JP2001037070A - 車両の給電装置 - Google Patents

車両の給電装置

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JP2001037070A JP11211160A JP21116099A JP2001037070A JP 2001037070 A JP2001037070 A JP 2001037070A JP 11211160 A JP11211160 A JP 11211160A JP 21116099 A JP21116099 A JP 21116099A JP 2001037070 A JP2001037070 A JP 2001037070A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧側給電回路と高圧側給電回路との短絡に
起因する低電圧電源の破損等を未然に防止する。 【解決手段】 高電圧バッテリー10Bから高電圧用負
荷18Bに電力を供給する高圧側給電回路と、低電圧バ
ッテリー10Aから低電圧用負荷18Aに電力を供給す
る低圧側給電回路とを併有する車両の給電装置。両給電
回路同士の短絡の有無を電圧検知センサ26などで検知
する。その短絡検知時には、高圧側給電回路に設けた回
路遮断器30の遮断動作等によって、高圧側給電回路で
の給電を強制停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載される電源(バッテリー)から各電装品等の電気
的負荷に対して電力を供給するための給電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載される電源(バッテリ
ー)の電圧は統一されており(例えば12V)、かかる電
源から電気接続箱や各種電線等を通じて各電気的負荷
(電装品)に電力が供給されるように配線がなされてい
るものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ステアリング装
置やブレーキ装置をはじめとする車載アクチュエータの
電動化が検討されており、かかる電動化が進むと、現行
のバッテリーだけでは十分な電圧及び容量が確保できな
くなることが予想される。そこで、このような電動化に
対応すべく、従来の低電圧電源に加え、それよりもバッ
テリー電圧の高い高電圧電源(例えば36V電源)を車両
に搭載し、低圧側給電回路と高圧側給電回路とを併設す
る構想が進められている。その回路案の一例を図6に示
す。
【0004】図示の回路は、同一の車両に搭載される低
電圧電源(低電圧電源;例えば12Vバッテリー)10A
及び高電圧バッテリー(高電圧電源;例えば36Vバッテ
リー)10Bを備えている。低電圧バッテリー10Aは
DC/DCコンバータ(DC/ACコンバータとアナロ
グ変圧器とAC/DCコンバータとが組み合わされたも
の)12及びAC/DCコンバータ14を介してオルタ
ネータ16に接続されており、オルタネータ16で生成
された電力が前記DC/DCコンバータ12で降圧され
て低電圧バッテリー10Aに充電されるようになってい
る。また、高電圧バッテリー10Bは前記AC/DCコ
ンバータ14のみを介してオルタネータ16に接続され
ており、オルタネータ16の生成電力がそのまま高電圧
バッテリー10Bに充電されるようになっている。
【0005】低電圧バッテリー10Aの負端子はアース
に接続され、正端子には低電圧用負荷18Aの一方の端
子が接続されており、この低電圧用負荷18Aの他方の
端子がアースに接続されている。これにより、低電圧バ
ッテリー10Aから低電圧用負荷18Bへ電力を供給す
る低圧側給電回路が形成されている。同様に、高電圧バ
ッテリー10Bの負端子はアースに接続され、正端子に
は高電圧用負荷18Bの一方の端子が接続され、この低
電圧用負荷18Bの他方の端子がアースに接続されてお
り、これにより、高電圧バッテリー10Bから高電圧用
負荷18Bへ電力を供給する高圧側給電回路が形成され
ている。
【0006】ここで、低圧側給電回路や高圧側給電回路
が事故などでアースに短絡した場合に過電流から回路保
護を行う手段としては、図示のように、各回路の途中に
ヒューズ20A,20Bを設けるのが一般的である。こ
のような構成にすれば、例えば図に破線L1に示すよう
にヒューズ20Aの下流側で電線がアースに短絡し、過
電流i1が発生してしまった場合、その過電流i1によ
ってヒューズ20Aが切れることにより、前記過電流が
