JP7398234B2 - 車載通信システムおよび電源制御方法 - Google Patents

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本発明は、車載通信システムおよび電源制御方法に関し、特に暗電流を低減するための技術に関する。
一般的に、車両上においては、主電源である車載バッテリやオルタネータ(発電機)と、車両上の様々な箇所に配置されている様々な種類の電装品との間が、電線の集合体であるワイヤハーネスを介してそれぞれ接続されている。したがって、車載バッテリが蓄積している電力を様々な電装品に電源電力として供給することができる。また、車両が駐車しているときであっても、例えばセキュリティ装置やオーディオ装置のような電装品は電源電力を必要とする可能性がある。したがって、車載バッテリの電力は、電源電力の供給経路をリレーなどを用いて遮断しない限り、駐車中であっても流出する。
そして、例えば駐車中に車載バッテリが蓄積している電力が枯渇するとエンジン始動ができなくなる。このようなバッテリ上がりを予防するために、車両上でエンジン停止時に暗電流として消費される電力を減らすための技術が存在する。
例えば、特許文献1の電源管理装置は、エンジン停止後も二次電池の状態を検出するとともに、装置自体の消費電力を低減するための技術を示している。具体的には、特許文献1の図1に示された構成において、暗電流監視装置11および二次電池状態検出装置13が備わっている。また、暗電流監視装置11と二次電池状態検出装置13との間がLIN(Local Interconnect Network)バスの通信線31を介して接続されている。また、暗電流監視装置11と複数のECU(電子制御ユニット)17、18、19との間がCAN(Controller Area Network)バスの通信線32を介して接続されている。暗電流監視装置11は、車両が停車中に、ECUおよび負荷等に流れる暗電流を監視し、必要に応じて負荷への電力の供給を制限または停止する機能を有する。
特開2018-170172号公報
しかしながら、特許文献1の技術では暗電流を監視するために専用の暗電流監視装置11をシステムに追加する必要があるため、コスト上昇の懸念がある。また、この装置は、システム全体の暗電流を監視できるが、例えばECU毎、あるいは負荷毎に発生する暗電流を個別に監視することはできない。
また、特許文献1の図1の構成では、暗電流監視装置11は、複数のECU17~19の暗電流を制御するために、共通の通信線32を利用している。したがって、暗電流を制御するためには通信線32を常時利用できる状態にしておく必要がある。しかし、各ECUは消費電力の小さいスリープ状態であっても、通信線32を利用して通信する際に、ウエイクアップするため内部デバイス(バストランシーバ、マイクロコンピュータ等)における消費電力が大きくなり暗電流が増大する。更に、それ自身が通信しない場合でも、他のECUの通信などに起因して共通の通信線32に発生するノイズ(それ自身と無関係の信号)に反応して一時的にウエイクアップするので、その時に暗電流が増大する。
例えば、製品の車両を輸出するために船積みするような場合には、車載バッテリが充電されない状態が長期間継続するので、比較的小さい暗電流が流れるだけでもバッテリ上がりが発生する可能性がある。したがって、バッテリ上がりを予防するために、輸出の際には予め手作業で各車両の物理的なヒューズを抜き取っておくことにより暗電流を遮断する場合がある。なお、このヒューズを抜き取った場合でも、車両の走行だけはできる状態になるので、輸出作業の際に自走して移動できる。しかし、その場合は手作業の特別な工程を追加する必要があるので、輸出時の管理が煩雑になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コスト上昇を避けつつ、暗電流を低減することが容易な車載通信システムおよび電源制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載通信システムおよび電源制御方法は、下記(1)~(5)を特徴としている。
(1) マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムであって、
前記マスタ装置から前記複数のスレーブ装置の各々に対して電源電力を供給可能な1つ以上の制御電源ラインと、
前記マスタ装置内に配置され、前記制御電源ラインに対する電力供給のオンオフを切り替える電力供給切替部と、
前記マスタ装置内に配置され、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の各々に流れる暗電流の大きさの計測値に基づいて異常を検知した場合に、前記電力供給切替部を制御して該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止するマスタ制御部と、
を備えたことを特徴とする車載通信システム。
(2) 前記複数のスレーブ装置が少なくとも優先度に応じて複数グループに区分され、
前記制御電源ラインが複数存在し、
前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御電源ラインに接続され、
