JP3334072B2 - 恒温恒湿空調制御システム - Google Patents
恒温恒湿空調制御システムInfo
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Description
ム,美術館,収蔵庫など室内環境が恒温・恒湿であるこ
とが要求される室内の恒温恒湿空調制御システムに関す
るものである。
究室などのバイオロジカルクリーンルームや、電子工業
や精密機械工業の工場などに設けられたインダストリア
ルクリーンルーム,美術館,収蔵庫などでは、その目的
上、温度・湿度などの室内環境がほゞ一定に保たれる必
要がある。そこで、この室内環境の恒温・恒湿を目的と
して、冷却用熱交換器を備えた空調機とレヒータとを組
み合わせた恒温恒湿空調制御システムが採用されてい
る。この恒温恒湿空調制御システムでは、所望の湿度
(目標湿度)までの除湿を目的とした給気温度設定値を
定め、この給気温度設定値まで取入空気を冷却した後、
湿度が不足している場合には加湿を行うものとしたう
え、レヒータを用いて室内負荷を賄うために必要な送風
温度まで再熱することによって、室内を恒温・恒湿に保
つ。
要部を示す図である。同図において、1は空調機、2は
レヒータ(加熱コイル)、3は加湿器、4は制御装置、
5,6は制御弁、7は空調機1からの出口温度を給気温
度として検出する給気温度センサ、8は被制御室10に
配置された室内温度センサ、9は同じく被制御室10に
配置された室内湿度センサである。空調機1は冷却用熱
交換器(冷却コイル)1−1と送風機1−2と加湿器3
を有している。制御弁5は冷却用熱交換器1−1への冷
水の供給通路に設けられている。制御弁6はレヒータ2
への温水の供給通路に設けられている。
制御装置4には、室内温度設定値tspと室内湿度設定
値hspと室内湿度設定値hspまでの除湿を目的とし
た給気温度設定値Tspが予め設定されている。この場
合、制御装置4は、給気温度センサ7からの給気温度T
pvと給気温度設定値Tspとから、Tpv=Tspと
するための冷却用熱交換器1−1への制御量を演算し
(図9(a)に示すステップ901)、この演算した制
御量に基づいて制御弁5のバルブ開度を調整する(ステ
ップ902)。これにより、空調機1への取入空気が冷
却され、給気温度Tpvが給気温度設定値Tspまで下
げられる。
hspよりも高い場合には、取入空気がTpv=Tsp
となるまで冷却されることによって除湿され、取入空気
の湿度が室内湿度設定値hspに合わせ込まれる(図1
0(a)に示すP1〜P2)。この場合、制御装置4
は、Tpv=Tspとなるまで取入空気を冷却した後、
この冷却された取入空気(給気)をレヒータ3によって
再熱する。すなわち、制御装置4は、室内温度センサ8
からの室内温度tpvと室内温度設定値tspとからt
pv=tspとすべき室内への目標送風温度TSを演算
し(図9(b)に示すステップ903)、この目標送風
温度TSと給気温度TpvとからTpv=TSとするた
めのレヒータ2への制御量を演算し(図9(b)に示す
ステップ904)、この演算した制御量に基づいて制御
弁6のバルブ開度を調整する(ステップ905)。これ
により、空調機1からの給気が再熱され、給気温度Tp
vが目標送風温度TSに合わせ込まれる(図10(a)
に示すP2〜P3)。
定値hspよりも低い場合には、取入空気がTpv=T
spとなるまで冷却されても除湿は行われず、取入空気
の湿度はその低いままの湿度を保つ(図10(b)に示
すP1’〜P2’1 )。この場合、制御装置4は、Tp
v=Tspとなるまで取入空気を冷却した後、加湿器3
を駆動して加湿を行う。すなわち、制御装置4は、室内
湿度センサ9からの室内湿度hpvと室内湿度設定値h
spとからhpv<hspである場合を取入空気の湿度
が室内湿度設定値hspよりも低いと判断し、hpv=
hspとするための加湿量を演算し(図9(c)に示す
ステップ906)、この演算した加湿量に基づいて加湿
器3を駆動する(ステップ907)。これにより、空調
機1からの給気が加湿され、その湿度が室内湿度設定値
hspに合わせ込まれる(図10(b)に示すP2’1
〜P2’2 )。そして、制御装置4は、この冷却・加湿
された給気を図9(b)に示したレヒータ制御によって
再熱し、目標送風温度TSに合わせ込む(図10(b)
に示すP2’2 〜P3’)。
spと合致している場合、制御装置4は、取入空気をT
pv=Tspとなるまで冷却した後(図10(c)に示
すP1”〜P2”)、目標送風温度TSとなるまで再熱
する。
うな従来の恒温恒湿空調制御システムでは、給気温度設
定値Tspが固定であるために、除湿負荷のない場合
(主に冬季や中間期)には図10(b)や(c)に示す
ように過冷却再熱となり、不要なエネルギーを消費する
という問題があった。
なされたもので、その目的とするところは、除湿負荷の
ない場合の過冷却再熱を抑制し、消費エネルギーの損失
を可能な限り抑えることのできる恒温恒湿空調制御シス
テムを提供することにある。
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、レヒー
タの現在の発揮能力値に基づいて給気温度設定値を調整
したうえ、この調整後の給気温度設定値と給気温度の実
