JP2001108302A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2001108302A
JP2001108302A JP28104599A JP28104599A JP2001108302A JP 2001108302 A JP2001108302 A JP 2001108302A JP 28104599 A JP28104599 A JP 28104599A JP 28104599 A JP28104599 A JP 28104599A JP 2001108302 A JP2001108302 A JP 2001108302A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯湯槽の温水によって通水を熱交換加熱する
給湯装置において、装置の運転が開始された場合に速や
かに貯湯槽を適切な高温にまで上昇させることができる
給湯装置の提供を課題とする。 【解決手段】 給湯用熱交換部22を通る通水を貯湯槽
12内の温水により間接加熱して給湯に供し、総流量調
節手段28により給湯回路20の総流量が過流出制御流
量を超えないようにした給湯装置であって、装置の運転
開始により、貯湯槽12の温度が一旦一定温度に達する
まではバーナ13燃焼による加熱を継続させて行い、前
記一定温度に達した後は貯湯槽12の温度が上限温度に
達すると燃焼を停止させると共に下限温度に達すると燃
焼を再開させ、且つ給湯装置の運転開始後に貯湯槽12
の温度が一旦一定温度に達するまでの間は、総流量調節
手段28による給湯の過流出制御流量を所定流量以下に
低減させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置に関し、詳
しくは燃焼缶体内に貯湯槽を有し、給湯用等の熱交換部
を貯湯槽内に通すことで、通水を貯湯槽内の温水によっ
て二次的に間接加熱するようにした給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な瞬間式給湯装置において
は、燃焼室内の上部等に暴露状態に配された熱交換コイ
ル等の熱交換部が燃焼熱を直接的に受熱することで、給
湯用熱交換コイル内を通る水が瞬間加熱されるようにな
っている。そしてこの給湯装置の給湯回路には、給湯流
量が多すぎるために設定給湯温度未満の温水しか給湯で
きないといった事態を避けるために、過流出を防止する
ための総流量調節手段が設けられている。そして従来の
総流量調節手段においては、バーナを最大能力で燃焼さ
せた場合に設定給湯温度の温水を供給することが可能な
最大流量を演算し、この値を過流出制御流量として、そ
れを超える過流出がないように通路を絞る構成とされて
いた。他方において、上記の熱交換部が燃焼室内に直接
暴露状態に配置される給湯装置とは異なり、燃焼室の上
部にあまり大きくない貯湯槽を備え、これを熱交換媒体
槽として、その貯湯槽内に給湯用の熱交換コイル等の熱
交換部を配置する形式の給湯装置も提供されている。こ
の形式の給湯装置では、貯湯槽が燃焼熱によって加熱さ
れ、一方、貯湯槽内に配置された給湯用熱交換コイル内
を通る通水は、貯湯槽内の温水によって二次的に間接加
熱(液液熱交換)されることで、給湯が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、貯湯槽の温
水によって二次的に給湯用熱交換コイル内の通水を液液
熱交換加熱する形式の上記給湯装においては、装置の運
転が開始されると、先ず貯湯槽内の水を高温に加熱して
おかないと給湯運転において必要な温水が得られないと
いう問題があった。そして装置の運転が開始されたこと
で貯湯槽の水が加熱される途中において給湯運転が開始
されてしまう場合には、ますます貯湯槽の温度上昇に時
間がかかり、使い勝手の悪いものになってしまう欠点が
あった。また熱交換コイルをバーナの燃焼熱で直接的に
加熱するものとは異なるため、例え貯湯槽内の温水を高
温、例えば80℃に保持させていても、給湯運転と同時
に風呂加熱運転等を同時に行う場合には、風呂加熱運転
に熱が取られて、給湯単独運転時における過流出制御流
量で給湯総流量を絞ると、設定温度の給湯ができなくな
る場合が生じる問題がある。一方、給湯運転と風呂加熱
運転との同時運転時に給湯回路側の総流量を固定的に絞
ってしまう場合には、風呂の保温運転等のように同じ風
呂加熱運転でもあまり熱量を必要としない風呂加熱運転
の場合であっても、十分な給湯流量を出せるのに流量制
限を受けてしまうことが生じる問題がある。また給湯運
転に風呂加熱運転や温水暖房運転が組み合わされて同時
運転ができるものでは、給湯単独運転、給湯運転+風呂
加熱運転、給湯運転+風呂加熱運転+温水暖房運転、給
湯運転+温水暖房運転の各モード毎に、給湯回路におけ
