JP3734918B2 - 車両用電源分配装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両に装備された電源ラインに欠陥が生じたときの電源分配機能への影響を低減した車両用電源分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
最近、車両の急速な電子化に伴い、車両、たとえば、各種の乗用車には、内燃機関、自動変速装置などの運行に必須の主要機器(以下、主機という)の燃費の向上、排気ガスの低減、円滑な走行、安全走行などの観点から、マイクロコンピュータを始めとする電子回路および電子デバイスが搭載されている。
また、フロントパネルの計器類を電子的な表示装置、たとえば、カラー液晶表示装置に代えて、車両の運行状態の認識を一層容易にするとともに、車両の種々の情報を種々の形態を提供することも試みられている。
さら、移動手段としての車両の乗り心地の一層の向上、利便性の向上を図るとともに単なる移動手段としてだけでなく車両を居住空間として利用する要望も高く、主機だけでなく、空調装置、GPSを用いた位置評定・運行案内装置、シートの自動調節装置、パワーウインドー、ワイパ、ドアロック、種々のランプ、ラジオ、CD、TV装置、娯楽施設などの補助的な装置・機器(以下、補機)の搭載の増大と、それらの電子制御化が進んでいる。
【0003】
以上のように、車両に搭載する電装品、主機および補機が電子制御されるに伴って、電装品、主機および補機自体が電気的に駆動される部分が増大する他、主機および補機の電子制御のために各種の電子装置が車両に搭載されている。
したがって、主機に搭載された上記装置および機器のために、車両における給電および電子制御装置を動作させる信号伝送が重要になってきている。
【0004】
しかしながら、車両における給電および信号送信においては、電源ラインおよび信号ライン(ワイヤハーネス)がドアなどの回転部位を通過したり、移動部位などを通過したり、狭い部位に嵌め込んだり、ビスで止めたり、高温多湿部位などを通過することもあるから、通常の屋内配線より劣化、破断などに起因する断線または短絡の可能性が高い。
電源ラインまたは信号ラインの破断または短絡によって主機または補機が正常に動作しなくなると問題であるから、その対策が種々提案されている。
【0005】
例えば、従来の自動車用電源分配装置には、各サブシステム毎に、ヒューズやヒュージブルリンクの電源ライン保護素子で保護された電源ラインで電源を供給するものがある。この自動車用電源分配装置によれば、電源ラインにショート(短絡)が生じた場合でも、当該ショートが生じた電源ラインから電源が供給されるサブシステムのみが影響を受け、その他のサブシステムは影響を受けない。しかし、この自動車用電源分配装置では、サブシステム毎に独自に電源から電源ラインを引く必要があり、電源ラインの本数が多くなる。そのため、電源ラインのバックアップ機能は、通常、備えていない。
【0006】
近年、多重通信技術の発展に伴い、大電流を流すことが可能な単数または少数の電源バスを採用した電源システムが提案され始めている。しかしながら、このような電源システムでは、多数のサブシステムが共通の単数または少数の電源ラインから電源供給を受けるため、電源ラインに異常が生じた場合に、多数のサブシステムが影響を受け、車両に搭載された全電装システムが機能を停止してしまう可能性もある。
【0007】
このような問題を解決するために、特開平8−275408号公報に記載されるように、バックアップ方式を採用し、2系統の電源ラインを切り換えて電源の供給を受ける電源バックアップ装置がある。
【0008】
また、特開平5−64361号公報に記載されるように、2系統の電源ラインを設け、それぞれがダイオードを介して電力を供給することにより、いずれの電源ラインにショートあるいはオープンなどの障害が生じても、障害のない電源ラインから電力の供給を受けることができる電源バックアップ装置がある。
【0009】
しかしながら、上述した何れの電源バックアップ装置も、一つの負荷に対して少なくとも2系統の太い電源ラインを配設する必要があり、配線スペースが広くなり、高価格化するという問題がある。
【0010】
