JP2000171099A - 水道直圧式給湯機 - Google Patents

水道直圧式給湯機

Info

Publication number
JP2000171099A
JP2000171099A JP34286098A JP34286098A JP2000171099A JP 2000171099 A JP2000171099 A JP 2000171099A JP 34286098 A JP34286098 A JP 34286098A JP 34286098 A JP34286098 A JP 34286098A JP 2000171099 A JP2000171099 A JP 2000171099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water supply
hot water
temperature
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34286098A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Horiuchi
敏弘 堀内
Minami Yamada
美波 山田
Masayuki Fujimoto
雅之 藤本
Hiroyuki Kajino
弘幸 梶野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34286098A priority Critical patent/JP2000171099A/ja
Publication of JP2000171099A publication Critical patent/JP2000171099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱温水器と一般給水より供給するように
した水道直圧式給湯機の使い勝手と経済性を向上させ
る。 【解決手段】 太陽熱温水器2より供給されるソーラ水
と一般給水とを混合する電動混合弁5と、前記電動混合
弁5で混合された混合水の温度を検出する温度検出器6
と、前記混合水を加熱するバーナ8を備えた熱交換器9
と、該熱交換器9の2次側に接続された給湯口と、同じ
く熱交換器の2次側に接続され、開閉によって浴槽への
配管経路に給湯を行う開閉弁25と、前記バーナの運
転、停止や給湯設定温度、ふろの湯張り等を指示する操
作部13を備え、前記操作部13には、前記電動混合弁
5を介して前記熱交換器9への給水経路を制御し、給湯
運転モードを任意に選択できる切替換手段13Cを設け
た構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯機能を備えた
水道直圧式給湯機における、太陽熱利用温水器(ソーラ
システム)との組合せに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムは、図6に示す
ような構成となっていた。以下、その構成について図6
に基づいて説明する。図6において、2は太陽熱温水器
で、給水管30から給水が行われ、太陽熱温水器2で温
められた湯は出湯管31から出湯される。5は水路切換
弁で、出湯管31と給水管30が入力され、そのうちの
いずれかを選択して出力管32に接続する。この水路切
換弁5は、一般には電動式の弁を用い、その近くに切換
用のスイッチ(図示せず)を設けたものが多く、季節に
よって「ソーラ」側と「給水」側のいづれかを選択して
使用される。他には給湯機のリモコンにそのスイッチを
設け、さらに使い勝手を向上させたものもある。図中1
は給湯機で、水路切換弁5の出力管32が入力され、加
温した後、給湯カラン11やシャワー33から出湯させ
る。
【0003】上記構成において、次に動作を説明する。
まず、夏期の場合は、太陽熱温水器2で十分な昇温が得
られるため、ユーザは水路切換弁5をソーラ側に設定し
て使用する。この時、水路切換弁5は太陽熱温水器2の
出湯管31を出力管32に接続する。そして、ユーザが
給湯カラン11やシャワー33を使用すると、太陽熱温
水器2の湯が、出湯管31から水路切換弁5、出力管3
