JPH10188159A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

Info

Publication number
JPH10188159A
JPH10188159A JP8344198A JP34419896A JPH10188159A JP H10188159 A JPH10188159 A JP H10188159A JP 8344198 A JP8344198 A JP 8344198A JP 34419896 A JP34419896 A JP 34419896A JP H10188159 A JPH10188159 A JP H10188159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
signal
signal line
control unit
disconnection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8344198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3648582B2 (ja
Inventor
Shinji Matsuda
真二 松田
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Yoshihiko Yakura
善彦 矢倉
Katsuyuki Doi
勝之 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34419896A priority Critical patent/JP3648582B2/ja
Publication of JPH10188159A publication Critical patent/JPH10188159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3648582B2 publication Critical patent/JP3648582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の順序で点滅することによって、点滅の順
序の方向に人を導く誘導照明器具を備えた照明装置を提
供する。 【解決手段】主制御盤1は自火報装置からの移報に基づ
いて点灯動作させる制御ユニット21 …の番号と動作パ
ターンのパターン番号とを含む制御信号を、信号線4を
介して制御ユニット21 …に送信する。制御ユニット2
1 …は主制御盤1から制御信号を受信すると、パターン
番号に応じた信号を信号線5を介して誘導照明器具310
…に送信する。誘導照明器具310…は制御ユニット21
の信号に基づいて点灯動作する。ここで、制御ユニット
1 …及び誘導照明器具310は、それぞれ、信号線5を
介して信号を授受する通信入出力部を備えており、通信
入出力部の通信用ドライバを制御することによって、信
号線5をバス配線方式と送り配線方式に切り替えること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の誘導照明器
具を所定の順序で点滅させることにより、点滅の順序の
方向に人々を誘導する照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の大規模な照明装置と
しては、例えば特開平6−290357号公報に示され
るように、各区画に連続的に配設された複数の誘導照明
器具と、区画毎に設けられ該区画に配設された誘導照明
器具の点灯・消灯を制御する制御ユニットと、火災感知
器や熱感知器等の感知器から火災の発生を知らせる信号
が入力されると、火災の発生場所に応じて各誘導照明器
具の点滅方向を決定し、各制御ユニットに誘導照明器具
の点滅方向を含む誘導制御信号を出力する制御盤とを備
えたものがあった。この照明装置では、制御ユニット及
び誘導照明器具が、個々の物理アドレス設定を行う物理
アドレス設定部をそれぞれ備えており、制御ユニット及
び誘導照明器具の接続方式としては、誘導照明器具の点
滅制御を行うのに最適なバス接続方式が用いられてい
た。
【0003】また、この種の小規模な照明装置として、
制御ユニット及び誘導照明器具に個別の物理アドレスを
設定するという概念はなく、制御ユニットと誘導照明器
具とをわたり配線して、制御ユニットから送信された制
御信号を、各誘導照明器具がその都度演算し、その演算
結果に基づいて各誘導照明器具が点灯するか否かを決定
するものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者の照明装
置の場合、照明装置の規模が大きくなると、誘導照明器
具の数がかなり多くなるので、各誘導照明器具の物理ア