また、特開平8−275408号公報に開示されたバックアップ装置では、ショートに対するバックアップは可能であるが、電源ラインがオープンになったときのバックアップが困難であるという問題がある。また、電源ラインを切り換えるときに、一時的に電源が供給されなくなり、瞬断が生じるという問題もある。また、特開平5−64361号公報に開示されたバックアップ装置では、電源ラインを切り換える必要性がないため、瞬断の問題がないが、各ノードで大電流用のダイオードを用いるため、発熱対策を行う必要があり、装置が複雑化するという問題がある。
【0011】
さらに特開昭57−80239号公報に開示される自動車用集約配線装置では、ループ状の電源ラインの少なくとも1箇所に電流センサーが設けられ、この電流センサーからの出力に基づいて異常が検出されると、その検出結果が中央制御部に出力される。中央制御部は、この異常を示す検出結果を入力すると、電力制御器をリセット状態から順次作動させて異常点を特定し、この異常点を含む異常区間を切り離すように制御する。
しかしながら、この自動車用集約配線装置では、異常発生時にシステム全体を一旦リセット状態(給電されていない状態)から順次立ち上げていくため、電源が供給されていない状態が長時間続き、バックアップをリアルタイムに行なうことができないという問題がある。また、各電力制御器では、1接点で電源ラインを開閉しているため、確実に機能確保したい部位自体がショート異常を起こしたとき、バックアップができないという問題がある。
【0012】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、少ない数の電源ラインを用いて、電源供給に瞬断を起こさずに、電源を複数の電圧分配部に供給できるバックアップ機能を備えた車両用電源分配装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、電源と、前記電源によって駆動される車両搭載装備とを電気的に接続する電源ラインと、前記電源ライン上の所定位置に設けられた接続遮断手段と、隣接する前記接続遮断手段の間の区間で前記電源ラインの周囲に近接あるいは絶縁層を介して配設された干渉検出用導電ラインと、前記干渉検出用導電ラインの電位を監視し、当該監視結果に基づいて、当該干渉検出用導電ラインが外部に干渉したことを検出する干渉検出手段と、前記電源ラインを流れる電流を検出する電流検出手段と、前記検出された電流に基づいて、電流異常を検出する電流異常検出手段と、前記干渉検出手段の検出結果に基づいて、前記干渉検出用導電ラインにおける前記干渉が生じた区間を特定する干渉区間特定手段と、前記特定された区間に基づいて、前記電流異常の検出時から前記接続遮断手段による接続遮断を行なうまでの時間あるいは前記電流異常検出手段における前記電流異常を検出するまでの時間を決定し、この決定した時間経過後における異常の検出に基づいて、前記接続遮断手段に接続遮断指示を行なう制御手段とを有する。
【0014】
本発明の車両用電源分配装置では、例えば、電源ライン上のある箇所において、例えばボディーへの短絡が生じるとき、それに先立って、干渉検出用導電ラインがボディーに短絡し、干渉検出手段において、干渉検出用導電ラインの電位の変化が検出される。干渉検出手段は、この干渉検出用導電ラインの電位の変化に基づいて、干渉検出用導電ラインが外部に干渉したことを検出する。次に、干渉区間特定手段において、前記干渉検出手段の検出結果に基づいて、前記干渉検出用導電ラインにおける前記干渉が生じた区間が特定される。次に、制御手段において、前記特定された区間に基づいて、前記電流異常の検出時から前記接続遮断手段による接続遮断を行なうまでの時間あるいは前記電流異常検出手段における前記電流異常を検出するまでの時間が決定される。
【0015】
その後、電源ラインがボディーに短絡すると、前記電源ラインに異常電流が流れ、前記電流異常検出手段において、前記検出された電流に基づいて、電流異常が検出される。電流異常が検出されると、制御手段は、前記決定した時間経過後における異常の検出に基づいて、前記接続遮断手段に接続遮断指示を行なう。
このとき、例えば、前記制御手段は、複数の前記接続遮断手段のうち、前記特定した区間に近い接続遮断手段に、遠い接続遮断手段に比べて、前記電流異常を検出後、速い時間で接続遮断を行なうように前記時間を決定する。
そのため、短絡が生じた電源ラインの両側の接続遮断手段における遮断が最初に行なわれ、その後、他の電流異常検出手段においては、電流異常が検出されなくなる。その結果、短絡が生じた電源ラインから離れた接続遮断手段においては電源ラインの接続は遮断されず、当該短絡箇所のみを正常な電源ライン群から分離できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる車両用電源分配装置について説明する。