2を通って給湯機1に入力され、その出湯口から給湯さ
れる。この時、太陽熱温水器2の湯が十分に高温に上昇
しておれば、ユーザは給湯機1の運転をオンせずに使用
し、湯の温度の上昇が十分でない場合は、給湯機1の運
転をオンにし、さらに温度を上げて使用することにな
る。
【0004】次に冬期の場合は、太陽熱温水器2で十分
な昇温が得られないために、ユーザは水路切換弁5を給
水側に設定して使用する。この時、水路切換弁5は給水
管30を出力管32に接続する。そして、ユーザが給湯
カラン11やシャワー33を使用すると、給水管30か
ら水路切換弁5、出力管32を通って給湯機1に給水が
行われ、そこで温められて出湯口から給湯される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ステム構造のものでは、給湯機には貯湯式を用いる例が
多く、その場合には給湯機の入力側に減圧弁を設けなけ
ればならなくなり、浴室でのシャワー使用では水圧が弱
く、使い勝手の点で課題があった。これに対して、近
年、水道直圧式給湯機を使用する例も多くなってきてい
るが、給湯機の性格上、制御可能な最低の燃焼量に制限
(例えば5000Kcal)があり、ソーラ水の温度が
給湯設定温度より若干低い場合などでは、使用時に最低
燃焼量で加温しても、設定温度を大きく越えてしまうケ
ースが発生し、使い勝手と安全面で課題があった。
【0006】また、夏期等太陽熱温水器の過集熱により
ソーラー水温度が80度以上と高温になった場合に、そ
の温度を下げる手段が給湯機にはないため、お客様の誤
使用によっては高温水がカランから直接出湯する可能性
があった。さらに、このような太陽熱温水器と給湯機の
組み合わせで使用するユーザの期待としては、出来るだ
けソーラ水を効率的に使用して、ランニングコストでメ
リットを出そうとするものであるが、従来のやり方で
は、水路切換弁を給水にして使用すると、その間はソー
ラの寄与率はゼロとなり、必ずしもユーザの期待に添っ
たものとは言えない面もあった。
【0007】また、特に近年では、給湯機も高機能化が
進み、浴槽への自動湯張り機能を持つタイプの需要が拡
大してきている。これに対し、上記ソーラ接続タイプの
給湯機で、ソーラ水を用いて浴槽への自動湯張りを行お
うとすると、ソーラの温度が高い場合には、浴槽への給
湯温度が設定温度を超えてしまうことになり、原理的に
対応が出来ないものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では太陽熱温水器より供給されるソーラ水と
一般給水とを混合する電動混合弁と、前記電動混合弁で
混合された混合水の温度を検出する温度検出器と、前記
混合水を加熱するバーナを備えた熱交換器と、該熱交換
器の2次側に接続された給湯口と、同じく熱交換器の2
次側に接続され、開閉によって浴槽への配管経路に給湯
を行う開閉弁と、少なくとも前記バーナの運転、停止を
指示する操作部を備え、前記操作部には、前記電動混合
弁を介して前記熱交換器への給水経路を制御し、給湯運
転モードを任意に選択できる切替手段を設けた構成とし
ている。
【0009】上記発明によれば、用途に応じてソーラ水
の単独給湯や一般給水とソーラ水を指示した温度に混合
して給湯する混合水給湯、さらにはバーナにより加熱し
て所定の温度にした温水を給湯する加熱給湯を行うとい
うように、任意の給湯モードに選択することが操作部の
操作により可能なため、使い勝手が極めて向上するとと
もに、効率的な給湯を提供することができ、経済的でも
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1の水道直圧式給湯機は、
太陽熱温水器を接続するソーラ水接続口と、一般給水接
続口と、前記ソーラ水接続口及び一般給水接続口より供
給されるソーラ水と一般給水とを混合する電動混合弁
と、前記電動混合弁で混合された混合水の温度を検出す
る温度検出器と、前記混合水を加熱するバーナを備えた
熱交換器と、該熱交換器の2次側に接続された給湯口
と、同じく熱交換器の2次側に接続され、開閉によって
浴槽への配管経路に給湯を行う開閉弁と、前記バーナの
運転、停止や給湯設定温度、浴槽への湯張り等を指示す
