JP3725288B2 - 車両用給電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両に搭載されている種々の電装品、装置、機器へ給電を行う車両用給電装置に関するものであり、特に、少ない給電線で、障害に対して耐用性が強く、障害を迅速に排除可能で、障害が発生しても電装品への給電が継続できる車両用給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、車両の電子化が急速に進行している。
車両、たとえば、各種の乗用車は、内燃機関、自動変速装置などの運行に必須の主要機器(以下、主機という)の燃費の向上、排気ガスの低減、円滑な走行、安全走行などの観点からマイクロコンピュータを始めとする電子回路、電子デバイスを用いた電子制御化が進められている。
また、フロントパネルの計器類を電子的な表示装置、たとえば、カラー液晶表示装置に代えて、車両の運行状態の認識を一層容易にするとともに、車両の種々の情報を種々の形態で提供することも試みられている。
さらに、移動手段としての車両の乗り心地の一層の向上、利便性の向上を図るとともに単なる移動手段としてだけでなく車両を居住空間として利用する要望も高く、主機だけでなく、空調装置、GPSを用いた位置評定・運行案内装置、シートの自動調節装置、パワーウインドー、ワイパ、ドアロック、種々のランプ、ラジオ、CD、TV装置、娯楽施設などの補助的な装置・機器(以下、補機)の搭載の増大と、それらの電子制御化が進んでいる。
【0003】
以上のように、車両に搭載する電装品、主機および補機が電子制御されるに伴って、電装品、主機および補機自体が電気的に駆動される部分が増大する他、主機および補機の電子制御のために各種の電子装置が車両に搭載されている。
したがって、主機に搭載された上記装置および機器のために、車両における給電および電子制御装置を動作させる信号伝送が重要になってきている。
【0004】
しかしながら、車両における給電および信号送信においては、給電線および信号線(ワイヤハーネス)がドアなどの回転部位を通過したり、移動部位などを通過したり、狭い部位に嵌め込んだり、ビスで止めたり、高温多湿部位などを通過することもあるから、通常の屋内配線より劣化、破断などに起因する断線または短絡の可能性が高い。
給電線または信号線の破断または短絡によって主機または補機が正常に動作しなくなると問題であるから、その対策が種々提案されている。
【0005】
特開昭60−193746号公報は、車両の電源と負荷との間のワイヤハーネスに電流センサとしゃ断器を設け、車両の停車中において、電源から電装品などの負荷に流れる単位電流を検出して異常状態を検出し、異常と判断したときはしゃ断器を駆動して、負荷を電源から切り離すことが開示されている。しかしながら、この方法は、停車中における異常状態のみを対象としており、車両の走行中には適用できないという不具合がある。停車中の異常検出は比較的容易であるが、負荷の状態は走行状態に応じて変化するから、この技術を走行中の車両に適用するには限界がある。かりにこの技術を走行中の車両に適用したとしても、負荷を電源から切り離せばいいとは限らない。
【0006】
従来の車両用給電装置の1例として、サブシステムに応じたフューズまたはヒュージブルリンクの電源(給電)ライン保護素子で保護された電源ラインを電装品に対して接続し、電源ラインに短絡などが発生した場合、サブシステムのみにその影響を限定し、その他のサブシステムには影響を及ぼさないようにする技術が提案されている。しかしながら、この方法では、電源ラインを数多く布線しなければならないという不具合がある。特に、車両内という限定された空間内に、数多くの電源ラインを布線することは実装の面で容易ではない。
【0007】
特開昭57−80239号公報は、電源ラインをループ状にし、電源ラインの少なくとも1箇所に電流センサを配設し、電流センサが異常状態を検出したとき、中央制御部にその検出状態を通報し、中央制御部が複数の電源制御器を順次、動作、不動作状態にしていき、異常発生位置を評定(特定)し、異常発生位置が特定されたとき、その部位を電源ループから切り離す技術を開示している。
【0008】
特開平5−64361号公報は、2系統の電源ラインを布線し、ダイオードを介して給電することにより、いずれかの電源ラインが断線または短絡しても障害のない電源ラインから給電する技術を開示している。
【0009】
特開平8−275408号公報は、電源と負荷との間に、2系統の給電線を並行して布設し、かつ、これら2本の給電線を切り換える2つのリレーを設けておき、一方の給電線に短絡などの不具合が発生した場合、他方のリレーが他方の給電線と負荷を接続する給電線バックアップ方式を開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭57−80239号公報に開示されている方法は、電源ラインの構成は複雑さを回避しているが、障害検出に時間がかかり、障害発生部位を切り離すのに時間がかかりすぎるという問題がある。
【0011】
特開平5−64361号公報に開示されている方法は、2系統の電源ラインを布線するのでワイヤハーネスが太くなる。限られた空間にワイヤハーネスを布線することは難しい。また大電流用ダイオードが必要になる。
【0012】
特開平8−275408号公報に開示されている方法は、パワーウィンドウなどの負荷を駆動するために給電を行なう給電ラインにはバックアップ機能が備えられているが、これらの負荷の駆動を制御するマイクロコンピュータなどの電子回路に給電を行なう制御用給電ラインのバックアップ機能については記述されていない。そのため、制御用給電ラインに障害が生じた場合には、負荷の駆動制御を行なうことができず、負荷駆動用の給電ラインに障害が無くても、実質的に、負荷を正確に駆動できないという問題がある。
またこの方法は断線などの障害に対しては殆ど無効である。
【0013】
以上のように、空間的に制約が多く実装上の現実的な問題も多い車両において、電装品、主機、補機、電子制御装置などの負荷および電子装置に高い信頼性で効果的に給電し、または、信号経路を確立し維持することが要望されている。
【0014】
