JP3718653B2 - 湯水混合ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自然エネルギーを利用した太陽熱温水器等や廃熱を利用した温水器等で構成される温水供給器を給湯器等の補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットに関する。特に、湯水混合ユニットとして所謂ゆらぎ動作を行う補助熱源機に温水供給器を接続可能とする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、図7に示すように、温水供給器となる太陽熱温水器Bを、湯水混合ユニットCによって補助熱源機の給湯器Aに接続し、太陽熱温水器Bからのソーラ温水を給湯利用する給湯装置が知られている。
【0003】
この給湯装置として、例えば、特開平10−47752号公報に記載のものがある。そして、上記湯水混合ユニットCは、通水回路566,567,568を有し、太陽熱温水器Bからのソーラ温水と給水源からの冷水とを混合器561によって一定割合に混合しこの混合水を給湯器A側へ送り込むものである。また、この湯水混合ユニットCには、当該湯水混合ユニットCの動作制御を行うと共に給湯器Aの給湯コントローラ530との間で通信するコントローラ560を備える。この湯水混合ユニットCによると、ソーラ温水温度が給湯器Aのリモコン550に設定された給湯設定温度より高い場合(高温状態)は、給湯器Aに燃焼不要信号を送出して給湯器Aの燃焼を阻止し上記混合器561を制御して給湯設定温度の混合水を給湯器Aに送り込んで、給湯器Aから給湯設定温度の湯を出湯させ、また、ソーラ温水温度が上記給湯設定温度より低い場合(低温状態)は、上記混合器561を制御して給湯設定温度より低い混合設定温度の混合水を給湯器Aに送り込んで、給湯器Aの燃焼動作にて混合水を加熱し給湯設定温度の湯にして出湯させる。また、この湯水混合ユニットCは、給湯器Aから非加熱水の要求があった場合に混合器Aではソーラ温水の混合をせずに水固定動作となって冷水を給湯器Aに送り込ませることもできる。
【0004】
一方、給湯器として、特開平4−283354号公報等に挙げられているように、ゆらぎ動作を行うゆらぎ機能付きのものが知られている。このゆらぎ動作は、リモコンのゆらぎスイッチをオン操作すると、加熱源の熱交換器での加熱量が時間経過に伴なって変化され、これによって給湯器から出湯する湯の給湯温度が時間経過に伴なって変化されるものであり、例えばマッサージ効果を与えるマッサージシャワーとして利用される。
従って、このようなゆらぎ動作機能付きの給湯器に対し、上記湯水混合ユニットCを介して太陽熱温水器等の温水供給器を接続することも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記湯水混合ユニットCは、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態の場合は燃焼不要信号によって給湯器Aの燃焼動作が阻止されるため、上記ゆらぎ動作を行わせることができない。また、ソーラ温水温度が給湯設定温度より低い低温状態の場合は給湯器Aの燃焼動作が許容されているため、上記ゆらぎ動作を行わせることはできるが、この場合、ゆらぎ動作の下限温度は湯水混合ユニットCから送り込まれる混合水の温度となる。混合水は冷水の温度より高いため、ゆらぎ動作の下限温度が高くなってしまい、ゆらぎ動作の温度幅を十分に確保できず、実質的にゆらぎ動作となり難い。
【0006】
そこで、従来の上記湯水混合ユニットCは、給湯器Aからの非加熱水要求によって水固定動作にできるので、ゆらぎ動作を行うときは、この水固定動作とし給湯器に冷水を供給させるようにすることが考えられる。そうすれば、従来どおり給湯器Aの持つゆらぎ機能を使って上記ゆらぎ動作を実現できるが、これでは太陽熱温水器Bに十分なソーラ温水があるにも関わらず全く利用できない不具合が生じる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、上記湯水混合ユニットとして、ゆらぎ機能付きの補助熱源機との接続に際して温水を有効に活用できるゆらぎ動作を行えるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明による湯水混合ユニットは、
加熱源を燃焼動作させて湯温設定器に設定された給湯設定温度の湯を出湯させる一方、ゆらぎ指示部にてゆらぎ動作が指示されると出湯温度が時間経過に伴なって変化するゆらぎ動作が行われるように上記加熱源の加熱量を時間経過に伴なって変化させる補助熱源機に対して、温水供給器を接続するための湯水混合ユニットであって、
上記温水供給器からの温水と給水源からの冷水とを導入すると共に混合しこの混合水を上記補助熱源機へ供給する通水回路と、上記通水回路に配設されて上記混合水の温度が所望の混合設定温度となるように上記温水と上記冷水との湯水混合割合を決定する混合器と、上記補助熱源機との間で通信すると共に本湯水混合ユニットの動作制御を行うコントローラとを備え、
上記コントローラは、上記ゆらぎ動作が指示されると、
上記温水の温度が上記給湯設定温度より高い高温状態のときは、上記補助熱源機における加熱源の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を補助熱源機に送出し、上記混合水の温度が時間経過に伴なって変化するように上記混合器の湯水混合割合を時間経過に伴なって変化させるようにし、
上記温水の温度が上記給湯設定温度以下の低温状態のときは、上記燃焼不要信号を送出せず、上記混合水の温度が一定温度となるように上記混合器の湯水混合割合を決定する制御構成を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
これによると、温水の温度が上記高温状態のときは燃焼不要信号によって補助熱源機の加熱源の燃焼動作が阻止されるため、当該加熱源の燃焼動作制御によってはゆらぎ動作を行わない。この場合、上記混合器における湯水混合割合を時間経過に伴なって変化させることによって時間経過に伴なって温度変化する混合水が補助熱源機側へ送り込まれるため、このときの混合水が補助熱源機を通じて出湯される。従って、本湯水混合ユニットにおける混合器の混合制御によってゆらぎ動作が行われることとなる。
【0010】
