JPH11144880A - 空港灯火器制御システム - Google Patents

空港灯火器制御システム

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JPH11144880A
JPH11144880A JP9304420A JP30442097A JPH11144880A JP H11144880 A JPH11144880 A JP H11144880A JP 9304420 A JP9304420 A JP 9304420A JP 30442097 A JP30442097 A JP 30442097A JP H11144880 A JPH11144880 A JP H11144880A
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JP
Japan
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signal
lighting
noise
lighting control
noise signal
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JP9304420A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Sumi
克宏 須見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力線を用いて各灯火器の制御信号を伝
送することにある。 【解決手段】 親局側伝送装置81 と各子局側伝送装置
131 ,…との間で電力線11を用いて各灯火器14
1 ,…の点灯制御信号を伝送するに際し、各伝送装置に
は、点灯制御信号伝送無し時に電力線の電力信号からゼ
ロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段28と、こ
のゼロクロス点検出信号に同期して電力線上に重畳され
るノイズ信号を抽出保存するノイズ保存手段22,23
と、ノイズ信号の保存後にゼロクロス点検出手段で検出
されるゼロクロス点に同期して保存されたノイズ信号を
出力するノイズ信号出力手段27と、点灯制御信号伝送
時にノイズ保存手段に保存されたノイズ信号を用いて、
電力線上の点灯制御信号に含むノイズ信号を除去するノ
イズ除去手段25と、このノイズ信号除去後の点灯制御
信号を用いて灯火器を点灯制御する処理手段27とを設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港に設置される
灯火器の点灯・消灯等(以下、点灯と総称する)の点灯
制御を行う点灯制御信号を電力線を利用して伝送する空
港灯火器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空港灯火器制御システムは、灯火
器の点灯制御信号を伝送する親局側伝送装置と、この点
灯制御信号を個別に受信し灯火器の点灯制御を行うとと
も、応答信号を親局側伝送装置に返送する複数の子局側
伝送装置とが設けられている。
【0003】ところで、この種の制御システムは、シス
テムの性質上の緊急性および安全性を必要とする観点か
ら、親局側伝送装置と複数の子局側伝送装置とは高速に
点灯制御信号等を交換する必要があり、また誤動作など
は許されない。そのため、灯火器点灯用電力信号は電力
線を用いて各子局側伝送装置が管理する灯火器に電力信
号を供給する一方、各灯火器を点灯制御する点灯制御信
号は電力線とは別に専用の信号線を用いて各子局側伝送
装置に伝送している。なお、高速性が要求されない灯火
器の断芯検出システムの場合には、その断芯検出信号の
伝送に電力線が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
空港灯火器制御システムにおいては、電力線を用いて灯
火器の点灯制御を行う点灯制御信号を伝送するといった
考えはないが、もし電力線を用いて点灯制御信号を伝送
することが可能になれば、システム全体の構成を簡素化
できるだけでなく、専用信号線を設置することがなくな
り、専用信号線の架設による工事費・設備管理項目の低
減化が図れ、ひいては故障原因が少なくなり、信頼性の
向上にも大きく貢献する。
【0005】しかしながら、現状の制御システムは、各
灯火器に電力信号を供給する電源装置から発生するノイ