る過流出防止を図るためにその総流量を適切に規制する
ことが好ましい。しかし各モード毎に1個の固有の過流
出制御流量演算用値を与えるだけでは、特に暖房端末に
必要な能力が、使用条件、接続端末によって変動して予
測できないため、現場によっては「暖房をそんなに使用
していないのに給湯できる流量が少ない」、「暖房端末
を多くしようとしているため、給湯温度が設定温度より
低くなってしまう」等のクレームが生じる可能性があ
る。
【0004】そこで本発明は上記従来の給湯装置の欠点
を解消し、熱交換媒体槽としての貯湯槽を備え、その貯
湯槽の温水によって給湯用熱交換コイル内の通水を二次
的に熱交換加熱するようにした給湯装置において、装置
の運転が開始された場合に、速やかに貯湯槽を適切な高
温にまで上昇させることができる給湯装置の提供を課題
とする。また給湯運転と風呂加熱運転が同時運転されて
いる場合に、設定給湯温度の温水を確実に給湯すること
ができる給湯装置の提供を課題とすると共に、風呂加熱
運転の状況に応じて給湯流量をあまり絞ることなく設定
給湯温度の温水を十分な流量で供給することができる給
湯装置の提供を課題とする。また給湯単独運転或いは給
湯運転と風呂加熱運転や温水暖房運転が組み合わされて
同時運転される各モードにおいて、特に温水暖房運転に
必要な熱量が異なる場合に対応して、適切な過流出防止
ができる給湯装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有
し、給湯回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に配置す
ることで、給湯用熱交換部を通る通水を貯湯槽内の温水
によって二次的に間接加熱して給湯に供するようにする
と共に、給湯回路に設けた総流量調節手段により給湯回
路に流れる総流量が過流出制御流量を超えて過流出にな
らないようにした給湯装置であって、給湯装置の運転が
開始されると、貯湯槽の温度が一旦一定温度に達するま
ではバーナ燃焼による貯湯槽の加熱を継続させて行い、
前記一定温度に達した後は貯湯槽の温度が予め定めた上
限温度に達すると燃焼を停止させると共に貯湯槽の温度
が予め定めた下限温度に達すると燃焼を再開させ、且つ
前記給湯装置の運転開始後に貯湯槽の温度が一旦一定温
度に達するまでの間においては、前記総流量調節手段に
よる給湯の過流出制御流量を所定流量以下に低減させる
ようにしたことを第1の特徴としている。また本発明の
給湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯用熱
交換部や風呂加熱用熱交換部を通る通水を前記貯湯槽の
温水で二次的に間接加熱することで給湯運転や風呂加熱
運転を行うようにすると共に、給湯回路に設けた総流量
調節手段により給湯回路に流れる総流量が過流出制御流
量を超えて過流出にならないようにした給湯装置であっ
て、給湯運転中に風呂加熱運転が同時運転される場合に
は、前記総流量調節手段による給湯の過流出制御流量を
給湯運転の単独運転の場合より低減させるようにしたこ
とを第2の特徴としている。また本発明の給湯装置は、
上記第2の特徴に加えて、風呂加熱運転の種類に応じて
給湯の過流出制御流量を低減させる程度を変更させるよ
うにしたことを第3の特徴としている。また本発明の給
湯装置は、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、前記貯湯槽
の温水を直接利用して或いは前記貯湯槽の温水を熱交換
加熱媒体として利用して、給湯運転に加えて風呂加熱運
転と温水暖房運転の少なくとも何れか一方の運転ができ
るようにすると共に、給湯回路に設けた総流量調節手段
により給湯回路に流れる総流量が過流出制御流量を超え
て過流出にならないようにした給湯装置であって、給湯
運転の単独運転又は給湯運転と他の運転との同時運転の
各運転について、それぞれ固有の過流出制御流量演算用
値を給湯装置の使用の態様に応じて複数用意し、これを
給湯装置の使用の態様に応じて切り換えスイッチにより
切り換えることができるようにしたことを第4の特徴と
している。
【0006】上記第1の特徴によれば、上水道等から導
入された水は、給湯用熱交換部を通る間に貯湯槽内の温
水によって液液熱交換加熱され、給湯に供される。また
総流量調節手段によって、給湯回路に流れる総流量が過
流出制御流量以下に規制される。給湯装置の運転が開始
されると、バーナ燃焼による貯湯槽の加熱が開始され、
一定温度に達するまでは加熱が継続される。そして一旦
一定温度に達した後は、貯湯槽の温度が予め定めた上限
温度に達すると燃焼が停止され、予め定めた下限温度に
達すると燃焼が再開される。そして前記給湯装置の運転
開始後に貯湯槽の温度が一旦一定温度に達するまでの間
