JP3648582B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の誘導照明器具を所定の順序で点滅させることにより、点滅の順序の方向に人々を誘導する照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の大規模な照明装置としては、例えば特開平6−290357号公報に示されるように、各区画に連続的に配設された複数の誘導照明器具と、区画毎に設けられ該区画に配設された誘導照明器具の点灯・消灯を制御する制御ユニットと、火災感知器や熱感知器等の感知器から火災の発生を知らせる信号が入力されると、火災の発生場所に応じて各誘導照明器具の点滅方向を決定し、各制御ユニットに誘導照明器具の点滅方向を含む誘導制御信号を出力する制御盤とを備えたものがあった。この照明装置では、制御ユニット及び誘導照明器具が、個々の物理アドレス設定を行う物理アドレス設定部をそれぞれ備えており、制御ユニット及び誘導照明器具の接続方式としては、誘導照明器具の点滅制御を行うのに最適なバス接続方式が用いられていた。
【0003】
また、この種の小規模な照明装置として、制御ユニット及び誘導照明器具に個別の物理アドレスを設定するという概念はなく、制御ユニットと誘導照明器具とをわたり配線して、制御ユニットから送信された制御信号を、各誘導照明器具がその都度演算し、その演算結果に基づいて各誘導照明器具が点灯するか否かを決定するものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の照明装置の場合、照明装置の規模が大きくなると、誘導照明器具の数がかなり多くなるので、各誘導照明器具の物理アドレスを設定するのに大変な労力が必要となるという問題があった。また、各誘導照明器具の物理アドレスを自動的に設定しようとすると、物理アドレス設定のためのプログラム作成等の手間がかかるという問題があった。
【0005】
一方、後者の照明装置の場合、各誘導照明器具に物理アドレスを設定する必要はないが、各誘導照明器具は制御信号の演算結果を次段の誘導照明装置に送信しているので、誘導照明器具の数が増えると、制御信号の演算に要する時間が増加して、制御速度が遅くなるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、請求項1乃至8の発明の目的は、大規模な照明装置においても、自動的に物理アドレスを設定できるとともに、制御速度が遅くなることがない照明装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、複数の誘導照明器具と、複数の誘導照明器具を所定の動作パターンでそれぞれ点灯制御する複数の制御ユニットと、自火報装置からの火災信号に基づいて動作させる制御ユニットのアドレス及び動作パターンを示すパターン番号とを制御ユニットに送信する主制御盤とを備え、誘導照明器具を所定の順序で点滅させることによって、点滅の順序の方向に人を誘導する照明装置において、主制御盤に第1の信号線を介して制御ユニットをわたり配線するとともに、制御ユニットに第2の信号線を介して誘導照明器具をわたり配線し、主制御盤との間で第1の信号線を介して信号を授受する第1の送受信手段と、第1の送受信手段が受信した動作パターンのパターン番号に対応した制御信号を第2の信号線を介して誘導照明器具に送信する第2の送受信手段と、第1の送受信手段の通信用ドライバを制御して第1の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第1の切替手段とを制御ユニットに設けるとともに、制御ユニットとの間で第2の信号線を介して信号を授受する第3の送受信手段と、第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して第2の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第2の切替手段と、第3の送受信手段が受信した制御信号に基づいてランプを点灯・消灯させる点灯制御部とを誘導照明器具に設け、制御ユニット又は誘導照明器具にハード的な物理アドレスを設定する場合はそれぞれ第1、第2の信号線をわたり配線方式に切り替え、物理アドレスの設定時以外は第1、第2の信号線をバス配線方式に切り替えているので、信号線をバス配線方式とわたり配線方式とで兼用することができ、省配線を図ることができる。また、制御ユニットと誘導照明器具との間を各動作に適した配線形式に切り替えることができる。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、グループとグループにおける個々の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを誘導照明器具に設定し、誘導照明器具の点滅動作を点検する時は物理アドレスを用い、誘導照明器具を所定の順序で点滅させて人を誘導する時は論理アドレスを用いているので、全てのグループに対して一つの制御信号を送信するだけで点灯制御することができ、制御ユニットから送信する制御信号の数を少なくすることができる。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、わたり配線された制御ユニット及び誘導配線器具は、それぞれ、前段から送られた値を自己の物理アドレスとして設定するとともに、自己の物理アドレスに所定の数値を加算又は減算した値を次段に送信しているので、この処理を順次行うことによって全ての誘導照明器具に効率良く物理アドレスを設定することができる。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、制御ユニットは制御信号としてグループを構成する誘導照明器具の個数を誘導照明器具に送信し、誘導照明器具は物理アドレスと個数に基づいてグループとグループにおける個々の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを設定しているので、個々の誘導照明器具に論理アドレスを設定する必要がなく、論理アドレスの設定を容易に行うことができる。
【0010】
請求項5の発明では、請求項1の発明において、制御信号が複数の誘導照明器具のデータを含み、誘導照明器具では点灯制御部が制御信号から該当するデータを取り出してランプを点灯・消灯させているので、制御ユニットから各誘導照明器具に送信する制御信号の数を減らすことができる。
請求項6の発明では、請求項1の発明において、制御ユニットに第2の信号線の終端に接続された誘導照明器具との間で信号を授受する第4の送受信手段と、第2の信号線の断線を検知する第1の断線検知手段を設けるとともに、誘導照明器具に第2の信号線の断線を検知する第2の断線検知手段を設け、第2の信号線の終端に接続された誘導照明器具の第3の送受信手段と第4の送受信手段を接続して第2の信号線をループ状とし、第1の断線検知手段が第2の信号線の断線を検知すると第4の送受信手段から誘導照明器具に制御信号を送出し、第2の断線検知手段が第2の信号線の断線を検知すると第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して、制御信号の送信方向を反転させているので、断線箇所までの誘導照明器具へは第2の送受信手段で、断線箇所以降の誘導照明器具へは第4の送受信手段で制御信号を送信することができる。