ドレスを設定するのに大変な労力が必要となるという問
題があった。また、各誘導照明器具の物理アドレスを自
動的に設定しようとすると、物理アドレス設定のための
プログラム作成等の手間がかかるという問題があった。
【0005】一方、後者の照明装置の場合、各誘導照明
器具に物理アドレスを設定する必要はないが、各誘導照
明器具は制御信号の演算結果を次段の誘導照明装置に送
信しているので、誘導照明器具の数が増えると、制御信
号の演算に要する時間が増加して、制御速度が遅くなる
という問題があった。本発明は上記問題点に鑑みて為さ
れたものであり、請求項1乃至8の発明の目的は、大規
模な照明装置においても、自動的に物理アドレスを設定
できるとともに、制御速度が遅くなることがない照明装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、複数の誘導照明器具と、複数
の誘導照明器具を所定の動作パターンでそれぞれ点灯制
御する複数の制御ユニットと、自火報装置からの火災信
号に基づいて動作させる制御ユニットのアドレス及び動
作パターンを示すパターン番号とを制御ユニットに送信
する主制御盤とを備え、誘導照明器具を所定の順序で点
滅させることによって、点滅の順序の方向に人を誘導す
る照明装置において、主制御盤に第1の信号線を介して
制御ユニットをわたり配線するとともに、制御ユニット
に第2の信号線を介して誘導照明器具をわたり配線し、
主制御盤との間で第1の信号線を介して信号を授受する
第1の送受信手段と、第1の送受信手段が受信した動作
パターンのパターン番号に対応した制御信号を第2の信
号線を介して誘導照明器具に送信する第2の送受信手段
と、第1の送受信手段の通信用ドライバを制御して第1
の信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替え
る第1の切替手段とを制御ユニットに設けるとともに、
制御ユニットとの間で第2の信号線を介して信号を授受
する第3の送受信手段と、第3の送受信手段の通信用ド
ライバを制御して第2の信号線をわたり配線形式からバ
ス配線形式に切り替える第2の切替手段と、第3の送受
信手段が受信した制御信号に基づいてランプを点灯・消
灯させる点灯制御部とを誘導照明器具に設け、制御ユニ
ット又は誘導照明器具にハード的な物理アドレスを設定
する場合はそれぞれ第1、第2の信号線をわたり配線方
式に切り替え、物理アドレスの設定時以外は第1、第2
の信号線をバス配線方式に切り替えているので、信号線
をバス配線方式とわたり配線方式とで兼用することがで
き、省配線を図ることができる。また、制御ユニットと
誘導照明器具との間を各動作に適した配線形式に切り替
えることができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グルー
プ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、グル
ープとグループにおける個々の誘導照明器具を識別する
ための論理アドレスを誘導照明器具に設定し、誘導照明
器具の点滅動作を点検する時は物理アドレスを用い、誘
導照明器具を所定の順序で点滅させて人を誘導する時は
論理アドレスを用いているので、全てのグループに対し
て一つの制御信号を送信するだけで点灯制御することが
でき、制御ユニットから送信する制御信号の数を少なく
することができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、わたり配線された制御ユニット及び誘導配線器具
は、それぞれ、前段から送られた値を自己の物理アドレ
スとして設定するとともに、自己の物理アドレスに所定
の数値を加算又は減算した値を次段に送信しているの
で、この処理を順次行うことによって全ての誘導照明器
具に効率良く物理アドレスを設定することができる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数の誘導照明器具をグループ分けして、グルー
プ内で所定の誘導照明器具を順次点滅させる際に、制御
ユニットは制御信号としてグループを構成する誘導照明
器具の個数を誘導照明器具に送信し、誘導照明器具は物
理アドレスと個数に基づいてグループとグループにおけ
る個々の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを
設定しているので、個々の誘導照明器具に論理アドレス
を設定する必要がなく、論理アドレスの設定を容易に行
うことができる。
【0010】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御信号が複数の誘導照明器具のデータを含み、
誘導照明器具では点灯制御部が制御信号から該当するデ
ータを取り出してランプを点灯・消灯させているので、