本発明の目的は、給電線の本数が少なく、障害に対して耐用性が強く、信頼性が高い車両用給電装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明の車載用給電装置は、電源と、該電源から直接給電を受ける主電源分配装置と、1以上の従電源分配装置と、前記電源からの給電を行うため隣接する前記主電源分配装置、従電源分配装置の間の給電部を結ぶ給電ラインと、 前記主電源分配装置から1以上の前記従電源分配装置へ制御用電源を供給する制御用給電ラインと、前記主電源分配装置および1以上の前記従電源分配装置相互の情報伝送を行う情報伝送信号ラインとを具備し、前記給電ラインを介して前記電源から前記従電源分配装置に接続された負荷に給電する車両用給電装置であって、前記主電源分配装置は、制御手段と、該制御手段と協働して前記情報伝送信号ラインを介して前記従電源分配装置と情報伝送を行う信号伝送手段と、前記電源から前記従電源分配装置に給電する2以上の給電ラインと、前記給電ラインと前記電源とを接続あるいはしゃ断する2以上のしゃ断手段と、前記しゃ断手段の外部の給電系統の障害を検出する障害検出手段とを有し、前記従電源分配装置は、制御手段と、該制御手段と協働して前記情報伝送信号ラインを介して他の電源分配装置と情報伝送を行う信号伝送手段と、自己の電源分配装置に接続されている前記2以上の給電ラインからの1の給電ラインを選択し、当該選択した給電ラインから負荷に給電する給電ライン選択手段と、2以上の前記制御用給電ラインのそれぞれから前記制御手段、前記信号伝送手段および給電ライン選択手段に動作電源を供給する2以上の整流素子とを有し、前記主電源分配装置は、前記障害検出手段が障害を検出した給電ラインを前記しゃ断手段によってしゃ断し、当該障害情報を情報伝送信号ラインを介して前記従電源分配装置に送信し、前記従電源分配装置の前記給電ライン選択手段は、受信した前記障害情報に基づいて、障害が生じていない給電ラインを選択する。
【0016】
本発明の車両用給電装置では、給電ラインに短絡などの障害が発生すると、主電源分配装置における障害検出手段で障害が検出される。この検出された障害の障害情報は、情報伝送信号ラインを介して、各従電源分配装置に送信される。従電源分配装置は、この障害情報を入力し、当該障害が発生した給電ラインが給電ライン選択手段において選択されている場合には、その選択を他の正常な給電ラインに切り換える。
また、本発明の車両用給電装置では、従電源分配装置は、2以上の制御用給電ラインから、それぞれに対応した2以上の整流素子を介して、制御手段などの電子回路を駆動する動作電源が供給される。そのため、1の制御用給電ラインに障害が生じても、他の制御用給電ラインから、制御手段などの電子回路に動作電源が継続して供給される。
【0017】
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、前記従電源分配装置は、前記給電ラインの断線を検出する電圧検出手段を含み、前記給電ラインの断線時、前記従電源分配装置の前記給電ライン選択手段は、断線が検出されていない給電ラインを選択する。
【0018】
また、本発明の車載用給電装置は、電源と、該電源から直接給電を受ける主電源分配装置と、1以上の従電源分配装置と、前記電源からの給電を行うため隣接する前記主電源分配装置、従電源分配装置の間の給電部を結ぶ給電ラインと、前記主電源分配装置から1以上の前記従電源分配装置へ制御用電源を供給する制御用給電ラインとを具備し、前記給電ラインを介して前記電源から前記従電源分配装置に接続された負荷に給電する車両用給電装置であって、前記主電源分配装置は、制御手段と、前記電源から前記従電源分配装置に給電する2以上の給電ラインと、前記給電ラインと前記電源とを接続あるいはしゃ断する2以上のしゃ断手段と、前記しゃ断手段の外部の給電系統の障害を検出する障害検出手段とを有し、前記従電源分配装置は、制御手段と、自己の電源分配装置に接続されている前記2以上の給電ラインからの1の給電ラインを選択し、当該選択した給電ラインから負荷に給電する給電ライン選択手段と、前記給電ラインの電圧印加状態を検出する電圧検出手段と、2以上の前記制御用給電ラインのそれぞれから前記制御手段、前記電圧検出手段および給電ライン選択手段に動作電源を供給する2以上の整流素子とを有し、前記主電源分配装置は、前記障害検出手段が障害を検出した給電ラインを前記しゃ断手段によってしゃ断し、前記従電源分配装置は、前記電圧検出手段が前記給電ラインの電圧印加の停止を検出したときに、前記給電ライン選択手段によって電圧が印加される給電ラインを選択する。
【0019】
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、前記給電ラインを前記制御用給電ラインとしても用いる。
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、前記2以上の制御用給電ラインは、前記2以上の給電ラインとは別に、前記電源から前記従電源分配装置を結ぶように設けられている。
【0020】
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、車両内に衝撃を検出するセンサを設け、前記主電源分配装置内の制御手段は、該センサの衝撃検出に応じて、前記主電源分配装置内のしゃ断手段を制御する。
【0021】
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、前記電源と前記主電源分配装置とが外部配線を用いずに一体に構成されている。
【0022】
また、本発明の車両用給電装置は、好ましくは、前記電源は二次電池である。
【0023】
さらに、本発明の車載用給電装置は、好ましくは、前記主電源分配装置に前記2以上の制御用給電ラインのそれぞれに、半導体スイッチング素子を設け、前記主電源分配装置の制御手段は、前記従電源分配装置の前記制御手段が認識する負荷の使用状況に応じて前記主電源分配装置内の給電ラインの前記しゃ断手段を消勢状態にする第1の状態と、該第1の状態が所定時間継続しているとき前記主電源分配装置に設けた半導体スイッチング素子を消勢状態にする第2の状態と、通常の動作状態である前記しゃ断手段および半導体スイッチング素子を付勢状態にする第3の状態とに当該車両用給電装置を制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の車両用給電装置の実施例を添付図面を参照して述べる。
図1は、本実施形態の車両用給電装置の構成図および動作説明図である。
図1に図解したように、本実施形態の車両用給電装置は、1つの主電源分配装置1と3つの従電源分配装置3、4、5とがそれぞれ、主給電ライン100〜106と、予備電源ライン110〜116と、情報伝送信号ライン201〜204を用いて接続されている。