測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値を決定す
る第1の候補値を求めると共に、室内湿度設定値と室内
湿度の実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値
値を決定する第2の候補値を求め、この第1の候補値と
第2の候補値のうち何れか大きい方の候補値を実指令値
として冷却用熱交換器の発揮能力を制御するようにした
ものである。 この発明によれば、給気温度設定値と給気
温度の実測値との比較から求められた第1の候補値と室
内湿度設定値と室内湿度の実測値との比較から求められ
た第2の候補値のうち大きい方が実指令値とされる。
ータの現在の発揮能力値に基づいて給気温度設定値を調
整したうえ、この調整後の給気温度設定値と給気温度の
実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値を決定
する第1の候補値を求めると共に、給気湿度設定値と給
気湿度の実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力
値を決定する第2の候補値を求め、この第1の候補値と
第2の候補値のうち何れか大きい方の候補値を実指令値
として冷却用熱交換器の発揮能力を制御するようにした
ものである。この発明によれば、給気温度設定値と給気
温度の実測値との比較から求められた第1の候補値と給
気湿度設定値と給気湿度の実測値との比較から求められ
た第2の候補値のうち大きい方が実指令値とされる。
ータの現在の発揮能力値に基づいて冷却用熱交換器の出
口温度設定値を調整したうえ、この調整後の冷却用熱交
換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器の出口温度の実
測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値を決定す
る第1の候補値を求めると共に、室内湿度設定値と室内
湿度の実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値
を決定する第2の候補値を求め、この第1の候補値と第
2の候補値のうち何れか大きい方の候補値を実指令値と
して冷却用熱交換器の発揮能力を制御するようにしたも
のである。この発明によれば、冷却用熱交換器の出口温
度設定値と冷却用熱交換器の出口温度の実測値との比較
から求められた第1の候補値と室内湿度設定値と室内湿
度の実測値との比較から求められた第2の候補値のうち
大きい方が実指令値とされる。
ータの現在の発揮能力値に基づいて冷却用熱交換器の出
口温度設定値を調整したうえ、この調整後の冷却用熱交
換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器の出口温度の実
測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値を決定す
る第1の候補値を求めると共に、給気湿度設定値と給気
湿度の実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能力値
を決定する第2の候補値を求め、この第1の候補値と第
2の候補値のうち何れか大きい方の候補値を実指令値と
して冷却用熱交換器の発揮能力を制御するようにしたも
のである。この発明によれば、冷却用熱交換器の出口温
度設定値と冷却用熱交換器の出口温度の実測値との比較
から求められた第1の候補値と給気湿度設定値と給気湿
度の実測値との比較から求められた第2の候補値のうち
大きい方が実指令値とされる。
ータの現在の発揮能力値に基づいて給気温度設定値又は
冷却用熱交換器の出口温度設定値を調整したうえ、この
調整後の給気温度設定値と給気温度の実測値との比較又
は冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器の
出口温度の実測値との比較から冷却用熱交換器の発揮能
力値を決定する第1の候補値を求めると共に、室内湿度
設定値と室内湿度の実測値との比較から給気湿度設定値
を定め、この給気湿度設定値と給気湿度の実測値との比
較から冷却用熱交換器の発揮能力値を決定する第2の候
補値を求め、この第1の候補値と第2の候補値のうち何
れか大きい方の候補値を実指令値として冷却用熱交換器
の発揮能力を制御するようにしたものである。この発明
によれば、給気温度設定値と給気温度の実測値との比較
又は冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器
の出口温度の実測値との比較から求められた第1の候補
値と室内湿度設定値と室内湿度の実測値との比較から定
められた室内湿度設定値と室内湿度の実測値との比較か
ら求められた第2の候補値のうち大きい方が実指令値と
される。
発明〜第5発明において、レヒータの能力に対して予め
最大能力設定値および最小能力設定値を設定したうえ
で、レヒータの現在の発揮能力値が最小能力設定値を下
回っている場合は給気温度設定値あるいは冷却用熱交換
器の出口温度設定値を所定値下げ、レヒータの現在の発
揮能力値が最大能力設定値を上回っている場合は給気温
