JP3379081B2 - 車両用電源分配装置 - Google Patents

車両用電源分配装置

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JP3379081B2
JP3379081B2 JP06470097A JP6470097A JP3379081B2 JP 3379081 B2 JP3379081 B2 JP 3379081B2 JP 06470097 A JP06470097 A JP 06470097A JP 6470097 A JP6470097 A JP 6470097A JP 3379081 B2 JP3379081 B2 JP 3379081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用電源分配装置
に係り、特に、電装品負荷などのように必要に応じて電
源供給すればよい負荷の他に、常時電源供給することを
必要とする負荷にも電源を供給するようにした車両用電
源分配装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、図7に示す
ような構成のものが一般に使用されている。同図におい
て、1は車両のエンジンルーム内に設置されたバッテリ
であり、電源はバッテリ1に近接して設置したヒュージ
ブルリンク(FL)ボックス2内のFL2a及び電源線
L1を介して車室内のヒューズボックス3に供給され
る。そして、このボックス3内においてヒューズ3a〜
3eなどにより、電源が必要に応じて供給されればよい
だけのランプのような負荷や、常時供給されることを必
要とするマイクロコンピュータ(μCOM)などを有す
るカーオーディオ、時計など最近の車載機器や、車載の
各種制御ユニットなどの負荷に分配されている。
【0003】なお、μCOMは予め定められたプログラ
ムに従って処理を行う機能を有し、バックアップ電源に
よって常時電源供給を受けて各種データを保持しておく
ことを必要とすることが多く、一般に機器そのものの動
作は停止していても、電源供給を受け続けることを必要
としており、最近これを有する機器が多数使用されるよ
うになってきている。
【0004】しかし、図7について上述した従来の装置
では、いずれの負荷もFL2a及び電源線L1を介して
供給される同一の電源を使用しているため、ヒューズボ
ックス3の上流側の例えばX印で示す部分で電源線L1
が車体との間でショートすると、FL2aが溶断して全
ての負荷、すなわち、必要時に電源供給されればよい負
荷だけでなく常時電源供給される必要のあるμCOMも
動作しなくなってしまう。
【0005】そこで、電源をバッテリの近くで分配し、
図7の例のようにバッテリ1とヒューズボックス3との
間の電源線L1でショートが発生することをなくしたも
のが例えば特開昭56−47330号公報や実開平5−
74142号公報において提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平5−7
4142号公報において提案されているものにおいて
は、制御部と負荷駆動郡に電源供給する電源線が同じヒ
ューズで保護されているため、何らかの要因によってヒ
ューズが切れると両方とも動作しなくなる。一方、特開
昭56−47330号公報において提案されているもの
では、このようなことはないが、負荷に対する電源線が
断線すると、その負荷の動作が不可能になる。いずれの
場合にも、車両走行系の負荷が動作しなくなると、この
ような状態が起こった途端に車両を安全な場所に退避さ
せることすら難しくなるという問題があった。
【0007】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、必要時に電源供給されればよい負荷への電源線が
何らかの要因によってショート或いは断線し、若しくは
電流カットされることがあっても、常時電源供給される
必要のある負荷への電源供給を行え、しかも車両走行系
の負荷への電源供給を行えるようにした車両用電源分配
装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明により成された請求項1に記載の車両用電源分配
装置は、図1の基本構成図に示すように、バッテリ電源
をメイン電源とバックアップ電源に分岐し、前記メイン
電源を必要時に電源供給されればよい負荷に供給し、前
記バックアップ電源を常時電源供給される必要のある負
荷105,205に供給するようにした車両用電源分配
装置において、前記バックアップ電源を必要時に電源供
給されればよい前記負荷のうちの重要走行系負荷にも供
給できるようにし、前記分岐をバッテリ近傍に設けた電
源ボックス10内において行い、前記電源ボックスが、
前記常時電源供給される必要のある負荷として前記バッ
クアップ電源によって動作する電源制御手段105と、
該電源制御手段の制御のもとで前記メイン電源の供給を
遮断する遮断手段101とを内蔵していることを特徴と
している。
【0009】上記構成において、バッテリ電源をメイン
電源とバックアップ電源に分岐し、メイン電源を必要時
に電源供給されればよい負荷に供給し、バックアップ電
源を常時電源供給される必要のある負荷105,205
に供給するようにすることによって、メイン電源が何ら
かの要因によって遮断されることがあっても、常時電源
供給される必要のある負荷への電源供給がバックアップ
電源によって確保され、しかもバックアップ電源が必要
時に電源供給されればよい負荷のうちの重要走行系負荷
にも供給できるようになっているので、メイン電源の遮
断によって車両の走行が不能になることもない。
【0010】
【0011】また、メイン電源及びバックアップ電源へ
のバッテリ電源の分岐が、バッテリ1近傍に設けた電源
ボックス10内において行われているので、バッテリ電
源を分岐するまでに起こる問題を少なくすることがで
き、しかも電源ボックスの内蔵する常時電源供給される
必要のある負荷としての電源制御手段がバックアップ電
源によって動作して、同じく電源ボックスの内蔵する遮
断手段にメイン電源の供給を遮断させるので、メイン電
源の遮断がバッテリ電源の分岐箇所で行われるようにな
り、メイン電源の遮断が効果的に行われる。
【0012】本発明により成された請求項2に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
請求項1に記載の車両用電源分配装置において、前記メ
イン電源及び前記バックアップ電源をメイン電源線L1
3a及びバックアップ用電源線L13bを介して前記電
源ボックス外にそれぞれ導出して前記電源ボックスから
離れた位置に設置された負荷接続ボックス20に供給
し、該負荷接続ボックス内で前記メイン電源を分岐して
前記負荷接続ボックスに接続した必要時に電源供給され