主給電ライン100〜106によって、主電源分配装置1と従電源分配装置5との間に、実質的に1本の主給電ライン99が形成される。同様に、予備給電ライン110〜116によって、主電源分配装置1と従電源分配装置3との間に、実質的に1本の予備給電ライン109が形成される。また、情報伝送信号ライン201〜204によって、主電源分配装置1〜従電源分配装置3〜5を結んだものを信号伝送ライン200と言う。以上のごとく、本実施例においては、主電源分配装置1からの電源が、2系統の主給電ライン99および予備給電ライン109によって、従電源分配装置3〜5に供給される。
【0025】
主電源分配装置1および従電源分配装置3、4、5の配置例を述べる。
主電源分配装置1は、たとえば、車両のエンジンルームに配置され、従電源分配装置3はインパネの右側に配置され、従電源分配装置5はインパネの左側に配置され、中央の従電源分配装置4は主電源分配装置1から一番離れているリヤに配置されている。
したがって、主給電ライン101および信号ライン201はエンジンルームの主電源分配装置1からインパネの右側にある従電源分配装置3まで布線(配索)され、予備給電ライン111および信号ライン204はエンジンルームの主電源分配装置1からインパネの左側の従電源分配装置5まで布線され、主給電ライン103、予備給電ライン115および信号ライン202はインパネの右側にある従電源分配装置3からリヤにある従電源分配装置4まで、主給電ライン105、予備給電ライン113および信号ライン203はインパネの左側にある従電源分配装置5からリヤにある従電源分配装置4まで布線されている。
【0026】
主給電ライン101および信号ライン201の両端にコネクタのプラグ91、92が接続されており、主電源分配装置1に取りつけられたレセプタクル19と従電源分配装置3に取りつけられたレセプタクル38とこれらのプラグを嵌め合わせるだけで、主電源分配装置1と従電源分配装置3との間の主給電ラインと信号伝送ラインとが容易に確立される。以下同様に、従電源分配装置3と従電源分配装置4との間の主給電ライン、予備給電ラインおよび信号伝送ラインの確立、従電源分配装置4と従電源分配装置5との間の主給電ライン、予備給電ラインおよび信号伝送ラインの確立、および、従電源分配装置5と主電源分配装置1との間の予備給電ラインおよび信号伝送ラインの確立も、それぞれのプラグと対応するそれぞれのレセプタクルとを嵌合させるだけで容易に行える。
【0027】
主電源分配装置1の内部構成について述べる。
主電源分配装置1は、二次電池(バッテリィ)18と、マイクロコンピュータを内蔵した制御ユニット10と、信号伝送ユニット11と、図示省略した入出力(I/O)ユニットと、リレー式スイッチ回路(以下、リレースイッチ)12および13と、二次電池(バッテリィ)18から外部に流れる電流を監視する電流監視器14、15を有する。
図解の関係でI/Oユニットは図示省略したが、このI/Oユニットは従電源分配装置3におけるI/Oユニット37と同様、制御ユニット10に接続されており、制御ユニット10は実際はI/Oユニットを介してリレースイッチ12および13を駆動する。また、たとえば、図示省略したイグニッションキースイッチの読み込みなども、I/Oユニットを介して制御ユニット10で読み込む。しかしながら、図解の主電源分配装置1においては図解の関係で直接制御ユニット10からリレースイッチ12および13を駆動するように図解している。このことは、従電源分配装置3〜5においても同様である。
【0028】
バッテリィ18はオルタネータ6に接続されており、オルタネータ6からバッテリィ18に充電可能である。
電流監視器14および電流監視器15はそれぞれ、シャント抵抗付の電流検出器を用い、シャント抵抗の両端の電圧を差動増幅器で増幅し、増幅した電圧をオペレーションアンプを用いて比較回路で基準電圧値と比較する回路構成をとることができる。また、電流監視器14および電流監視器15をホール効果素子などの非接触式の電流検出器などを用いることもできる。
【0029】
電流監視器14は主給電ライン99に短絡などの障害があることを検出する。障害が発生した場合、制御ユニット10は電流監視器14の障害検出信号を読み込み、リレースイッチ12が消勢してバッテリィ18から外部への給電を停止する。この障害検出信号は、信号伝送ライン200を介して、制御ユニット10から従電源分配装置3,4,5の制御ユニット30,40,50に送信される。
同様に、電流監視器15は予備給電ライン109に短絡などの障害があることを検出する。障害が発生した場合、制御ユニット10は電流監視器15の障害検出信号を読み込み、リレースイッチ13が消勢してバッテリィ18から外部への給電を停止する。この障害検出信号は、信号伝送ライン200を介して、制御ユニット10から従電源分配装置3,4,5の制御ユニット30,40,50に送信される。
【0030】
制御ユニット10にはマイクロコンピュータが内蔵されており、信号伝送ユニット11と協働して下記に述べる信号伝送処理を行う他、リレースイッチ12およびリレースイッチ13を駆動制御して、主給電ライン99および予備給電ライン109による給電を管理する。また、制御ユニット10は電流監視器14の検出値を読み込んで給電ライン99の監視を行う。また、制御ユニット10は電流監視器15の検出値を読み込んで給電ライン109の監視を行う。これらの詳細な制御動作については後述する。
なお、バッテリィ18を主電源分配装置1には含めず、オルタネータ6と同様、主電源分配装置1の外部に設置されていると考えることもできる。
【0031】
従電源分配装置3、4、5は基本的に主電源分配装置と同じ構成をしている。
代表例として、従電源分配装置3の構成および動作を述べる。
従電源分配装置3は、制御ユニット30と、信号伝送ユニット31と、コイルL、基点Bおよび接点C1,C2などから成るリレー式スイッチ回路(以下、リレースイッチ)32と、2つの整流ダイオード35、36と、入出力ユニット(I/Oユニット)37を有する。
整流ダイオード35は、主給電ライン102からノードNAに向かって順方向になるように接続されている。また、整流ダイオード36は、予備給電ライン116からノードNAに向かって順方向になるように接続されている。ノードNAは、直接的あるいは間接的に、制御ユニット30、信号伝送ユニット31およびI/Oユニット37などの電子回路に接続され、これらの電子回路にノードNAを介して電源電圧が供給される。
ここで、上述したようにノードNAには、それぞれ整流ダイオード35および36を介して、主給電ライン102および予備給電ライン116が接続されているため、主給電ライン102および予備給電ライン116のうち少なくとも一方が正常に電源供給を行なっていれば、バッテリ18からの電源がノードNAに瞬断なしに継続的に供給される。