第1実施形態
図1は、本実施形態に係わる車両用電源分配装置1の構成図である。
図1に示すように、車両用電源分配装置1は、バッテリー19および電源分配部2,3,4,5が、電源ラインを介して直列に順に接続された構成をしている。
電源分配部2,3,4,5は、バッテリー19から入力した電源電圧を、それらが受け持つ負荷に分配している。
【0017】
電源分配部2では、バッテリー19のプラス電極に、ヒューズ20,21,22および電源遮断部25の一端および制御部27が並列的に接続されている。
この他に、バッテリー19のプラス電極は、オルタネータALTの出力に接続され、オルタネータALTが、エンジン回転時に、バッテリー19のプラス電極に接続する負荷および制御部に電力を供給すると共に、その余剰電力でバッテリー19を充電するように構成されている。
【0018】
ヒューズ20の他端は、電源ライン16を介して、制御部37,47,57および電源遮断部25,35,45に接続されている。すなわち、バッテリー19からの電源電圧が、電源ライン16を介して、制御部37,47,57および電源遮断部25,35,45などの電子回路に供給されている。
このとき、これらの電子回路を駆動する駆動電圧を供給するためにのみ電源ライン16は用いられるため、電源ライン16としては、通電可能な電流量が小さな細い電線が用いられる。
また、ヒューズ20としては、小容量のものが用いられ、レアショートの発生が効果的に抑制される。
【0019】
ヒューズ21の他端は、負荷用スイッチ部23を介して、負荷51に接続されている。ヒューズ22の他端は、負荷用スイッチ部24を介して、負荷52に接続されている。
バッテリー19から負荷51,52に電源電圧を供給するか否かは、制御部27による負荷用スイッチ部23,24のオン/オフ制御によって決定される。
【0020】
電源遮断部25は、スイッチ25aおよびコイル25bを備えている。スイッチ25aは、一端がバッテリー19のプラス電極に接続され、他端が電流監視部80を介して電源ライン10に接続されている。また、コイル25bは、一端がバッテリー19のプラス電極に接続され、他端が制御部27に接続されている。スイッチ25aは、コイル25bが制御部27によって励磁されているときに閉(オン)状態になり、励磁されていないときに開(オフ)状態になる。
制御部27は、さらに、干渉検出部26、入力部28、多重伝送部29と接続されている。
【0021】
電流監視部80は、電源ライン10に流れる電流値をリアルタイムで監視し、この電流値が電源ライン10の電流容量を所定時間継続して超えたり、当該電流容量を継続して超える時間が所定時間以内であっても、その回数および頻度が所定の基準を超える場合には異常と判定する。
電流監視部80は、例えば、微小抵抗を電源ライン10に直列に接続し、この微小抵抗の両端に生じる電圧を計測したり、あるいは、電源ライン10をホール効果素子に貫通させて磁気的に電流値を非接触方式で計測する。
なお、電流監視部80において、異常の有無の判定を行なうのではなく、電流監視部80は電流値のみを監視し、制御部27において、電流監視部80からの電流値に基づいて異常の有無を判定するようにしてもよい。
【0022】
干渉検出部26は、後述するように、電源ライン10に螺旋状に巻き付けられたセンサー導体11の一端に接続されている。センサー導体11の他端は、抵抗16を介して接地されている。ここで、電源ライン10およびセンサー導体11は、干渉検知電線内に組み込まれている。
【0023】
干渉検知電線は、例えば、図2に示すように、中心導体である電源ライン10の周囲をPVCなどの絶縁体70で被覆し、絶縁体70の周囲に干渉を検知するための銅箔などのセンサー導体11を巻き付け、その周囲にさらに樹脂71を被覆して構成される。もし、ある箇所で電源ライン10がボディにショートする場合には、その前に、センサー導体11がボディ、すなわちグラウンドにショートするため、電源ライン10のショートを事前に検出できる。
電源ライン10の電位は、バッテリー19から供給される電源電位とグラウンド電位との中間電位に設定されている。
【0024】
図3は、干渉検出部26の構成を説明するための図である。
図3に示すように、センサー導体11の一端は、抵抗16を介して接地(グラウンド)されている。また、センサー導体11の他端は、抵抗90を介してバッテリー19の+電極に接続されると共に、オペアンプ73の+入力端子に接続されている。このとき、抵抗16と抵抗90との抵抗値は同じであり、センサー導体11の電位は、バッテリー19の電源電位Vbatとグラウンドとの中間電位Vbat/2に設定される。
