JPH11170932A - 車両用バッテリー及び当該バッテリーを備えた車両の安全装置 - Google Patents
車両用バッテリー及び当該バッテリーを備えた車両の安全装置Info
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- JPH11170932A JPH11170932A JP9343175A JP34317597A JPH11170932A JP H11170932 A JPH11170932 A JP H11170932A JP 9343175 A JP9343175 A JP 9343175A JP 34317597 A JP34317597 A JP 34317597A JP H11170932 A JPH11170932 A JP H11170932A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構造で、非常時に効果的な回路保護が
でき、また、従前の車両にも容易に安全機能を付加でき
るようにする。 【解決手段】 非常時に電力供給を自ら停止する機能を
備えた車両用のバッテリー10であって、バッテリー端
子10bと、車載電装品への電力供給回路が接続される
回路接続導体37との間に、入力信号に応じてバッテリ
ー端子10bと電力供給回路との間を電気的に遮断する
遮断部33を介在させたもの。また、このバッテリー1
0を車両に搭載し、その回路接続導体37に上記電力供
給回路を接続した安全装置。
でき、また、従前の車両にも容易に安全機能を付加でき
るようにする。 【解決手段】 非常時に電力供給を自ら停止する機能を
備えた車両用のバッテリー10であって、バッテリー端
子10bと、車載電装品への電力供給回路が接続される
回路接続導体37との間に、入力信号に応じてバッテリ
ー端子10bと電力供給回路との間を電気的に遮断する
遮断部33を介在させたもの。また、このバッテリー1
0を車両に搭載し、その回路接続導体37に上記電力供
給回路を接続した安全装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常時に車載電装
品への電力供給を自ら遮断する機能を備えた車両用バッ
テリー及びこれを用いた車両の安全装置に関するもので
ある。
品への電力供給を自ら遮断する機能を備えた車両用バッ
テリー及びこれを用いた車両の安全装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用電力供給回路の一例を図
6に示す。図において、バッテリー10の負端子10a
がアースに接続され、正端子10bに電線11を介して
スタータモータ12が接続されるとともに、電線13を
介して電気接続箱14が接続されている。電気接続箱1
4内には複数のヒュージブルリンク16や小容量ヒュー
ズ18が収納され、上記電線13と各車載電装品との間
に介在している。また、電気接続箱14にはオルタネー
タ(発電機)20も接続されている。
6に示す。図において、バッテリー10の負端子10a
がアースに接続され、正端子10bに電線11を介して
スタータモータ12が接続されるとともに、電線13を
介して電気接続箱14が接続されている。電気接続箱1
4内には複数のヒュージブルリンク16や小容量ヒュー
ズ18が収納され、上記電線13と各車載電装品との間
に介在している。また、電気接続箱14にはオルタネー
タ(発電機)20も接続されている。
【0003】上記電線13とバッテリー正端子10bと
の接続構造を図7に示す。図示のバッテリー端子接続金
具90は、バッテリー正端子10bにこれを抱え込むよ
うにして結合されるバッテリー端子結合部92と、回路
接続部94とを一体に有し、この回路接続部94に突設
されたねじ軸96に電線11,13のリング状端子金具
11a,13aが嵌められた状態で当該ねじ軸96にナ
ット98が締め付けられることにより、電線11,13
がバッテリー端子接続金具90を介してバッテリー正端
子10bに接続された状態となっている。
の接続構造を図7に示す。図示のバッテリー端子接続金
具90は、バッテリー正端子10bにこれを抱え込むよ
うにして結合されるバッテリー端子結合部92と、回路
接続部94とを一体に有し、この回路接続部94に突設
されたねじ軸96に電線11,13のリング状端子金具
11a,13aが嵌められた状態で当該ねじ軸96にナ
ット98が締め付けられることにより、電線11,13
がバッテリー端子接続金具90を介してバッテリー正端
子10bに接続された状態となっている。
【0004】この回路では、過電流が生じた場合にフュ
ージブルリンク16や小容量フューズ18が溶断するこ
とにより、その下流側の電装品への電力供給が遮断さ
れ、安全性が確保されることになる。
ージブルリンク16や小容量フューズ18が溶断するこ
とにより、その下流側の電装品への電力供給が遮断さ
れ、安全性が確保されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記フュージブルリン
ク16やフューズ18は、過電流の発生によりはじめて
溶断し、回路を遮断するものであるため、自由なタイミ
ングで回路を強制遮断するといったことができない。従
って、車両衝突時等の非常時に、過電流の発生に関係な
く回路を安全上強制遮断するといったことができない不
都合がある。
ク16やフューズ18は、過電流の発生によりはじめて
溶断し、回路を遮断するものであるため、自由なタイミ
ングで回路を強制遮断するといったことができない。従
って、車両衝突時等の非常時に、過電流の発生に関係な
く回路を安全上強制遮断するといったことができない不
都合がある。