【0011】
請求項7の発明では、請求項6の発明において、第1及び第2の断線検知手段が第2の信号線の断線の復旧を検知すると、制御ユニットが第2及び第4の送受信手段からリセット信号を第2の信号線に送信し、第3の送受信手段の通信用ドライバを元の方向に戻しているので、断線が復旧した後は第2の送受信手段から誘導照明器具へ制御信号を送信することができる。
【0012】
請求項8の発明では、請求項1の発明において、制御ユニットに第1の信号線の断線を検知する第3の断線検知手段を設け、点灯動作中に第3の断線検知手段が第1の信号線の断線を検知した場合、制御ユニットは予め設定された動作パターンで誘導照明器具を点灯制御しているので、断線発生時に誘導照明器具が不動作となるのを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本実施形態の照明装置は、図1に示すように、自火報装置(図示せず)から火災発生を示す信号が入力される主制御盤1と、主制御盤1の出力に基づいて、誘導照明器具310,311,312…、320,321,322…を所定の動作パターンで点滅させる制御ユニット21 ,22 …とから構成されており、誘導照明器具310,311,312…、320,321,322…が所定の順序で点滅することによって、点滅の順序に応じた方向に光が走行しているかのように視認させ(この動作を「点滅走行」と呼ぶ。)、光の進む方向に人々を誘導する。ここで、制御ユニット21 ,22 …は第1の信号線たる信号線4を介して主制御盤1に、誘導照明器具310,311,312…、320,321,322…は、それぞれ、第2の信号線たる信号線5を介して制御ユニット21 ,22 …にわたり配線されている。
【0014】
主制御盤1は、図2に示すように、自火報装置から火災発生などを示す信号を授受する自火報I/F部11と、制御ユニット21 ,22 …との間で信号を授受する第1の送受信手段たる通信入出力部12a,12bと、誘導照明器具310…の動作パターンを示すパターン番号などのデータを記憶するメモリ部13と、自火報I/F部11が受信した信号に基づいて動作させる制御ユニット21 ,22 …のアドレスや動作パターンを示すパターン番号をメモリ部13から読み込み通信入出力部12a,12bから制御信号として各制御ユニット21 ,22 …へ送信させるCPU14とから構成される。
【0015】
制御ユニット21 …は、図3に示すように、主制御盤1との間で信号を授受する第1の送受信手段たる通信入出力部22と、各誘導照明器具310…との間で信号を授受する第2、第4の送受信手段たる通信入出力部21a,21bと、誘導照明器具310…の動作パターンを示すデータなどを記憶するメモリ部23と、通信入出力部22が受信したデータに基づいて対応する動作パターンのデータをメモリ部23から読み出して、通信入出力部21a,21bから各誘導照明器具310…へ送信させるCPU24とから構成される。
【0016】
誘導照明器具310…は、図4に示すように、制御ユニット2或いは他の誘導照明器具との間で信号を授受する第3の送受信手段たる通信入出力部31と、通信入出力部31が受信した信号などを記憶するメモリ部33と、通信入出力部31が受信した信号に基づいてランプ35を点灯させる点灯制御信号を発生するCPU32と、CPU32の点灯制御信号に基づいてランプ35を点灯制御する点灯制御部34とから構成される。
【0017】
主制御盤1と制御ユニット21 …との間、制御ユニット21 …と誘導照明器具310…との間で信号を授受する通信入力部12a,12b,21a,21b,22,31は、例えば、EIA(Electronic Industries Association )によって規定されたRS−485規格の伝送方式を用いており、2線式の差動伝送を行っている。
【0018】
まず、制御ユニット21 …と誘導照明器具310…との間を接続する信号線4を例として、誘導動作や点検動作などの通常動作時における各部の動作について説明する。なお、主制御盤1と制御ユニット21 …との間の信号線5についても同様であるので、その説明は省略する。
誘導動作時には、照明装置の規模が大きい程すなわち誘導照明器具310…の数が多い程、制御速度を速くすることが要求されるので、制御ユニット2…と誘導照明器具310…との間の配線形式としては、一度に複数の誘導照明器具310…に信号を送信できるバス配線形式とすることが望まれる。
【0019】
制御ユニット21 …又は他の誘導照明器具311…との間の信号伝送に用いられる通信入出力部31は、図6に示すように、通信用ドライバD2 ,D3 と通信用レシーバR2 ,R3 とアンド回路AND1 ,AND2 とから構成される。CPU32の端子Txにはアンド回路AND1 ,AND2 の一方の入力端子が接続され、端子Rxには通信用レシーバR2 ,R3 の出力端子が接続される。アンド回路AND1 ,AND2 の他方の入力端子はそれぞれ通信用レシーバR3 ,R2 の出力端子に接続され、アンド回路AND1 ,AND2 の出力端子はそれぞれ通信用ドライバD2 ,D3 の入力端子に接続される。通信用ドライバD2 の出力端子と通信用レシーバR2 の入力端子は信号線51 (通常、入力側)に接続され、通信用ドライバD3 の出力端子と通信用レシーバR3 の入力端子は信号線52 (通常、出力側)に接続される。また、通信用ドライバD2 ,D3 の制御端子にはそれぞれ第2の切替手段たるCPU32のコントロール端子cnt1 ,cnt2 が接続される。
【0020】
ここで、通信用ドライバD2 ,D3 の制御端子にハイレベルの信号が印加されると、通信用ドライバD2 ,D3 はアクティブ状態となり、ローレベルの信号が印加されると、通信用ドライバD2 ,D3 はハイインピーダンス状態となる。通常、CPU32のコントロール端子cnt1 はローレベル、コントロール端子cnt2 はハイレベルとなり、通信用ドライバD2 はハイインピーダンス状態、通信用ドライバD3 はアクティブ状態となるので、信号線51 から入力された信号は通信用レシーバR2 を介してCPU32の端子Rxに入力されるとともに、通信用レシーバR2 →アンド回路AND2 →通信用ドライバD3 の経路でスルーされ、信号線52 を介して次段の誘導照明器具311…に送信されるので、信号線51 ,52 は仮想的なバス配線となる。
【0021】
このように、CPU32のコントロール端子cnt1 ,cnt2 の設定によって信号線51 ,52 を仮想的なバス配線とし、誘導照明器具310…間をバス接続しているので、複数の誘導照明器具310…に一度に信号を送信することができ、誘導動作時の制御速度を速めることができる。なお、制御ユニット21 …の通信入出力部22は、誘導照明器具310…の通信入出力部31と同様の構成であり、第1の切替手段たるCPU24の動作もCPU32の動作と同様であるので、その説明は省略する。
【0022】
次に、誘導照明器具310…を例として、各誘導照明器具310…に物理アドレスを設定する場合の配線状態を説明する。なお、制御ユニット21 …についても同様であるので、その説明は省略する。