前記電力供給切替部は、前記複数の制御電源ラインのそれぞれに対して、個別に電力供給のオンオフを切り替える、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載通信システム。
(3) 前記スレーブ装置の各々は、それ自身流れる暗電流を計測し、
前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した前記暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記電力供給切替部を制御して該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止する、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載通信システム。
(4) 前記マスタ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサを備え、
前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記電源センサの計測結果に基づいて前記車両側電源装置の蓄電残量が大きい時には、各前記スレーブ装置に流れる前記暗電流の異常値を表す閾値を大きくし、前記蓄電残量が小さい時には、前記閾値を小さくする
ことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の車載通信システム。
(5) マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムを制御するための電源制御方法であって、
前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置の各々との間を1つ以上の制御電源ラインを介して接続し、
前記マスタ装置側で、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の各々に流れる暗電流の大きさの計測値に基づいて異常を検知した場合に、該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止する、
ことを特徴とする電源制御方法。
上記(1)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置内のマスタ制御部が、複数のスレーブ装置の状況に応じて電力供給切替部を制御することができる。つまり、マスタ装置は、制御電源ラインを経由して各スレーブ装置に供給される電源電力を必要に応じて遮断することができる。制御電源ラインを経由する電源電力の供給が停止すると、該当するスレーブ装置が消費する暗電流は0になり、車両全体の暗電流が確実に低減される。また、マスタ装置内のマスタ制御部は、制御電源ラインを経由して電源電力が供給されているスレーブ装置との間で、通信線を利用して多重通信できるので、各スレーブ装置から必要な情報を収集することができる。例えば、暗電流が異常に大きいスレーブ装置に対して電源電力供給の遮断を実行できる。
上記(2)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置は、例えば優先度の高いグループに属するスレーブ装置への電源電力供給を維持したまま、優先度の低いグループに属するスレーブ装置への電源電力供給だけを遮断することができる。これにより、優先度の低いグループの各スレーブ装置が消費していた暗電流が0になるので、優先度の高いグループの機能を停止させることなく車両全体が消費する暗電流を確実に低減できる。
上記(3)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置のマスタ制御部は、各スレーブ装置が実際に消費している暗電流の大きさに基づいて、電源電力供給のオンオフを適切に制御できる。すなわち、実際の暗電流が小さい間は、優先度の低いスレーブ装置に対しても電源電力を供給してその機能を利用することができ、実際の暗電流が大きくなった時には、電源電力供給を停止して暗電流を低減できる。
上記(4)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置は、車両側電源装置の実際の蓄電状況に応じて適切な制御を実施できる。例えば、車両側電源装置の蓄電残量が比較的大きい時には、各スレーブ装置が消費する暗電流の異常値を表す閾値を大きくし、蓄電残量が比較的小さい時には、閾値を小さくすることができる。
上記(5)の構成の電源制御方法によれば、マスタ装置は、制御電源ラインを経由して各スレーブ装置に供給される電源電力を必要に応じて遮断することができる。制御電源ラインを経由する電源電力の供給が停止すると、該当するスレーブ装置が消費する暗電流は0になり、車両全体の暗電流が確実に低減される。また、マスタ装置は、制御電源ラインを経由して電源電力が供給されているスレーブ装置との間で、通信線を利用して多重通信できるので、各スレーブ装置から必要な情報を収集することができる。例えば、暗電流が異常に大きいスレーブ装置に対して電源電力供給の遮断を実行できる。
