JP2004003736A - 風呂給湯装置 - Google Patents

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Eiichi Machida
町田 栄一
Kazuyoshi Irisawa
入澤 一義
Kaoru Katayama
片山 馨
Hatsuo Yajima
矢島 初男
Akihiro Sato
佐藤 彰弘
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Abstract

【課題】冷えた浴槽の湯の追焚き開始時に、熱交換器部分に停滞していた熱い湯に浴槽内の冷えた湯を混合して浴槽に戻すようにして急激に熱い湯が浴槽に入らないようにするとともに、温水タンク内の湯温が変化しても常に浴槽の湯温が設定温度になるように浴槽に追焚循環路内の湯が供給される風呂給湯装置を提供するとを目的とするものである。
【解決手段】温水タンク5内の湯と給水源からの水とを混合する湯水混合手段19を設ける。給湯路21と浴槽1との間に往き管29、戻り管30および温水タンク5内を通過する部分に温水タンク5内の湯と熱交換させて浴槽1の湯を追焚きさせる熱交換部39からなる追焚循環路38を設ける。往き管29の中間部と、戻り管30の中間部をバイパス管37で夫々つないで浴槽1との間で循環路を28形成する。循環路28に風呂湯温検知センサ33、追焚湯温検知センサ36および循環ポンプ32を設ける。給湯路21と往き管29の接続部分に流路切換手段27と、バイパス管37と戻り管30との接続部分に流量調節手段35を夫々設ける。
【選択図】     図1

Description

【0001】
本発明は、浴槽の湯の追焚き機能を有する風呂給湯装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、浴槽の湯の追焚き機能を有した風呂給湯装置は、例えば特開平11−83156号公報の図3に記載されているように、貯湯タンク1から給湯管7に給湯された湯を、給水管8に供給された水と混合し、混合湯管10を通って循環路内に入り、往き管15と戻り管16の両管を通って浴槽14内に自動湯はりが行われる。そして、浴槽14内の湯が予め設定された水位に達すると、電磁弁17が閉じられる。そして循環ポンプ19が作動して浴槽14内の湯が循環路12内を循環し、湯温が温度センサ22によって検知される。湯温が冷めているときは、保温ヒータ32によって循環路12内の浴槽水が追焚き加温される風呂給湯装置が知られている。
【0003】
しかし、このような風呂給湯装置によれば、浴槽水を保温するための保温ヒータ32が必要であり高価なものになるとともに、保温に時間がかかる等の問題があった。そこで、これらの問題を解消する目的で特開平11−83156号公報の図1に示されているように、貯湯タンク1の湯と水とを混合する混合手段6を設けると共に、混合手段6と浴槽14間に往き管15と戻り管16からなる循環路12を設けた浴槽14の湯はり機能や保温機能を有する給湯装置において、循環路12の一部を貯湯タンク1の上部を通過させるようにして、循環路12内の湯と熱交換させるようにしたものが知られている。
【0004】
また、実用新案登録第2556527号公報の図1に記載されているように、単に温水タンク1と浴槽2との間で浴槽水を循環させる温水循環流路4を設け、この温水循環流路4の一部を温水タンク1内の上部を通過させることにより、温水タンク1内の湯と熱交換させて浴槽2内の湯を追焚き加温する熱交換器1eを設けた循環式温水利用装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した特開平11−83156号公報に記載される風呂給湯装置および、実用新案登録第2556527号公報に記載される循環式温水利用装置の追焚き装置は、いずれも、ポンプ循環による追焚き開始時において、熱交換器部分に停滞していた熱い湯が急激に熱交換器の配管容量分浴槽に入るため、入浴者の皮膚に触れて火傷の恐れがある。