に給湯運転が行われる場合には、総流量調節手段によっ
て、給湯の過流出制御流量が所定流量以下に低減され
る。これによって給湯運転での給湯流量については制限
されるものの、貯湯槽の温度を速やかに適切な温度まで
上昇させることができ、良好な状態での給湯運転やその
他の運転を早期に確保することができる。
【0007】上記第2の特徴によれば、上水道等から導
入された水は、給湯用熱交換部を通る間に貯湯槽内の温
水によって液液熱交換加熱され、給湯に供される。また
浴槽から循環されてくる浴槽水は風呂加熱用熱交換部を
通る間に貯湯槽内の温水によって液液熱交換加熱され
る。そして給湯回路に流れる総流量は総流量調節手段に
よって、過流出制御流量以下に規制される。給湯運転中
に風呂加熱運転が同時運転される場合には、総流量調節
手段によって、給湯の過流出制御流量が給湯単独運転の
場合よりも低減される。これによって給湯運転中に風呂
加熱運転が同時運転された場合に、給湯運転での給湯流
量については制限されるものの、給湯温度が設定給湯温
度よりも低下してしまうのをある程度防止することが可
能となる。また貯湯槽の温度が大きく低下してしまうの
を防止して、風呂加熱運転を良好に行うことができる。
【0008】上記第3の特徴によれば、上記第2の特徴
による作用に加えて、給湯運転中に風呂加熱運転が同時
運転される場合に、その同時運転される風呂加熱運転の
種類に応じて過流出制御流量を低減させる程度が変更さ
れる。同じ風呂加熱運転であっても、例えば浴槽水を低
い温度の状態から追い焚き加熱する場合の風呂加熱運転
では、風呂加熱に必要な十分な熱量が継続して必要とな
る。また風呂が一旦沸いた後の自動保温のための風呂加
熱運転である場合においては、風呂加熱運転にあまり熱
量を必要としない一方、入浴者等がシャワー等を使用す
る場合等において十分な量の給湯が望まれる場合があ
る。このような場合に風呂加熱運転の種類に応じて過流
出制御流量の低減程度を変更することで、風呂加熱運転
中においても、臨機応変的に給湯量を確保することが可
能となる。
【0009】上記第4の特徴によれば、給湯運転の単独
運転、給湯運転と風呂加熱運転との同時運転、給湯運転
と風呂加熱運転と温水暖房運転との同時運転、給湯運転
と温水暖房運転との同時運転の各運転の場合について、
それぞれに適した過流出制御流量を得るための一連の固
有の過流出制御流量演算用値が定められる。そしてこの
一連の過流出制御流量演算用値は給湯装置の使用の態様
に応じて複数組用意され、この複数組の各一連の過流出
制御流量演算用値をディップスイッチ等の切り換えスイ
ッチにより切り換えることができるようになっている。
従って給湯装置が設備される個々の現場における実情、
例えば暖房端末の数や使用条件等による温水暖房に要す
る必要熱量の大きな相違に基づいて、その現場での給湯
装置の使用の態様に最も適した1組の一連の過流出制御
流量演算用値を切り換えスイッチで採用することで、そ
の現場に適した一連の過流出制御流量演算用値を得るこ
とができ、その現場での給湯運転や給湯運転と他の運転
との同時運転の各運転について適切な過流出制御流量を
与えることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係
る給湯装置の概略構成図、図2は本発明の実施形態に係
る給湯装置の燃焼制御及び総流量調節手段による過流出
防止のための制御のフロー図、図3は本発明の他の実施
形態を説明する総流量調節手段による過流出防止のため
の制御のフロー図、図4は本発明の更に他の実施形態に
係る過流出制御流量演算用能力号数の一連の値を示すテ
ーブルである。
【0011】図1を参照して、先ず給湯装置の全体を説
明する。符号10は燃焼缶体で、燃焼室11の上部にい
わゆるセミ貯湯槽といわれる貯湯槽12を備え、また燃
焼室11に対しては、送風機13aや石油噴霧ノズル1
3bを備えた石油バーナ13が臨まされて設けられてい
る。前記貯湯槽12は熱交換媒体槽としての機能を果た
すもので、その貯湯槽12の温水が給湯に供されるもの
ではない。貯湯槽12には複数本の排ガス通路14が縦
方向に貫通する形で設けられている。また前記貯湯槽1
2には貯湯温度センサ12aが設けられている。
【0012】前記貯湯槽12に対しては、給湯運転のた
めの給湯回路20が設けられている。給湯回路20は、
入水路21と、給湯用熱交換部としての給湯用熱交換コ
イル22と、出湯路23と、前記入水路21から出湯路
23へのバイパス路24と、前記出湯路23とバイパス
路24とからの湯水を混合する湯水混合手段25と、該
湯水混合手段25から流出する温水を更に下流の給湯栓
等の給湯端末29に導く給湯路26と、該給湯路26か
ら分岐された浴槽専用給湯路27とを有する。前記給湯
用熱交換コイル22は貯水槽12内に浸漬された形で、