【0006】このような不都合を解消する手段として、
例えば図8に示すように、電線13と各ヒュージブルリ
ンク16等との間に介在するリレースイッチ100と、
マイクロコンピュータ等からなる制御部110とを電気
接続箱14内に組み込み、リレースイッチ100の励磁
コイル102の両端を電線13側と制御部110とに接
続するとともに、通常時は励磁コイル102を通電して
リレースイッチ100をオンにする一方、非常時には励
磁コイル102の通電を停止してリレースイッチ100
をオフにし、バッテリー10と車載電装品との間を強制
遮断するように制御部110を構成することが考えられ
る。
例えば図8に示すように、電線13と各ヒュージブルリ
ンク16等との間に介在するリレースイッチ100と、
マイクロコンピュータ等からなる制御部110とを電気
接続箱14内に組み込み、リレースイッチ100の励磁
コイル102の両端を電線13側と制御部110とに接
続するとともに、通常時は励磁コイル102を通電して
リレースイッチ100をオンにする一方、非常時には励
磁コイル102の通電を停止してリレースイッチ100
をオフにし、バッテリー10と車載電装品との間を強制
遮断するように制御部110を構成することが考えられ
る。
【0007】しかし、この回路では、車両衝突等によっ
てバッテリー直近回路に異常が生じた場合、例えば、電
線13のシースが破れて中の導体がアースと短絡されて
しまった場合には、リレースイッチ100をオフにして
も上記短絡による大電流を阻止することができず、電線
13等を有効に保護できない不都合がある。
てバッテリー直近回路に異常が生じた場合、例えば、電
線13のシースが破れて中の導体がアースと短絡されて
しまった場合には、リレースイッチ100をオフにして
も上記短絡による大電流を阻止することができず、電線
13等を有効に保護できない不都合がある。
【0008】また、従前の安全機能をもたない車両回路
に上記安全手段を組み込もうとすると、電気接続箱14
内の配線構造を大幅に改造しなければならず、その導入
が容易でない欠点もある。さらに、電気接続箱14だけ
でなくスタータモータ12への電力供給も強制遮断でき
るようにするためには、図示のようにスタータモータ1
2を電気接続箱14側(詳しくはリレースイッチ100
の下流側回路部分)に接続しなければならず、配線がさ
らに複雑となってしまう。
に上記安全手段を組み込もうとすると、電気接続箱14
内の配線構造を大幅に改造しなければならず、その導入
が容易でない欠点もある。さらに、電気接続箱14だけ
でなくスタータモータ12への電力供給も強制遮断でき
るようにするためには、図示のようにスタータモータ1
2を電気接続箱14側(詳しくはリレースイッチ100
の下流側回路部分)に接続しなければならず、配線がさ
らに複雑となってしまう。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、簡素な
構造で、非常時に効果的な回路保護ができ、また、従前
の車両回路にも容易に安全機能を付加できる車両用バッ
テリー及びこれを用いた車両の安全装置を提供すること
を目的とする。
構造で、非常時に効果的な回路保護ができ、また、従前
の車両回路にも容易に安全機能を付加できる車両用バッ
テリー及びこれを用いた車両の安全装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、車両に搭載するための車両用
バッテリーにおいて、そのバッテリー端子とは別に構成
され、車載電装品への電力供給回路に接続される回路接
続部と、この回路接続部と上記バッテリー端子との間に
介在し、外部からの入力信号に応じて上記バッテリー端
子と上記回路接続部との間を電気的に遮断する遮断部と
を設けたものである。
の手段として、本発明は、車両に搭載するための車両用
バッテリーにおいて、そのバッテリー端子とは別に構成
され、車載電装品への電力供給回路に接続される回路接
続部と、この回路接続部と上記バッテリー端子との間に
介在し、外部からの入力信号に応じて上記バッテリー端
子と上記回路接続部との間を電気的に遮断する遮断部と
を設けたものである。
【0011】このバッテリーを従来のバッテリーに代え
て車両に搭載し、当該バッテリーの回路接続部に電力供
給回路を接続するだけで、この電力供給回路とバッテリ
ー端子との間に遮断部を介在させることができる。そし
て、非常時に当該遮断部を作動させてバッテリーと電力
供給回路との間を電気的に遮断するように回路構成する
ことにより、各電装品への電力供給をその源であるバッ
テリー側で強制的にかつ確実に停止させて高い安全性を
確保できる安全装置を構築できる。
て車両に搭載し、当該バッテリーの回路接続部に電力供
給回路を接続するだけで、この電力供給回路とバッテリ
ー端子との間に遮断部を介在させることができる。そし
て、非常時に当該遮断部を作動させてバッテリーと電力
供給回路との間を電気的に遮断するように回路構成する
ことにより、各電装品への電力供給をその源であるバッ
テリー側で強制的にかつ確実に停止させて高い安全性を
確保できる安全装置を構築できる。
【0012】ここで、上記遮断部を作動させるための信
号としては、例えば車両衝突時に車両の制御ユニットか
ら出力されるエアバッグ作動指令信号をそのまま取り込
むようにしてもよい。また、このエアバッグ作動指令信
号に加え、もしくは当該指令信号に代え、そのバッテリ
ー端子から出力される電流を検知する電流検知部と、こ
の電流検知部による電流検知信号に基づいて上記遮断部
の遮断動作を制御する制御部とを設けることにより、例
えば衝撃が比較的小さくてエアバッグが作動するほどで
はないような場合でも、実際に過電流が流れている場合