【0032】
リレースイッチ32は、基点Bに設けられたスイッチを、制御ユニット30によるコイルLへの励磁の有無によって、接点C1および接点C2に選択的に接合させる切り換え型のスイッチである。
ここで、接点C1は主給電ライン102に接続され、接点C2は予備給電ライン116に接続されている。
また、基点Bは、スイッチング素子301を介して負荷311に接続されている。負荷311としては、従電源分配装置3がインパネの右側に配置されているから、インパネの右側の近傍の、ヘッドライト、ドア駆動電装品などである。
【0033】
制御ユニット30にはマイクロコンピュータが内蔵されており、信号伝送ユニット31と協働して下記に述べる信号伝送処理を行う他、リレースイッチ32を駆動制御して、主給電ライン99、予備給電ライン109および信号伝送ライン200の管理を行う。これらの詳細な制御動作については後述する。
【0034】
負荷311には、スイッチング素子301の切り換え動作に応じて、リレースイッチ32の基点Bに生じた主電源分配装置1からのバッテリィ18の電圧または電流が印加される。スイッチング素子301は、I/Oユニット37を介して制御ユニット30によってスイッチング制御される。但し、図解の簡略のため、他の従電源分配装置4、5においてはI/Oユニットおよびスイッチング素子の駆動線を割愛した。
なお、イグニッションキースイッチ、パワーウインドー操作スイッチなどは、スイッチ311として、I/Oユニット37を介して制御ユニット30に入力される。尚、他の電源分配装置4、5においても、スイッチ入力は存在し得るが、図解の関係で省略している。
【0035】
以下、車両用給電装置の主給電ライン99、予備給電ライン109および信号伝送ライン200の経路確立状態を述べる。
【0036】
車両停止(非動作)状態
車両の停止(非動作)状態においては、主電源分配装置1内において、バッテリィ18から給電されて制御ユニット10が動作可能である。しかしながら、この状態において、制御ユニット10は何もせず、制御ユニット10内のマイクロコンピュータ、メモリなどはスリープモードにあり、最小の電力消費状態にある。この停止状態においては、信号伝送ユニット11も動作せず、制御ユニット10はリレースイッチ12のコイルLおよびリレースイッチ13のコイルLを消勢したままであるから(図1の破線で示した状態)、リレースイッチ12の接点Cおよびリレースイッチ13の接点Cは図示のごとく開放(オープン)状態にあり、主電源分配装置1を介してバッテリィ18からの従電源分配装置3、4、5への給電は行われない。
このように、停止状態では、制御ユニット10は最小電力で待機しているだけであり、従電源分配装置3、4、5およびそこに接続されている負荷311,312,313には給電されないから、バッテリィ18の消費電力は最小に維持される。
【0037】
なお、バッテリィ18と主電源分配装置1とは一体化することができる。たとえば、主電源分配装置1の内部にバッテリィ18を内蔵して、バッテリィ18からはバスなどを介して直接制御ユニット10に給電を行う。このように、バッテリィ内蔵型主電源分配装置1に構成すると、バッテリィ18と主電源分配装置1との給電系統に障害が発生する可能性は著しく低減し、通常、バッテリィ18が配設されている車両のエンジンルームにおける給電ラインの引き回しが楽になるという実装上の利点がある。
【0038】
起動状態と正常動作状態
車両の起動を示すイグニッションキースイッチが操作されと(図示せず)、イグニッションキースイッチから主電源分配装置1へ直接布線されている配線(図示せず)を介して制御ユニット10がその状態を検出して、リレースイッチ12およびリレースイッチ13のコイルLを付勢してそれらの接点Cを図1に示す実線の位置にする。その結果、バッテリィ18、リレースイッチ12の接点C、電流監視器14の経路が確立されて、主給電ライン99への給電が行なわれる。同様に、バッテリィ18、リレースイッチ13の接点C、電流監視器15の経路が確立されて、予備給電ライン109への給電が行われる。
ところで、起動状態および正常動作状態では、従電源分配装置3,4,5におけるリレースイッチ32,42,52の基点Bは、スイッチによって、それぞれ接点C1に接続されている。そのため、ハッテリ18からの電圧あるいは電流が、主給電ライン99を介して、従電源分配装置3,4,5のノードNAに供給される。
なお、信号伝送ライン200には経路を切断する回路は設けられていないから、瞬断されることなく、常時、確立されている。
【0039】
主給電ライン102への給電によって、バッテリィ18の電圧が従電源分配装置3の整流ダイオード35を経由して制御ユニット30に印加されて制御ユニット30が動作可能となっている。
同様に、主給電ライン104への給電によって、バッテリィ18の電圧が従電源分配装置4の整流ダイオード45を経由して制御ユニット40に印加されて制御ユニット40が動作可能となっている。
同様に、主給電ライン106への給電によって、バッテリィ18の電圧が従電源分配装置5の整流ダイオード55を経由して制御ユニット50に印加されて制御ユニット50が動作可能となっている。
【0040】
この状態では、例えば、パワーウィンドウのスイッチであるスイッチ311がオンされると、そのことを示す入力信号が入出力ユニット37を介して制御ユニット30に出力される。そして、この入力信号に基づいて、制御ユニット30によって、スイッチング素子301が遮断状態から接続状態に切り換えられ、主給電ライン102を介して、バッテリィ18からの電圧あるいは電流が負荷311に供給される。これによって、パワーウィンドウが駆動される。
【0041】
以上により、主給電ライン99を介して、従電源分配装置3、4、5の内部の制御ユニット30、40、50への給電はもちろん、それぞれの装置から負荷311,312,313への給電が可能になる。
また、以上により、信号伝送ユニット11、31、41、51を含む信号伝送ライン200も実質的に確立されている。
【0042】
障害発生(短絡)と障害地点排除
上述した正常状態から、図1に示した従電源分配装置4と5との間の主給電ライン105上の地点aで何らかの理由で短絡事故が発生したと仮定する。
短絡によって障害地点aに大きな短絡電流が流れる。その結果、主給電ライン99に接続された電流監視器14は過大電流を検出し、障害検出信号を制御ユニット10に出力する。制御ユニット10は、電流監視器14から障害検出信号を入力すると、リレースイッチ12を開状態にする。これにより、主給電ライン99に過大電流が継続して流れることを効果的に抑制できる。
