JP5391785B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
本実施形態の空調システム(10)は、本発明に係る空調システムの一例である。この空調システム(10)は、室内空間(30)の湿度と温度とを調節することができるように構成されている。この空調システム(10)は、例えば半導体の製造工場等に設置される。
冷媒回路(21)は、チラーユニット(20)に含まれている。冷媒回路(21)は、冷媒が充填された閉回路を構成している。冷媒回路(21)には、圧縮機(22)と放熱器(23)と膨張弁(24)と蒸発器(25)とが接続されている。冷媒回路(21)では、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
放熱回路(31)は、熱媒体としての水が充填されている。放熱回路(31)には、上述した放熱器(23)と水ポンプ(32)とクーリングタワー(33)とが接続されている。
熱媒体回路(41)は、熱媒体としての水が充填された閉回路を構成している。熱媒体回路(41)には、上述した蒸発器(25)と循環ポンプ(42)と空気熱交換器(61)とが接続されている。
空調ユニット(50)は、上下に扁平な直方体形状のケーシング(51)を有している。ケーシング(51)の内部には、空気が流通する空気通路(52)が形成されている。空気通路(52)の流入端には、吸込ダクト(53)の一端が接続している。吸込ダクト(53)の他端は室内空間(30)に臨んでいる。空気通路(52)の流出端には、給気ダクト(54)の一端が接続している。給気ダクト(54)の他端は室内空間(30)に臨んでいる。
空調システム(10)は、制御手段(100)としてのコントローラ(100)を備えている。コントローラ(100)は、圧縮機(22)、膨張弁(24)、水ポンプ(32)、循環ポンプ(42)、電気ヒータ(55)、散水器(56)、バイパス電動弁(44)等を制御するように構成されている。コントローラ(100)は、能力制御部(15)と顕熱負荷推定部(12)と潜熱負荷推定部(13)と目標値決定部(14)と設定部(16)とを備えている。設定部(16)には、ユーザーによって設定温度Tsetと設定湿度Husetが入力される。
空調システム(10)の運転動作について説明する。本実施形態の空調システム(10)は、冷房と除湿を同時に行う冷房除湿運転と、暖房と加湿を同時に行う暖房加湿運転とを実行可能に構成されている。
冷房除湿運転では、圧縮機(22)、水ポンプ(32)、循環ポンプ(42)、及び送風機(57)の運転が行われる。また、冷房除湿運転では、基本的には、電気ヒータ(55)が停止状態となり散水器(56)の散水は停止状態となる。
暖房加湿運転では、電気ヒータ(55)、散水器(56)及び送風機(57)の運転が行われる。圧縮機(22)、水ポンプ(32)、及び循環ポンプ(42)は、停止される。
コントローラ(100)の動作について説明する。コントローラ(100)は、冷房除湿運転、再熱除湿運転、又は暖房加湿運転時に、顕熱推定動作及び潜熱推定動作と、目標値決定動作と、目標値変更動作とを繰り返し行うことによって、圧縮機(22)、水ポンプ(32)、循環ポンプ(42)、電気ヒータ(55)、及び散水器(56)の5つの構成機器のうち運転中の構成機器を制御するように構成されている。
式1:u(n)=u(n-1)+Δu(n)
式2:Δu(n)=Kp×[e(n)−e(n-1)]+(T/TI)×e(n)+(TD/T)×[e(n)−2×e(n-1)+e(n-2)]
式3:f1(Tw,Gw,Ga,H,K)=E_all+Ci
式4:E_all=E_ciller+E_pump+E_fan+E_heater+E_humi
式5:Ci=(Qsset−Qs)2+(Qlset−Ql)2
式6:E_ciller=f2(To,Tw)
式7:E_pump=f3(Gw)
式8:E_fan=f4(Ga)
式9:E_heater=f5(H)
式10:E_humi=f6(K)
式11:Qs=f7(Tw,Gw,Ga,H,K)
式12:Ql=f8(Tw,Gw,Ga,H,K)
本実施形態では、空調システム(10)の空調能力の目標値となる室内空間(30)の空調負荷を媒介として、空調システム(10)の消費電力が最小となるように、各構成機器の制御量が決定される。室内空間(30)の実際の空調負荷は、室内空間(30)の空気の状態を表す物理量に基づいて推定した室内空間(30)の空調負荷を空調システム(10)の空調能力の目標値とすることで、処理される。その過程では、空調システム(10)の消費電力が最小となるように、各構成機器が制御される。従って、室内空間(30)の空調負荷を的確に処理しつつ、空調システム(10)の消費電力を低減させることができる。