本発明の車載通信システムおよび電源制御方法によれば、コスト上昇を避けつつ、暗電流を低減することが容易になる。すなわち、暗電流を検知するための特別な装置を追加する必要がない。また、制御電源ラインを経由して各スレーブ装置に供給される電源電力を遮断することにより、該当するスレーブ装置が消費している暗電流を確実に低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、車載通信システムの構成例-1を示すブロック図である。 図2は、図1中のマスタ制御部の構成例を示すブロック図である。 図3は、図1中のスレーブ制御部の構成例を示すブロック図である。 図4は、車載通信システムの構成例-2を示すブロック図である。 図5は、図4中のマスタ制御部の構成例を示すブロック図である。 図6は、マスタ制御部における主要な動作を示すフローチャートである。 図7は、スレーブ制御部における主要な動作を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<車載通信システムの構成例>
本発明を実施する車載通信システムの構成例-1を図1に示す。また、図1の車載通信システム100に含まれるマスタ制御部10および1つのスレーブ制御部20の構成例を図2および図3にそれぞれ示す。
図1に示す車載通信システム100は、例えばハイブリッド車のような車両に搭載され、車載バッテリ30が蓄積している電源電力を車両上の様々な負荷に供給するための機能を有している。車載バッテリ30は二次電池であり、例えば200[V]程度の電圧の直流電源電力を必要に応じて充電して蓄積し、電源線51に供給することができる。図1に示した例では、車載バッテリ30の蓄電状況の把握を容易にするために、バッテリセンサ31が車載バッテリ30に接続されている。バッテリセンサ31は、車載バッテリ30が充放電する際の電流値や電圧を検知することができる。バッテリセンサ31が検知した情報は、信号線54を介してマスタ制御部10に入力される。なお、バッテリセンサ31は、必須の構成要素ではない。
図1に示した例では、車両上のn組の負荷40-1、40-2、・・・、40-nを、それぞれスレーブ制御部20-1、20-2、・・・、20-nが個別に制御する場合を想定している。したがって、スレーブ制御部20-1、20-2、・・・、20-nの出力端子に、それぞれ出力線55-1、55-2、・・・55-nを介してn組の負荷40-1、40-2、・・・、40-nが接続されている。車両上の負荷としては、各種電気モータ、各種照明用ランプ、メータユニット、各種ECU、オーディオ装置、ナビゲーション装置、セキュリティ装置などの電装品がある。
各スレーブ制御部20-1~20-nは、図3に示したスレーブ制御部20のように、電圧レギュレータ(REG)21、マイクロコンピュータ(CPU)22、通信インタフェース(IF)23、およびドライバ24を内蔵している。
スレーブ制御部20内のドライバ24は、半導体スイッチング素子を備えており、マイクロコンピュータ22の制御により出力線55に接続された負荷40に対する通電のオンオフを切り替えることができる。すなわち、ドライバ24内のスイッチがオンの時に、制御電源線52の直流電源電力を、出力線55を介して負荷40の一端に供給し、負荷40を駆動することができる。各負荷40-1~40-nの他端はアース32と接続されている。
電圧レギュレータ21は、制御電源線52から供給される直流電源電圧に基づいて、マイクロコンピュータ22、通信インタフェース23等の電子デバイスやその他の回路が必要とする安定した直流電源電圧(例えば+5[V])を生成することができる。
電圧レギュレータ21が生成した直流電源電力は、電源供給経路26を経由してマイクロコンピュータ22、通信インタフェース23等に供給される。但し、制御電源線52に電源電力が供給されない時には、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23に対する電源電力の供給も停止する。
マイクロコンピュータ22は、予め組み込まれているプログラムに従って動作し、各スレーブ制御部20に必要とされる主要な制御機能を実現する。すなわち、マイクロコンピュータ22は、通信インタフェース23を経由してマスタ制御部10との間で通信し、必要とされる各種情報の送受信を行う機能や、マスタ制御部10からの指示などに応じてドライバ24のオンオフを制御する機能や、スレーブ制御部20における消費電流(暗電流)を計測する機能などを備えている。
通信インタフェース23は、例えばCANなどの車載通信規格に対応したバストランシーバであり、通信線53を介してマスタ制御部10との間で多重通信を行い、情報の送受信を行うことができる。
マイクロコンピュータ22は、動作をほとんど必要としない時には、通常モードからスリープモードに移行することによりそれ自身の電力消費を大幅に低減することができる。但し、マイクロコンピュータ22がスリープモードの場合であっても、通信線53に何らかの信号が現れると、その信号を監視している通信インタフェース23の出力により、マイクロコンピュータ22がウエイクアップして一時的に通常モードに遷移する。したがって、スリープモードの状態であっても、マイクロコンピュータ22は自分宛ての情報が通信線53に現れていないかどうかを監視することができる。
しかし、ウエイクアップする時には、スリープモードの状態に比べてマイクロコンピュータ22の電力消費が一時的に増大する。また、自分宛でない信号、すなわちノイズが通信線53に現れた場合でも、マイクロコンピュータ22はウエイクアップするので電力消費が一時的に増大する。また、マイクロコンピュータ22だけでなく通信インタフェース23も電力を消費する。