貯水槽12内の外周近くの位置で多数回大きく巻回され
て構成されている。前記入水路21には入水温度センサ
21aと入水流量センサ21bが設けられ、出湯路23
には出湯温度センサ23aが設けられ、給湯路26には
給湯温度センサ26aが設けられている。また前記給湯
路26には総流量調節手段28が設けられている。この
総流量調節手段28は、入水路21からの通水の全量が
熱交換加熱されてもその出湯温度が設定給湯温度に達す
ることができないようなことがないように、該給湯路2
6に流れる通水の総流量を規制するために設けられる流
量制御弁である。
【0013】前記貯湯槽12に対して、風呂加熱運転の
ための循環回路30も設けられている。該風呂加熱用循
環回路30は、風呂往路31と、前記燃焼缶体10の貯
湯槽12内に前記給湯用熱交換コイル22の場合よりも
内側の位置で多数回巻回された風呂加熱用熱交換コイル
32と、風呂復路33とを有する。図示しない浴槽内の
水は循環ポンプ34により、貯湯槽12内に導かれ、加
熱される。前記風呂往路31と風呂復路33との間に三
方弁35を介してバイパス路36が設けられ、該バイパ
ス路36に前記浴槽専用給湯路27が、開閉弁27a、
流量センサ27b、逆止弁27cを介して接続してい
る。また前記風呂復路33には、風呂温度センサ33a
と風呂水流スイッチ33bが設けられている。
【0014】また前記貯湯槽12に対して温水暖房運転
のための暖房回路40が構成されている。暖房回路40
は、貯湯槽12の温水を直接使用して行うことができる
ように、貯湯槽12に対して、暖房高温往路41が貯湯
槽12の最上部に直接接続され、暖房復路43が貯湯槽
12の下部に直接接続されている。暖房復路43には循
環ポンプ44が設けられ、その下流の途中からは暖房低
温往路42が分岐して設けられている。貯湯槽12の上
部からバイパス弁45を介してバイパス路46が暖房復
路43に接続している。バイパス路46が接続する暖房
復路43の途中には小さな貯水部47が設けられ、該貯
水部47に前記燃焼缶体10の貯水槽12の水位を検出
する水位検出センサ47a、暖房圧力逃し弁47bが設
けられている。48はリザーブタンクで、貯湯槽12の
水位が低下する等水量が減った際に、貯水部47を介し
て水を補給する。
【0015】50はコントローラで、給湯リモコン6
1、風呂リモコン62、暖房リモコン63と通信接続さ
れており、装置各部の制御を行う。
【0016】以上の構成に基づいて給湯動作を説明す
る。今、給湯リモコン61等により給湯装置のメインの
スイッチがオンされた状態では、実際の給湯運転による
給湯が行われているか否かにかかわらず、石油バーナ1
3が必要に応じて燃焼され、燃焼缶体10の貯湯槽12
内の水が加熱される。そして給湯端末29が開かれ、実
際の給湯が開始されると、入水路21からの水は、給湯
用熱交換コイル22を通過することで貯湯槽12内の温
水によって加熱され、出湯路23に出湯し、更に湯水混
合手段25を通って給湯路26に流れて給湯端末29か
ら流出する。コントローラ50は、入水路21の入水温
度センサ21aによる検出入水温度と、入水流量センサ
21bによる検出入水流量と、出湯路23の出湯温度セ
ンサ23aによる検出出湯温度(通常は設定給湯温度よ
りも高温である)と、使用者等によって給湯リモコン6
1で設定された設定給湯温度とから、湯水混合後の温水
が設定給湯温度になるように、バイパス路24を流れる
水と出湯路23を流れる温水との混合比を演算して、そ
の演算されて混合比になるように湯水混合手段25に対
して指令する。これによって、出湯路23からの温水と
バイパス路24からの非加熱水とが適切な混合比で混合
され、所定の設定給湯温度の温水となって、給湯路26
に流れる。
【0017】以上における湯水混合手段25を用いての
温度調整は、出湯路23を流れる温水の温度が設定給湯
温度よりも高く、バイパス路24から水を混合すること
によって温度を下げて所定の設定給湯温度にする場合で
あるが、その一方、入水され水の全量を給湯用熱交換コ
イル22に通水して加熱しても、出湯される温水の温度
が設定給湯温度に達しないような場合がないように、総
流量調節手段28によって通水総量の規制がなされる。
【0018】図2を参照して、本発明の実施形態の1つ
である給湯装置の燃焼制御及び総流量調節手段28によ
る過流出防止のための制御について説明する。今、給湯
装置の運転スイッチがオンされて運転が開始されると、
コントローラ50は、入水流量センサ21bが最低作動
水量(MOQ)以上を検出しているか否かを判定し(ス
テップS1)、最低作動水量未満で給湯運転がなされて
いない場合(ステップS1でノー)には、該貯湯槽12
の目標温度を80℃とすると共に、75℃以下で燃焼開
始、85℃以上で燃焼停止とする条件(ステップS2)
で、前記石油バーナ13の燃焼を開始する。そして加熱
により貯湯槽12の温度が79℃以上になれば(ステッ
プS3でイエス)、貯湯槽12が一旦一定温度に達した
として、そのことを記すAフラグをオンさせる(ステッ
プS4)。そしてAフラグをオンさせた後は給湯運転が
開始されない限り、石油バーナ13の燃焼を貯湯槽12
が85℃以上で停止し、75℃以下になると燃焼を再開
するように制御する。前記目標温度は必ずしも80℃で
ある必要はなく、他の適当な値を目標温度とすることが
できる。また前記一定温度としての79℃はAフラグを
オンさせる条件温度としての意味を持つが、貯湯槽12
の目標温度(80℃)の値に対して少し低い温度を設定
する。そして石油バーナ13の燃焼によって貯湯槽12
の温度が目標温度(80℃)よりも少し低い一定温度
(79℃)まで上昇してくると、石油バーナ13の燃焼
の能力を少し低減させて燃焼を続け、これによってでき
るだけ石油バーナ13のオンオフを行わせないようにし
て目標温度(80℃)付近に貯湯槽12の温度を維持さ
せるようにしている。なお、前記Aフラグは一旦オンす
ると給湯装置の運転スイッチがオフするまではオフしな
い。
【0019】一方、入水流量センサ21bが最低作動水
量(MOQ)以上を検出して給湯運転が開始されると
(ステップS1でイエス)、コントローラ50は、貯湯
槽12の目標温度を82℃とすると共に、80℃以下で
燃焼開始、85℃以上で燃焼停止とする条件(ステップ
S5)で、前記石油バーナ13の燃焼を開始する。そし
てコントローラ50は、Aフラグがオンか否か(貯湯槽
12の温度が一旦一定温度(79℃)に達したか否か)
を判定し(ステップS6)、Aフラグがオフ(ステップ
S6でノー)の場合は、コントローラ50は過流出制御
流量演算用の値としての能力号数(以下において過流出
制御流量演算用能力号数とする)を13号として過流出
制御流量を定めることで、該過流出制御流量を一定流量
以下に低減して給湯運転を行う(ステップS7)。そし
て貯湯温度が一定温度(79℃)以上に上昇すると(ス
テップS8でイエス)、Aフラグをオンする(ステップ
S9)。そしてAフラグをオンさせた後は給湯運転が開
始されない限り、石油バーナ13の燃焼を貯湯槽12が
85℃以上で停止し、80℃以下になると燃焼を再開す
るように制御する。前記ステップS6で、Aフラグがオ
ン(貯湯槽12の温度が一旦一定温度(79℃)に達し
ている)の場合は、コントローラ50は過流出制御流量
演算用能力号数を最大の25.5号として過流出制御流
量を定める(ステップS10)。
【0020】上記ステップS5において、給湯運転が行
われている場合における貯湯槽12の目標温度を82
℃、燃焼再開温度を80℃として、給湯運転が行われて
いない場合における貯湯槽12の目標温度80度及び燃
焼再開温度75℃に比べて温度を高くした理由は、貯湯
槽12の熱量が給湯運転によって容易に奪われて温度低
下しやすくなるのを予防するためである。勿論、給湯運
転が行われている場合における貯湯槽12の目標温度8
2℃及び燃焼再開温度80℃は必ずしもその温度である
必要はなく、給湯運転が行われていない場合の目標温
度、燃焼再開温度よりも少し高い適当な温度を採用する
ことができる。また上記ステップS6で、Aフラグがオ
ンしている場合(一旦一定温度(79℃)に達している
場合)の過流出制御流量演算用能力号数(25.5号)
に比べて、Aフラグがオフしている場合(一旦一定温度
(79℃)に達していない場合)の過流出制御流量演算
用能力号数(13号)を低くしている。この理由は、A
フラグがオンしていなければ、貯湯槽12が未だ暖まっ
ていないと判断されるので、過流出制御流量を低減する
ことで、給湯流量が流れ過ぎないようにし、これによっ
て貯湯槽12の温度を速やかに上昇させて、運転の立ち
上がりをスムースにするためである。
【0021】上記において、過流出制御流量=(過流出
制御流量演算用能力号数×25)/(設定給湯温度−入
水温度)で演算することができる。ここにおいて号数と
は、1リットルの水を1分間に25℃上昇させることが
できる燃焼熱量である。今、例えば石油バーナ13の最
大能力を25.5号とした場合、過流出制御流量演算用
能力号数を25.5号としたならば、過流出制御流量は
石油バーナ13を最大能力で燃焼した場合に設定給湯温
度を得ることができる最大流量として演算される。ま
た、過流出制御流量演算用能力号数を13号にした場合
には、石油バーナ13は最大能力25.5号で燃焼でき
るにもかかわらず、過流出制御流量は石油バーナを13
号で燃焼した場合に設定給湯温度を得ることができる最
大流量として演算される。従って、過流出制御流量演算
用能力号数を低い値(例えば13号)にした場合には、
実際に燃焼させているバーナの能力号数(例えば25.
5号)との差が、貯湯槽12の温水の温度上昇に使用さ
れることになるのである。
【0022】図3に沿って、本発明の他の実施形態を説
明する。この実施形態は、給湯運転中に風呂加熱運転が
同時運転される場合に、給湯回路20における過流出防
止をどのように行うかの制御に関する。今、給湯装置の
運転が開始されると、給湯運転、風呂加熱運転、温水暖
房運転等の運転の有無にかかわらず、貯湯槽12が目標
温度になるように燃焼が行われる。そしてコントローラ
50は、入水流量センサ21bが最低作動水量(MO
Q)以上を検出しているか否かを判定し(ステップS2
1)、最低作動水量以上で給湯運転がなされている場合
(ステップS1でイエス)には、更に風呂水流スイッチ
33bがオンしているか否かを判定し(ステップS2
2)、給湯単独運転(ステップS22でノー)の場合に
は、過流出制御流量演算用能力号数を最大の25.5号
として過流出制御流量を演算して給湯流量制御を行う
(ステップS23)。これにより給湯単独運転の場合
は、十分な給湯流量で設定給湯温度の温水を得ることが
できる。一方、コントローラ50は、ステップS22に
おいて風呂加熱運転も同時に運転されている場合には
(ステップS22でイエス)、更にその風呂加熱運転が
風呂が一旦沸いた後の自動保温等の保温用或いは風呂が
一旦沸いた後の補水後の保温用のための風呂加熱運転で
あるか否かを判定する(ステップS24)。そして、ス
テップS24でイエスの場合(保温用の風呂加熱運転で
ある場合)には、過流出制御流量演算用能力号数を前記
給湯単独運転の場合よりも多少低い21号として過流出
制御流量を演算して給湯流量制御を行う(ステップS2
5)。風呂が一旦沸かされた後の定期的な保温用や補水
後の保温用の風呂加熱運転においては、浴槽温度がほと
んど低下していないので、21号(25.5号−4.5
号)で演算される過流出制御流量にしておけば、設定給
湯温度通りの温水が得られ且つ使用できる温水量も増
え、給湯の使い勝手がよくなる。一方、ステップS24
でノーの場合(保温用の風呂加熱運転以外の風呂加熱運
転の場合)には、過流出制御流量演算用能力号数を更に
低い16号として過流出制御流量を演算して給湯流量制
御を行う(ステップS26)。給湯運転と風呂加熱運転
の同時運転において、風呂加熱運転が初回追い焚き運転
やあつく運転等、浴槽温度が低い状態から沸き上げる場
合には、過流出制御流量演算用能力号数を更に低い16
号(25.5号−9.5号)とすることで、風呂の沸き
上げを順調に行うことができる。一方、給湯できる温水
量は減るものの、流量が要求されるシャワー等が使用さ
れる状況が少ないので、使い勝手もそれほど問題となら
ない。
【0023】次に図4を参照して、本発明の更に他の実
施形態を説明する。この実施形態は給湯運転中にディッ
プスイッチ等の切り換えスイッチを用いて、現場で過流
出制御流量を演算するための固有値を切り換えることが
できるようにして、現場毎に温水暖房運転等における使
用能力の大きな相違に対応して、その現場に適した固有
の演算値を複数用意し、これを切り換えることができる
ようにしたものである。図4によれば、ディップスイッ
チがオンの場合とオフの場合について、給湯運転におけ
る設定給湯温度が60℃未満の場合及び60℃以上の場
合での運転の各使用モードでの固有の過流出制御流量演
算用能力号数が定められている。即ちディップスイッチ
がオフ(通常)の場合は、設定給湯温度が60℃未満
で、過流出制御流量演算用能力号数が給湯単独運転(Q
単独)で23号、給湯運転と風呂加熱運転との同時運転
(Q+F)で15.5号、給湯運転と風呂加熱運転と温
水暖房運転との同時運転(Q+F+H)で15.5号、
給湯運転と温水暖房運転との同時運転(Q+H)で19
号となるようにしており、同じくディップスイッチがオ
フ(通常)の場合で設定給湯温度が60℃以上の場合
は、給湯単独運転(Q単独)で20号、給湯運転と風呂
加熱運転との同時運転(Q+F)で15.5号、給湯運
転と風呂加熱運転と温水暖房運転との同時運転(Q+F
+H)で15.5号、給湯運転と温水暖房運転との同時
運転(Q+H)で18号となるようにしている。一方、
ディップスイッチがオンの場合は、設定給湯温度が60
℃未満で、過流出制御流量演算用能力号数が給湯単独運
転(Q単独)で23号、給湯運転と風呂加熱運転との同
時運転(Q+F)で15.5号、給湯運転と風呂加熱運
転と温水暖房運転との同時運転(Q+F+H)で13
号、給湯運転と温水暖房運転との同時運転(Q+H)で
17号となるようにしており、同じくディップスイッチ
がオンの場合で設定給湯温度が60℃以上の場合は、給
湯単独運転(Q単独)で20号、給湯運転と風呂加熱運
転との同時運転(Q+F)で15.5号、給湯運転と風
呂加熱運転と温水暖房運転との同時運転(Q+F+H)
で13号、給湯運転と温水暖房運転との同時運転(Q+
H)で16号となるようにしている。以上のようにして
ディップスイッチのオフ(通常)の時とオンの時につい
て、それぞれの場合における一連の固有の過流出制御流
量演算用能力号数を予め定めてこれをコントローラ50
に記憶させておくことで、現場でも状況に応じてディッ
プスイッチのオンとオフを切り換えることで、2種類の
