JPH0463292B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0463292B2
JPH0463292B2 JP60148051A JP14805185A JPH0463292B2 JP H0463292 B2 JPH0463292 B2 JP H0463292B2 JP 60148051 A JP60148051 A JP 60148051A JP 14805185 A JP14805185 A JP 14805185A JP H0463292 B2 JPH0463292 B2 JP H0463292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
air temperature
large space
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60148051A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS629136A (ja
Inventor
Akira Okamoto
Makoto Hayakawa
Hideo Tanaka
Toshio Akamatsu
Satoshi Tokari
Hiroshi Nakajima
Masaaki Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP60148051A priority Critical patent/JPS629136A/ja
Publication of JPS629136A publication Critical patent/JPS629136A/ja
Publication of JPH0463292B2 publication Critical patent/JPH0463292B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、体育館、講堂等の大空間を空調する
際に、送風温度を効率良く制御する為の空調制御
方法に関する。
(従来の技術) 体育館、講堂等の大空間の空調を行う方法とし
て、第2図の説明図で示す様に複数の空調装置
(図では1〜6の6機)によつて大空間Hの有す
る空調負荷に対応する送風を行なつている。
この複数台の空調機の送風温度は、それぞれ別
個に制御を行うか又は同一の送風温度に制御され
るのが通例である。
(問題点) その為各空調系統の相関作用によりH内で部分
的に不適切な温度領域が形成される。例えば空調
装置1の送風温度を下げた場合にA部分での温度
が下降するとともに、B部分での温度も下降する
ことになる。このことを解決しA部分の温度のみ
を下げる為には空調装置1の送風温度を下げ、反
対に空調装置2の送風温度を上げなければならな
いという複雑な制御操作を必要とする。同様にし
てC部分、D部分においても空調装置4及び5の
制御操作をそれぞれ対応して行なわなければなら
ない。
一方体育館、講堂等の大空間内を空調する場合
に、各壁面から吹出し空調する場合が多い。例え
ば冷房空調の場合はH内の冷房負荷が大きくなり
室温が上昇した場合は壁面吹出しからの送風の温
度を低下させる。しかし送風温度の低下が大きす
ぎると第3図で示す様に、送風気流が吹出し口か
ら直ちに下降してしまい(点線)、冷房負荷を必
要とするE部分迄到達しない為に冷房空調の十分
な効果が発揮出来ない。
一方暖房空調では暖房空調開始時から暖房負荷
が大きく要する場合には送風温度が高くなる。そ
の為第4図で示す如く、送風空気が浮力により上
昇する(点線)。この結果Hの上層F部分のみに
暖気が滞留し、全体に効率の良い暖房空調を行な
うことが出来ない。
更に又、通常暖房負荷を必要とする冬期にあつ
ても、観客や照明等によつて部分的に発熱現象が
生じ、その部分に冷媒負荷が発生する。しかし冷
房負荷が発生した周辺でも通常暖房負荷を必要と
しており、ほぼ同一の空間内に冷房負荷と暖房負
荷を要する領域が混在する状態となる。この様な
冷・暖負荷の要求が混在する部分ではそれぞれ温
度差の大きき送風を行なつても、相殺的な現象が
働き空調エネルギーの過大なロスとなる。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は上記問題点を解決すべき案出されたも
ので、大空間の所定箇所において、室内温度と各
系統の送風温度を計測し、室温に対する送風温度
変更幅を設定するとともに、複数台の空調機の相
互作用による温度変位を考慮して各系統の送風温
度を算出し、上記送風温度の上・下限値により補
正を行ない、更に送風温度のバラツキを補正して
各系統の送風温度の設定値を確認する。そしてこ
の確定値を自動制御装置に送信して空調装置の出
力を制御するものである。
(実施例) 以下図面に基づき本発明の大空間の空調制御方
法を詳細に説明する。
第1図は大空間の空調制御を示す概要部であ
る。
Hは体育館、講堂等の大空間であり、この大空
間Hに対し各系統の空調機1,1……からダクト
20,20……を経て吹き出し口30,30……
により送風される。又大空間H内の所定位置には
温度センサーS1,S2……が配置され、これら
各温度センサーS1,S2……から測定された室
内温度は中央監視装置40に収集される。更に又
各系統のダクト20,20……には温度センサー
T1,T1……が設けられ、この温度センサーT
