JP3762576B2 - 車両の給電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両に搭載される電源(バッテリー)から各電装品等の電気的負荷に対して電力を供給するための給電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載される電源(バッテリー)の電圧は統一されており(例えば12V)、かかる電源から電気接続箱や各種電線等を通じて各電気的負荷(電装品)に電力が供給されるように配線がなされているものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ステアリング装置やブレーキ装置をはじめとする車載アクチュエータの電動化が検討されており、かかる電動化が進むと、現行のバッテリーだけでは十分な電圧及び容量が確保できなくなることが予想される。そこで、このような電動化に対応すべく、従来の低電圧電源に加え、それよりもバッテリー電圧の高い高電圧電源(例えば36V電源)を車両に搭載し、低圧側給電回路と高圧側給電回路とを併設する構想が進められている。その回路案の一例を図6に示す。
【0004】
図示の回路は、同一の車両に搭載される低電圧電源(低電圧電源;例えば12Vバッテリー)10A及び高電圧バッテリー(高電圧電源;例えば36Vバッテリー)10Bを備えている。低電圧バッテリー10AはDC/DCコンバータ(DC/ACコンバータとアナログ変圧器とAC/DCコンバータとが組み合わされたもの)12及びAC/DCコンバータ14を介してオルタネータ16に接続されており、オルタネータ16で生成された電力が前記DC/DCコンバータ12で降圧されて低電圧バッテリー10Aに充電されるようになっている。また、高電圧バッテリー10Bは前記AC/DCコンバータ14のみを介してオルタネータ16に接続されており、オルタネータ16の生成電力がそのまま高電圧バッテリー10Bに充電されるようになっている。
【0005】
低電圧バッテリー10Aの負端子はアースに接続され、正端子には低電圧用負荷18Aの一方の端子が接続されており、この低電圧用負荷18Aの他方の端子がアースに接続されている。これにより、低電圧バッテリー10Aから低電圧用負荷18Bへ電力を供給する低圧側給電回路が形成されている。同様に、高電圧バッテリー10Bの負端子はアースに接続され、正端子には高電圧用負荷18Bの一方の端子が接続され、この低電圧用負荷18Bの他方の端子がアースに接続されており、これにより、高電圧バッテリー10Bから高電圧用負荷18Bへ電力を供給する高圧側給電回路が形成されている。
【0006】
ここで、低圧側給電回路や高圧側給電回路が事故などでアースに短絡した場合に過電流から回路保護を行う手段としては、図示のように、各回路の途中にヒューズ20A,20Bを設けるのが一般的である。このような構成にすれば、例えば図に破線L1に示すようにヒューズ20Aの下流側で電線がアースに短絡し、過電流i1が発生してしまった場合、その過電流i1によってヒューズ20Aが切れることにより、前記過電流が流れ続けて回路が破損されることが防がれることになる。
【0007】
しかし、図示のように低圧側給電回路と高圧側給電回路とが併存する場合には、以下のような特有の問題点が発生する。
【0008】
すなわち、図6の破線L3に示すように、ヒューズ20Aよりも低電圧バッテリー10Aに近い位置で低圧側電線が高圧側電線と短絡してしまった場合には、低電圧バッテリー10Aの内部抵抗が非常に小さいため、前記高圧側電線から前記短絡箇所を通じて低電圧バッテリー10A側へ瞬時に大電流i3が流れ込み、これによって低電圧バッテリー10Aが過度に急速充電されて破損するおそれがある。
【0009】
