JP3752484B2 - 精密温度制御方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、精密温調すべき空間に精密温度制御した空調空気を供給するための精密温度制御方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体プロセスをはじめとした精密加工を行うプロセスにおいて、プロセス装置は年間を通じて安定した運転状態を維持し、また停止状態においても装置自身の精度を維持するために安定した環境下におかれる必要がある。このため、半導体プロセス装置を取り扱う場合、温湿度制御がされたクリーンルーム内にプロセス装置を設置すると共に、特に加工精度の高いプロセス装置は隔壁で仕切ったチャンバと呼ばれる容器内に収容して稼働している。
【0003】
このチャンバ内はプロセス装置の環境を維持するため、±0.1℃またはこれ以上の安定度に精密温度制御された空間となっており、プロセス装置はこの環境下で加工精度を確保している。
【0004】
チャンバの温度制御は、冷凍サイクルを用いて行われ、外気やチャンバ内の空気を蒸発器に導入して冷却した後、これを電気ヒータで再加熱するようにしている。また湿度も同時に制御するには、超音波加湿器やパン型加湿器で加湿して設定温湿度になるようにしている。
【0005】
半導体製造プロセス装置は半導体の世代が進むにつれ、大型化すると同時に消費する電力の量も大型化し、半導体工場での消費電力は膨大な量を必要としてきている。特に上記の高度な温度制御を必要するプロセス装置のための再加熱用電気ヒータは消費電力のうちのかなりの割合を占めている。
【0006】
そこで、本発明者は、特許文献1(発明の名称;精密温調装置)にて、蒸発器の吹き出し側に、冷凍サイクルに接続された再加熱器を設置し、その再加熱器に、圧縮機からのホットガスを流すことで、冷凍サイクルの廃熱を利用して温度制御を行うようことを提案した。この精密温調装置においては、圧縮機からのホットガスを凝縮器と再加熱器に分流して供給するためには、通常の三方弁では、応答性が悪いため、電−空比例制御弁を用い、電気信号を空気圧に変換し、その空気圧で比例制御弁の分流比を調整することで、応答性がよく±0.1℃以上の精密温調制御を可能としたものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−199657号公報
【特許文献2】
特願2002−110369号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1においては、冷凍サイクルは、温湿度制御のためには、冷却能力を略最大で運転して冷却・除湿した空気を、設定温湿度となるように加熱すると共に加湿しているため、冷凍サイクルと加湿器を運転する消費電力が、未だ嵩む問題を残している。
【0009】
このため特許文献2で提案したように、圧縮機をインバータで駆動し、設定湿度に対して最小の加湿量となるように圧縮機の能力を制御することで消費電力を最小とすることができる。
【0010】
しかし、特許文献1、特許文献2とも、再加熱器による最大加熱能力は、使用する冷凍サイクルの冷凍機能力で確定するため、チャンバの設定温度と外気温度とが大きく相違し、再加熱器による暖房負荷が大きい場合には、補助的な電気ヒータが必要となり、このため、冷凍サイクルでの運転と補助電気ヒータの運転を併用しながら高精度で精密温調する制御が必要となる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、外気温度と設定温度の偏差が大きく違う環境で精密温度制御を行うにおいて、冷凍サイクルと補助電気ヒータを最適に制御できる精密温度制御方法及びその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1の発明は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器からなる冷凍サイクルに、圧縮機からのホットガスを導入して凝縮器の入口側に戻す再加熱器を接続し、精密温調すべきチャンバ内に供給する外気を上記蒸発器で冷却し、その冷却した空気を再加熱器を通して加熱すると共に、再加熱器に流れるホットガス量を制御してチャンバへ供給する空調空気を精密温調する精密温度制御方法において、圧縮機がインバータ装置で能力可変に制御され、設定温度と空調空気の温度に基づいて再加熱器へのホットガス量を制御して加熱量を制御すると共にその空調空気が設定湿度となるように加湿器での加湿量を制御し、その加湿器の制御出力が最小の加湿量となるようにインバータ装置で圧縮機の能力が制御され、さらに上記再加熱器と別個に補助電気ヒータを設け、チャンバ内の設定温度と上記外気との偏差を求め、その偏差が設定値以上のとき上記補助電気ヒータをONとすると共に偏差に応じて補助電気ヒータの発熱量を制御するようにした精密温度制御方法である。
【0013】
請求項2の発明は、補助電気ヒータが、蒸発器の外気導入側に設けられ、外気温度と設定温度の偏差が設定値以上のときに補助電気ヒータをONとし、その偏差に応じて補助電気ヒータを通電制御し、偏差が設定値以下のとき補助電気ヒータをOFFとする請求項1記載の精密温度制御方法である。
【0015】
請求項3の発明は、インバータ装置で駆動される圧縮機、三方比例制御弁、冷却水で冷媒を凝縮させる凝縮器、電子膨張弁、蒸発器を順次接続し、上記三方比例制御弁に、圧縮機から三方比例制御弁を介して分流されたホットガスを導入する再加熱器を接続し、その再加熱器の出口側を凝縮器の入口側に接続して冷凍サイクルを構成し、上記外気を冷却する蒸発器の吹出側に上記再加熱器を設置し、圧縮機からのホットガスの一部を再加熱器に導入し、そのホットガスで、蒸発器で冷却された空気を再加熱すると共にその再加熱された空気を加湿器で加湿して温湿度制御された空調空気とするに際して、蒸発器の外気導入側に設けられた補助電気ヒータと、設定温度と空調空気の温度に基づいて三方比例制御弁の分流比を制御する吹出温度制御部と、設定湿度と空調空気の湿度から加湿器での加湿量を制御する吹出湿度制御部と、その加湿器への制御出力と予め最小の加湿量となるように加湿出力設定値とが入力され、これに基づいてインバータ装置の運転周波数、電子膨張弁の開度、凝縮器への冷却水量を制御するための制御出力をつくり出す加湿出力制御部と、設定温度と外気温度との偏差を求め、その偏差で、上記補助電気ヒータをON−OFF制御すると共に補助電気ヒータのON時にその補助電気ヒータの通電量を制御する通電制御部とを備えた精密温度制御装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0017】
先ず、図2により精密温度装置を説明する。
【0018】
図2において、10は、ケーシングで、ケーシング10の下部に機械室11が形成され、ケーシング10の側面中央からケーシング10の頂部にかけてL字状に空調室12が形成され、ケーシング10内の上部に制御室13が形成される。機械室11には、図3で詳細に説明するが、圧縮機14、凝縮器15、電−空比例制御弁16、電子膨張弁17等が収容される。空調室12には、外気OAの吸込口18に位置して、補助電気ヒータ50、蒸発器19、再加熱器20が配置され、その再加熱器20の下流側の空調室12には、パン型或いは超音波型の加湿器21が配置され、空調室12の吹出口22側には、ファン23が配置される。吹出口22には、空調空間であるチャンバ(図示せず)に温湿度制御された空調空気SAを送るダクト24が接続される。
【0019】
図3は、精密温湿度装置の冷凍サイクルと補助電気ヒータ50を示したものであり、圧縮機14の吐出側に電−空比例制御弁16が接続され、その一方のポート16aに凝縮器15が接続され、凝縮器15の出口側に電子膨張弁17が接続され、その電子膨張弁17に蒸発器19が接続され、蒸発器19の出口側が圧縮機14の吸込側に接続されて冷凍サイクルが構成される。
【0020】