制御ユニットから各誘導照明器具に送信する制御信号の
数を減らすことができる。請求項6の発明では、請求項
1の発明において、制御ユニットに第2の信号線の終端
に接続された誘導照明器具との間で信号を授受する第4
の送受信手段と、第2の信号線の断線を検知する第1の
断線検知手段を設けるとともに、誘導照明器具に第2の
信号線の断線を検知する第2の断線検知手段を設け、第
2の信号線の終端に接続された誘導照明器具の第3の送
受信手段と第4の送受信手段を接続して第2の信号線を
ループ状とし、第1の断線検知手段が第2の信号線の断
線を検知すると第4の送受信手段から誘導照明器具に制
御信号を送出し、第2の断線検知手段が第2の信号線の
断線を検知すると第3の送受信手段の通信用ドライバを
制御して、制御信号の送信方向を反転させているので、
断線箇所までの誘導照明器具へは第2の送受信手段で、
断線箇所以降の誘導照明器具へは第4の送受信手段で制
御信号を送信することができる。
【0011】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、第1及び第2の断線検知手段が第2の信号線の断
線の復旧を検知すると、制御ユニットが第2及び第4の
送受信手段からリセット信号を第2の信号線に送信し、
第3の送受信手段の通信用ドライバを元の方向に戻して
いるので、断線が復旧した後は第2の送受信手段から誘
導照明器具へ制御信号を送信することができる。
【0012】請求項8の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御ユニットに第1の信号線の断線を検知する第
3の断線検知手段を設け、点灯動作中に第3の断線検知
手段が第1の信号線の断線を検知した場合、制御ユニッ
トは予め設定された動作パターンで誘導照明器具を点灯
制御しているので、断線発生時に誘導照明器具が不動作
となるのを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の照明装置は、図1に示すよ
うに、自火報装置(図示せず)から火災発生を示す信号
が入力される主制御盤1と、主制御盤1の出力に基づい
て、誘導照明器具310,311,312…、320,321,3
22…を所定の動作パターンで点滅させる制御ユニット2
1 ,22 …とから構成されており、誘導照明器具310
11,312…、320,321,322…が所定の順序で点滅
することによって、点滅の順序に応じた方向に光が走行
しているかのように視認させ(この動作を「点滅走行」
と呼ぶ。)、光の進む方向に人々を誘導する。ここで、
制御ユニット21,22 …は第1の信号線たる信号線4
を介して主制御盤1に、誘導照明器具310,311,312
…、320,321,322…は、それぞれ、第2の信号線た
る信号線5を介して制御ユニット21 ,22 …にわたり
配線されている。
【0014】主制御盤1は、図2に示すように、自火報
装置から火災発生などを示す信号を授受する自火報I/
F部11と、制御ユニット21 ,22 …との間で信号を
授受する第1の送受信手段たる通信入出力部12a,1
2bと、誘導照明器具310…の動作パターンを示すパタ
ーン番号などのデータを記憶するメモリ部13と、自火
報I/F部11が受信した信号に基づいて動作させる制
御ユニット21 ,22…のアドレスや動作パターンを示
すパターン番号をメモリ部13から読み込み通信入出力
部12a,12bから制御信号として各制御ユニット2
1 ,22 …へ送信させるCPU14とから構成される。
【0015】制御ユニット21 …は、図3に示すよう
に、主制御盤1との間で信号を授受する第1の送受信手
段たる通信入出力部22と、各誘導照明器具310…との
間で信号を授受する第2、第4の送受信手段たる通信入
出力部21a,21bと、誘導照明器具310…の動作パ
ターンを示すデータなどを記憶するメモリ部23と、通
信入出力部22が受信したデータに基づいて対応する動
作パターンのデータをメモリ部23から読み出して、通
信入出力部21a,21bから各誘導照明器具3 10…へ
送信させるCPU24とから構成される。
【0016】誘導照明器具310…は、図4に示すよう
に、制御ユニット2或いは他の誘導照明器具との間で信
号を授受する第3の送受信手段たる通信入出力部31
と、通信入出力部31が受信した信号などを記憶するメ
モリ部33と、通信入出力部31が受信した信号に基づ
いてランプ35を点灯させる点灯制御信号を発生するC
PU32と、CPU32の点灯制御信号に基づいてラン
プ35を点灯制御する点灯制御部34とから構成され
る。
【0017】主制御盤1と制御ユニット21 …との間、
制御ユニット21 …と誘導照明器具310…との間で信号
を授受する通信入力部12a,12b,21a,21