また、制御ユニット10は、入力した障害検出信号を、情報伝送信号ライン200および信号伝送ユニット31,41,51を介して制御ユニット30,40,50に出力する。
【0043】
制御ユニット30,40,50は、この障害検出信号を入力すると、図2に示すように、リレースイッチ32,42,52を接点C1から接点C2に切り換える。これにより、予備給電ライン109を介して、バッテリィ18からの電源電圧が、リレースイッチ32,42,52の基点Bに供給される。
これによって、制御ユニット30,40,50が、それぞれスイッチング素子301,302,303をオン状態にすることで、基点Bに生じた電源電圧あるいは電流を負荷311,312,313に供給できる。
このとき、制御ユニット30,40,50には、それぞれ整流ダイオード35,45,55を介して、予備給電ライン109からバッテリィ18の電源電圧が継続して供給されており、主給電ライン99が短絡しても、それらの動作が瞬断されることはない。
以上のごとく本実施例によれば、障害地点aを含む給電ラインの特定(評定)と障害地点aを含む給電ラインの排除が迅速にかつ自動的に行われる。
【0044】
復旧作業
通常、障害地点aを含む主給電ライン99の交換は車両の停止状態で行うから、正常な主給電ライン99に交換した後、再び、初期状態に戻って、主給電ライン99を介して従電源分配装置3,4,5に給電が行なわれる。
【0045】
上述した実施形態では、主給電ライン105のa地点において、短絡が生じた場合を例示したが、主給電ライン101,103において短絡が生じた場合にも、電流監視器14において過大電流が検出され、同様の処理が行なわれる。
【0046】
なお、リレースイッチ32,42,52が接点C1に接続されているとき、すなわち、主給電ライン99を介して従電源分配装置3,4,5に給電が行なわれているときに、予備給電ライン109において短絡が発生した場合には、以下のように処理が行なわれる。
すなわち、予備給電ライン109において短絡が発生すると、電流監視器15において過大電流が検出され、障害検出信号が制御ユニット10に出力される。電流監視器15からの障害検出信号が制御ユニット10に入力されると、この障害検出信号が、情報伝送信号ライン200および信号伝送ユニット31,41,51を介して制御ユニット30,40,50に出力される。
制御ユニット30が、この障害検出信号を入力すると、運転席の前方に設けられたインパネに警報が出力される。この警報から、ユーザは、予備給電ライン109に短絡が生じたことを知り、復旧措置を採ることができる。
このとき、従電源分配装置3,4,5において、リレースイッチ32,42,52の切り換えは行なわれず、電源供給は瞬断されない。
【0047】
以上述べたように、本実施例においては、主給電ライン99に障害が発生しても、そこを迅速に排除し、新たな予備給電ライン109を確立できる。したがって、本実施例の車両用給電装置は障害に伴う悪影響を最小に抑制し、障害発生後も継続して給電できるから、信頼性が高い。
【0048】
第2実施例
図3は、本発明の車両用給電装置の第2実施例の構成図および動作説明図である。
図3に示すように、本実施例の車両用給電装置は、基本的に、第1実施例に示す車両用給電装置と同じであるが、各従電源分配装置に、主給電ラインおよび予備給電ラインの電位を監視する電位監視器を設け、制御ユニットが、主電源分配装置からの障害検出信号に加えて電位監視器の電位監視結果に基づいてリレースイッチを切り換える点が異なる。
【0049】
すなわち、本実施例の車両用給電装置は、主電源分配装置1の構成は前述した第1実施例と同じであるが、従電源分配装置403〜405の構成が以下のように異なる。
代表例として従電源分配装置403の構成および動作を説明する。
従電源分配装置403は、前述した従電源分配装置3の構成に、主給電ライン102上に位置する電位監視器411と、予備給電ライン116上に位置する電位監視器412とを加えた構成をしている。
電位監視器411は、主給電ライン102の電位を監視し、この電位が所定の基準以下に低下したときに、電位異常検出信号を制御ユニット430に出力する。
電位監視器412は、予備給電ライン116の電位を監視し、この電位が所定の基準以下に低下したときに、電位異常検出信号を制御ユニット430に出力する。
なお、図示していないが、電位監視器411,412と制御ユニット430との間には、電位異常検出信号を通信するための通信ラインが設けられている。
【0050】
制御ユニット430は、電位監視器411から電位異常検出信号を入力すると、コイルLを励磁して、リレースイッチ32が接点C2に接合するようにする。また、制御ユニット430は、電位監視器412から電位異常検出信号を入力すると、コイルLの消磁して、リレースイッチ32が接点C1に接合するようにする。
さらに、制御ユニット430は、情報伝送信号ライン200を介して障害検出信号に入力したとき、制御ユニット30の場合と同様に、リレースイッチ32の切り換えを行う。
【0051】
以下、図3に示すプラグ93とレセプタクル39との接続が何らかの理由で脱落した場合を例に、本実施例の車両用給電装置の動作を説明する。
プラグ93とレセプタクル39との接続が脱落すると、主給電ライン99において、主給電ライン102と主給電ライン103との間の接続が遮断され、従電源分配装置404内の主給電ライン104および従電源分配装置405内の主給電ライン106の電位が低下する。当該電位の低下は、電位監視器413および電位監視器415において検出され、それぞれ電位監視器413および電位監視器415から制御ユニット440および制御ユニット450に電位異常検出信号が出力される。
これに対して、予備給電ライン109において、従電源分配装置404内の予備給電ライン114および従電源分配装置405内の予備給電ライン112の電位は、バッテリ18からの電源電圧に保持されている。そのため、電位監視器414,416は、電位異常検出信号を出力しない。
【0052】
制御ユニット440および450は、それぞれ電位監視器413および415から電位異常検出信号を入力すると、リレースイッチ42,52を接点C1から接点C2に切り換え、予備給電ライン109から電源電圧を基点Bに供給する。これによって、スイッチング素子302,303がオン状態になったときに、予備給電ライン109を介して、負荷312,313に電源電圧が供給される。
【0053】
