JP4990339B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和機、冷凍機等の冷媒凝縮器に散水して熱交換効率を向上させる冷凍サイクル装置に関する。
図19は、従来の冷凍サイクル装置の構成図であり、車両空調用の散水設備を示す(特許文献1参照)。
図において、冷凍サイクル51がコンデンサ52、サブコンデンサ53、膨張弁54、エバポレータ55、コンプレッサ56で構成されている。エバポレータ55の下方には、エバポレータ55に付着した凝縮水を受ける容器57と、この容器57内の凝縮水をコンデンサ52またはサブコンデンサ53もしくは両方に放出するノズル58を備えている。
さらに、冷凍サイクル51内の圧力を測定する圧力センサ59と、温度を測定する車室内温度センサ60を備え、圧力センサ59の設置場所はサブコンデンサ53の出口に取り付けてある。そこで、圧力センサ59にて検出された圧力信号と、車室内温度センサ60にて検出された温度信号とが、制御装置61に入力される。そして、この制御装置61にて、ポンプ62によりコンデンサ前面の容器63内に供給する凝縮水の供給量を制御するための供給量の信号を送出する。
特開平7−40732号公報
上記のような従来の冷凍サイクル装置では、圧力信号や温度信号に基づき凝縮水へ凝縮水を放出するため、圧力や温度に変化が生じた場合は、放出動作の応答遅れが生じてしまうという問題点があった。
また、凝縮水のみでは凝縮器の冷却効果はさほど得られず、また、室内環境の快適性を考慮していないため快適性を阻害することがあるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、応答遅れが生じることなく凝縮器へ散水を行い、空調機の消費電力を削減するとともに、水を無駄にすることなく効率的に散水を行い、被空調域の室内温度、室内湿度の制御も行い、快適性と省エネルギーを両立する冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、冷却対象の室内空気の乾球温度を検出する室内温度検出手段と、冷却対象の室内空気の湿度を検出する室内湿度検出手段と、蒸発器の蒸発温度を検知する蒸発温度検出手段と、凝縮器へ散水する散水手段と、凝縮器への散水量を演算する散水量演算手段と、この散水量演算手段による散水量になるように、散水手段による散水量を制御する散水制御手段とを備え、散水量演算手段は、室内温度検出手段による室内温度(Tr)及び室内湿度検出手段による室内湿度(Rr)から決定される空気線図上の点と、予め設定される目標室内温度(Tr* )及び目標室内湿度(Rr* )から決定される空気線図上の点とを通る直線が、空気線図の飽和線に交わる点より目標蒸発温度(Te* )を算出し、算出された目標蒸発温度(Te* )及び蒸発温度検出手段による蒸発温度(Te)に基づいて凝縮器への散水量を演算するものである。
また、蒸発器へ送風する送風機の送風量を制御する蒸発器送風量制御手段または/および凝縮器へ送風する送風機の送風量を制御する凝縮器送風量制御手段を備え、散水量演算手段により演算された散水量に応じて、蒸発器送風量制御手段または/および凝縮器送風量制御手段により、蒸発器または/および凝縮器への送風量を制御するものである。
また、凝縮器へ散水する散水手段と、この散水手段による散水量を制御する散水制御手段と、凝縮器の表面下部に設けられ、凝縮器表面上の水分を検出する第1の水分検出手段と、凝縮器の下方に設けられ、凝縮器表面から流れ落ちる水分を検出する第2の水分検出手段とを備え、散水制御手段により、第1の水分検出手段により水分が検出される状態、かつ、第2の水分検出手段により水分が検出されない状態になるように散水手段による散水量を制御するものである。
この発明は、以上のように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、冷却対象の室内空気の乾球温度を検出する室内温度検出手段と、冷却対象の室内空気の湿度を検出する室内湿度検出手段と、蒸発器の蒸発温度を検知する蒸発温度検出手段と、凝縮器へ散水する散水手段と、凝縮器への散水量を演算する散水量演算手段と、この散水量演算手段による散水量になるように、散水手段による散水量を制御する散水制御手段とを備え、散水量演算手段は、室内温度検出手段による室内温度(Tr)及び室内湿度検出手段による室内湿度(Rr)から決定される空気線図上の点と、予め設定される目標室内温度(Tr* )及び目標室内湿度(Rr* )から決定される空気線図上の点とを通る直線が、空気線図の飽和線に交わる点より目標蒸発温度(Te* )を算出し、算出された目標蒸発温度(Te* )及び蒸発温度検出手段による蒸発温度(Te)に基づいて凝縮器への散水量を演算するので、散水による電気入力の低減効果に加え、室内温度と室内湿度の制御が可能となり省エネと快適性向上を両立できる。