b,22,31は、例えば、EIA(Electronic Indus
tries Association )によって規定されたRS−485
規格の伝送方式を用いており、2線式の差動伝送を行っ
ている。
【0018】まず、制御ユニット21 …と誘導照明器具
10…との間を接続する信号線4を例として、誘導動作
や点検動作などの通常動作時における各部の動作につい
て説明する。なお、主制御盤1と制御ユニット21 …と
の間の信号線5についても同様であるので、その説明は
省略する。誘導動作時には、照明装置の規模が大きい程
すなわち誘導照明器具310…の数が多い程、制御速度を
速くすることが要求されるので、制御ユニット2…と誘
導照明器具310…との間の配線形式としては、一度に複
数の誘導照明器具310…に信号を送信できるバス配線形
式とすることが望まれる。
【0019】制御ユニット21 …又は他の誘導照明器具
11…との間の信号伝送に用いられる通信入出力部31
は、図6に示すように、通信用ドライバD2 ,D3 と通
信用レシーバR2 ,R3 とアンド回路AND1 ,AND
2 とから構成される。CPU32の端子Txにはアンド
回路AND1 ,AND2 の一方の入力端子が接続され、
端子Rxには通信用レシーバR2 ,R3 の出力端子が接
続される。アンド回路AND1 ,AND2 の他方の入力
端子はそれぞれ通信用レシーバR3 ,R2 の出力端子に
接続され、アンド回路AND1 ,AND2 の出力端子は
それぞれ通信用ドライバD2 ,D3 の入力端子に接続さ
れる。通信用ドライバD2 の出力端子と通信用レシーバ
2 の入力端子は信号線51 (通常、入力側)に接続さ
れ、通信用ドライバD3 の出力端子と通信用レシーバR
3 の入力端子は信号線52 (通常、出力側)に接続され
る。また、通信用ドライバD2 ,D3 の制御端子にはそ
れぞれ第2の切替手段たるCPU32のコントロール端
子cnt1 ,cnt2 が接続される。
【0020】ここで、通信用ドライバD2 ,D3 の制御
端子にハイレベルの信号が印加されると、通信用ドライ
バD2 ,D3 はアクティブ状態となり、ローレベルの信
号が印加されると、通信用ドライバD2 ,D3 はハイイ
ンピーダンス状態となる。通常、CPU32のコントロ
ール端子cnt1 はローレベル、コントロール端子cn
2 はハイレベルとなり、通信用ドライバD2 はハイイ
ンピーダンス状態、通信用ドライバD3 はアクティブ状
態となるので、信号線51 から入力された信号は通信用
レシーバR2 を介してCPU32の端子Rxに入力され
るとともに、通信用レシーバR2 →アンド回路AND2
→通信用ドライバD3 の経路でスルーされ、信号線52
を介して次段の誘導照明器具311…に送信されるので、
信号線5 1 ,52 は仮想的なバス配線となる。
【0021】このように、CPU32のコントロール端
子cnt1 ,cnt2 の設定によって信号線51 ,52
を仮想的なバス配線とし、誘導照明器具310…間をバス
接続しているので、複数の誘導照明器具310…に一度に
信号を送信することができ、誘導動作時の制御速度を速
めることができる。なお、制御ユニット21 …の通信入
出力部22は、誘導照明器具310…の通信入出力部31
と同様の構成であり、第1の切替手段たるCPU24の
動作もCPU32の動作と同様であるので、その説明は
省略する。
【0022】次に、誘導照明器具310…を例として、各
誘導照明器具310…に物理アドレスを設定する場合の配
線状態を説明する。なお、制御ユニット21 …について
も同様であるので、その説明は省略する。多数の誘導照
明器具310…に物理アドレスを設定する場合、各誘導照
明器具3 10…間をわたり配線している方が望ましい。例
えば、図1に示すように、制御ユニット21 に1番目に
接続されている誘導照明器具310に物理アドレスとして
1を送信する。この誘導照明器具310は自己の物理アド
レスとして1をメモリ部33に記憶させる。そして、誘
導照明器具310は、誘導照明器具310にわたり配線され
ている誘導照明器具311に、自己の物理アドレスに1を
足した結果を次段の誘導照明器具311の物理アドレスと
して送信する。この作業を繰り返し行うことによって、
制御ユニット21 にわたり配線されている全ての誘導照
明器具310…に効率的に物理アドレスを設定することが
できる。
【0023】この時、制御ユニット21 に1番目に接続
された誘導照明器具310の通信入出力部31では、制御
ユニット21 から物理アドレスが入力されるのを受信待
ちしている場合、CPU32のコントロール端子cnt
1 ,cnt2 を共にローレべルとし、通信用ドライバD
2 ,D3 をそれぞれハイインピーダンス状態として、通
信用レシーバR2 〜アンド回路AND2 〜通信用ドライ
バD3 の経路を遮断し、制御ユニット21 から信号線5