つまり、通信線53を利用した自分宛の通信の有無を監視するために、通信インタフェース23およびマイクロコンピュータ22が電力を消費するので、制御電源線52に電源電力が供給されている間は、スレーブ制御部20の内部に向かって流れる比較的大きい暗電流が常時発生する可能性がある。
但し、図1に示した構成の車載通信システム100においては、マスタ制御部10の制御により、必要に応じて制御電源線52への電源電力供給を停止することができる。制御電源線52への電源電力供給が停止すると、スレーブ制御部20内のマイクロコンピュータ22および通信インタフェース23が消費する暗電流が0になる。つまり、制御電源線52の制御によりスレーブ制御部20の暗電流を確実に低減できる。
図1に示した車載通信システム100は、複数のスレーブ制御部20-1~20-nを統括制御する上位ユニットとしてマスタ制御部10を備えている。また、図1に示すようにマスタ制御部10と複数のスレーブ制御部20-1~20-nとの間は制御電源線52、および通信線53を介してそれぞれ接続されている。
したがって、制御電源線52を経由してスレーブ制御部20-1~20-nの各々に電源電力が供給されている時には、マスタ制御部10と複数のスレーブ制御部20-1~20-nの各々との間で、通信線53を経由してCAN等の多重通信により通信することが可能である。
図2に示すように、マスタ制御部10は電圧レギュレータ11、マイクロコンピュータ12、通信インタフェース13、および電源スイッチ部14を備えている。また、マスタ制御部10の電源入力端子10aおよび電源出力端子10bに、それぞれ電源線51および制御電源線52が接続されている。
電圧レギュレータ11は、電源線51から供給される直流電源電圧に基づいて、マイクロコンピュータ12、通信インタフェース13等の電子デバイスやその他の回路が必要とする安定した直流電源電圧(例えば+5[V])を生成することができる。電圧レギュレータ11が生成した直流電源電力は、電源供給経路16を経由してマイクロコンピュータ12、通信インタフェース13等に供給される。
マイクロコンピュータ12は、予め組み込まれているプログラムに従って動作し、マスタ制御部10に必要とされる主要な制御機能を実現する。すなわち、通信インタフェース13を経由して各スレーブ制御部20との間で通信し、必要とされる各種情報の送受信を行う機能や、所定のユーザ操作入力などに応じて各スレーブ制御部20に接続されている負荷40のオンオフ等に関する命令を生成する機能や、各スレーブ制御部20における消費電流(暗電流)を把握して異常の有無を判定する機能や、電源スイッチ部14を制御する機能などがマイクロコンピュータ12に備わっている。
通信インタフェース13は、例えばCANなどの車載通信規格に対応したバストランシーバであり、通信線53を介して各スレーブ制御部20との間で多重通信を行い、情報の送受信を行うことができる。
電源スイッチ部14は、電源線51と制御電源線52との間の通電のオンオフを切り替え可能な半導体スイッチング素子を内蔵している。この半導体スイッチング素子の制御入力端子が、制御線15を経由してマイクロコンピュータ12の出力ポートと接続されている。
したがって、マイクロコンピュータ12は電源スイッチ部14のオンオフを切り替えることが可能である。すなわち、マスタ制御部10において配下の各スレーブ制御部20を通常の状態で使用したい場合にはマイクロコンピュータ12が電源スイッチ部14をオン状態にして電源線51と同等の直流電源電力を制御電源線52へ供給する。また、スレーブ制御部20における暗電流を削減したい時に、マスタ制御部10内のマイクロコンピュータ12が電源スイッチ部14をオフにして、制御電源線52への電源電力供給を停止する。
<車載通信システムの構成の変形例>
車載通信システムの構成例-2を図4に示す。また、図4中のマスタ制御部10Aの内部構成を図5に示す。図4に示した車載通信システム100Aは、図1の車載通信システム100の変形例であり、同一の構成要素は同じ符号を付けて示してある。
図4の車載通信システム100Aにおいては、スレーブ制御部20-1~20-nの中に優先度が異なる複数グループが含まれている場合を想定している。すなわち、スレーブ制御部20-1のグループと、スレーブ制御部20-2~20-nのグループとが異なるように予め区分されている。
そして、スレーブ制御部20の複数グループをそれぞれ個別に制御可能にするために、互いに独立した複数の電源出力端子10b-1、10b-2がマスタ制御部10Aに備わっている。また、図4に示すように、マスタ制御部10Aの一方の電源出力端子10b-1が制御電源線52Aを経由して、一方のグループに属するスレーブ制御部20-1の電源入力端子と接続されている。マスタ制御部10Aの他方の電源出力端子10b-2は、制御電源線52Bを経由して、他方のグループに属するスレーブ制御部20-2~20-nの電源入力端子と接続されている。
図5に示すように、マスタ制御部10Aの内部には複数の電源スイッチ部14A、14Bが備わっている。マスタ制御部10A内のマイクロコンピュータ12は、制御線15A、15Bを介して複数の電源スイッチ部14A、14Bのオンオフを個別に制御できる。