また、図6の破線L2に示すように、ヒューズ20Aの下流側で高圧側電線と低圧側電線とが短絡してしまった場合には、低電圧用負荷18Aには高圧側電線から前記短絡箇所を通じてその規格電圧(低電圧)に相当する電流よりも大きな電流i2が流れることになる。しかも、この箇所には前記ヒューズ等の遮断器が設けられていないため、前記大電流i2は流れ続けることになり、これに起因して負荷18Aまたはその周辺部位(例えば電線)の故障を引き起こすおそれがある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑み、低圧側給電回路と高圧側給電回路とを併有する車両の給電回路において、両給電回路同士の短絡に起因する回路構成要素の破損等を有効に防止できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、高電圧電源から高電圧用負荷に電力を供給する高圧側給電回路と、低電圧電源から低電圧用負荷に電力を供給する低圧側給電回路とを併せもつ車両の給電装置において、前記低電圧電源の給電方向下流側に設けられ、前記低電圧電源側への電流の逆流を阻止する整流素子と、前記整流素子の給電方向下流側での電圧を検知することにより前記高圧側給電回路と低圧側給電回路との短絡を検知する短絡検知手段と、前記短絡検知手段により短絡検知された時に前記高電圧電源による高圧側給電回路での給電を停止させる給電停止手段とを備えたものである。
【0012】
この装置において、高圧側給電回路と低圧側給電回路とが短絡すると、その短絡が短絡検知手段により検知され、その検知に基づき高電圧電源による高圧側給電回路での給電が強制的に停止される。従って、前記短絡が生じてもこれに起因して低電圧給電回路側に大電流が流れ続けることが阻止され、この低電圧給電回路における低電圧電源や低電圧用負荷、電線などの回路構成要素が有効に保護される。
【0013】
ただし、前記低電圧電源は一般に低電圧用負荷や電線よりも内部抵抗が低いため、実際に短絡が生じてから高圧側給電回路での給電が停止するまでの時間差(応答遅れ)が大きいと、それまでの間に低電圧電源に前記短絡箇所から急速に大電流が流れ込んで過剰充電されてしまうおそれがあるが、この低電圧電源の給電方向下流側に当該低電圧電源側への電流の逆流を阻止する整流素子を設けておけば、前記応答遅れにかかわらず低電圧電源を確実に保護することができる。
【0014】
この場合、前記短絡が生じると整流素子下流側の電圧が過度に上昇するので、この電圧を監視することによって短絡の有無を確認できる。すなわち、前記整流素子の給電方向下流側での電圧を検知する短絡検知手段を備えるだけの簡単な構成で、短絡の発生を的確に検知できる。
【0015】
前記整流素子は、それよりも下流側で短絡が生じたときにのみ低電圧電源を電流の逆流から保護するものであるため、低電圧電源になるべく近い位置に設けるのが好ましい。特に、この整流素子及び前記短絡検知手段を直接低電圧電源に取付けることにより電源ユニットを構成すれば、低電圧電源と整流素子との間で短絡するおそれがなく、短絡が生じるとしてもその箇所は必ず整流素子よりも下流側となるため、その短絡箇所から低電圧電源への電流の逆流が前記整流素子によって確実に阻止される。しかも、低電圧電源側で回路が組上がっているので、配線も簡単となる。
【0016】
前記給電停止手段としては、前記短絡検知手段により短絡検知された場合に停止指令信号を出力する制御手段と、その停止指令信号を受けて前記高電圧電源の給電方向下流側で高圧側給電回路を遮断する回路遮断器とを備えたものが好適である。回路遮断器としては、回路中に組み込まれた導体を火薬の爆発力により強制破断するものや、リレースイッチのように電気信号を受けて接点を開閉するもの等が適用可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる車両の給電回路を示したものである。なお、この回路において前記図6に示した回路と同一の部分には当該図6と同じ参照符を付し、その説明を省略する。
【0018】
この回路の特徴として、低圧側給電回路におけるヒューズ20Aよりも低電圧バッテリー10Aに近い位置に、この低電圧バッテリー10A側への電流の逆流を阻止する(換言すれば低電圧バッテリー10Aから低電圧用負荷18Aへの給電方向の電流のみを許容する)整流素子22が設けられている。この整流素子22は、前記整流特性をもつものであればよく、各種ダイオードのほか、トランジスタ等も適用が可能である。