1 を介して送信された物理アドレスは通信用レシーバR
2 によって受信され、CPU32の端子Rxに入力され
る。したがって、1番目に接続された誘導照明器具310
のみが制御ユニット2から送信された物理アドレスを受
信する。
【0024】また、誘導照明器具310から次段の誘導照
明器具311に物理アドレスを出力する場合、CPU32
のコントロール端子cnt1 をローレベル、コントロー
ル端子cnt2 をハイレベルとする。この時、通信用ド
ライバD2 はハイインピーダンス状態となり、通信用ド
ライバD3 はアクティブ状態となるので、通信用ドライ
バD3 はCPU32の端子Txから出力された物理アド
レスを信号線52 を介して次段の誘導照明器具311に出
力する。この処理を繰り返し実行することによって、全
ての誘導照明器具310…に自動的に物理アドレスを設定
することができる。
【0025】なお、制御ユニット21 と信号線5の終端
に接続された誘導照明器具310…とを接続して、信号線
5をループ状に配線すれば、制御ユニット21 は終端の
誘導照明器具から出力された物理アドレスを読み込むこ
とができるので、接続されている誘導照明器具310…の
数を把握することができる。 (実施形態2)本実施形態では、図7に示すように、実
施形態1の照明装置において、制御ユニット21 ,22
…の一方の通信入出力部21aを誘導照明器具310,3
20…に信号線5を介して接続するとともに、他方の通信
入出力部21bを終端の誘導照明器具31n,32n…に信
号線5を介して接続し、信号線5をループ状とする。同
様にして、主制御盤1の一方の通信入出力部12aを制
御ユニット21 に信号線4を介して接続するとともに、
他方の通信入出力部12bを終端の制御ユニット2m
信号線4を介して接続し、信号線4をループ状とする。
なお、基本的な構成は実施形態1の照明装置と同様であ
るので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0026】本実施形態の照明装置は、主制御盤1と制
御ユニット21 …とを接続する信号線4や、制御ユニッ
ト21 …と誘導照明器具310…とを接続する信号線5が
断線した場合でも、各制御ユニット21 …及び各誘導照
明器具310…を正常に動作させることができるフェール
セーフ機能を有している。ここでは、制御ユニット2 1
と誘導照明器具310,311,312…31nとを接続するル
ープ状の信号線5を例として、このフェールセーフ機能
について説明する。なお、主制御盤2と各制御ユニット
1 ,22 …2m との間を接続するループ状の信号線4
についても同様であるので、その説明は省略する。
【0027】主制御盤1から制御ユニット21 に制御信
号として動作パターンを示すパターン番号等の動作信号
が入力されていない場合(待機状態)、制御ユニット2
1 は誘導照明器具310,311,312…31nへの電力供給
を停止する。そして、主制御盤1から制御ユニット21
にパターン番号等の動作信号が入力されると、制御ユニ
ット21 は誘導照明器具310,311,312…31nに図示
しない電力線を介して電力を供給し、誘導動作を開始す
る。
【0028】制御ユニット21 は誘導動作を開始する
と、図8(a)に示すように、一方の通信入出力部21
aが信号線5を介して1番目に接続された誘導照明器具
10へ定期的にパターン信号等の動作信号を送信すると
ともに、他方の通信入出力部21bが終端の誘導照明器
具319から自ら送信した動作信号を受信する。したがっ
て、他方の通信入出力部21bが終端の誘導照明器具3
19から動作信号を受信している間は、信号線5に断線な
どの異常が発生していないものとCPU24は判断し、
通常の誘導動作を行う(図中の矢印は動作信号の送信方
向を示す。以下同様)。
【0029】ところが、図8(b)に示すように、誘導
照明器具314,315間の信号線5が断線すると、他方の
通信入出力部21bは終端の誘導照明器具319から動作
信号を受信できなくなるので、第1の断線検知手段たる
CPU24はループ状の信号線5のどこかで断線が発生
したものと判断し、いままで終端の誘導照明器具319
ら動作信号を受信していた通信入出力部21bの動作を
切り換えて、両方の通信入出力部21a,21bから動
作信号を出力する。
【0030】ここで、通信入出力部21a,21bは、
図5に示すように、通信用ドライバD1 及び通信用レシ
ーバR1 から構成される。通信用ドライバD1 の入力端
子はCPU24の端子Txに接続されるとともに、出力
端子は2線の信号線5に接続される。通信用レシーバR
1 の出力端子はCPU24の端子Rxに接続されるとと
もに、入力端子は2線の信号線5に接続される。また、
CPU24のコントロール端子cntが通信用ドライバ
1 の制御端子に接続される。なお、主制御盤1の通信