1……から送風温度を検知し、この検知温度も中
央監視装置40に収集される。
中央監視装置40に収集された各室内温度と送
風温度は計算装置Mにより演算される。先ず室内
温度と送風温度の計測値により室温により送風温
度変更幅を設定する。この演算はPID制御(比例
積分、微分制御)を電子計算機によつて処理が可
能な様に演算式をデジタル化して行なう。すなわ
ち各系統の空調において下記の演算式を用いて変
更幅を算出する。
△θK i=−{αpi(TK i−TK-1 i)+αIi
TK i−Ri)+αDi(TK i−2TK-1 i+TK-2 i)} このとき△θK i:各空調機の送風温度の変更幅 TK i:現在の室温、TK-1 i:15分前の室温 TK-2 i:30分前の室温、Ri:室内設定温度 αpi:比例定数、αIi:積分定数 αpi:微分定数 である。
尚第1図の如く、空調機が6系統の場合は6箇
所の温度測定を行い各々i=1〜6に設定する。
次に各系統の空調機が相互に干渉仕合う作用を
考慮して送風温度の設定値を算出する。
この演算も上記と同様に各系統に対して θK i=θK-1 i6i=1 Dij・△θK j により算出し、このとき θK i:各系統の送風温度の設定値 θK-1 i:各系統の現在の送風温度の測定値 Dij:各系統の空調機の相互干渉作用を考慮した
係数 △θK j:各系統が単独であると仮定した場合の送風
温度の変更幅である。
すなわち6機の空調機に対して第1図で示す様
に測定値が1〜6点あると、1測定点近傍の室温
を下げる為に1の空調機の送風温度を下げ、又他
の空調機、例えば2の空調機の送風温度を上げる
必要に生じ、この時相互干渉による係数はD11
1 D21=−0.5に設定すれば良い。
次いで上記送風温度をその上・下限値によつて
補正する。すなわち送風温度が低すぎる場合や高
すぎる場合をなくす為の補正である。各系統毎に
θi>θmax iの場合は、θiをθmax iに変更し、またθi

θmin iの場合は、θiをθmin iに変更する。このときθi

各系統の送風温度の設定値であり、θmax i:各系統
の送風温度の許容最大値、θmin i:各系統の送風温
度の許容最小値である。
更に送風温度のバラツキをある幅内に収める為
の補正を行なう。仮にθi>+αの場合はθi
+αに変更し、又θi<−αとなる場合はθi
−αに変更する。
このときθi:各系統の送風温度の設定値、:
各系統の送風温度の設定値の平均値 (θ1+θ2+θ3+θ4+θ5+θ6/6) α:各系統の送風温度の許容バラツキ幅である。
このバラツキ補正により冷・暖を同時に行なう
場合に生ずるエネルギーの損失を防止できる。
上記各演算を行なつて送風温度の設定値を確定
し、その信号を自動制御装置50に送信する。
自動制御装置50においては、上記送風温度の
確定値に基づく信号により蒸気及び冷水の自動弁
に開閉信号を発信し、該弁がこれを受けて開閉調
整を行なう。この調整により所要量の蒸気、冷水
がヒーテイングコイル及びクーリングコイルを流
通して所要温度の送風が行なわれる。
又この時、送風ダクト20に設けられた温度セ
ンサーT2により上気送風温度が検出され、検出
信号が自動制御装置50にフイードバツクされて
再び蒸気、冷水の開閉弁が調整される。
上記制御は各系統の空調機に対し、所定時間間
隔において行なわれる。
(効果) 以上の空調制御方法によつて大空間の空調は次
の様な空調効果を有する。
送風温度は室温に対する変更幅、変調機の相
互干渉関係、上・下限値による補正、各系統の
バラツキ補正等の制御が自動的に一括して行な
われるので、タイムロスがなく各系統の空調機
により最適な室内温度が確保出来る。
送風温度のバラツキ幅の補正や、上下限値に
よる補正により、冷暖房を同時に行う事を防止
し又、効果的でない冷風や温風の吹出を防止す
る事ができ、無駄なエネルギーを用いずに快適
な環境を形成する事ができる。
大空間内での室内温度にバラツキがない為、
特別な空調付帯設備(床暖房や部分的なヒータ
ー等)を必要とせず、よつて空調制御のコスト
を低減できる。
室内温度及び送風温度に基づく各演算はデジ
タル化した式によるので、電子計算機等計算装
置により正確且つ短時間に対応することが可能
となる。よつて所定の時間サイクルによる制御
が極めて容易となる。
各系統の空調機の相互干渉作用を考慮した係
数Dijを大空間の利用方法や季節により変更す
る事により、空調負荷の発生パターンが異つた
場合にも最適な空調が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の空調制御を説明する概要
図、第2図は、従来の大空間の空調方式を示す説
明図、第3図は、冷房時における送風状態を示す
概略図、第4図は、暖房時における送風状態を示
す概略図である。 1(1〜6)……空調機、20……ダクト、3
0……吹出し口、40……中央監視装置、50…
…自動制御装置、H……大空間、M……計算装
置、S1〜S6……温度センサー、T1,T2…
…温度センサー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各系統毎に大空間内に設置された温度センサ
    ーにより検出した室内温度をもとに空調機の出力
    を制御する空調制御方法において、 前記温度センサーで測定された室内温度と各系
    統の送風温度を計測して室内温度に対する各系統
    毎の送風温度変更幅を仮定する工程と、 各系統毎の前記送風温度変更幅をもとにかつ又