にはこれを検知して自動的に適正な回路遮断を行うこと
ができる。しかも、車両側の回路をほとんど変更するこ
となく、バッテリー側で完全な遮断制御システムを構築
できる。
号としては、例えば車両衝突時に車両の制御ユニットか
ら出力されるエアバッグ作動指令信号をそのまま取り込
むようにしてもよい。また、このエアバッグ作動指令信
号に加え、もしくは当該指令信号に代え、そのバッテリ
ー端子から出力される電流を検知する電流検知部と、こ
の電流検知部による電流検知信号に基づいて上記遮断部
の遮断動作を制御する制御部とを設けることにより、例
えば衝撃が比較的小さくてエアバッグが作動するほどで
はないような場合でも、実際に過電流が流れている場合
にはこれを検知して自動的に適正な回路遮断を行うこと
ができる。しかも、車両側の回路をほとんど変更するこ
となく、バッテリー側で完全な遮断制御システムを構築
できる。
【0013】また、上記電流検知部の電流検知信号に基
づいてバッテリー容量を演算し、当該バッテリー容量に
ついての情報信号を出力するように上記制御部を構成す
ることも可能になる。
づいてバッテリー容量を演算し、当該バッテリー容量に
ついての情報信号を出力するように上記制御部を構成す
ることも可能になる。
【0014】上記バッテリー端子と遮断部とは直結して
もよいが、これらの間に、一部の安全動作用電装品を上
記遮断部を介さずに直接バッテリー端子に接続するため
の分岐接続部を設ければ、この分岐接続部に一部の安全
動作用電装品を接続することにより、強制遮断後も適当
な安全動作(例えばドアロック解除やルームランプ点灯
等)を行うことができる。
もよいが、これらの間に、一部の安全動作用電装品を上
記遮断部を介さずに直接バッテリー端子に接続するため
の分岐接続部を設ければ、この分岐接続部に一部の安全
動作用電装品を接続することにより、強制遮断後も適当
な安全動作(例えばドアロック解除やルームランプ点灯
等)を行うことができる。
【0015】さらに、上記分岐接続部に上記バッテリー
端子と上記安全動作用電装品との間に介在するヒューズ
を設けることにより、上記安全動作用電装品についても
その安全性が高められることになる。
端子と上記安全動作用電装品との間に介在するヒューズ
を設けることにより、上記安全動作用電装品についても
その安全性が高められることになる。
【0016】また、上記電力供給遮断ユニットの回路接
続部に、車載電装品への電力供給回路に加えてスタータ
モータを直接接続すれば、簡単な配線構造でスタータモ
ータの強制遮断も確実に行うことができる。
続部に、車載電装品への電力供給回路に加えてスタータ
モータを直接接続すれば、簡単な配線構造でスタータモ
ータの強制遮断も確実に行うことができる。
【0017】本発明において、遮断部を含む電源回路を
どのように配するかは、適宜設定すればよい。ただし、
当該バッテリーの本体表面に上記遮断部を含む電源回路
を配するとともに、この電源回路を覆うカバーを設けれ
ば、車両衝突時等に上記電源回路を構成する導体部分と
ボディとが接触して回路短絡するのを未然に防ぐことが
できる。
どのように配するかは、適宜設定すればよい。ただし、
当該バッテリーの本体表面に上記遮断部を含む電源回路
を配するとともに、この電源回路を覆うカバーを設けれ
ば、車両衝突時等に上記電源回路を構成する導体部分と
ボディとが接触して回路短絡するのを未然に防ぐことが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図5に基づいて説明する。なお、図1に示す回路にお
いて、前記図6に示した回路と共通する構成要素につい
ては同一の参照符を付し、その説明を省略する。
〜図5に基づいて説明する。なお、図1に示す回路にお
いて、前記図6に示した回路と共通する構成要素につい
ては同一の参照符を付し、その説明を省略する。
【0019】この装置の特徴として、図2〜図4にも示
すように、バッテリー10の本体上面(すなわちバッテ
リー端子10a,10bが突出している面)に、電流セ
ンサ(電流検知部)31、遮断部33、制御部34、ア
ース接続導体35、分岐接続導体36、及び回路接続導
体37を有する電源回路30が実装されている。
すように、バッテリー10の本体上面(すなわちバッテ
リー端子10a,10bが突出している面)に、電流セ
ンサ(電流検知部)31、遮断部33、制御部34、ア
ース接続導体35、分岐接続導体36、及び回路接続導
体37を有する電源回路30が実装されている。
【0020】アース接続導体35は、その一端に端子結
合部35aを、他端に電線接続部35bを有し、上記端
子結合部35aがバッテリー負端子10aに結合され、
電線接続部35bがバッテリー上面から側方に突出する
状態で、当該バッテリー上面に固定されている。
合部35aを、他端に電線接続部35bを有し、上記端
子結合部35aがバッテリー負端子10aに結合され、
電線接続部35bがバッテリー上面から側方に突出する
状態で、当該バッテリー上面に固定されている。
【0021】分岐接続部36は、端子結合部36aと電
流センサ接続部36bとを有し、端子結合部36aがバ
ッテリー正端子10bに結合される一方、電流センサ接
続部36は、上記端子結合部36aと電流センサ31と
を接続し、かつ、この電流センサ31を遮断部33に接
続している。さらに、この電流センサ接続部36bにお
いて電流センサ31と遮断部33との間に位置する部分
から分岐部36cが分岐し、この分岐部36cに複数個
のヒューズ32が並列に接続されている。各ヒューズ3
2の他端には、電線及び電気接続箱14側の制御部22
を介して一部の安全動作用電装品(安全システムを構成
する電装品)が接続(すなわち分岐接続)されるように