る操作部を備え、前記操作部には、前記電動混合弁を介
して前記熱交換器への給水経路を制御し、給湯運転モー
ドを任意に選択できる切替手段を設けた構成としてい
る。
【0011】そして、用途に応じてソーラ水の単独給湯
や一般給水とソーラ水を指示した温度に混合して給湯す
る混合水給湯、さらにはバーナにより加熱して所定の温
度にした温水を給湯する加熱給湯を行うというように、
任意の給湯モードに選択することが操作部の操作により
可能なため、使い勝手が極めて向上するとともに、効率
的な給湯を提供することができ、経済的でもある。ま
た、電動混合弁を用いて高温のソーラ水を水と混合して
適度な温度に下げて使用することが出来るため、従来の
技術では不可能であった、ソーラ水を用いた浴槽への自
動湯張りも可能となる。
【0012】また、請求項2の水道直圧式給湯機は、切
替手段を電動混合弁を給水側に固定してバーナ燃焼を行
う第1運転モードと、前記電動混合弁をソーラ水側に固
定してバーナ燃焼を行わない第2運転モードとを切り替
えるようにしている。
【0013】そして、ユーザは機器の操作部で簡単にソ
ーラ水の単独給湯と水道直圧式給湯機を介した給湯との
切り替えを行うことがてきるため、シャワー等で水道直
圧が必要なケースで、使い勝手が向上する。
【0014】また、請求項3の水道直圧式給湯機は、切
替手段を電動混合弁を給水側に固定してバーナ燃焼を行
う第1運転モードと、前記電動混合弁でソーラ水と給水
を混合して給湯設定温度に制御し、バーナ燃焼を行わな
い第2運転モードとを切り替えるようにしている。
【0015】そして、太陽熱温水器が夏期等に過集熱し
て、温度が高いケースでも、第2運転モードで使用すれ
ば、使用者が予め設定した温度になるように水と混合し
て給湯するため、使い勝手と安全面での課題が解消でき
る。
【0016】また、請求項4の水道直圧式給湯機は、切
替手段を電動混合弁を給水側に固定してバーナ燃焼を行
う第1運転モードと、前記電動混合弁でソーラ水と給水
を混合して給湯設定温度に制御し、該混合水温度が給湯
設定温度に達しない時のみバーナ燃焼を行う第2運転モ
ードとを切り替えるようにしている。
【0017】そして、第2運転モードを使用すれば、ソ
ーラ水の温度が高い時は水と混合して設定温度に制御す
ると共に、ソーラ水が低い時は自動的にバーナが燃焼し
て、設定温度に制御するように動作するため、年間を通
じて使い勝手の良い給湯システムを実現できる。
【0018】また、請求項5の水道直圧式給湯機は、切
替手段は、電動混合弁を給水側に固定してバーナ燃焼を
行う第1運転モードと、前記電動混合弁でソーラ水と給
水を混合して給湯設定温度に制御し、該混合水温度が給
湯設定温度に達しない低い時にはバーナを燃焼させると
ともに、給湯温度が設定温度になるように電動混合弁を
制御する第2運転モードとを切り替えるようにしてい
る。
【0019】そして、第2運転モードを使用すれば、ソ
ーラ水の温度が給湯設定温度に近い場合には、適当に水
を混合して入水温度を下げ、バーナを燃焼させて設定温
度に制御するため、季節や使用流量に関係なく、いつで
も設定温度を維持できて、かつソーラの寄与率も最大限
に引き出すことができる。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下本発明の実施例を添付図面
にもとづいて説明する。図1は本発明の実施例1におけ
る水道直圧式給湯機のシステム図である。
【0021】図1において、1は水道直圧式給湯機で、
太陽熱温水器2からのソーラ水接続口3と、水道管から
の一般給水口4とを接続配管する電動混合弁5を備えて
いる。6は上記電動混合弁5にて混合された混合水の温
度を検知する温度検出器である入水サーミスタ、7は混
合水の流量を検知する流量センサ、8は水道水または混
合水を加熱するバーナ、9は給湯用熱交換器、12は前
記給湯用熱交換器9の2次側から出湯サーミスタ10を
介して給湯口であるカラン11へ導く給湯回路、13は
台所リモコンで、運転スイッチ13a、給湯温度設定ス
イッチ13b、切換手段となる運転モードスイッチ13
c、自動湯張りスイッチ13d、および液晶表示部13
eを備えている。14は上記各サーミスタの情報によ