また、熱交換器部分に停滞していた熱い湯が放熱された後の通常の追焚き循環湯は温水タンク内の湯温が変化すると、この変化した湯温で吸熱され追焚循環路内を循環されるため、そのまま、浴槽に入れると設定温度の湯を浴槽に供給できない不具合があった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、冷えた浴槽の湯の追焚き開始時に、熱交換器部分に停滞していた熱い湯に浴槽内の冷えた湯を混合して浴槽に戻すようにして急激に熱い湯が浴槽に入らないようにするとともに、温水タンク内の湯温が変化しても常に浴槽の湯温が設定温度になるように浴槽に追焚循環路内の湯が供給される風呂給湯装置を提供するとを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の風呂給湯装置は、温水タンクと、この温水タンク内の湯と給水源からの水とを混合する湯水混合手段と、この湯水混合手段に接続され浴槽に湯を給湯する給湯路と、この給湯路と前記浴槽との間に設けられ往き管、戻り管および前記温水タンク内を通過する部分に前記温水タンク内の湯と熱交換させて前記浴槽の湯を追焚きさせる熱交換部からなる追焚循環路とを備えた風呂給湯装置において、前記往き管の中間部と、前記戻り管の中間部をバイパス管で夫々つないで前記浴槽との間で循環路を形成し、この循環路に風呂湯温検知センサ、追焚湯温検知センサおよび循環ポンプとを設けるとともに、前記給湯管と前記往き管の接続部分に流路切換手段と、前記バイパス管と前記戻り管との接続部分に流量調節手段とを夫々設けたものである。
【0008】
そして、請求項1記載の風呂給湯装置によれば、冷えた浴槽の湯の追焚き開始時に、浴槽内の冷えた湯と熱交換部部分に停滞していた熱い湯を混合して浴槽に戻すようにしたため、急激に熱い湯が浴槽に入らず火傷の恐れがなく安全である。また、追焚き開始時の熱交換部部分に停滞していた熱い湯を放熱した後の通常の追焚循環加温時は、温水タンク内の湯温が変化しても戻り管から浴槽に入る湯温に応じて、浴槽から戻される冷めた湯の一部に、追焚循環路から戻される加温された湯水の流量を流量調節手段で調節して混合させるようにしているため、常に設定温度の湯温になるように追焚き加温後の湯が浴槽に供給される。
【0009】
請求項2記載の風呂給湯装置は、温水タンクと、この温水タンク内の湯が給湯される浴槽と、前記温水タンク内と前記浴槽との間を往き管、戻り管および温水タンク内を通過する部分に温水タンク内の湯と熱交換させて前記浴槽の湯を追い焚きさせる熱交換部を有する追焚循環路を備えた風呂給湯装置において、前記往き管および前記戻り管の中間部をバイパス管でつないで前記浴槽との間に循環路を形成し、この循環路に風呂湯温検知センサ、追焚湯温検知センサおよび循環ポンプとを設けるとともに、前記バイパス管と前記往き管の接続部分に流路切換手段と、前記バイパス管と前記戻り管との接続部分に流量調節手段を夫々設けたものである。
【0010】
そして、請求項2記載の風呂給湯装置によれば、請求項1記載の風呂給湯装置と同様に、冷えた浴槽の湯の追焚き開始時に、浴槽内の冷えた湯と熱交換部部分に停滞していた熱い湯を混合して浴槽に戻すようにしたため、急激に熱い湯が浴槽に入らず火傷の恐れがなく安全である。また、追焚き開始後の通常の追焚循加温時は、温水タンク内の湯温が変化しても戻り管から浴槽に入る湯温に応じて、浴槽から戻される冷めた湯の一部に、循環路から戻される加温された湯の流量を流量調節手段で調節して混合させるようにしているため、温水タンク内の湯温が変化しても常に設定温度の湯温になるように浴槽に湯が供給される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
【0012】
【実施例】
図1は風呂給湯装置の構成図を示し、屋内の浴室に浴槽1と、屋外などに貯湯ユニット2と、ヒートポンプユニツト3および湯はりユニット4が配設さている。
【0013】
貯湯ユニット2は、温水タンク5を備え、この温水タンク5は、先止め式の給水給湯方式を採用しており、水源である水道に直結された減圧弁6を有する給水管7と、この給水管7から分岐して配管部8が接続されている。また、温水タンク5の上部には沸き上げた湯を浴槽、台所などに給湯する給湯管9が接続されている。また、温水タンク5には、温水タンク5の下部から出て温水タンク5の上部に戻る沸上循環路10が接続されている。この沸上循環路10の中間部は温水タンク5から出てヒートポンプユニツト3内において温水タンク5の下部の湯水を沸上循環路10内に強制的に引き込んで温水タンク5の上部に循環させる沸上循環ポンプ11と、熱交換器12が配設されている。
【0014】
