JP3536740B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
しくは燃焼缶体内に貯湯槽を有し、給湯用等の熱交換部
を貯湯槽内に通すことで、通水を二次的に間接加熱して
給湯を行うようにした給湯装置に関する。
は、燃焼室内の上部等に暴露状態に配された熱交換コイ
ル等の熱交換部が燃焼熱を直接的に受熱することで、熱
交換コイル内を通る水が瞬間加熱されるようになってい
る。その一方、燃焼室の上部にあまり大きくない貯湯槽
を備え、この貯湯槽の中に給湯用の熱交換コイル等の熱
交換部を配置する形式の給湯装置も提供されている。こ
の形式の給湯装置では、貯湯槽が燃焼熱によって加熱さ
れ、そして貯湯槽内に配置された熱交換コイル内を通る
通水は、貯湯槽内の温水によって二次的に間接加熱(液
液熱交換)されることで、給湯が行われていた。
用いて、該貯湯槽の温水で更に二次的に熱交換コイル内
の通水を瞬間加熱する形式の給湯器においては、貯湯槽
の温度を熱交換媒体として高温に保持する必要から、従
来はバーナを最大燃焼能力でオンオフ制御して、貯湯槽
の温度を高温の一定温度に保持するようにしていたた
め、次のような問題があった。即ち、少流量給湯を行う
場合など必要な燃焼能力が非常に小さい場合でも最大燃
焼するため、また給湯未使用時でも最大燃焼するため、
燃焼音が毎回大きく、耳障りであるという問題があっ
た。また必要な燃焼能力以上の能力で燃焼する場合が多
いことから、オンオフ制御でのオンの時間が短くなって
燃焼周期が短くなり、結果として燃焼回数が増大し、燃
焼音が耳障りで不快で有るという問題を有していた。
御としてフィードフォワード制御とフィードバック制御
との組み合わせを用いて行うことも考えられるが、フィ
ードバック制御に用いる比例動作成分Pや積分動作成分
I等の各動作成分において、その成分のかかり具合を調
整する定数を固定値で用いる限りにおいては、貯湯槽の
温水温度を目標温度まで加熱上昇させる際等において、
目標温度にまで上昇させるのに要する時間を短くするこ
とを重要視すれば一定の高能力で燃焼運転することにな
るので、オーバーシュートやアンダーシュートが大きく
なり、一方、オーバーシュートやアンダーシュートを少
なくすることを重要視すれば高能力ではない状態で燃焼
運転を行うことになるので、目標温度にまで上昇させる
のに時間がかかり、給湯の立ち上がり性能等を低下させ
るといった問題が生じる。この問題は、本発明が対象と
する貯湯槽を用いた液液熱交換による間接加熱を行う給
湯装置において、給湯性能を確保する際に大きな問題と
なる。しかも給湯装置として、給湯運転の他に、風呂追
い焚き運転や暖房運転を前記貯湯槽を用いて同時運転で
きるようにしたものにおいては、貯湯槽の温水温度が容
易に低下し易いことから、前記昇温スピードとオーバー
シュート、アンダーシュートの問題が一層大きな問題と
なる。
を解消し、バーナが頻繁にオンオフすることによって、
或いは燃焼音が大きいことによって生じる耳障りや不快
感を解消し、且つ効率の良い燃焼で貯湯槽の温度を使い
勝手よく所定範囲の高温域に保持することができ、加え
て貯湯槽の温度を速やかに目標温度まで上昇させること
ができると共に、オンオフが少なく且つ目標温度に対し
て温度が大きくオーバーシュートしたりアンダーシュー
トしたりするといったことを無くすことができる給湯装
置の提供を課題とする。
め、本発明の給湯装置は、石油バーナのオンオフ燃焼に
よって加熱される貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯
回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に配置すること
で、給湯用熱交換部を通る通水を前記貯湯槽内の温水に
よって二次的に間接加熱して温水を供給するようにした
給湯運転の他、前記貯湯槽を利用した風呂追い焚き運転
と暖房運転の何れか一方若しくは両方を前記給湯運転と
同時運転できるようにしており、前記給湯回路の給湯用
熱交換部を内部に配置した貯湯槽の温度が目標温度を超
える一定のオフ温度以上になると前記石油バーナの燃焼
をオフし、また貯湯槽の温度が目標温度を下回る一定の
オフ温度未満になると石油バーナの燃焼をオンするよう
にした給湯装置であって、前記貯湯槽の温度を目標温度