り、電動混合弁5の混合比率の制御およびバーナー8の
燃焼の制御と、リモコン13との信号伝送を行う制御器
である。
【0022】上記水道直圧式給湯機は、浴槽15への湯
張りと保温を行うための浴槽循環口16に接続した配管
経路となる往管配管17、戻り管配管18をそれぞれ接
続するための往管接続口19、戻り管接続口20を備え
ている。そして、戻り管接続口20から浴槽水の温度を
検出するふろサーミスタ21、浴槽水の水位高さを検出
する水位センサ22、循環ポンプ23を介してふろ熱交
換器24を通り、往管接続口19に戻るように接続され
ている。
【0023】ここで、本実施例では、熱交換器の構成と
して1バーナ2熱交方式を採用しており、給湯用熱交換
器9とふろ熱交換器24はいずれもバーナ8によって加
熱されるようにしている。また、給湯用熱交換器9の2
次側に分岐点を設け、開閉弁25を介してふろ往管側に
接続し、浴槽15への湯張りに用いられるように構成し
ている。そして、前記台所リモコン13内に設けた運転
モードスイッチ13cにより所望の給湯モードを選択す
ることで、前記電動混合弁5を制御して水道直圧式給湯
機1の給水経路を切り替え、自動湯張りスイッチ13d
により、浴槽15への自動湯張りを行えるよう、構成し
ている。
【0024】次に動作を説明する。まず、台所リモコン
13の運転スイッチ13aをオンし、運転モードスイッ
チ13cで運転モードを選択する。ここでは、運転モー
ドとして「ソーラ運転」と「ボイラ運転」の2つのモー
ドの選択を可能にした。選択されたモードは、液晶表示
部13eに表示される。
【0025】まずは「ボイラ運転」モードを選択したと
すると、電動混合弁5は水側に動いて全開となる。そし
て、この状態で給湯カラン11が開かれて給湯が行われ
ると、給水口4から水が流入し、同時に流量センサ7が
その流量を検出する。制御器14は、この流量センサ7
の信号を受けてバーナ8の燃焼を開始するように動作す
る。その燃焼量は、リモコン13で設定された温度設定
値と、入水サーミスタ6で検出した入水温度と、流量と
から演算して求められる。このようにして流入した水が
給湯用熱交換器9で、バーナ8からの燃焼熱を受けて加
温され、リモコン13の設定温度の湯が給湯カラン11
から給湯される。尚、出湯サーミスタ10は、加温され
た結果の湯温の設定温度とのズレを補正し、より精度よ
く給湯温度を制御するために設けられている。
【0026】以上の動作はいわゆる給湯機の動作であっ
て、この使い方では、給水圧力でそのまま給湯できるた
め、勢いの強いシャワー等の給湯が得られる。
【0027】次に給湯モードスイッチ13cを操作し
て、給湯モードを「ソーラ運転」に切り替えた時の動作
を説明する。
【0028】図2に本発明の実施例1の「ソーラ運転」
動作のフローチャートを示す。「ソーラ運転」モードに
切り替えると、S1で電動混合弁5を水側からソーラ水
側全開に切り換える。この状態で給湯されても、バーナ
8の燃焼はオフを維持する。また、s2で湯張り、足し
湯か否かを確認し、湯張り、足し湯時にはs3で開閉弁
25をオンして、浴槽への給湯を行う。従って、給湯は
すべてソーラ水接続口3から電動混合弁5を通って行わ
れ、夏期にソーラ水が十分昇温されておれば、その高温
の湯をそのまま給湯カラン11からの出湯や浴槽への湯
張りに使用できる。
【0029】次にリモコン13の自動湯張りスイッチ1
3dを操作した時の動作を説明する。ユーザが浴槽に湯
を入れるために、自動湯張りスイッチ13dを操作する
と、開閉弁25が開かれ、浴槽15への湯張りが開始さ
れる。その経路は、給湯用熱交換器9で加熱された湯
が、開閉弁25を通ってふろ循環の経路に供給され、往
管配管17および戻り管配管18から浴槽15に供給さ
れる。こうして、浴槽15に湯が貯えられ、徐々に水位
が上昇し、浴槽循環口16の高さを超えると、戻り管配
管18を介して水位センサ22に圧力が伝わる。これを
検出し、浴槽水位が適度な高さに達するまで湯張りを続
け、その後、開閉弁25をオフして湯張りを停止し、循
環ポンプ23を駆動する。
【0030】浴槽水は戻り管配管18から循環ポンプ2
3を通って往管配管17で浴槽15に戻される。この間