【0019】
さらに、前記整流素子22のすぐ下流側(ヒューズ20Aに近い側)には、その位置での電圧を検知する電圧検知センサ26が検知され、その検知信号がECU(コントロールユニット;制御手段)28に入力されるようになっている。
【0020】
一方、高圧側給電回路において、高電圧バッテリー10Bのすぐ下流側(ヒューズ20Bに近い側)には、その位置で高圧側給電回路を強制的に遮断するための回路遮断器30が設けられている。そして、前記電圧検知センサ26により検知された電圧が許容値を上回る場合に、前記ECU28から回路遮断器30に指令信号が入力され、この信号の入力を受けて回路遮断器30が回路を遮断する動作を行うように構成されている。
【0021】
前記回路遮断器30には、従来から知られている種々のものを適用することが可能である。図4はその一例として火薬を用いたものを示している。図示の回路遮断器30は、バスバー(導体)32及びスクイブ34がケース内に組み込まれたものである。バスバー32は、その一端が高電圧バッテリー10Bの正端子に接続され、他端がヒューズ20B側に接続されており、途中部分には小幅の破断部32aが形成されている。スクイブ34は、前記破断部32aのすぐ下方に配置されており、ECU28からの指令信号を受けて内蔵の火薬を爆発させ、その爆発力で前記破断部32aを強制破断させる(すなわち回路を強制遮断する)ように構成されている。
【0022】
その他、前記回路遮断器には例えば図5に示すようなリレースイッチ40を適用することも可能である。図例では、リレースイッチ40のリレー接点41が高圧側給電回路の途中に介設されており、リレーコイル42の一端が高電圧バッテリー10Bの正端子に接続され、他端がECU28に接続されている。ECU28は、通常状態では前記リレーコイル42の他端をアースにつないでこれを通電状態にし、リレー接点41を閉じる一方、電圧検知センサ26により検知された電圧が許容値を上回る非常時には前記リレーコイル42の他端をアースから遮断してこれを非通電状態にし、前記リレー接点41を開くように構成されている。
【0023】
このように、回路遮断器は非常時に回路を強制遮断する動作を行えるものであれば種々のものを広く適用することが可能である。また、短絡検知手段も、前記電圧検知センサ26に限られるものではない。
【0024】
前記整流素子22は、なるべく低電圧バッテリー10Aに近い位置に設けるのが良く、当該整流素子22を低電圧バッテリー10Aに直接取付けて一体化するのが、特に好ましい。この実施の形態では、図2に示すように、前記整流素子22が前記D/Dコンバータ12、電圧検知センサ26、及びECU28とともに低電圧バッテリー10Aと一体化されてバッテリーユニット24を構成している。
【0025】
その具体的な構造例を図3に示す。図示の低電圧バッテリー10Aは、その出力端子として正端子10pと負端子10nとを有し、これらはバッテリー上面から上方に突出している。そして、そのバッテリー上面に前記両出力端子10p,10nと並べてD/Dコンバータ12、整流素子22、電圧検知センサ26、及びECU28が直接取付けられている。
【0026】
前記正端子10pは、バスバー(導体板)15を介して前記D/Dコンバータ12の一方の端子と整流素子22の一方の端子(ダイオードの場合はアノード)とに接続されている。D/Dコンバータ12の他方の端子には電線接続用端子13が接続されており、この電線接続用端子13が図略の電線を介して前記高電圧バッテリー10Bに接続されるようになっている。整流素子22の他方の端子(ダイオードの場合はカソード)にはバスバー23を介して電線接続用端子11Pが接続されており、この電線接続用端子11Pが図略の電線を介して前記ヒューズ20Aに接続されている。すなわち、整流素子22は、低電圧バッテリー10Bに設けられている正端子10pと電線接続用端子11Pとの間に介在している。
【0027】