電−空比例制御弁16の他方のポート16bには、再加熱器20が接続され、その再加熱器20の出口側が戻しライン25を介して凝縮器15の入口側に接続される。また戻しライン25には、逆止弁26が接続される。
【0021】
外気OAの吸込口18より補助電気ヒータ50、蒸発器19、再加熱器20の順に配置され、後述するが設定温度に対して外気OAの温度が所定範囲内のときは、外気OAを、蒸発器19で冷却し、再加熱器20で設定温度に再加熱し、設定温度に対して外気OAの温度が所定範囲外のとき、外気OAを、補助電気ヒータ50で加熱し、蒸発器19で冷却し、再加熱器20で設定温度に再加熱するようになっている。
【0022】
圧縮機14は、運転周波数可変のインバータ装置27により駆動される。インバータ装置27は、商用電源を直流に変換し、これをトランジスタで出力周波数可変の三相或いは単相交流に変換して圧縮機14を駆動するもので、後述する制御装置30からの運転指令周波数に応じて、トランジスタをパルス幅変調によりスイッチングして圧縮機14のモータを駆動する。
【0023】
電−空比例制御弁16は、空気圧で開閉作動される絞り弁31a,31bと、入力された電気信号に応じた空気圧を発生し、その空気圧で絞り弁31a,31bを作動する電−空変換器32と、その電−空変換器32に圧縮空気を供給する圧縮源33とからなる。絞り弁31a,31bは、その弁開度が連動するようにされ、一方の弁開度が100%のとき他方が0%で、空気圧に応じて、その合計開度が常時100%となるように両者の弁開度が設定されるようになっている。
【0024】
凝縮器15には、圧縮機14からのホットガスを冷却するための冷却水供給ライン34と、冷却後の冷却水を排水する排水ライン35が接続され、その排水ライン35に冷却水量を調整する冷却水制御弁36が接続される。
【0025】
次に、設定温度に対して外気OAの温度が所定範囲内のとき、再加熱器20を接続した冷凍サイクルの作動を説明する。
【0026】
図3の冷凍サイクルにおける冷媒は、圧縮機14で高温高圧冷媒ガス(ホットガス)とされて凝縮器15に流れ、そこで冷却水と熱交換されて凝縮され、電子膨張弁17で減圧されて、気液混合冷媒となって蒸発器19に流れ、そこでファン23で吸い込まれた外気OAと熱交換して蒸発して圧縮機14に戻り再度圧縮されて循環する。
【0027】
この冷凍サイクルの運転中、電−空比例制御弁16の分流比が調整されて圧縮機14からのホットガスの一部が再加熱器20に流され、蒸発器19で冷却された空気をホットガスで設定温度まで再加熱し、ダクト24から吹き出す空調空気SAの温度を制御すると共に加湿器21により設定湿度に加湿制御する。
【0028】
また、設定温度に対して外気OAの温度が所定範囲外のとき、補助電気ヒータ50で、外気OAが所定温度まで加熱され、その後、上述したように蒸発器19で冷却され、再加熱器20で設定温度に加熱されるようになっている。
【0029】
図2,図3に示すようにファン23の吹出側には、吹出温度を検出する吹出温度センサS1と、湿度を検出する湿度センサS2、空調空気の風量を検出する風量センサS6が設けられる。また、蒸発器19の出口側の配管には、冷媒の蒸発圧力を検出する蒸発圧力センサS3と、冷媒の温度を検出する吸込温度センサS4が設けられ、さらに、圧縮機14の出口側には、冷媒の凝縮圧力を検出する凝縮圧力センサS5が設けられる。
【0030】
さらに、吸込口18には、外気OAの温度(環境温度)を検出する環境温度センサS7が設けられる。
【0031】
これら、センサS1〜S7の検出値は、制御装置30に入力され、その検出値に基づいて制御装置30は、補助電気ヒータ50のON−OFF制御とON時の通電制御、インバータ装置27の運転周波数、電子膨張弁17の弁開度(減圧度)、加湿器21での加湿量、電−空比例制御弁16の分流比(再加熱量)を制御する。
【0032】