この変形例1では、空調ユニット(50)に、空気を空調するための構成機器として、電気ヒータ(55)及び散水器(56)が設けられておらず、空気熱交換器(61)だけが設けられている。コントローラ(100)は、冷房除湿運転時に、顕熱推定動作及び潜熱推定動作と、目標値決定動作と、目標値変更動作とを繰り返し行うことによって、圧縮機(22)、水ポンプ(32)、及び循環ポンプ(42)の3つの構成機器を制御するように構成されている。
式13:Qs=f9(Tw,Gw,Ga)
式14:Ql=f10(Tw,Gw,Ga)
この変形例2では、空調ユニット(50)に、空気を空調するための構成機器として、散水器(56)が設けられておらず、電気ヒータ(55)及び空気熱交換器(61)が設けられている。コントローラ(100)は、運転時に、顕熱推定動作及び潜熱推定動作と、目標値決定動作と、目標値変更動作とを繰り返し行うことによって、圧縮機(22)、水ポンプ(32)、循環ポンプ(42)、及び電気ヒータ(55)の4つの構成機器を制御するように構成されている。
式15:Qs=f11(Tw,Gw,Ga,H)
式16:Ql=f12(Tw,Gw,Ga,H)
この変形例3では、コントローラ(100)が、各構成機器の消費電力を計算する計算式を補正する補正動作を行う。空調システム(10)には、図3に示すように、電力計測手段(17)を構成する電力計(17)が設けられている。この変形例3では、制御目標値を用いて各構成機器の消費電力を計算する計算式として、上記式6−10の代わりに、下記の式17−21が用いられる。下記の式17−21は推定モデルに相当し、下記の式17−21の計算値は推定モデルの推定値に相当する。
式17:E_ciller=f2(To,Tw)+A
式18:E_pump=f3(Gw)+B
式19:E_fan=f4(Ga)+C
式20:E_heater=f5(H)+D
式21:E_humi=f6(K)+E
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
12 顕熱負荷推定部
13 潜熱負荷推定部
14 目標値決定部
15 運転制御部
16 設定部
18 室内温度センサ
19 室内湿度センサ
100 コントローラ(制御手段)
Claims (2)
- 複数の構成機器を有し、該複数の構成機器を運転させて室内空間(30)の空気調和を行う空調システムであって、
上記室内空間(30)の空気の状態を表す物理量に基づいて該室内空間(30)の空調負荷を推定する第1動作と、該第1動作で推定した室内空間(30)の空調負荷に応じた空調能力を上記空調システム(10)が発揮し、且つ、該空調システム(10)の消費電力が最小となるような各構成機器の制御量を決定し、決定した制御量に基づいて各構成機器を制御する第2動作とを繰り返し行う制御手段(100)を備え、
上記第1動作では、現在の室内空間(30)の空気の状態を表す物理量と該物理量の目標値との差を偏差とするPID動作によって得られた修正値を用いて、前回の第1動作で推定した室内空間(30)の空調負荷を修正することによって、上記室内空間(30)の空調負荷が推定されることを特徴とする空調システム。 - 複数の構成機器を有し、該複数の構成機器を運転させて室内空間(30)の空気調和を行う空調システムであって、
上記室内空間(30)の空気の状態を表す物理量に基づいて該室内空間(30)の空調負荷を推定する第1動作と、該第1動作で推定した室内空間(30)の空調負荷に応じた空調能力を上記空調システム(10)が発揮し、且つ、該空調システム(10)の消費電力が最小となるような各構成機器の制御量を決定し、決定した制御量に基づいて各構成機器を制御する第2動作とを繰り返し行う制御手段(100)を備え、
上記制御手段(100)は、上記第2動作において、上記空調システム(10)の消費電力を推定するための推定モデルによる該空調システム(10)の消費電力の推定値が最小となるような各構成機器の制御量を決定する一方、
上記空調システム(10)の消費電力を計測するための電力計測手段(17)を備え、 上記制御手段(100)は、上記第2動作で決定した制御量を用いて各構成機器を制御している状態における上記電力計測手段(17)の計測値に上記推定モデルによる上記推定値が近づくように、該推定モデルを補正することを特徴とする空調システム。
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