ズ信号が問題となり、また、不安定、かつ、誤動作を起
こす恐れがあることから、灯火器に電力信号を供給する
電力線を利用して点灯制御信号を伝送する方式は採用さ
れていない。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、灯火器に電力信号を供給する電力線を用いて点灯制
御信号を高速、かつ、安定に伝送する空港灯火器制御シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電力線に灯火器点灯用電力信号を供給す
る電源装置と、前記電力線を用いて各灯火器を点灯制御
する点灯制御信号を伝送する第1の伝送装置と、前記各
灯火器の点灯制御を行うための第2の伝送装置とを備
え、前記第2の伝送装置は、点灯制御信号伝送無し時に
前記電力線上に重畳されるノイズ成分を抽出し保存する
ノイズ保存手段と、点灯制御信号伝送時に前記灯火器点
灯用電力線を用いて伝送されてくる前記点灯制御信号に
含むノイズ信号を前記保存されたノイズ信号で除去する
ノイズ除去手段と、このノイズ信号除去後の点灯制御信
号を用いて対応する前記灯火器を点灯制御するデータ制
御処理手段とを設けている。
【0008】本発明は、以上のような手段を講じたこと
により、予め電源装置によって電力線上に発生する基本
ノイズ信号を抽出し保管した後、各灯火器の点灯制御信
号を電力線に用いて伝送する。このとき、点灯制御信号
には基本ノイズ信号が重畳されているが、予め保管され
ている基本ノイズ信号を用いて、点灯制御信号に含む基
本ノイズ信号を除去するので、点灯制御信号のみを確実
に取り出すことができる。よって、第1の伝送装置と第
2の伝送装置とは、ノイズ信号に影響されず、通常のデ
ータ伝送と同様に点灯制御信号を高速伝送でき、しかも
点灯制御信号を電力線を用いて伝送するので、専用の信
号線は不要となり、設備費の低減化に貢献する。また、
専用の信号線が無くなれば、それだけ断線,故障その他
の伝送不能原因がなくなり、信頼性を高めることができ
る。
【0009】また、別の発明は、第1および第2の伝送
装置として、点灯制御信号伝送無し時に前記電力線を流
れる電力信号からゼロクロス点を検出するゼロクロス点
検出手段と、このゼロクロス点検出信号に同期して前記
電力線上に重畳されるノイズ信号を抽出し保存するノイ
ズ保存手段と、このノイズ保存手段によるノイズ信号を
保存後に前記ゼロクロス点検出手段で検出されるゼロク
ロス点に同期して保存されたノイズ信号を出力するノイ
ズ信号出力手段と、前記点灯制御信号伝送時に前記ノイ
ズ保存手段に保存されたノイズ信号を用いて、前記電力
線上の点灯制御信号に含むノイズ信号を除去するノイズ
除去手段と、このノイズ信号除去後の点灯制御信号を用
いて対応する前記灯火器を点灯制御するデータ制御処理
手段とを設けている。
【0010】この発明によれば、第2の伝送装置は、点
灯制御信号伝送無し時に電力信号のゼロクロス点を検出
し、当該電力信号に重畳される基本ノイズ信号を抽出し
保管した後、同じく電力号のゼロクロス点の検出タイミ
ングに同期して保管されている基本ノイズ信号を発生
し、点灯制御信号伝送時に保管された基本ノイズ信号を
用いて電力線上の点灯制御信号に含む基本ノイズ信号を
除去するので、電力線上に基本ノイズ信号を発生して
も、点灯制御信号のみを安定、かつ、忠実に取り出すこ
とができ、また点灯制御信号を用いて灯火器に電力信号
を供給し点灯したとき、第2の伝送装置から返送信号伝
送すれば、第1の伝送装置も第2の伝送装置と同様の手
段を用いて確実に基本ノイズ信号を除去し、目的の灯火
器の動作状態を確実に把握できる。
【0011】さらに、別の発明は、電力信号にレベル変
動があった時、その変化を検出し、再度基本ノイズ成分
を抽出し保存し直すので、電力信号のレベル変動に十分
に対処できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は空港灯火器制御システムの
一実施の形態を示す構成図である。この空港灯火器制御
システムは、監視操作のための監視操作室1が設置さ
れ、この監視操作室1にはエンジニアリング・ワークス
テーション(EWS)/工業用パソコンなどの情報表示
装置2および灯火器の点灯・消灯などの点灯制御指令を
操作入力する操作入力装置3が設けられている。
【0013】この情報表示装置2は、空港全体の設備の