度設定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値を所
定値上げ、その他の場合は給気温度設定値あるいは冷却
用熱交換器の出口温度設定値は変更しないようにしたも
のである。この発明によれば、レヒータの現在の発揮能
力値が最小能力設定値を下回っている場合は給気温度設
定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値が所定値
下げられ、レヒータの現在の発揮能力値が最大能力設定
値を上回っている場合は給気温度設定値あるいは冷却用
熱交換器の出口温度設定値を所定値上げられ、給気温度
設定値がレヒータの現在の発揮能力値に基づいて最適化
されるものとなる。
発明〜第5発明において、レヒータを複数の個別レヒー
タで構成したうえ、各個別レヒータの能力に対して予め
最大能力設定値および最小能力設定値を設定しておき、
その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台でもあれば給気温度設定値あるいは冷却用
熱交換器の出口温度設定値を所定値下げ、その発揮能力
値が最小能力設定値を下回っている個別レヒータが1台
もない場合でその発揮能力値が最大能力設定値を上回っ
ている個別レヒータが1台でもあれば給気温度設定値あ
るいは冷却用熱交換器の出口温度設定値を所定値上げ、
その他の場合は給気温度設定値あるいは冷却用熱交換器
の出口温度設定値は変更しないようにしたものである。
この発明によれば、その発揮能力値が最小能力設定値を
下回っている個別レヒータが1台でもあれば給気温度設
定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値が所定値
下げられ、その発揮能力値が最小能力設定値を下回って
いる個別レヒータが1台もない場合でその発揮能力値が
最大能力設定値を上回っている個別レヒータが1台でも
あれば給気温度設定値あるいは冷却用熱交換器の出口温
度設定値が所定値上げられ、被制御室が複数ある場合に
も給気温度設定値がレヒータの現在の発揮能力値に基づ
いて最適化されるものとなる。
発明〜第5発明において、レヒータを複数の個別レヒー
タで構成したうえ、各個別レヒータの能力に対して予め
最大能力設定値および最小能力設定値を設定しておき、
その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台でもあれば給気温度設定値あるいは冷却用
熱交換器の出口温度設定値を所定値下げ、その発揮能力
値が最小能力設定値を下回っている個別レヒータが1台
もない場合でその発揮能力値が最大能力設定値を上回っ
ている個別レヒータが全体の個別レヒータの過半数を占
めていれば給気温度設定値あるいは冷却用熱交換器の出
口温度設定値を所定値上げ、その他の場合は給気温度設
定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値は変更し
ないようにしたものである。この発明によれば、その発
揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レヒータ
が1台でもあれば給気温度設定値あるいは冷却用熱交換
器の出口温度設定値が所定値下げられ、その発揮能力値
が最小能力設定値を下回っている個別レヒータが1台も
ない場合でその発揮能力値が最大能力設定値を上回って
いる個別レヒータが全体の個別レヒータの過半数を占め
ていれば給気温度設定値あるいは冷却用熱交換器の出口
温度設定値が所定値上げられ、被制御室が複数ある場合
にも給気温度設定値がレヒータの現在の発揮能力値に基
づいて最適化されるものとなる。この場合、少数の個別
レヒータにイレギュラーが生じしても全体に影響を及ぼ
さない。これにより、除湿負荷のない場合の過冷却再熱
を抑制し、消費エネルギーの損失を可能な限り抑えるこ
とが可能となる。
発明〜第5発明において、室内湿度の実測値が室内湿度
設定値を上回っている時のみ、給気温度設定値または冷
却用熱交換器の出口温度設定値を現在の実測値にするよ
うにしたものである。第10発明(請求項10に係る発
明)は、第1発明〜第5発明において、給気湿度の実測
値が給気湿度設定値を上回っている時のみ、給気温度設
定値または冷却用熱交換器の出口温度設定値を現在の実
測値にするようにしたものである、この第11および第
12発明によれば、除湿時、給気温度設定値または冷却
用熱交換器の出口温度設定値が現在の実測値とされる。
き詳細に説明する。 〔実施の形態1〕この実施の形態において、そのシステ
ム構成は図8に示した従来のものと同一であるが、制御
装置4の機能が異なっている。この場合の制御装置を4
−1として制御装置4と区別して示す。制御装置4−1
は、冷却用熱交換器1−1に対する制御弁5のバルブ開
度を調整するに際し、第1の候補値と第2の候補値を算
出し、その何れか大きい方の候補値を実指令値とする。
出にあたっては、先ず、給気温度最適化制御によって給
気温度設定値を決定する(図2に示すステップ20
1)。給気温度最適化制御のフローチャートを図3に示
す。
時間間隔に1回レヒータ2に対する制御弁6のバルブ開
度をチェックする(ステップ201−1)。すなわち、
レヒータ2の現在の発揮能力値をチェックする。そし
て、制御弁6のバルブ開度が最小開度設定値を下回って