また、ヒートポンプユニツト3は、冷媒が充填された冷媒回路13を有し、この冷媒回路13には、圧縮機14、凝縮器として機能する熱交換器12、膨張弁15および蒸発器16が順に接続されている。また、蒸発器16は、外気を蒸発器16に送る送風ファン17および、この送風ファン17を回転駆動させる送風モータ18を備えている。
【0015】
また、湯はりユニット4は、湯水混合手段てしの電動式の湯水混合栓19を有し、この湯水混合栓19に、給水管7から分岐した分岐管20、給湯管9が夫々接続されている。そして、この湯水混合栓19により温水タンク5から給湯管9を通じて給湯される湯と分岐管20を通じて給水される水とが混合され、これら湯と水との混合割合により給湯管21から出湯される湯の出湯温度が調整される。
【0016】
湯水混合栓19の給湯管21の途中にホッパ22が接続され、このホッパ22には、給湯管21の流路を開閉するソレノイドやモータを駆動源とする給水電磁弁23、断水などで給水圧が低下した場合に湯水混合栓19側と浴槽1側とを遮断する負圧作動弁24、この負圧作動弁24を通じて給湯される湯の給湯量を検知する流量センサ25、湯水混合栓19側から浴槽1への湯の流通を許容するとともに浴槽1側から湯水混合栓19側への湯の逆流を規制する逆止弁26が配設されている。
【0017】
給湯管21の先端と浴槽1との間には追焚循環路38が設けられている。この追焚循環路38は、往き管29および戻り管30を有し、これら往き管29および戻り管30の一端が夫々、浴槽1に設置される循環金具31に一体的に接続されるとともに、他端には温水タンク5内の上部に配置され温水タンク5内の湯と熱交換され冷めた浴槽水を追焚きする熱交換部39が設けらている。また、往き管29には湯の流れを検知する水流スイッチ40が配設されている。
【0018】
また、往き管29の中間部と、戻り管30の中間部分をつなぐバイパス管37が設けられ、浴槽1と往き管29および戻り管30との間で循環路28が形成されている。この循環路28には、往き管29内の湯を強制的に送って循環路28内の湯を強制的に循環させる循環ポンプ32、循環路28内の湯水温度を検知する風呂湯温検知センサ33が配設されている。また、循環路28内の戻り管30に追い焚き湯温検知センサ36が配設されている。さらに、バイパス管37の往き管29側に浴槽1の水位を検知するための圧力センサ(水位センサ)34が配設されている。また、バイパス管37の一端と給湯管21の先端部分との接続部分に流路切換手段としての電動三方弁27が設けられ、バイパス管37の他端と戻り管30との接続部分に流量調節手段としての三方弁35が配設されている。
【0019】
そして、流路切換手段としての電動三方弁27は、給湯管21と往き管29とを接続して浴槽1に湯はりする流路と、往き管29の追焚循環路38側の流路を閉塞してバイパス管37、戻り管30、浴槽1との間で浴槽1の湯温を監視する循環路28を形成する流路と、往き管29と追焚循環路38とを接続した流路の3つの流路に切り換えられるようになっている。また、流量調節手段としての三方弁35は、往き管29、バイパス管37、戻り管30とを接続して循環路28が形成されるように流量を調節する流路と、戻り管30と追焚循環路38とを接続して流路が形成されるように流量を調節して切換える2つの流路に切り換えられるようになっている。
【0020】
また、41はリモコンを示し、このリモコン41は、浴室の壁面などに配設され、貯湯ユニット2と、ヒートポンプユニツト3および湯はりユニット4などをを操作するもので、このリモコン41の表面に図示しない自動湯はりスイッチ、時刻、浴槽1の水位、湯温などを表示する表示手段を有している。
【0021】
また、42は運転制御手段としての制御装置で、この制御装置42は、リモコン41の操作により給水電磁弁23を開放して湯はりを開始させたり、湯はりに際しては圧力センサ34からの圧力値を監視しながら設定水位に湯はりを行ったり、浴槽の湯水温度が低下した場合、風呂湯温検知センサ33の湯温信号を入力し、電動三方弁27を切換え、三方弁35の流量を調節し、循環ポンプ32を駆動して循環路28を循環駆動させたり、三方弁35の流量を調節し追焚循環路38側に切換えて追焚循環路38を循環駆動させたり、ヒートポンプユニツト3を駆動して温水タンク5内の湯水を沸き上げたりするなどの制御を行うようになっている。なお、43は補助ヒータで、この補助ヒータ43はヒートポンプユニツト3で充分に集熱できない場合に動作させて温水タンク5内の湯水を沸き上げるものである。
【0022】