流れ続けて回路が破損されることが防がれることにな
る。
【0007】しかし、図示のように低圧側給電回路と高
圧側給電回路とが併存する場合には、以下のような特有
の問題点が発生する。
【0008】すなわち、図6の破線L3に示すように、
ヒューズ20Aよりも低電圧バッテリー10Aに近い位
置で低圧側電線が高圧側電線と短絡してしまった場合に
は、低電圧バッテリー10Aの内部抵抗が非常に小さい
ため、前記高圧側電線から前記短絡箇所を通じて低電圧
バッテリー10A側へ瞬時に大電流i3が流れ込み、こ
れによって低電圧バッテリー10Aが過度に急速充電さ
れて破損するおそれがある。
【0009】また、図6の破線L2に示すように、ヒュ
ーズ20Aの下流側で高圧側電線と低圧側電線とが短絡
してしまった場合には、低電圧用負荷18Aには高圧側
電線から前記短絡箇所を通じてその規格電圧(低電圧)
に相当する電流よりも大きな電流i2が流れることにな
る。しかも、この箇所には前記ヒューズ等の遮断器が設
けられていないため、前記大電流i2は流れ続けること
になり、これに起因して負荷18Aまたはその周辺部位
(例えば電線)の故障を引き起こすおそれがある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑み、低圧側
給電回路と高圧側給電回路とを併有する車両の給電回路
において、両給電回路同士の短絡に起因する回路構成要
素の破損等を有効に防止できるようにすることを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、高電圧電源から高電圧用負荷
に電力を供給する高圧側給電回路と、低電圧電源から低
電圧用負荷に電力を供給する低圧側給電回路とを併せも
つ車両の給電装置において、前記高圧側給電回路と低圧
側給電回路との短絡を検知する短絡検知手段と、その短
絡検知時に前記高電圧電源による高圧側給電回路での給
電を停止させる給電停止手段とを備えたものである。
【0012】この装置において、高圧側給電回路と低圧
側給電回路とが短絡すると、その短絡が短絡検知手段に
より検知され、その検知に基づき高電圧電源による高圧
側給電回路での給電が強制的に停止される。従って、前
記短絡が生じてもこれに起因して低電圧給電回路側に大
電流が流れ続けることが阻止され、この低電圧給電回路
における低電圧電源や低電圧用負荷、電線などの回路構
成要素が有効に保護される。
【0013】ただし、前記低電圧電源は一般に低電圧用
負荷や電線よりも内部抵抗が低いため、実際に短絡が生
じてから高圧側給電回路での給電が停止するまでの時間
差(応答遅れ)が大きいと、それまでの間に低電圧電源
に前記短絡箇所から急速に大電流が流れ込んで過剰充電
されてしまうおそれがあるが、この低電圧電源の給電方
向下流側に当該低電圧電源側への電流の逆流を阻止する
整流素子を設けておけば、前記応答遅れにかかわらず低
電圧電源を確実に保護することができる。
【0014】この場合、前記短絡が生じると整流素子下
流側の電圧が過度に上昇するので、この電圧を監視する
ことによって短絡の有無を確認できる。すなわち、前記
短絡検知手段として、前記整流素子の給電方向下流側で
の電圧を検知する電圧検知手段を備えるだけの簡単な構
成で、短絡の発生を的確に検知できる。
【0015】前記整流素子は、それよりも下流側で短絡
が生じたときにのみ低電圧電源を電流の逆流から保護す
るものであるため、低電圧電源になるべく近い位置に設
けるのが好ましい。特に、この整流素子及び前記電圧検
知手段を直接低電圧電源に取付けることにより電源ユニ
ットを構成すれば、低電圧電源と整流素子との間で短絡
するおそれがなく、短絡が生じるとしてもその箇所は必
ず整流素子よりも下流側となるため、その短絡箇所から
低電圧電源への電流の逆流が前記整流素子によって確実
に阻止される。しかも、低電圧電源側で回路が組上がっ
ているので、配線も簡単となる。
【0016】前記給電停止手段としては、前記短絡検知
手段により短絡検知された場合に停止指令信号を出力す
る制御手段と、その停止指令信号を受けて前記高電圧電
源の給電方向下流側で高圧側給電回路を遮断する回路遮
断器とを備えたものが好適である。回路遮断器として
は、回路中に組み込まれた導体を火薬の爆発力により強
制破断するものや、リレースイッチのように電気信号を
受けて接点を開閉するもの等が適用可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態にかかる車両の給電回路を示したものである。なお、
この回路において前記図6に示した回路と同一の部分に
