JP3650456B2 - 車両用電源分配装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用電源分配装置に係り、特に、車両に搭載のバッテリから車両の各部に設けられている負荷に電源を分配供給する車両用電源分配装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両の電源は、一般に図6に示すように、バッテリ1から出る電力はフュージブルリンク(FL)2によって保護された電源線3によって電源ブロックAに一旦供給される。電源ブロックAに供給された電源は、下流の負荷駆動線5a,5bを細線化するためにフューズA1a,A1bによって細分化され、負荷駆動制御を行うリレーA2a,A2bを介して負荷6a,6bに供給されるようになっている。負荷駆動線5a,5bには、これに接続される負荷の容量に応じた線径の電線が使用される。なお、7a,7bは負荷6a,6bをそれぞれオン・オフ操作する操作スイッチであり、これらの操作スイッチのオン操作によってリレーコイルLに通電されてリレー接点Cが閉成し、バッテリ1から出る電力をフュージブルリンク(FL)2、フューズA1a、A1b及びリレー接点Cを通じて負荷6a,6bに供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両には仕様差が生じることである。例えば図7(a)に示すように負荷6aが60wと12w(計72w)の2つの電球からなる仕様のときと、図7(b)に示すように60wの2つの電球からなる仕様のときとがある。このような場合、上述した従来の装置では、その都度電源ブロックA内のフューズA1aの容量を変更して対応している。その結果、フューズを収容している電源ブロックは仕様の数だけ品番が増え、生産性の悪化やカーメーカなどでの品番管理が困難になる。
【0004】
また、フューズA1a,A1bで負荷駆動線5a,5b及び負荷6a,6bを保護した場合、フューズ容量は10A,15Aのように階段的に標準化されているため、図8に示す負荷駆動線が発煙する電流対時間特性(実線)とフューズが溶断する電流対時間特性(破線)との比較から明らかなように、フューズの保護に対して電線がオーバスペックになっている部分もあり効率が悪い。
【0005】
更に、図8に示したモータ負荷の定常電流特性及びロック電流特性とフューズ溶断特性との対比から明らかなように、モータ負荷の場合には定常動作では問題ないが、ロック電流を考慮した場合には、ロック電流で溶断しないようにするためにフューズ容量を1ランク上げなければならないこともある。
【0006】
よって本発明は、上述した従来の問題に鑑み、負荷駆動線の保護を負荷の電流値に合わせて行うことによって負荷駆動線の電力供給効率を高められるようにした車両用電源分配装置を提供することを主たる課題としている。
【0007】
本発明はまた、上述した従来の問題に鑑み、負荷駆動線の保護を負荷の電流値に合わせて行うことによって負荷駆動線の電力供給効率を高められるようにするとともに、負荷容量の違いなどによるバリエーションを最小限の変更で対応できるようにした車両用電源分配装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記主たる課題を達成するため本発明により成された請求項1に記載の車両用電源分配装置は、図1(a)の基本構成図に示すように、制御入力をもったスイッチング手段101a,101b…を有し、電源線3を介してバッテリ1から供給を受けた電源を、前記スイッチング手段を介して負荷6a,6b…に接続された負荷駆動線5a,5b…に分配する車両用電源分配装置において、前記負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段102a,102b…と、前記負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた電流−遮断時間データを格納した記憶手段104と、前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、その大きさが入る領域に対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段103aとを備えることを特徴としている。
【0009】
上記構成において、負荷6a,6b…に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた電流−遮断時間データを格納した記憶手段104を有し、電流検知手段102a,102b…によって検知した電流が過大電流のとき、制御手段103aがその大きさが入る領域に対応した記憶手段中の遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、スイッチング手段101a,101b…の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、負荷駆動線101a,101b…を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する。