また、オペアンプ73の−入力端子には基準電位Vrefが入力されている。ここで、基準電位Vrefは、中間電位Vbat/2とグラウンドとの間の電位である。
干渉検出部26では、電源ライン10がボディにショートするとき、それに先立って、センサー導体11がボディにショートし、センサー導体11の電位がグラウンドに低下して基準電位Vrefより小さくなり、オペアンプ73の出力電圧がマイナスからプラスに反転する。判定部92は、オペアンプ73の出力電圧を監視することで、センサー導体11がボディーにショート(干渉)したことを検出する。
【0025】
入力部28は、車両に備えられた各スイッチ60のオン/オフ状態やセンサーの状態を示す入力信号を入力し、この入力信号を制御部27に出力する。
制御部27は、入力部28から入力した入力信号を、多重伝送部29、通信ライン75、多重伝送部39,49,59を介して、電源分配部3〜5の制御部37,47,57に出力し、電源分配部2〜5において車両の情報を共有する。
他の電源分配部3,4の入力信号についても同様に電源分配部2〜5で共有される。
電源分配部3,4は、ヒューズ20を備えていないことを除いて、基本的には、電源分配部2と同じ構成をしている。ここで、電源分配部3は負荷53,54に電源を分配し、電源分配部4は負荷55,56に電源を分配する。
これに対して、電源分配部5は、その下流に電源分配部が接続されていないため、電源遮断部および干渉検出部を備えていない。電源分配部5は負荷57,58に電源を分配する。
【0026】
上述した車両用電源分配装置1における電源分配動作の一例について説明する。
ここで、負荷53がヘッドランプの駆動を行なう駆動回路であり、スイッチ60がヘッドランプをオン/オフするスイッチであり、ユーザがスイッチ60をオフからオンに切り換えた場合について例示する。
スイッチ60がオフからオンに切り換えられると、この切り換え動作を示す入力信号が入力部28を介して制御部27に出力される。制御部27は、この入力信号を多重伝送部29、通信ライン75および多重伝送部39,49,59を介して、電源分配部3,4,5の制御部37,47,57に出力する。
制御部37は、制御部27からの入力信号を入力すると、スイッチ60がオンされたと判断し、ヘッドランプ駆動用の負荷用スイッチ部33をオンにし、電源ライン10を介してバッテリー19から供給された電源電圧を負荷53に出力する。これによって、ヘッドランプが点灯する。一方、スイッチ60がオンからオフに切り換えられると、同様な処理を経て、負荷用スイッチ部33がオフになり、バッテリー19から負荷53への電源の供給が遮断される。
【0027】
以下、車両用電源分配装置1にボディショート異常が発生した場合の動作を具体例を挙げて説明する。
車両用電源分配装置1では、a点で電源ライン12がボディーにショートした場合に、それに先立ってa点においてセンサー導体13がボディーにショートし、センサー導体13の電位がグラウンド電位に落ち、干渉検出部36における基準電位Vrefより低くなる。そして、干渉検出部36において、図3に示す干渉検出部26のオペアンプ73に対応するオペアンプの出力がマイナスからプラスに切り換わり、この切り換わりが論理回路92において検出される。そして、論理回路92の検出結果に基づいて、干渉(警告)情報が、制御部37から多重伝送部39を介して、多重伝送部29,49,59に出力される。そして、例えば、負荷55が警告表示部である場合には、制御部47が、多重伝送部49を介して入力した干渉情報に基づいて、負荷用スイッチ部43をオンに切り換え、負荷55に電源電圧が供給される。これによって、負荷55である警告表示部において警告表示が行なわれる。
【0028】
また、制御部27,47,57は上記干渉情報から、また、制御部37は論理回路92の検出結果から、電源分配部3と電源分配部4との間の電源ライン12上で干渉が生じたことを知る。これによって、制御部37,47は、それぞれ電流監視部81,82が異常電流を検出したときから電源遮断部35,45がスイッチ35a,45aを開状態にするまでの時定数を100msに設定する。また、制御部27は、電流監視部80が異常電流を検出したときから電源遮断部25がスイッチ25aを開状態にするまでの時定数を200msに設定する。
【0029】