多数の誘導照明器具310…に物理アドレスを設定する場合、各誘導照明器具310…間をわたり配線している方が望ましい。例えば、図1に示すように、制御ユニット21 に1番目に接続されている誘導照明器具310に物理アドレスとして1を送信する。この誘導照明器具310は自己の物理アドレスとして1をメモリ部33に記憶させる。そして、誘導照明器具310は、誘導照明器具310にわたり配線されている誘導照明器具311に、自己の物理アドレスに1を足した結果を次段の誘導照明器具311の物理アドレスとして送信する。この作業を繰り返し行うことによって、制御ユニット21 にわたり配線されている全ての誘導照明器具310…に効率的に物理アドレスを設定することができる。
【0023】
この時、制御ユニット21 に1番目に接続された誘導照明器具310の通信入出力部31では、制御ユニット21 から物理アドレスが入力されるのを受信待ちしている場合、CPU32のコントロール端子cnt1 ,cnt2 を共にローレべルとし、通信用ドライバD2 ,D3 をそれぞれハイインピーダンス状態として、通信用レシーバR2 〜アンド回路AND2 〜通信用ドライバD3 の経路を遮断し、制御ユニット21 から信号線51 を介して送信された物理アドレスは通信用レシーバR2 によって受信され、CPU32の端子Rxに入力される。したがって、1番目に接続された誘導照明器具310のみが制御ユニット2から送信された物理アドレスを受信する。
【0024】
また、誘導照明器具310から次段の誘導照明器具311に物理アドレスを出力する場合、CPU32のコントロール端子cnt1 をローレベル、コントロール端子cnt2 をハイレベルとする。この時、通信用ドライバD2 はハイインピーダンス状態となり、通信用ドライバD3 はアクティブ状態となるので、通信用ドライバD3 はCPU32の端子Txから出力された物理アドレスを信号線52 を介して次段の誘導照明器具311に出力する。この処理を繰り返し実行することによって、全ての誘導照明器具310…に自動的に物理アドレスを設定することができる。
【0025】
なお、制御ユニット21 と信号線5の終端に接続された誘導照明器具310…とを接続して、信号線5をループ状に配線すれば、制御ユニット21 は終端の誘導照明器具から出力された物理アドレスを読み込むことができるので、接続されている誘導照明器具310…の数を把握することができる。
(実施形態2)
本実施形態では、図7に示すように、実施形態1の照明装置において、制御ユニット21 ,22 …の一方の通信入出力部21aを誘導照明器具310,320…に信号線5を介して接続するとともに、他方の通信入出力部21bを終端の誘導照明器具31n,32n…に信号線5を介して接続し、信号線5をループ状とする。同様にして、主制御盤1の一方の通信入出力部12aを制御ユニット21 に信号線4を介して接続するとともに、他方の通信入出力部12bを終端の制御ユニット2m に信号線4を介して接続し、信号線4をループ状とする。なお、基本的な構成は実施形態1の照明装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0026】
本実施形態の照明装置は、主制御盤1と制御ユニット21 …とを接続する信号線4や、制御ユニット21 …と誘導照明器具310…とを接続する信号線5が断線した場合でも、各制御ユニット21 …及び各誘導照明器具310…を正常に動作させることができるフェールセーフ機能を有している。ここでは、制御ユニット21 と誘導照明器具310,311,312…31nとを接続するループ状の信号線5を例として、このフェールセーフ機能について説明する。なお、主制御盤2と各制御ユニット21 ,22 …2m との間を接続するループ状の信号線4についても同様であるので、その説明は省略する。
【0027】
主制御盤1から制御ユニット21 に制御信号として動作パターンを示すパターン番号等の動作信号が入力されていない場合(待機状態)、制御ユニット21 は誘導照明器具310,311,312…31nへの電力供給を停止する。そして、主制御盤1から制御ユニット21 にパターン番号等の動作信号が入力されると、制御ユニット21 は誘導照明器具310,311,312…31nに図示しない電力線を介して電力を供給し、誘導動作を開始する。
【0028】
制御ユニット21 は誘導動作を開始すると、図8(a)に示すように、一方の通信入出力部21aが信号線5を介して1番目に接続された誘導照明器具310へ定期的にパターン信号等の動作信号を送信するとともに、他方の通信入出力部21bが終端の誘導照明器具319から自ら送信した動作信号を受信する。したがって、他方の通信入出力部21bが終端の誘導照明器具319から動作信号を受信している間は、信号線5に断線などの異常が発生していないものとCPU24は判断し、通常の誘導動作を行う(図中の矢印は動作信号の送信方向を示す。以下同様)。
【0029】
ところが、図8(b)に示すように、誘導照明器具314,315間の信号線5が断線すると、他方の通信入出力部21bは終端の誘導照明器具319から動作信号を受信できなくなるので、第1の断線検知手段たるCPU24はループ状の信号線5のどこかで断線が発生したものと判断し、いままで終端の誘導照明器具319から動作信号を受信していた通信入出力部21bの動作を切り換えて、両方の通信入出力部21a,21bから動作信号を出力する。
【0030】
ここで、通信入出力部21a,21bは、図5に示すように、通信用ドライバD1 及び通信用レシーバR1 から構成される。通信用ドライバD1 の入力端子はCPU24の端子Txに接続されるとともに、出力端子は2線の信号線5に接続される。通信用レシーバR1 の出力端子はCPU24の端子Rxに接続されるとともに、入力端子は2線の信号線5に接続される。また、CPU24のコントロール端子cntが通信用ドライバD1 の制御端子に接続される。なお、主制御盤1の通信入出力部12a,12bも同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0031】
通信入出力部21bでは、通常、CPU24はコントロール端子cntの出力をローレベルとする。この時、通信用ドライバD1 はハイインピーダンス状態となり、信号線5を介して入力された信号は通信用レシーバR1 で受信され、CPU24の端子Rxに入力される。一方、誘導照明器具314,315間の信号線5で断線が発生して、通信入出力部21bに終端の誘導照明器具319から動作信号が入力されなくなると、CPU24はコントロール端子cntの出力をハイレベルとする。この時、通信用ドライバD1 はアクティブ状態となり、通信用ドライバD1 がCPU24の端子Txの信号を信号線5に送信するので、通信入出力部21bからも動作信号を出力することができる。
【0032】
また、誘導照明器具310,311…319は定期的に送信される動作信号を受信し、この動作信号に基づいて点滅動作を行っているが、動作信号を一定時間受信できなくなると、当該誘導照明器具よりも制御ユニット21 側のどこかで信号線5が断線したものと第2の断線検知手段たるCPU32が判断し、コントロール端子cnt1 の出力をローレベルからハイレベル、コントロール端子cnt2 の出力をハイレベルからローレベルに切り換える。この時、通信用ドライバD2 がアクティブ状態、通信用ドライバD3 がハイインピーダンス状態となるので、信号線52 を介して入力された動作信号は、通信用レシーバR3 によって受信されてCPU24の端子Rxに入力されるとともに、通信用レシーバR3 →アンド回路AND1 →通信用ドライバD2 の経路でスルーして前段の誘導照明器具310…に送信される。
【0033】