いるか否かをチェックし(ステップ201−2)、最小
開度設定値を下回っていれば冷熱が供給不足であると判
断して給気温度設定値を給気設定値変更幅だけ下げる
(ステップ201−3)。
下回っていなければ、最大開度設定値を上回っているか
否かをチェックし(ステップ201−4)、最大開度設
定値を上回っていれば冷熱が供給過剰であると判断して
給気温度設定値を給気設定値変更幅だけ上げる(ステッ
プ201−5)。
最大開度設定値との間にある場合には、ステップ201
−2および201−4のNOに応じてステップ201−
6へ進み、給気温度設定値はそのままの状態を維持す
る。なお、最初にバルブ開度を最小開度設定値と比較
し、次に最大開度設定値と比較するのは、レヒータ2は
温度を上げることはできるが下げることはできないの
で、レヒータ2で温度を下げなければならない状況に陥
らないようにするためである。
後、給気温度除湿補償制御(図2に示すステップ20
2)によって、ステップ201で決定した給気温度設定
値をそのまま給気温度設定値Tspとするか、ステップ
201で決定した給気温度設定値に代えてその時の実測
給気温度を給気温度設定値Tspとするかを決定する。
給気温度除湿補償制御のフローチャートを図4に示す。
hpvと室内湿度設定値hspとの比較を行い(ステッ
プ202−1)、hpv≦hspであれば、除湿の必要
がないものとしてステップ202−2へ進み、ステップ
201で決定された給気温度設定値(A)をそのまま給
気温度設定値Tspとする、これに対して、hpv>h
spであれば、除湿の必要があるものとしてステップ2
02−3へ進み、その時の実測給気温度を給気温度設定
値Tspとする。ステップ202−3で実測給気温度を
給気温度設定値Tspとする理由については後述する。
Tspとから、Tpv=Tspとするための冷却用熱交
換器1−1への制御量を演算し(図2に示すステップ2
03)、この演算した制御量に基づく制御弁5へのバル
ブ開度の指令値を第1の候補値S1として出力する。こ
の第1の候補値S1は給気温度Tpvを給気温度設定値
Tspとするための制御量である。
内湿度hpvと室内湿度設定値hspとから算出する。
すなわち、室内湿度hpvと室内湿度設定値hspとを
比較し(ステップ204)、hpv>hspであれば除
湿の必要があるものしてステップ205へ進む。ステッ
プ205では、室内湿度hpvと室内湿度設定値hsp
とから、hpv=hspとするための冷却用熱交換器1
−1への制御量を演算し、この演算した制御量に基づく
制御弁5へのバルブ開度の指令値を第2の候補値S2と
して出力する。この第2の候補値S2は室内湿度hpv
を室内湿度設定値hspとするための制御量である。
1と第2の候補値S2とはステップ206で比較され
る。そして、この候補値S1,S2の内、何れか大きい
方の候補値が実指令値とされ、この実指令値によって冷
却用熱交換器1−1に対する制御弁5のバルブ開度が調
整される(ステップ207)。なお、ステップ204で
hpv<hspであれば、給気温度を給気温度設定値T
spまで冷却した後、図9(c)に示したと同様にして
加湿制御を行う。
2の候補値S2は、第1の候補値S1に対して大きくな
るのが普通である。すなわち、除湿の必要がある場合、
第2の候補値S2が実指令値とされ、給気温度Tpvは
その時の給気温度設定値Tspに拘わらずhpv=hs
pとなるまで下げられる。
補値S2は0とされる。したがって、湿度満足あるいは
加湿の必要がある場合、第1の候補値S1が実指令値と
され、給気温度Tpvはステップ201,202を経て
決定された給気温度設定値Tspまで下げられる。この
場合、給気温度設定値Tspは、その時のレヒータ2の
発揮能力値に基づいて最適化されているので、給気温度
Tpvが室内湿度設定値hspまでの除湿を目的とした
給気温度(図10に示すTsp)まで下げられることが
なく、過冷却再熱が抑制され、消費エネルギーの損失が
最小限に抑えられる。
pvが室内湿度設定値hspよりも高い場合には、取入
空気は室内湿度設定値hspまでの除湿を目的とした温
度まで冷却される(図1(a)に示すP1〜P2)。こ
れに対して、室内湿度hpvが室内湿度設定値hspよ
りも低い場合には、最適化制御によって給気温度設定値
Tspが決定されることによって、室内湿度設定値hs
pまでの除湿を目的とした温度まで下げれることがない
(図1(b)に示すP1’〜P2’1 )。ここで、図1
(b)と図10(b)を比較して分かるように、本実施
の形態では図1(b)に太線で示したような過冷却再熱
がなくなり、省エネが図られる。
spと合致している場合にも、最適化制御によって給気
温度設定値Tspが決定されることによって、室内湿度
設定値hspまでの除湿を目的とした温度まで下げれる
ことがなくなる(図1(c)に示すP1”〜P2”)。
ここで、図1(c)と図10(c)を比較して分かるよ
うに、本実施の形態では図1(c)に太線で示したよう
な過冷却再熱がなくなり、省エネが図られる。
とする理由〕ステップ202−3で実測給気温度を給気
温度設定値Tspとすることによって除湿要求解除時の
温度・湿度制御の乱れを最小限に抑えることができる。
ステップ202−3で実測給気温度を給気温度設定値T
spとせずにステップ201で決定された給気温度設定