入出力部12a,12bも同様の構成であるので、その
説明は省略する。
【0031】通信入出力部21bでは、通常、CPU2
4はコントロール端子cntの出力をローレベルとす
る。この時、通信用ドライバD1 はハイインピーダンス
状態となり、信号線5を介して入力された信号は通信用
レシーバR1 で受信され、CPU24の端子Rxに入力
される。一方、誘導照明器具314,315間の信号線5で
断線が発生して、通信入出力部21bに終端の誘導照明
器具319から動作信号が入力されなくなると、CPU2
4はコントロール端子cntの出力をハイレベルとす
る。この時、通信用ドライバD1 はアクティブ状態とな
り、通信用ドライバD1 がCPU24の端子Txの信号
を信号線5に送信するので、通信入出力部21bからも
動作信号を出力することができる。
【0032】また、誘導照明器具310,311…319は定
期的に送信される動作信号を受信し、この動作信号に基
づいて点滅動作を行っているが、動作信号を一定時間受
信できなくなると、当該誘導照明器具よりも制御ユニッ
ト21 側のどこかで信号線5が断線したものと第2の断
線検知手段たるCPU32が判断し、コントロール端子
cnt1 の出力をローレベルからハイレベル、コントロ
ール端子cnt2 の出力をハイレベルからローレベルに
切り換える。この時、通信用ドライバD2 がアクティブ
状態、通信用ドライバD3 がハイインピーダンス状態と
なるので、信号線52 を介して入力された動作信号は、
通信用レシーバR3 によって受信されてCPU24の端
子Rxに入力されるとともに、通信用レシーバR3 →ア
ンド回路AND1 →通信用ドライバD2 の経路でスルー
して前段の誘導照明器具310…に送信される。
【0033】このように、信号の伝送方向を通常時の方
向と反転させるとができるので、断線箇所以降の誘導照
明器具315…319では信号の伝送方向を図中左向きと
し、通信入出力部21bから動作信号を受信して点灯動
作を継続する。したがって、信号線5が断線した場合、
制御ユニット21 …は通信入出力部21a,21bを用
いてループ状の信号線5の両端から動作信号を送信して
いるので、信号線5が断線しても全ての誘導照明器具3
10…に動作信号を送信することができ、誘導動作を正常
に行うことができる。
【0034】ところで、誘導照明器具314,315間の信
号線5の断線により上述のフェールセーフ機能が動作
し、断線箇所以降の誘導照明器具315,316…319が動
作信号の伝送方向を図8中左向きに切り替えた後に、断
線箇所が修復された場合、誘導照明器具315,316…3
19では動作信号の伝送方向を通常の伝送方向(図8中右
向き)に戻す必要がある。そこで、制御ユニット21
は、一方の通信入出力部21aから断線箇所手前側の誘
導照明器具310,311…314へ、他方の通信入出力部2
1bから断線箇所以降の誘導照明器具315,316…319
へ、それぞれ、通信入出力部31の動作信号の伝送方向
を通常時の方向(図8中右向き)に戻すためのリセット
信号を送信する。したがって、全ての誘導照明器具
10,311…3 19にリセット信号を送信することがで
き、誘導照明器具310,311…319の動作信号の伝送方
向を通常の方向(図8中右向き)に確実に戻すことがで
きる。
【0035】なお、制御ユニット21 が待機状態にある
場合、或いは、後述する不点点検などの点検動作を行っ
ている場合は、制御ユニット21 が信号線5の断線を検
知しても上述のフェールセーフ機能を動作させず、断線
箇所の表示のみを行う。したがって、信号線5が断線し
たまま動作を継続することはなく、常に断線の有無を把
握することができ、照明装置の信頼性を向上させること
ができる。
【0036】本実施形態では、制御ユニット21 と誘導
照明器具310,311…31aとの間の信号線5を例として
説明したが、他の制御ユニット22 …と誘導照明器具3
20…との間の信号線5や、主制御盤1と制御ユニット2
1 …との間の信号線4についても同様であるので、その
説明は省略する。 (実施形態3)本実施形態では、実施形態1又は2の照
明装置において、制御ユニット21 及び誘導照明器具3
10…を例として各種の動作説明を行う。なお、照明装置
の構成は実施形態1又は2と同様であるので、その説明
は省略する。
【0037】各誘導照明器具310…の物理アドレスを設
定する場合の動作について、図9(a)〜(d)を用い
て説明する。誘導照明器具310…は信号線5を介して制
御ユニット21 に仮想的にバス接続される。まず、図9
(a)に示すように、制御ユニット21 の通信入出力部
21aから全ての誘導照明器具310…に物理アドレス設
定を示すモード信号Aを送信する。各誘導照明器具310
…では、図9(b)に示すように、通信入出力部31が