なっている。この安全動作用電装品は、仕様等に応じて
適宜設定されるもので、具体的には、非常時にドアロッ
クを解除するためのドアロック装置、非常点灯をするた
めのルームランプ、ハザードランプ等が挙げられる。
流センサ接続部36bとを有し、端子結合部36aがバ
ッテリー正端子10bに結合される一方、電流センサ接
続部36は、上記端子結合部36aと電流センサ31と
を接続し、かつ、この電流センサ31を遮断部33に接
続している。さらに、この電流センサ接続部36bにお
いて電流センサ31と遮断部33との間に位置する部分
から分岐部36cが分岐し、この分岐部36cに複数個
のヒューズ32が並列に接続されている。各ヒューズ3
2の他端には、電線及び電気接続箱14側の制御部22
を介して一部の安全動作用電装品(安全システムを構成
する電装品)が接続(すなわち分岐接続)されるように
なっている。この安全動作用電装品は、仕様等に応じて
適宜設定されるもので、具体的には、非常時にドアロッ
クを解除するためのドアロック装置、非常点灯をするた
めのルームランプ、ハザードランプ等が挙げられる。
【0022】遮断部33は、図5に示すような導体33
aと、爆破装置33cとを備えている。導体33aは、
アーチ状をなし、その中央部に他の部分よりも幅寸法の
小さい小幅部33bを有しており、この小幅部33bの
下方に上記爆破装置33cが配設されている。この爆破
装置33cは、火薬及びその点火装置を内蔵しており、
制御信号が入力された場合に起動し、爆発力で上記小幅
部33bを強制破断させる(すなわち回路を強制遮断す
る)ように構成されている。
aと、爆破装置33cとを備えている。導体33aは、
アーチ状をなし、その中央部に他の部分よりも幅寸法の
小さい小幅部33bを有しており、この小幅部33bの
下方に上記爆破装置33cが配設されている。この爆破
装置33cは、火薬及びその点火装置を内蔵しており、
制御信号が入力された場合に起動し、爆発力で上記小幅
部33bを強制破断させる(すなわち回路を強制遮断す
る)ように構成されている。
【0023】上記導体33aの一端は、上記分岐接続導
体36の電流センサ接続部36bに接続され、他端は板
状の回路接続導体37の一端に接続されており、この回
路接続導体37の他端は電線接続部37bとしてバッテ
リー上面から側方に突出する位置に配されている。すな
わち、導体33aは電流センサ31と回路接続導体37
との間に介在している。
体36の電流センサ接続部36bに接続され、他端は板
状の回路接続導体37の一端に接続されており、この回
路接続導体37の他端は電線接続部37bとしてバッテ
リー上面から側方に突出する位置に配されている。すな
わち、導体33aは電流センサ31と回路接続導体37
との間に介在している。
【0024】アース接続導体35及び回路接続導体37
の電線接続部35b,37bは、上向きに突出するねじ
軸を有し、このねじ軸に対し、電線端末に設けられたリ
ング状端子が外嵌された状態で、上記ねじ軸にナット3
8が締め付けられることにより、各電線接続部35b,
37bと電線との接続が行われるようになっている。具
体的に、アース接続導体35の電線接続部35bには、
ボディアースから導かれた電線及びスタータモータ12
の負端子(アース端子)から導かれた電線15が接続さ
れ、回路接続導体37の電線接続部37bには、電気接
続箱14から導かれた(すなわち各車載電装品につなが
る)電線13及びスタータモータ12の正端子から導か
れた電線11が接続されるようになっている。
の電線接続部35b,37bは、上向きに突出するねじ
軸を有し、このねじ軸に対し、電線端末に設けられたリ
ング状端子が外嵌された状態で、上記ねじ軸にナット3
8が締め付けられることにより、各電線接続部35b,
37bと電線との接続が行われるようになっている。具
体的に、アース接続導体35の電線接続部35bには、
ボディアースから導かれた電線及びスタータモータ12
の負端子(アース端子)から導かれた電線15が接続さ
れ、回路接続導体37の電線接続部37bには、電気接
続箱14から導かれた(すなわち各車載電装品につなが
る)電線13及びスタータモータ12の正端子から導か
れた電線11が接続されるようになっている。
【0025】制御部34は、マイクロコンピュータ等か
らなり、電流センサ31、遮断部33の爆破装置33
c、及びジャンクションボックス14側の制御部22に
接続されている。そして、次の制御動作を行うように構
成されている。
らなり、電流センサ31、遮断部33の爆破装置33
c、及びジャンクションボックス14側の制御部22に
接続されている。そして、次の制御動作を行うように構
成されている。
【0026】1)次のいずれかに該当する場合に遮断部
33に制御信号を出力し、遮断動作(すなわち小幅部3
3bを爆破する動作)を行わせる。
33に制御信号を出力し、遮断動作(すなわち小幅部3
3bを爆破する動作)を行わせる。
【0027】(a) 制御部22からエアバッグ作動指令信
号が入力された場合。
号が入力された場合。
【0028】(b) スタータモータ12の始動時以外の時
に電流センサ31による検知電流が一定の許容値を上回
った場合。
に電流センサ31による検知電流が一定の許容値を上回
った場合。
【0029】2)電流センサ31により検出される電流
の方向及び大きさをモニタすることにより、現時点での
バッテリー容量を積算し、当該バッテリー容量に関する
信号を制御部22に出力する。なお、制御部22は、こ
の信号に基づいてバッテリー容量に関する情報を運転室
内のディスプレイに表示させる。
の方向及び大きさをモニタすることにより、現時点での
バッテリー容量を積算し、当該バッテリー容量に関する