値をそのまま給気温度設定値Tspとしたとする。する
と、除湿要求解除時、実測給気温度と給気温度設定値T
spとが大きく乖離することになり、温度・湿度制御が
乱れる。このため、第2の候補値S2による除湿要求解
除時に実測給気温度と給気温度設定値Tspとが大きく
乖離することがないように、第2の候補値S2を用いて
の除湿中は実測給気温度を給気温度設定値Tspとす
る。
に給気温度設定値Tspを除湿を考慮した給気露点温度
設定値(例えば、12℃)と等しくする方法も考えられ
るが、この場合、給気温度が12℃まで下がる途中で室
内湿度が満足してしまった時には給気温度設定値が12
℃になっているため、給気温度設定値の急変が発生し制
御が乱れてしまう。これを防止するために、除湿が解除
された時点では給気温度実測値と設定値は等しくしてお
く必要があり、その時点の給気温度設定値(=実測値)
から給気温度快適化制御を行う必要がある。
pvと室内湿度設定値hspとを比較するようにした
が、図8に点線で示すように給気露点温度センサ11を
設け、この給気露点温度センサ11が検出する給気露点
温度と給気露点温度設定値とを比較することによって除
湿の必要の有無を判断するようにしてもよい。このよう
にすれば、給気湿度の実測値と給気湿度設定値との比較
によって除湿の必要の有無が判断されるものとなり、応
答性が速く、精度が高くなる。 〔実施の形態3〕 また、室内湿度hpvと室内湿度設定値hspとからP
ID演算によって給気露点温度設定値を算出し、この給
気露点温度設定値と給気露点温度センサ11が検出する
給気露点温度とを比較することによって除湿の必要の有
無を判断するようにしてもよい。
は、空調機1からの給気温度に対して給気温度設定値を
定め、この給気温度設定値を最適化制御するようにした
が、冷却用熱交換器1−1の出口温度に対して出口温度
設定値を定め、この出口温度設定値を最適化制御するよ
うにしてもよい。この場合、図2,図3,図4に示した
各フローチャートにおいて、給気温度を出口温度に置き
換えるのみで対応できる。特に、空調機1に加熱用熱交
換器(加熱コイル)が設けられている場合、すなわち空
調機1が冷/暖兼用である場合、給気温度に代えて冷却
用熱交換器1−1の出口温度を使用するようにした方が
よい。なお、給気温度センサは給気ダクトに簡単に取り
付けられるが、冷却用熱交換器の出口温度を測定するセ
ンサは空調機内に取り付けなければならず、空調機によ
っては取り付けられない場合もある。
は、説明を簡単とするために被制御室10を1室として
説明したが、被制御室10は複数とされる場合が普通で
ある。この場合、各被制御室10に対して、図5に示す
ようにレヒータ2,加湿器3および制御弁6が各個に設
けられる。また、給気温度最適化制御は、図6に示すフ
ローチャートにしたがって行う。
時間間隔に1回レヒータ2−1〜2−nに対する制御弁
6−1〜6−nのバルブ開度をチェックする(ステップ
601)。すなわち、レヒータ2−1〜2−nの現在の
発揮能力値をチェックする。そして、バルブ開度が最小
開度設定値を下回っているかものがあるか否かをチェッ
クし(ステップ602)、最小開度設定値を下回ってい
るものがあれば冷熱が供給不足であると判断して給気温
度設定値を給気設定値変更幅だけ下げる(ステップ60
3)。
るものがなければ、最大開度設定値を上回っているもの
があるか否かをチェックし(ステップ604)、最大開
度設定値を上回っているものがあれば冷熱が供給過剰で
あると判断して給気温度設定値を給気設定値変更幅だけ
上げる(ステップ605)。
開度設定値と最大開度設定値との間にある場合には、ス
テップ602および604のNOに応じてステップ60
6へ進み、給気温度設定値はそのままの状態を維持す
る。
度最適化制御の別の例を図7に示す。この給気温度最適
化制御では、図6に示したステップ604を604’と
し、バルブ開度が最大開度設定値を上回っているものが
全体の過半数を占めているか否かをチェックする。最大
開度設定値を上回っているものが過半数あれば、冷熱が
供給過剰であると判断して、給気温度設定値を給気設定
値変更幅だけ上げる(ステップ605)。
ヒータ(再熱器)2は基本的に加熱用交換器と同じであ
り、空調機1に加熱用熱交換器(加熱コイル)が無い場
合、このレヒータ2を使って暖房を行うこともできる。
レヒータの種類としては、電気レヒータ、温水レヒー
タ、蒸気レヒータ等各種のものがあり、いずれを用いて
もよい。また、図5において加湿器3は必ずしもレヒー
タ2の後に置かなくてもよく、空調機1内に置いてもよ
い。さらに、室内湿度および給気湿度としては、相対湿
度、絶対湿度、露点温度等が含まれる。
であるので、初期時に給気温度設定値を決めておく必要
がある。そのためには、室内湿度の設定値から給気露点
温度を求めて、これを給気温度設定値とする。運転開始
以降は本発明により給気温度設定値は変動する。
発明によれば、第1発明では、給気温度設定値と給気温
度の実測値との比較から求められた第1の候補値と室内
湿度設定値と室内湿度の実測値との比較から求められた
第2の候補値のうち大きい方が実指令値とされ、冷却用
熱交換器の発揮能力が制御される。この場合、除湿負荷
のない場合の過冷却再熱を抑制し、消費エネルギーの損
失を可能な限り抑えることが可能となる。また、給気温