ればよい負荷に供給し、前記負荷接続ボックス内で前記
バックアップ電源を分岐して前記負荷接続ボックスが内
蔵する常時電源供給される必要のある負荷としての負荷
制御手段205に供給するとともに、必要時に電源供給
されればよい前記負荷のうちの重要走行系負荷にも供給
できるようにしたことを特徴としている。
【0013】上記構成において、メイン電源及びバック
アップ電源をメイン電源線L13a及びバックアップ用
電源線L13bを介して電源ボックス10外にそれぞれ
導出して電源ボックスから離れた位置に設置された負荷
接続ボックス20に供給しているので、電源線の本数が
少なくてすみ、しかも負荷接続ボックス内でメイン電源
を分岐して負荷接続ボックスに接続した必要時に電源供
給されればよい負荷に供給し、負荷接続ボックス内でバ
ックアップ電源を分岐して負荷接続ボックスが内蔵する
常時電源供給される必要のある負荷としての負荷制御手
段205に供給するとともに、必要時に電源供給されれ
ばよい負荷のうちの重要走行系負荷にも供給できるよう
にしているので、電源ボックスにおいてメイン電源が遮
断され、負荷接続ボックスにメイン電源が供給されてい
なくても、負荷接続ボックスまで供給されているバック
アップ電源によって負荷制御手段と重要走行系負荷の動
作を確保することができる。
【0014】本発明により成された請求項3に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
請求項1又は2に記載の車両用電源分配装置において、
前記電源制御手段が、前記メイン電源線にショートが生
じたこと検出して前記遮断手段に前記メイン電源を遮断
させることを特徴としている。
【0015】上記構成において、電源制御手段がメイン
電源線にショートが生じたこと検出して遮断手段にメイ
ン電源を遮断させるが、車両の走行を全く不能にするこ
となく、ショートによって生じるメイン電源線の損傷を
回避することができる。
【0016】本発明により成された請求項4に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、前記電
源制御手段が必要時に電源供給されればよい負荷の全て
停止したことを検出して前記遮断手段に前記メイン電源
を遮断させることを特徴としている。
【0017】上記構成において、電源制御手段は、必要
時に電源供給されればよい負荷の全て停止したことを検
出して遮断手段にメイン電源を遮断させるので、バック
アップ電源により常時電源供給される必要のある負荷の
動作を確保しつつ、駐車時のように全ての負荷が停止さ
れるような状況において、メイン電源線が生きているこ
とによって起こりうる問題を未然に防ぐことができる。
【0018】本発明により成された請求項5に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
バッテリ電源線L11をメイン電源線L13aとバック
アップ用電源線L13bに分岐し、前記メイン電源線を
必要時に電源供給されればよい負荷に接続し、前記バッ
クアップ用電源線を常時電源供給される必要のある負荷
105,205に接続するようにした車両用電源分配装
置において、前記メイン電源線が、必要時に電源供給さ
れればよい前記負荷のうちの重要走行系負荷用とそれ以
外の負荷用とに分岐され、前記重要走行系負荷用に分岐
した電源線と前記バックアップ用電源線とを相互間での
逆流を阻止しつつ相互接続し、前記バックアップ用電源
線を介して前記重要走行系負荷に電源供給できるように
する相互接続手段204を備えることを特徴としてい
る。
【0019】上記構成において、バッテリ電源線L11
をメイン電源線L13aとバックアップ用電源線L13
bに分岐し、前記メイン電源線を必要時に電源供給され
ればよい負荷に接続し、前記バックアップ用電源線を常
時電源供給される必要のある負荷105,205に接続
すると共に、重要走行系負荷用に分岐した電源線と前記
バックアップ用電源線とを相互接続手段204により相
互間での逆流を阻止しつつ相互接続し、バックアップ用
電源線を介して重要走行系負荷に電源供給できるように
することによって、メイン電源線L13aが何らかの要
因によって遮断され、メイン電源線L13aを介しての
重要走行系負荷への電源供給ができなくなることがあっ
ても、常時電源供給される必要のある負荷への電源供給
がバックアップ用電源線L13bによって確実に行わ
れ、しかもバックアップ用電源線L13bが必要時に電
源供給されればよい負荷のうちの重要走行系負荷にも供
給できるようになるので、メイン電源線L13aの遮断
によって車両の走行が不能になることもない。
【0020】本発明により成された請求項6に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
バッテリ電源線L11をメイン電源線L13aとバック
アップ用電源線L13bに分岐し、前記メイン電源線を
必要時に電源供給されればよい負荷に接続すると共に、
前記バックアップ用電源線を常時電源供給される必要の
ある負荷105,205に接続するようにした車両用電
源分配装置において、前記メイン電源線及び前記バック
アップ用電源線への分岐をバッテリ近傍に設けた電源ボ
ックス10内において行い、前記電源ボックスが、前記
バックアップ用電源線による電源供給によって動作する
前記常時電源供給される必要のある負荷としての電源制
御手段105と、該電源制御手段の制御のもとで前記メ
イン電源線による前記必要時に電源供給されればよい負
荷への電源供給を遮断する遮断手段101とを内蔵し、
前記メイン電源線及び前記バックアップ用電源線を前記
電源ボックス外にそれぞれ導出して前記電源ボックスか
ら離れた位置に設置された負荷接続ボックス20に接続
し、該負荷接続ボックス内で 前記メイン電源線を前記
必要時に電源供給されればよい前記負荷のうちの重要走
行系負荷用とそれ以外の負荷用とに分岐し、前記必要時
に電源供給されればよい負荷に一方向性半導体スイッチ
ング手段204a及び204b,204cを介してそれ
ぞれ接続すると共に、前記バックアップ用電源線を分岐
してその一方を前記常時電源供給される必要のある負荷
としての負荷制御手段205に接続し、かつ他方を前記
必要時に電源供給されればよい前記負荷のうちの重要走
行系負荷に一方向性半導体スイッチング手段204dを
介して接続したことを特徴としている。
【0021】上記構成において、バッテリ電源線L11
をメイン電源線L13aとバックアップ用電源線L13
bに分岐し、メイン電源線L13aを必要時に電源供給
されればよい負荷に接続すると共に、バックアップ用電
源線L13bを常時電源供給される必要のある負荷10
5,205に接続し、メイン電源線L13a及びバック
アップ用電源線L13bへの分岐をバッテリ近傍に設け