は当該図6と同じ参照符を付し、その説明を省略する。
【0018】この回路の特徴として、低圧側給電回路に
おけるヒューズ20Aよりも低電圧バッテリー10Aに
近い位置に、この低電圧バッテリー10A側への電流の
逆流を阻止する(換言すれば低電圧バッテリー10Aか
ら低電圧用負荷18Aへの給電方向の電流のみを許容す
る)整流素子22が設けられている。この整流素子22
は、前記整流特性をもつものであればよく、各種ダイオ
ードのほか、トランジスタ等も適用が可能である。
【0019】さらに、前記整流素子22のすぐ下流側
(ヒューズ20Aに近い側)には、その位置での電圧を
検知する電圧検知センサ26が検知され、その検知信号
がECU(コントロールユニット;制御手段)28に入
力されるようになっている。
【0020】一方、高圧側給電回路において、高電圧バ
ッテリー10Bのすぐ下流側(ヒューズ20Bに近い
側)には、その位置で高圧側給電回路を強制的に遮断す
るための回路遮断器30が設けられている。そして、前
記電圧検知センサ26により検知された電圧が許容値を
上回る場合に、前記ECU28から回路遮断器30に指
令信号が入力され、この信号の入力を受けて回路遮断器
30が回路を遮断する動作を行うように構成されてい
る。
【0021】前記回路遮断器30には、従来から知られ
ている種々のものを適用することが可能である。図4は
その一例として火薬を用いたものを示している。図示の
回路遮断器30は、バスバー(導体)32及びスクイブ
34がケース内に組み込まれたものである。バスバー3
2は、その一端が高電圧バッテリー10Bの正端子に接
続され、他端がヒューズ20B側に接続されており、途
中部分には小幅の破断部32aが形成されている。スク
イブ34は、前記破断部32aのすぐ下方に配置されて
おり、ECU28からの指令信号を受けて内蔵の火薬を
爆発させ、その爆発力で前記破断部32aを強制破断さ
せる(すなわち回路を強制遮断する)ように構成されて
いる。
【0022】その他、前記回路遮断器には例えば図5に
示すようなリレースイッチ40を適用することも可能で
ある。図例では、リレースイッチ40のリレー接点41
が高圧側給電回路の途中に介設されており、リレーコイ
ル42の一端が高電圧バッテリー10Bの正端子に接続
され、他端がECU28に接続されている。ECU28
は、通常状態では前記リレーコイル42の他端をアース
につないでこれを通電状態にし、リレー接点41を閉じ
る一方、電圧検知センサ26により検知された電圧が許
容値を上回る非常時には前記リレーコイル42の他端を
アースから遮断してこれを非通電状態にし、前記リレー
接点41を開くように構成されている。
【0023】このように、回路遮断器は非常時に回路を
強制遮断する動作を行えるものであれば種々のものを広
く適用することが可能である。また、短絡検知手段も、
前記電圧検知センサ26に限られるものではない。
【0024】前記整流素子22は、なるべく低電圧バッ
テリー10Aに近い位置に設けるのが良く、当該整流素
子22を低電圧バッテリー10Aに直接取付けて一体化
するのが、特に好ましい。この実施の形態では、図2に
示すように、前記整流素子22が前記D/Dコンバータ
12、電圧検知センサ26、及びECU28とともに低
電圧バッテリー10Aと一体化されてバッテリーユニッ
ト24を構成している。
【0025】その具体的な構造例を図3に示す。図示の
低電圧バッテリー10Aは、その出力端子として正端子
10pと負端子10nとを有し、これらはバッテリー上
面から上方に突出している。そして、そのバッテリー上
面に前記両出力端子10p,10nと並べてD/Dコン
バータ12、整流素子22、電圧検知センサ26、及び
ECU28が直接取付けられている。
【0026】前記正端子10pは、バスバー(導体板)
15を介して前記D/Dコンバータ12の一方の端子と
整流素子22の一方の端子(ダイオードの場合はアノー
ド)とに接続されている。D/Dコンバータ12の他方
の端子には電線接続用端子13が接続されており、この
電線接続用端子13が図略の電線を介して前記高電圧バ
ッテリー10Bに接続されるようになっている。整流素
子22の他方の端子(ダイオードの場合はカソード)に
はバスバー23を介して電線接続用端子11Pが接続さ
れており、この電線接続用端子11Pが図略の電線を介
して前記ヒューズ20Aに接続されている。すなわち、
整流素子22は、低電圧バッテリー10Bに設けられて
いる正端子10pと電線接続用端子11Pとの間に介在