度センサは給気ダクトに取り付けられるので、取り付け
が容易となる。また、室内の潜熱負荷が変化した場合で
も室内湿度設定値に制御できる。 第2発明では、給気温
度設定値と給気温度の実測値との比較から求められた第
1の候補値と給気湿度設定値と給気湿度の実測値との比
較から求められた第2の候補値のうち大きい方が実指令
値とされ、冷却用熱交換器の発揮能力が制御される。こ
の場合、除湿負荷のない場合の過冷却再熱を抑制し、消
費エネルギーの損失を可能な限り抑えることが可能とな
る。また、給気温度センサは給気ダクトに取り付けられ
るので、取り付けが容易となる。また、冷却用熱交換器
に近い給気湿度をとっているので、応答が速く精度が高
い。
設定値と冷却用熱交換器の出口温度の実測値との比較か
ら求められた第1の候補値と室内湿度設定値と室内湿度
の実測値との比較から求められた第2の候補値のうち大
きい方が実指令値とされ、冷却用熱交換器の発揮能力が
制御される。この場合、除湿負荷のない場合の過冷却再
熱を抑制し、消費エネルギーの損失を可能な限り抑える
ことが可能となる。また、冷却用熱交換器の出口温度を
使用しているので、制御性がよい。また、室内の潜熱負
荷が変化した場合でも室内湿度設定値に制御できる。第
4発明では、冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却用
熱交換器の出口温度の実測値との比較から求められた第
1の候補値と給気湿度設定値と給気湿度の実測値との比
較から求められた第2の候補値のうち大きい方が実指令
値とされ、冷却用熱交換器の発揮能力が制御される。こ
の場合、除湿負荷のない場合の過冷却再熱を抑制し、消
費エネルギーの損失を可能な限り抑えることが可能とな
る。また、冷却用熱交換器の出口温度を使用しているの
で、制御性がよい。また、冷却用熱交換器に近い給気湿
度をとっているので、応答が速く精度が高い。
の実測値との比較又は冷却用熱交換器の出口温度設定値
と冷却用熱交換器の出口温度の実測値との比較から求め
られた第1の候補値と室内湿度設定値と室内湿度の実測
値との比較から定められた室内湿度設定値と室内湿度の
実測値との比較から求められた第2の候補値のうち大き
い方が実指令値とされ、冷却用熱交換器の発揮能力が制
御される。この場合、除湿負荷のない場合の過冷却再熱
を抑制し、消費エネルギーの損失を可能な限り抑えるこ
とが可能となる。また、給気温度設定値と給気温度の実
測値との比較から第1の候補値を求めるものとすれば、
給気温度センサは給気ダクトに取り付けられるので、取
り付けが容易となり、冷却用熱交換器の出口温度設定値
と冷却用熱交換器の出口温度の実測値との比較から第1
の候補値を求めるものとすれば、冷却用熱交換器の出口
温度を使用しているので、制御性がよくなる。また、室
内の潜熱負荷が変化した場合でも室内湿度設定値に制御
できる。また、冷却用熱交換器に近い給気湿度をとって
いるので、応答が速く精度が高い。
値が最小能力設定値を下回っている場合は給気温度設定
値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値が所定値下
げられ、レヒータの現在の発揮能力値が最大能力設定値
を上回っている場合は給気温度設定値あるいは冷却用熱
交換器の出口温度設定値を所定値上げられ、給気温度設
定値がレヒータの現在の発揮能力値に基づいて最適化さ
れるものとなる。これにより、除湿負荷のない場合の過
冷却再熱を抑制し、消費エネルギーの損失を可能な限り
抑えることが可能となる。第7発明では、その発揮能力
値が最小能力設定値を下回っている個別レヒータが1台
でもあれば給気温度設定値あるいは冷却用熱交換器の出
口温度設定値が所定値下げられ、その発揮能力値が最小
能力設定値を下回っている個別レヒータが1台もない場
合でその発揮能力値が最大能力設定値を上回っている個
別レヒータが1台でもあれば給気温度設定値あるいは冷
却用熱交換器の出口温度設定値が所定値上げられ、被制
御室が複数ある場合にも給気温度設定値がレヒータの現
在の発揮能力値に基づいて最適化されるものとなる。こ
れにより、除湿負荷のない場合の過冷却再熱を抑制し、
消費エネルギーの損失を可能な限り抑えることが可能と
なる。
設定値を下回っている個別レヒータが1台でもあれば給
気温度設定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値
が所定値下げられ、その発揮能力値が最小能力設定値を
下回っている個別レヒータが1台もない場合でその発揮
能力値が最大能力設定値を上回っている個別レヒータが
全体の個別レヒータの過半数を占めていれば給気温度設
定値あるいは冷却用熱交換器の出口温度設定値が所定値
上げられ、被制御室が複数ある場合にも給気温度設定値
がレヒータの現在の発揮能力値に基づいて最適化される
ものとなる。この場合、少数の個別レヒータにイレギュ
ラーが生じしても全体に影響を及ぼさない。これによ
り、除湿負荷のない場合の過冷却再熱を抑制し、消費エ
ネルギーの損失を可能な限り抑えることが可能となる。
第9および第10発明では、除湿時、給気温度設定値ま
たは冷却用熱交換器の出口温度設定値が現在の実測値と
され、除湿要求が解除された時の温度・湿度制御の乱れ
を最小限に抑えることができる。
