まっていない様な状
態が長く続くことになるので、好ましくない。基準時間
は予め実験によって、適当な時間を決めておくことにな
る。
【0008】上記本発明の第2の特徴によれば、第1の
特徴に加えて、ソーラー給湯器からの温水を利用した給
湯が行われている場合に、主給湯器の水量センサが最低
作動水量未満を検出した場合には、コントローラは、原
則的には基準時間が経過するまでは、ソーラー給湯路の
開閉弁を開放状態にしたままにし且つソーラー混水器の
混水位置を仮停止ポジションに保持させる。しかしなが
ら水量センサが最低作動水量未満を検出した場合に、ソ
ーラー混水器を通って主給湯器に送られる温水温度が基
準温度以上である場合には、そのような温水が給湯カラ
ンから給湯されることによって元の温水に対して急に高
温の温水が出ることとなり、使用者等に好ましくない。
よって、例外として、主給湯器の水量センサが最低作動
水量未満を検出した場合に、基準温度以上の温水が一定
の継続時間以上続いて流れてくる場合には、開閉弁を閉
止し、またソーラー混水器の混水位置を本来の本停止ポ
ジションに保持させる。これによって、基準時間が経過
した後の本来の状態と同じとなり、予想外の高温の温水
が給湯されるのが防止される。ここで基準温度とは、設
定給湯温度以上の一定の温度として、例えば設定給湯温
度+7℃と決めることができるが、この基準温度は設定
給湯温度以上の一定の温度を予め実験によって定めてお
くことになる。前記基準温度は、設定給湯温度に対して
基準温度以上の温水が流れてきた場合に、それ以上の温
度では使用者が予想外に熱いと感じるような温度とし
て、実験的に予め決定されることになる。また一定の継
続時間とは、例えば5秒とすることができるが、数秒〜
十秒程度の時間として予め実験によって決定しておく。
前記継続時間としては、それ以上の時間、基準温度以上
の温水が給湯されると、使用者等に対する安全上、或い
は使用上等においても好ましくないとされる時間を考慮
して決定されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
ソーラー給湯機能付き給湯器の全体構成図である。図2
はコントローラによる制御の第1の実施の形態を示すフ
ローチャートである。図3はコントローラによる制御の
第2の実施の形態を示すフローチャートである。
【0010】主給湯器Aと、ソーラー給湯器Bと、ソー
ラー給湯接続部Cとを有する。主給湯器Aは、熱交換缶
体10に接続される入水路21と出湯路22とを有し、また主
給湯器Aを制御する主コントローラ30を有する。前記主
給湯器Aの熱交換缶体10は瞬間式熱交換缶体とされてお
り、熱交換缶体10内に前記入水路21と出湯路22が接続す
るフィン付きの熱交換コイル23が設けられる。入水路21
と出湯路22と熱交換コイル23は給湯回路20を構成する。
前記熱交換缶体10にはバーナ11が設けられている。前記
入水路21から出湯路22へは、調節弁24a 付きのバイパス
路24が設けられている。前記給湯回路20の入水路21に
は、バイパス路24が分岐する地点よりも下流位置に水量
センサ21a 、入水温度センサ21b が設けられている。ま
た前記給湯回路20の出湯路22には、出湯温度センサ22a
が設けられ、末端には給湯カラン22b が設けられてい
る。前記バイパス路24の下流の出湯路22には給湯温度セ
ンサ22c が設けられている。また前記出湯路22からは、
風呂落とし込み路25が分岐して設けられており、該風呂
落とし込み路25には落とし込み開閉弁25a が設けられて
いる。前記給湯カラン22b が開放されることで、水流が
生じ、水量センサ21a が最低作動水量(MOQ)以上を
検出すると、バーナ11の燃焼が可能となり、必要に応じ
てバーナ11の燃焼が開始され、設定給湯温度の温水に調
節されて、温水が給湯カラン22b から給湯されることに
なる。
【0011】前記熱交換缶体10には、風呂追い焚き循環
路40が接続されている。風呂追い焚き循環路40は、熱交
換缶体10から加熱された浴槽水を浴槽44に搬送する往路
41と、浴槽44から浴槽水を熱交換缶体10に戻す復路42
と、前記熱交換缶体10内で浴槽水の熱交換加熱を行う熱
交換コイル43とからなる。前記復路42には、循環ポンプ
42a と風呂温度センサ42b と水流スイッチ42c が設けら