に、ふろサーミスタ21で浴槽水の温度を検出し、設定
温度より低ければバーナ8を燃焼させ、ふろ熱交換器2
4で加温して設定温度までわき上げを行う。また、以
降、ユーザの使用によって浴槽水の水位が低下すれば、
これを水位センサ22で検出して、再び開閉弁25をオ
ンして浴槽15に足し湯を行い、水位を一定に保つ。さ
らに、浴槽水の温度が低下すれば、これをふろサーミス
タ21で検出して、循環ポンプ23をオンして循環を行
い、バーナ8を燃焼させて温度を設定温度まで回復させ
る。尚、これら湯張り、または足し湯を行う際には、設
定された給湯モードに従って「ソーラ運転」または「ボ
イラ運転」で給湯を行うようにしている。
【0031】以上のように、実施例1では、リモコン1
3のスイッチ操作で簡単にソーラ水と水道直圧の切り替
えができ、使い勝手のよい給湯システムを実現できる。
【0032】(実施例2)図3に本発明の実施例2の
「ソーラ運転」動作のフローチャートを示す。
【0033】構成は実施例1と同一であるため、同一番
号を付与して説明を省略する。実施例2での「ソーラ運
転」モードでは、まず、s4で電動混合弁5をソーラ全
開側に切り替えた後、バーナ8の燃焼はオフs5を維持
する。そして給湯カラン11が開かれると、これを流量
センサ7で検出s6し、この時点の入水サーミスタ6で
検出するソーラ水の温度を設定温度と比較s7する。そ
して、入水温度が高ければ、s8で電動混合弁5を水側
に駆動して、入水サーミスタ6で検出する温度が設定温
度になるように制御を行う。また、湯張り、足し湯時に
はs9で開閉弁25をオンして、浴槽への給湯を行う。
【0034】以上のように、実施例2では夏期に太陽熱
温水器2の集熱がよく、ソーラ水の温度が高温に上がっ
ても、それを電動混合弁5で水と混合して設定温度で給
湯するため、高温のままでの出湯を回避できる効果があ
る。特に、「ソーラ運転」で浴槽への湯張り、足し湯を
行う際には、ソーラ水を用いて浴槽温度を設定温度にす
ることが出来、これまで実現が困難であった、ソーラ水
を用いた自動湯張りが可能となる。さらに、仮にソーラ
水の温度が低い場合には、湯張りを行ったあと、循環に
よるわき上げで設定温度に加温することができ、いずれ
の場合でも確実にふろの設定温度を確保出来るものであ
る。
【0035】(実施例3)図4に本発明の実施例3の
「ソーラ運転」動作のフローチャートを示す。
【0036】なお、構成は実施例1と同一であるため、
同一番号を付与して説明を省略する。
【0037】実施例3での「ソーラ運転」モードでは、
まず、s10で電動混合弁5をソーラ全開側に切り換え
る。そして給湯カラン11が開かれると、これを流量セ
ンサ7で検出s11し、この時点の入水サーミスタ6で
検出するソーラ水の温度を設定温度と比較s12する。
そして、入水温度が高ければ、s13で混合弁5を水側
に駆動して、入水サーミスタ6で検出する温度が設定温
度になるように制御を行う。一方、入水温度が設定温度
より低ければ、電動混合弁5はソーラ全開のままでバー
ナ8の燃焼をオンs14し、出湯サーミスタ10が設定
温度になるように燃焼量を制御する。また、湯張り、足
し湯時にはs15開閉弁25をオンして、浴槽への給湯
を行う。
【0038】以上のように、実施例3では冬期、太陽熱
温水器2の集熱が十分でなかった場合や、お湯を使い切
ってしまった場合などでは、自動的にバーナが燃焼して
設定温度を維持するように動作するため、年間を通じて
使い勝手の良い給湯システムを実現できる。特に、「ソ
ーラ運転」で浴槽への湯張り、足し湯を行う際には、ソ
ーラ水を用いて浴槽温度を設定温度にすることが出来、
これまで実現が困難であった、ソーラ水を用いた自動湯
張りが可能となる。さらに、仮にソーラ水の温度が低い
場合には、バーナ8を燃焼させて設定温度で湯張りを行
うため、いずれの場合でも確実にふろの設定温度を確保
出来るものである。
【0039】(実施例4)図5に本発明の実施例4の
「ソーラ運転」動作のフローチャートを示す。
【0040】なお、構成は実施例1と同一であるため、
同一番号を付与して説明を省略する。
【0041】実施例4での「ソーラ運転」モードでは、
まず、s16で電動混合弁5をソーラ全開側に切り替え