次に、温水タンク内の湯の沸き上げ作用について図1の風呂給湯装置の構成図により説明する。
【0023】
給水管7および配管部8を通じて温水タンク5内に水道水が貯留される。そして、制御装置42により圧縮機14が駆動される。これにより、矢印で示すように、冷媒は、圧縮機14、熱交換器としての凝縮器12、膨張弁15、蒸発器16の順に流れる。蒸発器16で大気熱を集熱し気化された冷媒は圧縮機14に送られ、圧縮機14で圧縮されて出た高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器12で沸上循環路10内の水と熱交換される。
【0024】
一方、沸上循環路10の沸上循環ポンプ11が駆動され、矢印で示すように温水タンク5下部の水が沸上循環路10を上昇し、熱交換器としての凝縮器12で熱交換され、矢印で示すように湯となって温水タンク5上部に入り、これを繰り返し約90℃の湯が順次積層され温水タンク5全体の水が沸上げられる。また、湯水混合栓19により温水タンク5から給湯管9を通じて給湯される湯と分岐管20を通じて給水される水とが混合され、これら湯と水との混合割合により適度の湯温となって台所や洗面所などに供給される。
【0025】
次に、浴槽への湯はり作用について図2の風呂給湯装置の構成図により説明する。
【0026】
まず、リモコン41の図示しない自動湯はりスイッチをオンし、給水電磁弁23を開き、電動三方弁27を駆動して往き管29と接続し、湯水混合栓19で設定出湯温度に混合調整された湯を給湯路21、往き管29を通じて浴槽1へ給湯する。そして、流量センサ25の検知に基づく給湯量、あるいは圧力センサ34の検知に基づく浴槽1の水位に基づいて、湯はりしたら、給水電磁弁23を閉じ、湯はりを完了する。
【0027】
次に、風呂給湯装置の浴槽湯温の監視作用について図3により説明する。
【0028】
湯はり後は、電動三方弁27を往き管29側に切換えるとともに、三方弁35を戻り管30側に切換えて浴槽1との間で循環路を形成する。そして、所定時間毎に循環ポンプ32を駆動し、浴槽1と循環路28との間で湯を循環させて風呂湯温検知センサ33で浴槽1の湯温を監視する。この時、追焚循環路38の熱交換部39に湯は流れず温水タンク5内の湯は熱交換されず、無駄な熱量を消費することがない。
【0029】
次に、浴槽の冷めた湯の追焚き開始初期の作用について図4により説明する。
【0030】
風呂湯温検知センサ33で浴槽1の湯温が設定温度より所定温度低下したことを検知したら、この湯温信号が制御装置42に送られ、この湯温信号に基づいて電動三方弁27がバイパス路37側と追焚循環路38の熱交換部側の往き側29との両方が連通するように切変る。一方、三方弁35は、循環路28の戻り管30側と追焚循環路38の熱交換部39の両方が連通するように切変わる。そして、循環ポンプ32が駆動され、浴槽1の冷めた湯は電動三方弁27を通じて矢印で示すように追焚循環路38の熱交換部39側の往き管29とバイパス路37の両方に流れる。そして、追焚循環路38の往き管29側に流れた冷めた浴槽の湯水は、温水タンク5内の高温の湯水により加熱されている熱交換器39の熱により熱交換されて温められ、追焚循環路38の戻り管30、三方弁35を通じてを通じて浴槽1へ戻され、この循環を繰返し浴槽1の湯水は昇温される。
【0031】
ところで、浴槽の冷めた湯の追焚き開始初期においては、熱交換器39に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽1に入ると入浴者に火傷の恐れがあるが、追焚循環路38側の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が、追焚湯温検知センサ36で検知される湯温に基づいて三方弁35の開放角度が調節されることにより調節されて入いるとともに、往き管29、バイパス路37を通じて三方弁35に入る浴槽1の冷めた湯が三方弁35で混合され比較的低温度の湯として浴槽1に戻される。
【0032】
すなわち、浴槽1の冷めた湯の追焚き開始初期においては、追焚湯温検知センサ36で検知する湯温が高いため、三方弁35の開放角度を絞られ、追焚循環路38側の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が絞られ、浴槽1内の湯水温度が設定温度になるような湯温として浴槽1内に戻される。したがって、追焚き開始時に熱交換部39に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽1に入ることがなく入浴者に火傷の恐れがない。