と検出温水温度との温度差に基づいて複数の温度領域に
区分し、各温度領域に応じた燃焼制御を行うことを第1
の特徴としている。また本発明の給湯装置は、上記第1
の特徴に加えて、目標温度を含む温度領域を多数段に区
分し、各温度領域に応じた燃焼制御を行うことを第2の
特徴としている。また本発明の給湯装置は、上記第1又
は第2の特徴に加えて、風呂追い焚き用の循環回路の熱
交換コイルを給湯用熱交換部と共に貯湯槽内に配置し、
また暖房回路を貯湯槽に接続してあることを第3の特徴
としている。また本発明の給湯装置は、石油バーナのオ
ンオフ燃焼によって加熱される貯湯槽を備えた燃焼缶体
を有し、給湯回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に配
置することで、給湯用熱交換部を通る通水を前記貯湯槽
内の温水によって二次的に間接加熱して温水を供給する
ようにした給湯運転の他、前記貯湯槽を利用した風呂追
い焚き運転と暖房運転の何れか一方若しくは両方を前記
給湯運転と同時運転できるようにしており、前記給湯回
路の給湯用熱交換部を内部に配置した貯湯槽の温度が目
標温度を超える一定のオフ温度以上になると前記石油バ
ーナの燃焼をオフし、また貯湯槽の温度が目標温度を下
回る一定のオフ温度未満になると石油バーナの燃焼をオ
ンするようにした給湯装置であって、前記石油バーナの
オンオフ燃焼制御をフィードフォワード制御とフィード
バック制御とで行うと共に、前記貯湯槽の温度を目標温
度と検出温水温度との温度差に基づいて複数の温度領域
に区分し、且つフィードバック成分のかかり具合を調整
する定数を、目標温度からの温度差が大きい温度領域ほ
どフィードバック制御量が大きくなるように予め定めて
あることを第4の特徴としている。また本発明の給湯装
置は、上記第4の特徴に加えて、フィードバック制御の
かかり具合を調整する定数として、少なくとも積分成分
Iのかかり具合を調整する定数を用いることを第5の特
徴としている。また本発明の給湯装置は、石油バーナの
オンオフ燃焼によって加熱される貯湯槽を備えた燃焼缶
体を有し、給湯回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に
配置することで、給湯用熱交換部を通る通水を前記貯湯
槽内の温水によって二次的に間接加熱して温水を供給す
るようにした給湯運転の他、前記貯湯槽を利用した風呂
追い焚き運転と暖房運転の何れか一方若しくは両方を前
記給湯運転と同時運転できるようにしており、前記給湯
回路の給湯用熱交換部を内部に配置した貯湯槽の温度が
目標温度を超える一定のオフ温度以上になると前記石油
バーナの燃焼をオフし、また貯湯槽の温度が目標温度を
下回る一定のオフ温度未満になると石油バーナの燃焼を
オンするようにした給湯装置であって、前記貯湯槽の温
度を目標温度と検出温水温度との温度差に基づいて複数
の温度領域に区分し、各温度領域に応じた燃焼制御を行
うと共に、前記風呂追い焚き運転或いは暖房運転或いは
その両方が併存して行われる場合には、予め定めた風呂
追い焚き仮想号数或いは暖房仮想号数或いはその両方を
フィードフォワード成分として含めるようにしたことを
第6の特徴としている。
転が開始されると、貯湯槽が予め定められた目標温度に
なるように燃焼缶体での燃焼が開始される。貯湯槽の温
度は定期的に検出され、その検出温度が予め区分された
複数の温度領域のどの温度領域に属しているかによって
その温度領域に対応した燃焼制御がなされる。第1の特
徴によれば、目標温度から離れた温度領域にある場合に
は高能力での燃焼により強力に加熱することが可能とな
ると共に、目標温度に近い温度領域にある場合には燃焼
能力を下げて運転を行うことが可能となり、よって貯湯
槽の温度を速やかに目標温度に上昇させることができる
と共に、オーバーシュートやアンダーシュートを小さく
することができる。また燃焼が頻繁にオンオフするのを
無くすことができ、騒音の解消と装置の耐久性の向上を
図ることができる。特に石油バーナのオンオフ燃焼を用
い、且つ給湯運転の他に風呂追い焚き運転と暖房運転の
何れか一方若しくは両方を給湯運転と同時運転できるよ
うにした1缶2回路(1缶3回路)の給湯装置におい
て、前記石油バーナが頻繁にオン、オフするのを極力防
止して、騒音の解消という大きな問題を解消することが