一方、温水の温度が上記低温状態のときは給湯設定温度の湯を得るため補助熱源機にて燃焼動作させる必要があるから、ゆらぎ動作の指示により加熱源の加熱量が時間経過に伴なって変化される。そのため、混合水の温度を変化させると予想外の高温出湯となるおそれもあるため、温水の温度が上記低温状態のときは混合水の温度が一定の混合設定温度となるように上記混合器の湯水混合割合を決定することによって一定温度の混合水を補助熱源機へ送り込む。すると、補助熱源機の加熱源が許容されているので補助熱源機における加熱源の加熱量が時間経過に伴なって変化され、一定温度の混合水が加熱源によって時間経過に伴なって温度変化されて出湯される。従って、通常どおり補助熱源機における加熱源の燃焼動作制御によってゆらぎ動作が行われることとなる。
【0011】
(2)請求項2の発明による湯水混合ユニットは、上記湯水混合ユニット(請求項1)において、
上記コントローラは、温水の温度が上記低温状態のときのゆらぎ動作中に当該温水の温度が上記高温状態となった場合でも、上記燃焼不要信号を送出せず混合水の温度が一定温度となるように混合器の湯水混合割合を決定する現在の制御を継続させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
ゆらぎ動作を混合器で行わせる場合と補助熱源機の加熱源で行わせる場合との間で切替えると、この切替え時にゆらぎ動作の温度変化パターンが途切れてしまうが、補助熱源機の加熱源を燃焼動作制御したゆらぎ動作(温水温度の低温状態)から当該燃焼動作を阻止して混合器の混合制御によるゆらぎ動作(温水温度の高温状態)に切替える場合は、補助熱源機の加熱源を燃焼動作から非燃焼動作としても加熱源には残熱があってしばらくの間は温調困難な事態があるため、この切替え時に起こるゆらぎ動作の途切れが長く続いてしまう。
【0013】
そこで、上記構成により、温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態から給湯設定温度より高い高温状態へと変わっても、上記燃焼不要信号を送出せず上記混合器にて混合水の温度が一定温度となるように湯水混合割合を決定する現在の制御を継続し、補助熱源機の加熱源を燃焼動作制御させたゆらぎ動作を続行することによって、ゆらぎ動作の途切れを防止することができる。
【0014】
なお、温水の温度が高温状態のときのゆらぎ動作は、上記補助熱源機における燃焼動作が阻止されているので、温水温度が高温状態のときのゆらぎ動作から温水温度が低温状態のときのゆらぎ動作へと切替えても、加熱源の残熱によるゆらぎ動作の長い途切れを生じさせることがないので、温水の温度が上記高温状態でのゆらぎ動作中(加熱源は非燃焼動作)に上記温水の温度が上記給湯設定温度以下の低温状態となった場合は、補助熱源機における燃焼動作を許容したゆらぎ動作に切替わる制御構成でもよい。
【0015】
(3)請求項3の発明による湯水混合ユニットは、上記湯水混合ユニット(請求項1)において、
上記コントローラは、温水の温度が上記高温状態におけるゆらぎ動作中に当該温水の温度が上記低温状態となった場合は、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出し、当該ゆらぎ動作を解除するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
温水の温度が給湯設定温度より高い高温状態のときのゆらぎ動作中に、温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態となったときでも、ゆらぎ動作を継続させるには補助熱源機側による燃焼動作制御へと切替える必要があるが、この切替え時には、ゆらぎ動作による所定パターンの出湯温度の変化が途切れ、ゆらぎシャワー等の心地よさが減少してしまう。
【0017】
そこで、上記構成により、温水の温度が上記高温状態にあるときのゆらぎ動作中に温水の温度が上記低温状態となった場合は、ゆらぎ動作を解除して一旦ゆらぎ動作を停止させ、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出することによって使用者が引続いてゆらぎ動作を継続したければ、改めてゆらぎ指示部でのゆらぎ動作の指示を促す。そして、ゆらぎ動作の指示がなされることによって、温水の温度が上記低温状態のときの補助熱源機側での燃焼動作制御によるゆらぎ動作が改めて実行されるから、以後は途切れのない所定パターンの出湯温度変化となって心地のよいゆらぎシャワー等を実感できることとなる。
【0018】
(4)請求項4の発明による湯水混合ユニットは、上記湯水混合ユニット(請求項3)において、
上記コントローラは、温水の温度が上記低温状態におけるゆらぎ動作中に上記温水の温度が上記高温状態となった場合は、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出し、当該ゆらぎ動作を解除するようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態のときのゆらぎ動作中に、温水の温度が給湯設定温度より高い高温状態となったときは、補助熱源機側を燃焼動作させることなく温水を利用してゆらぎ動作を行うことができるにも関わらず、ゆらぎ動作の途切れを防止すべく、そのまま現在のゆらぎ動作が継続されると、温水が最大限に有効活用されない。
【0020】
そこで、温水の温度が上記低温状態にあるときのゆらぎ動作中に温水の温度が上記高温状態となった場合でも、ゆらぎ動作を解除して一旦ゆらぎ動作を停止させ、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出することによって使用者がまだ引続いてゆらぎ動作を継続したければ、改めてゆらぎ指示部でのゆらぎ動作の指示を促す。そして、ゆらぎ動作の指示がなされることによって、ゆらぎ動作は、給湯器を燃焼動作させず、温水を利用したゆらぎ動作が改めて実行されるから、温水を最大限に有効活用することができる。
【0021】
(5)請求項5の発明による湯水混合ユニットは、上記湯水混合ユニット(請求項1ないし4)において、
温水の温度が上記低温状態のときのコントローラにおける上記制御構成を、混合器にて温水の混合を行わない水固定とするようにしたことを特徴とするものである。
【0022】
これによって、温水温度が給湯設定温度以下の低温状態のときは上記水固定動作によって補助熱源機側へは冷水が送り込まれ、補助熱源機にてこの冷水の加熱量を時間経過に伴なって変化させてゆらぎ動作が行われる。従って、冷水温度は、冷水に温水を混合した混合水に比して低いので、水固定動作にて冷水を送り込むことで混合水を送り込んだときよりもゆらぎ動作時の下限温度を下げるができる。
【0023】
(6)請求項6の発明による湯水混合ユニットは、