信号を制御部22に出力する。なお、制御部22は、こ
の信号に基づいてバッテリー容量に関する情報を運転室
内のディスプレイに表示させる。
【0030】3)スタータモータ12の始動時にバッテ
リー端子10a,10b間の電圧を演算し、この電圧が
許容値を下回った場合に制御部22に警告信号を出力す
る。
リー端子10a,10b間の電圧を演算し、この電圧が
許容値を下回った場合に制御部22に警告信号を出力す
る。
【0031】さらに、このバッテリー10の本体には、
その上面に実装された上記電源回路30を覆うためのカ
バー40が装着されている。このカバー40の全体形状
は、バッテリー10の本体上面全域を覆う形状とされ、
さらに、このカバー40は、上記実装部品のうちのヒュ
ーズ32を覆うヒューズカバー部42と、残りの本体カ
バー部41とに分割されている。そして、上記各部品の
うちのアース接続導体35及び回路接続導体37の電線
接続部35b,37bのみを外部に露出させた状態で、
本体カバー部41がバッテリー10の本体上部に固定さ
れる一方、ヒューズカバー部42はそれ単独でバッテリ
ー本体に対して着脱可能となるように装着されている。
その上面に実装された上記電源回路30を覆うためのカ
バー40が装着されている。このカバー40の全体形状
は、バッテリー10の本体上面全域を覆う形状とされ、
さらに、このカバー40は、上記実装部品のうちのヒュ
ーズ32を覆うヒューズカバー部42と、残りの本体カ
バー部41とに分割されている。そして、上記各部品の
うちのアース接続導体35及び回路接続導体37の電線
接続部35b,37bのみを外部に露出させた状態で、
本体カバー部41がバッテリー10の本体上部に固定さ
れる一方、ヒューズカバー部42はそれ単独でバッテリ
ー本体に対して着脱可能となるように装着されている。
【0032】従って、両カバー部41,42を装着した
状態で、バッテリー上の全部品が覆われ、これにより、
例えば車両衝突時に車両のボディと電源回路30の構成
部品とが接触して回路短絡が発生することが阻止される
とともに、本体カバー部41は残したままヒューズカバ
ー部42のみを取り外すことにより、ヒューズ32の交
換が容易に行えるように配慮されている。
状態で、バッテリー上の全部品が覆われ、これにより、
例えば車両衝突時に車両のボディと電源回路30の構成
部品とが接触して回路短絡が発生することが阻止される
とともに、本体カバー部41は残したままヒューズカバ
ー部42のみを取り外すことにより、ヒューズ32の交
換が容易に行えるように配慮されている。
【0033】なお、図2〜図4において、41a,41
bは、本体カバー部41とアース接続導体35及び回路
接続導体37との干渉を避けるために本体カバー部41
に形成された切欠であり、切欠42aは、ヒューズカバ
ー部42とヒューズ32につながる電線との干渉を避け
るためにヒューズカバー部42に形成された切欠であ
る。
bは、本体カバー部41とアース接続導体35及び回路
接続導体37との干渉を避けるために本体カバー部41
に形成された切欠であり、切欠42aは、ヒューズカバ
ー部42とヒューズ32につながる電線との干渉を避け
るためにヒューズカバー部42に形成された切欠であ
る。
【0034】次に、この回路の作用を説明する。
【0035】まず、車両衝突等のアクシデントが生じて
いない通常時には、バッテリー10の正端子10bに当
該バッテリー本体上の電流センサ31、分岐接続導体3
6、遮断部33、及び回路接続導体37を介してスター
タモータ12及び電気接続箱14が接続された状態にあ
り、当該スタータモータ12と、電気接続箱14に接続
されている各車載電装品とに正常に電力が供給される。
いない通常時には、バッテリー10の正端子10bに当
該バッテリー本体上の電流センサ31、分岐接続導体3
6、遮断部33、及び回路接続導体37を介してスター
タモータ12及び電気接続箱14が接続された状態にあ
り、当該スタータモータ12と、電気接続箱14に接続
されている各車載電装品とに正常に電力が供給される。
【0036】これに対し、車両衝突が発生し、制御部2
2にエアバッグ作動指令信号が入力されると、当該制御
部22さらにはバッテリー上の制御部34を経て遮断部
33の爆破装置33cに制御信号が入力され、これを受
けた爆破装置33cが起動して導体33の小幅部33b
を爆破する。これにより、バッテリー10とスタータモ
ータ12及び電気接続箱14との間が電気的に遮断さ
れ、電力供給が強制的に停止される。
2にエアバッグ作動指令信号が入力されると、当該制御
部22さらにはバッテリー上の制御部34を経て遮断部
33の爆破装置33cに制御信号が入力され、これを受
けた爆破装置33cが起動して導体33の小幅部33b
を爆破する。これにより、バッテリー10とスタータモ
ータ12及び電気接続箱14との間が電気的に遮断さ
れ、電力供給が強制的に停止される。
【0037】ここで、図1に示す本実施形態にかかる安
全回路と、前記図8に示した安全回路とを比べると、後
者の回路では、バッテリー10と遮断手段であるリレー
スイッチ100との間に電線13が介在するため、も
し、この電線13が損傷して短絡等が発生した場合に
は、リレースイッチ100をオフにして電源供給を遮断
しても電線13等を有効に保護できない不都合がある
が、前者の回路では電源であるバッテリー10に遮断部
33が設けられているので、このバッテリー10に接続
される電線11,13に短絡が生じた場合でも直ちに電
流を切って回路保護ができる利点がある。しかも、この
遮断機能付バッテリー10を従来のバッテリーと交換す
るだけで、車両側の回路はほとんど変更することなく簡
単に安全機能を付加でき、かつ、配線を大巾に簡素化で