また、プラグ97とレセプタクル59との接続が何らかの理由で脱落した場合には、予備給電ライン109による従電源分配装置403〜405への電源供給は断たれるが、主給電ライン99によって電源が供給されるため直ち不具合が発生するわけではない。しかしながら、このまま放置すると、主給電ライン99に異常が起きたときに、システム全体が機能を停止してしまう。そのため、電位監視器412からの電位異常検出信号に基づいて制御ユニット30がスイッチング素子301を切り換え、例えば、予備給電ライン109に異常が発生したことを示す警告をインパネに表示し、運転者に知らせる。
【0054】
本実施例の車両用給電装置によれば、主給電ラインおよび予備給電ラインに生じた短絡のみならず、コネクタの脱落や断線などの障害も適切に検出できる。また、本実施例の車両用給電装置によれば、これらの障害に伴う悪影響を最少に抑制し、障害発生後も継続して給電ができ、さらに高い信頼性を得ることができる。
【0055】
第2実施例の変形例
上述した第2実施例では、各従電源分配装置内で主給電ラインおよび予備給電ラインのそれぞれに電位監視器を設けたが、本実施例では、リレースイッチの基点Bと負荷との間に電位監視器を設ける。
すなわち、図4に示すように、本実施例の車両用給電装置では、従電源分配装置503の構成は、基本的に従電源分配装置3と同じであるが、リレースイッチ32の基点Bとスイッチング素子301との間に電位監視器416が設けられている点が異なる。従電源分配装置504,505の構成は、従電源分配装置503と同じである。
本実施例の車両用給電装置では、例えば、図4に示すように、従電源分配装置503,504,505において、リレースイッチ32,42,52が接点C1に接合され、主給電ライン99から給電されている状態で、プラグ96とレセプタクル58との接続が何らかの理由で脱落すると、電位監視器418において電位の低下が検出され、電位監視器418から制御ユニット550に電位異常信号が出力される。制御ユニット550は、電位異常信号を入力すると、リレースイッチ52を接点C1から接点C2に切り換え、予備給電ライン109から電源電圧を基点Bに供給する。
リレースイッチ52が接点C1から接点C2に切り換えられると、電位監視器418において正常な電位が検出されるようになる。
【0056】
以上説明したように、本実施例の車両用給電装置によれば、各従電源分配装置に1個の電位監視器を設ければよいため、装置構成を簡単にできる。
但し、この車両用給電装置では、前述した第2実施例のように、予備給電ライン109の電位を常時監視して、予備給電ライン109に障害が生じたときに事前に警報を出すことはできない。そのため、車両の起動時などに、主給電ライン99および予備給電ライン109による電源供給を順に駆動し、それぞれ電位を監視するなどの方法を採らなければならず、リアルタイムでの異常検出は困難である。
【0057】
第3実施例
図5は、本発明の第3実施例の車両用給電装置の構成図である。
図5に図解した車両用給電装置は、主電源分配装置601、従電源分配装置603,604,605を有しており、図1および図2を参照して述べた第1実施例の車両用給電装置と類似している。以下、図5の車両用給電装置と図1および図2に図解した車両用給電装置との相違を述べる。
図5においては、図1に示す主給電ライン99および予備給電ライン109の他に、電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611が付加されている。
【0058】
主電源分配装置601は、図1に示す主電源分配装置1に、バッテリィ18から電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611が付加された構成をしている。また、電子回路駆動用主給電ライン610の電流を監視すると共に、制御ユニット10からの遮断指示信号に基づいて接続を遮断する電流監視・遮断器615と、電子回路駆動用予備給電ライン611の電流を監視すると共に、制御ユニット10からの遮断指示信号に基づいて接続を遮断する電流監視・遮断器616が付加されている。電流監視・遮断器615,616は、シャント抵抗付電流計または電流監視機能付半導体素子と、制御ユニット10からの遮断指示信号に基づいて接続を遮断するスイッチとを備えている。すなわち、図示されていないが、制御ユニット10と電流監視・遮断器615,616との間には、電流の監視結果および遮断指示信号を通信するための通信ラインが設けられている。
【0059】
従電源分配装置603は、図1に示す従電源分配装置3と比較すると、電子回路駆動用主給電ライン610からノードNAに向かって順方向になるように、これらの間に整流ダイオード35が配設されている点と、電子回路駆動用予備給電ライン611からノードNAに向かって順方向になるように、これらの間に整流ダイオード35が配設されている点とが相違する。
【0060】
すなわち、この車両用給電装置では、負荷311,312,313に給電を行なう主給電ライン99および予備給電ライン109とは別に、制御ユニット30、信号伝送ユニット31などの電子装置への給電を行なう電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611を設けている。そのため、主給電ライン99および予備給電ライン109に障害が生じても、電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611を介して電子回路に給電が行なわれる。
【0061】
しかも、たとえば、従電源分配装置603における整流ダイオード35、36が異なる電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611に接続されているから、たとえば、一方の給電ラインに断線などの障害が発生しても、他方の給電ラインから給電が行われる。その意味において、制御ユニット30、信号伝送ユニット31などへの給電系統の信頼性を高くしている。
【0062】
本実施例の車両用給電装置では、車両停止状態、正常動作状態および障害地点排除および復帰作業などは、第1実施例とほぼ同様である。しかしながら、図5に図解した第2実施例においては、常に、制御ユニット30、信号伝送ユニット31などに給電がされているので、障害からの復帰時間が短縮できるという利点がある。
【0063】