た電源ボックス10内において行っているので、バッテ
リ電源線L11を分岐するまでに起こる問題を少なくす
ることができ、しかも電源ボックス10の内蔵する常時
電源供給される必要のある負荷としての電源制御手段1
05がバックアップ用電源線L13bによる電源供給に
よって動作して、同じく電源ボックス10の内蔵する遮
断手段101にメイン電源線L13aによる電源供給を
遮断させるので、メイン電源線L13aの遮断がバッテ
リ電源線L11の分岐箇所で行われるようになり、メイ
ン電源線L13aの遮断が効果的に行われる。
【0022】また、メイン電源線L13a及びバックア
ップ用電源線L13bを電源ボックス10外にそれぞれ
導出して電源ボックス10から離れた位置に設置された
負荷接続ボックス20に接続しているので、電源線の本
数が少なくてすむ。しかも、負荷接続ボックス20内で
メイン電源線L13aを必要時に電源供給されればよい
負荷のうちの重要走行系負荷用とそれ以外の負荷用とに
分岐して必要時に電源供給されればよい負荷に一方向性
半導体スイッチング手段204a及び204b,204
cを介してそれぞれ接続すると共に、負荷接続ボックス
20内でバックアップ用電源線L13bを分岐してその
一方を負荷接続ボックス20の内蔵する負荷制御手段2
05に接続し、かつ他方を必要時に電源供給されればよ
い負荷のうちの重要走行系負荷に一方向性半導体スイッ
チング手段204dを介して接続することにより、負荷
接続ボックス20内でメイン電源線L13aから分岐さ
れた重要走行系負荷用電源線と、バックアップ用電源線
L13bから分岐された電源線は、一方向性半導体スイ
ッチング手段204dと一方向性半導体スイッチング手
段204cを介して相互間での逆流を阻止しつつ相互接
続された上で重要走行系負荷に接続されるので、電源ボ
ックス10においてメイン電源L13aが遮断され、負
荷接続ボックス20にメイン電源線L13aにより電源
供給されていなくても、負荷接続ボックス20に接続さ
れているバックアップ電源線L13bによって負荷制御
手段205と重要走行系負荷の動作を確保することがで
き、メイン電源線L13aの遮断によって車両の走行が
不能になることもない。
【0023】本発明により成された請求項7に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
請求項6に記載の装置において、前記一方向性半導体ス
イッチング手段が制御信号入力を有し、前記負荷制御手
段が前記バックアップ用電源線による電源供給によって
常時動作し続け、前記制御信号入力への制御信号を発生
して前記一方向性半導体スイッチング手段204a〜2
04dのオンオフ制御を行うことを特徴としている。
【0024】上記構成において、バックアップ用電源線
L13bによる電源供給によって常時動作し続ける負荷
制御手段205が、一方向性半導体スイッチング手段2
04a〜204dの制御信号入力への制御信号を発生し
てオンオフ制御を行っているので、一方向性半導体スイ
ッチング手段204a〜204dを必要時に電源供給さ
れればよい負荷への電源供給をオンオフするための手段
と兼用できるようになる。
【0025】本発明により成された請求項8に記載の車
両用電源分配装置は、図1の基本構成図に示すように、
請求項6に記載の装置において、前記電源制御手段が前
記メイン電源線にショートが生じたことを検出して前記
遮断手段に前記メイン電源線による電源供給を遮断さ
せ、前記負荷制御手段が、前記遮断手段が前記メイン電
源線による電源供給を遮断したとき、常時オフ状態にあ
る当該一方向性半導体スイッチング手段204dをオン
制御する制御信号を発生して当該一方向性半導体スイッ
チング手段204dを介して前記分岐した他方のバック
アップ用電源線から前記重要走行系負荷に電源供給させ
ることを特徴としている。
【0026】上記構成において、電源制御手段105が
メイン電源線L13aにショートが生じたこと検出して
遮断手段101にメイン電源を遮断させるが、このとき
負荷制御手段205がバックアップ用電源線L13bに
よる電源供給によって常時動作し続け、分岐した他方の
バックアップ用電源線L13bを通じて重要走行系負荷
に電源供給するように常時オフ状態にある一方向性半導
体スイッチング手段204dをオン制御するので、車両
の走行を全く不能にすることなく、ショートによって生
じるメイン電源線L13aの損傷を回避することがで
き、常時はバックアップ用電源線L13bを通じて重要
走行系負荷に電源供給しないので、バックアップ用電源
線L13bとして大きな容量の太い電線を使用しなくて
もよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2及び図3は本発明による車両
用電源分配装置の一実施の形態を示す回路構成図であ
り、同図において、図7について上述した従来のものと
同等の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0028】図2及び図3において、符号10及び20
で示すブロックは車両用電源分配装置における電源手段
としての電源ボックス及び負荷接続手段としての負荷接
続ボックスの一例をそれぞれ示す。
【0029】電源ボックス10は、車体Aのエンジンル
ームA1内のバッテリ1の近傍に設けられ、該バッテリ
1からバッテリ電源線L11を介して電源供給を受け、
該バッテリ電源線L11を介して供給された電源は、メ
イン電源遮断手段としてのバッテリカット用リレー10
1及びバッテリ逆接続保護用のダイオード102aを介
してメイン電源線コネクタ103aに供給される。バッ
テリ電源線L11を介してバッテリ1から供給された電
源は、バッテリカット用リレー101のバッテリ側にお
いて分岐され、この分岐された電源は、バックアップ電
源遮断手段としてのバックアップ電源用過電流保護機能
を有する半導体スイッチング素子104及びバッテリ逆
接続保護用のダイオード102bを介してバックアップ
用電源線コネクタ103bに供給される。
【0030】バッテリカット用リレー101及びバッテ
リ逆接続保護用のダイオード102aの相互接続点Xに
は、エンジンに装着されエンジン動作中に発電を行うオ
ルタネータ5の電源線L12がオルタネータ用電源線コ
ネクタ103cを介して接続され、この接続点にオルタ
ネータ5の発電する電力が供給されるようになってい
る。また、バッテリ逆接続保護用のダイオード102b
及びバックアップ用電源線コネクタ103bの相互接続
点Yには、予め定めたプログラムによって動作するマイ
クロコンピュータ(μCOM)により構成された電源制
御部105が接続され、電源制御部105に動作電源が
供給されるようになっている。
【0031】なお、バッテリカット用リレー101はオ