る。そして給湯カラン11が開かれると、これを流量セ
ンサ7で検出s17し、この時点の入水サーミスタ6で
検出するソーラ水の温度を設定温度と比較s18する。
そして、入水温度が高ければ、s19で電動混合弁5を
水側に駆動して、入水サーミスタ6で検出する温度が設
定温度になるように制御を行う。一方、入水温度が設定
温度より低ければ、s20でその時点の流量センサ7で
検出した流量から、バーナ8を最低燃焼量で燃焼させた
時の温度上昇分を演算する。そして、その値を設定温度
から減算し、入水温度がその値になるように電動混合弁
5を制御する。また、バーナ8の燃焼をオンs21し、
出湯サーミスタ10で設定温度になるように燃焼量の制
御を行う。また、湯張り、足し湯時にはs22で開閉弁
25をオンして、浴槽への給湯を行う。
【0042】以上のように、実施例4では冬期、太陽熱
温水器2の集熱が十分でなく、設定温度より若干低めの
温度になっていた場合にも、給湯温度が設定温度になる
ように電動混合弁5がソーラ水と水を混合して適度な温
度にコントロールするため、最低燃焼の限界によって設
定温度より高めの給湯が行われるという不具合もなく、
極めて温度の安定した給湯が実現できる。また、バーナ
8が燃焼する場合でも、最低燃焼量で設定温度が得られ
るように電動混合弁5の目標制御温度を演算しているた
め、太陽熱温水器2で集めたエネルギーを効率的に利用
することもできるものである。特に、「ソーラ運転」で
浴槽への湯張り、足し湯を行う際には、ソーラ水を用い
て浴槽温度を設定温度にすることが出来、これまで実現
が困難であった、ソーラ水を用いた自動湯張りが可能と
なる。さらに、仮にソーラ水の温度が低い場合には、電
動混合弁5を制御しながらバーナ8を燃焼させて設定温
度で湯張りを行うため、いずれの場合でもソーラ水を最
大限に利用しながら確実にふろの設定温度を確保出来る
ものである。
【0043】尚、本実施例では、電動混合弁5の下流側
にサーミスタ6を設け、それによって電動混合弁5の制
御を行う構成としたが、さらにソーラ接続口3の近傍に
サーミスタを追加して設ければ、給湯途中でのソーラ水
の温度変化が検出でき、燃焼途中でソーラ水の温度が上
昇してきた際にはその時点で燃焼を停止して電動混合弁
5だけの給湯動作に切り換えることも可能になり、より
一層効率化が図れるシステムが実現できるものである。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1の水道直圧式給
湯機によれば、用途に応じてソーラ水の単独給湯や一般
給水とソーラ水を指示した温度に混合して給湯する混合
水給湯、さらにはバーナにより加熱して所定の温度にし
た温水を給湯する加熱給湯を行うというように、任意の
給湯モードに選択することが操作部の操作により可能な
ため、使い勝手が極めて向上するとともに、効率的な給
湯を提供することができ、経済的でもある。また、近
年、需要が拡大している風呂への自動給湯機能もソーラ
水との組み合わせで実現出来る。
【0045】次に、請求項2の水道直圧式給湯機によれ
ば、ユーザは機器の操作部で簡単にソーラ水の単独給湯
と水道直圧式給湯機を介した給湯との切り替えを行うこ
とがてきるため、シャワー等で水道直圧が必要なケース
での使い勝手の向上を図ることができる。また、風呂へ
の自動湯張りや足し湯も、ソーラ水を用いて行うことが
出来る。
【0046】次に、請求項3の水道直圧式給湯機によれ
ば、太陽熱温水器が夏期等に過集熱して、温度が高いケ
ースでも、第2運転モードで使用すれば、使用者が予め
設定した温度になるように水と混合して給湯するため、
使い勝手と安全面での課題が解消できる。また、風呂へ
の自動湯張りや足し湯時仮にソーラ水の温度が低い場合
には、湯張りを行ったあと、循環によるわき上げで設定
温度に加温することができ、確実にふろの設定温度を確
保出来るものである。
【0047】次に、請求項4の水道直圧式給湯機によれ
ば、第2運転モードを使用することで、ソーラ水の温度
が高い時は水と混合して設定温度に制御するとともに、
ソーラ水が低い時は自動的にバーナが燃焼して、設定温
度に制御するように動作するため、年間を通じて使い勝