モード信号Aを受信すると、CPU32がモード信号A
をメモリ部33に格納するとともに、実施形態1で説明
したように、CPU32のコントロール端子cnt1
cnt2 の出力を切り換えることによって、誘導照明器
具310…の配線方式をバス配線方式からわたり配線方式
へ切り換える。
【0038】次に、図9(c)に示すように、制御ユニ
ット21 の通信入出力部21aから、制御ユニット21
に1番目に接続された誘導照明器具310へ、誘導照明器
具3 10の物理アドレスAD1 (例えば、数値0)を送信
する。誘導照明器具310は物理アドレスAD1 (数値
0)を受信すると、この物理アドレスAD1 (数値0)
をメモリ部33に記憶するとともに、この物理アドレス
AD1 (数値0)に例えば数値1を加算した値1を次段
の誘導照明器具311に送信し、誘導照明器具310の通信
入出力部31の配線方式をバス配線方式に切り換える。
次段の誘導照明器具311では、前段の誘導照明器具310
から送信された物理アドレスAD1 (数値1)を受信す
ると、この物理アドレスAD1 (数値1)をメモリ部3
3に記憶するとともに、この物理アドレスAD1 (数値
1)に1を加えた値2を次段の誘導照明器具312に送信
し、誘導照明器具311の通信入出力部31の配線方式を
バス配線方式に切り換える。
【0039】以下、この動作を繰り返し行うことによっ
て、図9(d)に示すように、全ての誘導照明器具310
…に物理アドレスAD1 を設定することができ、制御ユ
ニット21 と各誘導照明器具310との接続をバス接続方
式とすることができる。なお、各誘導照明器具310…で
は、前段の誘導照明器具310…から送信された値に1以
外の所定の数値を加算して物理アドレスAD1 を設定し
ても良いし、前段の誘導照明器具310…より送信された
値から所定の値を減算して物理アドレスAD1を設定し
てもよい。
【0040】次に、信号線5の断線検出を行う場合の動
作について、図10(a)〜(e)を用いて説明する。
通常、各誘導照明器具310…は信号線5を介して仮想的
にバス接続されている。まず、図10(a)に示すよう
に、制御ユニット21 が通信入出力部21aから全ての
誘導照明器具310…へ断線検出動作を示すモード信号B
を送信すると、各誘導照明器具310…ではCPU32が
モード信号Bをメモリ部33に記憶させる。
【0041】次に、図10(b)に示すように、制御ユ
ニット21 は通信入出力部21aから全ての誘導照明器
具310…へ動作信号b(例えば数値7)を送信する。各
誘導照明器具310…では、通信入出力部31がこの動作
信号b(数値7)を受信すると、CPU32がこの動作
信号7をメモリ部33に記憶させる。各誘導照明器具3
10…では、CPU32が、最初に受信したモード信号B
に基づいて、この動作信号b(数値7)と自己の物理ア
ドレスAD1 とを比較する。図10(c)に示すよう
に、動作信号b(数値7)が自己の物理アドレスAD1
よりも大きい誘導照明器具310…316では、通信入出力
部31の通信用ドライバを制御して動作信号の伝送方向
を図10(c)中左向きに反転させる。
【0042】そして、動作信号b(数値7)が自己の物
理アドレスAD1 と等しい誘導照明器具317では、図1
0(d)に示すように、通信入出力部31の通信用ドラ
イバを制御して図10(d)中左向きに伝送方向を反転
させるとともに、返信信号a(例えば数値1)を制御ユ
ニット21 に返信し、返信後に通信入出力部31の通信
用ドライバを制御して伝送方向を元に戻す。また、図1
0(e)に示すように、誘導照明器具317よりも制御ユ
ニット21 側の誘導照明器具310…316では、通信入出
力部31が誘導照明器具317からの返信信号a(数値
1)を受信すると、CPU32が通信入出力部31の通
信用ドライバを制御して伝送方向を元の方向(図10中
右向き)に戻している。このように制御ユニット21
動作信号bを送信してから一定時間が経過する迄に、制
御ユニット21 が所定の返信信号aを受信できれば、信
号線5に断線などの異常が発生していないものと判断す
る。
【0043】一方、動作信号bを送出してから一定時間
内に、制御ユニット21 が所定の返信信号aを受信でき
なかった場合、各誘導照明器具310〜316は通信入出力
部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の伝送方
向を元の方向(図10中右向き)に戻し、制御ユニット
1 は誘導照明器具316,317間で断線などの異常が発
生したと判断する。そして、動作信号bを0から物理ア
ドレスAD1 の最大値まで順番に変化させることによっ
て、全ての誘導照明器具310…の断線検出を行うことが
できる。
【0044】次に、各誘導照明器具310…に論理アドレ
スを設定する場合の動作について、図11(a)〜