ンオフスイッチとしてのリレー接点Cと制御入力として
のリレーコイルLとを有し、リレーコイルLに電源制御
手段としての電源制御部105からオンオフ制御信号が
印加されることによって、リレーコイルLへの通電が制
御されることでリレー接点Cがオンオフされるようにな
っているが、これは半導体スイッチング素子などの他の
制御入力を有するスイッチング手段と置き換えてもよ
い。また、バックアップ電源用においても過電流保護機
能を有する半導体スイッチング素子をリレーなどに置き
換えてもよい。
【0032】上記相互接続点Xとバッテリ逆接続保護用
のダイオード102aとの間の線路には、ダイオード1
02aを通じて流れる負荷の消費電流の大きさを検知す
るための例えばホール素子からなる電流センサ106a
が、また相互接続点Xにオルタネータ5を接続するため
の線路には、オルタネータ5の発電電流の大きさを検知
するための同じくホール素子からなる電流センサ106
bがそれぞれ添設されている。電流センサ106a及び
106bは、これを添設した線路に電流が流れることに
よって線路に発生する電流の量に応じた大きさの磁束を
検知することにより、電流の大きさを間接的に検出する
電流検出手段である。
【0033】電源ボックス10のメイン電源線コネクタ
103a及びバックアップ用電源線コネクタ103bに
は、メイン電源線L13a及びバックアップ用電源線L
13bの一端がそれぞれ接続されている。
【0034】負荷接続ボックス20は車体Aの車室A2
の助手席前方の側壁内に設けられ、電源ボックス10か
ら導出されたメイン電源線L13a及びバックアップ用
電源線L13bの他端がそれぞれ接続されるメイン電源
線コネクタ201a及びバックアップ用電源線コネクタ
201bを有する。メイン電源線L13a及びバックア
ップ用電源線L13bを介して供給されたメイン電源及
びバックアップ電源は負荷接続ボックス20内で分岐さ
れ、メイン電源線コネクタ202a及びバックアップ用
電源線コネクタ202bとメイン電源線L14a及びバ
ックアップ用電源線L14bと、メイン電源線コネクタ
203a及びバックアップ用電源線コネクタ203bと
メイン電源線L15a及びバックアップ用電源線L15
bとをそれぞれ介して図3に示すように車室A2内の他
の場所に設けられた他の負荷接続ボックス30及び40
に供給され、この負荷接続ボックス40から更にメイン
電源線L16a及びバックアップ用電源線L16bを介
して負荷接続ボックス50に供給される。
【0035】なお、メイン電源線L13a〜L16a及
びバックアップ用電源線L13b〜L16bとしては、
絶縁被覆電線の外周に、内部シース、保護層及び外部シ
ース構造を有するショート検知機能を持たせたものを使
用している。
【0036】負荷接続ボックス20内において分岐され
た他のメイン電源は、制御信号入力を有し制御信号によ
ってオンオフ制御される一方向性スイッチング手段とし
ての過電流保護機能を有する半導体スイッチング素子2
04a〜204cを介して導出され、過電流保護機能を
有する半導体スイッチング素子204a及び204bを
介して必要時に電源供給されればよいヘッドランプなど
の各種の一般負荷に、過電流保護機能を有する半導体ス
イッチング素子204cを介して重要走行系負荷にそれ
ぞれ供給される。負荷接続ボックス20内において分岐
された他のバックアップ電源は出力が過電流保護機能を
有する半導体スイッチング素子204cの出力と相互接
続された一方向性スイッチング手段としての過電流保護
機能を有する半導体スイッチング素子204dを介して
重要走行系負荷にそれぞれ供給される。また、バックア
ップ用電源線コネクタ201bと過電流保護機能を有す
る半導体スイッチング素子204dの入力との相互接続
点Zには、予め定めたプログラムによって動作するマイ
クロコンピュータ(μCOM)により構成された負荷制
御部205が接続され、負荷制御部205の動作電源が
供給されるようになっている。
【0037】上記電源ボックス10内のバッテリカット
用リレー101は、メイン電源線L13aに異常が生じ
た時に回路を遮断する他、全負荷が動作を停止したとき
にも回路を遮断して電源供給を停止するためのメイン電
源遮断手段である。バッテリ逆接続保護用のダイオード
102a及びバッテリ逆接続保護用のダイオード102
bは、バッテリが誤って逆接続されたときに装置に不具
合が生じることを防止するためのバッテリ誤接続保護手
段である。過電流保護機能を有する半導体スイッチング
素子104は、バックアップ用電源線L13b及びその
下流側でのショート、断線を監視して保護するためのも
のである。
【0038】なお、負荷接続ボックス20内の過電流保
護機能を有する半導体スイッチング素子204dは、常
時オフ状態に保持されているが、電源ボックス10内の
バッテリカット用リレー101がメイン電源を遮断した
り、過電流保護機能を有する半導体スイッチング素子2
04cが負荷制御部205の制御のもとで強制的にオフ
状態にされたりして、必要時に過電流保護機能を有する
半導体スイッチング素子204cを介してメイン電源を
重要走行系負荷に正常に供給することができなくなった
ときは、負荷制御部205の制御のもとでオン状態にさ
れる。過電流保護機能を有する半導体スイッチング素子
204dがオン状態になると、負荷接続ボックス20内
において分岐されたバックアップ電源が重要走行系負荷
に供給され、車両を動かすのに必要な最小限の負荷が動
作可能になる。
【0039】また、電源制御部105は図4に示すよう
に、予め定めたプログラムに従って動作する中央処理ユ
ニット(CPU)105a、プログラムなどを格納した
読み出し専用のメモリ(ROM)105b、各種のデー
タを格納するエリアや処理中に使用するエリアを有する
読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)105cなど
を内蔵したマイクロコンピュータ(μCOM)105A
を有する。
【0040】μCOM105Aは、負荷接続ボックス2
0〜50内の負荷制御部205から図示しない多重通信
ラインを介して受信した各負荷の駆動電流情報やスイッ
チのオンオフ情報などの負荷情報を入力する入力ポート
I1と、電流センサ106aからの電流値信号をA/D
変換して入力する入力ポートI2、電流センサ106b
からの電流値信号をA/D変換して入力する入力ポート
I3、過電流保護機能を有する半導体スイッチング素子
104からショート、オープン信号を入力する入力ポー
トI4と、バッテリカット用リレー101に対するオン
オフ制御信号を出力する出力ポートO1、過電流保護機
能を有する半導体スイッチング素子104に対する制御
信号を出力する出力ポートO2、オルタネータ5に対す
る発電量調整のための制御信号をD/A変換して出力す
る出力ポートO3、負荷接続ボックス20〜50内の負