ところで、電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611は、電子回路駆動用の電源ラインのため流れる最大電流値は主給電ライン99および予備給電ライン109に比べて大幅に小さい。そのため、電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611としては、細い電線を用いることができ、2系統のラインを設けも、給電ラインの設置面積が大幅に大きくなることはない。
また、電流監視・遮断器615,616の接続遮断手段として、半導体を用いた経済的なスイッチング素子を用いることも可能である。さらに、電子回路駆動用電源ということで、大きな電流値の変動もないため、小容量のヒューズによる保護も可能である。
【0064】
このように、負荷駆動用給電ラインと電子回路駆動用給電ラインとを分離することにより、以下のような処理を簡単に行なうことができる。
すなわち、車両停止状態では、駆動のために例えば200〜300mA程度の比較的大きな電流を消費するリレースイッチ12,13を開状態とし、消費電流を削減する。そして、通常の車両停止期間である1〜2週間内は、各従電源分配装置の制御ユニットに対して電子回路駆動用主給電ライン610を介して制御電源を供給する。各制御ユニットは、ドアロック/ドアロック解除などのスイッチ入力を監視し、スイッチ入力が生じると、その入力信号を主電源分配装置1を含む他の電源分配装置へ送信する。主電源分配装置1は、この入力信号を入力すると、リレースイッチ12,13をオン状態にし、従電源分配装置603〜605に電源電圧を供給する。また、従電源分配装置は、入力があったスイッチに対応する負荷を駆動する。
【0065】
また、車両停止状態が所定の期間を超えると、制御ユニット10にから電流監視・遮断器615,616に遮断指示信号が出力され、制御ユニット30,40,50の動作は停止され、制御ユニット10のみが動作する。
これにより、消費電力は極端に減少し、長期にわたってバッテリー上がりが防止できる。
主電源分配装置1の制御ユニット10に対しては、常時電源が供給されているので、低消費電力モードから通常モードへの復帰条件としてイグニションSW信号を制御ユニット10に入力しておくことで、イグニションスイッチの操作により通常状態への復帰が可能となる。
【0066】
障害時の復帰手順は第1の実施例と全く同じであるが、常に電子回路に対して電源供給されているため、復帰のための時間が短くてすむ。
なお、断線に対しては、各電源分配装置における電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611の入力点で電位監視を行うことによって、断線を検出し、警報を発することも可能である。
【0067】
一方、電子回路駆動用主給電ライン610および電子回路駆動用予備給電ライン611の短絡に対しては、主電源分配装置に配置された電流監視・遮断器615,616において過電流を検出し、自動的に電源遮断を行なうと共に、インパネに電源異常の警報を出力することで運転者に注意の喚起することができる。
【0068】
第4実施例
図1〜図5に図解した車両用給電装置を車両に搭載する例を示す。
車両は事故、たとえば、衝突事故、追突事故の起こりうる。そのような場合に短絡事故などが発生し、さらに制御ユニット10、制御ユニット30などが動作不能になり、上述した実施例の正当な動作の遂行が困難になる場合も予想される。その様な場合、短絡を起こしている障害地点Xの検出だけでなく、障害地点Xの排除も困難になる可能性がある。そのような事態にバッテリィ18からの給電だけが継続されると種々の二次的な問題が発生する可能性がある。
このような事態に対応するために、本発明の第4実施例として、主電源分配装置1,601に衝突、追突などにおける衝撃を検出する加速度センサを付加し、加速度センサが衝撃を感知したら、主電源分配装置1,601においてバッテリィ18からの給電を全てしゃ断して短絡などがあってもそれによって二次的な問題が発生しないようにする衝撃断路手段を付加することもできる。
なお、車両の衝突、追突などにおける衝撃を検出する加速度センサは、主電源分配装置1,601の外部に設けて、配線によって加速度センサの検出信号を主電源分配装置1,601に導いてもよい。
【0069】
本発明の実施に際しては、上述した実施例に限定されず種々の変形態様をとることができる。
たとえば、上述した実施例においては、バッテリィ18を主電源分配装置1に含めて、バッテリィ18を一体構成にした例を示した。このようにバッテリィ18を主電源分配装置1に含めると、バッテリィ18と主電源分配装置1との間の筐体なとで保護されていない布線が短縮できる、または、そのような布線がなくなるという利点がある。
また、上述した実施例では、全ての負荷に対して前述したバックアップ機能を備えた従電源分配装置を介してバッテリィ18からの電源電圧を供給する場合について例示したが、バックアップの必要のない重要度の低い負荷への電源分配を行なう従電源分配装置についてはバックアップ機能を設けずに、通常のジョイントボックスと同様にヒューズによる電源分配を行うようにしてもよい。すなわち、前述したバックアップ機能を備えた従電源分配装置と、バックアップ機能を備えない従電源分配装置とを混在させた構成のシステムにしてもよい。
【0070】
また、上述した実施例では、車両に搭載される電装品、主機、補機などへの信頼性の高い給電を述べたが、上述した車両用給電装置は車両に適用が限定されるものではなく、信頼性の高い電源系統を必要とする種々の用途に適用できる。
【0071】
また、上述した実施例はバッテリィ18からDC電流、電圧が供給される場合について述べたが、本発明の実施に際しては、バッテリィ18からのDC電流、電圧の給電に限らず、ACの給電にも適用できる。ただし、電流監視器14などの検出回路はAC向けのものに変更し、リレースイッチ12、13などのスイッチング素子をリレーから、トライアックなどの交流用スイッチング素子に変更する。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明の車両用給電装置によれば、負荷駆動のための給電ラインのみならず、制御用給電ラインについてもバックアップ機能を持たせることで、負荷の駆動のみならず、電子回路の駆動の信頼性を高めることができた。
すなわち、本発明によれば、短絡、断線などの障害に対して信頼性が高い車両用給電装置が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の給電装置の第1実施例としての車両用給電装置の構成図であり、特に、車両の停止状態および正常状態の形態図である。
【図2】図2は、本発明の給電装置の第1実施例としての車両用給電装置の構成図であり、特に、障害地点aの排除処理を示す形態図である。