できる。また上記第2の特徴によれば、第1の特徴によ
る作用効果に加えて、目標温度を含む温度領域が多数段
に区分され、各温度領域に応じた燃焼制御が行われる。
また上記第3の特徴によれば、上記第1の特徴又は第2
の特徴による作用効果に加えて、風呂追い焚き用の循環
回路の熱交換コイルが給湯用熱交換部と共に貯湯槽内に
配置され、また暖房回路が貯湯槽に接続される。
特徴による作用効果に加えて、石油バーナのオンオフ燃
焼制御がフィードフォワード制御とフィードバック制御
とで行われる。また貯湯槽の温度が目標温度と検出温水
温度との温度差に基づいて複数の温度領域に区分され
る。またフィードバック成分のかかり具合を調整する定
数が、目標温度からの温度差が大きい領域ほどフィード
バック制御量が大きくなるように予め定められる。また
上記第5の特徴によれば、上記第4の特徴に加えて、フ
ィードバック制御のかかり具合を調整する定数として、
少なくとも積分成分Iのかかり具合を調整する定数が用
いられる。
特徴による作用効果に加えて、風呂追い焚き運転或いは
暖房運転或いはその両方が給湯運転と併存して行われる
場合は予め定めた風呂追い焚き仮想号数或いは暖房仮想
号数或いはその両方がフィードフォワード成分として含
められる。
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係
る給湯装置の概略構成図、図2は本発明の実施形態に係
る給湯装置において、燃焼制御を行う際の区分された温
度領域とその各温度領域でのP成分とI成分の定数B、
C、D、Eの値を示す図である。
明する。符号10は燃焼缶体で、燃焼室11の上部にい
わゆるセミ貯湯槽といわれる貯湯槽12を備え、また燃
焼室11に対しては、送風機13aや石油噴霧ノズル1
3bを備えた石油バーナ13が臨まされて設けられてい
る。前記貯湯槽12は熱交換媒体槽としての機能を果た
すもので、その貯湯槽12の温水そのものが給湯に供さ
れるものではない。貯湯槽12には複数本の排ガス通路
14が縦方向に貫通する形で設けられている。また前記
貯湯槽12には貯湯温度センサ12aが設けられてい
る。
が設けられている。給湯回路20は、入水路21と、給
湯用熱交換部としての給湯用熱交換コイル22と、出湯
路23と、前記入水路21から出湯路23へのバイパス
路24と、前記出湯路23とバイパス路24とからの湯
水を混合する湯水混合手段25と、該湯水混合手段25
から流出する温水を更に下流の給湯栓等の給湯端末29
に導く給湯路26と、該給湯路26から分岐された浴槽
専用給湯路27とを有する。前記給湯用熱交換コイル2
2は貯水槽12内に浸漬された形で、貯水槽12内の外
周近くの位置で多数回大きく巻回されて構成されてい
る。前記入水路21には入水温度センサ21aと入水流
量センサ21bが設けられ、出湯路23には出湯温度セ
ンサ23aが設けられ、給湯路26には給湯温度センサ
26aが設けられている。また前記給湯路26には総流
量調節手段28が設けられている。この総流量調節手段
28は、入水路21からの通水の全量が熱交換加熱され
てもその出湯温度が設定給湯温度に達することができな
いようなことがないように、該給湯路26に流れる通水
の総流量を規制するために設けられる流量制御弁であ
る。
の循環回路30も設けられている。該風呂追い焚き用循
環回路30は、風呂往路31と、風呂追い焚き用熱交換
コイル32と、風呂復路33とを有する。前記風呂追い
焚き用熱交換コイル32は、燃焼缶体10の貯湯槽12
内に前記給湯用熱交換コイル22の場合よりも内側の位
置で多数回巻回されて構成されている。図示しない浴槽
内の水は循環ポンプ34により、貯湯槽12内に導かれ
加熱される。前記風呂往路31と風呂復路33との間に
三方弁35を介してバイパス路36が設けられ、該バイ
パス路36に前記浴槽専用給湯路27が、開閉弁27
a、流量センサ27b、逆止弁27cを介して接続して
いる。また前記風呂復路33には、風呂温度センサ33
aと風呂水流スイッチ33bが設けられている。
が構成されている。暖房回路40は、貯湯槽12の温水
を直接使用して行うことができるように、貯湯槽12に
対して、暖房高温往路41が貯湯槽12の最上部に直接
接続され、暖房復路43が貯湯槽12の下部に直接接続
されている。暖房復路43には循環ポンプ44が設けら
れ、その下流の途中からは暖房低温往路42が分岐して