そして、前記バスバー23に電圧検知センサ26が接続されており、当該バスバー23における電圧が電圧検知センサ26により検知され、その検知信号がECU28に入力されるようになっている。ECU28は、電線を介して前記回路遮断器30に接続されるとともに、電源であるオルタネータ16に接続されている。
【0028】
一方、低電圧バッテリー10Aの負端子10nには、バスバー17を介して電線接続用端子11Nが接続されており、この電線接続用端子11Nは図略の電線を介してアースに接続されている。
【0029】
なお、図3において19は、前記バッテリーユニット24の各構成素子を覆うように低電圧バッテリー10Aに装着されるバッテリーカバーである。
【0030】
次に、この装置の作用を説明する。
【0031】
1)正常時:過電流が発生していない正常時には、低圧側給電回路において、低電圧バッテリー10Aから整流素子22に対して順方向に電流が流れ、この整流素子22及びヒューズ20Aを通じて低電圧用負荷18Aに給電が行われる。同様に、高圧側給電回路においては、高電圧バッテリー10Bからヒューズ20Bを通じて高電圧用負荷18Bに給電が行われる。
【0032】
2)アース短絡時(図1の破線L1):低圧側電線の被覆が破損するなどして当該電線がヒューズ20Aの下流側でアースに短絡した場合、ヒューズ20Aには過電流i1が流れる。この過電流により当該ヒューズ20Aが溶断し、低圧側給電回路を遮断する。その結果、前記アース短絡部位よりも下流側の回路構成要素(電線等)が過電流から保護される。
【0033】
3)電線同士の短絡時:ヒューズ20Aの上流側で低圧側電線と高圧側電線とが短絡してしまった場合(図1の破線L3)、前記図6に示した従来回路では、当該短絡部位を通じて高圧側電線から低圧側電線さらには低電圧バッテリー10Aにその規格値よりも大きな電流i3が流れ込んでしまい、同バッテリー10Aが急速に過剰充電されてしまう。ところが、この実施の形態にかかる回路では、前記低電圧バッテリー10Aの正端子10pに整流素子22が設けられており、この整流素子22において前記大電流i3の方向は逆方向であるため、当該大電流が低電圧バッテリー10A側に流れ込むことが当該整流素子22によって阻止され、これにより低電圧バッテリー10Aが有効に保護される。
【0034】
さらに、前記短絡によって整流素子22の下流側電圧が過度に上昇し、これを電圧検知センサ26が検知するため、その検知信号を受けてECU28が回路遮断器30に指令信号を出力し、高圧側給電回路を高電圧バッテリー10Bから強制的に遮断させる。これにより、高圧側給電回路による給電が強制的に停止されるため、前記短絡箇所から低圧側給電回路への大電流の流れ込みが止められる。これにより、前記低電圧バッテリー10A以外の回路構成要素(例えば電線)も有効に保護される。
【0035】
一方、ヒューズ20Aの下流側で低圧側電線と高圧側電線とが短絡してしまった場合も(図1の破線L2)、電圧検知センサ26による検知電圧が過度に上昇することによりECU28が回路遮断器30に指令信号を出力して高圧側給電回路を強制遮断させるので、前記短絡部位を通じて高圧側電線から低圧側電線さらには低電圧用負荷18Aに過電流i2(図6)が流れ込むことが防がれる。
【0037】
ただし、前記整流素子22を設けることにより、実際に短絡が生じてから前記給電停止動作が行われるまでの間に低電圧バッテリー10A側に急速に大電流が流れ込むのを阻止することができ、同バッテリー10Aの保護をより確実なものにすることができる。
【0038】
また、前記整流素子22の配設により、そのすぐ下流側の電圧を検知すれば高圧側給電回路と低圧側給電回路との短絡の有無を判定できるので、短絡検知のための構成が簡単になる利点も得られる。
【0039】
その他、本発明は次のような実施の形態をとることも可能である。
【0040】
