JPH09275635A - 電力分配システム - Google Patents

電力分配システム

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Publication number
JPH09275635A
JPH09275635A JP8082894A JP8289496A JPH09275635A JP H09275635 A JPH09275635 A JP H09275635A JP 8082894 A JP8082894 A JP 8082894A JP 8289496 A JP8289496 A JP 8289496A JP H09275635 A JPH09275635 A JP H09275635A
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JP
Japan
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power
power supply
line
distribution
power line
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Application number
JP8082894A
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English (en)
Inventor
Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
Motonori Kido
元則 城戸
Hideaki Toyama
秀明 外山
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーの電力消耗を防止する。 【解決手段】 各電気接続箱内の補助電源41を充電し
ているとき以外の車両未使用時、制御部40は、スイッ
チ手段35bを制御して幹線20を遮断することで電源
部からの各種負荷への電力供給を停止している。このと
き、システム未使用時にも電力供給が必要な各種負荷に
対しては補助電源41からの電力供給が可能である。こ
れにより、電源部の電力消耗が防止されると共に、幹線
20にショートや漏電などの異常が発生していたとして
もそのことによる電源部の電力消耗も防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両などに
適応され、各種電装品負荷などに対して電力の分配供給
を制御する電力分配システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車載用電力分配システム
は、各種スイッチを操作して各種電装品負荷に電力供給
しその電装品負荷を駆動させるためのシステムである。
これらのスイッチおよび各種電装品負荷の車両上の配置
については、図6に示すように概ね決まっている。
【0003】図6は従来の車載用電力分配システムの電
力供給構成を示す車体イメージ図である。
【0004】図6において、車体1は、例えばエンジン
などを搭載した前方部のエンジンルーム2と、このエン
ジンルーム2の後方に配設された運転席および客席を含
む乗車室3と、この乗車室3の後方部に配設されたトラ
ンクルーム4とに分かれている。このエンジンルーム2
には、所定電圧の電力を供給するバッテリー5およびオ
ルタネーター6などの電源部、この電源部に接続され、
この電源部から供給された電力を分配しているジョイン
トボックス(J/B)である電気接続箱7、およびヘッ
ドランプやテール・クリアランスランプなどのランプ類
などの各種負荷が配設されている。また、乗車室3に
は、電気接続箱7に接続され、この電気接続箱7から供
給された電力をさらに各種負荷に分配するジョイントボ
ックス(J/B)である電気接続箱8、この各種負荷と
してのメータ類のイルミネーションやオーディオのイル
ミネーション、および操作可能な各種スイッチ類などが
配設されている。さらに、トランクルーム4には電気接
続箱8に接続された負荷としてのバックライトなどのラ
ンプ類などが配設されている。
【0005】このバッテリー5は充放電可能であり、例
えばエンジンスタートモータに対するエンジン始動時な
どエンジン停止時の電力供給源である。また、バッテリ
ー5は、車両の停車または未使用時においても常に、車
両に点在して配置されている各種電装品負荷に対して電
力供給している。例えばコントロールユニット(EC
U)、ラジオおよび時計などの各種電装品負荷は、その
メモリ機能などを常に正常に動作させている必要がある
ため、車両が停車しているかまたは未使用な場合であっ
ても常にヒューズやヒュージブルリンク(F/L)など
の保護回路を介して電力供給され続けるようになってい
る。
【0006】また、オルタネーター6は、エンジンの回
転により発電するエンジン動作時の電力供給源である。
このオルタネーター6の発電による電力供給に対応する
ために、各種負荷として電力消費量の大きい例えばエア
ーコンディショナーやヘッドライトなどの各電装品は、
その使用頻度や消費電力量に応じて、エンジンの回転数
を変化させるようにしている。
【0007】さらに、これらの電気接続箱7,8には、
ヒューズやヒュージブルリンク(F/L)などの保護回
路としての電流制限回路や、リレー回路などのスイッチ