一連の過流出制御流量演算用能力号数の群を切り換えて
用いることができる。図4において、ディップスイッチ
がオンの場合の一連の固有値は、温水暖房運転に能力を
多く必要とする場合に適した値となっている。従って、
温水暖房運転の暖房端末に必要な能力が大きくなるよう
な事情のある現場においては、ディップスイッチをオン
にすることで、より適切な給湯の過流出制御を行うこと
ができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用からなり、請
求項1に記載の給湯装置によれば、貯湯槽を備えた燃焼
缶体を有し、給湯回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内
に配置することで、給湯用熱交換部を通る通水を貯湯槽
内の温水によって二次的に間接加熱して給湯に供するよ
うにすると共に、給湯回路に設けた総流量調節手段によ
り給湯回路に流れる総流量が過流出制御流量を超えて過
流出にならないようにした給湯装置であって、給湯装置
の運転が開始されると、貯湯槽の温度が一旦一定温度に
達するまではバーナ燃焼による貯湯槽の加熱を継続させ
て行い、前記一定温度に達した後は貯湯槽の温度が予め
定めた上限温度に達すると燃焼を停止させると共に貯湯
槽の温度が予め定めた下限温度に達すると燃焼を再開さ
せ、且つ前記給湯装置の運転開始後に貯湯槽の温度が一
旦一定温度に達するまでの間においては、前記総流量調
節手段による給湯の過流出制御流量を所定流量以下に低
減させるようにしたので、給湯装置の運転開始後に貯湯
槽の温度が一旦一定温度に達するまでの間に給湯運転が
行われる場合には、給湯の過流出制御流量を所定流量以
下に低減させることで、給湯運転での給湯流量について
は制限されるものの、貯湯槽の温度を速やかに適切な温
度まで上昇させることができ、良好な状態での給湯運転
やその他の運転を早期に確保することができる。また請
求項2に記載の給湯装置によれば、貯湯槽を備えた燃焼
缶体を有し、給湯用熱交換部や風呂加熱用熱交換部を通
る通水を前記貯湯槽の温水で二次的に間接加熱すること
で給湯運転や風呂加熱運転を行うようにすると共に、給
湯回路に設けた総流量調節手段により給湯回路に流れる
総流量が過流出制御流量を超えて過流出にならないよう
にした給湯装置であって、給湯運転中に風呂加熱運転が
同時運転される場合には、前記総流量調節手段による給
湯の過流出制御流量を給湯運転の単独運転の場合より低
減させるようにしたので、給湯運転中に風呂加熱運転が
同時運転される場合には、給湯の過流出制御流量を給湯
単独運転の場合よりも低減させることで、給湯運転での
給湯流量については制限されるものの、給湯温度が設定
給湯温度よりも低下してしまうのをある程度防止するこ
とができ、また貯湯槽の温度が大きく低下してしまうの
を防止して、風呂加熱運転を良好に行うことができる。
また請求項3に記載の給湯装置によれば、上記請求項2
に記載の構成による効果に加えて、風呂加熱運転の種類
に応じて給湯の過流出制御流量を低減させる程度を変更
させるようにしたので、給湯運転中に風呂加熱運転が同
時運転されることで給湯の過流出制御流量が給湯単独運
転の場合よりも制限される場合であっても、風呂加熱運
転の種類に応じて、風呂加熱に必要な熱量があまり多く
ない場合には、過流出制御流量の低減程度を少なくして
給湯流量を増やす等、臨機応変的に適切な給湯量を確保
することができる。また請求項4に記載の給湯装置によ
れば、貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、前記貯湯槽の温
水を直接利用して或いは前記貯湯槽の温水を熱交換加熱
媒体として利用して、給湯運転に加えて風呂加熱運転と
温水暖房運転の少なくとも何れか一方の運転ができるよ
うにすると共に、給湯回路に設けた総流量調節手段によ
り給湯回路に流れる総流量が過流出制御流量を超えて過
流出にならないようにした給湯装置であって、給湯運転
の単独運転又は給湯運転と他の運転との同時運転の各運
転について、それぞれ固有の過流出制御流量演算用値を
給湯装置の使用の態様に応じて複数用意し、これを給湯
装置の使用の態様に応じて切り換えスイッチにより切り
換えることができるようにしたので、給湯装置が設備さ
れる個々の現場における実情、例えば暖房端末の数や使
用条件等による温水暖房に要する必要熱量の大きな相違
に基づいて、その現場での給湯装置の使用の態様に最も
適した1組の一連の過流出制御流量演算用値に切り換え
ることができ、よって現場毎に給湯運転や給湯運転と他
の運転との同時運転の各運転について適切な過流出制御
流量を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯装置の概略構成図
である。
【図2】本発明の実施形態に係る給湯装置の燃焼制御及
び総流量調節手段による過流出防止のための制御のフロ
ー図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明する総流量調節手
段による過流出防止のための制御のフロー図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態に係る過流出制御流