荷制御部205に過電流保護機能を有する半導体スイッ
チング素子204a〜204dをオフさせ負荷駆動を停
止させる負荷オフ情報を図示しない多重通信ラインを介
して出力する出力ポートO4などを有する。
【0041】メイン電源線L13aは、車両の全負荷に
対する電源供給を行える電流容量を有するのに対し、バ
ックアップ用電源線L13bは通常は各ボックス内の制
御部を構成するμCOMに対する電源供給を行うが、メ
イン電源線L13aが回路遮断などによってダウンした
ときには車両の走行に必要な最小限の負荷(重要走行系
負荷)に対する電源供給も行える電流容量を有し、電線
サイズはメイン電源線L13aに比べて極めて細くでき
る。
【0042】上記負荷接続ボックス20内の過電流保護
機能を有する半導体スイッチング素子204a〜204
dは負荷特性に合わせた遮断特性を設定され、メイン電
源の電流値を電源ボックス側で管理できるように負荷駆
動電流を監視しその結果を負荷制御部205を介して電
源制御部105にフィードバックする他、負荷動作によ
って発生するノイズを電源線に乗せないように負荷駆動
線と電源線とを分離する働きも有する。
【0043】また、負荷制御部205も図5に示すよう
に、予め定めたプログラムに従って動作する中央処理ユ
ニット(CPU)205a、プログラムなどを格納した
読み出し専用のメモリ(ROM)205b、各種のデー
タを格納するエリアや処理中に使用するエリアを有する
読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)205cなど
を内蔵したマイクロコンピュータ(μCOM)205A
を有する。
【0044】μCOM205Aは、過電流保護機能を有
する半導体スイッチング素子204a〜204dからの
負荷駆動電流値を示す電圧信号をA/D変換して入力す
る入力ポートI1と、電源制御部105からの負荷接続
ボックス20〜50内の所定の過電流保護機能を有する
半導体スイッチング素子をオフさせる負荷オフ情報を入
力する入力ポートI2と、過電流保護機能を有する半導
体スイッチング素子204a〜204dの制御入力に対
して制御信号を出力する出力ポートO1と、過電流保護
機能を有する半導体スイッチング素子204a〜204
dから収集した負荷駆動電流値を示す駆動電流情報や負
荷接続部20〜50に接続されている図示しない操作ス
イッチを含む各種のスイッチについて収集したそのオン
オフ情報を電源制御部105や他の負荷接続ボックスの
負荷制御部に対して図示しない多重通信ラインを介して
送出する負荷情報を出力する出力ポートO2とを有す
る。
【0045】なお、上述した過電流保護機能を有する半
導体スイッチング素子104及び過電流保護機能を有す
る半導体スイッチング素子204a〜204dは、一般
に電界効果トランジスタ(FET)を半導体スイッチン
グ素子として内蔵するとともに、半導体スイッチング素
子の過熱やショートなどの異常を自己診断してその結果
を出力する機能を有する。しかし、過電流保護機能を有
する半導体スイッチング素子204a〜204dについ
ては、負荷電流に応じた電圧信号も出力するように構成
され、メイン電源の電流値を電源ボックス側で管理でき
るように負荷駆動電流を監視しその結果を負荷制御部2
05を介して電源制御部105にフィードバックできる
ようになっている。
【0046】なお、車両の各所に分散配置した負荷接続
ボックス20〜50の負荷制御部205から電源ボック
ス10の電源制御部105に対する各負荷の駆動電流情
報の送信は、多重通信のためボックス間に配索された図
示しない多重通信ラインが利用される。
【0047】以上の構成において、電源制御部105に
おいて、そのμCOM105AのCPU105aは、入
力ポートI1に入力する負荷接続ボックス20〜50の
負荷制御部205から送信されてくる負荷情報によりい
ずれかの負荷を動作させるべきときにはバッテリカット
用リレー101をオンさせてメイン電源線L13aに対
してバッテリ1を接続させる。また、全ての負荷が動作
を停止しているときにはバッテリカット用リレー101
をオフしてバッテリ1をメイン電源線L13aから切り
離す。
【0048】μCOM105AのCPU105aは、バ
ッテリカット用リレー101をオンさせているときに
は、負荷接続ボックス20〜50の負荷制御部205か
ら送信されてくる負荷情報により負荷動作電流の総和を
知るとともに、メイン電源線L13aに流れている電流
の大きさを電流センサ106aにより検知し、両者の比
較により、電流センサ106aにより検知した電流が所
定値以上大きいときには、電流センサ106aより下流
で負荷接続ボックス20内の過電流保護機能を有する半
導体スイッチング素子204a〜204dより上流側の
メイン電源線L13aのどこかにショートが発生してい
ると判断し、メイン電源線L13aを通じての電源供給
することが危険であるとしてバッテリカット用リレー1
01をオフしてバッテリ1を切り離し、メイン電源線を
保護する。
【0049】μCOM105AのCPU105aはま
た、バッテリカット用リレー101をオンさせていると
きには、電流センサ106a及び電流センサ106bの
電流値を監視し、その監視結果により出力ポートO3か
らオルタネータ5に対し発電量調整のための制御信号を
D/A変換して出力し、バッテリ1への充電電流の過不
足がないようにオルタネータ5を制御する。
【0050】具体的には、電流センサ106a及び電流
センサ106bの電流値が等しければ正常状態と判断し
て現在の発電状態を維持させる。また、比較の結果、負
荷電流が発電電流よりも大きければ発電量が不足してい
ると判断し、出力ポートO3にその不足分の大きさに応
じた制御信号を出力して発電量を増大させるようにす
る。
【0051】更に、比較の結果、負荷電流が発電電流よ
りも小さければ発電電流によってバッテリ1が充電され
ていると判断し、その後バッテリの充電状態を監視し、
充電電流が大きいか過充電のおそれがあるとき、発電量
を減少させる。このことによって、バッテリ容量が低下
しているときや過充電のときにはオルタネータ5の発電
電流を絞るか、若しくはバッテリカット用リレー101
によってバッテリ1を回路から切り離すことによりバッ
テリ劣化を防ぐことができる。
【0052】更にまた、比較の結果、負荷電流が発電電
流よりも非常に小さければ、バッテリ側にショートが発
生しているか、バッテリへの異常充電が行われていると
判断し、出力ポートO1にオンオフ制御信号を出力して
バッテリカット用リレー101をオフさせる。
【0053】また、μCOM105AのCPU105a
は、負荷電流が発電電流よりも異常に大きければ、発電
量が不足しているかイグニッションスイッチがオフしエ
ンジンが停止していると判断でき、長時間の負荷動作に