きる利点がある。また、電源回路30がバッテリー10
上に集約されているため、構造がコンパクトであり、ま
た部品同士の電気的接続の信頼性が高いという利点もあ
る。
全回路と、前記図8に示した安全回路とを比べると、後
者の回路では、バッテリー10と遮断手段であるリレー
スイッチ100との間に電線13が介在するため、も
し、この電線13が損傷して短絡等が発生した場合に
は、リレースイッチ100をオフにして電源供給を遮断
しても電線13等を有効に保護できない不都合がある
が、前者の回路では電源であるバッテリー10に遮断部
33が設けられているので、このバッテリー10に接続
される電線11,13に短絡が生じた場合でも直ちに電
流を切って回路保護ができる利点がある。しかも、この
遮断機能付バッテリー10を従来のバッテリーと交換す
るだけで、車両側の回路はほとんど変更することなく簡
単に安全機能を付加でき、かつ、配線を大巾に簡素化で
きる利点がある。また、電源回路30がバッテリー10
上に集約されているため、構造がコンパクトであり、ま
た部品同士の電気的接続の信頼性が高いという利点もあ
る。
【0038】さらに、この実施の形態では、上記遮断部
33に加えてバッテリー10に電流センサ31及び制御
部34を組み付け、スタータモータ12の始動時以外の
時に大電流が発生した場合にも回路遮断を行うようにし
ているので、エアバッグが作動するほどではない比較的
小さな衝突であっても、これにより短絡が生じて過電流
が発生した場合には直ちに電源供給を停止することによ
り、さらに高い安全性を確保できる。しかも、車両側の
回路はほとんど変更することなく、バッテリー10側だ
けで完全な遮断制御システムを構築できるという利点
や、上記電流センサ31及び制御部34をそのまま利用
して電流消費状況をモニタリングできるという利点もあ
る。
33に加えてバッテリー10に電流センサ31及び制御
部34を組み付け、スタータモータ12の始動時以外の
時に大電流が発生した場合にも回路遮断を行うようにし
ているので、エアバッグが作動するほどではない比較的
小さな衝突であっても、これにより短絡が生じて過電流
が発生した場合には直ちに電源供給を停止することによ
り、さらに高い安全性を確保できる。しかも、車両側の
回路はほとんど変更することなく、バッテリー10側だ
けで完全な遮断制御システムを構築できるという利点
や、上記電流センサ31及び制御部34をそのまま利用
して電流消費状況をモニタリングできるという利点もあ
る。
【0039】また、この実施の形態では、一部の安全動
作用電装品が制御部22、電線24、及び分岐接続導体
36を介してバッテリー10に接続されている(すなわ
ち遮断部33を介さずにバッテリー10に接続されてい
る)ため、上記遮断部33の作動後も当該安全動作用電
装品への電力供給は行うことができ、これにより必要な
安全動作(ドアロック解除や所定のランプ点灯等)を実
行できる。
作用電装品が制御部22、電線24、及び分岐接続導体
36を介してバッテリー10に接続されている(すなわ
ち遮断部33を介さずにバッテリー10に接続されてい
る)ため、上記遮断部33の作動後も当該安全動作用電
装品への電力供給は行うことができ、これにより必要な
安全動作(ドアロック解除や所定のランプ点灯等)を実
行できる。
【0040】その他、本発明は例えば次のような実施の
形態をとることも可能である。
形態をとることも可能である。
【0041】(1) 前記実施形態では、電気接続箱14か
らの電線13とともにスタータモータ12からの電線1
1も回路接続導体36に接続するようにしているが、こ
のスタータモータ12を電気接続箱14側に接続するよ
うにしてもよいし、車両衝突等の発生後もスタータモー
タ12への電力供給を確保したい場合には分岐接続部3
2に接続するようにしてもよい。
らの電線13とともにスタータモータ12からの電線1
1も回路接続導体36に接続するようにしているが、こ
のスタータモータ12を電気接続箱14側に接続するよ
うにしてもよいし、車両衝突等の発生後もスタータモー
タ12への電力供給を確保したい場合には分岐接続部3
2に接続するようにしてもよい。
【0042】(2) 本発明において、遮断部33の具体的
な構造は問わず、例えばスタータモータ12が遮断対象
でない場合には、ヒュージブルリンクを設けてこのヒュ
ージブルリンクとアースとの間にリレースイッチを介在
させ、非常時にはリレースイッチをオンにしてヒュージ
ブルリンクをアースに強制短絡することにより、このヒ
ュージブルリンクを溶断させるといった手段をとっても
よいし、前記図8に示したリレースイッチ100を用い
るようにしてもよい。後者の場合には、通常時にはリレ
ースイッチ100をオン状態にし、非常時にリレースイ
ッチ100をオフに切換えるといった制御動作を行えば
よい。ただし、上記のような爆発力を利用した強制破断
を行うようにすれば、通常時は全く通電を行う必要がな
く、しかも非常時には確実に回路を遮断できる利点があ
る。
な構造は問わず、例えばスタータモータ12が遮断対象
でない場合には、ヒュージブルリンクを設けてこのヒュ
ージブルリンクとアースとの間にリレースイッチを介在
させ、非常時にはリレースイッチをオンにしてヒュージ
ブルリンクをアースに強制短絡することにより、このヒ
ュージブルリンクを溶断させるといった手段をとっても
よいし、前記図8に示したリレースイッチ100を用い
るようにしてもよい。後者の場合には、通常時にはリレ
ースイッチ100をオン状態にし、非常時にリレースイ
ッチ100をオフに切換えるといった制御動作を行えば
よい。ただし、上記のような爆発力を利用した強制破断
を行うようにすれば、通常時は全く通電を行う必要がな