また、蒸発器へ送風する送風機の送風量を制御する蒸発器送風量制御手段または/および凝縮器へ送風する送風機の送風量を制御する凝縮器送風量制御手段を備え、散水量演算手段により演算された散水量に応じて、蒸発器送風量制御手段または/および凝縮器送風量制御手段により、蒸発器または/および凝縮器への送風量を制御するので、散水による電気入力の低減効果に加え、室内温度と室内湿度の制御が広い温度、湿度範囲で可能となり省エネと快適性向上を両立できる。
また、凝縮器へ散水する散水手段と、この散水手段による散水量を制御する散水制御手段と、凝縮器の表面下部に設けられ、凝縮器表面上の水分を検出する第1の水分検出手段と、凝縮器の下方に設けられ、凝縮器表面から流れ落ちる水分を検出する第2の水分検出手段とを備え、散水制御手段により、第1の水分検出手段により水分が検出される状態、かつ、第2の水分検出手段により水分が検出されない状態になるように散水手段による散水量を制御するので、散水による電気入力の低減効果に加え、常に凝縮器が濡れた状態に散水し、無駄に散水することがないので水の節約になる。
この発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置の構成図である。 この発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置における外気温度と散水の有無による消費電力の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置における外気温度に対して全て有効に使える必要散水量を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置における外気温度の未来値の予測演算を示す図である。 この発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置における外気温度による散水量制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における圧縮機運転周波数と必要散水量の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における消費電力と必要散水量の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における凝縮温度と必要散水量の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における凝縮圧力と必要散水量の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における外気湿度、外気温度と必要散水量の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置における外気温度、消費電力、外気湿度による散水量制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における圧縮機の運転周波数に対する蒸発器の蒸発温度を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における圧縮機の運転周波数に対する顕熱比を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における圧縮機の運転周波数に対する蒸発器の吹出温度を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置の空気線図における室内空気状態と目標室内空気状態と目標蒸発温度の関係を示す図である。 この発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における室内温度、室内湿度の散水量制御のブロック線図である。 この発明の実施の形態4を示す冷凍サイクル装置における制御フローチャートである。 この発明の実施の形態5を示す冷凍サイクル装置の散水ユニットと凝縮器の構成図である。 従来の冷凍サイクル装置の構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す冷凍サイクル装置の構成図、図2はこの冷凍サイクル装置において、外気温度と散水の有無による消費電力の関係を示す図、図3はこの冷凍サイクル装置において、外気温度に対して全て有効に使える必要散水量を示す図、図4はこの冷凍サイクル装置において、外気温度Toの未来値の予測演算を示すグラフ図、図5はこの冷凍サイクル装置において、外気温度による散水量制御を示すフローチャートである。