ング回路などが設けられている。エアーコンディショナ
ーなどの駆動電流の大きい電装品では、操作スイッチで
直接動作させずに、電流容量の大きいリレー接点や電力
用半導体スイッチなどを介して導通させるようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載用電力
分配システムでは、長期間の車両使用によって老朽化
し、バッテリー5の電力が消耗して低下しエンジンがか
からないなどの問題があった。また、例えばECU、ラ
ジオおよび時計などの各種電装品負荷に対して、車両が
停車しているかまたは未使用な場合であってもそのメモ
リ機能を正常に働かせるために常にバッテリー5から電
力供給しており、長期間の車両使用によって、車両走行
中の振動などによる他部品との干渉および電線同志の摩
耗、ドアの屈曲などによる電線の断線やそれによるボデ
ィとの短絡などの異常が発生した場合に、車両未使用に
よって、そのショートや漏電などの異常でバッテリー5
の電力が消耗して低下しエンジンがかからないなどの問
題があった。
【0009】また、バッテリー5が、例えばECU、ラ
ジオおよび時計などの各種電装品負荷に対して、車両が
停車しているかまたは未使用な場合であっても常に電力
を供給し続けているために、車両が長期間停車している
かまたは未使用な場合、バッテリー5の電力が消耗して
低下しエンジンがかからないなどの問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、バッテリーの電力消耗を防止することができる電力
分配システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電力分配システ
ムは、複数の各種負荷に電力分配する電力分配部が複数
配設されており、前記複数の電力分配部のうち少なくと
もいずれかに電源部が電力線を介して接続されていると
共に、前記複数の電力分配部がそれぞれ電力線で電力供
給されている電力分配システムにおいて、前記電力分配
部に、前記電源部から前記電力線を介して充電可能であ
ると共に、複数の各種負荷に電力供給する補助電源と、
前記電力線の導通をオンオフするスイッチ手段と、シス
テム使用時からシステム未使用時に、前記スイッチ手段
を制御して前記電力線を遮断することにより前記電源部
から各種負荷への電力供給を前記補助電源から各種負荷
への電力供給に切り換え制御する制御手段とが配設され
ているものである。
【0012】この構成により、システム使用時からシス
テム未使用時に、制御手段は、スイッチ手段を制御して
電力線を遮断して電源部からの各種負荷への電力供給を
停止し、補助電源から各種負荷に電力供給するように切
り換え制御するので、電源部の電力消耗が防止されると
共に、電源部と電力分配部間、および各電力分配部間の
電力線にショートや漏電などの異常が発生していたとし
てもそのことによる電源部の電力消耗も防止され、か
つ、電力供給が必要な各種負荷に対しては補助電源から
の電力供給が可能である。つまり、システム未使用時に
も電力供給が必要な例えばオーディオや中央演算処理装
置(CPU)のメモリ部などの各種負荷に対しては補助
電源からの電力供給が可能である。したがって、電源部
の電力が低下し過ぎてエンジンがかからないなどの問題
は抑制されることになる。
【0013】また、好ましくは、本発明の電力分配シス
テムにおける制御手段は、補助電源の充電量を監視して
この充電量が所定値まで減ったとき、および一定時間の
うち少なくとも何れか毎にスイッチ手段を制御してこの
スイッチ手段による電力線の遮断解除することにより補
助電源に電源部から充電する。
【0014】この構成により、システム未使用時に、電
力線の遮断を解除して補助電源を充電するので、常に電
力供給が必要な各種負荷に対して安定した補助電源から
の電力供給が得られると共に、電力線で短絡や漏電など
の異常が発生し得る状態にあっても、この補助電源への
充電時のみの発生となって、電源部の電力消耗はより防
止されることになる。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の電力分配シ
ステムにおける制御手段は、補助電源への充電時に電源
部の残電力量を監視してこの残電力量が所定値以下のと
き、および所定期間以上のシステム未使用のときのうち
少なくとも何れかのときにスイッチ手段を制御して、補
助電源充電時の電力線の遮断解除を停止すると共に、補
助電源による特定負荷への電力供給を遮断するように制
御する構成としている。
【0016】この構成により、電源部の残電力量が所定
値以下であるかまたは/および所定期間以上のシステム
未使用な場合に補助電源への充電を停止するので、電源
部の電力量が低下し過ぎてエンジンがかからないという
問題は抑制されることになる。しかも、この場合に、エ
ンジン始動に不必要な特定負荷への補助電源による電力
供給も遮断するので、補助電源によるエンジン始動に必
要な特定負荷にのみ電力供給されることになる。
【0017】さらに、本発明の電力分配システムは、複
数の各種負荷に分配電力線をそれぞれ介して電力分配す
る電力分配部が複数配設されており、前記複数の電力分
配部のうち少なくともいずれかに電源部が電力線を介し
て接続されていると共に、前記複数の電力分配部がそれ
ぞれ電力線で電力供給されている電力分配システムにお
いて、前記電力分配部に、前記電源部から前記電力線を
介して充電可能であると共に、前記電力線から分岐した
前記分配電力線をそれぞれ介して、複数の各種負荷にそ
れぞれ電力供給する補助電源と、前記電力線および分配
電力線の導通をそれぞれオンオフする複数のスイッチ手
段と、前記電力線および分配電力線の電流をそれぞれ検
知する複数の電流検知手段と、前記スイッチ手段および
電流検知手段からの情報に基づいて前記電力線および分
配電力線の異常を検知する異常検知手段と、この異常検
知手段で前記電力線に異常が検出された場合に、前記ス
イッチ手段を制御して、前記電力線を遮断すると共に、
安全確保に必要な負荷に接続された前記分配電力線のみ
導通するように制御し、また、前記異常検知手段で前記
分配電力線に異常が検出された場合に、前記スイッチ手
段を制御して前記異常が検出された分配電力線を遮断す
るように制御する制御手段とが配設されている。
【0018】この構成により、補助電源の充電時に、各
電力線や、各負荷に接続された各分配電力線の短絡や漏
電などの異常を監視しており、電力線に異常が検出され
た場合には、電力線を遮断すると共に、安全確保に必要
な負荷に接続された分配電力線のみ導通制御し、また、
異常検知部で分配電力線に異常が検出された場合には、
その分配電力線を遮断制御する。したがって、電源部の
電力消耗が防止され、かつ、安全確保に必要な負荷に対
しては補助電源からの電力供給が可能である。
【0019】さらに、好ましくは、車載用のワイヤーハ
ーネスで構成した電力分配システムであって、前記電力
供給部は電気接続箱で構成され、前記電気接続箱は車両
上の負荷近傍部位に配設されている。また、好ましく
は、電気接続箱毎に各種負荷に接続している。
【0020】これらの構成により、車載用のシステムに
容易に適応させることが可能となる。各種負荷毎の多く
の電力供給線とアース線よりなる電力線を引き回すこと
なく1対の電力供給線とアース線よりなる主幹の電力線
だけで済む。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電力分配シス
テムの一実施形態について図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態における車載用
電力分配システムの電力供給構成を示す車体イメージ図
である。
【0023】図1において、車体11は、例えばエンジ
ンなどを搭載した前方部のエンジンルーム12と、この
エンジンルーム12の後方に配設された運転席および客
席を含む乗車室13と、この乗車室13の後方部に配設
されたトランクルーム14とに分かれている。
【0024】このエンジンルーム12には、所定電圧の
電力を供給するバッテリー15およびオルタネーター1
6などの電源部17およびジョイントボックス(J/
B)である電気接続箱18,19などが設けられてい
る。これらの電源部17と電気接続箱18間および電気
接続箱18,19間は幹線(電力線)20で接続可能に
構成されており、電気接続箱18には電源部17が接続
可能に構成されている。また、これらの電気接続箱1
8,19はそれぞれ、左右のランプ類などの各種負荷電
装品の近傍位置の車体幅方向両端部前方位置にそれぞれ
配設されており、電源部17から供給された電力をヘッ
ドランプやテール・クリアランスランプなどの各種電装
品負荷に電力供給線およびアース線よりなる支線(分配
電力線)を介して分配している。
【0025】また、乗車室13には、ジョイントボック
ス(J/B)である電気接続箱21,22が各種電装品
の近傍位置で車体幅方向両端部前方位置にそれぞれ配設
されている。この電気接続箱21は幹線20を介して電
気接続箱18,22に接続可能に構成され、また、この
電気接続箱22は幹線20を介して電気接続箱19に接
続可能に構成されている。これらの電気接続箱21,2
2は、電気接続箱18,19から供給され得る電力をさ
らに各種電装品負荷に電力供給線およびアース線よりな
る支線を介して分配すると共に、各種操作スイッチにス
イッチ信号線を介して接続している。
【0026】さらに、トランクルーム14には、ジョイ
ントボックス(J/B)である電気接続箱23が各種電
装品負荷の近傍位置で車体幅方向両端部前方位置に配設
されている。この電気接続箱23は幹線20を介して電
気接続箱22に接続されている。この電気接続箱23
は、電気接続箱22から供給された電力をさらにバック
ライトなどの各種電装品負荷に電力供給線およびアース
線よりなる支線を介して分配している。
【0027】さらに、複数の各種電装品負荷に電力分配
する電力分配部としての電気接続箱18,19,21〜
23はそれぞれ、負荷が集中する車両最適部位に配設さ
れており、電気接続箱18は電源部17から電力供給さ
れており、電気接続箱19,21,22はそれぞれ2系
統の幹線20を介して電気接続箱18から電力供給可能
である。また、上記幹線20は電力供給線およびアース
線よりなる電力線に加えて多重通信線よりなる信号線を
有している。これらの電力供給線およびアース線は各1
本の合計2本で構成されている。さらに、各種電装品負
荷への電力供給および他の電気接続箱への制御信号の送
信は電気接続箱18,19,21〜23からそれぞれ行
われている。
【0028】図2は図1の電気接続箱19,21の概略
内部構成例を示すブロック図である。なお、これらの電
気接続箱19,21が2系統の幹線20で接続可能に構
成されているのに対して、図1の電気接続箱18,22
は3系統の幹線20で接続可能に構成されており、ま
た、図1の電気接続箱23は1系統の幹線20で接続可
能に構成されている点が違っており、他の要部は同様に
構成されている。
【0029】図2において、電気接続箱18,19,2
1〜23にはそれぞれ、他の電気接続箱に多重通信線3
1を介して接続されている多重ユニット32と、他の電
気接続箱からの電力供給線33およびアース線34より
なる幹線20から分岐して各種負荷に電力分配する分配
電力供給線毎に設けられたスイッチ手段35aと、幹線
20の分岐部に設けられたスイッチ手段35bと、この
分配電力供給線および分配アース線に設けられた電流セ
ンサ36aと、幹線20の分岐部近傍に設けられた電流
センサ36bと、これらの電流センサ36a,36bに
接続された電流検知部37と、スイッチ手段35a,3
5bに接続されてスイッチ手段35a,35bをオンオ
フ制御するスイッチ制御部38と、これらの電流検知部
37およびスイッチ制御部38の情報からショートや漏
電などの経路上の異常を検出する検出部39と、これら
の各部材を制御するCPUおよびタイマ40aなどより
なる制御部40と、幹線20に接続されて電気接続箱毎
に分配接続される各種電装品負荷に対して電力供給可能
であると共に充電可能な小型の2次電源(蓄電池や電気
二重層コンデンサなど)である補助電源41とが配設さ
れている。
【0030】この多重ユニット32は、電気接続箱間で
の各種検出データの送受信を多重通信にて行っており、
例えばアクセサリモード信号、イグニションモード信
号、各種負荷に対するスイッチ信号などの各種データ情
報を、外部ネットワークである多重通信線31を介して
多重電送するか、または多重電送されてきた上記データ
情報を受信した後に制御部40を経てスイッチ制御部3
8に制御信号を出力し、スイッチ制御部38は、例えば
その制御信号がスイッチ信号の場合には、その受信した
スイッチ信号に対応する負荷のスイッチ手段35a,3
5bを導通制御する。このとき、各種負荷は必ずしも操
作スイッチのスイッチ信号と1対1に対応しておらず、
2個以上の組合せでその動作が決定されるものもある。
【0031】また、スイッチ手段35a,35bは、電
解効果トランジスタや電力用トランジスタなどの半導体
スイッチ、その他の電子スイッチまたはリレーなどで構
成されており、他の電気接続箱からの電力供給線33お
よびアース線34よりなる幹線20から、各種電装品負
荷としての例えばオーディオや中央演算処理装置(CP
U)などのメモリ部42、スイッチ43およびランプ類
44などに至る電力供給経路(電力供給線33およびア
ース線34、分配電力供給線)を導通または遮断(オン
オフ)している。このスイッチ手段35aは各種電装品
負荷毎の分配電力供給線に設けられており、スイッチ手
段35bは幹線20の分岐部に設けられている。このメ
モリ部42は車両未使用時にも電力供給が必要な電装品
負荷である。
【0032】さらに、電流センサ36a,36bは、カ
レントトランス(CT)または熱電対やサーミスタなど
による熱検出部材、シャント抵抗、ホール素子などで構
成されており、電流センサ36aは各種電装品負荷毎の
各分配電力供給線および分配アース線にそれぞれ流れる
電流に応じた検出出力し、電流センサ36bは幹線20
の電力供給線33およびアース線34にそれぞれ流れる
電流に応じた検出出力をする。これらの電流センサ36
a,36bが接続される電流検知部37は、電流センサ
36a,36bからの検出出力に基づいて電流レベルを
検知する。これらの電流センサ36a,36bおよび電
流検知部37により電流検知手段が構成されている。
【0033】さらに、スイッチ制御部38はスイッチ手
段35aに対して、正常時はスイッチ信号に応じた負荷
に電力供給するように導通制御されており、また、異常
時はその電力供給を遮断するように制御されている。ま
た、スイッチ制御部38はスイッチ手段35bに対し
て、電源部17と電気接続箱18間、各電気接続箱間の
電力供給線33およびアース線34の導通または遮断を
制御しており、正常時には所定経路選択的に常時通電可
能であり、異常時にはその幹線20が遮断される構成と
なっている。
【0034】さらに、異常検出手段としての検出部39
は、電流検知部37からの情報の一致検出によって幹線
20および支線部に発生したショートおよび漏電などの
異常を検出している。また、この検出部39は、制御部
40がスイッチ信号を検知し、そのスイッチ信号に応じ
て負荷への電力供給を可能にしたにもかかわらず、各種
負荷毎の分配電力供給線および分配アース線に電流が流
れないことを電流センサ36aが検出した場合に、その
負荷またはその負荷の分配電力供給線および分配アース
線の断線または負荷異常か、それよりも上流側の断線ま
たは負荷異常であると判断する。さらに、検出部39
は、各電気接続箱内にて幹線20の電力供給線33およ
びアース線34を流れる電流量を電流センサ36b個々
に監視し、スイッチ手段35bが導通しており、かつ電
流閉回路が形成されているにもかかわらず、電流センサ
36bのうちの何れかで電流が流れない場合に、電流が
流れない個所の幹線20の電力供給線33またはアース
線34が断線または負荷異常であると判断する。
【0035】さらに、エンジンが駆動している車両使用
時(システム使用時)において、制御部40は、スイッ
チ制御部38を介してスイッチ手段35a,35bを導
通制御して、電源部17から幹線20を介して各種電装
品負荷に電力を分配供給すると共に、補助電源41に対
しては充電するようにしている。また、この車両使用時
において、制御部40は、幹線20などの幹線部経路上
でショートなどの異常を検出部39を介して検出した場
合、幹線20での電力供給が危険であると判断し、バッ
テリー15から幹線20を介した各種電装品負荷への電
力供給を停止するようにスイッチ制御部38を介してス
イッチ手段35bを制御して電源部17および全幹線2
0を遮断すると共に、補助電源41から各種電装品負荷
としての、乗員の安全確保に必要なシステムのみに電力
供給するようにスイッチ制御部38を介してスイッチ手
段35aを切り換え制御する。この乗員の安全確保に必
要なシステムとしては、エアーバック、ドアロック解
除、ハザードランプおよびルームランプ、さらには車両
を安全な場所まで移動させるためのエンジン駆動システ
ムなどがある。
【0036】また、エンジンが停止している車両未使用
時(システム未使用時)において、制御部40は、電源
部17および全幹線20を遮断するようにスイッチ制御
部38を介してスイッチ手段35bを切り換え制御す
る。つまり、制御部40は、電源部17による電力供給
から補助電源41による電力供給に切り換えて、オーデ
ィオやCPUなどのメモリ部に使用する電力などの常時
電力を必要とする電装品負荷に、電気接続箱毎にそれぞ
れ補助電源41から電力供給する。また、この車両未使
用時において、制御部40にはタイマ40aが設けられ
ており、このタイマ40aにより一定時間(例えば本実
施形態では12時間)毎にバッテリー15から幹線20
を介して補助電源41に充電するように、制御部40は
スイッチ制御部38を介して幹線部のスイッチ手段35
bを導通させるように制御すると共に、補助電源41へ
の充電完了時(制御部40が補助電源41の充電量を監
視している)には補助電源41による電力供給に切り換
える。つまり、この充電時には、タイマ40aにより各
種電装品負荷への電力供給源を補助電源41からバッテ
リー15に切り換えていることになる。さらに、車両が
長期間未使用の状態が続いた場合、バッテリー上がりを
防止するために、制御部40は、タイマ40aにより一
定の車両未使用期間(例えば本実施形態では2週間)経
過後に補助電源41からエンジン始動に不必要な全電装
品負荷への電力供給を遮断するように、スイッチ制御部
38を介してスイッチ手段35aを切り換え制御する。
【0037】さらに、車両未使用時の補助電源41への
充電時には、制御部40は、必要とする電装品負荷のシ
ョートなどの故障診断動作を実行し、ショートなどの異
常を検知した場合にその異常部分をスイッチ制御部38
を介してスイッチ手段35aを遮断することで切離し制
御をする。また、この車両未使用時において、バッテリ
ー15の残電力量を検知して監視しており、バッテリー
15の残電力量が少なくなって容易にエンジンを始動で
きる電力容量以下になるような場合、制御部40は、電
源部17および全幹線20を遮断するようにスイッチ制
御部38を介してスイッチ手段35bを制御して補助電
源41への充電をしないようにすると共に、エンジン始
動に不必要な特定の電装品負荷への電力供給を遮断する
ようにスイッチ制御部38を介してスイッチ手段35a
を切り換え制御する。
【0038】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。図3は図2の電気接続箱の動作を説明するための動
作流れ図、図4は図2の電気接続箱の車両使用時の内部
状態を示すブロック図、図5は図2の電気接続箱の車両
未使用時の内部状態を示すブロック図である。
【0039】図3および図4に示すように、車両のドア
ロックが解除されてエンジンが駆動される車両使用時
(S1)には、ジョイントボックス(J/B)である電
気接続箱18は電源部17から電力供給を受けており、
この電気接続箱18から幹線20を介してジョイントボ
ックス(J/B)である電気接続箱19または21さら
に電気接続箱22,23に電力を供給している。これら
の電気接続箱18,19,21〜23においてそれぞ
れ、幹線20の電力供給線33から各種電装品負荷にそ
の駆動用の電力が分配電力供給線を介して分配供給され
ている(S2)。また、これらの電気接続箱18,1
9,21〜23においてそれぞれ、各種電装品負荷毎に
分配供給された電力は各種電装品負荷を駆動させた後
に、分配アース線を介して幹線20のアース線34で統
合されて流れ出ていく。
【0040】このとき、各電気接続箱毎に操作スイッチ
の切り換え状態を示すスイッチ信号を制御部40が検出
し、この制御部40はスイッチ制御部38を介してその
スイッチ信号に対応する負荷のスイッチ手段35aを導
通または遮断するようにオンオフ制御をすると共に、検
出したスイッチ信号を制御部40さらに多重ユニット3
2を介して外部ネットワークである多重通信線31に多
重電送するか、または多重電送されてきた上記スイッチ
信号を受信した後、制御部40を経てスイッチ制御部3
8に制御信号を出力し、受信したスイッチ信号に対応す
る負荷のスイッチ手段35a,35bを導通または遮断
するようにオンオフ制御する。
【0041】また、制御部40によりスイッチ手段35
bが導通制御されて補助電源41は電源部17のバッテ
リー15およびオルタネーター16から幹線20を介し
て充電されていると共に、各種電装品負荷への電力供給
源はバッテリー15およびオルタネーター16からの電
力供給とされている。また、交通事故などによって幹線
20の一部分が破損してショートなどの異常が発生した
場合には、バッテリー15およびオルタネーター16か
らこの幹線20を介して電力供給することは不可能であ
り危険である。このような場合には、ショートなどの異
常が発生した幹線部分を、各電流検知部37およびスイ
ッチ制御部38からの情報によって検出部39が異常検
知し(S3)、この異常検知に基づいて、制御部40
は、スイッチ制御部38を介してスイッチ手段35bを
制御して、電源部17および全幹線20を遮断する(S
4)。その後、制御部40は、スイッチ制御部38を介
して、乗員の安全確保に必要なシステムである各種電装
品負荷に対応したスイッチ手段35aだけを導通制御す
る(S5)。
【0042】次に、図3〜図5に示すように、キーが抜
かれ操作スイッチがオフされドアが閉じられてドアロッ
クされた車両未使用時(S11)には、制御部40は、
スイッチ手段35bを制御して補助電源41から電力供
給に切り換えると共に、スイッチ制御部38を介して、
オーディオやCPUなどのメモリ部に使用する、常に電
力を必要とする電装品負荷に対応したスイッチ手段35
aだけを導通制御して、補助電源41から電力供給する
ようにしている(S12)。
【0043】また、タイマ40aによって一定時間が計
時される(S13)。この計時毎に、制御部40はスイ
ッチ制御部38を介して幹線部のスイッチ手段35bを
導通させるように制御すること(S14)で、バッテリ
ー15から幹線20を介して補助電源41に充電する
(S15)。さらに、制御部40は補助電源41の充電
量を検知して監視しており、この充電完了時(S16)
には、スイッチ制御部38を介して幹線部のスイッチ手
段35bを遮断させるように制御することで、再び補助
電源41による電力供給に切り換える(S17)。さら
に、車両の長期間未使用状態が続いた場合、タイマ40
aによって一定の長い期間が計時される(S18)。こ
の計時期間(本実施形態では2週間)の経過後に、バッ
テリー上がりを防止するために、制御部40は、スイッ
チ制御部38を介してエンジン始動に不必要な特定の各
負荷に対する全スイッチ手段35aを遮断制御して補助
電源41から各種電装品負荷への電力供給を遮断する
(S19)。
【0044】その後、制御部40はドアロック信号を検
出してドアのロック状態を監視しており(S20)、運
転者が車両を使用する際にはそのドアロックが解除さ
れ、制御部40はそのドアロック解除信号を検出する
(S21)。この制御部40によるドアロック解除信号
の検出によって、制御部40はスイッチ制御部38を介
して幹線部のスイッチ手段35bを導通させるように制
御することで、電源部17による各種電装品負荷への電
力供給に切り換える(S22)。
【0045】次に、車両未使用時の補助電源41への充
電時(S15)に、制御部40は、常時電力供給を必要
とする電装品負荷のショートなどの故障診断動作を実行
して、電装品負荷の経路においてショートなどの異常を
検知した場合(S31)に、スイッチ制御部38を介し
て、その異常部分に対応したスイッチ手段35aを遮断
制御する(S32)ことでその異常部分を切り離す。
【0046】また、車両未使用時の補助電源41への充
電時(S15)に、制御部40はバッテリー15の残電
力量を検知して監視しており(S33)、バッテリー1
5の残電力量が少なくなって容易にエンジンを始動でき
る容量以下になるような場合、制御部40は、スイッチ
制御部38を介して、電源部17および全幹線20を遮
断するようにスイッチ手段35bを切り換え制御して補
助電源41から電力供給する(S34)。さらに、制御
部40は、スイッチ制御部38を介してスイッチ手段3
5aを制御して、エンジン始動に不必要な電装品負荷へ
の電力供給を遮断する(S35)。このとき、補助電源
41への充電はできない。
【0047】その後、制御部40はドアロック信号を検
出してドアのロック状態を監視しており(S36)、運
転者が車両を使用する際にはそのドアロックが解除さ
れ、制御部40はそのドアロック解除信号を検出する
(S37)。この制御部40によるドアロック解除信号
の検出によって、制御部40はスイッチ制御部38を介
して、幹線部のスイッチ手段35bを導通させるように
制御することで、電源部17による各種電装品負荷への
電力供給に切り換える(S38).さらに、制御部40
はスイッチ制御部38を介して、エンジン始動に必要な
負荷以外はスイッチ手段35aを遮断させるように制御
すること(S40)で、エンジンの始動を可能としてい
る。
【0048】したがって、車両の未使用時に、各電気接
続箱内の補助電源41を充電しているとき以外は、電気
接続箱間の幹線20は導通不可能な状態になっているた
め、バッテリー15の電力消耗を防止することができ、
特に、幹線20で短絡や漏電などの異常が発生し得る状
態にあっても、このときには幹線20での短絡や漏電な
どの異常は発生せず、この補助電源41への充電時のみ
の発生となって、バッテリー15の電力消耗をより防止
することができるものである。しかも、電力供給が必要
な各種負荷に対しては補助電源から電力供給を受けるこ
とができる。つまり、システム未使用時にも電力供給が
必要な例えばオーディオや中央演算処理装置(CPU)
のメモリ部などの各種負荷に対しては補助電源からの電
力供給が可能である。したがって、バッテリー15の電
力が低下し過ぎてエンジンがかからないなどの問題を抑
制することができるものである。
【0049】また、システム未使用時に補助電源41を
充電するため、常に電力供給が必要な各種負荷に対して
安定に電力供給がすることができると共に、その幹線2
0で短絡や漏電などの異常が発生し得る状態にあって
も、この補助電源41への充電時のみの異常発生となっ
て、電源部17の電力消耗をより防止することができ
る。また、電気接続箱内の補助電源41を充電している
ときは、故障診断システムにより各幹線20や、各負荷
に接続された各分配電力線の短絡や漏電などの異常を監
視しており、幹線20に異常が検出された場合には、幹
線20を遮断すると共に、安全確保に必要な負荷に接続
された分配電力線のみ導通制御し、また、検知部39で
分配電力線に異常が検出された場合には、その分配電力
線を遮断制御する。したがって、電源部17の電力消耗
が防止されると共に運転者にはその異常が警告される。
【0050】さらに、制御部40はバッテリー15の残
電力量を検知して監視しており、バッテリー15の残電
力量が少なくなって容易にエンジンを始動できる電力量
以下になるような場合や、車両が長時間未使用な場合に
も、電気接続箱内の補助電源41への充電を停止するた
め、バッテリー15の電力量が低下し過ぎてエンジンが
かからないなどの問題などを抑制することができるもの
である。しかも、この場合に、エンジン始動に不必要な
特定負荷への補助電源による電力供給も遮断するので、
エンジン始動に必要な特定負荷にのみ補助電源から電力
供給されることになる。
【0051】なお、上記本実施形態では、タイマ40a
により一定時間毎にバッテリー15から幹線20を介し
て補助電源41に充電するようにしたが、図3の点線部
分の補助電源41への充電動作(S51)に示すよう
に、補助電源41の残電力量が所定値まで少なくなった
ときに、バッテリー15から幹線20を介して補助電源
41の充電量のみを供給するようにしてもよく、また、
上記一定時間毎の充電と、補助電源41の残電力量が所
定値まで少なくなったときの充電とを共に動作させるよ
うにしてもよい。この場合、電気接続箱内に設けた制御
ユニットである制御部40により補助電源41の充電量
を検知し、補助電源41の残電力量が所定値まで少なく
なったときに、幹線20の遮断を解除して補助電源41
の充電量のみを供給する。補助電源41の充電量が最大
になった時点で幹線20を遮断して補助電源41による
電力供給に切り換えるようにする。この場合にも上記実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】また、上記本実施形態では、車両が長時間
未使用な場合に、電気接続箱内の補助電源41への充電
を停止し、かつエンジン始動に不必要な特定負荷への補
助電源による電力供給を遮断するように構成したが、電
気接続箱内の補助電源41への充電を停止し、かつ全負
荷への補助電源による電力供給を遮断するように構成し
てもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、システム
未使用時に、電力線を遮断して電源部から補助電源によ
る電力供給に切り換え制御するため、電源部の電力消耗
を防止することができると共に、電源部と電力分配部
間、および各電力分配部間の電力線にショートや漏電な
どの異常が発生していたとしてもそのことによる電源部
の電力消耗をも防止することができ、かつ、電力供給が
必要な各種負荷に対しては補助電源から電力供給を受け
ることができる。これによって、電源部の電力が低下し
過ぎてエンジンがかからないという問題などを抑制する
ことができるものである。
【0054】また、システム未使用時に補助電源を充電
するため、常に電力供給が必要な各種負荷に対して安定
に電力供給がすることができると共に、その電力線で短
絡や漏電などの異常が発生し得る状態にあっても、この
補助電源への充電時のみの異常発生となって、電源部の
電力消耗をより防止することができる。
【0055】さらに、電源部の残電力量が所定値以下で
あるか、所定期間以上のシステム未使用な場合に補助電
源への充電を行わないため、電源部の電力量が低下し過
ぎてエンジンがかからないという問題などを抑制するこ
とができる。しかも、この場合に、例えばエンジン始動
に不必要な特定負荷への補助電源による電力供給も遮断
するので、エンジン始動に必要な特定負荷にのみ電力供
給することができて補助電源の消耗も少なくなる。
【0056】さらに、補助電源の充電時に、各電力線や
各分配電力線の異常を監視しており、電力線に異常が検
出された場合には、電力線を遮断しかつ安全確保に必要
な分配電力線のみ導通制御し、また、異常検知手段で分
配電力線に異常が検出された場合には、その分配電力線
を遮断制御するため、電源部の電力消耗をより防止する
ことができ、かつ、安全確保に必要な負荷に対して補助
電源から電力供給することができるものである。
【0057】さらに、本発明のシステムは車載用のシス
テムに容易に適応させることができる。また、電気接続
箱は車両上の負荷が集中する負荷近傍部位に配設されて
いるため、各種負荷毎の多くの電力供給線とアース線よ
りなる電力線を引き回すことなく1対の電力供給線とア
ース線よりなる主幹の電力線だけを配線すればよく、ス
ペース面や各種トラブルの面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車載用電力分配シ
ステムの電力供給構成を示す車体イメージ図である。
【図2】図1の電気接続箱の概略内部構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2の電気接続箱の動作を説明するための動作
流れ図である。
【図4】図2の電気接続箱の車両使用時の内部状態を示
すブロック図である。
【図5】図2の電気接続箱の車両未使用時の内部状態を
示すブロック図である。
【図6】従来の車載用電力分配システムの電力供給構成
を示す車体イメージ図である。
【符号の説明】
15 バッテリー 17 電源部 18,19,21〜23 電気接続箱 31 多重通信線 32 多重ユニット 33 電力供給線 34 アース線 35a,35b スイッチ手段 36a,36b 電流センサ 37 電流検知部 38 スイッチ制御部 39 検出部 40 制御部 40a タイマ 41 補助電源 42 メモリ部 43 スイッチ 44 ランプ類
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/00 302 H02J 7/00 302D (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 外山 秀明 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各種負荷に電力分配する電力分配
    部が複数配設されており、前記複数の電力分配部のうち
    少なくともいずれかに電源部が電力線を介して接続され
    ていると共に、前記複数の電力分配部がそれぞれ電力線
    で電力供給されている電力分配システムにおいて、前記
    電力分配部に、前記電源部から前記電力線を介して充電
    可能であると共に、複数の各種負荷に電力供給する補助
    電源と、前記電力線の導通をオンオフするスイッチ手段
    と、システム使用時からシステム未使用時に、前記スイ
    ッチ手段を制御して前記電力線を遮断することにより前
    記電源部から各種負荷への電力供給を前記補助電源から
    各種負荷への電力供給に切り換え制御する制御手段とが
    配設されている電力分配システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記補助電源の充電量
    を監視してこの充電量が所定値まで減ったとき、および
    一定時間のうち少なくとも何れか毎に前記スイッチ手段
    を制御してこのスイッチ手段による電力線の遮断解除す
    ることにより前記補助電源に前記電源部から充電する構
    成とした請求項1記載の電力分配システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記補助電源への充電
    時に前記電源部の残電力量を監視してこの残電力量が所
    定値以下のとき、および所定期間以上のシステム未使用
    のときのうち少なくとも何れかのときに前記スイッチ手
    段を制御して、前記補助電源充電時の電力線の遮断解除
    を停止すると共に、前記補助電源による特定負荷への電
    力供給を遮断するように制御する構成とした請求項2記
    載の電力分配システム。
  4. 【請求項4】 複数の各種負荷に分配電力線をそれぞれ
    介して電力分配する電力分配部が複数配設されており、
    前記複数の電力分配部のうち少なくともいずれかに電源
    部が電力線を介して接続されていると共に、前記複数の
    電力分配部がそれぞれ電力線で電力供給されている電力
    分配システムにおいて、前記電力分配部に、前記電源部
    から前記電力線を介して充電可能であると共に、前記電
    力線から分岐した前記分配電力線をそれぞれ介して、複
    数の各種負荷にそれぞれ電力供給する補助電源と、前記
    電力線および分配電力線の導通をそれぞれオンオフする
    複数のスイッチ手段と、前記電力線および分配電力線の
    電流をそれぞれ検知する複数の電流検知手段と、前記ス
    イッチ手段および電流検知手段からの情報に基づいて前
    記電力線および分配電力線の異常を検知する異常検知手
    段と、この異常検知手段で前記電力線に異常が検出され
    た場合に、前記スイッチ手段を制御して、前記電力線を
    遮断すると共に、安全確保に必要な負荷に接続された前
    記分配電力線のみ導通するように制御し、また、前記異
    常検知手段で前記分配電力線に異常が検出された場合
    に、前記スイッチ手段を制御して前記異常が検出された
    分配電力線を遮断するように制御する制御手段とが配設
    されている電力分配システム。
  5. 【請求項5】 車載用のワイヤーハーネスで構成した電
    力分配システムであって、前記電力供給部は電気接続箱
    で構成され、前記電気接続箱は車両上の負荷近傍部位に
    配設されている請求項1〜4のうち何れかに記載の電力
    分配システム。
  6. 【請求項6】 前記電気接続箱毎に各種負荷に接続して
    いる請求項5記載の電力分配システム。
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