【0033】
また、追焚き開始後の通常の追焚き加温時において、例えば、温水タンク内の湯温が低下したような場合、追焚湯温検知センサ36で検知される湯温が低くなり、その、低い湯温信号が制御装置42に送られ、この湯温信号に基づいて流量調節手段としての三方弁35の開放角度が調節されて広がる。この結果、熱交換部39で加温され追焚循環路38の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が低下した湯温に応じて多くなり、往き管29よりバイパス路37を通じて戻される冷めた浴槽1の湯水と混合され、浴槽1の湯温が常に設定湯温になるように調節された湯水が浴槽1に供給される。そして、この追焚き加温は、風呂湯温検知センサ33で浴槽湯温が設定温度を検知するまで行われる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施形態を図面を参照して説明する。
【0035】
第2の実施形態の風呂給湯装置は、第1の実施形態の風呂給湯装置の自動湯はり方式に代えて、直接、給湯管から浴槽に湯を張るものであり、第1の実施形態の風呂給湯装置と同一部分に同一符号を付して説明する。
【0036】
図5は、風呂給湯装置の構成図を示し、浴槽1と温水タンク5とが配設されている。温水タンク5は、先止め式の給水給湯方式を採用しており、水源である水道に直結され減圧弁6を有する給水管7と、この給水管7から分岐して配管部8が接続されている。また、温水タンク5内には下ヒータ43と上ヒータ44が設けられている。また、温水タンク5の上部には沸上られた湯を浴槽1などに給湯する給湯管9が設けられ、混合水栓45を手動操作することにより、給湯管9から給湯される湯と、給水管7から分岐して設けられた分岐管20の水とを混合して適度の湯温とし浴槽1に湯をはるようになっている。
【0037】
38は追焚循環路で、この追焚循環路38は、往き管29および戻り管30を有し、これら往き管29および戻り管30の一端が夫々、浴槽1に設置される循環金具31に一体的に接続されるとともに、他端には温水タンク5内の上部に配置され温水タンク5内の湯と熱交換され冷めた浴槽水を追焚きする熱交換部39が設けらている。
【0038】
28は循環路で、この循環路28は、往き管29の中間部と戻り管30の中間部とをバイパス管37でつなぎ、往き管29、戻り管30および浴槽1との間で循環路28が形成される。また、この循環路28には、往き管29内の湯を強制的に送って循環路28内の湯を強制的に循環させる循環ポンプ32、循環路28内の湯の温度を検知する風呂湯温検知センサ33が配設されている。さらに、循環路28内の戻り管30に追焚湯温検知センサ36が配設されている。また、往き管29とバイパス管37の一端との接続部分に流路切換手段としての電動三方弁27が設けられ、戻り管30とバイパス管37の他端との接続部分に流量調節手段としての三方弁35が配設されている。
【0039】
そして、流路切換手段としての電動三方弁27は、循環路28側の往き管29と追焚循環路38側の往き管29とを接続する流路と、循環路28の往き管29とバイパス管37とを接続する流路と、循環路28側の往き管29と、追焚循環路38側の往き管29とバイパス管37の両方を接続する流路の3つの流路に切り換えられるようになっている。また、流量調節手段としての三方弁35は、循環路28側の戻り管30と追焚循環路38側の戻り管30とを接続する流路と、循環路28側の戻り管30とバイパス管37とを接続する2つの流路に切り換えられるようになっている。
【0040】
また、41はリモコンを示し、このリモコン41は、浴室の壁面などに配設され、このリモコン41の表面に図示しない時刻、浴槽1の湯温などを表示する表示手段を有している。
【0041】
また、42は運転制御手段としての制御装置で、この制御装置42は、浴槽の湯温が低下した場合、風呂湯温検知センサ33の湯温信号を入力し、電動三方弁27を切換えるとともに、三方弁35の流量を調節し、循環ポンプ32を駆動して循環路28を循環駆動させたり、三方弁35を追焚循環路38側に切換えて追焚循環路38を循環駆動させたりするようになつている。
【0042】
次に、温水タンク内の湯の沸き上げ作用および浴槽への湯はり作用について、図5の風呂給湯装置の構成図により説明する。