く、しかも非常時には確実に回路を遮断できる利点があ
る。
【0043】(3) 本発明にかかる安全装置は、上記バッ
テリー10に組み付けた部品に加えて他の安全手段を付
加したものであってもよい。例えば、前記図1に示す回
路において、エアバッグ作動時に制御部22からオルタ
ネータ20への作動指令信号の入力を停止してオルタネ
ータ20を強制停止させるようにすれば、より高い安全
性を得ることが可能である。
テリー10に組み付けた部品に加えて他の安全手段を付
加したものであってもよい。例えば、前記図1に示す回
路において、エアバッグ作動時に制御部22からオルタ
ネータ20への作動指令信号の入力を停止してオルタネ
ータ20を強制停止させるようにすれば、より高い安全
性を得ることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、車載電装品への
電力供給回路に接続される回路接続部とバッテリー端子
との間に、外部からの入力信号に応じて上記バッテリー
端子と上記回路接続部との間を電気的に遮断する遮断部
とを介在させた車両用バッテリーであり、また、このバ
ッテリーを車両に搭載してその回路接続部に上記電力供
給回路を接続した安全装置であるので、簡素な構造で、
非常時に所定の回路を有効に保護でき、また、従前の車
両回路にも容易に導入できる効果がある。
電力供給回路に接続される回路接続部とバッテリー端子
との間に、外部からの入力信号に応じて上記バッテリー
端子と上記回路接続部との間を電気的に遮断する遮断部
とを介在させた車両用バッテリーであり、また、このバ
ッテリーを車両に搭載してその回路接続部に上記電力供
給回路を接続した安全装置であるので、簡素な構造で、
非常時に所定の回路を有効に保護でき、また、従前の車
両回路にも容易に導入できる効果がある。
【図1】本発明の実施の形態にかかる車両の電力供給回
路を示す図である。
路を示す図である。
【図2】上記電力供給回路に導入されるバッテリーの本
体にカバーを装着する前の状態を示す斜視図である。
体にカバーを装着する前の状態を示す斜視図である。
【図3】上記バッテリーの本体にカバーを装着した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】上記バッテリー本体からヒューズカバー部のみ
を取り外した状態を示す斜視図である。
を取り外した状態を示す斜視図である。
【図5】上記バッテリーに設けられた遮断部の内部構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】従来の一般的な車両の電力供給回路を示す図で
ある。
ある。
【図7】従来の車両においてバッテリー端子にバッテリ
ー端子接続金具が連結された状態を示す斜視図である。
ー端子接続金具が連結された状態を示す斜視図である。
【図8】本発明とは異なる電力供給遮断手段を備えた回
路の一例を示す図である。
路の一例を示す図である。
10 バッテリー 10b バッテリー正端子 12 スタータモータ 14 電気接続箱 30 電源回路 31 電流センサ(電流検知部) 32 ヒューズ 33 遮断部 34 制御部 35 アース接続導体 36 分岐接続導体 37 回路接続導体 40 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松丸 彰男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 車両に搭載するための車両用バッテリー
において、そのバッテリー端子とは別に構成され、車載
電装品への電力供給回路に接続される回路接続部と、こ
の回路接続部と上記バッテリー端子との間に介在し、外
部からの入力信号に応じて上記バッテリー端子と上記回
路接続部との間を電気的に遮断する遮断部とを設けたこ
とを特徴とする車両用バッテリー。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用バッテリーにおい
て、そのバッテリー端子から出力される電流を検知する
電流検知部と、この電流検知部による電流検知信号に基
づいて上記遮断部の遮断動作を制御する制御部とを設け
たことを特徴とする車両用バッテリー。 - 【請求項3】 請求項2記載の車両用バッテリーにおい
て、上記電流検知部の電流検知信号に基づいてバッテリ
ー容量を演算し、当該バッテリー容量についての情報信
号を出力するように上記制御部を構成したことを特徴と
する車両用バッテリー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用
バッテリーにおいて、上記バッテリー端子と遮断部との
間に、一部の安全動作用電装品を上記遮断部を介さずに
直接バッテリー端子に接続するための分岐接続部を設け
たことを特徴とする車両用バッテリー。 - 【請求項5】 請求項4記載の車両用バッテリーにおい
て、上記分岐接続部に上記バッテリー端子と上記安全動
作用電装品との間に介在するヒューズを設けたことを特
徴とする車両用バッテリー。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用
バッテリーにおいて、そのバッテリー本体の表面に上記
遮断部を含む電源回路を配するとともに、この電源回路
を覆うカバーを設けたことを特徴とする車両用バッテリ
ー。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,6のいずれかに記載
の車両用バッテリーを車両に搭載し、当該バッテリーの
回路接続部に車載電装品への電力供給回路を接続したこ
とを特徴とする車両の安全装置。 - 【請求項8】 請求項4または5記載の車両用バッテリ