このように、信号の伝送方向を通常時の方向と反転させるとができるので、断線箇所以降の誘導照明器具315…319では信号の伝送方向を図中左向きとし、通信入出力部21bから動作信号を受信して点灯動作を継続する。したがって、信号線5が断線した場合、制御ユニット21 …は通信入出力部21a,21bを用いてループ状の信号線5の両端から動作信号を送信しているので、信号線5が断線しても全ての誘導照明器具310…に動作信号を送信することができ、誘導動作を正常に行うことができる。
【0034】
ところで、誘導照明器具314,315間の信号線5の断線により上述のフェールセーフ機能が動作し、断線箇所以降の誘導照明器具315,316…319が動作信号の伝送方向を図8中左向きに切り替えた後に、断線箇所が修復された場合、誘導照明器具315,316…319では動作信号の伝送方向を通常の伝送方向(図8中右向き)に戻す必要がある。そこで、制御ユニット21 では、一方の通信入出力部21aから断線箇所手前側の誘導照明器具310,311…314へ、他方の通信入出力部21bから断線箇所以降の誘導照明器具315,316…319へ、それぞれ、通信入出力部31の動作信号の伝送方向を通常時の方向(図8中右向き)に戻すためのリセット信号を送信する。したがって、全ての誘導照明器具310,311…319にリセット信号を送信することができ、誘導照明器具310,311…319の動作信号の伝送方向を通常の方向(図8中右向き)に確実に戻すことができる。
【0035】
なお、制御ユニット21 が待機状態にある場合、或いは、後述する不点点検などの点検動作を行っている場合は、制御ユニット21 が信号線5の断線を検知しても上述のフェールセーフ機能を動作させず、断線箇所の表示のみを行う。したがって、信号線5が断線したまま動作を継続することはなく、常に断線の有無を把握することができ、照明装置の信頼性を向上させることができる。
【0036】
本実施形態では、制御ユニット21 と誘導照明器具310,311…31aとの間の信号線5を例として説明したが、他の制御ユニット22 …と誘導照明器具320…との間の信号線5や、主制御盤1と制御ユニット21 …との間の信号線4についても同様であるので、その説明は省略する。
(実施形態3)
本実施形態では、実施形態1又は2の照明装置において、制御ユニット21 及び誘導照明器具310…を例として各種の動作説明を行う。なお、照明装置の構成は実施形態1又は2と同様であるので、その説明は省略する。
【0037】
各誘導照明器具310…の物理アドレスを設定する場合の動作について、図9(a)〜(d)を用いて説明する。
誘導照明器具310…は信号線5を介して制御ユニット21 に仮想的にバス接続される。まず、図9(a)に示すように、制御ユニット21 の通信入出力部21aから全ての誘導照明器具310…に物理アドレス設定を示すモード信号Aを送信する。各誘導照明器具310…では、図9(b)に示すように、通信入出力部31がモード信号Aを受信すると、CPU32がモード信号Aをメモリ部33に格納するとともに、実施形態1で説明したように、CPU32のコントロール端子cnt1 ,cnt2 の出力を切り換えることによって、誘導照明器具310…の配線方式をバス配線方式からわたり配線方式へ切り換える。
【0038】
次に、図9(c)に示すように、制御ユニット21 の通信入出力部21aから、制御ユニット21 に1番目に接続された誘導照明器具310へ、誘導照明器具310の物理アドレスAD1 (例えば、数値0)を送信する。誘導照明器具310は物理アドレスAD1 (数値0)を受信すると、この物理アドレスAD1 (数値0)をメモリ部33に記憶するとともに、この物理アドレスAD1 (数値0)に例えば数値1を加算した値1を次段の誘導照明器具311に送信し、誘導照明器具310の通信入出力部31の配線方式をバス配線方式に切り換える。次段の誘導照明器具311では、前段の誘導照明器具310から送信された物理アドレスAD1 (数値1)を受信すると、この物理アドレスAD1 (数値1)をメモリ部33に記憶するとともに、この物理アドレスAD1 (数値1)に1を加えた値2を次段の誘導照明器具312に送信し、誘導照明器具311の通信入出力部31の配線方式をバス配線方式に切り換える。
【0039】
以下、この動作を繰り返し行うことによって、図9(d)に示すように、全ての誘導照明器具310…に物理アドレスAD1 を設定することができ、制御ユニット21 と各誘導照明器具310との接続をバス接続方式とすることができる。なお、各誘導照明器具310…では、前段の誘導照明器具310…から送信された値に1以外の所定の数値を加算して物理アドレスAD1 を設定しても良いし、前段の誘導照明器具310…より送信された値から所定の値を減算して物理アドレスAD1 を設定してもよい。
【0040】
次に、信号線5の断線検出を行う場合の動作について、図10(a)〜(e)を用いて説明する。
通常、各誘導照明器具310…は信号線5を介して仮想的にバス接続されている。まず、図10(a)に示すように、制御ユニット21 が通信入出力部21aから全ての誘導照明器具310…へ断線検出動作を示すモード信号Bを送信すると、各誘導照明器具310…ではCPU32がモード信号Bをメモリ部33に記憶させる。
【0041】
次に、図10(b)に示すように、制御ユニット21 は通信入出力部21aから全ての誘導照明器具310…へ動作信号b(例えば数値7)を送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出力部31がこの動作信号b(数値7)を受信すると、CPU32がこの動作信号7をメモリ部33に記憶させる。
各誘導照明器具310…では、CPU32が、最初に受信したモード信号Bに基づいて、この動作信号b(数値7)と自己の物理アドレスAD1 とを比較する。図10(c)に示すように、動作信号b(数値7)が自己の物理アドレスAD1 よりも大きい誘導照明器具310…316では、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して動作信号の伝送方向を図10(c)中左向きに反転させる。
【0042】
そして、動作信号b(数値7)が自己の物理アドレスAD1 と等しい誘導照明器具317では、図10(d)に示すように、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して図10(d)中左向きに伝送方向を反転させるとともに、返信信号a(例えば数値1)を制御ユニット21 に返信し、返信後に通信入出力部31の通信用ドライバを制御して伝送方向を元に戻す。また、図10(e)に示すように、誘導照明器具317よりも制御ユニット21 側の誘導照明器具310…316では、通信入出力部31が誘導照明器具317からの返信信号a(数値1)を受信すると、CPU32が通信入出力部31の通信用ドライバを制御して伝送方向を元の方向(図10中右向き)に戻している。このように制御ユニット21 が動作信号bを送信してから一定時間が経過する迄に、制御ユニット21 が所定の返信信号aを受信できれば、信号線5に断線などの異常が発生していないものと判断する。
【0043】
一方、動作信号bを送出してから一定時間内に、制御ユニット21 が所定の返信信号aを受信できなかった場合、各誘導照明器具310〜316は通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の伝送方向を元の方向(図10中右向き)に戻し、制御ユニット21 は誘導照明器具316,317間で断線などの異常が発生したと判断する。そして、動作信号bを0から物理アドレスAD1 の最大値まで順番に変化させることによって、全ての誘導照明器具310…の断線検出を行うことができる。