量演算用能力号数の一連の値を示すテーブルである。
【符号の説明】
10 燃焼缶体 11 燃焼室 12 貯湯槽 12a 貯湯温度センサ 13 石油バーナ 20 給湯回路 21 入水路 21a 入水温度センサ 21b 入水流量センサ 22 給湯用熱交換コイル 23 出湯路 24 バイパス路 25 湯水混合手段 26 給湯路 26a 給湯温度センサ 27 浴槽専用給湯路 28 総流量調節手段 29 給湯端末 30 風呂加熱用循環回路 33b 風呂水流スイッチ 40 暖房回路 50 コントローラ 61 給湯リモコン 62 風呂リモコン 63 暖房リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 康成 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L070 BB02 BC02 CC01 DE01 DE09 DF06 DG02 DG06 3L073 AA04 AA12 AB12 AC01 AC02 AD03 AD08 AE05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯回
    路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に配置することで、
    給湯用熱交換部を通る通水を貯湯槽内の温水によって二
    次的に間接加熱して給湯に供するようにすると共に、給
    湯回路に設けた総流量調節手段により給湯回路に流れる
    総流量が過流出制御流量を超えて過流出にならないよう
    にした給湯装置であって、給湯装置の運転が開始される
    と、貯湯槽の温度が一旦一定温度に達するまではバーナ
    燃焼による貯湯槽の加熱を継続させて行い、前記一定温
    度に達した後は貯湯槽の温度が予め定めた上限温度に達
    すると燃焼を停止させると共に貯湯槽の温度が予め定め
    た下限温度に達すると燃焼を再開させ、且つ前記給湯装
    置の運転開始後に貯湯槽の温度が一旦一定温度に達する
    までの間においては、前記総流量調節手段による給湯の
    過流出制御流量を所定流量以下に低減させるようにした
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯用
    熱交換部や風呂加熱用熱交換部を通る通水を前記貯湯槽
    の温水で二次的に間接加熱することで給湯運転や風呂加
    熱運転を行うようにすると共に、給湯回路に設けた総流
    量調節手段により給湯回路に流れる総流量が過流出制御
    流量を超えて過流出にならないようにした給湯装置であ
    って、給湯運転中に風呂加熱運転が同時運転される場合
    には、前記総流量調節手段による給湯の過流出制御流量
    を給湯運転の単独運転の場合より低減させるようにした
    ことを特徴とする給湯装置。
  3. 【請求項3】 風呂加熱運転の種類に応じて給湯の過流
    出制御流量を低減させる程度を変更させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、前記貯
    湯槽の温水を直接利用して或いは前記貯湯槽の温水を熱
    交換加熱媒体として利用して、給湯運転に加えて風呂加
    熱運転と温水暖房運転の少なくとも何れか一方の運転が
    できるようにすると共に、給湯回路に設けた総流量調節
    手段により給湯回路に流れる総流量が過流出制御流量を
    超えて過流出にならないようにした給湯装置であって、
    給湯運転の単独運転又は給湯運転と他の運転との同時運
    転の各運転について、それぞれ固有の過流出制御流量演
    算用値を給湯装置の使用の態様に応じて複数用意し、こ
    れを給湯装置の使用の態様に応じて切り換えスイッチに
    より切り換えることができるようにしたことを特徴とす
    る給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004245462A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Denso Corp 貯湯式給湯装置
JP2019090581A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社コロナ 1缶3回路式給湯装置

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JP2004245462A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Denso Corp 貯湯式給湯装置
JP2019090581A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 株式会社コロナ 1缶3回路式給湯装置

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