している。
【0027】そして、前記バスバー23に電圧検知セン
サ26が接続されており、当該バスバー23における電
圧が電圧検知センサ26により検知され、その検知信号
がECU28に入力されるようになっている。ECU2
8は、電線を介して前記回路遮断器30に接続されると
ともに、電源であるオルタネータ16に接続されてい
る。
【0028】一方、低電圧バッテリー10Aの負端子1
0nには、バスバー17を介して電線接続用端子11N
が接続されており、この電線接続用端子11Nは図略の
電線を介してアースに接続されている。
【0029】なお、図3において19は、前記バッテリ
ーユニット24の各構成素子を覆うように低電圧バッテ
リー10Aに装着されるバッテリーカバーである。
【0030】次に、この装置の作用を説明する。
【0031】1)正常時:過電流が発生していない正常
時には、低圧側給電回路において、低電圧バッテリー1
0Aから整流素子22に対して順方向に電流が流れ、こ
の整流素子22及びヒューズ20Aを通じて低電圧用負
荷18Aに給電が行われる。同様に、高圧側給電回路に
おいては、高電圧バッテリー10Bからヒューズ20B
を通じて高電圧用負荷18Bに給電が行われる。
【0032】2)アース短絡時(図1の破線L1):低
圧側電線の被覆が破損するなどして当該電線がヒューズ
20Aの下流側でアースに短絡した場合、ヒューズ20
Aには過電流i1が流れる。この過電流により当該ヒュ
ーズ20Aが溶断し、低圧側給電回路を遮断する。その
結果、前記アース短絡部位よりも下流側の回路構成要素
(電線等)が過電流から保護される。
【0033】3)電線同士の短絡時:ヒューズ20Aの
上流側で低圧側電線と高圧側電線とが短絡してしまった
場合(図1の破線L3)、前記図6に示した従来回路で
は、当該短絡部位を通じて高圧側電線から低圧側電線さ
らには低電圧バッテリー10Aにその規格値よりも大き
な電流i3が流れ込んでしまい、同バッテリー10Aが
急速に過剰充電されてしまう。ところが、この実施の形
態にかかる回路では、前記低電圧バッテリー10Aの正
端子10pに整流素子22が設けられており、この整流
素子22において前記大電流i3の方向は逆方向である
ため、当該大電流が低電圧バッテリー10A側に流れ込
むことが当該整流素子22によって阻止され、これによ
り低電圧バッテリー10Aが有効に保護される。
【0034】さらに、前記短絡によって整流素子22の
下流側電圧が過度に上昇し、これを電圧検知センサ26
が検知するため、その検知信号を受けてECU28が回
路遮断器30に指令信号を出力し、高圧側給電回路を高
電圧バッテリー10Bから強制的に遮断させる。これに
より、高圧側給電回路による給電が強制的に停止される
ため、前記短絡箇所から低圧側給電回路への大電流の流
れ込みが止められる。これにより、前記低電圧バッテリ
ー10A以外の回路構成要素(例えば電線)も有効に保
護される。
【0035】一方、ヒューズ20Aの下流側で低圧側電
線と高圧側電線とが短絡してしまった場合も(図1の破
線L2)、電圧検知センサ26による検知電圧が過度に
上昇することによりECU28が回路遮断器30に指令
信号を出力して高圧側給電回路を強制遮断させるので、
前記短絡部位を通じて高圧側電線から低圧側電線さらに
は低電圧用負荷18Aに過電流i2(図6)が流れ込む
ことが防がれる。
【0036】なお、本発明では整流素子22の配設が適
宜省略可能であり、少なくとも短絡発生時に高圧側給電
回路での給電を強制停止できるものであればよい。この
場合、短絡検知手段は、低電圧バッテリー10Aに流れ
込む電流もしくはこれに相当する値を検知するものであ
ってもよい。
【0037】ただし、前記整流素子22を設けることに
より、実際に短絡が生じてから前記給電停止動作が行わ
れるまでの間に低電圧バッテリー10A側に急速に大電
流が流れ込むのを阻止することができ、同バッテリー1
0Aの保護をより確実なものにすることができる。
【0038】また、前記整流素子22の配設により、そ
のすぐ下流側の電圧を検知すれば高圧側給電回路と低圧
側給電回路との短絡の有無を判定できるので、短絡検知
のための構成が簡単になる利点も得られる。
【0039】その他、本発明は次のような実施の形態を
とることも可能である。
【0040】A)本発明では、前記整流素子22を電線
を介して低電圧バッテリー10Aの端子に接続するよう
にしてもよい。ただし、この場合には、整流素子22と
低電圧バッテリー10Aとの間の電線が高圧側給電回路
と短絡してしまった場合、整流素子22によるバッテリ