【0044】
次に、各誘導照明器具310…に論理アドレスを設定する場合の動作について、図11(a)〜(d)を用いて説明する。ここで、論理アドレスとは、隣合う複数の誘導照明器具310…からなるグループを設定し、各グループ内で誘導照明器具310…を順次点灯させる際に、各グループと各グループ内で個々の誘導照明器具310…を識別するために設定されたアドレスである。
まず、図11(a)に示すように、制御ユニット21 は通信入出力部21aから、バス接続された誘導照明器具310…に論理アドレスAD2 の設定を示すモード信号Cを送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出部31がモード信号Cを受信すると、CPU32がこのモード信号Cをメモリ部33に記憶させる。
【0045】
例えば、誘導照明器具310…を4個づつのグループに分け、各グループ内の1個を点灯させて、残りの3個を消灯させる場合(1点3滅)、制御ユニット21 は、図11(b)に示すように、制御信号たる動作信号cとして各グループを構成する誘導照明器具310…の個数4を送信する。
各誘導照明器具310…では、通信入出力部31が動作信号cを受信すると、CPU32がこの動作信号cをメモリ部33に記憶させる。そして、図11(c)に示すように、最初に受信したモード信号Cに基づいて、CPU32は動作信号cの値4と自己の物理アドレスAD1 とを用い、例えば、物理アドレスAD1 を動作信号cの値4で除した商を上位アドレス、剰余を下位アドレスとして、論理アドレスを(商)−(剰余)に設定する。すなわち、誘導照明器具310では物理アドレスAD1 が0なので、0÷4=商0余り0となり、論理アドレスAD2 は0−0に設定される。そして、以降の誘導照明器具311…では、順番に、論理アドレスAD2 が0−1、0−2、0−3、1−0…に設定される。
【0046】
なお、図11(d)に示すように、誘導照明器具310,311,312…の物理アドレスAD1 が1から順番に2,3,4…と設定されている場合は、例えば物理アドレスAD1 に動作信号cの値4を加算した値(AD1 +4)を動作信号cの値4で除した商と剰余から、論理アドレスAD2 を(商)−(剰余)に設定する。すなわち、誘導照明器具310では物理アドレスAD1 が1なので、(1+4)÷4=商1余り1となり、論理アドレスAD2 を1−1に設定する。なお、余りが0となった場合、商から1を引いて、剰余を動作信号cの値4とする。例えば誘導照明器具313では物理アドレスが4なので、(4+4)÷4=商2余り0となるが、剰余が0になるので、商から1を引いて、剰余を動作信号cの値4とし、論理アドレスAD2 を1−4に設定する。このようにして誘導照明器具310…の論理アドレスAD2 を順に1−1,1−2,1−3,1−4,2−1…と設定する。
【0047】
次に、各誘導照明器具310…の不点検出時の動作について、図12(a)〜(e)を用いて説明する。ここで、不点検出とは誘導照明器具310…のランプ35が正常に点灯するか否かを検出する動作のことを言う。
まず、図12(a)に示すように、制御ユニット21 の通信入出力部21aからバス接続された誘導照明器具310…に不点検出を示すモード信号Dを送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出力部31がモード信号Dを受信すると、CPU32がこのモード信号Dをメモリ部33に記憶させる。
【0048】
モード信号Dの送信後、図12(b)に示すように、制御ユニット21 は、通信入出力部21aから動作信号d(例えば数値3)を各誘導照明器具310…へ送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出力部31が動作信号d(数値3)を受信すると、CPU32はこの動作信号d(数値3)をメモリ部33へ記憶させる。
【0049】
各誘導照明器具310…では、CPU32が最初に受信したモード信号Dに基づいて動作信号dの内容を判断する。動作信号dが点灯信号の場合、図12(c)に示すように、動作信号dの値3が自己の論理アドレスAD2 の下位AD2bに等しい誘導照明器具313,317…では、CPU32が点灯制御部34に点灯信号を出力してランプ35を点灯させる(図12中の○印は点灯している誘導照明器具を示す。以下同様)。一方、動作信号dの値3が論理アドレスAD2 の下位AD2bと異なる誘導照明器具310…312,314…316,318…では、CPU32が点灯制御部34に消灯信号を出力してランプ35を消灯させる。また、前回受信した動作信号dによってランプ35が点灯されている場合は、例えばランプ35のランプ電流或いはランプ電圧などからランプ35が点灯しているか否かを検出する(不点検出)。
【0050】
一方、動作信号dが返信要求信号の場合、各誘導照明器具310ではCPU32が動作信号dの値3と自己の物理アドレスAD1 とを比較し、図12(d)に示すように、動作信号dの値3が自己の物理アドレスAD1 よりも大きい誘導照明器具310…312では、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の伝送方向を図中左向きに反転する。動作信号dの値3が自己の物理アドレスAD1 に等しい誘導照明器具313では、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の伝送方向を図中左向きとして、上述の不点検出を行った結果(例えば、点灯であれば1、不点灯であれば0)を返信信号として制御ユニット21 に返信し、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の伝送方向を図中右向きとする。動作信号の値3が自己の物理アドレスAD1 よりも大きい誘導照明器具310…312では、誘導照明器具313からの返信信号を受信して前段の誘導照明器具310…に送信した後、図12(e)に示すように、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、信号の伝送方向を元の方向(図12中、右向き)に戻す。以上より動作信号dの値を物理アドレスAD1 の最小値(例えば数値0)から最大値まで変化させることによって、全ての誘導照明器具310…の不点検出を行うことができる。
【0051】
次に、各誘導照明器具310…の誘導動作時の動作について、図13乃至図16を用いて説明する。例えば、複数の誘導照明器具310…を4個づつのグループに分け、各グループ内の1個を点灯させるとともに、残りの3個を消灯させるものとする。
図13(a)に示すように、主制御盤1は制御ユニット21 へ各誘導照明器具310…の動作パターンを示すパターン番号イを送信する。制御ユニット21 では、メモリ部23に図13(b)に示すメモリテーブル23aが設定されており、メモリテーブル23aには各パターン番号イ,ロ…毎に誘導照明器具310…の点滅方向を示す8ビットの方向信号が記憶されている。CPU24はメモリ部23のメモリテーブル23aからパターン番号イの方向信号を読み込み、通信入出力部21aから各誘導照明器具310へ誘導動作を示すモード信号Eを送信する。各誘導照明器具310では通信入出力部31がモード信号Eを受信すると、CPU32がこのモード信号Eをメモリ部33に記憶させる。