よるバッテリ上がりを防ぐため、出力ポートO4から負
荷接続ボックス20〜50内の負荷制御部205に対し
負荷接続ボックス20〜50内の所定の過電流保護機能
を有する半導体スイッチング素子をオフさせる負荷オフ
情報を送出する。
【0054】例えば発電量がゼロのときには、大電流負
荷の中でユーザが気づきにくいもの、例えばデフロス
タ、ブロアモータ、ミラーヒータ、シートヒータなどは
デューティ制御により通電電流を80パーセントから5
0パーセントなどに減少させる。また、通電電流を絞る
とユーザに悪い印象を与える負荷、例えばヘッドラン
プ、テールランプ、ルームランプ、ワイパなどについて
は一定の通電時間を決めておき、例えばヘッドランプ5
分、テールランプ30分、ルームランプ1時間などのよ
うに一定時間経過したら負荷作動を停止させるようにす
る。
【0055】一方、各負荷接続ボックス20〜50内の
負荷制御部205においては、μCOM205AのCP
U205aは図示しない負荷操作スイッチを含む各種ス
イッチの状態を監視するとともに、過電流保護機能を有
する半導体スイッチング素子204a〜204dからの
負荷駆動電流値を示す駆動電流情報入力し、電源ボック
ス10内の電源制御部105や他の負荷制御部に対し、
過電流保護機能を有する半導体スイッチング素子204
a〜204dから収集した負荷駆動電流値を示す駆動電
流情報や負荷接続部20〜50に接続されている各種の
スイッチについて収集したそのオンオフ情報などを出力
ポートO2から図示しない多重通信ラインを介して送出
する。
【0056】μCOM205AのCPU205aはま
た、入力ポートI2に入力される電源ボックス10の電
源制御部105からの負荷オフ情報に基づいて過電流保
護機能を有する半導体スイッチング素子204a〜20
4dの所定のものをオフさせる制御信号を出力ポートO
1に出力する。
【0057】なお、図2及び図3について上述した実施
の形態では、重要走行系負荷用に分岐した電源線とバッ
クアップ用電源線とを相互間での逆流を阻止しつつ相互
接続するために、必要時に電源供給されればよい負荷に
一方向性半導体スイッチング手段としての過電流保護機
能を有する半導体スイッチング素子204a及び204
b,204cを介してそれぞれ接続すると共に、バック
アップ用電源線を分岐して必要時に電源供給されればよ
い負荷のうちの重要走行系負荷に一方向性半導体スイッ
チング手段としての過電流保護機能を有する半導体スイ
ッチング素子204dを介して接続する構成を採用して
いる。しかし、重要走行系負荷用に分岐した電源線とバ
ックアップ用電源線とを相互間での逆流を阻止しつつ相
互接続する相互接続手段204としては、図6に示すよ
うにダイオードD1及びD2をそれぞれ介して電源線を
相互接続し、バックアップ用電源線を介して重要走行系
負荷に常時バックアップ用電源を供給するものであって
もよい。ただし、この場合には、重要走行系負荷をオン
オフさせる半導体スイッチング手段としての過電流保護
機能を有する半導体スイッチング素子204eを図示の
ように相互接続点の下流側に別途設けるようにする必要
がある。
【0058】以上説明した実施の形態から明らかなよう
に、バッテリ1近傍においてバッテリ電源をメイン電源
とバックアップ電源に分岐し、メイン電源を必要時に電
源供給されればよい負荷に供給し、バックアップ電源を
常時電源供給される必要のあるμCOMからなる電源制
御部105、負荷制御部205のような負荷に供給する
ようにすることによって、メイン電源が何らかの要因に
よって遮断されることがあっても、常時電源供給される
必要のある電源制御部105、負荷制御部205のよう
な負荷への電源供給がバックアップ電源によって確保さ
れ、しかもバックアップ電源が必要時に電源供給されれ
ばよい負荷のうちの重要走行系負荷にも供給できるよう
になっているので、メイン電源の遮断によって車両の走
行が不能になることもない。
【0059】また、実施の形態から明らかなように、メ
イン電源とバックアップ電源とへのバッテリ電源の分岐
が、バッテリ1近傍に設けた電源ボックス10内におい
て行われている。従って、例えばバッテリと電源ボック
スとの間に長い電源線などがあった場合に、バッテリ電
源を分岐するまでに起こるかもしれない問題をなくする
ことができる。しかも、電源ボックスの内蔵する常時電
源供給される必要のある負荷としての電源制御部105
がバックアップ電源によって動作して、同じく電源ボッ
クスの内蔵する遮断手段としてのバッテリカット用リレ
ー101にメイン電源の供給を遮断させるようになって
いる。従って、メイン電源の遮断がバッテリ電源の分岐
箇所で行われるようになり、メイン電源の遮断が効果的
に行われる。
【0060】さらに、上述した実施の形態から明らかな
ように、メイン電源及びバックアップ電源をメイン電源
線L13a及びバックアップ用電源線L13bを介して
電源ボックス10外にそれぞれ導出して電源ボックスか
ら離れた位置に設置された負荷接続ボックス20に供給
している。従って、電源線の本数が少なくてすみ、しか
も負荷接続ボックス20内でメイン電源を分岐して負荷
接続ボックスに接続した必要時に電源供給されればよい
負荷に供給している。しかも、負荷接続ボックス内でバ
ックアップ電源を分岐して負荷接続ボックスが内蔵する
常時電源供給される必要のある負荷としてのμCOMか
らなる負荷制御手段としての負荷制御部205に供給す
るとともに、必要時に電源供給されればよい負荷のうち
の重要走行系負荷にも供給できるようにしている。従っ
て、電源ボックス10においてメイン電源が遮断され、
負荷接続ボックス20にメイン電源が供給されていなく
ても、負荷接続ボックス20まで供給されているバック
アップ電源によって負荷制御部205と重要走行系負荷
の動作を確保することができる。
【0061】また、上述した実施の形態によれば、電源
御部105がメイン電源線にショートが生じたこと検
出して遮断手段としてのバッテリカット用リレー101
にメイン電源を遮断させる。しかし、必要時に電源供給
されればよい負荷のうちの重要走行系負荷にバックアッ
プ電源から電源供給されるようになっているので、車両
の走行を全く不能にすることなく、ショートによって生
じるメイン電源線の損傷を回避することができる。
【0062】しかも、電源制御手段が必要時に電源供給
されればよい負荷の全て停止したことを検出して遮断手
段にメイン電源を遮断させる。しかし、バックアップ電
源により常時電源供給される必要のある負荷の動作を確
保しつつ、駐車時のように全ての負荷が停止されるよう
な状況において、メイン電源線が生きていることによっ
て起こりうるレアショートにより過熱して損傷する問題
を未然に防ぐことができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、メイン電源が何らかの要因によって遮断さ