手の良い給湯システムを実現できる。また、風呂への自
動湯張りや足し湯時仮にソーラ水の温度が低い場合に
は、バーナ8を燃焼させて設定温度で湯張りを行うた
め、確実にふろの設定温度を確保出来るものである。
【0048】次に、請求項5の水道直圧式給湯機によれ
ば、第2運転モードを使用することで、ソーラ水の温度
が給湯設定温度に近い場合には、適当に水を混合して入
水温度を下げ、バーナを燃焼させて設定温度に制御する
ため、季節や使用流量に関係なく、いつでも設定温度を
維持できて、かつソーラの寄与率も最大限に引き出すこ
とができる。また、風呂への自動湯張りや足し湯時仮に
ソーラ水の温度が低い場合には、電動混合弁5を制御し
ながらバーナ8を燃焼させて設定温度で湯張りを行うた
め、ソーラ水を最大限に利用しながら確実にふろの設定
温度を確保出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における水道直圧式給湯機の
システム図
【図2】同給湯機における動作フローチャート
【図3】本発明の実施例2における水道直圧式給湯機の
動作のフローチャート
【図4】本発明の実施例3における水道直圧式給湯機の
動作のフローチャート
【図5】本発明の実施例4における水道直圧式給湯機の
動作のフローチャート
【図6】従来例における給湯システムのシステム図
【符号の説明】
1 水道直圧式給湯機 2 太陽熱温水器 5 電動混合弁 6 温度検出器(入水サーミスタ) 8 バーナ 9 給湯用熱交換器 11 カラン(給湯口) 13 リモコン(操作部) 13C 運転モードスイッチ(切換手段) 14 制御器 15 浴槽 17、18 配管経路 25 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 雅之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 梶野 弘幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】太陽熱温水器より供給されるソーラ水と一
    般給水とを混合する電動混合弁と、前記電動混合弁で混
    合された混合水の温度を検出する温度検出器と、前記混
    合水を加熱するバーナを備えた熱交換器と、該熱交換器
    の2次側に接続された給湯口と、同じく熱交換器の2次
    側に接続され、開閉によって浴槽への配管経路に給湯を
    行う開閉弁と、少なくとも前記バーナの運転、停止を指
    示する操作部を備え、前記操作部には、前記電動混合弁
    を介して前記熱交換器への給水経路を制御し、給湯運転
    モードを任意に選択できる切換手段を設けた水道直圧式
    給湯機。
  2. 【請求項2】切替手段は、電動混合弁を給水側に固定し
    てバーナ燃焼を行う第1運転モードと、前記電動混合弁
    をソーラ水側に固定してバーナ燃焼を行わない第2運転
    モードとを切り替えるようにした請求項1記載の水道直
    圧式給湯機。
  3. 【請求項3】切替手段は、電動混合弁を給水側に固定し
    てバーナ燃焼を行う第1運転モードと、前記電動混合弁
    でソーラ水と一般給水を混合して給湯設定温度に制御
    し、バーナ燃焼を行わない第2運転モードとを切り替え
    るようにした請求項1記載の水道直圧式給湯機。
  4. 【請求項4】切替手段は、電動混合弁を給水側に固定し
    てバーナ燃焼を行う第1運転モードと、前記電動混合弁
    でソーラ水と一般給水を混合して給湯設定温度に制御
    し、該混合水温度が給湯設定温度に達しない時のみバー
    ナ燃焼を行う第2運転モードとを切り替えるようにした
    請求項1記載の水道直圧式給湯機。
  5. 【請求項5】切替手段は、電動混合弁を給水側に固定し
    てバーナ燃焼を行う第1運転モードと、前記電動混合弁
    でソーラ水と給水を混合して給湯設定温度に制御し、該
    混合水温度が給湯設定温度に達しない低い時にはバーナ
    を燃焼させるとともに、給湯温度が設定温度になるよう
    に電動混合弁を制御する第2運転モードとを切り替える