図において、冷凍サイクル装置は、被空調域である室内4内に室内機3が設置され、冷媒配管で室外の室外機2と接続される。室内機3と室外機2より冷凍サイクルが構成され、冷媒を圧縮する圧縮機11と、凝縮器12、膨張弁を示す絞り機構13、蒸発器14、四方弁15が冷媒管により連結される。凝縮器12には凝縮温度検出手段36、凝縮圧力検出手段37が設置される。また、室内4内に室内温度検出手段31と、室内湿度検出手段32が設置されている。
この実施の形態1では、冷房を対象として説明するので、四方弁15により室内機3内に蒸発器14、室外機2内に凝縮器12が設定される。凝縮器12、蒸発器14にはそれぞれ凝縮器送風機16、蒸発器送風機17が近接して設置される。蒸発器14には、冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段33が設置され、冷凍サイクル装置の運転制御を行う制御器18の入力側には室内温度検出手段31、室内湿度検出手段32、蒸発温度検出手段33が接続され、出力側には圧縮機11、蒸発器送風機17、凝縮器送風機16が接続される。電源には室外機2の消費電力を検出する消費電力検出手段38が接続される。
また、室外機2の凝縮器12に付随して散水ユニット1が設置される。散水ユニット1は、散水手段を示すスプレーノズル21、流量調整弁22、ストレーナ23が給水口24を有する水道配管により接続されるとともに、散水制御器25、外気温度検出手段34、外気湿度検出手段35から構成される。散水制御器25の入力側には外気温度検出手段34、外気湿度検出手段35、消費電力検出手段38、制御器18が接続され、出力側には流量調整弁22が接続される。また、散水制御器25は散水量演算手段26と散水制御手段27を有する。
次に、動作について説明する。
まず、図2は散水の有無による外気温度と消費電力の関係を示し、散水有は、一定散水量を行った場合である。そこで、散水有無による消費電力の入力差を見てみると、外気温度の低下とともに入力差が小さくなっており、外気温度が低い場合には、散水量の一部が有効に使われていないことがわかる。そこで、図3に外気温度Toに対して全て有効に使える必要散水量Gを示す。外気温度Toの低下とともに必要散水量は小さくなり、たとえば次式(1)のように表される。
G=0.1711・To+3.9736 ・・・ (1)
散水量演算手段26では、外気温度Toから式(1)の演算が成され、必要散水量Gを決定する。
そこで、このまま、外気温度に応じて必要散水量Gを散水ユニットから凝縮器12へ散水してもよいが、外気温度が上昇傾向または下降傾向にあるとき、現在の外気温度に基づいて散水量を調整すると散水量の増減に時間遅れが生ずる場合があり、この時間遅れのため高圧カットにより空調機が停止してしまうこともある。そこで、外気温度Toの未来値を予測して、その予測値により必要散水量Gを決定し、時間遅れを補償する。
予測値算出の一例を図4に示す。図中の記号yが外気温度Toとする。現在時刻がt0、一定時間間隔τで現在から過去へt0、t-1、t-2時刻のときの外気温度検出値をそれぞれy0、y-1、y-2とすると、現在からτ時間後の時刻t1での外気温度予測値y1は次式(2)のように表せる。
y1=(y0−y-1)2/(y-1−y-2)+y0 ・・・ (2)
そこで、演算式(2)により上記外気温度の時間遅れの補償を行った場合の散水量制御を図5を用いて説明する。
まず、ステップS10では、外気温度Toを検出する。この値は時々刻々3点まで、すなわちt0、t-1、t-2時刻のときの各外気温度検出値y0、y-1、y-2が散水制御器25に記憶される。ステップS11では、検知し記憶されている3点の外気温度Toから式(2)により外気温度の予測値Toyが演算される。ステップS12では、外気温度予測値Toyと散水を行う基準温度として予め設定された設定外気温度To*を比較して、ToがTo*以上であるかどうか判断する。ここで、例えば設定外気温度To*=30℃と設定しておく。
そこで、外気温度の予測値Toyが設定外気温度To*以上であれば、ステップS13へ進み、上記式(1)を用いて外気温度の予測値Toyから散水量Gを演算する。ステップS14では、例えば数十秒間隔等のある一定制御タイミングを経過したかどうかを判断し、経過した場合には、ステップ10へ戻り、上記動作を繰り返す。
この散水量制御は、図1においては、外気温度検出手段34にて外気温度を検出して散水制御器25に記憶し、散水量演算手段26により、記憶された外気温度検出値から外気温度予測値を演算して、予測値から必要な散水量Gを演算する。この必要散水量Gになるように散水制御手段27が流量調整弁22の開度を調節し、以上の動作をある一定制御タイミングで繰り返し行う。