電源スイッチ部14Aがオンの時には、電源スイッチ部14Aは電源線51の電源電力を電源出力端子10b-1を介して下流側の制御電源線52Aに供給する。電源スイッチ部14Bがオンの時には、電源スイッチ部14Bは電源線51の電源電力を電源出力端子10b-2を介して下流側の制御電源線52Bに供給する。また、電源スイッチ部14Aがオフになると、制御電源線52Aへの電源電力供給が停止し、電源スイッチ部14Bがオフになると、制御電源線52Bへの電源電力供給が停止する。
したがって、マスタ制御部10A内のマイクロコンピュータ12は複数の電源スイッチ部14A、14Bのオンオフを個別に制御することで、スレーブ制御部20のグループ毎に、電源電力供給のオンオフを個別に制御できる。
例えば、負荷40-1の優先度がその他の負荷40-2~40-nに比べて高い場合には、制御電源線52Bへの電源電力供給のみを停止することで、スレーブ制御部20-2~20-nを全て非稼働に切り替えて暗電流を減らし、スレーブ制御部20-1だけは稼働状態を維持するようにマスタ制御部10Aが制御できる。
逆に、負荷40-1の優先度がその他の負荷40-2~40-nに比べて低い場合には、制御電源線52Aで暗電流の大きいスレーブ制御部20-1のみ電源電力供給を停止して暗電流を減らし、他のスレーブ制御部20-2~20-nは全て稼働状態を維持するようにマスタ制御部10Aが制御することもできる。
<マスタ制御部の動作>
前述のマスタ制御部10、10Aにおける主要な動作を図6に示す。すなわち、マスタ制御部10内のマイクロコンピュータ12が図6の処理を実行する。マイクロコンピュータ12は、電源の供給が開始されたとき、又は所定のリセット信号が印加されたときに、ステップS11から動作を開始する。図6に示したマスタ制御部10の動作について以下に説明する。
マスタ制御部10は、最初にS11で初期化を実行する。この初期化の結果、図1に示した制御電源線52や、図4に示した制御電源線52A、52Bに対して電源電力供給が開始される。したがって、マスタ制御部10の配下の各スレーブ制御部20-1~20-nはそれぞれ稼働状態になる。また、通信線53を利用した多重通信が可能な状態に初期化される。
マスタ制御部10は、S12で通常の負荷制御を実施する。例えば、図示しない入力ポートを監視することにより、ユーザのスイッチ操作等を検出し、その結果に応じて該当する負荷40が接続されているスレーブ制御部20に向けて、負荷40を駆動するための命令を通信線53を用いた多重通信により送信する。
マスタ制御部10は、S13で車載バッテリ30の蓄電状況を把握するための処理を周期的に実施する。すなわち、バッテリセンサ31が検出した車載バッテリ30の充放電電流値などの計測情報を取得し、マイクロコンピュータが所定の計算処理を行うことにより最新の蓄電量を把握する。
マスタ制御部10は、S13で検出した車載バッテリ30の蓄電量の変化をS14で暗電流閾値ithに反映する。例えば、車載バッテリ30の蓄電量が少なくなった場合には、バッテリ上がりが発生するまでの余裕が小さいので、暗電流閾値ithを比較的小さい値に更新する。車載バッテリ30の蓄電量が十分に大きい場合は、バッテリ上がりが発生するまでの余裕が大きいので、暗電流閾値ithを比較的大きい値に更新する。なお、バッテリセンサ31を備えていないときは、マスタ制御部10は、S13およびS14を省略する。
マスタ制御部10は、通信線53を用いた多重通信により、S15で各スレーブ制御部20-1~20-nから、それぞれの検出した暗電流計測値の情報を取得する。
マスタ制御部10は、スレーブ制御部20のグループ毎に、S16で暗電流総和ixを算出する。例えば、図4の車載通信システム100Aにおけるスレーブ制御部20-2~20-nが属するグループの暗電流総和ixは、スレーブ制御部20-2~20-nのそれぞれからS15で取得した暗電流計測値の総和として算出される。また、図4に示したグループ区分の場合は、スレーブ制御部20-1のグループの暗電流総和ixは、スレーブ制御部20-1からS15で取得した暗電流計測値と同一になる。
マスタ制御部10は、スレーブ制御部20のグループ毎に、S16で算出した暗電流総和ixと、暗電流閾値ithとを比較する(S17)。そして、「ix>ith」の条件を満たす場合に、つまり、スレーブのグループ毎に検出した暗電流が異常に大きい場合に次のS18を実行する。
マスタ制御部10は、「ix>ith」の条件を満たしたグループについて、S18で該当するスレーブ制御部20に対する電源電力供給を遮断する。すなわち、マイクロコンピュータ12が電源スイッチ部14、14A、又は14Bをオフにして、制御電源線52、52A、又は52Bへの電源電力供給を停止する。これにより、該当するグループのスレーブ制御部20が消費していた暗電流が0になる。
<スレーブ制御部の動作>
スレーブ制御部20における主要な動作を図7に示す。すなわち、各スレーブ制御部20-1~20-n内のマイクロコンピュータ22が図7に示した各ステップの処理を実行する。
電圧レギュレータ21の出力から電源供給経路26を経由してマイクロコンピュータ22に電源電力の供給が開始されると、マイクロコンピュータ22は図7のステップS21から処理を開始する。これ以降、制御電源線52からの電源電力供給が継続する間は、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23が電力を消費する。