【0052】
モード信号Eの送信後、図14に示すように、制御ユニット21 は通信入出力部21aから信号線5を介して各誘導照明器具310…へ動作信号e(例えば1)を送信する。各誘導照明器具310…では通信入出力部31が動作信号eを受信すると、この動作信号eをメモリ部33に記憶させる。
CPU32は最初に受信したモード信号Eに基づいて動作信号eの内容を判断する。動作信号eが回数信号の場合、論理アドレスAD2 の上位AD2aが、動作信号eに4を乗じた値から4を引いた値以上で、且つ、動作信号eに4を乗じた値未満である誘導照明器具310…のみが((4e−4)≦AD2a<4e)、方向信号を演算する準備を行う。例えば、動作信号が1の場合、図15(a)に示すように、上位アドレスが0以上4未満の誘導照明器具(図中、グループ10)のみが方向信号フラグをセットし、以下の式により方向信号から各グループの点滅方向を示す方向データを取り出す際の取り出しビット数を決定する。
【0053】
(方向信号取り出しビット数の上位)
=(論理アドレスAD2 の上位AD2aを4で除した剰余)×2+1
(方向信号取り出しビット数の下位)
=(論理アドレスAD2 の上位AD2aを4で除した剰余)×2
例えば、図15(b)に示すように、論理アドレスAD2 の上位AD2aが0の誘導照明器具310…313では、方向信号取り出しビット数11の上位が1、下位が0となる。したがって、この誘導照明器具310…では、8ビットの方向信号から1ビット目と0ビット目を2ビットの方向データとして取り出す。いま、方向信号が”10010000”というデータの場合、論理アドレスAD2 の上位AD2aが3であれば8,7ビット目のデータ”10”、上位AD2aが2であれば6,5ビット目のデータ”01”、上位AD2aが1であれば4,3ビット目のデータ”00”、上位AD2aが0であれば2,1ビット目のデータ”00”を方向データとして取り出す。例えば、方向データが”10”であれば制御ユニット21 から離れる方向を示し、方向データが”01”であれば制御ユニット21 に近づく方向を示し、方向データが”00”であれば消灯状態を示す。
【0054】
このように制御ユニット21 が各誘導照明器具310…に方向信号を送信すると、方向信号フラグがセットされた誘導照明器具310…のみが方向信号を受信し、上述の処理で決定した方向信号取り出しビット数11に対応するビットデータを方向データとして取り出す。そして、CPU32はこの方向データが、どの方向(例えば、制御ユニット21 から離れる方向、制御ユニット21 に近づく方向)或いは消灯を示しているかを判断し、それぞれの場合について以下の処理を行う。なお、本実施形態では、論理アドレスAD2 の上位AD2aが0の誘導照明器具310〜313には制御ユニット21 から離れる方向を示す方向データが与えられ、論理アドレスAD2 の上位AD2aが1〜3の誘導照明器具314…には制御ユニット21 に近づく方向を示す方向データが与えられている。
【0055】
方向データが制御ユニット21 から離れる方向D1 の時は、図15(c)に示すように、論理アドレスAD2 の下位AD2bを点灯数n1 に設定する。方向データが制御ユニット21 に近づく方向D2 の時は、グループ内の誘導照明器具の数4から1を引いた値3から論理アドレスAD2 の下位AD2bを引いた値を点灯数n1 に設定する。そして、図15(d)に示すように制御ユニット21 から送信された点灯信号(例えば数値1)が点灯数n1 に一致すれば、一致した誘導照明器具311,316…のみが点灯する。さらに図16(a)〜(c)に示すように、点灯信号を2,3,0…と変化させて、制御ユニット21 から一定時間毎に点灯信号を送信すれば、点灯数n1 が点灯信号に一致する誘導照明器具のみが順に点灯し、論理アドレスAD2 の上位AD2aが0の誘導照明器具310〜313では方向D1 に、論理アドレスAD2 の上位AD2aが1〜3の誘導照明器具314…では方向D2 にあたかも光が走行しているかのように見え、人々を光の点滅方向に誘導することができる。
【0056】
なお、本実施形態では点灯数n1 を0から3までの値としているが、点灯数n1 を例えば1〜4に設定する場合は、方向データが制御ユニット21 から離れる方向D1 の時は論理アドレスAD2 の下位AD2bに1を足した値を点灯数n1 に設定し、方向データが制御ユニット21 に近づく方向D2 の時はグループ内の誘導照明器具の数4から論理アドレスAD2 の下位AD2bを引いた値を点灯数n1 に設定すればよい。なお、方向データが消灯の場合は点灯数n1 を0に設定する。そして、制御ユニット21 から送信された点灯信号と点灯数n1 が一致する誘導照明器具310…のみが順次点灯する。
【0057】
また、6個の誘導照明器具310…を一つのグループとして、その内の連続する2個を点灯させ残りの4個を消灯させる場合は、方向データが制御ユニット21 から離れる方向D1 の時は論理アドレスAD2 の下位AD2bに1を足した値を点灯数n1 に、論理アドレスAD2 の下位AD2bを点灯数n2 に設定する。方向データが制御ユニット21 に近づく方向D1 の時はグループ内の誘導照明装置の数6から論理アドレスAD2 の下位AD2bを引いた値をn1 に、グループ内の誘導照明装置の数6から1を引いた値5から論理アドレスAD2 の下位AD2bを引いた値をn2 に設定する。但し、点灯数n2 が0となった場合はグループ内の誘導照明装置の数6に点灯数n2 を設定する。方向データが消灯の時には点灯数n1 ,n2 をともに0に設定する。そして、制御ユニット21 から送信された点灯信号と点灯数n1 又はn2 が一致する誘導照明器具310…のみが順次点灯する。
【0058】
上述のように、8ビットの方向信号に4つのグループの方向データを持たせ、各グループ内の誘導照明器具310…は方向信号から自己の方向データを取り出しているので、制御ユニット21 から誘導照明器具310…に送信する方向信号が4分の1で済み、伝送速度を略4分の1に短縮することができる。したがって、例えば16m/sの点滅速度にも対応することができる(62.5mS毎に点滅する誘導照明器具を変化させることができる)。また、制御ユニット21 に方向信号を持たせているので、方向信号の修正などを行う際は制御ユニット21 のデータのみを修正すれば良く、個々の誘導照明器具310についてはデータの修正を行う必要ないので、メンテナンスが楽に行える。さらに、制御ユニット21 から受信した点灯信号によって各誘導照明器具310…が点灯しているので、確実に各誘導照明器具310間の同期をとることができる。
【0059】
なお、本実施形態では、制御ユニット21 と誘導照明器具310,311…31aとの間の信号線5を例として説明したが、他の制御ユニット22 …と誘導照明器具320…との間の信号線5についても同様であるので、その説明は省略する。
(実施形態4)
本実施形態の照明装置では、図7に示すように、避難口7に連通する通路8に複数の誘導照明器具3が配設されている。なお、照明装置の基本的な構成は、実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0060】