動作状態をモニタ可能な設備フロー画面が表示され、或
いは少なくとも模擬滑走路を含む滑走路周辺の各種の灯
火器などの画面が表示され、各灯火器の点灯状態が把握
できるようになっている。
【0014】前記操作入力装置3としては、情報表示装
置2に付設されるキーボード,マウスまたはタッチペン
等の入力機器でもよく、或いはLANなどの伝送ライン
4を通して情報表示装置2や後記するコントローラ5
1 ,…,5n に点灯制御指令を伝送し入力し、或いは情
報表示装置2とは独立した専用の信号ライン6を通して
コントローラ51 ,…,5n に直接点灯制御指令を伝送
し入力する入力機器であってもよい。
【0015】前記コントローラ51 ,…,5n は、伝送
ライン4上に分散配置され、目的別または機能別などに
グループ分けされた灯火器ごとに設けられている。各コ
ントローラ例えば51 は、操作入力装置3から特定の灯
火器を点灯する点灯制御指令を受けると、予め定められ
たプログラムに基づき、例えば点灯制御指令データを一
旦メモリ(図示せず)に格納した後、LANなどの制御
ライン7を通して親局側伝送装置81 または8i (i は
整数)に伝送する。
【0016】なお、コントローラ51 は、操作入力装置
3から受け取った点灯制御指令を情報表示装置2に送る
か否かは操作入力装置3が情報表示装置2に付設される
入力機器であるか否かにより異なる。操作入力装置3が
伝送ライン4を介さずに直接コントローラに接続されて
いる場合、つまり図示状態の場合には、情報表示装置2
にも該当灯火器の点灯制御指令を送出する。情報表示装
置2は特定の灯火器の点灯制御指令を保存し、後記する
子局側伝送装置から返送信号を受けたとき、特定の灯火
器の点灯制御指令と比較しモニタ画面の該当灯火器を点
灯する。
【0017】前記親局側伝送装置81 ,…はトランス9
を介して定電流制御電源10から導出される電力線11
に接続されている。この定電流制御電源10は、各灯火
器に定電流電力信号を供給するものであって、数段階の
光度レベルに応じた電流を供給可能である。
【0018】前記電力線11にはそれぞれトランス12
1 ,…を介して子局側伝送装置131 ,…が接続されて
いる。これら子局側伝送装置131 ,…は、現場設置の
灯火器例えば141 ,…を点灯状態を管理し、親局側伝
送装置81 から点灯制御指令を受けると、その点灯制御
指令が自己呼出しに係わる場合には対応する灯火器例え
ば141 に電力線11からの電力信号を供給点灯すると
ともに、灯火器141を点灯した旨の返送信号を親局側
伝送装置81 に返送する。また、各子局側伝送装置13
1 ,…は、定期的に対応する灯火器141 ,…の異常
(断芯等)を検知し、その検知情報を親局側伝送装置8
1 に伝送する。
【0019】この親局側伝送装置81 は、各子局側伝送
装置131 ,…から点灯に係わる信号や断芯検知信号を
受けると、制御ライン7を経由してコントローラ51
伝送する。このコントローラ51 では親局側伝送装置8
1 から受け取った点灯に係わる信号や断芯検知信号を伝
送ライン4を通して情報表示装置2に伝送する。この情
報表示装置2は、何れの灯火器例えば141 を特定する
情報を含む点灯に係わる信号を受け取ると、既に操作入
力装置3から受けている灯火器141 の点灯制御指令と
比較し、一致すれば表示画面の該当灯火器部分を点灯
し、灯火器141の点灯状態を表示する。
【0020】次に、図2は各親局側伝送装置81 ,…お
よび各子局側伝送装置131 ,…の内部構成図である。
これら各伝送装置81 ,…、131 ,…は、各トランス
9,…,121 に個別に接続される信号入力部21と、
この信号入力部21から入力される電力線11の定電流
電力信号またはこの定電流電力信号に重畳されている点
灯制御指令を受け取り、低周波数領域信号成分(電力信
号)を除去する信号フィルタ22と、点灯制御信号伝送
無し時(ノイズデータ取り出し時)に信号フィルタ22
を通ってくる定電流電力信号に重畳される基本ノイズ信
号を取り込んで保存する信号入力バッフア23と、点灯
制御信号伝送時に信号入力バッフア23から出力される
基本ノイズ信号を反転し出力する信号反転回路24と、
信号フィルタ22からの出力信号と信号反転回路24か
らのノイズ反転信号とを加算し、基本ノイズ信号を除去
するノイズ除去手段25と、このノイズ除去手段25で
基本ノイズ信号が除去されて得られた点灯制御信号を復
調する復調手段26と、CPUをもったデータ処理制御