以上のように、この実施の形態1では、散水による消費電力の低減効果に加え、外気温度に対して水を過不足無く使用することができ、さらに散水動作の応答遅れを補償することができる。
なお、上記式(2)は外気温度の予測に用いたものを示したが、空調負荷の増減によって生じる運転周波数、消費電力、凝縮温度、凝縮圧力の予測にも用いることができる。また、式(2)ではなく単純な直線近似による予測でも代用は可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では室内負荷を検出する方法として外気温度を検出して必要な散水量を演算し散水したものを示したが、外気温度以外の検出値でも必要な散水量を演算し散水することができる。本実施の形態2では、外気温度以外の検出値による散水について詳述する。なお、冷凍サイクル装置の構成図は、図1と同様である。
図6はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の圧縮機の運転容量である運転周波数と必要散水量の関係を示す図である。図において、周波数fzの上昇とともに必要散水量は大きくなり、たとえば次式(3)のように表される。
G=0.0613・fz + 6.2149 ・・・ (3)
ここで、周波数が増えていくと冷凍サイクル側では、消費電力、凝縮温度、凝縮圧力が同時に上昇していくのが容易に想像できる。
図7はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の消費電力Pと必要散水量の関係を示す図である。図において、消費電力Pの上昇とともに必要散水量は大きくなり、たとえば次式(4)のように表される。
G=0.0084・P + 5.7879 ・・・ (4)
図8はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の凝縮温度Tcと必要散水量の関係を示す図である。図において、凝縮温度Tcの上昇とともに必要散水量は大きくなり、たとえば次式(5)のように表される。
G=1.2223・Tc + 24.24 ・・・ (5)
図9はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の凝縮圧力Pcと必要散水量の関係を示す図である。図において、凝縮圧力Pcの上昇とともに必要散水量は大きくなり、たとえば次式(6)のように表される。
G=3.9832・Pc + 36.303 ・・・ (6)
よって、運転周波数、消費電力、凝縮温度、凝縮圧力のいずれを検知しても必要な散水量を演算することができる。
また、必要散水量に影響を及ぼすもう一つの要因として、外気湿度がある。図10はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の外気湿度Ro外気温度Toと必要散水量の関係を示す図である。図において、外気湿度Roが低い状態では散水した水が蒸散しやすく蒸発潜熱が有効に使えるので散水量が多くなり、一方、湿度が高い状態では散水した水が蒸散しにくくなり、必要以上の散水は無駄となる。そこで、外気湿度Ro、外気温度Toと必要散水量の関係はたとえば次式(7)のように表される。
G=(−0.2598・To + 0.0605)・Ro +(0.265・To + 3.8953) ・・・ (7)
図11はこの発明の実施の形態2を示す冷凍サイクル装置の外気温度、消費電力、外気湿度による散水量制御を示すフローチャートであり、上記条件を加味した制御フローを示すが、周波数、消費電力、凝縮温度、凝縮圧力のいずれを検出しても必要散水量を演算できるので、ここでは消費電力を例に説明する。
まず、ステップS20では、外気温度検出手段34にて外気温度Toを検出する。ステップS21では外気湿度検出手段35にて外気湿度Roを検出する。ステップS22では消費電力検出手段38により消費電力Pを検知する。これらの値は時々刻々3点まで、すなわちt0、t-1、t-2時刻のときの外気温度/外気湿度/消費電力の各検出値y0、y-1、y-2が散水制御器25に記憶される。
ステップS23では、図5のステップS12と同様に、たとえば外気温度の設定外気温度と比較し散水するか判断する。そこで、散水する場合にはステップS24へ進み、散水量演算手段26により、ステップS22で検出し記憶されている3点の消費電力Pから式(2)により消費電力Pの予測値Pyが演算され、ステップS25では、予測値Pyから式(4)により必要散水量G'を求める。
ステップS26では、散水量演算手段26により、ステップS21で検出し記憶されている3点の外気温度To/外気湿度Roから式(2)により外気温度To/外気湿度Roの予測値Toy/Royが演算され、この予測値Toy/Royから式(7)により散水量の修正値△Gを求める。その後、ステップS27では、散水量G'と修正散水量△Gより必要散水量Gを求め、必要散水量Gになるように散水制御手段27が流量調整弁22の開度を調節する。ステップS28では、例えば数十秒間隔等のある一定制御タイミングを経過したかどうかを判断し、経過した場合には、ステップS20へ戻り、上記動作を繰り返す。
なお、上記説明は、消費電力を検出したものを示したが、周波数、凝縮温度、凝縮圧力を検出しても同様に行われることはいうまでもない。
以上のように、この実施の形態2では、散水による消費電力の低減効果に加え、運転周波数、凝縮温度、凝縮圧力、消費電力、外気温度、外気湿度に対して水を過不足無く使用することができ、さらに散水動作の応答遅れを補償することができる。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における圧縮機の運転周波数に対する蒸発器の蒸発温度を示す図、図13はこの冷凍サイクル装置における圧縮機の運転周波数に対する顕熱比(以下、SHFという)を示す図、図14はこの冷凍サイクル装置の圧縮機の運転周波数に対する蒸発器の吹出温度を示す図である。なお、冷凍サイクル装置の構成図は、図1と同様である。
次に、被空調域の快適性について考察する。
まず、被空調域の快適性を向上させるには、室内の温度制御に加えて、室内の湿度制御を行う必要がある。冷房の場合には除湿が重要となる。除湿する方法としては、室内に蒸発器と再熱器を並べて配置するのが理想的であるが、構造が複雑になる上、コスト高になり、実用的ではない。そこで、別の方法として、蒸発器14による除湿を考えると、除湿するには蒸発温度を低くし、冷凍サイクルのSHFを小さくする必要がある。
蒸発温度を低くするには、圧縮機11の運転周波数を上げる、蒸発器送風機17の送風量を小さくする、凝縮器送風機16の送風量を大きくする、などの方法がある。しかしながら、圧縮機11の運転周波数を上げると電気入力が大きくなってしまい、蒸発器送風機17の送風量を小さくすると吹出温度が低くなり被空調域の快適性が阻害される(図14)、凝縮器送風機16の送風量を大きくすると蒸発温度低下に差ほど効果がない、などのそれぞれ問題点がある。
そこで、凝縮器12への散水を行った場合には、図12に示すように蒸発器14の蒸発温度が下がり、結果として図13に示すようにSHFが小さくなり、蒸発器14の吹出温度も凝縮器送風機16の風量もそのままであり、下がることがないという利点がある。
以上のことから、凝縮器12への散水量を制御することにより、上記問題点が生じることなく、被空調域の湿度を制御することが可能となる。
次に、凝縮器への散水量制御による被空調域の湿度制御について説明する。
図15はこの発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置の空気線図における室内空気状態(室内温度Tr、室内湿度Rr)と目標室内空気状態(目標室内温度Tr*、目標室内湿度Rr*)と目標蒸発温度Te*の関係を示す図である。図において、室内空気状態は蒸発器14の入口空気状態に相当し、室内空気状態と目標室内空気状態を結ぶ直線が飽和線と交差する点が目標蒸発温度Te*となる。すなわち、この勾配の状態が冷凍サイクル装置のSHFと被空調室の空調負荷SHFが等しい状態に相当する。よって、ここで求めた目標蒸発温度Te*に蒸発温度Teを収束させれば、室内空気状態を目標室内空気状態にすることができ、以下に図を用いて説明する。
図16はこの発明の実施の形態3を示す冷凍サイクル装置における室内温度、室内湿度の散水量制御ブロック線図である。図において、ステップS40では、室内温度検出手段31による室内温度Trと目標室内温度Tr*の室内温度差△Trを演算し、ステップS41では、室内温度差△Trにより圧縮機11の運転周波数fzを設定する。ここまでは周知の技術である。
ステップS42では、室内温度検出手段31による室内温度Tr、室内湿度検出手段32による室内湿度Rrと目標室内温度Tr*、目標室内湿度Rr*から図15の空気線図の関係から目標蒸発温度Te*を演算する。ステップS43では、目標蒸発温度Te*と現在の蒸発温度との温度差△Teを求める。ステップS44では、蒸発温度差△Teから散水量G(G = 0.4・△Te + 0.7)を演算し、必要散水量Gになるように散水制御手段27が流量調整弁22の開度を調節し、凝縮器12へ散水する。これにより、室内空気状態を目標室内温度Tr*、目標室内湿度Rr*とする。
以上のように、この実施の形態3では、散水による電気入力の低減効果に加え、室内温度と室内湿度の制御が可能となり、省エネと快適性向上を両立できる。
実施の形態4.
実施の形態3では、凝縮器12への散水により室内温度、室内湿度制御が可能となるが、被空調域の空調負荷SHFが、さらに小さい場合には散水のみでは室内湿度制御が困難になる場合がある。そこで、実施の形態3の手法に加えて、凝縮器送風機16の送風量と蒸発器送風機17の送風量の制御を行い、湿度制御の範囲を広くすることについて、以下に図を用いて説明する。
図17はこの発明の実施の形態4を示す冷凍サイクル装置における室内温度、室内湿度の散水量制御、蒸発器、凝縮器送風量制御の制御フローチャートである。なお、冷凍サイクル装置の構成図は、図1と同様である。なお、蒸発器送風量制御手段、凝縮器送風量制御手段は、制御器18を示す。
次に、動作について説明する。
図において、ステップS50からS57の動作は、上記実施の形態3の図16のブロック線図の動作と同一であるため、説明を省略する。ステップS58では、ステップS57で求めた散水量Gが散水量最大値Gmax(可能最大値)を超えたかどうかを判断し、超えた場合には、散水量GをGmaxと設定し、ステップS59で凝縮器送風機16の送風量Vcをアップする。ステップS60では、凝縮器送風機16の送風量Vcが凝縮器送風機16の送風量最大値Vcmaxを超えたかどうかを判断し、超えた場合には、凝縮器送風機16の送風量VcはVcmaxに設定し、ステップS61に進み蒸発器送風機17の送風量Veをダウンする。これら一連の動作により蒸発温度を下げることが可能となる。
また、ステップS58で散水量Gが散水量最大値Gmax(可能最大値)を超えない場合には、ステップS63で凝縮器送風機16の送風量Vcをダウンし、ステップS64で蒸発器送風機17の送風量Veをアップする。
さらに、ステップS60で凝縮器送風機16の送風量Vcが凝縮器送風機16の送風量最大値Vcmaxを超えない場合には、ステップS64で蒸発器送風機17の送風量Veはアップする。
その後、ステップS62では、例えば数十秒間隔等のある一定制御タイミングを経過したかどうかを判断し、経過した場合には、ステップS51へ戻り、上記動作を繰り返す。
以上のように、この実施の形態4では、散水による電気入力の低減効果に加え、室内温度と室内湿度の制御が広い温度、湿度範囲で可能となり、省エネと快適性向上を両立できる。
実施の形態5.
図18はこの発明の実施の形態5を示す冷凍サイクル装置の一部構成図であり、散水ユニットおよび凝縮器のみの構成を示す。なお、散水ユニットおよび凝縮器以外の構成は、図示していないが、図1と同一である。
図において、図1と同一または相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。40は凝縮器12の下端部表面に取り付けられ、凝縮器12表面の水分の有無を検出する第1の水分センサ、41は凝縮器12近傍の下方に取り付けられ、凝縮器12から流れ落ちた水分の有無を検出する第2の水分センサである。なお、第1の水分センサ、第2の水分センサは、それぞれ第1の水分検出手段、第2の水分検出手段を示す。
次に動作について説明する。
本実施形態では、凝縮器12への散水動作について説明する。
最も効率的に散水するには、凝縮器12が満遍なく濡れた状態で、かつ、凝縮器12の下方へ水が流れ落ちないように散水量を設定することが必要である。そこで、第1の水分センサ40により凝縮器12下端表面の水分有りを検出し、かつ、第2の水分センサ41により凝縮器12から離れた下方に水分を検出しないように、スプレーノズル21により散水を行う。
すなわち、第1の水分センサ40と第2の水分センサ41ともに水を検出せず、乾いた状態の場合には、散水制御部25により流量調整弁22の開度を大にして散水量をアップさせる。また、第1の水分センサ40と第2の水分センサ41ともに濡れた状態では、流量調整弁22の開度を小にして散水量をダウンさせる。さらに、第1の水分センサ40が濡れた状態、かつ、第2の水分センサ41が乾いた状態の場合には、効率的に散水されているため、流量調整弁22の開度は変更せず、現状の散水量を保持する。
なお、この実施形態では、散水動作のみを説明したが、散水以外の動作については上記各実施形態のように行ってもよいことはいうまでもない。
以上のように、この実施例においては、散水による電気入力の低減効果に加え、常に凝縮器が濡れ、かつ、凝縮器の下方に水が流れ落ちないように散水するので、無駄に散水することがなく、水の節約を行うことができる。
1 散水ユニット、2 室外機、3 室内機、4 室内、11 圧縮機、12 凝縮器、13 絞り機構、14 蒸発器、15 四方弁、16 凝縮器送風機、17 蒸発器送風機、18 制御器、21 スプレーノズル、22 流量調整弁、23 ストレーナ、24 給水口、25 散水制御器、26 散水量演算手段、27 散水制御手段、31 室内温度検出手段、32 室内湿度検出手段、33 蒸発温度検出手段、34 外気温度検出手段、35 外気湿度検出手段、36 凝縮温度検出手段、37 凝縮圧力検出手段、38 消費電力検出手段、40 第1の水分センサ、41 第2の水分センサ。

Claims (3)

  1. 圧縮機、凝縮器、蒸発器、膨張手段を有する冷媒回路を形成した冷凍サイクル装置において、
    冷却対象の室内空気の乾球温度を検出する室内温度検出手段と、
    冷却対象の室内空気の湿度を検出する室内湿度検出手段と、
    前記蒸発器の蒸発温度を検知する蒸発温度検出手段と、
    前記凝縮器へ散水する散水手段と、
    前記凝縮器への散水量を演算する散水量演算手段と、
    この散水量演算手段による散水量になるように、前記散水手段による散水量を制御する散水制御手段とを備え、
    前記散水量演算手段は、
    前記室内温度検出手段による室内温度(Tr)及び前記室内湿度検出手段による室内湿度(Rr)から決定される空気線図上の点と、予め設定される目標室内温度(Tr* )及び目標室内湿度(Rr* )から決定される空気線図上の点とを通る直線が、空気線図の飽和線に交わる点より目標蒸発温度(Te* )を算出し、
    前記算出された目標蒸発温度(Te* )及び前記蒸発温度検出手段による蒸発温度(Te)に基づいて前記凝縮器への散水量を演算する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記蒸発器へ送風する送風機の送風量を制御する蒸発器送風量制御手段または/および前記凝縮器へ送風する送風機の送風量を制御する凝縮器送風量制御手段を備え、前記散水量演算手段により演算された散水量に応じて、蒸発器送風量制御手段または/および凝縮器送風量制御手段により、蒸発器または/および凝縮器への送風量を制御することを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 記凝縮器の表面下部に設けられ、凝縮器表面上の水分を検出する第1の水分検出手段と、
    前記凝縮器の下方に設けられ、凝縮器表面から流れ落ちる水分を検出する第2の水分検出手段とを備え、
    前記散水制御手段により、第1の水分検出手段により水分が検出される状態、かつ、第2の水分検出手段により水分が検出されない状態になるように前記散水手段による散水量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
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