作を説明するための空調線図である。
除湿制御を説明するためのフローチャートである。
給気温度最適化制御を説明するためのフローチャートで
ある。
給気温度除湿補償制御を説明するためのフローチャート
である。
恒湿空調制御システムの要部を示す図である。
最適化制御を説明する図である。
最適化制御の別の例を説明する図である。
ステムの要部を示す図である。
明するためのフローチャートである。
説明するための空調線図である。
機、2…レヒータ(加熱コイル)、3…加湿器、4−1
…制御装置、5,6…制御弁、7…給気温度センサ、8
…室内温度センサ、9…室内湿度センサ、10…被制御
室、11…給気露点温度センサ。
Claims (10)
- 【請求項1】 取入空気を給気温度設定値まで冷却する
冷却用熱交換器と、 この冷却用熱交換器によって冷却された空気を空調制御
される室の空調負荷を賄うために必要な送風温度まで再
熱するレヒータと、 調和空気を空調制御される室へ送る送風機と、 前記レヒータの現在の発揮能力値に基づいて前記給気温
度設定値を調整したうえ、この調整後の給気温度設定値
と給気温度の実測値との比較から前記冷却用熱交換器の
発揮能力値を決定する第1の候補値を求めると共に、室
内湿度設定値と室内湿度の実測値との比較から前記冷却
用熱交換器の発揮能力値を決定する第2の候補値を求
め、この第1の候補値と第2の候補値のうち何れか大き
い方の候補値を実指令値として前記冷却用熱交換器の発
揮能力を制御する制御装置と を備えたことを特徴とする
恒温恒湿空調制御システム。 - 【請求項2】 取入空気を給気温度設定値まで冷却する
冷却用熱交換器と、 この冷却用熱交換器によって冷却された空気を空調制御
される室の空調負荷を賄うために必要な送風温度まで再
熱するレヒータと、 調和空気を空調制御される室へ送る送風機と、 前記レヒータの現在の発揮能力値に基づいて前記給気温
度設定値を調整したうえ、この調整後の給気温度設定値
と給気温度の実測値との比較から前記冷却用熱交換器の
発揮能力値を決定する第1の候補値を求めると共に、給
気湿度設定値と給気湿度の実測値との比較から前記冷却
用熱交換器の発揮能力値を決定する第2の候補値を求
め、この第1の候補値と第2の候補値のうち何れか大き
い方の候補値を実指令値として前記冷却用熱交換器の発
揮能力を制御する制御装置と を備えたことを特徴とする
恒温恒湿空調制御システム。 - 【請求項3】 取入空気を冷却用熱交換器の出口温度設
定値まで冷却する冷却用熱交換器と、 この冷却用熱交換器によって冷却された空気を空調制御
される室の空調負荷を賄うために必要な送風温度まで再
熱するレヒータと、 調和空気を空調制御される室へ送る送風機と、 前記レヒータの現在の発揮能力値に基づいて前記冷却用
熱交換器の出口温度設 定値を調整したうえ、この調整後
の冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器の
出口温度の実測値との比較から前記冷却用熱交換器の発
揮能力値を決定する第1の候補値を求めると共に、室内
湿度設定値と室内湿度の実測値との比較から前記冷却用
熱交換器の発揮能力値を決定する第2の候補値を求め、
この第1の候補値と第2の候補値のうち何れか大きい方
の候補値を実指令値として前記冷却用熱交換器の発揮能
力を制御する制御装置と を備えたことを特徴とする恒温
恒湿空調制御システム。 - 【請求項4】 取入空気を冷却用熱交換器の出口温度設
定値まで冷却する冷却用熱交換器と、 この冷却用熱交換器によって冷却された空気を空調制御
される室の空調負荷を賄うために必要な送風温度まで再
熱するレヒータと、 調和空気を空調制御される室へ送る送風機と、 前記レヒータの現在の発揮能力値に基づいて前記冷却用
熱交換器の出口温度設定値を調整したうえ、この調整後
の冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却用熱交換器の
出口温度の実測値との比較から前記冷却用熱交換器の発
揮能力値を決定する第1の候補値を求めると共に、給気
湿度設定値と給気湿度の実測値との比較から前記冷却用
熱交換器の発揮能力値を決定する第2の候補値を求め、
この第1の候補値と第2の候補値のうち何れか大きい方
の候補値を実指令値として前記冷却用熱交換器の発揮能
力を制御する制御装置と を備えたことを特徴とする恒温
恒湿空調制御システム。 - 【請求項5】 取入空気を給気温度設定値又は冷却用熱
交換器の出口温度設定値まで冷却する冷却用熱交換器
と、 この冷却用熱交換器によって冷却された空気を空調制御
される室の空調負荷を賄うために必要な送風温度まで再
熱するレヒータと、 調和空気を空調制御される室へ送る送風機と、 前記レヒータの現在の発揮能力値に基づいて前記給気温
度設定値又は冷却用熱交換器の出口温度設定値を調整し
たうえ、この調整後の給気温度設定値と給気温度の実測
値との比較又は冷却用熱交換器の出口温度設定値と冷却
用熱交換器の出口温度の実測値との比較から前記冷却用
熱交換器の発揮能力値を決定する第1の 候補値を求める
と共に、室内湿度設定値と室内湿度の実測値との比較か
ら給気湿度設定値を定め、この給気湿度設定値と給気湿
度の実測値との比較から前記冷却用熱交換器の発揮能力
値を決定する第2の候補値を求め、この第1の候補値と