実施形態2で説明したように、制御ユニット21 …と誘導照明器具310…とをそれぞれ接続する信号線5…をループ状に配線することによって、信号線5…に断線が発生しても正常に誘導動作を行うことができるが、誘導照明器具310…の数が多い場合など信号線5…をループ状に配線するのが困難な場合がある。
本実施形態では、主制御盤1が自火報装置(図示せず)から感知器の移報を受けた場合、主制御盤1はこの移報に基づいて動作させる制御ユニット21 …と動作パターンのパターン番号を決定し、制御ユニット21 …のアドレスと動作パターンのパターン番号を含む信号を該当する制御ユニット21 …に送信する。該当する制御ユニット21 …は主制御盤1からの信号を受信して、パターン番号に対応する動作パターンで誘導照明器具310…を点灯制御する。
【0061】
この時、主制御盤1から信号が送られず、誘導照明器具310…の点灯制御を行っていない制御ユニット21 …では、他の制御ユニット21 …が点灯制御中であることを記憶する。
この時、いずれかの制御ユニット21 …が点灯制御を行っている間に、主制御盤1と制御ユニット21 …との間を接続する信号線4が断線すると、火災が拡がるなどして、誘導照明器具31 …を点灯動作させる範囲を拡大する必要が生じた場合でも、主制御盤1からの制御信号を受信することができない制御ユニット21 …が発生する。
【0062】
そこで、本実施形態の照明器具では、各制御ユニット21 …の第3の断線検知手段たるCPU24が実施形態2で説明したような方法で主制御盤1との間の信号線4の断線を検知すると、点灯制御を行っていない制御ユニット21 …は、図17に示すように、避難口7の周辺に配設されている誘導照明器具3(図中、斜線で示す)のみを点滅走行させる動作パターンで点灯制御する。また、点灯制御を行っている制御ユニット21 …は、点灯制御を継続する。
【0063】
このように、信号線4が断線した場合、点灯制御を行っている制御ユニット21 …は点灯制御を継続し、点灯制御を行っていない制御ユニット21 …は所定の避難口7に誘導する動作パターンで点灯制御を開始するので、信号線4の断線によって、制御ユニット21 …が不動作となるのを防ぎ、確実に誘導動作を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上述のように、複数の誘導照明器具と、複数の誘導照明器具を所定の動作パターンでそれぞれ点灯制御する複数の制御ユニットと、自火報装置からの火災信号に基づいて動作させる制御ユニットのアドレス及び動作パターンを示すパターン番号とを制御ユニットに送信する主制御盤とを備え、誘導照明器具を所定の順序で点滅させることによって、点滅の順序の方向に人を誘導する照明装置において、主制御盤に第1の信号線を介して制御ユニットをわたり配線するとともに、制御ユニットに第2の信号線を介して誘導照明器具をわたり配線し、主制御盤との間で第1の信号線を介して信号を授受する第1の送受信手段と、第1の送受信手段が受信した動作パターンのパターン番号に対応した制御信号を第2の信号線を介して誘導照明器具に送信する第2の送受信手段と、第1の送受信手段の通信用ドライバを制御して第1の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第1の切替手段とを制御ユニットに設けるとともに、制御ユニットとの間で第2の信号線を介して信号を授受する第3の送受信手段と、第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して第2の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第2の切替手段と、第3の送受信手段が受信した制御信号に基づいてランプを点灯・消灯させる点灯制御部とを誘導照明器具に設け、制御ユニット又は誘導照明器具にハード的な物理アドレスを設定する場合はそれぞれ第1、第2の信号線をわたり配線方式に切り替え、物理アドレスの設定時以外は第1、第2の信号線をバス配線方式に切り替えているので、信号線をバス配線方式とわたり配線方式とで兼用することができ、省配線を図ることができるという効果がある。また、制御ユニットと誘導照明器具との間を各動作に適した配線形式に切り替えることができるという効果がある。
【0065】
請求項2の発明は、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、グループとグループにおける個々の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを誘導照明器具に設定し、誘導照明器具の点滅動作を点検する時は物理アドレスを用い、誘導照明器具を所定の順序で点滅させて人を誘導する時は論理アドレスを用いているので、全てのグループに対して一つの制御信号を送信するだけで点灯制御することができ、制御ユニットから送信する制御信号の数を少なくすることができる。したがって、点灯制御時に個々の誘導照明器具にアクセスする必要がなく、効率良く点灯制御することができるという効果がある。
【0066】
請求項3の発明は、わたり配線された制御ユニット及び誘導配線器具は、それぞれ、前段から送られた値を自己の物理アドレスとして設定するとともに、自己の物理アドレスに所定の数値を加算又は減算した値を次段に送信しているので、この処理を順次行うことによって全ての誘導照明器具に効率良く物理アドレスを設定できるという効果がある。
【0067】
請求項4の発明は、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、制御ユニットは制御信号としてグループを構成する誘導照明器具の個数を誘導照明器具に送信し、誘導照明器具は物理アドレスと個数に基づいてグループとグループにおける個々の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを設定しているので、個々の誘導照明器具に論理アドレスを設定する必要がなく、論理アドレスの設定を容易に行うことができるという効果がある。
【0068】
請求項5の発明は、制御信号が複数の誘導照明器具のデータを含み、誘導照明器具では点灯制御部が制御信号から該当するデータを取り出してランプを点灯・消灯させているので、制御ユニットから各誘導照明器具に送信する制御信号の数を減らすことができ、さらに誘導照明器具の制御速度を速めることができるという効果がある。
【0069】
請求項6の発明は、制御ユニットに第2の信号線の終端に接続された誘導照明器具との間で信号を授受する第4の送受信手段と、第2の信号線の断線を検知する第1の断線検知手段を設けるとともに、誘導照明器具に第2の信号線の断線を検知する第2の断線検知手段を設け、第2の信号線の終端に接続された誘導照明器具の第3の送受信手段と第4の送受信手段を接続して第2の信号線をループ状とし、第1の断線検知手段が第2の信号線の断線を検知すると第4の送受信手段から誘導照明器具に制御信号を送出し、第2の断線検知手段が第2の信号線の断線を検知すると第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して、制御信号の送信方向を反転させているので、断線箇所までの誘導照明器具へは第2の送受信手段で、断線箇所以降の誘導照明器具へは第4の送受信手段で制御信号を送信することができるので、断線発生時にも確実に誘導照明器具を動作させることができるという効果がある。
【0070】