A)本発明では、前記整流素子22を電線を介して低電圧バッテリー10Aの端子に接続するようにしてもよい。ただし、この場合には、整流素子22と低電圧バッテリー10Aとの間の電線が高圧側給電回路と短絡してしまった場合、整流素子22によるバッテリー保護作用は得られないが、図例のように整流素子22を低電圧バッテリー10Aに直接取付けるようにすれば、低圧側給電回路のどの電線部分が高電圧給電回路と短絡しても、その短絡箇所は整流素子22の下流側になるため、この整流素子22の整流作用によって低電圧バッテリー10Aを有効に保護することが可能になるとともに、回路の配線も非常に簡単となる。この整流素子22に加えて前記のように電圧検知センサ26も低電圧バッテリー10Aに直接取付ければ、配線はさらに簡略化される。
【0041】
B)本発明では、使用される電圧の具体的な数値を問わず、相対的に電圧差をもつ複数種の給電回路が単一車両に混在する場合に広く適用が可能であり、例えば3ランク以上の電圧系統が存在する場合にも、その低電圧側の回路保護に有効に適用できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明は、低圧側給電回路と高圧側給電回路とを併有する車両の給電回路において、両給電回路間の短絡の有無を検知し、短絡検知時に高圧側給電回路での給電を強制停止させるようにしたものであるので、前記短絡に起因する回路構成要素の破損等を未然に防止することができる効果がある。また、低電圧電源への電流の逆流を阻止する整流素子を設けたので、実際に短絡が生じてから高圧側給電回路での給電が停止するまでの間に、低電圧電源に前記短絡箇所から急速に大電流が流れ込んで過剰充電されるのを防止することができ、低電圧電源の破損等を確実に防止することができる効果がある。また、短絡が生じると整流素子下流側の電圧が過度に上昇するので、前記整流素子の給電方向下流側での電圧を検知する短絡検知手段を備えるだけの簡単な構成で、短絡の発生を的確に検知できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる車両の給電装置の回路図である。
【図2】前記給電装置に設けられるバッテリーユニットのブロック図である。
【図3】前記バッテリーユニットの具体的構造を示す斜視図である。
【図4】前記給電装置に設けられる回路遮断器の一例を示す斜視図である。
【図5】前記回路遮断器としてリレースイッチを適用した例を示す回路図である。
【図6】本発明と異なる車両の給電回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
10A 低電圧バッテリー(低電圧電源)
10B 高電圧バッテリー(高電圧電源)
18A 低電圧用負荷
18B 高電圧用負荷
22 整流素子
24 バッテリーユニット
26 電圧検知センサ(短絡検知手段)
30 回路遮断器

Claims (3)

  1. 高電圧電源から高電圧用負荷に電力を供給する高圧側給電回路と、低電圧電源から低電圧用負荷に電力を供給する低圧側給電回路とを併せもつ車両の給電装置において、前記低電圧電源の給電方向下流側に設けられ、前記低電圧電源側への電流の逆流を阻止する整流素子と、前記整流素子の給電方向下流側での電圧を検知することにより前記高圧側給電回路と低圧側給電回路との短絡を検知する短絡検知手段と、前記短絡検知手段により短絡検知された時に前記高電圧電源による高圧側給電回路での給電を停止させる給電停止手段とを備えたことを特徴とする車両の給電装置。
  2. 請求項1記載の車両の給電装置において、前記整流素子及び短絡検知手段を低電圧電源に直接取付けることにより電源ユニットを構成したことを特徴とする車両の給電装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の給電装置において、前記給電停止手段として、前記短絡検知手段により短絡検知された場合に停止指令信号を出力する制御手段と、その停止指令信号を受けて前記高電圧電源の給電方向下流側で高圧側給電回路を遮断する回路遮断器とを備えたことを特徴とする車両の給電装置。
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