ところで、多くの場合は、上記干渉情報に基づいて、例えば、ユーザによる適切な修理が行なわれるが、重度の干渉で修理を行なう前の状態であったり、軽度の干渉で修理がされずに放置されたときに、電源ライン10がボディーと接触しているために、電源分配部2,3において電源ラインに過電流が流れる。その結果、電流監視部80,81において、電流異常と判定される。
そして、制御部37は、上述したように時定数を100msに設定しているため、電流監視部81が異常電流を検出したときから100ms後に、励磁を停止し、電源遮断部35のスイッチ35aを開状態にする。このとき、制御部27は、上述したように時定数を200msに設定しているため、電源遮断部25のスイッチ25aを閉状態に保持している。
【0030】
これにより、電源分配部3の下流に位置する電源分配部4,5への電源供給が中止され、a点への電源供給も中止される。その結果、電源分配部4,5の負荷への電源供給は中断されるが、電源分配部2,3の負荷には通常通り電源が供給される。
また、a点への電源供給が中止されたため、干渉検出部26においては異常が検出されなく、電源遮断部25では電源遮断は行なわれない。
【0031】
以上説明したように、車両用電源分配装置1によれば、電源ラインに障害箇所が生じ場合でも、電源分配部相互間で信号の送受信などの複雑な処理を行なうことなく、障害箇所を切り離し、適切なバックアップ動作を行なうことができる。また、このとき、電源ラインにおいて障害箇所の上流に位置する負荷への給電が瞬断されることはない。
また、車両用電源分配装置1によれば、機能的には単一の電源ラインを用いて、複数の電源分配部に電源を供給するため、配線スペースを小さくできる。
【0032】
第2実施形態
本実施形態の車両用電源分配装置は、ループ状の電源ラインに複数の電源分配部を配置した構成をしている。
図4は、本実施形態の車両用電源分配装置101の構成図である。
図4に示すように、車両用電源分配装置101は、バッテリー109に電源分配部102が接続され、電源ラインが、電源分配部102,103,104,105を介してループ状に形成されている。
【0033】
具体的には、全ての電源遮断部が閉状態のときに、電源遮断部125、電源監視部200、電源ライン110、電源遮断部135、電源監視部201、電源ライン112、電源遮断部145、電源監視部202、電源ライン115、電源監視部203、電源遮断部185、電源ライン120、電源遮断部155、電源監視部204、電源ライン117、電源監視部205および電源遮断部183によって、ループが形成される。
この他に、バッテリー109のプラス電極は、オルタネータALTの出力に接続され、オルタネータATLが、エンジン回転時に、バッテリー109のプラス電極に接続する負荷および制御部に電力を供給すると共に、その余剰電力でバッテリー109を充電するように構成されている。
ここで、電源ライン110,112,115,117は、それぞれ図2を参照して前述した干渉検知電線内に組み込まれており、絶縁体を介してそれぞれセンサー導体111,113,116,118が巻き付けられている。
【0034】
センサー導体111の一端は、電源分配部102の制御部127に接続された干渉検出部126に接続されており、他端は、電源分配部103の制御部137に接続された干渉検出部180に接続されている。また、センサー導体111は、抵抗116を介して接地されている。
センサー導体113の一端は、電源分配部103の制御部137に接続された干渉検出部136に接続されており、他端は、電源分配部104の制御部147に接続された干渉検出部181に接続されている。また、センサー導体113は、抵抗117を介して接地されている。
【0035】
センサー導体116の一端は、電源分配部104の制御部147に接続された干渉検出部146に接続されており、他端は、電源分配部105の制御部157に接続された干渉検出部184に接続されている。また、センサー導体116は、抵抗187を介して接地されている。
センサー導体118の一端は、電源分配部105の制御部157に接続された干渉検出部156に接続されており、他端は、電源分配部102の制御部127に接続された干渉検出部182に接続されている。また、センサー導体118は、抵抗186を介して接地されている。
すなわち、電源分配部102,103,104,105は、両側の電源ラインに対して干渉検知機能を備えている。
【0036】
また、電源分配部102,103,104は、それぞれ電源遮断部125,135,145の図中左側に位置する電源ラインから対応する負荷151,152,153,154,155,156に対して電源供給を行なっている。