加熱源を燃焼動作させて湯温設定器に設定された給湯設定温度の湯を出湯させる一方、ゆらぎ指示部にてゆらぎ動作が指示されると出湯温度が時間経過に伴なって変化するゆらぎ動作が行われるように上記加熱源の加熱量を時間経過に伴なって変化させる補助熱源機に対して、温水供給器を接続するための湯水混合ユニットであって、
上記温水供給器からの温水と給水源からの冷水とを導入すると共に混合しこの混合水を上記補助熱源機へ供給する通水回路と、上記通水回路に配設されて上記混合水の温度が所望の混合設定温度となるように上記温水と上記冷水との湯水混合割合を決定する混合器と、上記補助熱源機との間で通信すると共に本湯水混合ユニットの動作制御を行うコントローラとを備え、
上記コントローラは、上記ゆらぎ動作が指示されると、上記補助熱源機における加熱源の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を送出せず、上記混合水の温度が一定温度となるように上記混合器の湯水混合割合を決定する制御構成を備えたことを特徴とするものである。
【0024】
これによると、上記ゆらぎ動作が指示されると、一律に混合器から一定の混合設定温度となった混合水が補助熱源機に送り込まれ、補助熱源機において加熱源の加熱量が時間経過に伴なって変化されるので、補助熱源機での燃焼動作制御によってゆらぎ動作が行われることとなる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る発明によれば、ゆらぎ動作に際して、温水温度が給湯設定温度より高い場合でも低い場合でも温水供給器の温水が利用されるので、この温水を有効に活用してゆらぎ動作を行うことができ、しかも、予想外の高温出湯となることもなく安全にゆらぎ動作を行うことができる。
【0026】
請求項2に係る発明によれば、上記温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態でのゆらぎ動作中に当該温水の温度が給湯設定温度より高い高温状態となった場合でも、補助熱源機の加熱源を燃焼動作制御させたゆらぎ動作がそのまま継続されるので、ゆらぎ動作が途切れてしまう不具合を防止できる。
【0027】
請求項3に係る発明によれば、温水の温度が給湯設定温度より高い高温状態のときのゆらぎ動作中に当該温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態となったとき一旦ゆらぎ動作を終了させても、ゆらぎ終了信号によって改めてゆらぎ指示部でのゆらぎ動作指示が促される。従って、次にゆらぎ動作指示がされると、温水の温度が上記低温状態のときの補助熱源機側での燃焼動作制御によるゆらぎ動作が改めて実行されるから、以後は途切れのない所定パターンの出湯温度変化となって心地のよいゆらぎシャワー等を引き続き実感できる。
【0028】
請求項4に係る発明によれば、温水の温度が給湯設定温度以下の低温状態のときのゆらぎ動作中に温水の温度が給湯設定温度より高い高温状態となったとき一旦ゆらぎ動作を終了させても、ゆらぎ終了信号によって改めてゆらぎ指示部でのゆらぎ動作指示が促される。従って、次にゆらぎ動作指示がされると、温水温度が上記高温状態のときの混合器の混合制御によるゆらぎ動作が行われ、給湯器を燃焼動作させずに温水を十分に有効利用したゆらぎ動作が改めて実行されるから、温水を最大限に有効活用することができる。
【0029】
請求項5に係る発明によれば、温水温度が給湯設定温度以下の低温状態のときは混合器の上記水固定動作によって補助熱源機側へは冷水が送り込まれるので、混合水を送り込んだときよりもゆらぎ動作時の下限温度を下げるができ、従って、ゆらぎ動作の温度幅を十分に確保することができる。
【0030】
請求項6に係る発明によれば、ゆらぎ動作に際して、温水供給器の温水が利用されるので、この温水を有効に活用して、ゆらぎ動作を行うことができる。また、温水温度が給湯設定温度より高くても低くても、混合器から一定の混合設定温度となった混合水が補助熱源機に送り込まれるので、制御構成を簡単にするができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下の実施の形態では、温水供給器として太陽熱温水器を、本発明の湯水混合ユニットによって補助熱源機としての給湯器に接続したソーラ給湯システムを例に挙げて説明する。そして、上記給湯器としては、ゆらぎスイッチのオン操作により熱交換器の加熱量を時間経過に伴なって変化させて出湯温度を時間経過に伴なって変化させるゆらぎ機能を備えるものである。
【0032】
<実施の形態1>
図1は、ソーラ給湯システムの全体構成図を示す。まず、図1を参照して、このソーラ給湯システムの各部の構成から説明する。
【0033】
(太陽熱温水器)
太陽熱温水器5は、既知の種々のものを使用できるが、図1に示すものでは、太陽熱を吸収する集熱器50から引出された循環路52を貯湯タンク51内に導き、図示しないポンプによって循環路52内の液状媒体を循環させ、貯湯タンク51底部に取付けたソーラ用給水路55を通じて貯湯タンク51内に供給される冷水を熱交換加熱してソーラ温水とし、このソーラ温水を貯湯タンク51頂部に取付けたソーラ温水配管56を通じて上層の一番温かいところから順次取り出すようにするものである。
【0034】
(給湯器)
給湯器7は、例えば給湯使用時にシャワーヘッドの出湯温度が変化するゆらぎ機能を備えたものが使用されるが、図1に示すものでは、本体70内にはバーナ等を有する熱交換器73(加熱源)とこの給湯器7を運転制御する給湯コントローラ72とを備え、また、本体70外に給湯リモコン71が上記給湯コントローラ72と信号線78で接続されて取付けられている。給湯リモコン1には、運転スイッチ711、湯温設定器712、ゆらぎスイッチ713のほか、浴槽の湯張りスイッチ・追焚スイッチ、燃焼ランプ等の表示部等の各種操作部等を有する。上記熱交換器73には、上記湯水混合ユニット1が接続される入水配管76と末端蛇口にシャワーヘッド75を有する出湯配管74とが接続されると共に、浴槽81へと導かれる往き管82と戻り管83とが接続されている。この熱交換器73によって上記入水配管76や戻り管83等に流れる水が熱交換加熱される。また、出湯配管74には、往き管82との間に浴槽81へ湯を供給するための風呂落とし込み路84が設けられ、この風呂落とし込み路84には、落とし込み開閉弁85が設けられ、その下流の往き管82との接続点には三方弁86が設けられている。なお、入水配管76、出湯配管74、往き管82および戻り管83には、温度センサが設けられていてもよく、また、入水配管76および往き管82には、ポンプ、水量センサが設けられていてもよい。
【0035】