【0010】
よって、過大電流が負荷駆動線に流れたとき、その大きさが入る領域に対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができる。
【0011】
請求項2に記載の車両用電源分配装置は、図1(a)の基本構成図に示すように、請求項1に記載の車両用電源分配装置において、前記制御部は、前記負荷をオン・オフ操作する操作スイッチ7a,7b…の操作に応じて前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を閉成及び開成することを特徴としている。
【0012】
上記構成において、負荷駆動線を過大電流から保護するため電源遮断を行うスイッチング手段101a,101b…が、負荷6a,6b…を操作する操作スイッチ7a,7b…のオンオフ操作によって閉成及び開成されるものであるので、スイッチング手段を別個に設ける必要がない。
【0013】
上記課題を達成するため本発明により成された請求項3に記載の車両用電源分配装置は、図1(a)の基本構成図に示すように、制御入力をもった複数のスイッチング手段101a,101b…を有し、電源線3を介してバッテリ1から供給を受けた電源を、前記各スイッチング手段を介して負荷6a,6b…にそれぞれ接続された複数の負荷駆動線5a,5b…に分配する車両用電源分配装置において、前記各負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段102a,102b…と、前記各負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段104と、前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、該過大電流が流れた前記負荷駆動線が接続される負荷とその大きさが入る領域とに対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、対応する前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段103aとを備えることを特徴としている。
【0014】
上記構成において、複数の負荷6a,6b…にそれぞれ対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段104を有し、電流検知手段102a,102b…によって検知した電流が過大電流のとき、制御手段103aが過大電流が流れた負荷駆動線5a,5b…が接続される負荷6a,6b…とその大きさが入る領域とに対応した記憶手段中の遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、スイッチング手段101a,101b…の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、過大電流の流れた負荷駆動線5a,5b…を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する。
【0015】
よって、過大電流が負荷駆動線に流れたとき、負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができ、しかも複数ある負荷の容量の異なる製品に対して記憶手段内の電流−遮断時間データを変更するだけで対応することができる。
【0016】
請求項4に記載の車両用電源分配装置は、図1(a)の基本構成図に示すように、請求項3に記載の車両用電源分配装置において、前記記憶手段が着脱自在にかつ電気的に書き換え自在に外付けされた不揮発性メモリからなることを特徴としている。
【0017】
上記構成において、記憶手段104が着脱自在にかつ電気的に書き換え自在に外付けされた不揮発性メモリからなるので、記憶手段内の電流−遮断時間データを変更することが簡単に行うことができる。
【0018】
上記課題を達成するため本発明により成された請求項5に記載の車両用電源分配装置は、図1(b)の基本構成図に示すように、電源線3を介してバッテリ1から供給を受けた電源を、負荷6a,6b…にそれぞれ接続された複数の負荷駆動線5a,5b…に分配する車両用電源分配装置において、前記バッテリと前記複数の負荷駆動線との間に設けられた制御入力をもったスイッチング手段201と、前記各負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段202a,202b…と、前記各負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段204と、前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、該過大電流が流れた前記負荷駆動線に接続される負荷の容量とその大きさが入る領域とに対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段203aとを備えることを特徴としている。
【0019】
上記構成において、複数の負荷6a,6b…にそれぞれ対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段204を有し、電流検知手段202a,202b…によって検知した電流が過大電流のとき、制御手段203aが過大電流が流れた負荷駆動線5a,5b…が接続される負荷6a,6b…とその大きさが入る領域に対応した記憶手段中の遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、スイッチング手段201の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、全ての負荷駆動線5a,5b…を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する。
【0020】
よって、過大電流が流れる負荷駆動線が1本でもあれば、負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、過大電流の流れた負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができ、しかも複数の負荷駆動線に対して1つのスイッチング手段が設けられているだけであるので構成が単純になっている。
【0021】
請求項6に記載の車両用電源分配装置は、図1(b)の基本構成図に示すように、請求項5に記載の車両用電源分配装置において、前記電源供給を遮断する原因となった過大電流が流れた負荷駆動線を判別する診断手段203bを有することを特徴としている。
【0022】
上記構成において、電源供給を遮断する原因となった過大電流が流れた負荷駆動線を判別する診断手段203bを有することで、全ての負荷への電源供給を遮断しても遮断の原因となった負荷あるいは負荷駆動線を簡単に見つけだすことができる。
【0023】
請求項7に記載の車両用電源分配装置は、図1(b)の基本構成図に示すように、請求項6に記載の車両用電源分配装置において、前記診断手段による診断結果を表示する表示手段205を有することを特徴としている。
【0024】
上記構成において、診断手段による診断結果を表示する表示手段205を有することで、全ての負荷への電源供給を遮断しても遮断の原因となった負荷あるいは負荷駆動線を直ちに知らせることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は本発明による車両用電源分配装置の一実施の形態を示す回路構成図であり、同図において、図6について上述した従来のものと同等の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0026】
図2において、符号10で示すブロックは本発明による車両用電源分配装置の一例を示し、装置10は上述した電源ブロックAと同様に、フュージブルリンク(FL)2によって保護された電源線3を介してバッテリ1から電力が供給され、この供給された電力に基づく電源を複数の負荷駆動線5a,5b…をそれぞれ介して負荷6a,6b…に分配し供給する。なお、負荷駆動線5a,5b…には、これに接続する負荷の容量に応じた線径の被覆電線が使用される。また、装置10は、図示しない操作部に配した操作スイッチ7a,7b…のオン・オフ操作に応じてそれぞれ負荷6a,6b…をオン・オフ制御する。
【0027】
なお、図2は、バッテリ1、装置10及び負荷6a,6b…間の距離を反映したものとなっていないが、実際にはこれら離れた場所に設置され、これらを結ぶ電源線3、負荷駆動先5a,5b…は非常に長いものとなることがある。
【0028】
装置10は、制御入力をもったスイッチング手段としてのリレー101a,101b…を負荷6a,6b…にそれぞれ対応して有し、電源線3を介して供給された電源をリレー101aのリレー接点C、電流検知手段としての電流検知抵抗102a及び負荷駆動線5aを介して負荷6aに対して供給するとともに、リレー101bのリレー接点C、電流検知手段としての電流検知抵抗102b及び負荷駆動線5bを介して負荷6bに対して供給する。
【0029】
装置10はまた、予め定めたプログラムに従って動作する中央処理ユニット(CPU)、プログラムなどを格納した読み出し専用のメモリ(ROM)、各種のデータを格納するエリアや処理中に使用するエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器(A/D)などを内蔵したマイクロコンピュータ(μCOM)からなる制御部103を有する。
【0030】
制御部103の入力ポートには、操作部の操作スイッチ7a,7b…、電流検知抵抗102a,102b…の両端、並びに負荷毎の電流−遮断時間を示すデータを格納した記憶手段としてのE2 PROMからなる不揮発性メモリ104がそれぞれ接続され、出力ポートにはリレー101a,101b…のリレーコイルLが接続されている。
【0031】
不揮発性メモリ104は、負荷毎の電流−遮断時間が決定した時点で、これらに必要な電流−遮断時間データを格納したものが装置10内に組み込むことができるように設けられているが、装置内に予め設けておき、負荷毎の電流−遮断時間が決定した時点で、これらに必要な電流−遮断時間データを外部から電気的に書き込むようにしてもよい。ただし、後者の場合には書き込みのための入力端子などを設ける必要がある。
【0032】
いずれの場合にも、不揮発性メモリ104内に格納された電流−遮断時間データは、例えば下表に示すように、負荷に流れる電流の大きさに対応してA〜Dの領域を設定し、各領域における電流の大きさに対応する遮断時間の形で各負荷毎に用意される。具体的には、I1 A(アンペア)以上のA領域を自己保護モードとして即遮断を行い、I2 A〜I1 Aの範囲のB領域を負荷突入モードとして0.01秒以上持続したとき遮断を行い、I3 A〜I2 Aの範囲のC領域を異常検出モードとして1秒以上持続したとき遮断を行い、I4 A以下のD領域を通常動作モードとして遮断制御を行わないようにする。従って、負荷の特性や容量に応じた電流−遮断時間データを格納した不揮発性メモリ104を用意する必要はある。しかし、この不揮発性メモリ104を除く装置内の他の部分については一切変更する必要がないので、装置自体は基本的に1つの品番ですみ、カーメーカの組立ラインで不揮発性メモリの内容を決定することで簡単に対応でき、仕様に応じたものが簡単に得られる。
【0033】
【表1】
Figure 0003650456
【0034】
以上の構成において、μCOM103のCPUは操作スイッチ7aのオン操作に応じてリレー101aのリレーコイルLが接続されている出力ポートをHからLレベルに切り換える。このことによってバッテリ1からFL2、電源線3及びリレー101aのリレーコイルLを通じて電流が流れて、開成状態にあったリレー101aのリレー接点Cが閉成する。このリレー101aのリレー接点Cの閉成によって、バッテリ1からFL2、電源線3、リレー101aのリレー接点C、電流検知抵抗102a、負荷駆動線5a、負荷6aを通じてアースに電流が流れて負荷6aが駆動されるようになるとともに、このとき流れる電流の大きさに応じた大きさの電圧が電流検知抵抗102aの両端に発生される。
【0035】
この電流検知抵抗102aの両端に発生される電圧はμCOM103内のA/D変換器によってデジタル信号に変換されてCPUによって読み取られる。CPUはこの読み取った電圧に基づいて負荷駆動線5aに流れている電流の大きさを検出し、この検出した電流値に対応する遮断時間を不揮発性メモリ104から読み出す。負荷5a側において例えば負荷駆動線間やボディとの間でショートが発生してCPUが過大な電流値を検出すると、CPUはこの電流値に対応した遮断時間を不揮発性メモリ104から読み出して計時を開始する。
【0036】
そして、計時時間が遮断時間に達したときにはそれまでHレベルにあった出力ポートをLレベルに切り換えてリレー101aのリレーコイルLへの通電を停止する。このことによってリレー101aのリレー接点Cが閉成状態から開成状態になり、リレー101aのリレー接点Cを通じて負荷6aに供給されていた電源が遮断される。このようにリレー101aのリレー接点Cが開成して負荷6aに供給されていた電源が遮断されると、負荷駆動線5aへの過大な電流の通電がなくなり負荷駆動線5aが保護されるようになる。
【0037】
なお、CPUが検出する所定値以下の電流値に対応する遮断時間は不揮発性メモリ104には格納されておらず、電流値に対応する遮断時間のないときには上述のような制御は行わない。また、遮断時間は過大電流が流れ続けたとき負荷駆動線5aが発煙する危険性がある時間より若干短く設定され、その値は電流の大きさに応じて短くなる。このように遮断時間が電流の大きさに応じて設定されているため、負荷駆動線5aはその発煙限界ギリギリまで通電制御することで保護されるようになり、効率のよい電力の供給を行うことができる。この様子を図3のグラフを参照して説明すると、一点破線で示すCPUによる遮断特性は、点線で示すフューズの溶断特性に比べ、実線で示す電線の発煙特性に接近して設定することができる。
【0038】
なお、μCOM103のCPUは、操作スイッチ7bがオン操作されたときにも操作スイッチ7aのときと同様の動作によって負荷駆動線5bへの過大な電流の通電から負荷駆動線5bが保護されるようになる。
【0039】
以上概略説明した動作の詳細を、図2中のμCOM103のCPUが行う処理を示す図4のフローチャートを参照して以下説明する。
【0040】
CPUは電源の投入によって動作を開始し図4(a)のメインルーチンの処理を実行し、その最初のステップS1において負荷制御処理を行う。この負荷制御処理においては、操作スイッチ7a,7b…を監視し、オン操作された操作スイッチがあるときにはその操作スイッチに対応した負荷6a,6b…に接続されているリレー101a,101b…を閉成あるいは開成するように出力ポートの出力レベルを切り換える。その後ステップS2に進んで後述する異常電流検出処理を行ってからステップS3に進んでステップS2の異常電流検出処理の結果によって電源遮断処理を行い、上記負荷接続処理に戻る。
【0041】
上記異常電流検出処理においては、図4(b)のサブルーチンの処理を行い、その最初のステップS2aにおいて各負荷駆動線5a,5b…に流れる電流検出を行う。このために電流検知手段としての電流検知抵抗102a,102b…の両端の電圧をA/D変換して順次読み込む。その後ステップS2bに進んでこの読み込んだ電流値が異常電流に相当するものであるかどうかを判定する。この判定は具体的には、負荷駆動線5a,5b…に接続されている負荷に対応する不揮発性メモリ104中の電流−遮断時間が格納されているかどうかによって行う。
【0042】
もし読み込んだ電流値に対応する遮断時間が格納されているときにはステップS2bの判定がYESとなってステップS2cに進み、ここでRAM中の所定エリアに形成した遮断時間タイマが計時中であるかどうかを判定する。このステップS2cの判定がN0のとき、すなわち、遮断時間カウンタが計時中でないときにはステップS2dに進んで遮断時間カウンタの計時を開始させてからステップS2eに進む。
【0043】
上記ステップS2eにおいては、ステップS2dにおいて計時を開始した遮断時間タイマの計時時間が遮断時間に達したか否かを判定する。遮断時間タイマの計時時間が遮断時間に達しておらずステップS2eの判定がN0のときにはメインルーチンに戻る。遮断時間タイマの計時時間が遮断時間に達しているときにはステップS2fに進んでRAM中の所定エリアに形成した遮断フラグをオンしてからメインルーチンに戻る。なお、この遮断フラグはメインルーチンのテップS3の電源遮断処理において異常電流が流れている負荷に対応するリレーを開成して当該負荷への電源供給を遮断するために利用される。
【0044】
一方、上記ステップS2bの判定がN0のときにはステップS2gに進んで上記ステップS2dにおいて計時開始させた遮断時間カウンタの計時を終了させてからメインルーチンに戻る。このステップS2gにおいて遮断時間タイマの計時を終了させて計時をリセットすることによって、遮断時間継続しない異常電流に対して有効に対応することができる。
【0045】
図4のフローチャートを参照して行った動作の説明から明きらかなように、μCOM103のCPUは、電流検知手段としての電流検知抵抗102a,102b…が過大電流を検知したとき、その大きさに対応した記憶手段としてのRAM中の電流−遮断時間データの遮断時間後に、スイッチング手段としてのリレー101a,101b…の制御入力としてのリレーコイルLに電流を流すような信号を出力してリレーのリレー接点Cを開成し、負荷駆動線5a,5b…を通じての負荷6a,6b…への電源供給を遮断するように制御する制御手段103aとして働いている。
【0046】
なお、上述した実施の形態では、リレー101a,101b…は操作スイッチ7a,7b…のオン・オフ操作に応じて閉成あるいは開成するようになっているが、負荷6a,6b…が自身に電源オン・オフスイッチを内蔵し、例えばイグニッションスイッチのオン操作によって電源が供給されるようになっているようなもののときには、イグニッションスイッチのオン操作によってリレー101a,101b…を閉成し、異常な過大電流の検出によって開成するようにすればよい。また、負荷6a,6b…がライティングスイッチのオン操作によって点灯される前照灯、尾灯などであるときにも、同様の構成を採用することができる。
【0047】
また、上述の実施の形態では、各負荷に1つのリレーを対応して設けているが、図5に示すように、1つのリレー201を通じて複数の負荷駆動線5a,5b…に電源を分配供給するようにすることもできる。この例は、負荷6a,6b…がライティングスイッチ7のオン操作によって点灯される前照灯、尾灯などである場合に有効に適用できる。この例では、リレー201と各負荷駆動線5a,5b…との間に電流検知抵抗202a,202b…を挿入し、これらの電流検知抵抗202a,202b…の両端の電圧をμCOM203のCPUによって監視することによって、各負荷駆動線5a,5b…に流れる過大電流を検出するとともにその大きさを読み込んで遮断時間を決定し、遮断時間後にリレー201を開成して負荷6a,6b…への電源供給を遮断する。
【0048】
この実施の形態ではまた、電源遮断の原因となった過大電流が流れた負荷駆動線が一目で分かるようにμCOM203には、電源供給を遮断する原因となった過大電流が流れた負荷駆動線を判別する診断機能を持たせるとともに、その結果を表示する診断表示器205を接続している。診断表示器205は装置20に内蔵され、負荷駆動線に対応するインジケータ光源によって構成することができる。勿論、診断結果をデータ化して装置20の外の他の装置に伝送するようにしてもよい。
【0049】
この実施の形態では、電源の供給を遮断するリレーは1つしかないので、複数の負荷駆動線に過大電流を検出したときには、負荷駆動線及び負荷の保護上、電源遮断は最も短い遮断時間で行われなければならない。このため、異常電流の流れていない負荷の動作も一緒に停止されるという難点はあるものの、構成が単純でコスト上極めて有利である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた電流−遮断時間データを格納し、検知した電流が過大電流のとき、その大きさが入る領域に対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成し、負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御するので、過大電流が負荷駆動線に流れたとき、その大きさが入る領域に対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができ、電源供給効率の向上を図ることができる。
【0051】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1によるものの他に、負荷のオン・オフ操作に応じてスイッチング手段を閉成及び開成するようになっているので、負荷駆動線を過大電流から保護するため電源遮断を行うスイッチング手段を、負荷のオンオフ操作によって閉成及び開成されるスイッチング手段と併用させることができ、別個に設ける必要がなく、大幅なコストアップを招くことなく実現できる。
【0052】
請求項3に記載の発明によれば、複数の負荷にそれぞれ対応し、当該負荷の容量に応じた負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納し、検知した電流が過大電流のとき、過大電流が流れた負荷駆動線が接続される負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、スイッチング手段を開成し、過大電流の流れた負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御するので、過大電流が負荷駆動線に流れたとき、負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができ、しかも複数ある負荷の容量の異なる製品に対して記憶手段内の電流−遮断時間データを変更するだけで対応することができ、負荷容量の違いなどによるバリエーションを最小限の変更で対応できる。
【0053】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3によるもの他に、電流−遮断時間データを格納する記憶手段が着脱自在にかつ電気的に書き換え自在に外付けされた不揮発性メモリからなるので、記憶手段内の電流−遮断時間データを変更することが簡単に行うことができ、負荷容量の違いなどによるバリエーションを不揮発性メモリの変更で対応できる。
【0054】
請求項5に記載の発明によれば、複数の負荷にそれぞれ対応し、当該負荷の容量に応じた負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納し、検知した電流が過大電流のとき、過大電流が流れた負荷駆動線が接続される負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、スイッチング手段を開成し、全ての負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御するので、過大電流が流れる負荷駆動線が1本でもあれば、負荷とその大きさが入る領域とに対応した遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件にスイッチング手段を開成して負荷への電源供給を遮断するので、過大電流の流れた負荷の容量すなわち負荷駆動線の発煙特性にそくした遮断時間で電源遮断を行うことができ、しかも複数の負荷駆動線に対して1つのスイッチング手段が設けられているだけであるので構成が単純で、コストアップを招くことなく実現できる。
【0055】
請求項6に記載の発明によれば、電源供給を遮断する原因となった過大電流が流れた負荷駆動線を判別することで、全ての負荷への電源供給を遮断しても遮断の原因となった負荷あるいは負荷駆動線を簡単に見つけだすことができ、故障診断が非常に容易になる。
【0056】
請求項7に記載の発明によれば、診断結果を表示することで、全ての負荷への電源供給を遮断しても遮断の原因となった負荷あるいは負荷駆動線を直ちに知らせることができ、故障個所の発見を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用電源分配装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明による車両用電源分配装置の一実施の形態を示す図である。
【図3】図2の装置によって得られる効果を示すグラフである。
【図4】図2中のμCOMのCPUが行う処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明による車両用電源分配装置の他の実施の形態を示す図である。
【図6】従来の車両用電源分配装置の一例を示す図である。
【図7】図6の装置の問題点を説明するための図である。
【図8】図6の装置の問題点を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
1 バッテリ
3 電源線
5a,5b… 負荷駆動線
6a,6b… 負荷
7a,7b… 操作スイッチ
101a,101b… スイッチング手段(リレー)
102a,102b… 電流検知手段(電流検知抵抗)
103a 制御手段(CPU)
104 記憶手段(不揮発性メモリ)
201 スイッチング手段(リレー)
202a,202b… 電流検知手段(電流検知抵抗)
203b 診断手段(CPU)
203a 制御手段(CPU)
204 記憶手段(不揮発性メモリ)
205 表示手段(診断表示器)

Claims (7)

  1. 制御入力をもったスイッチング手段を有し、電源線を介してバッテリから供給を受けた電源を、前記スイッチング手段を介して負荷に接続された負荷駆動線に分配する車両用電源分配装置において、
    前記負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段と、
    前記負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた電流−遮断時間データを格納した記憶手段と、
    前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、その大きさが入る領域に対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用電源分配装置。
  2. 前記制御部は、前記負荷をオン・オフ操作する操作スイッチの操作に応じて前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を閉成及び開成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電源分配装置。
  3. 制御入力をもった複数のスイッチング手段を有し、電源線を介してバッテリから供給を受けた電源を、前記各スイッチング手段を介して負荷にそれぞれ接続された複数の負荷駆動線に分配する車両用電源分配装置において、
    前記各負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段と、
    前記各負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段と、
    前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、該過大電流が流れた前記負荷駆動線が接続される負荷とその大きさが入る領域とに対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、対応する前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用電源分配装置。
  4. 前記記憶手段が着脱自在にかつ電気的に書き換え自在に外付けされた不揮発性メモリからなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用電源分配装置。
  5. 電源線を介してバッテリから供給を受けた電源を、負荷にそれぞれ接続された複数の負荷駆動線に分配する車両用電源分配装置において、
    前記バッテリと前記複数の負荷駆動線との間に設けられた制御入力をもったスイッチング手段と、
    前記各負荷駆動線に流れる電流の大きさを検知する電流検知手段と、
    前記各負荷に対応し、当該負荷の容量に応じた前記負荷駆動線に流れる過大電流について電流範囲の異なる複数の領域を定めるとともに、該定めた各領域の過大電流が流れ続けたときに前記負荷駆動線が発煙する危険性のある時間に基づいて遮断時間を定めた複数の電流−遮断時間データを格納した記憶手段と、
    前記電流検知手段が過大電流を検知したとき、該過大電流が流れた前記負荷駆動線に接続される負荷の容量とその大きさが入る領域とに対応した前記記憶手段中の前記遮断時間の間、当該過大電流が流れ続けたことを条件に、前記スイッチング手段の制御入力に信号を出力して該スイッチング手段を開成し、前記負荷駆動線を通じての負荷への電源供給を遮断するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用電源分配装置。
  6. 前記電源供給を遮断する原因となった過大電流が流れた負荷駆動線を判別する診断手段を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用電源分配装置。
  7. 前記診断手段による診断結果を表示する表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用電源分配装置。
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