れることがあっても、常時電源供給される必要のある負
荷への電源供給がバックアップ電源によって確保され、
しかもバックアップ電源が必要時に電源供給されればよ
い負荷のうちの重要走行系負荷にも供給できるようにな
っているので、必要時に電源供給されればよい負荷への
電源線が何らかの要因によってショート或いは断線し、
若しくは電流カットされることがあっても、常時電源供
給される必要のある負荷への電源供給を行え、しかも車
両走行系の負荷への電源供給を行え、必要なときに積極
的にメイン電源を遮断することも可能であり、メイン電
源とバックアップ電源とへのバッテリ電源の分岐が、バ
ッテリ近傍に設けた電源ボックス内において行われてい
るので、バッテリ電源を分岐するまでに起こる問題を少
なくすることができ、しかも電源ボックスの内蔵する常
時電源供給される必要のある負荷としての電源制御手段
がバックアップ電源によって動作して、同じく電源ボッ
クスの内蔵する遮断手段にメイン電源の供給を遮断させ
るので、メイン電源の遮断がバッテリ電源の分岐箇所で
行われるようになり、メイン電源の遮断が効果的に行わ
れる車両用電源分配装置が提供できる。
【0064】
【0065】請求項2に記載の本発明によれば、メイン
電源及びバックアップ電源をメイン電源線及びバックア
ップ用電源線を介して電源ボックス外にそれぞれ導出し
て電源ボックスから離れた位置に設置された負荷接続ボ
ックスに供給しているので、電源線の本数が少なくてす
み、しかも負荷接続ボックス内でメイン電源を分岐して
負荷接続ボックスに接続した必要時に電源供給されれば
よい負荷に供給し、負荷接続ボックス内でバックアップ
電源を分岐して負荷接続ボックスが内蔵する常時電源供
給される必要のある負荷としての負荷制御手段に供給す
るとともに、必要時に電源供給されればよい負荷のうち
の重要走行系負荷にも供給できるようにしているので、
電源ボックスにおいてメイン電源が遮断され、負荷接続
ボックスにメイン電源が供給されていなくても、負荷接
続ボックスまで供給されているバックアップ電源によっ
て負荷制御手段と重要走行系負荷の動作を確保すること
ができる。
【0066】請求項3に記載の本発明によれば、電源制
御手段がメイン電源線にショートが生じたこと検出して
遮断手段にメイン電源を遮断させるが、車両の走行を全
く不能にすることなく、ショートによって生じるメイン
電源線の損傷を回避することができる。
【0067】請求項4に記載の本発明によれば、電源制
御手段が必要時に電源供給されればよい負荷の全て停止
したことを検出して遮断手段にメイン電源を遮断させる
ので、バックアップ電源により常時電源供給される必要
のある負荷の動作を確保しつつ、駐車時のように全ての
負荷が停止されるような状況において、メイン電源線が
生きていることによって起こりうる問題を未然に防ぐこ
とができる。
【0068】請求項5に記載の発明によれば、メイン電
源線が何らかの要因によって遮断され、メイン電源線を
介しての重要走行系負荷への電源供給ができなくなるこ
とがあっても、常時電源供給される必要のある負荷への
電源供給がバックアップ用電源線によって確実に行わ
れ、しかもバックアップ用電源線が必要時に電源供給さ
れればよい負荷のうちの重要走行系負荷にも供給できる
ようになるので、必要時に電源供給されればよい負荷へ
のメイン電源線がショート或いは断線し、若しくはメイ
ン電源線が電流カットされることがあっても、常時電源
供給される必要のある負荷だけでなく車両走行系の負荷
への電源供給も行える。よって、車両の走行が不能にな
ることを心配することなく、必要なときに積極的にメイ
ン電源を遮断することも可能な車両用電源分配装置が提
供できる。
【0069】請求項6に記載の発明によれば、メイン電
源線及びバックアップ用電源線への分岐をバッテリ近傍
に設けた電源ボックス内において行い、バッテリ電源を
分岐するまでに起こる問題を少なくすることができ、し
かも電源ボックス内の電源制御手段が常時動作して同じ
電源ボックス内の遮断手段にメイン電源線による電源供
給を遮断させるので、ショートなどのトラブルを未然に
防ぐためのメイン電源線の遮断をバッテリ電源線の分岐
箇所で効果的に行うことができる。また、電源ボックス
外に導出して離れた位置に設置された負荷接続ボックス
に接続する電源線の本数が少なくてすみ、しかも電源ボ
ックスにおいてメイン電源を遮断して負荷接続ボックス
にメイン電源を供給しなくしても、バックアップ電源線
によって負荷制御手段の動作を確保することができる。
更に、負荷接続ボックス内でメイン電源線から分岐され
た重要走行系負荷用電源線と、バックアップ用電源線か
ら分岐された電源線は、一方向性半導体スイッチング手
段を介して重要走行系負荷に接続され、相互間での逆流
を阻止しつつ相互接続されてているので、バックアップ
用電源線を介して重要走行系負荷に電源供給でき、メイ
ン電源線が遮断されてメイン電源線を介しての重要走行
系負荷への電源供給ができなくなることがあっても、バ
ックアップ用電源線が重要走行系負荷にも電源供給でき
るので、メイン電源線の遮断によって車両の走行が不能
になることもない。
【0070】請求項7に記載の発明によれば、負荷制御
手段が制御信号入力を有する一方向性半導体スイッチン
グ手段のオンオフ制御を行っているので、電源線相互間
での逆流を阻止しつつ相互接続するための一方向性半導
体スイッチング手段が必要時に電源供給されればよい負
荷への電源供給をオンオフするための手段と兼用できる
ようになる。
【0071】請求項8に記載の発明によれば、メイン電
源線にショートが生じたこと検出して遮断手段にメイン
電源を遮断させても、このとき負荷制御手段が分岐した
他方のバックアップ用電源線を通じて重要走行系負荷に
電源供給するように常時オフ状態にある一方向性半導体
スイッチング手段をオン制御するので、車両の走行を全
く不能にすることがなく、ショートによってメイン電源
線に生じるトラブルを回避することができる。また、常
時はバックアップ用電源線を通じて重要走行系負荷に電
源供給しないので、バックアップ用電源線として大きな
容量の太い電線を使用しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用電源分配装置の基本構成を
示す図である。
【図2】本発明による車両用電源分配装置の一実施の形
態を示す図である。
【図3】図2の装置を車載した様子を示す簡略図であ
る。
【図4】図2中の一部分の詳細を示すブロック図であ
る。
【図5】図2中の他の一部分の詳細を示すブロック図で
ある。
【図6】図2中の一部分の変形例を示す図である。
【図7】従来の装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 10 電源ボックス 101 遮断手段(バッテリカット用リレ