勿論、マイクロコンピュータ22が必要に応じてスリープモードに移行することで、スレーブ制御部20内の電力消費を抑制できるが、スリープモードであっても通信線53に信号やノイズが現れると、それを監視する必要性からマイクロコンピュータ22および通信インタフェース23が自動的にウエイクアップして電力消費が増大する。
マイクロコンピュータ22は、ステップS21で所定の初期化を実行する。この初期化により、ドライバ24の出力はオフになり、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23は通信線53を利用した多重通信が可能な状態になる。
マイクロコンピュータ22は、S22で当該スレーブ制御部20における暗電流の計測を周期的に実行する。
マイクロコンピュータ22は、S23で通信線53を用いた多重通信により、マスタ制御部10との間で双方向の情報伝送を周期的に実行する。
マイクロコンピュータ22は、S23でマスタ制御部10から受信した命令等の指示に従い、ドライバ24の出力に接続されている負荷40の駆動をS24で制御する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車載通信システム100においては、暗電流を監視するための特別な装置を追加しなくても、マスタ制御部10が制御電源線52に供給する電源電力を遮断することで、各スレーブ制御部20-1~20-nが消費する暗電流を確実に低減できる。したがって、装置コストの上昇を抑制できる。
しかも、暗電流を低減する時に、通信線53を使用する必要がないので、スレーブ制御部20内のマイクロコンピュータ22および通信インタフェース23のウエイクアップに起因する電力消費がなくなり、確実に暗電流を低減できる。したがって、例えば車両を船積みして輸出する場合のように、長期間に亘ってバッテリの充電が行われないような状況であっても、特別なヒューズを手作業で抜き取ることなく、バッテリ上がりの発生を防止できる。
また、暗電流を低減する前の状態においては、通信線53を利用した多重通信ができるので、ワイヤハーネスの電線数を増やすことなくマスタ制御部10と各スレーブ制御部20との間で様々な情報を伝送し、きめ細かな制御を実現できる。
また、図4に示した車載通信システム100Aのように、複数の制御電源線52A、52Bをグループ毎にそれぞれ個別に制御する場合には、優先度の高い負荷40を使用可能な状態に維持したままで、優先度の低いグループの各スレーブ制御部20が消費する暗電流だけを効果的に低減できる。
なお、暗電流の異常を検知するための暗電流閾値ithについては、例えば優先度に応じてグループ毎に個別に独立した値を割り当ててもよい。また、グループの総数、各グループに割り当てるスレーブ制御部20の数などは必要に応じて変更できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載通信システムおよび電源制御方法の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] マスタ装置(マスタ制御部10)と、共通の通信線(53)を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置(スレーブ制御部20-1~20-n)とを有する車載通信システム(100,100A)であって、
前記マスタ装置から前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも1つに対して電源電力を供給可能な1つ以上の制御電源ライン(制御電源線52,52A,52B)と、
前記マスタ装置内に配置され、前記制御電源ラインに対する電力供給のオンオフを切り替える電力供給切替部(電源スイッチ部14)と、
前記マスタ装置内に配置され、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の状況を把握し、前記複数のスレーブ装置の状況を前記電力供給切替部の制御に反映するマスタ制御部(マイクロコンピュータ12,S11~S18)と、
を備えたことを特徴とする車載通信システム。
[2] 前記複数のスレーブ装置が少なくとも優先度に応じて複数グループに区分され(図4参照)、
前記制御電源ラインが複数存在し、
前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御電源ライン(制御電源線52A,52B)に接続され、
前記電力供給切替部(電源スイッチ部14A,14B)は、前記複数の制御電源ラインのそれぞれに対して、個別に電力供給のオンオフを切り替える(S18)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載通信システム。
[3] 前記スレーブ装置の各々は、それ自身又はその下流に接続された負荷に流れる暗電流を計測し(S22)、
前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記電力供給切替部を制御して該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止する(S15~S18)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載通信システム。