これに対して、電源分配部105では、電源遮断部185と電源遮断部155との間に位置する電源ライン120から対応する負荷157,158に対して電源供給を行なっている。
【0037】
以下、車両用電源分配装置101における電源分配動作の一例について説明する。
車両用電源分配装置101では、通常動作モードにおいて、バッテリー109が接続されると、電源ライン106を介して制御部127,137,147,157に電源が供給され、電源遮断部125,135,145,185,155,183が閉(オン)状態になる。
制御部127,137,147,157は、入力部128,138,148,158からの入力信号を監視し、車両が非作動状態であると判断すれば、電源遮断部125,135,145,185,155,183を開(オフ)状態にすると共に、低消費電力モードになる。
低消費電力モードでは、制御部は、スリープ状態になったり、ストップ状態でクロックを停止するなどして電子回路の消費電力を全体的に抑え、必要な入力に対しては割り込みなどにより低消費電力モードを脱して通常動作モードに移行する。
【0038】
そして、車両用電源分配装置101が、低消費電力モードで動作しているときに、例えば、ヘッドランプのスイッチ161が投入されると、その入力信号が入力部138を介して制御部137に入力される。これによって、制御部137が通常動作モードに移行し、電源遮断部135のスイッチ135aを閉(オン)状態にする。この情報は、通信ライン190を介して、多重伝送部139から他の電源分配部102,104,105の多重伝送部129,149,159に出力される。これにより、制御部127,147,157が通常動作モードへ移行し、電源遮断部125,183,145,185,155も閉(オン)状態になり、電源分配部102,103,104,105の全てに対して電源が供給される。
そして、制御部157は、制御部127から入力したヘッドアンプオンを示す入力信号に基づいて、ヘッドランプに対応する負荷用スイッチ部153をオンにする。
【0039】
以下、車両用電源分配装置101にボディショート異常が発生した場合の動作を具体例を挙げて説明する。
例えば、図4に示す電源ライン112上のa点がボディーにショートする場合に、それに先立ってa点においてセンサー導体113がボディーにショートし、センサー導体113の電位がグラウンド電位に落ち、干渉検出部136における基準電位Vrefより低くなる。そして、干渉検出部136において、図3に示す干渉検出部26のオペアンプ73に対応するオペアンプの出力がマイナスからプラスに切り換わり、この切り換わりが制御部137で検出される。そして、制御部137から、干渉(警告)情報が、多重伝送部139を介して、多重伝送部129,149,159に出力される。そして、例えば、負荷155が警告表示部である場合には、制御部147が、多重伝送部149を介して入力した干渉情報に基づいて、負荷用スイッチ部143をオンに切り換え、負荷155に電源電圧が供給される。これによって、負荷155である警告表示部において警告表示が行なわれる。
【0040】
また、制御部127,137,147,157は、上記干渉情報から、電源分配部103と電源分配部104との間の電源ライン112上で干渉が生じたと判断する。これによって、制御部137,147は、それぞれ電流監視部201,202が異常電流を検出したときから電源遮断部135,145がスイッチ135a,145aを開状態にするまでの時定数を100msに設定する。また、制御部127,157は、それぞれ電流監視部200,203が異常電流を検出したときから電源遮断部125,185がスイッチ125a,185aを開状態にするまでの時定数を200msに設定する。また、制御部157は、電流監視部204が異常電流を検出したときから電源遮断部155がスイッチ155aを開状態にするまでの時定数を300msに設定する。
【0041】
そして、電源ライン12上のa点がボディーにショートしたとき、全ての電流監視部200〜205において、電流異常が略同時に検出される。
次に、当該電流異常が検出されたタイミングから100ms後に、先ず、制御部137,147による電源遮断部135,145の励磁が停止され、スイッチ135a,145aが開状態になる。これにより、a点は、車両用電源分配装置101から切り離され、電流監視部200,203,204,205では異常電流は検出されなくなり、電圧遮断部125,185,155,183では電源の遮断は行なわれない。