そして、給湯使用の際に、上記給湯リモコン71のゆらぎスイッチ713がオン操作されると、上記給湯コントローラ72からの制御指令によって熱交換器73の加熱量が時間経過に伴なって変化され、出湯配管74端末のシャワーヘッド75からの出湯温度が一定温度幅内で所定パターンに温度変化するゆらぎ動作が実行される。なお、このとき、浴槽81への湯張りや追焚きが並行される場合は、上記給湯コントローラ72からの制御指令によって落とし込み開閉弁85や三方弁86を閉止させ、ゆらぎ動作中の湯張りや追焚きが中断される。
【0036】
(湯水混合ユニット)
上記湯水混合ユニット1は、太陽熱温水器5のソーラ温水と給水源の水道水等の冷水とを混合して混合水とし、この混合水を給湯器7の入水配管76に送り込む装置であり、その主要構成は、ソーラ温水、冷水および混合水が通される通水回路2と、ソーラ温水と冷水との混合割合の調節をする混合器3と、本湯水混合ユニット1を運転制御するコントローラ11とを備える。
【0037】
上記通水回路2は、上記太陽熱温水器5のソーラ温水配管56と接続されてソーラ温水が通されるソーラ温水路21と、給水源の給水路60の減圧弁61下流から分岐された給水配管10と接続されて水道水等の冷水が通される冷水路22と、上記ソーラ温水路21および上記冷水路22が合流されると共に上記給湯器7の入水配管76と接続されてソーラ温水と冷水とを混合した混合水が通される混合水路23とを有する。
【0038】
そして、ソーラ温水路21にはソーラ温水開閉弁33やソーラ温水路21内を流れるソーラ温水の温度を検出するソーラ温水温度センサ41が配設され、冷水路22には冷水路22内を流れる冷水の温度を検出する冷水温度センサ42が配設され、また、混合水路23には混合水路23内を流れる混合水の通水を検出する水量センサ40や混合水路23内を流れる混合水の温度を検出する混合水温度センサ43およびハイカットサーミスタ44が配設されている。
【0039】
また、上記ソーラ温水開閉弁33は、例えばソレノイドによって駆動される電磁弁が採用され、ソレノイドへの電圧供給が停止されると閉弁する常閉式のものである。そして、このソーラ温水開閉弁33は、上記コントローラ11によって制御され、混合水路23内の通水が検知されると開弁される。
【0040】
上記混合器3は、図1に示す例では、混合水路23における、ソーラ温水路21との接続点に設けたソーラ温水側弁31および冷水路22との接続点に設けた冷水側弁32からなる2軸式のものが採用され、この混合器3によるソーラ温水と冷水との混合割合を調節することによって所望温度の混合水が得られる。
【0041】
上記コントローラ11は、湯水混合ユニット1の運転制御を行う他に、上記給湯器7の給湯リモコン71や給湯コントローラ72と通信線77,78で接続されて通信機能を保持する。このコントローラ11の主要構成は、給湯コントローラ72や給湯リモコン71との間で情報の送受信を行う通信部111と、目標とする混合水の温度である混合設定温度を決定すると共に混合器3のソーラ温水側弁31および冷水側弁32の開度調節を行う混合器制御部112と、ソーラ温水開閉弁33の開閉制御を行う開閉弁制御部113と、上記各種温度センサ41〜44からの温度情報や上記給湯リモコン71での給湯設定温度を監視すると共にソーラ温水温度と給湯設定温度との比較を行う温度監視部114と、ゆらぎ動作時の動作制御を行うゆらぎ制御部115とを備える。
【0042】
そして、上記ゆらぎ制御部115は、上記給湯リモコン71のゆらぎスイッチ713によりゆらぎ動作が指示されると、このゆらぎ制御部115からの指令によって上記混合器制御部112や上記通信部111が以下のような制御を実行させる。
【0043】
ソーラ温度センサ41で検出するソーラ温水温度が給湯リモコン71の湯温設定器712に設定される給湯設定温度より高い高温状態のときは、通信部111から給湯コントローラ72に燃焼不要信号を送出させて給湯器7での燃焼動作を阻止すると共に、混合器制御部112により混合器3でのソーラ温水側弁31および冷水側弁32の開度調節をしソーラ温水と冷水との混合割合を所定パターンに時間経過に伴なって変化させてこのパターンに従い時間経過に伴なって温度変化する混合水を給湯器7側へ供給することによって当該湯水混合ユニット1側での動作制御によりゆらぎ動作を行う。
【0044】
このときの混合器3に対する混合制御は、混合水の温度変化パターンとしてゆらぎ動作のシャワーによるマッサージ効果のために、例えば図5に示すように、温度変化のパワースペクトルがその振動数fに対して1/fとなるようにあらかじめ決定された幾つかの信号パターンP0、P1、P2、P3をゆらぎ制御部115内の記憶部(図示せず)から読み出してその上限値を給湯リモコン71に設定された給湯設定温度とし、混合器3での混合制御によるゆらぎ動作を行うようにする。例えば、ゆらぎ動作の初期には、信号パターンP1〜P3に含まれる最大ゆらぎ温度幅(例えば、10deg℃)の間で温度が単純に変化する初期信号P0が読み出され、その後、ゆらぎ制御部115からの選択信号に応じて所定の順序で各信号パターンP1、P2、P3が読み出され、以後、初期信号P0と選択信号にて選択される信号パターンP1、P2、P3とが交互に読み出される。なお、上記選択信号による各信号パターンP1、P2、P3の読出順序は、「ゆらぎシャワー」の使用者が各信号パターンP1、P2、P3の順序を感知できないようにするために、ゆらぎ動作が行なわれる度に異なった順序で読み出されるようにしてもよい。例えば、ゆらぎスイッチ713によるゆらぎ動作の指示回数に基づいた演算式や乱数テーブル等によって読み出される信号パターンP1、P2、P3の読出順序が決定され、またこれはゆらぎ動作中にも逐次信号パターンP1、P2、P3の読出順序が決定されるようにし、ゆらぎ動作が比較的長くなった場合でも出湯温度となる混合水温度の変化パターンが使用者に感じられないようにすることができる。
【0045】
一方、上記ソーラ温水温度が上記給湯設定温度以下の低温状態のときは、燃焼不要信号を送出せずに給湯器7の燃焼動作を許容しておき、混合器3からは一定の混合設定温度の混合水を給湯器7に供給するようにし、ゆらぎ動作を給湯器7におけるゆらぎ機能によって行わせるようにする。このときの給湯器7の熱交換器73における加熱量制御は、上述のように出湯される湯の温度変化のパワースペクトルがその振動数fに対して1/fとなるようにあらかじめ決定された幾つかの信号パターンP0、P1、P2、P3に従うように変化させてもよい。
【0046】