部27と、信号波形検出部28とによって構成されてい
る。
【0021】この信号波形検出部28は、信号入力部2
1から入力される定電流電力信号波形をモニタし、ゼロ
クロス点検出信号および灯火供給電流量のレベル変化を
検出しタップ切換信号を出力しデータ処理制御部27に
送出する。このゼロクロス点:検出信号は、信号入力バ
ッフア23への基本ノイズ信号の保存ないしこの保存さ
れたノイズ信号の出力タイミングとして用いられる。
【0022】前記データ処理制御部27は、復調手段2
6により復調された点灯制御信号を取り込みプログラム
に基づいて所定の制御処理を実行する一方、信号波形検
出部28はからタップ切換信号を受けるごとに信号入力
バッフア23を制御信号非伝送モード、制御信号伝送モ
ードに設定する機能をもっている。
【0023】次に、以上のようなシステムの動作につい
て図3および図4を参照して説明する。定電流制御電源
10がオンすると(ST1)、電力線11上に所定の定
電流電力信号が流れるが、このとき定電流電力信号には
図4(a)に示すような定電流制御電源10の動作によ
って生じる基本ノイズ信号が重畳されている。この基本
ノイズ信号は定電流制御電源10の動作によって定期的
に発生する。
【0024】そこで、信号波形検出部28は、同期を取
るために定電流電力信号のゼロクロス点を検出すると、
ゼロクロス点検出信号をデータ処理制御部27に送出す
る。このデータ処理制御部27では、信号波形検出部2
8からゼロクロス点検出信号を受けると、点灯制御信号
伝送無し時と判断し、前記ゼロクロス点検出信号に同期
して信号入力バッフア23に対して所定期間(例えば1
Hzまたは数Hz程度の期間)の間、ノイズ保存制御信
号を送出する。ここで、信号入力バッフア23は、所定
期間の間、ノイズ成分を保存するバッフアリング処理を
実行する(ST2)。
【0025】このとき、信号フイルタ22は、基本ノイ
ズ信号が重畳された定電流電力信号を受け、低周波数領
域信号である定電流電力信号を除去し、定電流電力信号
に重畳される基本ノイズ信号だけを出力するので、信号
入力バッフア23はゼロクロス点検出信号に同期して基
本ノイズ信号を保存する。
【0026】そして、所定期間が経過し、予め親局側伝
送装置81 と子局側伝送装置131,…との間で決めら
れている一定時間を経過すると、点灯制御信号伝送モー
ドを実行する。すなわち、データ処理制御部27は、点
灯制御信号伝送モードの実行後、信号波形検出部28か
らゼロクロス点検出信号を受けると、その検出信号に同
期して信号入力バッフア23に対し保存された基本ノイ
ズ信号の出力指令を送出する。ここで、信号入力バッフ
ア23が保存された基本ノイズ信号を出力すると、信号
反転回路24は基本ノイズ信号の反転出力を開始し(S
T3)、ノイズ除去手段25に送出する。
【0027】以上のような状態において操作入力装置3
が例えば空港灯火器141 を点灯させるための点灯制御
指令を発生すると、コントローラ51 を経由して制御ラ
イン7を通って親局側伝送装置81 に伝送すされる。こ
の親局側伝送装置81 は、コントローラ51 から受信さ
れた点灯制御指令データを電力線11を用いて伝送する
(ST4)。従って、点灯制御指令データは定電流電力
信号および基本ノイズ信号とともに伝送され、各トラン
ス121 ,…を介して対応する各子局側伝送装置13
1 ,…に入力される。ここで、子局側伝送装置131
は、信号フィルタ22にて低周波領域成分,つまり定電
流電力信号を除去し、第4図(b)に示すように基本ノ
イズ信号+点灯制御指令データを出力し、ノイズ除去手
段25に送出する。このとき、ノイズ除去手段25には
信号入力バッフア23から出力され信号反転回路24で
反転された第4図(c)に示すような反転出力波形が入
力されている。
【0028】その結果、ノイズ除去手段25では、(基
本ノイズ信号+点灯制御指令データ)から基本ノイズ信
号を減算し、第4図(d)に示すような点灯制御指令デ
ータのみを取り出し復調手段26に送る。なお、この点
灯制御指令データは基本ノイズ信号以外の一般的なノイ
ズを含む場合があるが、点灯制御指令データレベル>一
般的なノイズレベルの関係にあるのでほとんど無視で
き、点灯制御指令データのみを取り出すことができる。
このようにして復調手段26にて復調された点灯制御指
令データはデータ処理制御部27に送られる。