このとき、電源分配部104の負荷155,156には電源は供給されないが、システム全体の機能が停止することを回避できる。また、この異常点aの切り離しを行なう際に、電源の切り換え動作を行なわないため、負荷155,156以外の負荷への電源供給は瞬断されない。
【0042】
また、例えば、電源ライン115上のb点がボディーにショートする場合には、当該ショートに先立ってセンサー導体116がボディーにショートし、当該ショートが電源ライン115の両側の電源分配部104,105において同時に検出される。次に、全ての電流監視部200〜205において電流異常が同時に検出され、制御部147,157は、電源遮断部145,185のコイル145b,185bの励磁を停止し、スイッチ145a,185aを開(オフ)状態にする。
【0043】
その結果、b点を含む異常を発生した電源ライン115は、電源供給ループから分離され、システム全体の機能が停止することが回避される。また、この異常点bの切り離しを行なう際に、電源の切り換え動作は行なわれないため、全ての負荷への電源供給は瞬断されない。
【0044】
また、例えば、電源ライン117上のc点がボディーにショートする場合に、それに先立ってc点においてセンサー導体118がボディーにショートし、センサー導体118の電位がグラウンド電位に落ち、干渉検出部156,182における基準電位Vrefより低くなる。そして、干渉検出部156,182において、図3に示す干渉検出部26のオペアンプ73に対応するオペアンプの出力がマイナスからプラスに切り換わり、この切り換わりが制御部127,157で検出される。そして、制御部127,157から、干渉(警告)情報が、多重伝送部129,159を介して、多重伝送部139,149,159に出力される。そして、例えば、負荷155が警告表示部である場合には、制御部147が、多重伝送部149を介して入力した干渉情報に基づいて、負荷用スイッチ部143をオンに切り換え、負荷155に電源電圧が供給される。これによって、負荷155である警告表示部において警告表示が行なわれる。
【0045】
また、制御部127,137,147,157は、上記干渉情報から、電源分配部102と電源分配部105との間の電源ライン117上で干渉が生じたと判断する。これによって、制御部127,157は、それぞれ電流監視部205,204が異常電流を検出したときから電源遮断部183,155がスイッチ183a,155aを開状態にするまでの時定数を100msに設定する。また、制御部157は、電流監視部203が異常電流を検出したときから電源遮断部185がスイッチ185aを開状態にするまでの時定数を200msに設定する。また、制御部147は、電流監視部202が異常電流を検出したときから電源遮断部145がスイッチ145aを開状態にするまでの時定数を250msに設定する。また、制御部137は、電流監視部201が異常電流を検出したときから電源遮断部135がスイッチ135aを開状態にするまでの時定数を300msに設定する。さらに、制御部127は、電流監視部200が異常電流を検出したときから電源遮断部125がスイッチ125aを開状態にするまでの時定数を350msに設定する。
【0046】
すなわち、本実施形態では、上記時定数の設定は、ショート(干渉)点の両側に位置する電源遮断部と、次に遠い電源遮断部とについては差を大きくするが、その他については、ショートの確率が小さいため時定数の差を小さくしている。時定数の設定は、例えば、ショート点の両側に位置する電源遮断部以外は、全て同じにしてもよい。
【0047】
次に、c点において、電源ライン117がボディーにショートし、全ての電流監視部200〜205において、電流異常が略同時に検出される。
そして、当該電流異常の検出があってから100ms後に、先ず、制御部127,157による電源遮断部183,155の励磁が停止され、スイッチ183a,155aが開状態になる。これにより、c点は、電源ラインのループから切り離され、電流監視部200,201,202,203においては電流異常は検出されず、電源遮断部125,135,145,185では電源の遮断は行なわれない。
その結果、電源分配部102,103,104,105の全ての負荷には電源が供給され、システム全体の機能が停止することを回避できる。また、この異常点cの切り離しを行なう際に、電源の切り換え動作を行なわないため、負荷への電源供給は瞬断されない。