なお、上記ゆらぎ制御部115の制御構成は、当初のソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態からソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態になったときは、上記湯水混合ユニット1側によるゆらぎ動作から上記給湯器7側によるゆらぎ動作へと切替えるが、逆に、当初のソーラ温水温度が上記低温状態から上記高温状態になったときは、上記給湯器7側によるゆらぎ動作から上記湯水混合ユニット1側によるゆらぎ動作へと切替えずにそのまま給湯器7側によるゆらぎ動作を継続させるようにする。
【0047】
これは、上記ゆらぎ動作の切替えによってゆらぎ動作が途切れてしまうことを防止するためである。すなわち、給湯器7の熱交換器73を燃焼動作から非燃焼動作としても熱交換器73には残熱があってしばらくの間は温調困難な事態となるため、給湯器7の熱交換器73を燃焼動作制御したゆらぎ動作(ソーラ温水温度の低温状態)から給湯器7における燃焼動作を阻止して混合器3での混合制御によるゆらぎ動作に切替える際に、ゆらぎ動作が長く途切れてしまうからである。
【0048】
なお、上記ソーラ温水温度が上記給湯設定温度より高い高温状態のときのゆらぎ動作は、上記給湯器7における燃焼動作が阻止されているので、熱交換器73の残熱によるゆらぎ動作の長い途切れを生じさせることがないから、この場合は、給湯器7側によるゆらぎ動作へと切替えるようにしている。
【0049】
(ゆらぎ動作の説明)
次に、以上の構成からなるソーラ給湯システムによるゆらぎモードに関する動作を説明する。図2は、湯水混合ユニット1によるコントローラ11での制御フローを示したフローチャートである。
【0050】
給湯リモコン71でのゆらぎスイッチ713がオン操作されると(ステップS1)、ゆらぎ制御部115内の計時機能部(図示せず)にて15分間の計時を開始すると共に当該ゆらぎ制御部115でのフラグfrgAを「0」とし(ステップS2)、次いで温度監視部114にてソーラ温水温度が給湯設定温度より高いか否か比較される(ステップS3)。
【0051】
そして、上記温度監視部114での比較結果においてソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態にある場合は、給湯器7における熱交換器73の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を上記通信部111から給湯コントローラ72に送出すると共に、上記ゆらぎ制御部115からゆらぎ制御指令を受けた上記混合器制御112によって上記混合器3にてソーラ温水と冷水との混合割合を時間経過に伴なって変化させて上記ゆらぎ動作を行わせる(ステップS4,S5)。
【0052】
すなわち、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態のときには、上記コントローラ11は、燃焼不要信号によって給湯器7の熱交換器73の燃焼動作を阻止するので、当該熱交換器73の燃焼動作制御によってゆらぎ動作は行われない。この場合、上記コントローラ11は、上記混合器3においてソーラ温水と冷水との混合割合を図5に示したパターンに従い時間経過に伴なって変化させることにより、時間経過に伴なって温度変化する混合水が入水配管76を通じて給湯器7へ送り込まれ、この混合水が出湯されるため、上記混合器3の混合制御によってゆらぎ動作が行われることとなる。なお、ステップS4では、フラグ「frgA=1」の検出が行われるが、上記の場合は上記ステップS2によってフラグ「frgA=0」とされた状態にあるので制御フローはステップS4を通過してステップS5へ移行することとなる。
【0053】
一方、上記ステップS3において、上記温度監視部114での比較結果においてソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態であった場合は、ゆらぎ制御部115でのフラグfrgAを「1」とし(ステップS10)、次いで、この場合は上記通信部111からは燃焼不要信号が送出されず、当該ゆらぎ制御部115からの制御指令を受けた上記混合器制御112によって混合水が一定の混合設定温度となるように上記混合器3のソーラ温水と冷水との混合割合を決定する(ステップS11)。
【0054】
すなわち、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態のときは、給湯器7を燃焼動作させる必要があるので、ゆらぎスイッチ713のオン操作によるゆらぎ動作指示により上記給湯器7において給湯コントローラ72の指令によって熱交換器73の加熱量が時間経過に伴なって変化される。このときに上記混合器3にてソーラ温水と冷水との混合割合を変化させると予想外の高温出湯となるおそれもある。
【0055】
従って、ソーラ温水温度が上記低温状態のときには、上記コントローラ11は、上記混合器3において混合水が一定の混合設定温度となるようにソーラ温水と冷水とを混合させ、上記混合器3の混合制御によってはゆらぎ動作を行わない。この場合、通信部111は給湯コントローラ72に対して燃焼不要信号を送出しないので給湯器7での燃焼動作が許容されるため、通常どおり給湯器7の熱交換器73での加熱量が時間経過に伴なって変化され、入水配管76に供給されてくる一定の混合設定温度となった混合水が当該熱交換器73により時間経過に伴なって温度変化されて出湯される。従って、上記熱交換器73での燃焼動作制御によってゆらぎ動作が行われることとなる。
【0056】
このソーラ温水温度の低温状態のときの上記混合設定温度は、ゆらぎ温度幅が確保できる温度であって、且つなるべく高い温度であることが好ましい。本例では、ゆらぎ温度幅を10deg℃とすると、上記混合設定温度が25℃程度とされる。これは、シャワー使用に際しての給湯設定温度は一般に35℃以上になされると考えられるから、この35℃の給湯設定温度をゆらぎ温度幅の上限温度とし、10deg℃のゆらぎ温度幅が確保できる最も高い温度が25℃となるからである。なお、上記混合設定温度の決定に際し、なるべく高い温度とするのは、ソーラ温水の混合割合を多くすることによってソーラ温水の利用を十分に図るためであり、また、ゆらぎ温度幅が確保できる温度とするのは、ゆらぎ動作の運転によるマッサージ効果を十分に果たせるようにするためである。また、ゆらぎ動作時の上記混合設定温度は、ゆらぎ動作以外の通常の給湯使用時の混合設定温度より一般に低くなる。それは、上述のように、ゆらぎ温度幅として概ね10deg℃程度確保する必要があるからである。
【0057】