すなわち、制御装置30は、設定温度と外気OAの温度(環境温度)との偏差を求め、その偏差が設定値以内(設定温度−環境温度<2.5℃)であれば、補助電気ヒータ50をOFFとしたまま、インバータ装置27の運転周波数、電子膨張弁17の弁開度(減圧度)、加湿器21での加湿量、電−空比例制御弁16の分流比(再加熱量)を制御し、さらに、加湿器21の制御出力が最小の加湿量となるようにインバータ装置27で圧縮機14の能力を制御し、かつ、その能力で、冷凍サイクルが安定するよう電子膨張弁17、凝縮器15への冷却水量を制御するようになっている。また制御装置30は、設定温度と外気OAの温度(環境温度)との偏差が設定値以外(設定温度−環境温度≧2.5℃)であれば、補助電気ヒータ50をONとし、その偏差に応じて補助電気ヒータ50の通電制御を行うと共に、インバータ装置27の運転周波数、電子膨張弁17の弁開度(減圧度)、加湿器21での加湿量、電−空比例制御弁16の分流比(再加熱量)を制御し、さらに、加湿器21の制御出力が最小の加湿量となるようにインバータ装置27で圧縮機14の能力を制御し、かつ、その能力で、冷凍サイクルが安定するよう電子膨張弁17、凝縮器15への冷却水量を制御するようになっている。
【0033】
この制御装置30による再熱制御は、吹出温度センサS1の検出値に基づいて、吹出温度を設定温度にすべく電−空比例制御弁16の電−空変換器32に電気信号を出力して、再加熱器20に流れるホットガス量を制御し、湿度センサS2の検出値に基づいて、設定湿度となるように加湿器21での加湿量を制御する。
【0034】
また、制御装置30は、蒸発圧力センサS3の検出値に基づいて、インバータ装置27の運転周波数を制御し、冷媒の吸込温度センサS4の検出値に基づいて電子膨張弁17の減圧度を制御し、さらに凝縮圧力センサS5の検出値に基づいて、冷却水制御弁36を制御するようになっている。
【0035】
この制御装置30は、蒸発器19に吸い込む外気OAの状態(温湿度)と、吹き出す空調空気SAの設定温湿度に応じて、先ず、空調空気SAの温湿度が設定値となるように制御し、その制御中の加湿出力を検出し、加湿器21での加湿量が最小となるように加湿出力制御を行い、その上で冷凍サイクルが安定運転するようにインバータ装置27、電子膨張弁17、冷却水制御弁36を制御する。
【0036】
この制御装置30の詳細を図1により説明する。
【0037】
制御装置30は、吹出温度制御部40と吹出湿度制御部41と冷媒蒸発圧力制御部42と吸込冷媒温度制御部43と凝縮圧力制御部44と、加湿出力制御部45と、補助電気ヒータ50の通電制御部51から構成される。
【0038】
吹出温度制御部40は、温度センサS1から入力される検出温度PV1と設定温度SP1とを比較演算し、その結果に基づいて電−空比例制御弁16に制御信号MV1を出力して、再熱制御を行う。
【0039】
吹出湿度制御部41は、湿度センサS2から入力される検出湿度PV2と設定湿度SP2とを比較演算し、その結果に基づいて加湿器21に制御信号MV2を出力して、加湿制御を行う。
【0040】
冷媒蒸発圧力制御部42は、蒸発圧力センサS3から入力される検出圧力PV3と設定蒸発圧力RSP3とを比較演算し、その結果に基づいてインバータ装置27に制御信号MV3を出力し、圧縮機14の運転周波数を可変することで蒸発圧力制御を行う。この場合、冷媒蒸発圧力制御部42は、圧縮機14の吸込圧力が、0.4〜0.54MPaの可変範囲に入るように制御がなされる。
【0041】
吸込冷媒温度制御部43は、冷媒吸込温度センサS4から入力される検出吸込温度PV4と設定吸込温度RSP4とを比較演算し、その結果に基づいて電子膨張弁17に制御信号MV4を出力して、その開度を可変することで吸込冷媒温度の制御を行う。この場合、吸込冷媒温度制御部43は、吸込冷媒温度が、14〜18℃の可変範囲に入るように制御がなされる。
【0042】
凝縮圧力制御部44は、凝縮圧力センサS5から入力される検出圧力と設定凝縮圧力RSP5とを比較演算し、その結果に基づいて、冷却水制御弁36に制御信号MV5を出力して冷却水量を可変することで、凝縮圧力制御を行う。この場合、凝縮圧力制御部44は、凝縮圧力が、1.4〜1.6MPaの可変範囲に入るように制御がなされる。