【0043】
給水管7および配管部8を通じて温水タンク1内に水道水が貯留される。そして、下ヒータ43により温水タンク内1の水が沸上げられる。なお、上ヒータ44は追焚循環路38が駆動され、温水タンク5内の湯の温度が低下した場合に通電される。そして、下ヒータ43により沸上げられた温水タンク1内の湯は混合水栓45を手動操作することにより、給湯管9からの湯と分岐管20からの水道水と混合されて適温となって浴槽1に湯はりされる。
【0044】
次に、風呂給湯装置の浴槽湯温の監視作用について図6により説明する。
【0045】
湯はり後は、電動三方弁27を駆動して、循環路28内の往き管29とバイパス管37とを接続する。一方、流量調節主多段としての三方弁35を駆動して、循環路28内の戻り管30とバイパス管37とを接続する。これにより、往き管29、バイパス管37、戻り管30および浴槽1との間で循環路28が形成される。そして、所定時間毎に循環ポンプ32を駆動し、浴槽1と循環路28との間で湯を循環させて風呂湯温検知センサ33で浴槽1の湯温を監視する。この時、追焚循環路38の熱交換部39に湯は流れず温水タンク5内の湯は熱交換されず、無駄な熱量を消費することがない。
【0046】
次に、浴槽の冷めた湯の追焚き開始初期の作用について図7により説明する。
【0047】
風呂湯温検知センサ33で浴槽1の湯温が設定温度より所定温度低下したことを検知したら、この湯温信号が制御装置42に送られ、この湯温信号に基づいて電動三方弁27がバイパス路37側と追焚循環路38の熱交換部側の往き側29との両方が連通するように切換わる。一方、三方弁35は、循環路28側の戻り管30と追焚循環路38の熱交換部39の両方が連通するように切変える。そして、循環ポンプ32が駆動され、浴槽1の冷めた湯は電動三方弁27を通じて矢印で示すように追焚循環路38の熱交換部39側の往き管29とバイパス路37の両方に流れる。そして、追焚循環路38の往き管29側に流れた冷めた浴槽の湯水は、温水タンク5内の高温の湯水により加熱されている熱交換器39の熱により熱交換されて温められ、追焚循環路38側の戻り管30、三方弁35を通じて浴槽1へ戻され、この循環を繰返し浴槽1の湯水は昇温される。
【0048】
ところで、浴槽の冷めた湯の追焚き開始初期においては、熱交換器39に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽1に入ると入浴者に火傷の恐れがあるが、追焚循環路38側の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が、追焚湯温検知センサ36で検知される湯温に基づいて流量調節手段としての三方弁35の開放角度が調節されることにより調節されて入いるとともに、往き管29、バイパス路37を通じて三方弁35に入る浴槽1の冷めた湯が三方弁35で混合され比較的低温度の湯として浴槽1に戻される。
【0049】
すなわち、第1の実施形態の風呂給湯装置で説明したと同様に、浴槽1の冷めた湯の追焚き開始初期においては、追焚湯温検知センサ36で検知される湯温が高いため、三方弁35の開放角度が絞られ、追焚循環路38の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が絞られ、浴槽1内の湯水温度が設定温度になるような湯温として浴槽1内に戻される。したがって、追焚き開始時に熱交換部39に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽1に入ることがなく入浴者に火傷の恐れがない。
【0050】
また、追焚き開始後の通常の追焚加温時において、例えば、温水タンク内の湯温が低下したような場合、追焚湯温検知センサ36で検知する湯温が低くなり、その、低い湯温信号が制御装置42に送られ、この湯温信号に基づいて流量調節手段としての三方弁35の開放角度が調節されて広がる。この結果、熱交換部39で加温され追焚循環路38側の戻り管30から流量調節手段としての三方弁35に入る流量が低下した湯温に応じて多くなり、往き管29よりバイパス路37を通じて戻される冷めた浴槽1の湯水と混合され、浴槽1の湯温が常に設定湯温になるように調節された湯水が浴槽1に供給される。