そして、上記各ゆらぎ動作は、次の停止条件に応じて停止される。すなわち、ゆらぎ動作の停止条件は、ゆらぎスイッチ713がオフ操作された場合(ステップS6)、ゆらぎ動作の継続時間が15分経過した場合(ステップS7)、混合水路内の通水が作動水量以下になった場合(ステップS8)であり、これらのいずれかの場合に、ゆらぎ動作が解除され、ゆらぎ動作が終了する(ステップS9)。なお、このゆらぎ動作終了時に、ゆらぎ制御部115の制御指令によって通信部111からの信号出力により給湯リモコン71において表示器やブザー等でゆらぎ終了を報知するようにしてもよい。
【0058】
ゆらぎ動作が停止されないゆらぎ動作中の間は、制御フローを上記ステップS3に戻し、温度監視部114によって最新のソーラ温水温度と給湯設定温度との比較がなされる。
【0059】
そして、ゆらぎ動作の当初はソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態にあったが(ステップS5)、このゆらぎ動作中にソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態となった場合は、ステップS3において制御フローをステップS10,S11へ移行させ、給湯器7への燃焼不要信号の送出を停止すると共に、混合器3からは一定の混合設定温度の混合水を給湯器7に供給し、給湯器7での燃焼制御によるゆらぎ動作に切替えられる。
【0060】
逆に、ゆらぎ動作の当初はソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態にあったが(ステップS11)、このゆらぎ動作中にソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態となった場合は、混合器7によるゆらぎ動作へとは切替えることなく、そのまま給湯器7によるゆらぎ動作を継続させる。つまり、制御フローがステップS3においてステップS4へ移行されると、このステップS4においてゆらぎ制御部115のフラグ「frgA=1」が検出され(ステップS4でYes)、給湯器7によるゆらぎ動作を行わせる上記ステップS11へと再び戻されるからである。なお、上記フラグfrgAは、ソーラ温水温度が上記低温状態のときにステップS10で「1」にセットされている。
【0061】
このような動作制御を行う理由を説明する。すなわち、ゆらぎ動作を混合器3で行わせる場合(ステップS5)と給湯器7の熱交換器73で行わせる場合(ステップS11)との間で切替えると、この切替え時にゆらぎ動作の温度変化パターンが途切れてしまうが、上記熱交換器73を燃焼動作制御したゆらぎ動作(ソーラ温水温度の低温状態)から当該燃焼動作を阻止して混合器3の混合制御によるゆらぎ動作(ソーラ温水温度の高温状態)に切替える場合、給湯器7の熱交換器73を燃焼動作から非燃焼動作としても熱交換器73には残熱があってしばらくの間は温調困難な事態があるため、この切替え時に起こるゆらぎ動作の途切れが長く続いてしまう。そこで、上記ステップS4の構成により、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態から給湯設定温度より高い高温状態へと変わっても、上記燃焼不要信号を送出せずに上記混合器3にて混合水の温度が一定温度となるように湯水混合割合を決定する現在の制御(ステップS11)を継続し、給湯器7の熱交換器73を燃焼動作制御させたゆらぎ動作を続行することによって、ゆらぎ動作の途切れを完全に防止することができる。
【0062】
一方、ソーラ温水温度が高温状態のときのゆらぎ動作は、上記給湯器7における燃焼動作が阻止されているので、ソーラ温水温度が高温状態のときのゆらぎ動作(ステップS5)からソーラ温水温度が低温状態のときのゆらぎ動作(ステップS11)へと切替えても、熱交換器73の残熱によるゆらぎ動作の長い途切れを生じさせることがないので、ソーラ温水温度が高温状態でのゆらぎ動作中(熱交換器が非燃焼動作)にソーラ温水温度が低温状態となった場合は、給湯器7における燃焼動作を許容したゆらぎ動作に切替わる制御構成としている。つまり、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高い高温状態でのゆらぎ動作中(ステップS5)に、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下となった場合は、ステップS3での「No」の判別に従って給湯器7によるゆらぎ動作(ステップS11)に切替えられる。
【0063】
以上のように、上記実施の形態1によると、ゆらぎ動作に際して、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高い場合でも低い場合でも太陽熱温水器5のソーラ温水が利用されるので、このソーラ温水を有効に活用してゆらぎ動作を行うことができ、しかも、予想外の高温出湯となることもなく安全にゆらぎ動作を行うことができる。また、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態でのゆらぎ動作中に上記ソーラ温水温度が上記給湯設定温度より高くなった場合でも、給湯器7の熱交換器73を燃焼動作制御させたゆらぎ動作がそのまま継続されるので、この場合にゆらぎ動作が途切れてしまう不具合を防止できる。
【0064】
<実施の形態2>
実施の形態2のソーラ給湯システムは、湯水混合ユニット1の上記コントローラ11のゆらぎ動作に関する制御構成として、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高かったときにおける上記湯水混合ユニット1側によるゆらぎ動作中に、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下となったときは、ゆらぎ動作を終了させるようにする。その他の構成および動作は、上記実施の形態1と同様である。
【0065】
この実施の形態2でのゆらぎ動作の制御を図3のフローチャートに示す。図3において、上記実施の形態1での図2のフローチャートと比べてフラグfrgBおよびゆらぎ終了信号に関するステップS101,S102,S103,S104が追加されている。
【0066】
図3を参照して、ゆらぎスイッチ713がオン操作されると、コントローラ11内のゆらぎ制御部115のフラグfrgAおよびフラグfrgBがともに「0」にされる(ステップS1,S2,S101)。そして、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高かった場合は、上記フラグfrgBを「1」にし、燃焼不要信号の送出によって給湯器7の燃焼動作を阻止すると共に混合器3での混合割合を時間経過に伴なって変化させ、当該混合器3における混合制御によってゆらぎ動作を行わせる。
【0067】