    ようにした請求項1記載の水道直圧式給湯機。
JP34286098A 1998-12-02 1998-12-02 水道直圧式給湯機 Pending JP2000171099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34286098A JP2000171099A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 水道直圧式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34286098A JP2000171099A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 水道直圧式給湯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000171099A true JP2000171099A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18357061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34286098A Pending JP2000171099A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 水道直圧式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000171099A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5789905B1 (ja) * 2014-11-18 2015-10-07 康行 植松 風呂の追い焚きシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5789905B1 (ja) * 2014-11-18 2015-10-07 康行 植松 風呂の追い焚きシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10824178B2 (en) Heating and hot water supply apparatus and control method thereof
KR101897703B1 (ko) 저탕 탱크를 이용한 보일러의 절수장치
JPH11304257A (ja) 水道直圧式給湯機
JP2000171099A (ja) 水道直圧式給湯機
JP3699393B2 (ja) 湯水混合ユニット
JP3726761B2 (ja) 給湯システム
JP2000241021A (ja) 水道直圧式給湯機
JP4004175B2 (ja) 水道直圧式給湯機
JP2004347196A (ja) 給湯システム
JPH0343545B2 (ja)
JPH1137488A (ja) 水道直圧式給湯機
JP2003294305A (ja) 風呂給湯装置
JP2004116791A (ja) 給湯暖房装置及び風呂暖房装置及び給湯風呂暖房装置
JP3544299B2 (ja) 追い焚き機能付給湯機
JP3718653B2 (ja) 湯水混合ユニット
JP2870970B2 (ja) 風呂追い焚き装置
JP3554878B2 (ja) 温水供給装置
KR930010243B1 (ko) 온수난방겸용 가스보일러에서의 온수 사용후 난방절체시 3방변 이동 및 연소제어 방법
JP2004003736A (ja) 風呂給湯装置
JPH11132561A (ja) 給湯装置
JP2001221499A (ja) 給湯器
JPH10332199A (ja) ソーラー給湯機能付き給湯器
JP2003322403A (ja) 風呂給湯装置
JPH0247391Y2 (ja)
JPH10111013A (ja) 高温差湯機能付給湯器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050728

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710