れている。リモコン50によって風呂追い焚き運転が指令
されると、循環ポンプ42a が駆動され、これによって風
呂追い焚き循環路40に流れる水量が最低作動水量(MO
Q)以上となると、水流スイッチ42c がオンする。これ
によって必要に応じてバーナ11が燃焼を行い、浴槽44か
らの浴槽水が風呂追い焚き循環路40を循環しながら熱交
換加熱される。風呂温度センサ42b が設定浴槽温度を検
出すると、風呂追い焚き運転が終了せられる。
【0012】前記主コントローラ30は主給湯器Aの各セ
ンサ類からの情報を入力し、またリモコン50からの指令
を入力し、主給湯器Aの運転の制御を行う。またリモコ
ン50との間及び後述するソーラー給湯接続部Cのソーラ
ー給湯接続コントローラ60との間で通信し、情報のやり
とりを行う。ソーラー給湯接続部Cは、前記ソーラー給
湯接続コントローラ60の他に、ソーラー混水器61を有す
る。該ソーラー混水器61へはソーラー給湯器Bからのソ
ーラー給湯路70と上水道等の水源からの給水路80が接続
され、ソーラー混水器61からは前記入水路21が出てい
る。ソーラー給湯接続部Cのソーラー給湯路70には電磁
開閉弁等の開閉弁62、ソーラー温水温度センサ63が設け
られ、ソーラー給湯接続部Cの給水路80には給水温度セ
ンサ64が設けられ、ソーラー給湯接続部Cの入水路21に
はソーラー混水温度センサ65が設けられている。各温度
センサ63、64、65による検出温度情報はソーラー給湯接
続コントローラ60に入力され、ソーラー給湯接続コント
ローラ60は、前記検出温度情報や主コントローラ30から
受けた制御情報等の情報に基づいて、前記ソーラー混水
器61の混合比率を調節し、また開閉弁62を開閉する。
【0013】前記ソーラー給湯器Bは、前記ソーラー給
湯路70の他、ソーラー熱交換器71と、貯湯タンク72等を
有し、前記給水路80の一部が分岐して貯湯タンク72に接
続されると共に、貯湯タンク72からソーラー給湯路70が
延設されている。ソーラー給湯路70には供給ポンプ73が
設けられている。ソーラー熱交換器71で加熱された媒体
は貯湯タンク72内へ導かれて、該貯湯タンク72内の水を
熱交換加熱して温水とする。貯湯タンク72内の温水は供
給ポンプ73によってソーラー給湯路70を経て供給され、
ソーラー混水器61によって必要に応じて混水され、主給
湯器A側の入水路21へと送られる。
【0014】次に、コントローラ30、60による給湯制御
の第1の実施の形態を、図2のフローチャートに従って
説明する。今、リモコン50によって主給湯器A及びソー
ラー給湯器Bの運転スイッチがオンとされた状態におい
て、即ち、リモコン50によって風呂追い焚き運転を指令
できる準備ができており、またソーラー給湯器Bを利用
した給湯を行う準備ができている場合において、給湯カ
ラン22b 等が開放されると、給湯回路20に水流が生じ
る。そして熱交換缶体10に流れる水量が水量センサ21a
によって最低作動水量(MOQ)以上と検出されると
(ステップS1でイエス)、主コントローラ30から情報
を得たソーラー給湯接続コントローラ60は、ソーラー給
湯側の開閉弁62を開放し(ステップS2)、また供給ポ
ンプ73の駆動を開始する。そしてソーラー給湯接続コン
トローラ60は、主コントローラ30から得た設定給湯温度
情報等の情報に基づいて、ソーラー温水温度センサ63の
検出する温度と前記設定給湯温度を比較し、ソーラー混
水器61を元の本停止ポジションからそのポジションを制
御し、これによって給水路80からの混水量を調節して所
定の混水温度に温度調節して、主給湯器A側の入水路21
に温水供給する(ステップS3)。一方、主コントロー
ラ30は、入水温度センサ21b 及び出湯温度センサ22a 、
或いは給湯温度センサ22c からの温度情報に基づいて、
必要に応じてバーナ11を燃焼させ、ソーラー混水器61か
ら入水路21を通って入ってきた温水を加熱して、給湯温
度センサ22c の検出する温水温度が設定給湯温度になる
ように燃焼調節する。
【0015】前記最低作動水量(MOQ)以上の水量が
熱交換缶体10に流れた状態で給湯運転が行われている場
合に、前記水量センサ21a が最低作動水量(MOQ)未
満を検出すると(ステップS4でイエス)、主コントロ
ーラ30からの情報を得たソーラー給湯接続コントローラ