[4] 前記マスタ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサ(バッテリセンサ31)を備え、
前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記電源センサの計測結果を、前記電力供給切替部の制御に反映する(S13,S14)、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の車載通信システム。
[5] マスタ装置(マスタ制御部10)と、共通の通信線(53)を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置(スレーブ制御部20-1~20-n)とを有する車載通信システム(100)を制御するための電源制御方法であって、
前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも1つとの間を1つ以上の制御電源ライン(制御電源線52,52A,52B)を介して接続し、
前記マスタ装置側で、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の状況を把握し(S15)、
前記制御電源ラインに対する電力供給のオンオフを、前記マスタ装置側で把握した前記複数のスレーブ装置の状況に応じて切り替える(S16~S18)、
ことを特徴とする電源制御方法。
10,10A マスタ制御部
10a 電源入力端子
10b 電源出力端子
11,21 電圧レギュレータ
12,22 マイクロコンピュータ
13,23 通信インタフェース
14 電源スイッチ部
15 制御線
16,26 電源供給経路
20 スレーブ制御部
24 ドライバ
30 車載バッテリ
31 バッテリセンサ
32 アース
40 負荷
51 電源線
52,52A,52B 制御電源線
53 通信線
54 信号線
55 出力線
100,100A 車載通信システム
ix 暗電流総和
ith 暗電流閾値

Claims (5)

  1. マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムであって、
    前記マスタ装置から前記複数のスレーブ装置の各々に対して電源電力を供給可能な1つ以上の制御電源ラインと、
    前記マスタ装置内に配置され、前記制御電源ラインに対する電力供給のオンオフを切り替える電力供給切替部と、
    前記マスタ装置内に配置され、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の各々に流れる暗電流の大きさの計測値に基づいて異常を検知した場合に、前記電力供給切替部を制御して該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止するマスタ制御部と、
    を備えたことを特徴とする車載通信システム。
  2. 前記複数のスレーブ装置が少なくとも優先度に応じて複数グループに区分され、
    前記制御電源ラインが複数存在し、
    前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御電源ラインに接続され、
    前記電力供給切替部は、前記複数の制御電源ラインのそれぞれに対して、個別に電力供給のオンオフを切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信システム。
  3. 前記スレーブ装置の各々は、それ自身流れる暗電流を計測し、
    前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した前記暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記電力供給切替部を制御して該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信システム。
  4. 前記マスタ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサを備え、
    前記マスタ装置の前記マスタ制御部は、前記電源センサの計測結果に基づいて前記車両側電源装置の蓄電残量が大きい時には、各前記スレーブ装置に流れる前記暗電流の異常値を表す閾値を大きくし、前記蓄電残量が小さい時には、前記閾値を小さくする
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載通信システム。
  5. マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムを制御するための電源制御方法であって、
    前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置の各々との間を1つ以上の制御電源ラインを介して接続し、
    前記マスタ装置側で、前記通信線を利用した多重通信により、前記複数のスレーブ装置の各々に流れる暗電流の大きさの計測値に基づいて異常を検知した場合に、該当する前記制御電源ラインへの電力供給を停止する、
    ことを特徴とする電源制御方法。
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