【0029】このデータ処理制御部27は、復調された
点灯制御指令データから自己が管理する灯火器141
あると判断すると、当該点灯制御指令を取り込んだ後、
子局側伝送装置131 において点灯制御指令を受信した
旨の返送信号を返送するか、或いは点灯制御指令を取り
込んだ後、子局側伝送装置131 において灯火器141
を点灯制御し、該灯火器141 が点灯した旨の点灯状態
信号を返送信号として返送する(ST5)。
【0030】通常、以上のようにして親局側伝送装置8
1 と各子局側伝送装置131 ,…との間で制御指令デー
タの伝送が継続されるが、定電流制御電源10から電力
線11に給電する定電流制御電力信号のレベルが変化す
る場合があるが、この電力信号レベルの変化に伴って基
本ノイズ信号も変化するので、信号波形検出部28では
その定電流電力信号波形のレベルを検出し、定電流電力
信号波形が所定レベル以上変化したとき、タップ切換信
号をデータ処理制御部27に送出する。このデータ処理
制御部27は、タップ切換信号の有無を判断し(ST
6)、タップ切換信号無しのときにはそのまま制御指令
データの伝送を継続するが、タップ切換信号有りの場合
には反転出力中止信号を信号入力バッフア23に送出
し、反転出力を終了させ(ST7)、再びステップST
2に戻り、定電流制御電源10の動作に起因して生じる
基本ノイズ信号を取得し、前述する一連の処理を実行す
る。
【0031】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、基本ノイズ信号を抽出保存した後、この基本ノイズ
信号を用いて点灯制御指令に含まれる基本ノイズ信号を
除去するので、定電流制御電源10の動作に起因して発
生する基本ノイズ信号を確実に除去でき、電力線を用い
て制御信号を高速、かつ、安定に伝送でき、灯火器の点
灯制御を確実に実施できる。
【0032】また、定電流制御電源10から電力線11
に供給される定電流電力信号のゼロクロス点に同期して
定電流電力信号に重畳される基本ノイズ信号を抽出保存
するとともに、この基本ノイズ信号の保存後に同じく定
電流電力信号のゼロクロス点に同期して保存された基本
ノイズ信号を発生させ、点灯制御信号伝送時にノイズ除
去手段25にて受信された点灯制御信号に含む基本ノイ
ズ信号を除去するので、高精度に基本ノイズ信号を除去
することができ、点灯制御信号のみを高精度に取り出す
ことができる。
【0033】さらに、定電流電力信号のレベル変化があ
った時、再度ゼロクロス点に同期して定電流電力信号に
重畳される基本ノイズ信号を抽出保存するので、定電流
電力信号のレベル変化にも拘らず、迅速に基本ノイズ信
号を抽出保存し、ノイズによる誤差の影響を未然に回避
できる。
【0034】なお、上記実施の形態では、電力信号波形
をもとにノイズ保存タイミングを取り出したが、例えば
親局側伝送装置からノイズ信号よりもはるかに大きなレ
ベルの基準パルス信号を発生し、子局側伝送装置ではそ
の基準パルス信号を用いてノイズ保存タイミングの同期
を取ることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源から電力線に重畳される基本ノイズ信号を確実に除去
でき、電力線を用いて制御信号を高速、かつ、安定に伝
送でき、ひいては電力線のノイズに左右されずに各灯火
器を安定に点灯制御できる。
【0036】また、電力信号波形のゼロクロス点を取り
込んで、基本ノイズ信号を抽出保存したり、さらに保存
された基本ノイズ信号を出力するので、点灯制御信号に
含む基本ノイズ信号を適切、かつ、高精度に除去でき、
点灯制御信号の信頼性を高めることができる。
【0037】さらに、電力信号が所定レベル以上変化し
たとき、再度,基本ノイズ信号を抽出保存するので、電
力信号のレベル変化に対して基本ノイズ信号を迅速に取
得し、ノイズによる誤差の影響を未然に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる空港灯火器制御システムの一
実施の形態を示す構成図。
【図2】 親局側伝送装置および各子局側伝送装置の内
部構成例を示す図。
【図3】 親局側伝送装置および各子局側伝送装置の動
作手順を説明する図。
【図4】 定電流電力信号に重畳される基本ノイズ信号
の除去動作を説明する波形図。
【符号の説明】