この湯水混合ユニット1側によるゆらぎ動作中に、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下となったとき、制御フローがステップS10を経てS103へ移行され、ステップS103において上記フラグ「frgB=1」が検出される。すると、制御フローがステップS104へ移行してゆらぎ終了信号が送出され、次いでステップS9へ移行してゆらぎ動作が解除され、ゆらぎ動作が停止される。
【0068】
上記ステップS104におけるゆらぎ終了信号は、ゆらぎ制御部115からの指令によって通信部111が給湯リモコン71に対して送出し、このゆらぎ終了信号を受け取った給湯リモコン71において表示器やブザー等でゆらぎ停止を報知するようにしてもよい。
【0069】
このように、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高かったときのゆらぎ動作中に、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下となったときは、ゆらぎ動作を継続させるには上記実施の形態1の場合のように給湯器側による燃焼動作制御へと切替える必要があるが、この切替え時には、ゆらぎ動作による所定パターンの出湯温度の温度変化が途切れ、ゆらぎシャワーの心地よさが減少してしまう。
【0070】
そこで、このような場合は、上記実施の形態2では、ゆらぎ動作を一旦終了させるようにした。すると、使用者がまだ引続いてゆらぎシャワーを継続したければ、改めてゆらぎスイッチ713をオン操作することによって途切れのない所定パターンの出湯温度変化となり、これによって以後は心地のよいゆらぎシャワーを実感できることとなる。
【0071】
なお、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下のときのゆらぎ動作中に(ステップS11)、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高くなったときは(ステップS3でYes)、実施の形態1と同じく、ステップS4でのフラグ「frgA=1」の検出によって制御フローがステップS11へ戻されて、現在のゆらぎ動作が継続されるから、ゆらぎ動作が途切れることもない。
【0072】
<実施の形態3>
実施の形態3のソーラ給湯システムは、湯水混合ユニット1の上記コントローラ11のゆらぎ動作に関する制御構成として、ゆらぎ動作中に、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高かった状態から低くなったときや、ソーラ温水温度が給湯設定温度より低かった状態から高くなったときは、いずれの場合もゆらぎ動作を終了させるようにする。その他の構成および動作は、上記実施の形態1と同様である。
【0073】
この実施の形態3でのゆらぎ動作の制御を図4のフローチャートに示す。上記実施の形態2での図3のフローチャートではステップS4においてフラグ「frgA=1」が検出されると制御フローをステップS11へ戻していたところ、図4のフローチャートでは、ステップS204においてフラグ「frgA=1」が検出されると制御フローをステップS104へ移行させる。
【0074】
従って、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下のときのゆらぎ動作中に(ステップS11)、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高くなったときは、制御フローがステップS104へ移行してゆらぎ終了信号が送出され、次いでステップS9へ移行してゆらぎ動作が解除され、ゆらぎ動作が停止される。その他の制御動作は、図3に示す上記実施の形態2と同様である。
【0075】
上記実施の形態1,2のように、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下のときのゆらぎ動作中に(ステップS11)、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高くなったときは、給湯器7を燃焼動作させることなくソーラ温水を利用してゆらぎ動作を行うことができるにも関わらず、ゆらぎ動作の途切れを防止すべく、そのまま現在のゆらぎ動作が継続されるため、太陽熱温水器5のソーラ温水を最大限に有効活用されていない。
【0076】
そこで、実施の形態3では、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下のときのゆらぎ動作中に(ステップS11)、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高くなったときでも、一旦ゆらぎ動作を停止させることによって、使用者がまだ引続いてゆらぎシャワーを継続したければ、改めてゆらぎスイッチ713をオン操作させるようにする。これによって、ゆらぎ動作は、図4中のステップS5における、給湯器7を燃焼動作させず、ソーラ温水を十分に有効利用したゆらぎ動作が行われるので、ソーラ温水を最大限に有効活用することができる。
【0077】
<その他>
なお、本発明は上記各実施の形態1〜3のものには限定されず、種々の変更が可能である。例えば、ソーラ温水温度が給湯設定温度以下の低温状態のときの上記コントローラ11における制御構成を、混合器3にてソーラ温水の混合を行わない水固定(ソーラ温水側弁31を全閉、冷水側弁32を開)としてもよい。この場合、冷水温度は、冷水に温水を混合した混合水に比して低いので、給湯器7側に混合水を送り込んだときよりも混合器3の水固定にて冷水を送り込むことによってゆらぎ動作時の下限温度を下げるができ、ゆらぎ動作の温度幅を十分に確保することができる。
【0078】
また、上記コントローラ11は、上記ゆらぎスイッチ713よりゆらぎ動作が指示されると、上記給湯器7における熱交換器73の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を送出せず、混合水の温度が一定温度となるように混合器3の湯水混合割合を決定する制御構成としてもよい。この場合、ゆらぎ動作に際して、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高くても低くても、混合器3から一定の混合設定温度となった混合水が給湯器7に送り込まれるので、制御構成を簡単にするができる。
【0079】
また、図1に示した湯水混合ユニット1の構成例では、ソーラ温水路21において常閉式の開閉弁33(電磁弁等)を備えたものとしたが、図6に示すように、このような開閉弁33を備えず、混合器3を迂回させて冷水路22と混合水路23とを直結するバイパス通路221を設け、且つ、このバイパス通路221に混合水路23内の通水時には閉弁させるようにした常開式のバイパス開閉弁331(電磁弁等)を具備したものとしてもよい。