【図3】図3は、本発明の車両用給電装置の第2実施例の構成図および動作説明図である。
【図4】図4は、本発明の車両用給電装置の第2実施例の変形例の構成図および動作説明図である。
【図5】図5は、本発明の給電装置の第3実施例としての車両用給電装置の構成図である。
【符号の説明】
1・・主電源分配装置
10・・制御ユニット
11・・信号伝送ユニット
12、13・・リレースイッチ
14、15、電流監視器
18・・バッテリィ
3、4、5・・従電源分配装置
30・・制御ユニット
31・・信号伝送ユニット
32、33・・リレースイッチ
35、36・・整流ダイオード
37・・入出力ユニット
99・・主給電ライン
109・・予備給電ライン
200・・信号伝送ライン

Claims (9)

  1. 電源と、
    該電源から直接給電を受ける主電源分配装置と、
    1以上の従電源分配装置と、
    前記電源からの給電を行うため隣接する前記主電源分配装置、従電源分配装置の間の給電部を結ぶ給電ラインと、
    前記主電源分配装置から1以上の前記従電源分配装置へ制御用電源を供給する制御用給電ラインと、
    前記主電源分配装置および1以上の前記従電源分配装置相互の情報伝送を行う情報伝送信号ラインと
    を具備し、
    前記給電ラインを介して前記電源から前記従電源分配装置に接続された負荷に給電する車両用給電装置であって、
    前記主電源分配装置は、
    制御手段と、
    該制御手段と協働して前記情報伝送信号ラインを介して前記従電源分配装置と情報伝送を行う信号伝送手段と、
    前記電源から前記従電源分配装置に給電する2以上の給電ラインと、
    前記給電ラインと前記電源とを接続あるいはしゃ断する2以上のしゃ断手段と、
    前記しゃ断手段の外部の給電系統の障害を検出する障害検出手段と
    を有し、
    前記従電源分配装置は、
    制御手段と、
    該制御手段と協働して前記情報伝送信号ラインを介して他の電源分配装置と情報伝送を行う信号伝送手段と、
    自己の電源分配装置に接続されている前記2以上の給電ラインからの1の給電ラインを選択し、当該選択した給電ラインから負荷に給電する給電ライン選択手段と、
    2以上の前記制御用給電ラインのそれぞれから前記制御手段、前記信号伝送手段および給電ライン選択手段に動作電源を供給する2以上の整流素子と
    を有し、
    前記主電源分配装置は、前記障害検出手段が障害を検出した給電ラインを前記しゃ断手段によってしゃ断し、当該障害情報を情報伝送信号ラインを介して前記従電源分配装置に送信し、
    前記従電源分配装置の前記給電ライン選択手段は、受信した前記障害情報に基づいて、障害が生じていない給電ラインを選択する
    車両用給電装置。
  2. 前記従電源分配装置は、前記給電ラインの断線を検出する電圧検出手段を含み、
    前記給電ラインの断線時、前記従電源分配装置の前記給電ライン選択手段は、断線が検出されていない給電ラインを選択する
    請求項1に記載の車両用給電装置。
  3. 電源と、
    該電源から直接給電を受ける主電源分配装置と、
    1以上の従電源分配装置と、
    前記電源からの給電を行うため隣接する前記主電源分配装置、従電源分配装置の間の給電部を結ぶ給電ラインと、
    前記主電源分配装置から1以上の前記従電源分配装置へ制御用電源を供給する制御用給電ラインと
    を具備し、
    前記給電ラインを介して前記電源から前記従電源分配装置に接続された負荷に給電する車両用給電装置であって、
    前記主電源分配装置は、
    制御手段と、
    前記電源から前記従電源分配装置に給電する2以上の給電ラインと、
    前記給電ラインと前記電源とを接続あるいはしゃ断する2以上のしゃ断手段と、
    前記しゃ断手段の外部の給電系統の障害を検出する障害検出手段と
    を有し、
    前記従電源分配装置は、
    制御手段と、
    自己の電源分配装置に接続されている前記2以上の給電ラインからの1の給電ラインを選択し、当該選択した給電ラインから負荷に給電する給電ライン選択手段と、
    前記給電ラインの電圧印加状態を検出する電圧検出手段と、
    2以上の前記制御用給電ラインのそれぞれから前記制御手段、前記電圧検出手段および給電ライン選択手段に動作電源を供給する2以上の整流素子と
    を有し、
    前記主電源分配装置は、前記障害検出手段が障害を検出した給電ラインを前記しゃ断手段によってしゃ断し、
    前記従電源分配装置は、前記電圧検出手段が前記給電ラインの電圧印加の停止を検出したときに、前記給電ライン選択手段によって電圧が印加される給電ラインを選択する
    車両用給電装置。
  4. 前記給電ラインを前記制御用給電ラインとしても用いる
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両用給電装置。
  5. 前記2以上の制御用給電ラインは、前記2以上の給電ラインとは別に、前記電源から前記従電源分配装置を結ぶように設けられている
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両用給電装置。
  6. 車両内に衝撃を検出するセンサを設け、
    前記主電源分配装置内の制御手段は、該センサの衝撃検出に応じて、前記主電源分配装置内のしゃ断手段を制御する
    請求項1〜5のいずれかに記載の車両用給電装置。
  7. 前記電源と前記主電源分配装置とが外部配線を用いずに一体に構成されている
    請求項1〜6のいずれかに記載の車両用給電装置。
  8. 前記電源は二次電池である、請求項7に記載の車両用給電装置。
  9. 前記主電源分配装置に前記2以上の制御用給電ラインのそれぞれに、半導体スイッチング素子を設け、
    前記主電源分配装置の制御手段は、前記従電源分配装置の前記制御手段が認識する負荷の使用状況に応じて前記主電源分配装置内の給電ラインの前記しゃ断手段を消勢状態にする第1の状態と、該第1の状態が所定時間継続しているとき前記主電源分配装置に設けた半導体スイッチング素子を消勢状態にする第2の状態と、通常の動作状態である前記しゃ断手段および半導体スイッチング素子を付勢状態にする第3の状態とに当該車両用給電装置を制御する
    請求項5に記載の車両用給電装置。
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