3…操作入力装置 81 ,… …親局側伝送装置 10…定電流制御電源 11…電力線 131 ,132 ,… …子局側伝送装置 141 ,142 ,… …灯火器 22…信号フイルタ 23…信号入力バッフア 24…信号反転回路 25…ノイズ除去手段 27…データ処理制御部 28…信号波形検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港に設置された灯火器の点灯制御を
    行う空港灯火器制御システムにおいて、 電力線に灯火器点灯用電力信号を供給する電源装置と、 前記電力線を用いて各灯火器を点灯制御する点灯制御信
    号を伝送する第1の伝送装置と、前記各灯火器の点灯制
    御を行うための第2の伝送装置とを備え、 前記第2の伝送装置は、 点灯制御信号伝送無し時に前記電力線上に重畳されるノ
    イズ信号を抽出し保存するノイズ保存手段と、 点灯制御信号伝送時に前記灯火器点灯用電力線を用いて
    伝送されてくる前記点灯制御信号に含むノイズ信号を前
    記保存されたノイズ信号で除去するノイズ除去手段と、 このノイズ信号除去後の点灯制御信号を用いて対応する
    前記灯火器を点灯制御するデータ制御処理手段とを設け
    たことを特徴とする空港灯火器制御システム。
  2. 【請求項2】 空港に設置された灯火器の点灯制御を
    行う空港灯火器制御システムにおいて、 電力線に灯火器点灯用電力信号を供給する電源装置と、 前記電力線を用いて各灯火器を点灯制御する点灯制御信
    号を伝送する第1の伝送装置と、前記各灯火器の点灯制
    御を行うための第2の伝送装置とを備え、 前記第1および第2の伝送装置は、 点灯制御信号伝送無し時に前記電力線を流れる電力信号
    からゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、
    このゼロクロス点検出信号に同期して前記電力線上に重
    畳されるノイズ信号を抽出し保存するノイズ保存手段
    と、このノイズ保存手段によるノイズ信号を保存後に前
    記ゼロクロス点検出手段によって検出されるゼロクロス
    点に同期して保存されたノイズ信号を出力するノイズ信
    号出力手段と、前記点灯制御信号伝送時に前記ノイズ保
    存手段に保存されたノイズ信号を用いて、前記電力線上
    の点灯制御信号に含むノイズ信号を除去するノイズ除去
    手段と、このノイズ信号除去後の点灯制御信号を用いて
    対応する前記灯火器を点灯制御するデータ制御処理手段
    とを設けたことを特徴とする空港灯火器制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する空
    港灯火器制御システムにおいて、電力線に流れる灯火器
    点灯用電力信号の変化を検出しタップ切換信号を出力す
    る手段と、この手段からのタップ切換信号を受けたと
    き、前記ノイズ信号出力手段からのノイズ信号の出力を
    中止させる手段とを設けたことを特徴とする空港灯火器
    制御システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010948A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sony Corp 電力線通信システムおよび電力線通信方法
JP2010205730A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Universal Lighting Technologies Inc 電力線調光制御装置、及び受信装置
JP2014165513A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Fujitsu General Ltd 周波数変調方式の通信端末装置
RU2570823C2 (ru) * 2010-11-26 2015-12-10 Абб Аг Система передачи, предназначенная для передачи дейтаграмм по линии нагрузки
JP2017033868A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 株式会社東芝 灯火監視制御装置

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