請求項7の発明は、第1及び第2の断線検知手段が第2の信号線の断線の復旧を検知すると、制御ユニットが第2及び第4の送受信手段からリセット信号を第2の信号線に送信し、第3の送受信手段の通信用ドライバを元の方向に戻しているので、断線の復旧時に各誘導照明器具の状態を確実に元に戻すことができるという効果がある。
【0071】
請求項8の発明は、制御ユニットに第1の信号線の断線を検知する第3の断線検知手段を設け、点灯動作中に第3の断線検知手段が第1の信号線の断線を検知した場合、制御ユニットは予め設定された動作パターンで誘導照明器具を点灯制御しているので、断線発生時に誘導照明器具が不動作となるのを防止でき、確実に点灯動作を行わせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の照明装置を示す全体構成図である。
【図2】同上の主制御盤を示すブロック図である。
【図3】同上の制御ユニットを示すブロック図である。
【図4】同上の誘導照明器具を示すブロック図である。
【図5】同上の通信入出力部を示す回路図である。
【図6】同上の別の通信入出力部を示す回路図である。
【図7】実施形態2の照明装置を示す全体構成図である。
【図8】同上の制御ユニットと誘導照明器具との間の信号伝送を示し、(a)は正常時の説明図、(b)は断線時の説明図である。
【図9】(a)〜(d)は実施形態3の物理アドレス設定時の動作を示す説明図である。
【図10】(a)〜(e)は同上の断線検出時の動作を示す説明図である。
【図11】(a)〜(d)は同上の論理アドレス設定時の動作を示す説明図である。
【図12】(a)〜(e)は同上の不点検出時の動作を示す説明図である。
【図13】(a)は同上の点灯動作時の動作を示す説明図である。(b)は同上のメモリ部のメモリテーブルを示す図である。
【図14】同上の点灯動作時の動作を示す説明図である。
【図15】(a)〜(d)は同上の点灯動作時の動作を示す説明図である。
【図16】(a)〜(c)は同上の点灯動作時の動作を示す説明図である。
【図17】実施形態4の照明装置の配置を示す配置図である。
【符号の説明】
1 主制御盤
1 … 制御ユニット
10… 誘導照明器具
4,5 信号線

Claims (8)

  1. 複数の誘導照明器具と、前記複数の誘導照明器具を所定の動作パターンでそれぞれ点灯制御する複数の制御ユニットと、自火報装置からの火災信号に基づいて動作させる前記制御ユニットのアドレス及び動作パターンを示すパターン番号とを前記制御ユニットに送信する主制御盤とを備え、前記誘導照明器具を所定の順序で点滅させることによって、点滅の順序の方向に人を誘導する照明装置において、前記主制御盤に第1の信号線を介して前記制御ユニットをわたり配線するとともに、前記制御ユニットに第2の信号線を介して前記誘導照明器具をわたり配線し、前記主制御盤との間で前記第1の信号線を介して信号を授受する第1の送受信手段と、前記第1の送受信手段が受信した動作パターンのパターン番号に対応した制御信号を前記第2の信号線を介して前記誘導照明器具に送信する第2の送受信手段と、前記第1の送受信手段の通信用ドライバを制御して前記第1の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第1の切替手段とを前記制御ユニットに設けるとともに、前記制御ユニットとの間で第2の信号線を介して信号を授受する第3の送受信手段と、前記第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して前記第2の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第2の切替手段と、前記第3の送受信手段が受信した制御信号に基づいてランプを点灯・消灯させる点灯制御部とを前記誘導照明器具に設け、前記制御ユニット又は前記誘導照明器具にハード的な物理アドレスを設定する場合はそれぞれ前記第1、第2の信号線をわたり配線方式に切り替え、物理アドレスの設定時以外は前記第1、第2の信号線をバス配線方式に切り替えることを特徴とする照明装置。
  2. 複数の前記誘導照明器具をグループ分けして、前記グループ内で所定の前記誘導照明器具を順次点滅させる際に、前記グループと前記グループにおける個々の前記誘導照明器具を識別するための論理アドレスを前記誘導照明器具に設定し、前記誘導照明器具の点滅動作を点検する時は前記物理アドレスを用い、前記誘導照明器具を所定の順序で点滅させて人を誘導する時は前記論理アドレスを用いることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. わたり配線された前記制御ユニット及び前記誘導配線器具は、それぞれ、前段から送られた値を自己の物理アドレスとして設定するとともに、自己の物理アドレスに所定の数値を加算又は減算した値を次段に送信することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 複数の前記誘導照明器具をグループ分けして、前記グループ内で所定の前記誘導照明器具を順次点滅させる際に、前記制御ユニットは制御信号として前記グループを構成する前記誘導照明器具の個数を前記誘導照明器具に送信し、前記誘導照明器具は前記物理アドレスと前記個数に基づいて前記グループと前記グループにおける個々の前記誘導照明器具を識別するための論理アドレスを設定することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 前記制御信号が複数の前記誘導照明器具のデータを含み、前記誘導照明器具では前記点灯制御部が前記制御信号から該当するデータを取り出してランプを点灯・消灯させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  6. 前記制御ユニットに前記第2の信号線の終端に接続された前記誘導照明器具との間で信号を授受する第4の送受信手段と、前記第2の信号線の断線を検知する第1の断線検知手段を設けるとともに、前記誘導照明器具に前記第2の信号線の断線を検知する第2の断線検知手段を設け、前記第2の信号線の終端に接続された前記誘導照明器具の第3の送受信手段と前記第4の送受信手段を接続して前記第2の信号線をループ状とし、前記第1の断線検知手段が前記第2の信号線の断線を検知すると前記第4の送受信手段から前記誘導照明器具に制御信号を送出し、前記第2の断線検知手段が前記第2の信号線の断線を検知すると前記第3の送受信手段の通信用ドライバを制御して、制御信号の送信方向を反転させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 前記第1及び第2の断線検知手段が前記第2の信号線の断線の復旧を検知すると、前記制御ユニットが第2及び第4の送受信手段からリセット信号を前記第2の信号線に送信し、前記第3の送受信手段の通信用ドライバを元の方向に戻すことを特徴とする請求項6記載の照明装置。
  8. 前記制御ユニットに前記第1の信号線の断線を検知する第3の断線検知手段を設け、点灯動作中に前記第3の断線検知手段が前記第1の信号線の断線を検知した場合、前記制御ユニットは予め設定された動作パターンで前記誘導照明器具を点灯制御することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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