    各系統毎に設置された各空調機の相互干渉作用に
    よる温度変位を考慮して各系統毎の送風温度を算
    出する工程と、 各系統毎の送風温度の許容最大値と同最小値を
    もとにして上記送風温度を補正する工程と、 各系統毎の送風温度と各系統の送風温度の設定
    値の平均をもとにして各系統毎の送風温度のバラ
    ツキを補正して各系統毎の送風温度の設定値を確
    定する工程と、 前記各系統毎の送風温度の確定値にもとづき各
    系統毎に空調機の出力を制御する工程とからなる
    ことを特徴とする大空間の空調制御方法。
JP60148051A 1985-07-05 1985-07-05 大空間の空調制御方法 Granted JPS629136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60148051A JPS629136A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 大空間の空調制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60148051A JPS629136A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 大空間の空調制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS629136A JPS629136A (ja) 1987-01-17
JPH0463292B2 true JPH0463292B2 (ja) 1992-10-09

Family

ID=15444048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60148051A Granted JPS629136A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 大空間の空調制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS629136A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2764541B2 (ja) * 1994-07-22 1998-06-11 工業技術院長 上下温度分布制御装置
JP3455490B2 (ja) * 2000-01-26 2003-10-14 株式会社山武 大空間空調制御システム
CN111473463B (zh) * 2020-03-27 2021-06-25 中国铁建电气化局集团有限公司 一种高大空间内温湿度监测的测点布置方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58200947A (ja) * 1982-05-18 1983-11-22 Shinko Kogyo Kk 空気調和システムにおける混合ロス防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58200947A (ja) * 1982-05-18 1983-11-22 Shinko Kogyo Kk 空気調和システムにおける混合ロス防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS629136A (ja) 1987-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5076346A (en) Air conditioner
US4821526A (en) Air conditioning apparatus
US20070277542A1 (en) Auto-balancing damper control
JP6219107B2 (ja) 空調方法及び当該空調方法において使用する空調システム
KR102042771B1 (ko) 환기 제어 시스템
JPH0463292B2 (ja)
JP2556884B2 (ja) 空調システム制御装置
US9851727B2 (en) Coordinated control of HVAC system using aggregated system demand
JP3334072B2 (ja) 恒温恒湿空調制御システム
JPS61159043A (ja) 冷房装置と暖房装置の自動制御装置
JPH0364781B2 (ja)
JPH0842909A (ja) 空調システム
JP4157355B2 (ja) 空調システム
JP2000304333A (ja) Vav制御システム
JPS61107410A (ja) 空調制御方式
JP3016565B2 (ja) 空気調和機
JP7075149B1 (ja) エアハンドリングユニットの制御方法
JPH0828940A (ja) Vav制御システム
JP6942262B2 (ja) 空調システム
JP2526291B2 (ja) 床吹による空調機の冷房時における制御方法
JPH0229530A (ja) 空気調和システムにおける混合ロス低減制御方法
JP3954446B2 (ja) 温湿度制御システムおよび温湿度制御方法
JP2512991B2 (ja) 空調システム制御装置
JPH0668394B2 (ja) 大型ビル用空調システム
JPH06103115B2 (ja) 空気調和機