ー) 105 電源制御手段(電源制御部) 20 負荷接続ボックス 204 相互接続手段 D1,D2 ダイオード 204a〜204d 過電流保護機能を有する半導体ス
イッチング素子 205 負荷制御手段(負荷制御部) L13a メイン電源線 L13b バックアップ用電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 - 16/04 H02J 7/00 - 7/36

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ電源をメイン電源とバックアッ
    プ電源に分岐し、前記メイン電源を必要時に電源供給さ
    れればよい負荷に供給し、前記バックアップ電源を常時
    電源供給される必要のある負荷に供給するようにした車
    両用電源分配装置において、 前記バックアップ電源を必要時に電源供給されればよい
    前記負荷のうちの重要走行系負荷にも供給できるように
    前記分岐をバッテリ近傍に設けた電源ボックス内におい
    て行い、前記電源ボックスが、前記常時電源供給される
    必要のある負荷として前記バックアップ電源によって動
    作する電源制御手段と、該電源制御手段の制御のもとで
    前記メイン電源の供給を遮断する遮断手段とを内蔵して
    いる ことを特徴とする車両用電源分配装置。
  2. 【請求項2】 前記メイン電源及び前記バックアップ電
    源をメイン電源線及びバックアップ用電源線を介して前
    記電源ボックス外にそれぞれ導出して前記電源ボックス
    から離れた位置に設置された負荷接続ボックスに供給
    し、 該負荷接続ボックス内で前記メイン電源を分岐して前記
    負荷接続ボックスに接続した必要時に電源供給されれば
    よい負荷に供給し、 前記負荷接続ボックス内で前記バックアップ電源を分岐
    して前記負荷接続ボックスが内蔵する常時電源供給され
    る必要のある負荷としての負荷制御手段に供給するとと
    もに、必要時に電源供給されればよい前記負荷のうちの
    重要走行系負荷にも供給できるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の車両用電源分配装置。
  3. 【請求項3】 前記電源制御手段が、前記メイン電源線
    にショートが生じたことを検出して前記遮断手段に前記
    メイン電源を遮断させることを特徴とする請求項1又は
    に記載の車両用電源分配装置。
  4. 【請求項4】 前記電源制御手段は、必要時に電源供給
    されればよい負荷の全て停止したことを検出して前記遮
    断手段に前記メイン電源を遮断させることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両用電源分配装置。
  5. 【請求項5】 バッテリ電源線をメイン電源線とバック
    アップ用電源線に分岐し、前記メイン電源線を必要時に
    電源供給されればよい負荷に接続し、前記バックアップ
    用電源線を常時電源供給される必要のある負荷に接続す
    るようにした車両用電源分配装置において、 前記メイン電源線が、必要時に電源供給されればよい前
    記負荷のうちの重要走行系負荷用とそれ以外の負荷用と
    に分岐され、 前記重要走行系負荷用に分岐した電源線と前記バックア
    ップ用電源線とを相互接続し、前記バックアップ用電源
    線を介して前記重要走行系負荷に電源供給できるように
    する相互接続手段を備えることを特徴とする車両用電源
    分配装置。
  6. 【請求項6】 バッテリ電源線をメイン電源線とバック
    アップ用電源線に分岐し、前記メイン電源線を必要時に
    電源供給されればよい負荷に接続すると共に、前記バッ
    クアップ用電源線を常時電源供給される必要のある負荷
    に接続するようにした車両用電源分配装置において、 前記メイン電源線及び前記バックアップ用電源線への分
    岐をバッテリ近傍に設けた電源ボックス内において行
    い、前記電源ボックスが、前記バックアップ用電源線に
    よる電源供給によって動作する前記常時電源供給される
    必要のある負荷としての電源制御手段と、該電源制御手
    段の制御のもとで前記メイン電源線による前記必要時に
    電源供給されればよい負荷への電源供給を遮断する遮断
    手段とを内蔵し、 前記メイン電源線及び前記バックアップ用電源線を前記
    電源ボックス外にそれぞれ導出して前記電源ボックスか
    ら離れた位置に設置された負荷接続ボックスに接続し、 該負荷接続ボックス内で前記メイン電源線を前記必要時
    に電源供給されればよい前記負荷のうちの重要走行系負
    荷用とそれ以外の負荷用とに分岐し、前記必要時に電源
    供給されればよい負荷に一方向性半導体スイッチング手
    段を介してそれぞれ接続すると共に、前記バックアップ
    用電源線を分岐してその一方を前記常時電源供給される
    必要のある負荷としての負荷制御手段に接続し、かつ他
    方を前記必要時に電源供給されればよい前記負荷のうち
    の重要走行系負荷に一方向性半導体スイッチング手段を
    介して接続したことを特徴とする車両用電源分配装置。
  7. 【請求項7】 前記一方向性半導体スイッチング手段が
    制御信号入力を有し、前記負荷制御手段が前記バックア
    ップ用電源線による電源供給によって常時動作し続け、
    前記制御信号入力への制御信号を発生して前記一方向性
    半導体スイッチング手段のオンオフ制御を行うことを特
    徴とする請求項6に記載の車両用電源分配装置。
  8. 【請求項8】 前記電源制御手段が前記メイン電源線に
    ショートが生じたことを検出して前記遮断手段に前記メ
    イン電源線による電源供給を遮断させ、 前記負荷制御手段が、前記遮断手段により前記メイン電
    源線の電源供給を遮断したとき、常時オフ状態にある当
    該一方向性半導体スイッチング手段をオン制御する制御
    信号を発生して当該一方向性半導体スイッチング手段を
    介して前記分岐した他方のバックアップ用電源線から前
    記重要走行系負荷に電源供給させることを特徴とする請
    項6に記載の車両用電源分配装置。
JP06470097A 1996-03-18 1997-03-18 車両用電源分配装置 Expired - Fee Related JP3379081B2 (ja)

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