60は、ソーラー混水器61の混水位置を仮停止ポジション
に位置せしめる(ステップS5)。そして前記最低作動
水量(MOQ)未満となってから基準時間HOFF が経過
すると(ステップS6でイエス)、開閉弁62を閉止し
(ステップS7)、ソーラー混水器61の混水位置を本停
止ポジションとする(ステップS8)。
【0016】前記ステップS5においては、未だ開閉弁
62は開放状態に保持されているので、給湯カラン22b が
閉止状態にあれば、勿論、給湯が引き続いて行われるこ
とはないが、給湯カラン22b が未だ閉止されていない状
態に保持されておれば、該給湯カラン22b から給湯が引
き続き行われることになる。そして、この場合、ソーラ
ー混水器61の混水位置が仮停止ポジションとされ、この
仮停止ポジションは、既述したように、湯側が全開・水
側が全閉の場合を含めて、水側が50パーセント以下とな
るような少混水ポジションとされるので、従って、ソー
ラー給湯器Bからの温水が引き続き温度を保って(水状
態ではなく)給湯カラン22b から給湯されることにな
る。即ち、給湯カラン22b から給湯される温水が、設定
給湯温度から急に水状態に低下するのを防止することが
できる。また前記仮停止ポジションを湯側が全開・水側
が全閉とせずに、水を適当に混水するようにすること
で、例えソーラー給湯器Bからの温水が設定給湯温度を
越える高温の場合であっても、その温度を混水によって
適当に温度低下させることができ、予想外の高温水が給
湯されるのを防止することができる。尚、給湯カラン22
b から給湯される流量は、バイパス路24の調節弁24a の
開閉具合によっても異なり、水量センサ21a の検出する
水量が最低作動水量(MOQ)未満であっても、給湯カ
ラン22b から給湯される流量は最低作動水量を越える場
合もある。
【0017】次に図3のフローチャートを参照して、コ
ントローラ50、60による給湯制御の第2の実施の形態を
説明する。今、リモコン50によって主給湯器A及びソー
ラー給湯器Bの運転スイッチがオンとされた状態におい
て、即ち、リモコン50によって風呂追い焚き運転を指令
できる準備ができており、またソーラー給湯器Bを利用
した給湯を行う準備ができている場合において、給湯カ
ラン22b 等が開放され、これによって給湯回路20の入水
路21を熱交換缶体10に流れる水量が水量センサ21a によ
って最低作動水量(MOQ)以上と検出されると(ステ
ップS11でイエス)、主コントローラ30から情報を得た
ソーラー給湯接続コントローラ60は、ソーラー給湯側の
開閉弁62を開放し(ステップS12)、また供給ポンプ73
の駆動を開始する。そして、ソーラー給湯接続コントロ
ーラ60は、主コントローラ30から得た設定給湯温度情報
等の情報に基づいて、ソーラー温水温度センサ63の検出
する温度と前記設定給湯温度を比較し、ソーラー混水器
61を元の本停止ポジションからそのポジションを制御
し、これによって給水路80からの混水量を調節して所定
の混水温度に温度調節して、主給湯器A側の入水路21に
温水供給する(ステップS13)。一方、主コントローラ
30は、入水温度センサ21b 及び出湯温度センサ22a 、或
いは給湯温度センサ22c からの温度情報に基づいて、必
要に応じてバーナ11を燃焼させ、ソーラー混水器61から
入水路21を通って入ってきた温水を加熱して、給湯温度
センサ22c の検出する温水温度が設定給湯温度になるよ
うに燃焼調節する。以上は上記第1の実施の態様の場合
と同じである。
【0018】そして、前記最低作動水量(MOQ)以上
の水量が熱交換缶体10に流れた状態で給湯運転が行われ
ている場合に、前記水量センサ21a が最低作動水量(M
OQ)未満を検出すると(ステップS14でイエス)、主
コントローラ30からの情報を得たソーラー給湯接続コン
トローラ60は、ソーラー混水温度センサ65が検出するソ
ーラー混水温度TM が一定の基準温度TC 以上を一定の
継続時間HC 以上継続するか否かを監視し(ステップS
15、S16)、何れもがイエス(ステップS15でイエス且
つステップS16でイエス)の場合には、ソーラー給湯接
続コントローラ60は開閉弁62を閉止し(ステップS1
9)、更にソーラー混水器61の混水位置を本停止ポジシ
ョンにする(ステップS20)。