設けられている。貯湯槽12の上部からバイパス弁45
を介してバイパス路46が暖房復路43に接続してい
る。バイパス路46が接続する暖房復路43の途中には
小さな貯水部47が設けられ、該貯水部47に前記燃焼
缶体10の貯水槽12の水位を検出する水位検出センサ
47a、暖房圧力逃し弁47bが設けられている。48
はリザーブタンクで、貯湯槽12の水位が低下する等水
量が減った際に、貯水部47を介して水を補給する。
1、風呂リモコン62、暖房リモコン63と通信接続さ
れており、装置各部の制御を行う。
る。今、給湯リモコン61により給湯運転のメインのス
イッチがオンされた状態では、実際の給湯運転による給
湯が行われていない場合であっても、石油バーナ13が
必要に応じて燃焼され、燃焼缶体10の貯湯槽12内の
水が加熱されて、いつでも給湯用熱交換コイル22内を
通る水の熱交換加熱が可能な待機状態にされる。そして
給湯端末29が開かれて実際の給湯が開始されると、入
水路21からの水は、給湯用熱交換コイル22を通過す
ることで貯湯槽12内の温水によって加熱され、出湯路
23に出湯し、更に湯水混合手段25を通って給湯路2
6に流れて給湯端末29から流出する。コントローラ5
0は、入水路21の入水温度センサ21aによる検出入
水温度と、入水流量センサ21bによる検出入水流量
と、出湯路23の出湯温度センサ23aによる検出出湯
温度(通常は設定給湯温度よりも高温である)と、使用
者等によって給湯リモコン61で設定された設定給湯温
度とから、湯水混合後の温水が設定給湯温度になるよう
に、バイパス路24を流れる水と出湯路23を流れる温
水との混合比を演算して、その演算されて混合比になる
ように湯水混合手段25に対して指令する。これによっ
て、出湯路23からの温水とバイパス路24からの非加
熱水とが適切な混合比で混合され、所定の設定給湯温度
の温水となって、給湯路26に流れる。
説明する。本発明に係る給湯装置においては、燃焼缶体
10での燃焼熱で直接的に給湯用熱交換コイル22内の
通水を熱交換加熱するのではなく、燃焼熱で加熱された
貯湯槽12の温水によってその中を通る給湯用熱交換コ
イル22内の通水を二次的に間接的に加熱する方式であ
るので、給湯用熱交換コイル22内の水が貯湯槽12の
温水温度を超えて非常に高い高温になってしまうことは
ないが、貯湯槽12内の水を何時でも加熱媒体としての
機能を果たすことができるように温度維持させておく必
要がある。また実際の給湯運転が開始された後は、貯湯
槽12内の熱交換媒体としての温水の温度が熱交換によ
って低下するので、これを補うように加熱する必要があ
る。
の運転(風呂追い焚き運転、暖房運転)の同時運転モー
ドにおいての燃焼制御を、次のように行っている。即
ち、 制御号数=FF成分+FB成分 FF成分=給湯FF号数+風呂追い焚き仮想号数+暖房
仮想号数 給湯FF号数=(設定給湯温度−入水温度)×入水量/
25 風呂追い焚き仮想号数:10号とする。 暖房仮想号数:5号とする。 FB成分=P成分+I成分/定数A P成分=(貯湯槽の目標温度−検出温度)×入水量×定
数B/定数C I成分=Σ(貯湯槽の目標温度−検出温度)×入水量×
定数D/定数E ここで、FFとはフィードフォワード制御をいい、FB
とはフィードバック制御を言う。また号数1は1リット
ルの水を1分間に25℃上昇させるのに必要な熱量を言
うものとする。
成分とI成分のかかり具合を調整する定数B、C、D、
Eの値は、予め複数に区分された温度領域に応じて適当
な値に変更するようにしている。前記温度領域は本実施
形態では、図2に示すように、例えば第1〜第5の温度
領域に区分される。貯湯槽12の目標温度を例えば82
℃とした時に、温度上昇時においては、貯湯槽12の温
度が80℃未満の場合は第5領域、80℃以上になると
第4領域、81℃以上になると第3領域、83℃以上に
なると第2領域、84℃以上になると第1領域としてい
る。また貯湯槽12の温度が85℃以上になると燃焼が
オフされるようにしている。一方、温度降下時において
は、貯湯槽12の温度が83℃を超える間は第1領域、
83℃以下になると第2領域、82℃以下になると第3
領域、81℃以下になると第4領域、79℃以下になる
と第5領域としている。そして貯湯槽12の温度が81
℃以下に下がると燃焼がオンされるようにしている。第
1領域〜第5領域における上記P成分とI成分の定数
B、C、D、Eの値は例えば図2に示す通りに変更す
る。
度領域に応じて変更調整することで、目標温度に対する
差に応じた各領域での好ましい燃焼制御式を持って石油
バーナ13を燃焼させることができ、目標温度に遠いほ
どより速くP・I成分を足し込み或いは吐き出し、目標
温度に近いほどゆっくり足し込み或いは吐き出すことが
可能となる。これによって、貯湯槽12が、給湯運転の
他に風呂追い焚き運転や暖房運転との同時運転等によ
り、急激に温度が下がった場合でも素早く目標温度に復
帰させることができ、且つ燃焼が頻繁にオンオフしない
ようにすることができる。また給湯装置の能力や貯湯槽
の大きさ等給湯装置の仕様が異なる場合であっても、こ
の各定数B、C、D、Eを各種給湯装置に対応して設定
変更することで、各種給湯装置に対応した適切な燃焼制
御ができ、各種給湯装置ごとの調整、設定が非常に容易
にできる。
求項1に記載の給湯装置によれば、石油バーナのオンオ
フ燃焼によって加熱される貯湯槽を備えた燃焼缶体を有
し、給湯回路の給湯用熱交換部を前記貯湯槽内に配置す
ることで、給湯用熱交換部を通る通水を前記貯湯槽内の
温水によって二次的に間接加熱して温水を供給するよう
にした給湯運転の他、前記貯湯槽を利用した風呂追い焚
き運転と暖房運転の何れか一方若しくは両方を前記給湯
運転と同時運転できるようにしており、前記給湯回路の
給湯用熱交換部を内部に配置した貯湯槽の温度が目標温
度を超える一定のオフ温度以上になると前記石油バーナ
の燃焼をオフし、また貯湯槽の温度が目標温度を下回る
一定のオフ温度未満になると石油バーナの燃焼をオンす
るようにした給湯装置であって、前記貯湯槽の温度を目
標温度と検出温水温度との温度差に基づいて複数の温度
領域に区分し、各温度領域に応じた燃焼制御を行うの
で、目標温度から離れた温度領域にある場合には高能力
での燃焼により強力に加熱することが可能となると共
に、目標温度に近い温度領域にある場合には燃焼能力を
下げて運転を行うことが可能となり、よって貯湯槽の温
度を速やかに目標温度に上昇させることができると共
に、オーバーシュートやアンダーシュートを小さくする
ことができる。また燃焼が頻繁にオンオフするのを無く
すことができ、騒音の解消と装置の耐久性の向上を図る
ことができる。特に石油バーナのオンオフ燃焼を用い、
且つ給湯運転の他に風呂追い焚き運転と暖房運転の何れ
か一方若しくは両方を給湯運転と同時運転できるように
した1缶2回路(1缶3回路)の給湯装置において、前
記石油バーナが頻繁にオン、オフするのを極力防止し
て、騒音の解消という大きな問題を解消することができ
る。また請求項2に記載の給湯装置によれば、上記請求
項1に記載の構成による効果に加えて、目標温度を含む
温度領域が多数段に区分され、各温度領域に応じた燃焼
制御が行われる。また請求項3に記載の給湯装置によれ
ば、請求項1又2に記載の構成による効果に加えて、風
呂追い焚き用の循環回路の熱交換コイルが給湯用熱交換
部と共に貯湯槽内に配置され、また暖房回路が貯湯槽に
接続される。また請求項4に記載の給湯装置によれば、
上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、石油バ
ーナのオンオフ燃焼制御がフィードフォワード制御とフ
ィードバック制御とで行われる。また貯湯槽の温度が目
標温度と検出温水温度との温度差に基づいて複数の温度
領域に区分される。またフィードバック成分のかかり具
合を調整する定数が、目標温度からの温度差が大きい領
域ほどフィードバック制御量が大きくなるように予め定
められる。また請求項5に記載の給湯装置によれば、上
記請求項4に記載の構成による効果に加えて、フィード
バック制御のかかり具合を調整する定数として、少なく
とも積分成分Iのかかり具合を調整する定数が用いられ
る。また請求項6に記載の給湯装置によれば、上記請求
項1に記載の構成による効果に加えて、風呂追い焚き運
転或いは暖房運転或いはその両方が給湯運転と併存して
行われる場合は予め定めた風呂追い焚き仮想号数或いは
暖房仮想号数或いはその両方がフィードフォワード成分
として含められる。
である。
焼制御を行う際の区分された温度領域とその各温度領域
でのP成分とI成分の定数B、C、D、Eの値を示す図