第2の候補値のうち何れか大きい方の候補値を実指令値
として前記冷却用熱交換器の発揮能力を制御する制御装
置と を備えたことを特徴とする恒温恒湿空調制御システ
ム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記レヒータの能力に対して予め最大能力設定値および
最小能力設定値を設定したうえで、 レヒータの現在の発揮能力値が前記最小能力設定値を下
回っている場合は前記給気温度設定値あるいは前記冷却
用熱交換器の出口温度設定値を所定値下げ、 レヒータの現在の発揮能力値が前記最大能力設定値を上
回っている場合は前記給気温度設定値あるいは前記冷却
用熱交換器の出口温度設定値を所定値上げ、 その他の場合は前記給気温度設定値あるいは前記冷却用
熱交換器の出口温度設定値は変更しない ことを特徴とす
る恒温恒湿空調制御システム。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記レヒータを複数の個別レヒータで構成したうえ、各
個別レヒータの能力に対して予め最大能力設定値および
最小能力設定値を設定しておき、 その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台でもあれば前記給気温度設定値あるいは前
記冷却用熱交換器の出口温度設定値を所定値下げ、 その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台もない場合でその発揮能力値が最大能力設
定値を上回っている個別レヒータが1台でもあれば前記
給気温度設定値あるいは前記冷却用熱交換器の出口温度
設定値を所定値上げ、 その他の場合は前記給気温度設定値あるいは前記冷却用
熱交換器の出口温度設定値は変更しない ことを特徴とす
る恒温恒湿空調制御システム。 - 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記レヒータを複数の個別レヒータで構成したうえ、各
個別レヒータの能力に対して予め最大能力設定値および
最小能力設定値を設定しておき、 その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台でもあれば前記給気温度設定値あるいは前
記冷却用熱交換器の出口温度設定値を所定値下げ、 その発揮能力値が最小能力設定値を下回っている個別レ
ヒータが1台もない場合でその発揮能力値が最大能力設
定値を上回っている個別レヒータが全体の個別レヒータ
の過半数を占めていれば前記給気温度設定値あるいは前
記冷却用熱交換器の出口温度設定値を所定値上げ、 その他の場合は前記給気温度設定値あるいは前記冷却用
熱交換器の出口温度設定値は変更しない ことを特徴とす
る恒温恒湿空調制御システム。 - 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記室内湿度の実測値が室内湿度設定値を上回っている
時のみ、前記給気温度設定値または冷却用熱交換器の出
口温度設定値を現在の実測値にすることを特徴とする恒
温恒湿空調制御システム。 - 【請求項10】 請求項1〜5のいずれか1項におい
て、前記給気湿度の実測値が給気湿度設定値を上回って
いる時のみ、前記給気温度設定値または冷却用熱交換器
の出口温度設定値を現在の実測値にすることを特徴とす
る恒温恒湿空調制御システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26644797A JP3334072B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 恒温恒湿空調制御システム |
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JP26644797A JP3334072B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 恒温恒湿空調制御システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11101486A JPH11101486A (ja) | 1999-04-13 |
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ID=17431069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26644797A Expired - Fee Related JP3334072B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 恒温恒湿空調制御システム |
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JP3650758B2 (ja) * | 2002-04-12 | 2005-05-25 | 株式会社朝日工業社 | 精密温湿度制御装置 |
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1997
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