【0019】上記基準温度TC は、既述したように、例
えば設定給湯温度+7℃とすることができるが、設定給
湯温度に対して基準温度以上の温度が流れてきた場合
に、それ以上の温度では使用者が予想外に熱いと感じる
ような温度として、設定給湯温度以上の一定の温度を実
験的に予め決定し、主コントローラ30或いはソーラー給
湯接続コントローラ60のマイコン内の記憶部に記憶させ
ておく。また一定の継続時間HC についても、既述した
ように、例えば5秒とすることができるが、それ以上の
時間、基準温度以上の温水が給湯されると、使用者等に
対する安全上、或いは使用上等においても好ましくない
とされる時間として、数秒〜十秒程度の時間を予め実験
的に決定し、主コントローラ30或いはソーラー給湯接続
コントローラ60のマイコン内の記憶部に記憶させてお
く。
【0020】水量センサ21a が最低作動水量(MOQ)
未満を検出した場合に、ソーラー混水温度TM が一定の
基準温度TC 以上を一定の継続時間HC 以上継続するよ
うな場合には、給湯カラン22b から予想を越える高温の
温水が給湯され、使用者等にとって好ましくない。が、
そのような場合には、原則通り、開閉弁62を閉止し、ソ
ーラー混水器61の混水位置を本停止ポジションとするこ
とで、給湯カラン22bが開いている場合でも、水が給湯
されることになり、前記高温水が給湯され続けるという
好ましくない状態の発生が防止される。
【0021】上記ステップS15でノー、或いはステップ
S16でノーの場合には、主コントローラ30からの情報を
得たソーラー給湯接続コントローラ60は、ソーラー混水
器61の混水位置を仮停止ポジションに位置せしめる(ス
テップS17)。そして最低作動水量(MOQ)未満とな
ってから基準時間HOFF が経過すると(ステップS18で
イエス)、開閉弁62を閉止し(ステップS19)、ソーラ
ー混水器61の混水位置を本停止ポジションとする(ステ
ップS20)。基準時間HOFF については既述した通りで
ある。前記、最低作動水量(MOQ)未満となっても、
基準時間HOFF が経過するまでは、開閉弁62を開放し、
ソーラー混水器61の混水位置を仮停止ポジションとする
ことで、最低作動水量未満となった後も給湯カラン22b
が開放されて給湯がしばらく継続される場合であって
も、給湯温度が設定給湯温度から急激に水状態になるの
を防止して、使用者の便に供することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載のソーラー給湯機能付き給湯器によれば、水量セ
ンサの検出する水量が最低作動水量以上から最低作動水
量未満となった場合でも、その後一定の基準時間が経過
するまではソーラー給湯路の開閉弁を開状態に保持させ
る共にソーラー混水器の混水位置を少混水量である一定
の仮停止ポジションに保持させるコントローラを設けた
ので、ソーラー給湯器による温水を利用した給湯運転に
おいて、主給湯器を流れる流量が最低作動水量となった
場合であっても、引き続き少流量の給湯をしばらく続け
る様な場合に、給湯される温水が急に水状態に温度低下
せられるのを防止して、当分の間は引き続いて温水を供
給することができる。また一定の基準時間が過ぎると、
ソーラー給湯路の開閉弁を閉止すると共にソーラー混水
器の混水位置を本停止ポジションにするので、本来的に
給湯が終了しているような場合にいつまでも開閉弁が開
いたままの状態となるのを防止して安全を期することが
できると共に、次に給湯運転が行われる場合に際して、
給湯カランの等の開放によって、本停止ポジション状態
のソーラー混水器から十分な流量を容易に流すことがで
き、最低作動水量以上の流量として、正規な給湯運転を
容易に開始することができる。また請求項2に記載のソ
ーラー給湯機能付き給湯器によれば、請求項1に記載の
構成による効果に加えて、水量センサの検出する水量が
最低作動水量以上から最低作動水量未満となった場合
に、ソーラー混水器を通って主給湯器側に送られる温水
の検出温度が基準温度以上を一定の継続時間以上続いた
場合を除き、基準時間が経過するまでは前記ソーラー給
湯路の開閉弁を開状態に保持させる共に前記ソーラー混
水器の混水位置を少混水量である一定の仮停止ポジショ
ンに保持させるコントローラを設けたので、水量センサ