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 石油バーナのオンオフ燃焼によって加熱
される貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯回路の給湯
用熱交換部を前記貯湯槽内に配置することで、給湯用熱
交換部を通る通水を前記貯湯槽内の温水によって二次的
に間接加熱して温水を供給するようにした給湯運転の
他、前記貯湯槽を利用した風呂追い焚き運転と暖房運転
の何れか一方若しくは両方を前記給湯運転と同時運転で
きるようにしており、前記給湯回路の給湯用熱交換部を
内部に配置した貯湯槽の温度が目標温度を超える一定の
オフ温度以上になると前記石油バーナの燃焼をオフし、
また貯湯槽の温度が目標温度を下回る一定のオフ温度未
満になると石油バーナの燃焼をオンするようにした給湯
装置であって、前記貯湯槽の温度を目標温度と検出温水
温度との温度差に基づいて複数の温度領域に区分し、各
温度領域に応じた燃焼制御を行うことを特徴とする給湯
装置。 - 【請求項2】 目標温度を含む温度領域を多数段に区分
し、各温度領域に応じた燃焼制御を行うことを特徴とす
る請求項1に記載の給湯装置。 - 【請求項3】 風呂追い焚き用の循環回路の熱交換コイ
ルを給湯用熱交換部と共に貯湯槽内に配置し、また暖房
回路を貯湯槽に接続してあることを特徴とする請求項1
又は2に記載の給湯装置。 - 【請求項4】 石油バーナのオンオフ燃焼によって加熱
される貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯回路の給湯
用熱交換部を前記貯湯槽内に配置することで、給湯用熱
交換部を通る通水を前記貯湯槽内の温水によって二次的
に間接加熱して温水を供給するようにした給湯運転の
他、前記貯湯槽を利用した風呂追い焚き運転と暖房運転
の何れか一方若しくは両方を前記給湯運転と同時運転で
きるようにしており、前記給湯回路の給湯用熱交換部を
内部に配置した貯湯槽の温度が目標温度を超える一定の
オフ温度以上になると前記石油バーナの燃焼をオフし、
また貯湯槽の温度が目標温度を下回る一定のオフ温度未
満になると石油バーナの燃焼をオンするようにした給湯
装置であって、前記石油バーナのオンオフ燃焼制御をフ
ィードフォワード制御とフィードバック制御とで行うと
共に、前記貯湯槽の温度を目標温度と検出温水温度との
温度差に基づいて複数の温度領域に区分し、且つフィー
ドバック成分のかかり具合を調整する定数を、目標温度
からの温度差が大きい温度領域ほどフィードバック制御
量が大きくなるように予め定めてあることを特徴とする
給湯装置。 - 【請求項5】 フィードバック制御のかかり具合を調整
する定数として、少なくとも積分成分Iのかかり具合を
調整する定数を用いることを特徴とする請求項4に記載
の給湯装置。 - 【請求項6】 石油バーナのオンオフ燃焼によって加熱
される貯湯槽を備えた燃焼缶体を有し、給湯回路の給湯
用熱交換部を前記貯湯槽内に配置することで、給湯用熱
交換部を通る通水を前記貯湯槽内の温水によって二次的
に間接加熱して温水を供給するようにした給湯運転の
他、前記貯湯槽を利用した風呂追い焚き運転と暖房運転
の何れか一方若しくは両方を前記給湯運転と同時運転で
きるようにしており、前記給湯回路の給湯用熱交換部を
内部に配置した貯湯槽の温度が目標温度を超える一定の
オフ温度以上になると前記石油バーナの燃焼をオフし、
また貯湯槽の温度が目標温度を下回る一定のオフ温度未
満になると石油バーナの燃焼をオンするようにした給湯
装置であって、前記貯湯槽の温度を目標温度と検出温水
温度との温度差に基づいて複数の温度領域に区分し、各
温度領域に応じた燃焼制御を行うと共に、前記風呂追い
焚き運転或いは暖房運転或いはその両方が併存して行わ
れる場合には、予め定めた風呂追い焚き仮想号数或いは
暖房仮想号数或いはその両方をフィードフォワード成分
として含めるようにしたことを特徴とする給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27187599A JP3536740B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 給湯装置 |
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