ーを車両に搭載し、当該バッテリーの回路接続部に車載
電装品への電力供給回路を接続するとともに、当該バッ
テリーの分岐接続部に一部の安全動作用電装品を接続し
たことを特徴とする車両の安全装置。 - 【請求項9】 請求項7または8記載の車両の安全装置
において、上記回路接続部に、車載電装品への電力供給
回路に加えてスタータモータを直接接続したことを特徴
とする車両の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343175A JPH11170932A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 車両用バッテリー及び当該バッテリーを備えた車両の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343175A JPH11170932A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 車両用バッテリー及び当該バッテリーを備えた車両の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170932A true JPH11170932A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18359501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9343175A Withdrawn JPH11170932A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 車両用バッテリー及び当該バッテリーを備えた車両の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170932A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004319515A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Dynamit Nobel Ais Gmbh Automotive Ignition Systems | 火薬機械式のバッテリ電極分断装置 |
GB2441211A (en) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Lear Corp | Battery post connector with shunt and protected PCB |
JP2008155746A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Yazaki Corp | バッテリヒューズターミナル |
US8305034B2 (en) | 2008-07-23 | 2012-11-06 | Lear Corporation | Battery monitoring system |
KR20140015252A (ko) * | 2010-09-02 | 2014-02-06 | 바티움 캐나다 인크. | 연결 장치를 갖는 배터리 팩 |
CN110576812A (zh) * | 2018-06-07 | 2019-12-17 | 丰田自动车株式会社 | 蓄电池的搭载结构 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9343175A patent/JPH11170932A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004319515A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Dynamit Nobel Ais Gmbh Automotive Ignition Systems | 火薬機械式のバッテリ電極分断装置 |
GB2441211A (en) * | 2006-08-25 | 2008-02-27 | Lear Corp | Battery post connector with shunt and protected PCB |
US7381101B2 (en) | 2006-08-25 | 2008-06-03 | Lear Corporation | Battery post connector |
GB2441211B (en) * | 2006-08-25 | 2010-06-23 | Lear Corp | Battery post connector |
JP2008155746A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Yazaki Corp | バッテリヒューズターミナル |
US8305034B2 (en) | 2008-07-23 | 2012-11-06 | Lear Corporation | Battery monitoring system |
KR20140015252A (ko) * | 2010-09-02 | 2014-02-06 | 바티움 캐나다 인크. | 연결 장치를 갖는 배터리 팩 |
CN110576812A (zh) * | 2018-06-07 | 2019-12-17 | 丰田自动车株式会社 | 蓄电池的搭载结构 |
CN110576812B (zh) * | 2018-06-07 | 2023-01-13 | 丰田自动车株式会社 | 蓄电池的搭载结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |