JP6831568B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関する。
例えば半導体製造設備のクリーンルームの室内温度は、通常、空気調和装置によって精密に管理されている。このようなクリーンルーム等の温度制御を精密に実施するための空気調和装置として、本件出願人は、特許文献1に開示される空気調和装置を以前に提案している。
特許文献1に係る空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を有する冷凍サイクルを備え、蒸発器によって空気を冷却するとともに、圧縮機から凝縮器に向けて流出する高温の熱媒体の一部を分岐させて空気の加熱に利用する。このように熱媒体を加熱に利用することで、冷却のための冷凍サイクル及び加熱のための電気ヒータを有する一般的な空気調和装置よりも省エネルギー化及び小型化の点で有利となる。また当該空気調和装置では、冷却後の空気を加熱することで、空気の温度を高精度に目標温度に制御することができる。
特開2017−36875号公報
ところで、昨今、多くの地域で環境温度の著しい変動が発生しており、これに伴って空気調和装置の制御が不安定になるという不具合が数多く報告されている。このような環境温度の著しい変動は、具体的には環境温度の著しい低下又は上昇であるが、このうちの環境温度の著しい低下が生じた場合には、空気調和装置において高い加熱能力を出力することが必要となり得る。この際、特許文献1に係る空気調和装置では、加熱に利用する熱媒体の流量を増加させることになるが、このような流量増加による加熱能力の調節は、圧縮機の回転数に依存するため制約がある。したがって、加熱能力が不足することで、空気の温度を所望の温度に制御することが困難となる状況の発生が懸念される。
本発明は、このような実情を考慮してなされたものであり、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断することで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する冷却ユニットと、前記圧縮機から前記凝縮器に向けて流出する前記熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ及び前記第1ヒータにおける前記熱媒体の流量を調節する加熱量調節弁を介して前記冷却ユニット側に戻し、前記第1ヒータによって前記温度制御対象の空気を加熱する第1加熱ユニットと、前記温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータを有する第2加熱ユニットと、前記蒸発器、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを通過した前記温度制御対象の空気の温度を検出する温度センサと、前記冷却ユニット、前記第1加熱ユニット及び前記第2加熱ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、予め設定された前記温度制御対象の空気の目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記加熱量調節弁の開度を上限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に前記第2ヒータの加熱能力を増加させる、ことを特徴とする空気調和装置、である。
この空気調和装置では、第1加熱ユニットにおいて加熱量調節弁の開度を増加させた際に、第1ヒータの加熱能力が増加する。そのため、加熱量調節弁がその上限開度に制御されることは、第1ヒータの加熱能力が不足している旨を示す。ここで、加熱量調節弁の上限開度は、制御ユニットが自ら演算して制御するものであるため、この空気調和装置においては、特別なセンサ等を用いることなく温度制御時における第1ヒータの加熱能力の不足を認識することが可能となる。そして、このような上限開度への制御をトリガとして第2ヒータの加熱能力が増加されるため、目標温度への制御のための加熱能力を速やかに増加させることができる。一方で、第2ヒータの加熱能力が増加される前の通常時においては、主として、冷却ユニット及び第1加熱ユニットによる熱媒体を利用した温度制御を行うため、省エネルギーに温度制御が行われる。
したがって、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断して加熱態様を切り換えることで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる。
前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記上限開度に制御される場合に、前記圧縮機の回転数を所定量だけ下げてもよい。
この構成では、加熱量調節弁の上限開度が所定時間にわたって継続する場合に、加熱能力の不足とともに冷却ユニットの冷凍能力が不必要に大きい状態であるものと判断し、圧縮機の回転数を所定量だけ下げることで冷凍能力を抑制する。これにより、効率的に温度制御を実施することができる。この際、圧縮機の回転数を制御するか否かを所定時間かけて判断することで、圧縮機の回転数が頻繁に変化して温度制御が不安定になることを抑制することができる。所定時間は、特に限られるものではないが、例えば10秒以上30秒以下に設定することで、温度制御の安定性と効率的な運転を両立させることができる。
また前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度を前記上限開度と下限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記下限開度に制御される場合に、前記圧縮機の回転数を前記所定量だけ上げてもよい。
この構成では、加熱量調節弁の下限開度が所定時間にわたって継続する場合に、加熱能力が不必要に大きいとともに冷却ユニットの冷凍能力が不足しているものと判断し、圧縮機の回転数を所定量だけ上げて冷凍能力を増加させることにより、状況に応じて好適な温度制御が実施される。この際、圧縮機の回転数を制御するか否かを所定時間かけて判断することで、圧縮機の回転数が頻繁に変化して温度制御が不安定になることを抑制することができる。上述と同様に、所定時間は、特に限られるものではないが、例えば10秒以上30秒以下に設定することで、温度制御の安定性を確保することができる。
また本発明は、第1圧縮機、第1凝縮器、第1膨張弁、及び第1蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記第1蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する第1冷却ユニットと、前記第1圧縮機から前記第1凝縮器に向けて流出する前記熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ及び前記第1ヒータにおける前記熱媒体の流量を調節する加熱量調節弁を介して前記第1冷却ユニット側に戻し、前記第1ヒータによって前記温度制御対象の空気を加熱する第1加熱ユニットと、第2圧縮機、第2凝縮器、第2膨張弁、及び第2蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記第2蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する第2冷却ユニットと、前記温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータを有する第2加熱ユニットと、前記第1蒸発器、第2蒸発器、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを通過した前記温度制御対象の空気の温度を検出する温度センサと、前記第1冷却ユニット、前記第2冷却ユニット、前記第1加熱ユニット及び前記第2加熱ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、予め設定された前記温度制御対象の空気の目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記加熱量調節弁の開度を上限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に前記第2ヒータの加熱能力を増加させる、ことを特徴とする空気調和装置、である。
この空気調和装置でも、第1加熱ユニットにおいて加熱量調節弁の開度を増加させた際に、第1ヒータの加熱能力が増加する。そのため、加熱量調節弁がその上限開度に制御されることは、第1ヒータの加熱能力が不足している旨を示す。ここで、加熱量調節弁の上限開度は、制御ユニットが自ら演算して制御するものであるため、この空気調和装置においても、特別なセンサ等を用いることなく温度制御時における第1ヒータの加熱能力の不足を認識することが可能となる。そして、このような上限開度への制御をトリガとして第2ヒータの加熱能力が増加されるため、目標温度への制御のための加熱能力を速やかに増加させることができる。一方で、第2ヒータの加熱能力が増加される前の通常時においては、主として、第1,第2冷却ユニット及び第1加熱ユニットによる熱媒体を利用した温度制御を行うため、省エネルギーに温度制御が行われる。
したがって、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断して加熱態様を切り換えることで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる。
この場合、前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記上限開度に制御される場合に、前記第2圧縮機の回転数を所定量だけ下げてもよい。
また前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度を前記上限開度と下限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記下限開度に制御される場合に、前記第2圧縮機の回転数を前記所定量だけ上げてもよい。
また上記の本発明に係る空気調和装置のいずれにおいても、前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に、通常加熱モードから予備ヒータ加熱モードに移行し、前記制御ユニットは、前記予備ヒータ加熱モードにおいて、前記目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記第2ヒータの加熱能力を調節するようになっていてもよい。
この構成では、第2ヒータが目標温度と実測の温度との差分に応じて制御されることで、目標温度への温度制御のための加熱能力を効率的に得ることができる。
また、この場合、前記第2ヒータは、電気ヒータであり、前記制御ユニットは、前記通常加熱モードにおいて、前記第2ヒータに基準加熱能力を出力させてもよい。
この構成では、第2ヒータを常時駆動させることにより第2ヒータを乾燥させて吸湿状態となることを回避することで、第2ヒータの動作不良の発生を抑制し、温度制御の信頼性を向上させることができる。
また、この場合、前記制御ユニットは、前記予備ヒータ加熱モードで調節される前記第2ヒータの加熱能力が前記基準加熱能力以下となった際に、前記通常加熱モードに復帰するようになっていてもよい。
この構成では、第2ヒータを必要以上に作動させないことで、省エネルギーな温度制御を実現できる。
本発明によれば、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断して加熱態様を切り換えることで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の概略図である。 第1の実施の形態に係る空気調和装置の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る空気調和装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る空気調和装置の概略図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の各実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置1の概略図である。本実施の形態に係る空気調和装置1は、例えば、フォトレジストの塗布及び現像を行う装置に対し、温度制御された空気を供給して、装置内温度を一定に維持するために用いられる。
まず、本実施の形態に係る空気調和装置1の概略構成を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る空気調和装置1は、回転数を調節可能な圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、及び蒸発器14が熱媒体を循環させるように当該順序で配管15により接続され、蒸発器14によって温度制御対象の空気を冷却する冷却ユニット10と、圧縮機11から凝縮器12に向けて流出する熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ21及びその下流側に設けられた加熱量調節弁22を介して圧縮機11の下流側において凝縮器12に流入するように戻し、第1ヒータ21によって温度制御対象の空気を加熱する第1加熱ユニット20と、第1ヒータ21とは独立して温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータ31を有する第2加熱ユニット30と、を備えている。蒸発器14、第1ヒータ21及び第2ヒータ31は、温度制御対象の空気を取り込む取込口41と温度制御対象の空気を吐出する吐出口42とが設けられた空気通流路40に収容されている。本実施の形態では、取込口41から吐出口42に向かう方向で、蒸発器14、第2ヒータ31及び第1ヒータ21がこの順で配置されている。
空気調和装置1には、取込口41から吐出口42へ空気を通流させる送風機50と、吐出口42に設けられる第1温度センサ51と、吐出口42から吐出される空気が供給されるユース領域Uに設けられる第2温度センサ52と、蒸発器14の下流側の配管内の圧力を検出する圧力センサ53と、冷却ユニット10、第1加熱ユニット20及び第2加熱ユニット30を制御する制御ユニット60と、がさらに備えられている。制御ユニット60は、冷却ユニット10における圧縮機11の回転数及び膨張弁13の開度、第1加熱ユニット20における加熱量調節弁22の開度、ならびに第2加熱ユニット30における第2ヒータ31の加熱能力等を制御可能となっている。ここで、本実施の形態においては、第1温度センサ51が、本発明でいう「温度センサ」が対応する。
また空気調和装置1は、吐出口42に設けられる湿度センサ54と、空気通流路40における第1ヒータ21と送風機50との間すなわち第1ヒータ21の下流側に設けられる加湿装置70と、をさらに備えている。湿度センサ54で検出された湿度は、制御ユニット60に入力され、制御ユニット60は、湿度センサ54で検出された湿度に基づき加湿装置70を調節して、温度制御対象の空気の湿度を所望の湿度に制御するようにもなっている。
なお、図示の都合上、図1において、第1温度センサ51及び湿度センサ54は、吐出口42から離れて示されているが、第1温度センサ51及び湿度センサ54は吐出口42を通過する空気の温度又は湿度を検出可能な任意の態様で配置されている。また本実施の形態では、取込口41から吐出口42に向かう方向で、蒸発器14、第2ヒータ31及び第1ヒータ21がこの順で配置されているが、このような配置構成は特に限られるものではない。例えば、第2ヒータ31は、第1ヒータ21の下流側に配置されていてもよい。
図1において、複数示された矢印Aは、空気の流れを示している。矢印Aに示すように、本実施の形態に係る空気調和装置1では、空気通流路40の取込口41から取り込まれた温度制御対象の空気が、蒸発器14、第2ヒータ31及び第1ヒータ21を通過した後、吐出口42から吐出され、この際、第1温度センサ51によって温度を検出される。そして、吐出口42から吐出される空気は、ユース領域Uに供給され、第2温度センサ52によって温度を検出されることになる。本実施の形態では、送風機50が、空気通流路40における第1ヒータ21と吐出口42との間(図1の例では吐出口42の近傍)に設けられ、第1ヒータ21を通過した空気が、送風機50によって吐出口42からユース領域Uに吐出されるようになっている。ユース領域Uは、例えばフォトレジストの塗布及び現像を行う装置(コータ等)の内部空間等である。
以下では、空気調和装置1の各構成について詳述する。
冷却ユニット10における圧縮機11は、蒸発器14から流出した低温かつ低圧の気体の状態の熱媒体を圧縮し、高温(例えば80℃)かつ高圧の気体の状態として、凝縮器12に供給するようになっている。本実施の形態における圧縮機11は、インバータ28(図2参照)を介して制御ユニット60に接続され、インバータ28からの電力供給によって駆動する所謂インバータ圧縮機である。インバータ28は、制御ユニット60からの指令に応じて、圧縮機11への供給電力の周波数(以下、運転周波数)及び電圧を可変であり、圧縮機11は、供給電力の運転周波数に応じて回転数を調節することが可能となっている。圧縮機11では、運転周波数が高いほど回転数が高くなり、より多くの熱媒体が凝縮器12に供給される。圧縮機11としては、スクロール型圧縮機が採用されることが好ましいが、インバータ28による運転周波数の調節により回転数を調節して熱媒体の供給量(流量)を調節可能であれば、圧縮機11の形式は特に限定されるものではない。なお、圧縮機11の回転数は固定であってもよく、この場合は、圧縮機11として、定速圧縮機が採用されてもよい。
凝縮器12は、圧縮機11で圧縮された熱媒体を冷却水によって冷却すると共に凝縮し、所定の冷却温度(例えば、40℃)の高圧の液体の状態として、膨張弁13に供給するようになっている。凝縮器12の冷却水には、水が用いられてよいし、その他の冷媒が用いられてもよい。また、膨張弁13は、凝縮器12から供給された熱媒体を膨張させることにより減圧させて、低温(例えば、2℃)かつ低圧の気液混合状態として、蒸発器14に供給するようになっている。蒸発器14は、供給された熱媒体を温度制御対象の空気と熱交換させて空気を冷却するようになっている。空気と熱交換した熱媒体は、低温かつ低圧の気体の状態となって蒸発器14から流出して再び圧縮機11で圧縮されるようになっている。
この冷却ユニット10では、圧縮機11の運転周波数を変化させ回転数を調節することにより、凝縮器12に供給される熱媒体の供給量を調節可能であると共に、膨張弁13の開度を調節可能であることで、蒸発器14に供給される熱媒体の供給量を調節可能となっている。このような調節により冷凍能力及び配管内の圧力を制御することが可能となっている。詳しくは、本実施の形態では、詳細は後述する所定の条件が検出された場合に、制御ユニット60がインバータ28に運転周波数の調節指令を出力して、冷凍能力を調節するようになっている。一方で、膨張弁13は、蒸発器14の出口圧力を一定に維持して冷凍能力を安定化させる目的で開度を調節されるようになっている。
また第1加熱ユニット20では、第1ヒータ21が、熱媒体入口と熱媒体出口とを有している。熱媒体入口と、圧縮機11と凝縮器12との間の配管部分15Aの上流側と、が、供給管25によって接続される一方、熱媒体出口と、配管部分15Aの下流側と、が、戻し管26によって接続され、戻し管26に加熱量調節弁22が設けられている。これにより、第1加熱ユニット20は、圧縮機11から凝縮器12に向けて流出する熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ21及び加熱量調節弁22を介して凝縮器12に流入するように戻すことが可能となっている。
この第1加熱ユニット20では、圧縮機11によって圧縮された高温(例えば80℃)かつ高圧の気体の状態の熱媒体が第1ヒータ21に供給されることになる。第1ヒータ21は、供給された熱媒体を温度制御対象の空気と熱交換させて空気を加熱するようになっている。そして、空気と熱交換した熱媒体は、第1ヒータ21から戻し管26を介して配管部分15Aに戻るようになっている。ここで、加熱量調節弁22が、第1ヒータ21から配管部分15Aへの熱媒体の戻り量を調節することにより、第1ヒータ21における加熱能力を変更することが可能である。このような構成においては、熱媒体の戻し量が多いほど、加熱能力が増加することになる。ここで、加熱量調節弁22による第1ヒータ21を通流する熱媒体の流量の調節は、制御ユニット60が、予め設定された温度制御対象の空気の目標温度(本例では、目標ソース温度)と第1温度センサ51で検出される温度との差分に応じて加熱量調節弁22の開度を所定の上限開度の範囲内で制御することにより行われる。このことについての詳細は、後述する。
また第2加熱ユニット30では、上述したように電気ヒータとして構成される第2ヒータ31が、図示省略された電源から供給される電力の電力供給量を制御ユニット60によって制御され、電力供給量に応じて加熱能力を調節可能となっている。詳しくは、第2ヒータ31は、制御ユニット60が加熱量調節弁22の開度を上限開度まで調節し、これにより加熱能力が不足すると判断された場合に、加熱能力を増加させるように制御ユニット60によって制御される。より具体的には、第2ヒータ31は、通常の状態においては常時、基準加熱能力を出力するように制御ユニット60によって制御され、制御ユニット60が加熱量調節弁22の開度を上限開度まで調節した際に、基準加熱能力よりも高い加熱能力を出力するように構成されている。以下では、第1ヒータ21によって加熱を行いつつ、第2ヒータ31が基準加熱能力を出力する状態のことを「通常加熱モード」と呼び、第1ヒータ21によって加熱を行いつつ、第2ヒータ31に基準加熱能力よりも高い加熱能力を出力させる状態のことを「予備ヒータ加熱モード」と呼ぶ。
なお、上述のように第2ヒータ31に基準加熱能力を出力させる理由は、本実施の形態では、第2ヒータ31としてフィンシーズヒータが採用されることによる。すなわち、フィンシーズヒータは、発熱体と外管との間に絶縁粉末を充填して構成されるが、発熱体への電力供給を停止すると、とりわけ本実施の形態に係る空気調和装置1のように加湿装置70を備える構成では、絶縁粉末が吸湿し、これが原因で絶縁不良が生じ得る。このような問題を回避するために本実施の形態では、絶縁粉末を常に乾燥状態とすべく第2ヒータ31に上記の基準加熱能力を常時出力させるようになっている。したがって、上記基準加熱能力は、絶縁粉末を乾燥状態とすることができればよく、具体的に本実施の形態では、第2ヒータ31の最大加熱能力(例えば6Kw)の2%の加熱能力が、基準加熱能力として設定されている。
なお、第2ヒータ31がフィンシーズヒータである場合には、基準加熱能力を、第2ヒータ31の最大加熱能力の1.5%以上5.0%以下の範囲で設定することが好ましい。この範囲であれば、絶縁粉末を安定的に乾燥状態とすることができ、且つ電力消費量も抑制することができるからである。なお、基準加熱能力を具体的にどの値に設定するかについては、温度制御対象の空気の状況に応じて決めてもよい。また、上述のように本実施の形態における制御ユニット60は、加熱量調節弁22の開度を上限開度まで調節した際に、基準加熱能力よりも高い加熱能力を第2ヒータ31に出力させるが、第2ヒータ31は、通常加熱モードにおいて常時オフ状態となっていてもよい。
次に制御ユニット60の機能構成について図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、制御ユニット60は、加熱量調節弁22の開度を制御する加熱量制御部61と、インバータ28の運転周波数を変更することで圧縮機11の回転数を制御する圧縮機制御部62と、膨張弁13の開度を制御する熱媒体圧力制御部63と、加湿装置70を制御する加湿制御部64と、加熱量制御部61に接続される第1パルスコンバータ65と、熱媒体圧力制御部63に接続される第2パルスコンバータ66と、を有している。この制御ユニット60には、ユース領域Uの目標温度である目標ユース温度と、冷却ユニット10における熱媒体の目標圧力と、温度制御対象の空気の目標湿度とが入力されることになる。また本実施の形態における制御ユニット60は、上述した「通常加熱モード」と「予備ヒータ加熱モード」とを切り換え、モードに応じて動作を変更するように構成されている。以下、制御ユニット60の各部について、必要に応じて「通常加熱モード」と「予備ヒータ加熱モード」とを場合分けしつつ説明する。
まず、加熱量制御部61は、「通常加熱モード」と「予備ヒータ加熱モード」とで動作が異なる。通常加熱モードである場合、加熱量制御部61は、第2温度センサ52が検出する温度とユース領域Uに予め設定される目標ユース温度との差分に応じて、吐出口42を通過する温度制御対象の空気の目標ソース温度を算出し、第1温度センサ51が検出する温度と前記目標ソース温度との差分に応じたPID演算により、第1温度センサ51が検出する温度を前記目標ソース温度に一致させるための加熱量調節弁22の開度操作量を演算して、当該開度操作量に応じて加熱量調節弁22の開度を上限開度及び下限開度の範囲内で制御(PID制御)するようになっている。
なお、開度操作量とは、加熱量調節弁22の目標開度を意味し、例えば開度操作量が0%と演算された場合には、当該開度操作量は、加熱量調節弁22の開度を全閉にすることを意図した指令であることを意味する。また例えば開度操作量が100%と演算された場合には、当該開度操作量は、加熱量調節弁22の開度を全開にすることを意図した指令であることを意味する。また本実施の形態においては、加熱量調節弁22の上限開度が一例として70%に設定されており、下限開度が一例として10%に設定されているが、このような値は、特に限られるものではなく任意に設定可能である。
本実施の形態における加熱量制御部61は、具体的には第1パルスコンバータ65に演算した開度操作量を出力し、第1パルスコンバータ65が開度操作量に対応するパルス信号を演算して、加熱量調節弁22に送出する。これにより、加熱量調節弁22の開度が演算された開度操作量となるように調節されることになる。図示省略するが、加熱量調節弁22は、第1パルスコンバータ65からのパルス信号に応じて駆動するステッピングモータによって、その開度を調節されるようになっている。また、上述の目標ソース温度とは、温度制御対象の空気がユース領域Uに供給された際に、ユース領域Uの温度を目標ユース温度にするための温度である。目標ソース温度と目標ユース温度との関係は、空気調和装置1とユース領域Uとの位置関係等に基づき、演算により又は実験的に特定されてもよい。
一方で、予備ヒータ加熱モードである場合、加熱量制御部61は、上述と同様に、第1温度センサ51が検出する温度と目標ソース温度との差分に応じて加熱量調節弁22の開度を制御するとともに、当該差分に応じて第2ヒータ31の加熱能力も調節する。詳しくは、加熱量制御部61は、第2温度センサ52が検出する温度とユース領域Uに予め設定される目標ユース温度との差分に応じて算出された目標ソース温度と、第1温度センサ51が検出する温度と、の差分に応じたPID演算により、第1温度センサ51が検出する温度を前記目標ソース温度に一致させるための第2ヒータ31の目標加熱能力を演算して、当該目標加熱能力となるように第2ヒータ31の加熱能力を制御(PID制御)する。一方で、本実施の形態における加熱量制御部61は、予備ヒータ加熱モードで演算された目標加熱能力に応じて、第2ヒータ31の加熱能力が上記基準加熱能力以下となった際には、通常加熱モードに復帰するようになっている。
次いで圧縮機制御部62は、インバータ28に電気的に接続され、圧縮機11の回転数を所定の回転数範囲内で制御するものである。運転開始時において、本実施の形態における圧縮機制御部62は、圧縮機11が予め定められた初期回転数で回転するようにインバータ28に指令を出力するようになっており、インバータ28は、初期回転数に対応する運転周波数の電力を圧縮機11に供給するようになっている。また、加熱量調節弁22の制御等が開始された後、圧縮機制御部62は、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって上限開度に制御される場合に、圧縮機11の運転周波数を所定周波数だけ下げ、加熱量調節弁22の開度が前記所定時間にわたって下限開度に制御される場合に、圧縮機11の運転周波数を所定周波数だけ上げることで、圧縮機11の回転数を調節するようになっている。
このような圧縮機制御部62によれば、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって上限開度に制御される場合には、冷凍能力が過剰であると判断して、圧縮機11の運転周波数を下げて回転数を所定量だけ下げることにより、冷凍能力を下げることができる。また、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって下限開度に制御される場合には、冷凍能力が不足していると判定して、圧縮機11の運転周波数を増加させて回転数を所定量だけ上げることにより、冷凍能力を上げることができる。このことにより、温度制御対象の空気に対する適正な温度制御を行うことができる。
ここで、本実施の形態における圧縮機制御部62は、圧縮機11の回転数を上下させるか否かの判定を、加熱量調節弁22の開度の所定時間における挙動に基づき所定時間の経過を待って行うことになる。このような処理は、圧縮機11の回転数を頻繁に変化させないことで、冷凍能力及び加熱能力の変化によって制御系に生じる外乱の影響を抑制して、制御精度を向上させるために行われる。上述の「所定時間」は、空気調和装置1の特性によって変化し得る値であるが、圧縮機11の運転周波数が頻繁に変化せず、且つ目標ユース温度への実用的な到達時間を考慮すると、例えば、10秒〜30秒、好ましくは15秒〜25秒、さらに好ましくは20秒等に設定されることが好ましい。
また本実施の形態において、圧縮機制御部62が加熱量調節弁22の開度に応じて圧縮機11の運転周波数を上下させる単位である「所定周波数」は、冷凍能力及び加熱能力の変化によって制御系に生じる外乱の影響を抑制する観点から、比較的小さい値であることが好ましい。この「所定周波数」は、空気調和装置1の特性及び圧縮機11のモータの型式によって変化し得る値であるが、圧縮機11の運転周波数が頻繁に変化せず、且つ目標ユース温度への実用的な到達時間を考慮すると、例えば、1Hz〜4Hz程度が好ましい。所定周波数の好ましい値である1Hz〜4Hz程度の値を回転数に換算すると、上下される回転数の所定量は、モータの型式によって変化し得る値であるが、例えば、20〜80(r/min)である。
続いて熱媒体圧力制御部63は、圧力センサ53が検出する圧力と予め設定される目標圧力との差分に応じたPID演算により、圧力センサ53が検出する圧力を前記目標圧力に一致させるための膨張弁13の開度操作量を演算して、当該開度操作量に応じて膨張弁13の開度を制御(PID制御)するようになっている。詳しくは、熱媒体圧力制御部63は、第2パルスコンバータ66に演算した開度操作量を出力し、第2パルスコンバータ66が開度操作量に対応するパルス信号を演算して、膨張弁13に送出する。これにより、膨張弁13の開度が演算された開度操作量となるように調節される。なお、図示省略するが、膨張弁13は、第2パルスコンバータ66からのパルス信号に応じて駆動するステッピングモータによって、その開度を調節されるようになっている。
また加湿制御部64は、湿度センサ54が検出する湿度と予め設定される目標湿度との差分に基づくPID演算により、湿度センサ54が検出する湿度を前記目標湿度に一致させるための加湿装置70の加湿操作量を演算して、当該加湿操作量に応じて前記加湿装置70を制御(PID制御)するようになっている。加湿装置70は、例えば加熱ヒータと、加熱ヒータによって加熱される水を貯留する槽とを有する。この場合には、加熱ヒータが加湿操作量に応じて制御されることになる。
以下では、本実施の形態の空気調和装置1の動作の一例について図3に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
本実施の形態の空気調和装置1では、まず、制御ユニット60において、ユース領域Uの目標温度である目標ユース温度と、冷却ユニット10における熱媒体の目標圧力と、温度制御対象の空気の目標湿度と、が入力される。また、送風機50が駆動されることにより、空気通流路40内の空気が吐出口42側に流動し、空気通流路40の取込口41から温度制御対象の空気が取り込まれる。さらに、冷却ユニット10の圧縮機11も駆動される。ここで、圧縮機11は、上述した初期回転数となるように駆動される。また第1加熱ユニット20では、加熱量調節弁22の開度が一例として上限開度と下限開度との間の任意の値に設定される。また第2加熱ユニット30では、第2ヒータ31が基準加熱能力を出力するように制御される。すなわち空気調和装置1は、通常加熱モードの温度制御から運転を開始する。
この際、空気通流路40の取込口41から取り込まれた空気は、まず、蒸発器14を通過し、その後、第2ヒータ31及び第1ヒータ21を通過する。その後、この空気は、加湿装置70によって加湿された後、吐出口42から吐出され、ユース領域Uに至る。この際、吐出口42から吐出される空気は、第1温度センサ51によって温度が検出され、湿度センサ54によって湿度が検出される。また、ユース領域Uの温度が第2温度センサ52によって検出され、蒸発器14の下流側の熱媒体の圧力も圧力センサ53によって検出される。そして、第1温度センサ51は、検出した温度を制御ユニット60に出力し、湿度センサ54は、検出した湿度を制御ユニット60に出力する。第2温度センサ52は、検出した温度を制御ユニット60に出力し、圧力センサ53は、検出した圧力を制御ユニット60に出力する。
上述のように空気調和装置1が運転されると、図3を参照し、本実施の形態では、まずステップS1において、制御ユニット60の加熱量制御部61が、第2温度センサ52が検出する温度とユース領域Uに予め設定される目標ユース温度との差分に応じて、吐出口42を通過する温度制御対象の空気の目標ソース温度を算出する。次いでステップS2において、加熱量制御部61は、制御モードが通常加熱モードであるか又は予備ヒータ加熱モードであるかについて判断し、通常加熱モードである場合には、ステップS3の処理に進む。
ステップS3においては、加熱量制御部61が、第1温度センサ51が検出する温度とステップS1で算出された目標ソース温度との差分に応じたPID演算により、第1温度センサ51が検出する温度を目標ソース温度に一致させるための加熱量調節弁22の開度操作量を演算し、続いてステップS4において、当該開度操作量に応じて加熱量調節弁22の開度を調節する。
次いでステップS5において、加熱量制御部61は、加熱量調節弁22の開度が上限開度になっているか否かについて判断し、上限開度が確認された場合には、ステップS6において、制御モードを予備ヒータ加熱モードに移行させ、ステップS1の処理に戻る。一方で、ステップS5において上限開度が確認されない場合には、加熱量制御部61は、ステップS7において、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって下限開度に制御さているか否かについて判断する。ここで、所定時間にわたって加熱量調節弁22の開度が下限開度になっていることが確認された場合には、ステップS8において、圧縮機制御部62が、圧縮機11の運転周波数を増加させて回転数を所定量だけ上げた後、処理がステップS1に戻る。また、下限開度になっていることが確認されない場合には、圧縮機11の回転数を調節することなく、ステップS1の処理に戻る。
一方で、ステップS3において予備ヒータ加熱モードが確認された場合には、ステップS9において、加熱量制御部61が、第1温度センサ51が検出する温度とステップS1で算出された目標ソース温度との差分に応じて、第1温度センサ51が検出する温度を目標ソース温度に一致させるための加熱量調節弁22の開度操作量を演算し、且つ当該差分に応じて、第1温度センサ51が検出する温度を目標ソース温度に一致させるための第2ヒータ31の目標加熱能力も演算する。そしてステップS10において、加熱量制御部61は、演算した開度操作量に応じて加熱量調節弁22の開度を調節するとともに、演算した目標加熱能力となるように第2ヒータ31の加熱能力を調節する。
その後、ステップS11において、加熱量制御部61は、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって上限開度に制御さているか否かについて判断し、所定時間にわたって加熱量調節弁22の開度が上限開度になっていることが確認された場合には、ステップS12において、圧縮機制御部62が、圧縮機11の運転周波数を下げて回転数を所定量だけ下げた後、処理がステップS13に進む。また、上限開度になっていることが確認されない場合には、圧縮機11の回転数を調節することなく、ステップS13の処理に進む。
そしてステップS13において、加熱量制御部61は、第2ヒータ31の加熱能力が基準加熱能力以下か否かについて確認し、基準加熱能力以下である場合には、ステップS14において、制御モードを通常加熱モードに移行させ、ステップS1の処理に戻る。一方で、基準加熱能力以下でない場合には、制御モードを移行させることなく、処理がステップS1に戻る。なお、以上においては、温度制御の処理の流れを説明したが、このような処理に並行して、熱媒体圧力制御部63による配管内圧力の制御と、加湿制御部64による湿度制御とが行われることになる。
以上に説明したように本実施の形態の空気調和装置1では、第1加熱ユニット20において加熱量調節弁22の開度を増加させた際に、第1ヒータ21の加熱能力が増加する。そのため、加熱量調節弁22がその上限開度に制御されることは、第1ヒータ21の加熱能力が不足している旨を示す。ここで、加熱量調節弁22の上限開度は、制御ユニット60が自ら演算して制御するものであるため、この空気調和装置1においては、特別なセンサ等を用いることなく温度制御時における第1ヒータ21の加熱能力の不足を認識することが可能となる。そして、このような上限開度への制御をトリガとして第2ヒータ31の加熱能力が増加されるため、目標温度(本例では、目標ソース温度)への制御のための加熱能力を速やかに増加させることができる。一方で、第2ヒータ31の加熱能力が増加される前の通常時においては、主として、冷却ユニット10及び第1加熱ユニット20による熱媒体を利用した温度制御を行うため、省エネルギーに温度制御が行われる。
したがって、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断して加熱態様を切り換えることで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる。
また制御ユニット60は、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって上限開度に制御される場合に、圧縮機11の回転数を所定量だけ下げる。これにより、加熱量調節弁22の上限開度が所定時間にわたって継続する場合に、加熱能力の不足とともに冷却ユニット10の冷凍能力が不必要に大きい状態であるものと判断し、圧縮機11の回転数を所定量だけ下げることで冷凍能力を抑制する。これにより、効率的に温度制御を実施することができる。この際、圧縮機11の回転数を制御するか否かを所定時間かけて判断することで、圧縮機11の回転数が頻繁に変化して温度制御が不安定になることを抑制することができる。
また制御ユニット60は、加熱量調節弁22の開度を上限開度と下限開度の範囲内で制御し、加熱量調節弁22の開度が所定時間にわたって下限開度に制御される場合に、圧縮機11の回転数を所定量だけ上げる。これにより、加熱量調節弁22の下限開度が所定時間にわたって継続する場合に、加熱能力が不必要に大きいとともに冷却ユニット10の冷凍能力が不足しているものと判断し、圧縮機11の回転数を所定量だけ上げて冷凍能力を増加させることにより、状況に応じて好適な温度制御が実施される。この際、圧縮機11の回転数を制御するか否かを所定時間かけて判断することで、圧縮機11の回転数が頻繁に変化して温度制御が不安定になることを抑制することができる。
また制御ユニット60は、予備ヒータ加熱モードに移行した際には、目標温度と第1温度センサ51で検出される温度との差分に応じて第2ヒータ31の加熱能力を調節する。この構成では、第2ヒータ31が目標温度と実測の温度との差分に応じて制御されることで、目標温度への温度制御のための加熱能力を効率的に得ることができる。
また第2ヒータ31は、電気ヒータであり、制御ユニット60は、通常加熱モードにおいて、第2ヒータ31に基準加熱能力を出力させる。これにより、第2ヒータ31を常時駆動させることにより第2ヒータ31を乾燥させて吸湿状態となることを回避することで、第2ヒータ31の動作不良の発生を抑制し、温度制御の信頼性を向上させることができる。
また制御ユニット60は、予備ヒータ加熱モードで調節される第2ヒータ31の加熱能力が基準加熱能力以下となった際に、通常加熱モードに復帰する。これにより、第2ヒータ31を必要以上に作動させないことで、省エネルギーな温度制御を実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、図4を参照しつつ本発明の第2の実施の形態に係る空気調和装置2について説明する。本実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態と同様のものには、同一の符号を付して、説明を省略する場合がある。
図4に示すように、第2の形態に係る空気調和装置2は、第1冷却ユニット110と、第2冷却ユニット140と、第1加熱ユニット120と、第2加熱ユニット130と、これら各ユニットを制御する制御ユニット160と、を備えている。第1冷却ユニット110は、第1圧縮機111、第1凝縮器112、第1膨張弁113、及び第1蒸発器114が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、第1蒸発器114によって温度制御対象の空気を冷却するように構成されている。第1加熱ユニット120は、第1圧縮機111から第1凝縮器112に向けて流出する熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ121及びその下流側に設けられた加熱量調節弁122を介して第1圧縮機111の下流側において第1凝縮器112に流入するように戻し、第1ヒータ121によって温度制御対象の空気を加熱するように構成されている。
第2加熱ユニット130は、第1ヒータ121とは独立して温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータ131を有する。また第2冷却ユニット140は、回転数を調節可能な第2圧縮機141、第2凝縮器142、第2膨張弁143、及び第2蒸発器144が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、第2蒸発器144によって温度制御対象の空気を冷却するように構成されている。第1蒸発器114、第2蒸発器144、第1ヒータ121及び第2ヒータ131は、第1の実施の形態と同様の空気通流路40に収容され、本実施の形態では、取込口41から吐出口42に向かう方向で、第2蒸発器144、第1蒸発器114、第2ヒータ131及び第1ヒータ121がこの順で配置されている。
また空気調和装置2は、第1の実施の形態と同様に、送風機50と、吐出口42に設けられる第1温度センサ51と、吐出口42から吐出される空気が供給されるユース領域Uに設けられる第2温度センサ52と、を備えている。一方で、本実施の形態では、冷凍サイクルが二つ設けられるため、空気調和装置2が、第1蒸発器114の下流側の配管内の圧力を検出する第1圧力センサ153Aと、第2蒸発器144の下流側の配管内の圧力を検出する第2圧力センサ153Bと、を備えている。
制御ユニット160について詳述すると、本実施の形態における制御ユニット160は、第1冷却ユニット110における第1膨張弁113の開度、第2冷却ユニット140における第2圧縮機141の回転数及び第2膨張弁143の開度、第1加熱ユニット120における加熱量調節弁122の開度、ならびに第2加熱ユニット130における第2ヒータ131の加熱能力等を制御可能となっている。なお、本実施の形態においても、第1温度センサ51が、本発明でいう「温度センサ」が対応する。また空気調和装置2は、第1の実施の形態と同様の湿度センサ54及び加湿装置70も備えている。
制御ユニット160は、第1の実施の形態と同様の制御を行うようになっており、「通常加熱モード」と「予備ヒータ加熱モード」とを切り換え、モードに応じて動作を変更するようになっている。詳しくは、本実施の形態における制御ユニット160は、通常加熱モードである場合、第2温度センサ52が検出する温度とユース領域Uに予め設定される目標ユース温度との差分に応じて、吐出口42を通過する温度制御対象の空気の目標ソース温度を算出し、第1温度センサ51が検出する温度と前記目標ソース温度との差分に基づくPID演算により、第1温度センサ51が検出する温度を前記目標ソース温度に一致させるための加熱量調節弁22の開度操作量を演算して、当該開度操作量に応じて加熱量調節弁22の開度を上限開度及び下限開度の範囲内で制御(PID制御)するようになっている。そして、このような通常加熱モードにおいて加熱量調節弁22の開度が上限開度となった際に、制御ユニット160は、その制御モードを、第2ヒータ131の加熱能力を増加させる「予備加熱モード」に移行させるようになっている。
そして制御ユニット160は、予備ヒータ加熱モードにおいて、目標ソース温度と第1温度センサ51で検出される温度との差分に応じて、加熱量調節弁22の開度を調節するとともに、第2ヒータ131の加熱能力を調節するようになっている。ここで、第2ヒータ131は電気ヒータであり、制御ユニット160は、通常加熱モードにおいて、第2ヒータ131に基準加熱能力を出力させる。また制御ユニット160は、予備ヒータ加熱モードで調節される第2ヒータ131の加熱能力が基準加熱能力以下となった際には、通常加熱モードに復帰するようにもなっている。
さらに本実施の形態における制御ユニット160は、加熱量調節弁122の開度が所定時間にわたって上限開度に制御される場合に、第2圧縮機141の回転数を所定量だけ下げる。この処理は、予備ヒータ加熱モードにおいて行われる。また制御ユニット160は、加熱量調節弁122の開度が所定時間にわたって下限開度に制御される場合に、第2圧縮機141の回転数を所定量だけ上げる。この処理は、通常加熱モードにおいて行われる。
以上に説明した本実施の形態に係る空気調和装置2においても、第1加熱ユニット120において加熱量調節弁122の開度を増加させた際に、第1ヒータ121の加熱能力が増加する。そのため、加熱量調節弁122がその上限開度に制御されることは、第1ヒータ121の加熱能力が不足している旨を示す。ここで、加熱量調節弁122の上限開度は、制御ユニット160が自ら演算して制御するものであるため、本実施の形態に係る構成においても、特別なセンサ等を用いることなく第1ヒータ121の加熱能力の不足を認識することが可能となる。そして、このような上限開度への制御をトリガとして第2ヒータ131の加熱能力が増加されるため、目標温度への制御のための加熱能力を速やかに増加させることができる。一方で、第2ヒータ131の加熱能力が増加される前の通常時においては、主として、第1,第2冷却ユニット110,140及び第1加熱ユニット120による熱媒体を利用した温度制御を行うため、省エネルギーに温度制御が行われる。
したがって、通常時においては、冷却及び加熱による温度制御を省エネルギーに実施し、例えば環境温度の変化等によって通常時の運転では確保困難な高い加熱能力が必要となる際には、そのことを特別なセンサ等を用いることなく合理的に判断して加熱態様を切り換えることで、温度制御対象の空気を速やかに所望の温度に制御することができる。
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明は、上述の各実施の形態に限られるものではなく、上述の各実施の形態には種々の変更を加えることができる。例えば、第1の実施の形態では、加熱量調節弁22は、第1ヒータ21の下流側に設けられるが、第1ヒータ21の上流側に加熱量調節弁22が設けられてもよい。また第2の実施の形態においても、第1ヒータ121の上流側に加熱量調節弁122が設けられてもよい。
また第1の実施の形態では、第2温度センサ52が検出する温度とユース領域Uに予め設定される目標ユース温度との差分に応じて、吐出口42を通過する温度制御対象の空気の目標ソース温度が算出され、その後、第1温度センサ51が検出する温度と目標ソース温度との差分に応じて、加熱量調節弁22及び第2ヒータ31が制御される。しかしながら、制御態様はこれに限られることない。例えば、第2温度センサ52を利用せずに、第1温度センサ51が検出する温度を、予め直接的に設定した目標温度に制御する制御態様が採用されてもよい。
1,2…空気調和装置
10…冷却ユニット
11…圧縮機
12…凝縮器
13…膨張弁
14…蒸発器
20…第1加熱ユニット
21…第1ヒータ
22…加熱量調節弁
30…第2加熱ユニット
31…第2ヒータ
51…第1温度センサ
52…第2温度センサ
53…圧力センサ
60…制御ユニット
61…加熱量制御部
62…圧縮機制御部
63…熱媒体圧力制御部
70…加湿装置
110…第1冷却ユニット
111…第1圧縮機
112…第1凝縮器
113…第1膨張弁
114…第1蒸発器
120…第1加熱ユニット
121…第1ヒータ
122…加熱量調節弁
130…第2加熱ユニット
131…第2ヒータ
140…第2冷却ユニット
141…第2圧縮機
142…第2凝縮器
143…第2膨張弁
144…第2蒸発器
153A…第1圧力センサ
153B…第2圧力センサ

Claims (9)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する冷却ユニットと、
    前記圧縮機から前記凝縮器に向けて流出する前記熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ及び前記第1ヒータにおける前記熱媒体の流量を調節する加熱量調節弁を介して前記冷却ユニット側に戻し、前記第1ヒータによって前記温度制御対象の空気を加熱する第1加熱ユニットと、
    前記温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータを有する第2加熱ユニットと、
    前記蒸発器、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを通過した前記温度制御対象の空気の温度を検出する温度センサと、
    前記冷却ユニット、前記第1加熱ユニット及び前記第2加熱ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、予め設定された前記温度制御対象の空気の目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記加熱量調節弁の開度を上限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に前記第2ヒータの加熱能力を増加させる、ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記上限開度に制御される場合に、前記圧縮機の回転数を所定量だけ下げる、ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度を前記上限開度と下限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記下限開度に制御される場合に、前記圧縮機の回転数を前記所定量だけ上げる、ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 第1圧縮機、第1凝縮器、第1膨張弁、及び第1蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記第1蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する第1冷却ユニットと、
    前記第1圧縮機から前記第1凝縮器に向けて流出する前記熱媒体の一部を分岐させ、第1ヒータ及び前記第1ヒータにおける前記熱媒体の流量を調節する加熱量調節弁を介して前記第1冷却ユニット側に戻し、前記第1ヒータによって前記温度制御対象の空気を加熱する第1加熱ユニットと、
    第2圧縮機、第2凝縮器、第2膨張弁、及び第2蒸発器が熱媒体を循環させるように当該順序で配管により接続され、前記第2蒸発器によって温度制御対象の空気を冷却する第2冷却ユニットと、
    前記温度制御対象の空気を加熱する第2ヒータを有する第2加熱ユニットと、
    前記第1蒸発器、第2蒸発器、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータを通過した前記温度制御対象の空気の温度を検出する温度センサと、
    前記第1冷却ユニット、前記第2冷却ユニット、前記第1加熱ユニット及び前記第2加熱ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、予め設定された前記温度制御対象の空気の目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記加熱量調節弁の開度を上限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に前記第2ヒータの加熱能力を増加させる、ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記上限開度に制御される場合に、前記第2圧縮機の回転数を所定量だけ下げる、ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁の開度を前記上限開度と下限開度の範囲内で制御し、前記加熱量調節弁の開度が所定時間にわたって前記下限開度に制御される場合に、前記第2圧縮機の回転数を前記所定量だけ上げる、ことを特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記制御ユニットは、前記加熱量調節弁が上限開度となった際に、通常加熱モードから予備ヒータ加熱モードに移行し、
    前記制御ユニットは、前記予備ヒータ加熱モードにおいて、前記目標温度と前記温度センサで検出される温度との差分に応じて前記第2ヒータの加熱能力を調節する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の空気調和装置。
  8. 前記第2ヒータは、電気ヒータであり、
    前記制御ユニットは、前記通常加熱モードにおいて、前記第2ヒータに基準加熱能力を出力させる、ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和装置。
  9. 前記制御ユニットは、前記予備ヒータ加熱モードで調節される前記第2ヒータの加熱能力が前記基準加熱能力以下となった際に、前記通常加熱モードに復帰する、ことを特徴とする請求項8に記載の空気調和装置。
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