JP3650758B2 - 精密温湿度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、精密温調すべき空間に精密温湿度制御した空調空気を供給するための精密温湿度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体プロセスをはじめとした精密加工を行うプロセスにおいて、プロセス装置は年間を通じて安定した運転状態を維持し、また停止状態においても装置自身の精度を維持するために安定した環境下におかれる必要がある。このため、半導体プロセス装置を取り扱う場合、温湿度制御がされたクリーンルーム内にプロセス装置を設置すると共に、特に加工精度の高いプロセス装置は隔壁で仕切ったチャンバと呼ばれる容器内に収容して稼働している。
【0003】
このチャンバ内はプロセス装置の環境を維持するため、±0.1℃またはこれ以上の安定度に精密温度制御された空間となっており、プロセス装置はこの環境下で加工精度を確保している。
【0004】
チャンバの温湿度制御は、冷凍サイクルを用いて行われ、外気やチャンバ内の空気を蒸発器に導入して冷却した後、これを電気ヒータで再加熱すると共に、超音波加湿器やパン型加湿器で加湿して設定温湿度になるようにしている。
【0005】
半導体製造プロセス装置は半導体の世代が進むにつれ、大型化すると同時に消費する電力の量も大型化し、半導体工場での消費電力は膨大な量を必要としてきている。特に上記の高度な温度制御を必要するプロセス装置のための再加熱用電気ヒータは消費電力のうちのかなりの割合を占めている。
【0006】
そこで、本発明者は、特願平11−201992号(発明の名称;精密温調制御装置)にて、蒸発器の吹き出し側に、冷凍サイクルに接続された再熱器を設置し、その再熱器に、圧縮機からのホットガスを流すことで、冷凍サイクルの廃熱を利用して温度制御を行うようことを提案した。この精密温調制御装置においては、圧縮機からのホットガスを凝縮器と再熱器に分流して供給するためには、通常の三方弁では、応答性が悪いため、電−空比例制御弁を用い、電気信号を空気圧に変換し、その空気圧で比例制御弁の分流比を調整することで、応答性がよく±0.1℃以上の精密温調制御を可能としたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先の提案においては、冷凍サイクルは、温湿度制御のためには、冷却能力を略最大で運転して冷却・除湿した空気を、設定温湿度となるように加熱すると共に加湿しているため、冷凍サイクルと加湿器を運転する消費電力が、未だ嵩む問題を残している。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、精密温湿度制御を行うにおいて、さらに消費電力を低減できる精密温湿度制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、インバータ装置で駆動される圧縮機、三方比例制御弁、冷却水で冷媒を凝縮させる凝縮器、電子膨張弁、外気を冷却する蒸発器を順次接続し、上記三方比例制御弁に、圧縮機から三方比例制御弁を介して分流されたホットガスを導入する再加熱器を接続し、その再加熱器の出口側を凝縮器の入口側に接続して冷凍サイクルを構成し、上記外気を冷却する蒸発器の吹出側に上記再加熱器を設置し、圧縮機からでたホットガスの一部を再加熱器に導入し、そのホットガスで、蒸発器で冷却された空気を再加熱すると共にその再加熱された空気を加湿器で加湿して温湿度制御された空調空気とするに際して、設定温度と空調空気の温度に基づいて三方比例制御弁の分流比を制御して再加熱器で空調空気を設定温度に再加熱する吹出温度制御部と、設定湿度と空調空気の湿度から加湿器での加湿量を制御して空調空気を設定湿度にする吹出湿度制御部と、その加湿器への制御出力と空調空気の吹き出し風量に応じて予め最小の加湿量となるよう加湿出力設定値とが入力され、これに基づいてインバータ装置の運転周波数を制御して圧縮機の能力を制御すると共に電子膨張弁の開度を制御し、さらに凝縮器への冷却水量を制御するための制御出力をつくり出す加湿出力制御部と、蒸発器の冷媒蒸発圧力と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じてインバータ装置の運転周波数を制御する冷媒蒸発圧力制御部と、圧縮機の冷媒吸込温度と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じて電子膨張弁の弁開度を制御する吸込冷媒温度制御部と、凝縮器の凝縮圧力と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じて凝縮器への冷却水量を調整する冷却水制御弁を制御する凝縮圧力制御部とを備えたことを特徴とする精密温湿度制御装置である。
【0010】
請求項2の発明は、吹出湿度制御部の制御出力は、ローパスフィルタ等を介して加湿出力制御部へ入力される請求項1記載の精密温湿度制御装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0017】
先ず、図2により精密温湿度装置を説明する。
【0018】
図2において、10は、ケーシングで、ケーシング10の下部に機械室11が形成され、ケーシング10の側面中央からケーシング10の頂部にかけてL字状に空調室12が形成され、ケーシング10内の上部に制御室13が形成される。
機械室11には、図3で詳細に説明するが、圧縮機14、凝縮器15、電−空比例制御弁16、電子膨張弁17等が収容される。空調室12には、外気OAの吸込口18に位置して蒸発器19、再熱器20が配置され、その再熱器20の下流側の空調室12には、パン型或いは超音波型の加湿器21が配置され、空調室12の吹出口22側には、ファン23が配置される。吹出口22には、空調空間(図示せず)に温湿度制御された空調空気SAを送るダクト24が接続される。
【0019】
図3は、精密温湿度装置の冷凍サイクルを示したものであり、圧縮機14の吐出側に電−空比例制御弁16が接続され、その一方のポート16aに凝縮器15が接続され、凝縮器15の出口側に電子膨張弁17が接続され、その電子膨張弁17に蒸発器19が接続され、蒸発器19の出口側が圧縮機14の吸込側に接続される。
【0020】
電−空比例制御弁16の他方のポート16bには、再熱器20が接続され、その再熱器20の出口側が戻しライン25を介して凝縮器15の入口側に接続される。また戻しライン25には、逆止弁26が接続される。
【0021】
圧縮機14は、運転周波数可変のインバータ装置27により駆動される。インバータ装置27は、商用電源を直流に変換し、これをトランジスタで出力周波数可変の三相或いは単相交流に変換して圧縮機14を駆動するもので、後述する制御装置30からの運転指令周波数に応じて、トランジスタをパルス幅変調によりスイッチングして圧縮機14のモータを駆動する。
【0022】
電−空比例制御弁16は、空気圧で開閉作動される絞り弁31a,31bと、入力された電気信号に応じた空気圧を発生し、その空気圧で絞り弁31a,31bを作動する電−空変換器32と、その電−空変換器32に圧縮空気を供給する圧縮源33とからなる。絞り弁31a,31bは、その弁開度が連動するようにされ、一方の弁開度が100%のとき他方が0%で、空気圧に応じて、その合計開度が常時100%となるように両者の弁開度が設定されるようになっている。
【0023】
凝縮器15には、圧縮機14からのホットガスを冷却するための冷却水供給ライン34と、冷却後の冷却水を排水する排水ライン35が接続され、その排水ライン35に冷却水量を調整する冷却水制御弁36が接続される。
【0024】
次に、再熱器20を接続した精密温湿度装置による冷凍サイクルの作動を説明する。
【0025】
図3の冷凍サイクルにおける冷媒は、圧縮機14で高温高圧冷媒ガス(ホットガス)とされて凝縮器15に流れ、そこで冷却水と熱交換されて凝縮され、電子膨張弁17で減圧されて、気液混合冷媒となって蒸発器19に流れ、そこでファン23で吸い込まれた外気OAと熱交換して蒸発して圧縮機14に戻り再度圧縮されて循環する。
【0026】
この冷凍サイクルの運転中、電−空制御弁16の分流比が調整されて圧縮機14からのホットガスの一部が再加熱器20に流され、蒸発器19で冷却された空気をホットガスで設定温度まで再加熱し、ダクト24から吹き出す空調空気の温度を制御すると共に加湿器21により設定湿度に加湿制御する。
【0027】
図2,図3に示すようにファン23の吹出側には、吹出温度を検出する吹出温度センサS1と、湿度を検出する湿度センサS2、空調空気の風量を検出する風量センサS6が設けられる。また、蒸発器19の出口側の配管には、冷媒の蒸発圧力を検出する蒸発圧力センサS3と、冷媒の温度を検出する吸込温度センサS4が設けられ、さらに、圧縮機14の出口側には、冷媒の凝縮圧力を検出する凝縮圧力センサS5が設けられる。
【0028】
これら、センサS1〜S6の検出値は、制御装置30に入力され、その検出値に基づいて制御装置30は、インバータ装置27の運転周波数、電子膨張弁17の弁開度(減圧度)、加湿器21での加湿量、電−空比例制御弁16の分流比(再加熱量)を制御する。この際、制御装置30は、加湿器21の制御出力が最小の加湿量となるようにインバータ装置27で圧縮機14の能力を制御すると共に、その能力で、冷凍サイクルが安定するよう電子膨張弁17、凝縮器15への冷却水量を制御するようになっている。
【0029】
この制御装置30は、吹出温度センサS1の検出値に基づいて、吹出温度を設定温度にすべく電−空比例制御弁16の電−空変換器32に電気信号を出力して、再熱器20に流れるホットガス量を制御して再熱制御を行うと共に、湿度センサS2の検出値に基づいて、設定湿度となるように加湿器20での加湿量を制御する。
【0030】
また、制御装置30は、蒸発圧力センサS3の検出値に基づいて、インバータ装置27の運転周波数を制御し、冷媒の吸込温度センサS4の検出値に基づいて電子膨張弁17の減圧度を制御し、さらに凝縮圧力センサS5の検出値に基づいて、冷却水制御弁36を制御するようになっている。
【0031】
この制御装置30は、蒸発器19に吸い込む外気OAの状態(温湿度)と、吹き出す空調空気SAの設定温湿度に応じて、先ず、空調空気SAの温湿度が設定値となるように制御し、その制御中の加湿出力を検出し、加湿器21での加湿量が最小となるように加湿出力制御を行い、その上で冷凍サイクルが安定運転するようにインバータ装置27、電子膨張弁17、冷却水制御弁36を制御する。
【0032】
この制御装置30の詳細を図1により説明する。
【0033】
制御装置30は、吹出温度制御部40と吹出湿度制御部41と冷媒蒸発圧力制御部42と吸込冷媒温度制御部43と凝縮圧力制御部44と、加湿出力制御部45とから構成される。
【0034】
吹出温度制御部40は、温度センサS1から入力される検出温度PV1と設定温度SP1とを比較演算し、その結果に基づいて電−空比例制御弁16に制御信号MV1を出力して、再熱制御を行う。
【0035】
吹出湿度制御部41は、湿度センサS2から入力される検出湿度PV2と設定湿度SP2とを比較演算し、その結果に基づいて加湿器21に制御信号MV2を出力して、加湿制御を行う。
【0036】
冷媒蒸発圧力制御部42は、蒸発圧力センサS3から入力される検出圧力PV3と設定蒸発圧力RSP3とを比較演算し、その結果に基づいてインバータ装置27に制御信号MV3を出力し、圧縮機14の運転周波数を可変することで蒸発圧力制御を行う。この場合、冷媒蒸発圧力制御部42は、圧縮機14の吸込圧力が、0.4〜0.54MPaの可変範囲に入るように制御がなされる。
【0037】
吸込冷媒温度制御部43は、冷媒吸込温度センサS4から入力される検出吸込温度PV4と設定吸込温度RSP4とを比較演算し、その結果に基づいて電子膨張弁17に制御信号MV4を出力して、その開度を可変することで吸込冷媒温度の制御を行う。この場合、吸込冷媒温度制御部43は、吸込冷媒温度が、14〜18℃の可変範囲に入るように制御がなされる。
【0038】
凝縮圧力制御部44は、凝縮圧力センサS5から入力される検出圧力と設定凝縮圧力RSP5とを比較演算し、その結果に基づいて、冷却水制御弁36に制御信号MV5を出力して冷却水量を可変することで、凝縮圧力制御を行う。この場合、凝縮圧力制御部44は、凝縮圧力が、1.4〜1.6MPaの可変範囲に入るように制御がなされる。
【0039】
加湿出力制御部45は、吹出湿度制御部41の加湿制御信号MV2を、一次遅れ4段結合処理などにて高次成分をカットするローパスフィルタ46を通して入力される制御信号PV6と加湿出力設定値SP6とを比較演算し、その結果に基づいて、制御出力MV6を出力し、冷媒蒸発圧力制御部42には、制御出力MV6に基づいて変換された設定蒸発圧力RSP3が入力され、吸込冷媒温度制御部43には、同様に設定吸込温度RSP4が入力され、凝縮圧力制御部44には、設定凝縮圧力RSP5が入力される。
【0040】
この加湿出力制御部45に入力される加湿出力設定値SP6は、風量センサS6で検出された風量値に基づいて決定される。すなわち、風量センサS6で検出された風量値が、スケーリング48に入力され、その風量値に基づいて、スケーリング48は、その風量範囲中、最大風量時には25%を、最小風量時には10%となるよう、その風量範囲で、25〜10%の値を選択し、これを加湿出力設定器49に入力し、加湿出力設定器49が、これを受けて加湿出力制御部45に加湿出力設定値SP6を出力する。
【0041】
この加湿出力設定値SP6は、吹出湿度制御部41での最大加湿量(除湿量をゼロ或いは最小として冷却したときの冷却空気の絶対湿度と空調空気SAの絶対湿度との差)に対する加湿器21の最大加湿能力の比(最大加湿量/最大加湿能力)であり、これは風量により変化するため、風量センサS6とスケーリング48で、風量に応じて、10〜25%の設定値を選択する。
【0042】
この設定値入力の範囲(10〜25%)で、制御出力MV6は、0〜100%の値をとる。この0〜100%の制御出力MV6に対して、設定蒸発圧力RSP3は、0.4〜0.54MPaの可変範囲で、0〜100%の値をとり、設定吸込温度RSP4は、14〜18℃の可変範囲で、0〜100%の値をとり、設定凝縮圧力RSP5は、1.4〜1.6MPaの可変範囲で、0〜100%の値をとるようにされる。
【0043】
以上において、加湿器21への制御信号MV2を、ローパスフィルタ46を通して加湿の制御出力PV6を検出し、その制御出力PV6と加湿出力設定値SPを比較演算することで、加湿出力を最小とする制御信号MV6をつくり、その制御信号MV6に基づいて、冷凍サイクルの能力を制御する冷媒蒸発圧力制御部42と吸込冷媒温度制御部43と凝縮圧力制御部44の設定値を可変とすることで、冷却能力(ここでの目的は除湿量)を最小とすることが可能となる。
【0044】
また、湿度制御の制御信号MV2の値を一次遅れ4段結合などのフィルタ処理を行うローパスフィルタ46を通して加湿の制御出力PV6とすることで、冷媒蒸発圧力制御部42と吸込冷媒温度制御部43と凝縮圧力制御部44の発振を防止し、精密温湿度装置の本来の目的である温度制御、湿度制御を乱すことなく最小のエネルギーで運転が可能となる。
【0045】
また、加湿出力設定値SP6は、加湿器21の最大加湿能力の10〜25%の範囲に設定し、湿度制御の制御代、外乱追従性等を考慮して最小の値(10%近く)にすることで、外乱に対する追従性もよく、省エネ性を向上できる。この場合、10%以下では、冷却能力(除湿能力)が小さく外乱による温湿度の追従性が悪くなり、また25%以上では、省エネ性が少なくなるので好ましくない。
【0046】
次に、本発明の制御装置30による精密温湿度制御と上述した先願の制御を、図4〜図7の空気線図により説明する。
【0047】
図6、図7は、先願の制御を示したものである。
【0048】
図6は、外気OA(温度27℃,相対湿度50%RH)を、空調空気SA(設定温度21℃,設定相対湿度50%RH)にする際の空気線図上での変化を示したもので、外気OAを、蒸発器で、点CA’(温度10℃,相対湿度90%RH)まで冷却し、これを再熱器で、絶対湿度はそのままで、点HA’(温度21℃、相対湿度45%RH)まで再熱し、これを相対湿度50%RHまで加湿して空調空気SAとした例を示し、外気OAを、最大冷却能力で、点CA’まで冷却している状態を示している。
【0049】
図7は、外気OA(温度21℃,相対湿度50%RH)を、空調空気SA(設定温度27℃,設定相対湿度50%RH)にする際の変化を示したもので、外気OAを最大冷却能力で、点CA’(温度3℃、相対湿度90%RH)まで冷却し、これを点HA’(温度27℃,相対湿度20%RH)まで再加熱(最大加熱)し、さらに、相対湿度50%RHまで最大加湿して空調空気SAとした例を示している。
【0050】
さて、図4は、図7の先願の制御に対応する本発明の精密温湿度制御を示したものである。
【0051】
すなわち、図4は、外気OA(温度21℃,相対湿度50%RH)を、空調空気SA(設定温度27℃,設定相対湿度50%RH)にする場合、冷却による除湿量をゼロとして点CAまで冷却し、その冷却空気を再熱器20で、点HAの設定温度27℃まで最大加熱し、これを空調空気SAの設定湿度(相対湿度50%RH)まで最大加湿した状態を示している。
【0052】
この図4と図7を比較すれば明らかなように、先願では、略最大冷却能力で、外気OAを冷却するため、除湿量が多くなり、その冷却空気を設定温度(27℃)の点HA’まで最大加熱し、その点HA’から最大加湿を行って空調空気SAとしていたが、本発明では、最大加熱と最大加湿を行うにあたって、先ず、外気OAを、除湿量ゼロの状態で、点CAまで、冷却し、これを設定温度(27℃)の点HAまで最大加熱し、その点HAから最大加湿を行って空調空気SAとすることで、過度の冷却による除湿量を無くし、その分、加湿量も少なくすることが可能となる。
【0053】
図5は、本発明と先願での制御を比較して示したもので、外気OA(温度23℃,相対湿度45%RH)を、空調空気SA(設定温度23℃,設定湿度45%RH)にするときの状態を示したものである。
【0054】
先願においては、外気OAを点CA’(温度3℃,相対湿度90%)まで冷却し、これを点HA’(設定温度23℃)まで加熱し、さらに空調空気SAの湿度(相対湿度45%)まで最大加湿を行って精密温湿度制御を行っていたが、本発明においては、先ず、除湿量がゼロに近い点CA(温度10℃、相対湿度90%RH)まで冷却し、これを点HA(設定温度23℃)まで加熱し、さらに空調空気SAの湿度(相対湿度45%RH)まで加湿(加湿出力設定値SP)することで、冷凍サイクルの負荷を最小に設定しつつ、精密温湿度制御することが可能となる。
【0055】
このように、最大加湿量(図4でのSAの絶対湿度と点HAの絶対湿度の差)に対する加湿器21の加湿最大能力からみた制御出力の能力値の比を加湿出力とし、これを風量センサS6の検出値に応じて加湿出力設定値SPを25〜10%に設定し、図5の最小加湿量(最小風量)のときの加湿出力設定値SPを10%とし、最大加湿量(最大風量)のときの加湿出力設定値SPを25%とし、外気OAと空調空気SAの絶対湿度差に基づいて、加湿出力設定値SPを10〜25%の値を選定し、その加湿出力設定値SPと吹出湿度制御部41からローパスフィルタ46を介して入力される制御出力PV6が、加湿出力設定値SPとなるように、加湿出力制御部46が演算して制御出力MV6をつくり出し、その制御出力MV6に基づいて、インバータ装置27、電子膨張弁17、冷却水制御弁36の各設定値RSP3,RSP4,RSP5を設定して冷凍サイクルを運転することで、加湿量を最小にしつつ、精密温湿度制御の追従性がよく、しかも省エネルギ運転が行える。
【0056】
この省エネルギ効果は、先願の精密温湿度制御装置と本発明の精密温湿度制御装置で、同じ能力のものを使用し、処理風量22.5m3 /min、外気OA23℃、相対湿度40%RHとし、空調空気SAを、設定温度23℃、45%RHとしたときの消費電力測定値(有効電力)を検証したところ、先願では、ファンの電力1.26kW、冷凍機の電力1.88kW、加湿器の電力1.6kWで、4.74kWであるが、本発明では、ファンの電力1.26kW、冷凍機の電力0.89kW、加湿器の電力1.0kWで、3.15kWであり、1.6kWの省エネ効果が得られた。
【0057】
なお、上述の実施の形態では、外気OAと説明したが、この外気OAは、クリーンルーム内の空気でも、また空調空間から循環して吸引した空気でもよい。
【0058】
また、加湿出力設定値SPを10〜25%としたが、この設定値は、加湿器21の能力で可変であり、必ずしも上記の範囲に限定されるものではないことは勿論である。
【0059】
さらに、上述の実施の形態では、冷凍サイクルに接続した再加熱器により、蒸発器で冷却された空気を加熱して設定温度とする例で説明したが、再加熱器のみならず従来の電気ヒータで再加熱する精密温湿度制御にも適用できることは勿論であり、この場合、圧縮機の消費電力と同時に電気ヒータでの消費電力も低減できる。
【0060】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、冷凍サイクルの圧縮機をインバータ装置で能力可変に運転するにおいて、加湿量が最小となるような加湿出力設定値を設定し、これを実際の加湿制御出力と比較演算して、加湿出力制御部が、冷凍サイクルを運転する設定値としての制御出力をつくり出し、この制御出力を基に、インバータ装置の運転周波数、電子膨張弁の開度、凝縮器への冷却水量を制御する冷水制御弁をそれぞれ制御することで、無駄な除湿を抑えて加湿量を少なくし、しかも冷凍サイクルを安定に運転しつつ省エネルギーを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精密温湿度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す制御ブロック図である。
【図2】本発明の精密温湿度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す装置図である。
【図3】本発明の精密温湿度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す冷凍サイクル図である。
【図4】本発明において、精密温湿度制御したときの空気線図上の温湿度操作を示す図である。
【図5】本発明と先願の発明において、精密温湿度制御したときの空気線図上の温湿度操作を示す図である。
【図6】先願の発明において、精密温湿度制御したときの空気線図上の温湿度操作を示す図である。
【図7】同じく先願の発明において、精密温湿度制御したときの空気線図上の温湿度操作を示す図である。
【符号の説明】
14 圧縮機
15 凝縮器
16 三方比例制御弁
17 電子膨張弁
19 蒸発器
20 再加熱器
21 加湿器
27 インバータ装置
40 吹出温度制御部
41 吹出湿度制御部
45 加湿出力制御部
SP6 加湿出力設定値
OA 外気
SA 空調空気

Claims (2)

  1. インバータ装置で駆動される圧縮機、三方比例制御弁、冷却水で冷媒を凝縮させる凝縮器、電子膨張弁、外気を冷却する蒸発器を順次接続し、上記三方比例制御弁に、圧縮機から三方比例制御弁を介して分流されたホットガスを導入する再加熱器を接続し、その再加熱器の出口側を凝縮器の入口側に接続して冷凍サイクルを構成し、上記外気を冷却する蒸発器の吹出側に上記再加熱器を設置し、圧縮機からでたホットガスの一部を再加熱器に導入し、そのホットガスで、蒸発器で冷却された空気を再加熱すると共にその再加熱された空気を加湿器で加湿して温湿度制御された空調空気とするに際して、設定温度と空調空気の温度に基づいて三方比例制御弁の分流比を制御して再加熱器で空調空気を設定温度に再加熱する吹出温度制御部と、設定湿度と空調空気の湿度から加湿器での加湿量を制御して空調空気を設定湿度にする吹出湿度制御部と、その加湿器への制御出力と空調空気の吹き出し風量に応じて予め最小の加湿量となるよう加湿出力設定値とが入力され、これに基づいてインバータ装置の運転周波数を制御して圧縮機の能力を制御すると共に電子膨張弁の開度を制御し、さらに凝縮器への冷却水量を制御するための制御出力をつくり出す加湿出力制御部と、蒸発器の冷媒蒸発圧力と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じてインバータ装置の運転周波数を制御する冷媒蒸発圧力制御部と、圧縮機の冷媒吸込温度と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じて電子膨張弁の弁開度を制御する吸込冷媒温度制御部と、凝縮器の凝縮圧力と上記加湿出力制御部からの制御出力とが入力され、それに応じて凝縮器への冷却水量を調整する冷却水制御弁を制御する凝縮圧力制御部とを備えたことを特徴とする精密温湿度制御装置。
  2. 吹出湿度制御部の制御出力は、ローパスフィルタ等を介して加湿出力制御部へ入力される請求項1記載の精密温湿度制御装置。
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