ー保護作用は得られないが、図例のように整流素子22
を低電圧バッテリー10Aに直接取付けるようにすれ
ば、低圧側給電回路のどの電線部分が高電圧給電回路と
短絡しても、その短絡箇所は整流素子22の下流側にな
るため、この整流素子22の整流作用によって低電圧バ
ッテリー10Aを有効に保護することが可能になるとと
もに、回路の配線も非常に簡単となる。この整流素子2
2に加えて前記のように電圧検知センサ26も低電圧バ
ッテリー10Aに直接取付ければ、配線はさらに簡略化
される。
【0041】B)本発明では、使用される電圧の具体的
な数値を問わず、相対的に電圧差をもつ複数種の給電回
路が単一車両に混在する場合に広く適用が可能であり、
例えば3ランク以上の電圧系統が存在する場合にも、そ
の低電圧側の回路保護に有効に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、低圧側給電回路
と高圧側給電回路とを併有する車両の給電回路におい
て、両給電回路間の短絡の有無を検知し、短絡検知時に
高圧側給電回路での給電を強制停止させるようにしたも
のであるので、前記短絡に起因する回路構成要素の破損
等を未然に防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる車両の給電
装置の回路図である。
【図2】前記給電装置に設けられるバッテリーユニット
のブロック図である。
【図3】前記バッテリーユニットの具体的構造を示す斜
視図である。
【図4】前記給電装置に設けられる回路遮断器の一例を
示す斜視図である。
【図5】前記回路遮断器としてリレースイッチを適用し
た例を示す回路図である。
【図6】本発明と異なる車両の給電回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
10A 低電圧バッテリー(低電圧電源) 10B 高電圧バッテリー(高電圧電源) 18A 低電圧用負荷 18B 高電圧用負荷 22 整流素子 24 バッテリーユニット 26 電圧検知センサ(短絡検知手段) 30 回路遮断器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G004 AA04 AB02 BA03 DB01 EA04 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧電源から高電圧用負荷に電力を供
    給する高圧側給電回路と、低電圧電源から低電圧用負荷
    に電力を供給する低圧側給電回路とを併せもつ車両の給
    電装置において、前記高圧側給電回路と低圧側給電回路
    との短絡を検知する短絡検知手段と、その短絡検知時に
    前記高電圧電源による高圧側給電回路での給電を停止さ
    せる給電停止手段とを備えたことを特徴とする車両の給
    電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の給電装置におい
    て、前記低電圧電源の給電方向下流側にこの低電圧電源
    側への電流の逆流を阻止する整流素子を設けたことを特
    徴とする車両の給電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両の給電装置におい
    て、前記短絡検知手段として、前記整流素子の給電方向
    下流側での電圧を検知する電圧検知手段を備えたことを
    特徴とする車両の給電装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両の給電装置におい
    て、前記整流素子及び電圧検知手段を低電圧電源に直接
    取付けることにより電源ユニットを構成したことを特徴
    とする車両の給電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両の
    給電装置において、前記給電停止手段として、前記短絡
    検知手段により短絡検知された場合に停止指令信号を出
    力する制御手段と、その停止指令信号を受けて前記高電
    圧電源の給電方向下流側で高圧側給電回路を遮断する回
    路遮断器とを備えたことを特徴とする車両の給電装置。
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Cited By (6)

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