【0043】
加湿出力制御部45は、吹出湿度制御部41の加湿制御信号MV2を、一次遅れ4段結合処理などにて高次成分をカットするローパスフィルタ46を通して入力される制御信号PV6と加湿出力設定値SP6とを比較演算し、その結果に基づいて、制御出力MV6を出力し、冷媒蒸発圧力制御部42には、制御出力MV6に基づいて変換された設定蒸発圧力RSP3が入力され、吸込冷媒温度制御部43には、同様に設定吸込温度RSP4が入力され、凝縮圧力制御部44には、設定凝縮圧力RSP5が入力される。
【0044】
この加湿出力制御部45に入力される加湿出力設定値SP6は、風量センサS6で検出された風量値に基づいて決定される。すなわち、風量センサS6で検出された風量値が、スケーリング48に入力され、その風量値に基づいて、スケーリング48は、その風量範囲中、最大風量時には25%を、最小風量時には10%となるよう、その風量範囲で、25〜10%の値を選択し、これを加湿出力設定器49に入力し、加湿出力設定器49が、これを受けて加湿出力制御部45に加湿出力設定値SP6を出力する。
【0045】
この加湿出力設定値SP6は、吹出湿度制御部41での最大加湿量(除湿量をゼロ或いは最小として冷却したときの冷却空気の絶対湿度と空調空気SAの絶対湿度との差)に対する加湿器21の最大加湿能力の比(最大加湿量/最大加湿能力)であり、これは風量により変化するため、風量センサS6とスケーリング48で、風量に応じて、10〜25%の設定値を選択する。
【0046】
この設定値入力の範囲(10〜25%)で、制御出力MV6は、0〜100%の値をとる。この0〜100%の制御出力MV6に対して、設定蒸発圧力RSP3は、0.4〜0.54MPaの可変範囲で、0〜100%の値をとり、設定吸込温度RSP4は、14〜18℃の可変範囲で、0〜100%の値をとり、設定凝縮圧力RSP5は、1.4〜1.6MPaの可変範囲で、0〜100%の値をとるようにされる。
【0047】
また、通電制御部51は、偏差部52、スケーリング53、電圧補正部55とからなり、入力された環境温度PV7と設定温度SP1から偏差ΔTを求め、偏差ΔTが設定値内であれば、補助電気ヒータ50をOFFのままとし、偏差ΔTが設定値を超えるときは、その偏差ΔTに応じて補助電気ヒータ50への通電制御(供給電圧制御)を行って、その発熱量を制御するようになっている。
【0048】
この通電制御部51をさらに詳しく説明する。
【0049】
環境温度センサS7で検出された環境温度PV7と設定温度SP1とが偏差部52に入力されると、設定温度SP1に対する環境温度PV7の偏差(ΔT=SP1−PV7)が偏差部52で求められる。
【0050】
この偏差部52は、圧縮機の能力にもよるが、設定温度に対して外気OAの温度(環境温度)の偏差ΔTが、2.5℃以上あるときにスケーリング53に、その偏差ΔTが出力される。スケーリング53は、偏差部52から入力された偏差ΔT(2.5〜5.0℃)の値に基づいて比例制御出力(2.5℃を0%、5.0℃を100%とした温度偏差率)をつくると共に、出力の上限と下限を、風量センサS6の風力値に基づいて、最大風量から最小風量までスケーリングを行って設定値SP7を電圧補正部55に出力する。電圧補正部55では、入力された設定値SP7を基に補助電気ヒータ50の通電量(電圧)を制御するが、この際、補助電気ヒータ50に印加される電圧が電圧検出部54で検出され、その電圧値V7に基づいてフィードバック制御により電圧補正を行って制御信号MV7をつくりだし、それに基づいて補助電気ヒータ50の発熱量を制御するようになっている。
【0051】
この補助電気ヒータ50の発熱量の制御は、図4に示すようにヒータ最大出力を100%としたとき、スケーリング53での設定値SP7(ヒータ出力)は、
ヒータ出力(%)=温度偏差率(%)×(実風量/Max風量)
となり、偏差ΔTが最大偏差(5℃)で、最大風量時には、ヒータ出力が100%となるよう、また実風量が、最大風量の1/2であれば、50%(Max×1/2)のヒータ出力となり、2.5℃の偏差率0%まで連続的に変化した値となる。