が最低作動水量(MOQ)未満を検出した場合に、ソー
ラー混水温度が一定の基準温度以上を一定の継続時間以
上継続するような場合には、原則通り、開閉弁を閉止
し、ソーラー混水器の混水位置を本停止ポジションとす
ることができ、よって、元の温度よりも高い温水が供給
され続けるという好ましくない状態の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るソーラー給湯機能付
き給湯器の全体構成図である。
【図2】コントローラによる制御の第1の実施の形態を
示すフローチャートである。
【図3】コントローラによる制御の第2の実施の形態を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
A 主給湯器 B ソーラー給湯器 C ソーラー給湯接続部 10 熱交換缶体 11 バーナ 21 入水路 21a 水量センサ 22 出湯路 22c 給湯温度センサ 30 主コントローラ 50 リモコン 60 ソーラー給湯接続コントローラ 61 ソーラー混水器 63 ソーラー温水温度センサ 65 ソーラー混水温度センサ 70 ソーラー給湯路 71 ソーラー熱交換器 72 貯湯タンク 73 供給ポンプ 80 給水路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともバーナを備えた熱交換缶体と
    該熱交換缶体に接続される入水路と出湯路とを有する主
    給湯器と、太陽熱を利用したソーラー給湯器と、該ソー
    ラー給湯器からのソーラー給湯路を開閉弁及びソーラー
    混水器を介して前記主給湯器側の入水路へ接続するソー
    ラー給湯接続部とを有し、前記主給湯器の入水路に設け
    られた水量センサが最低作動水量以上を検出すると前記
    ソーラー給湯路の開閉弁を開くと共に前記ソーラー混水
    器による温水温度制御を行い且つ必要に応じて前記バー
    ナを燃焼して設定給湯温度の温水を制御給湯し、前記水
    量センサの検出する水量が最低作動水量以上から最低作
    動水量未満となった場合には、前記ソーラー給湯路の開
    閉弁を閉止すると共に前記ソーラー混水器の混水位置を
    多混水量である一定の本停止ポジションにして制御給湯
    を終了するようにしたソーラー給湯機能付き給湯器であ
    って、前記水量センサの検出する水量が最低作動水量以
    上から最低作動水量未満となった場合でも、その後一定
    の基準時間が経過するまでは前記ソーラー給湯路の開閉
    弁を開状態に保持させる共に前記ソーラー混水器の混水
    位置を少混水量である一定の仮停止ポジションに保持さ
    せるコントローラを設けたことを特徴とするソーラー給
    湯機能付き給湯器。
  2. 【請求項2】 水量センサの検出する水量が最低作動水
    量以上から最低作動水量未満となった場合に、ソーラー
    混水器を通って主給湯器側に送られる温水の検出温度が
    基準温度以上を一定の継続時間以上続いた場合を除き、
    基準時間が経過するまでは前記ソーラー給湯路の開閉弁
    を開状態に保持させる共に前記ソーラー混水器の混水位
    置を少混水量である一定の仮停止ポジションに保持させ
    るコントローラを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のソーラー給湯機能付き給湯器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003090609A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Noritz Corp 給湯システム
JP2013007520A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Gastar Corp 補助加熱装置

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JP4682490B2 (ja) * 2001-09-18 2011-05-11 株式会社ノーリツ 給湯システム
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