【0048】
以上説明したように、車両用電源分配装置101によれば、電源ラインをループ状に形成し、各電源分配部に電源遮断部および両側の電源ラインの干渉を検知する干渉検出部を設けることで、障害部分を適切に切り離し、全ての負荷への電源供給機能が停止することを回避できる。車両用電源分配装置101を、例えばエンジン始動用および制御用電源に用いれば、いかなる場合にも車両を動かすことができる。
【0049】
本発明は上述した実施形態には限定されない。例えば、上述した実施形態では、複数の電源分配部を、図1に示すように、直列的に接続したり、図4に示すように、ループ状に接続した場合を例示したが、本発明の車両用電源分配装置は、複数の電源分配部を、例えば、分岐を持つ形態や、並列に接続してもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、制御部において、電流監視部が電流異常を検出した後、電源遮断部が接続遮断を行なうまでの時間を決定する場合について例示したが、電流監視部において、電流が所定の電流容量を超えるなどしてから、電流異常であると検出するまでの時間を制御部で決定し、制御部は、電流監視部が電流異常を検出した後に直ちにスイッチを開状態にするようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、車両用電源分配装置によれば、電源ラインに障害箇所が生じ場合でも、複雑な処理を行なうことなく、障害箇所を切り離し、適切なバックアップ動作を行なうことができる。また、このとき、電源ラインにおいて障害箇所の上流に位置する負荷への給電が瞬断されることはない。
また、本発明の車両用電源分配装置によれば、機能的には単一の電源ラインを用いて、複数の車両搭載装備に電力を供給するため、配線スペースを小さくでき、製造コストも安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係わる車両用電源分配装置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示す干渉検出部の構成図である。
【図3】図3は、干渉検知電線の構成図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態に係わる車両用電源分配装置の構成図である。
【符号の説明】
1,101…車両用電源分配装置、2〜5,102〜105…電源分配部、19…バッテリー、23,24,33,34,43,44,53,54,123,124,133,134,143,144,153,154…負荷用スイッチ部、25,35,45,125,135,145,155,183,185…電源遮断部、26,36,46,126,136,146,180,181,184,156,182…干渉検出部、27,37,47,57,127,137,147,157…制御部,200〜205…電流監視部
Claims (2)
- 電源と、
前記電源によって駆動される車両搭載装備とを電気的に接続する電源ラインと、
前記電源ライン上の所定位置に設けられた接続遮断手段と、
隣接する前記接続遮断手段の間の区間で前記電源ラインの周囲に近接あるいは絶縁層を介して配設された干渉検出用導電ラインと、
前記干渉検出用導電ラインの電位を監視し、当該監視結果に基づいて、当該干渉検出用導電ラインが外部に干渉したことを検出する干渉検出手段と、
前記電源ラインを流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記検出された電流に基づいて、電流異常を検出する電流異常検出手段と、
前記干渉検出手段の検出結果に基づいて、前記干渉検出用導電ラインにおける前記干渉が生じた区間を特定する干渉区間特定手段と、
前記特定された区間に基づいて、前記電流異常の検出時から前記接続遮断手段による接続遮断を行なうまでの時間あるいは前記電流異常検出手段における前記電流異常を検出するまでの時間を決定し、この決定した時間経過後における異常の検出に基づいて、前記接続遮断手段に接続遮断指示を行なう制御手段と
を有する
車両用電源分配装置。 - 前記制御手段は、
複数の前記接続遮断手段のうち、前記特定した区間に近い接続遮断手段が、遠い接続遮断手段に比べて、前記電流異常の検出時から短い時間で接続遮断を行なうように前記時間を決定する
請求項1に記載の車両用電源分配装置。
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