【0052】
また、電圧補正55で出力される制御信号MV7に基づくヒータ実出力(kw)は、
ヒータ実出力(kw)=ヒータ容量(kw)×ヒータ出力(%)×電圧補正
となる。
【0053】
このように、通電制御部51で、環境温度PV7と設定温度SP1から偏差ΔTを求め、偏差ΔTが設定値内であれば、補助電気ヒータ50をOFFのままとし、偏差ΔTが設定値を超えるときは、その偏差ΔTに応じてスケーリング53が温度偏差率と実風量からヒータ出力を求めて、電圧補正55がヒータ実出力を求めて、補助電気ヒータ50への通電制御(供給電圧制御)を行って、その発熱量を制御することで、蒸発器19に流入する空気は、外部の環境温度にかかわらず所定の範囲にされ、以後は冷凍サイクルの蒸発器19と再加熱器20による冷却と再加熱で設定温湿度に制御される。
【0054】
この補助電気ヒータ50をOFF状態からONに、或いはON状態からOFFに切り替える際に、通電制御部51は、環境温度PV7と設定温度SP1から偏差ΔTを求め、その偏差ΔT分の暖房負荷を補助電気ヒータ50で補うことで、切り替え時に温度制御、湿度制御を乱すことなく精密温湿度制御を行うことが可能となる。
【0055】
図5は、従来の通電制御と本発明の温度偏差ΔTに基づく補助電気ヒータ50の制御と消費電力の関係を示したもので、aは本発明を、bは従来例の制御を示す。
【0056】
図5に示すように、温度偏差ΔTが0と最大(5℃)のときには、本発明a及び従来例bとも消費電力は同じであるが、0〜最大までの間の消費電力は、本発明aの場合には従来例bより斜線に示した領域R分省エネが達成できる。
【0057】
次に、本発明の精密温度制御方法で、チャンバ内の設定温度と環境温度(外気温度)変化における補助電気ヒータ50のON−OFF切り替え時の各温度の経時変化の例を図6、図7に示す。。
【0058】
図6は、環境温度がチャンバの設定温度(25℃)に近い温度(約24℃)から、十分低い温度(約21℃)まで下がったときを、図7は、環境温度がチャンバの設定温度(25℃)に対して十分低い温度(約21℃)から、設定温度に近い温度(約24℃)まで上昇したときを示している。
【0059】
図6において、環境温度が約23.80℃前後で、設定温度(25℃)に対する偏差ΔTが約1.2℃のときには、補助電気ヒータをOFFとして、冷凍サイクルの蒸発器と再加熱器のみで、精密温度制御を行う。この際、チャンバ温度は、25±0.01℃に保たれている。この状態で、環境温度が22.5℃と偏差ΔT0 が2.5℃になったときに補助電気ヒータがONとなり、補助電気ヒータの通電制御がなされ、環境温度が20.80℃まで下がってもチャンバ温度は、25±0.01℃に保たれる。
【0060】
図6において、環境温度が20.80℃と低く、設定温度(25℃)に対する偏差ΔTが約4.2℃のとき、補助電気ヒータによる通電制御を行って、チャンバ温度を、25±0.01℃に保って精密温度制御を行う。その後、環境温度が上がり、22.5℃となり偏差ΔT0 が2.5℃以下となったときに補助電気ヒータをOFFとして、冷凍サイクルの蒸発器と再加熱器のみで、精密温度制御を行う。
【0061】
このように、補助電気ヒータのON−OFFを切り替え、その切り替え時においても、チャンバ内を精密温湿度制御が行える。
【0062】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、冷凍サイクルに再加熱器を接続し、その再加熱器による加熱と補助電気ヒータとの加熱を併用し、設定温度に対して外気温度の偏差を求め、その偏差に基づいて補助電気ヒータを制御することで、外気の広範な変動に対して、精密温度制御が行えると共に、その切り替え時にも精密な温度精度を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精密温度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す制御ブロック図である。
【図2】本発明の精密温度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す装置図である。
【図3】本発明の精密温度制御方法及びその装置の一実施の形態を示す冷凍サイクル図である。
【図4】本発明において、温度偏差率に対する補助電気ヒータのヒータ出力と、風量にスケーリングの関係を説明する図である。
【図5】本発明と従来例における温度偏差と消費電力の関係を示す図である。
【図6】本発明において、補助電気ヒータをONとするときの、環境温度とチャンバ温度の経時変化を示す図である。
【図7】本発明において、補助電気ヒータをOFFとするときの、環境温度とチャンバ温度の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
14 圧縮機
15 凝縮器
16 三方比例制御弁
17 電子膨張弁
19 蒸発器
20 再加熱器
21 加湿器
27 インバータ装置
40 吹出温度制御部
41 吹出湿度制御部
45 加湿出力制御部
50 補助電気ヒータ
51 通電制御部
OA 外気
SA 空調空気
Claims (3)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器からなる冷凍サイクルに、圧縮機からのホットガスを導入して凝縮器の入口側に戻す再加熱器を接続し、精密温調すべきチャンバ内に供給する外気を上記蒸発器で冷却し、その冷却した空気を再加熱器を通して加熱すると共に、再加熱器に流れるホットガス量を制御してチャンバへ供給する空調空気を精密温調する精密温度制御方法において、圧縮機がインバータ装置で能力可変に制御され、設定温度と空調空気の温度に基づいて再加熱器へのホットガス量を制御して加熱量を制御すると共にその空調空気が設定湿度となるように加湿器での加湿量を制御し、その加湿器の制御出力が最小の加湿量となるようにインバータ装置で圧縮機の能力が制御され、さらに上記再加熱器と別個に補助電気ヒータを設け、チャンバ内の設定温度と上記外気との偏差を求め、その偏差が設定値以上のとき上記補助電気ヒータをONとすると共に偏差に応じて補助電気ヒータの発熱量を制御することを特徴とする精密温度制御方法。
- 補助電気ヒータが、蒸発器の外気導入側に設けられ、外気温度と設定温度の偏差が設定値以上のときに補助電気ヒータをONとし、その偏差に応じて補助電気ヒータを通電制御し、偏差が設定値以下のとき補助電気ヒータをOFFとする請求項1記載の精密温度制御方法。
- インバータ装置で駆動される圧縮機、三方比例制御弁、冷却水で冷媒を凝縮させる凝縮器、電子膨張弁、蒸発器を順次接続し、上記三方比例制御弁に、圧縮機から三方比例制御弁を介して分流されたホットガスを導入する再加熱器を接続し、その再加熱器の出口側を凝縮器の入口側に接続して冷凍サイクルを構成し、上記外気を冷却する蒸発器の吹出側に上記再加熱器を設置し、圧縮機からのホットガスの一部を再加熱器に導入し、そのホットガスで、蒸発器で冷却された空気を再加熱すると共にその再加熱された空気を加湿器で加湿して温湿度制御された空調空気とするに際して、蒸発器の外気導入側に設けられた補助電気ヒータと、設定温度と空調空気の温度に基づいて三方比例制御弁の分流比を制御する吹出温度制御部と、設定湿度と空調空気の湿度から加湿器での加湿量を制御する吹出湿度制御部と、その加湿器への制御出力と予め最小の加湿量となるように加湿出力設定値とが入力され、これに基づいてインバータ装置の運転周波数、電子膨張弁の開度、凝縮器への冷却水量を制御するための制御出力をつくり出す加湿出力制御部と、設定温度と外気温度との偏差を求め、その偏差で、上記補助電気ヒータをON−OFF制御すると共に補助電気ヒータのON時にその補助電気ヒータの通電量を制御する通電制御部とを備えたことを特徴とする精密温度制御装置。
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