そして、この追焚き加温は、風呂湯温検知センサ33で浴槽湯温が設定温度を検知するまで行われる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の風呂給湯装置によれば、追い焚き開始持に熱交換部に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽に入ることがなく火傷の恐れがない。また、追焚き開始時の熱交換部部分に停滞していた熱い湯の放出直後の通常の追焚加温時は、温水タンク内の湯温が変化しても戻り管から浴槽に入る湯温に応じて、浴槽から戻される冷めた湯の一部に、追焚循環路から戻される加温された湯水の流量を流量調節手段で調節して混合させるようにしているため、温水タンク内の湯温が変化しても常に設定温度の湯温になるように追焚き加温後の湯が浴槽に供給される。
【0052】
請求項2記載の風呂給湯装置によれば、請求項1記載の風呂給湯装置同様に、追い焚き開始持に熱交換部に停滞していた高温の湯がそのまま浴槽に入ることがなく火傷の恐れがない。また、追焚き開始時の熱交換部部分に停滞していた熱い湯の放出直後の通常の追焚加温時は、温水タンク内の湯温が変化しても戻り管から浴槽に入る湯温に応じて、浴槽から戻される冷めた湯の一部に、追焚循環路から戻される加温された湯水の流量を流量調節手段で調節して混合させるようにしているため、温水タンク内の湯温が変化しても常に設定温度の湯温になるように追焚き加温後の湯が浴槽に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す風呂給湯装置の構成および温水タンク内の湯の沸き上げ作用を説明する説明図である。
【図2】同上、風呂給湯装置の浴槽への湯はり作用を説明する説明図である。
【図3】同上、給湯装置の浴槽湯温の監視状態を説明する説明図である。
【図4】同上、給湯装置の浴槽の湯の追い焚き開始時の状態を説明する説明図ある。
【図5】第2の実施形態を示す風呂給湯装置の構成および温水タンク内の湯の沸き上げ作用を説明する説明図である。
【図6】同上、風呂給湯装置の浴槽湯温の監視状態を説明する説明図である。
【図7】同上、給湯装置の浴槽の湯の追い焚き開始時の状態を説明する説明図ある。
【符号の説明】
1  浴槽
2  貯湯ユニット
3  ヒーポンユニット
4  湯はりユニット
5  温水タンク
10  沸上循環路
19  湯水混合手段
21  給湯路
27  流路切換手段としの電動三方弁
28  循環路
29  往き管
30  戻り管
32  循環ポンプ
33  風呂湯温検知センサ
35  流量調節手段としての三方弁
36  追焚湯温検知センサ
37  バイパス管
38  追焚循環路
39  熱交換部

Claims (2)

  1. 温水タンクと、この温水タンク内の湯と給水源からの水とを混合する湯水混合手段と、この湯水混合手段に接続され浴槽に湯を給湯する給湯路と、この給湯路と前記浴槽との間に設けられ往き管、戻り管および前記温水タンク内を通過する部分に前記温水タンク内の湯と熱交換させて前記浴槽の湯を追焚きさせる熱交換部からなる追焚循環路とを備えた風呂給湯装置において、前記往き管の中間部と、前記戻り管の中間部をバイパス管で夫々つないで前記浴槽との間で循環路を形成し、この循環路に風呂湯温検知センサ、追焚湯温検知センサおよび循環ポンプとを設けるとともに、前記給湯管と前記往き管の接続部分に流路切換手段と、前記バイパス管と前記戻り管との接続部分に流量調節手段とを夫々設けたことを特徴とする風呂給湯装置。
  2. 温水タンクと、この温水タンク内の湯が給湯される浴槽と、前記温水タンク内と前記浴槽との間を往き管、戻り管および温水タンク内を通過する部分に温水タンク内の湯と熱交換させて前記浴槽の湯を追焚きさせる熱交換部を有する追焚循環路を備えた風呂給湯装置において、前記往き管および前記戻り管の中間部をバイパス管でつないで前記浴槽との間に循環路を形成し、この循環路に風呂湯温検知センサ、追焚湯温検知センサおよび循環ポンプとを設けるとともに、前記バイパス管と前記往き管の接続部分に流路切換手段と、前記バイパス管と前記戻り管との接続部分に流量調節手段を夫々設けたことを特徴とする風呂給湯装置。
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JP7336965B2 (ja) 2019-11-20 2023-09-01 株式会社コロナ 風呂給湯装置

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