【0080】
また、図1に示した例では、混合器3としてソーラ温水側弁31と冷水側弁32とを持つ2軸式とするが、単一の弁体を回動させて角度調節することによりソーラ温水路21からのソーラ温水と冷水路22からの冷水の混合割合を調整する1軸式のものでもよい。
【0081】
さらには、上記各実施の形態1〜3では、上記温水供給器として太陽熱温水器5を用いるが、これに限らず、例えば廃熱利用の温水器等その他種々の温水供給器であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による湯水混合ユニットを用いた給湯システムの全体構成を示す構成図である。
【図2】実施の形態1の湯水混合ユニットにおける動作フローを示すフローチャートである。
【図3】実施の形態2の湯水混合ユニットにおける動作フローを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態3の湯水混合ユニットにおける動作フローを示すフローチャートである。
【図5】ゆらぎ動作時における混合水の温度変化パターンを示す波形図である。
【図6】通水回路の他の例であってバイパス通路と常開式のバイパス開閉弁とを備えるものを示す要部構成図である。
【図7】従来のソーラ給湯システムの全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 湯水混合ユニット
2 通水回路
3 混合器
5 太陽熱温水器
7 給湯器
10 給水配管
11 コントローラ
21 ソーラ温水路
22 冷水路
23 混合水路
31 ソーラ温水側弁
32 冷水側弁
33 ソーラ温水開閉弁
40 水量センサ
41 ソーラ温水温度センサ
42 冷水温度センサ
43 混合水温度センサ
44 ハイカットサーミスタ
56 ソーラ温水配管
71 給湯リモコン
72 給湯コントローラ
73 熱交換器
76 入水配管
77,78 通信線
111 通信部
112 混合器制御部
113 開閉弁制御部
114 温度監視部
115 ゆらぎ制御部
713 ゆらぎスイッチ

Claims (6)

  1. 加熱源を燃焼動作させて湯温設定器に設定された給湯設定温度の湯を出湯させる一方、ゆらぎ指示部にてゆらぎ動作が指示されると出湯温度が時間経過に伴なって変化するゆらぎ動作が行われるように上記加熱源の加熱量を時間経過に伴なって変化させる補助熱源機に対して、温水供給器を接続するための湯水混合ユニットであって、
    上記温水供給器からの温水と給水源からの冷水とを導入すると共に混合しこの混合水を上記補助熱源機へ供給する通水回路と、上記通水回路に配設されて上記混合水の温度が所望の混合設定温度となるように上記温水と上記冷水との湯水混合割合を決定する混合器と、上記補助熱源機との間で通信すると共に本湯水混合ユニットの動作制御を行うコントローラとを備え、
    上記コントローラは、上記ゆらぎ動作が指示されると、
    上記温水の温度が上記給湯設定温度より高い高温状態のときは、上記補助熱源機における加熱源の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を補助熱源機に送出し、上記混合水の温度が時間経過に伴なって変化するように上記混合器の湯水混合割合を時間経過に伴なって変化させるようにし、
    上記温水の温度が上記給湯設定温度以下の低温状態のときは、上記燃焼不要信号を送出せず、上記混合水の温度が一定温度となるように上記混合器の湯水混合割合を決定する制御構成を備えたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  2. 請求項1に記載の湯水混合ユニットにおいて、
    上記コントローラは、温水の温度が上記低温状態のときのゆらぎ動作中に当該温水の温度が上記高温状態となった場合でも、上記燃焼不要信号を送出せず混合水の温度が一定温度となるように混合器の湯水混合割合を決定する現在の制御を継続させるようにしたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  3. 請求項1に記載の湯水混合ユニットにおいて、
    上記コントローラは、温水の温度が上記高温状態におけるゆらぎ動作中に当該温水の温度が上記低温状態となった場合は、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出し、当該ゆらぎ動作を解除するようにしたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  4. 請求項3に記載の湯水混合ユニットにおいて、
    上記コントローラは、温水の温度が上記低温状態におけるゆらぎ動作中に上記温水の温度が上記高温状態となった場合は、上記補助熱源機に対してゆらぎ終了信号を送出し、当該ゆらぎ動作を解除するようにしたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の湯水混合ユニットにおいて、
    温水の温度が上記低温状態のときのコントローラにおける上記制御構成を、混合器にて温水の混合を行わない水固定とするようにしたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  6. 加熱源を燃焼動作させて湯温設定器に設定された給湯設定温度の湯を出湯させる一方、ゆらぎ指示部にてゆらぎ動作が指示されると出湯温度が時間経過に伴なって変化するゆらぎ動作が行われるように上記加熱源の加熱量を時間経過に伴なって変化させる補助熱源機に対して、温水供給器を接続するための湯水混合ユニットであって、
    上記温水供給器からの温水と給水源からの冷水とを導入すると共に混合しこの混合水を上記補助熱源機へ供給する通水回路と、上記通水回路に配設されて上記混合水の温度が所望の混合設定温度となるように上記温水と上記冷水との湯水混合割合を決定する混合器と、上記補助熱源機との間で通信すると共に本湯水混合ユニットの動作制御を行うコントローラとを備え、
    上記コントローラは、上記ゆらぎ動作が指示されると、上記補助熱源機における加熱源の燃焼動作を阻止するための燃焼不要信号を送出せず、上記混合水の温度が一定温度となるように上記混合器の湯水混合割合を決定する制御構成を備えたことを特徴とする湯水混合ユニット。
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