(d)を用いて説明する。ここで、論理アドレスとは、
隣合う複数の誘導照明器具310…からなるグループを設
定し、各グループ内で誘導照明器具310…を順次点灯さ
せる際に、各グループと各グループ内で個々の誘導照明
器具310…を識別するために設定されたアドレスであ
る。まず、図11(a)に示すように、制御ユニット2
1 は通信入出力部21aから、バス接続された誘導照明
器具310…に論理アドレスAD2 の設定を示すモード信
号Cを送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出
部31がモード信号Cを受信すると、CPU32がこの
モード信号Cをメモリ部33に記憶させる。
【0045】例えば、誘導照明器具310…を4個づつの
グループに分け、各グループ内の1個を点灯させて、残
りの3個を消灯させる場合(1点3滅)、制御ユニット
1は、図11(b)に示すように、制御信号たる動作
信号cとして各グループを構成する誘導照明器具310
の個数4を送信する。各誘導照明器具310…では、通信
入出力部31が動作信号cを受信すると、CPU32が
この動作信号cをメモリ部33に記憶させる。そして、
図11(c)に示すように、最初に受信したモード信号
Cに基づいて、CPU32は動作信号cの値4と自己の
物理アドレスAD1 とを用い、例えば、物理アドレスA
1 を動作信号cの値4で除した商を上位アドレス、剰
余を下位アドレスとして、論理アドレスを(商)−(剰
余)に設定する。すなわち、誘導照明器具310では物理
アドレスAD1 が0なので、0÷4=商0余り0とな
り、論理アドレスAD2 は0−0に設定される。そし
て、以降の誘導照明器具311…では、順番に、論理アド
レスAD2 が0−1、0−2、0−3、1−0…に設定
される。
【0046】なお、図11(d)に示すように、誘導照
明器具310,311,312…の物理アドレスAD1 が1か
ら順番に2,3,4…と設定されている場合は、例えば
物理アドレスAD1 に動作信号cの値4を加算した値
(AD1 +4)を動作信号cの値4で除した商と剰余か
ら、論理アドレスAD2 を(商)−(剰余)に設定す
る。すなわち、誘導照明器具310では物理アドレスAD
1 が1なので、(1+4)÷4=商1余り1となり、論
理アドレスAD2 を1−1に設定する。なお、余りが0
となった場合、商から1を引いて、剰余を動作信号cの
値4とする。例えば誘導照明器具313では物理アドレス
が4なので、(4+4)÷4=商2余り0となるが、剰
余が0になるので、商から1を引いて、剰余を動作信号
cの値4とし、論理アドレスAD2 を1−4に設定す
る。このようにして誘導照明器具310…の論理アドレス
AD2 を順に1−1,1−2,1−3,1−4,2−1
…と設定する。
【0047】次に、各誘導照明器具310…の不点検出時
の動作について、図12(a)〜(e)を用いて説明す
る。ここで、不点検出とは誘導照明器具310…のランプ
35が正常に点灯するか否かを検出する動作のことを言
う。まず、図12(a)に示すように、制御ユニット2
1 の通信入出力部21aからバス接続された誘導照明器
具310…に不点検出を示すモード信号Dを送信する。各
誘導照明器具310…では、通信入出力部31がモード信
号Dを受信すると、CPU32がこのモード信号Dをメ
モリ部33に記憶させる。
【0048】モード信号Dの送信後、図12(b)に示
すように、制御ユニット21 は、通信入出力部21aか
ら動作信号d(例えば数値3)を各誘導照明器具310
へ送信する。各誘導照明器具310…では、通信入出力部
31が動作信号d(数値3)を受信すると、CPU32
はこの動作信号d(数値3)をメモリ部33へ記憶させ
る。
【0049】各誘導照明器具310…では、CPU32が
最初に受信したモード信号Dに基づいて動作信号dの内
容を判断する。動作信号dが点灯信号の場合、図12
(c)に示すように、動作信号dの値3が自己の論理ア
ドレスAD2 の下位AD2bに等しい誘導照明器具313
17…では、CPU32が点灯制御部34に点灯信号を
出力してランプ35を点灯させる(図12中の○印は点
灯している誘導照明器具を示す。以下同様)。一方、動
作信号dの値3が論理アドレスAD2 の下位AD 2bと異
なる誘導照明器具310…312,314…316,318…で
は、CPU32が点灯制御部34に消灯信号を出力して
ランプ35を消灯させる。また、前回受信した動作信号
dによってランプ35が点灯されている場合は、例えば
ランプ35のランプ電流或いはランプ電圧などからラン
プ35が点灯しているか否かを検出する(不点検出)。
【0050】一方、動作信号dが返信要求信号の場合、
各誘導照明器具310ではCPU32が動作信号dの値3
と自己の物理アドレスAD1 とを比較し、図12(d)
に示すように、動作信号dの値3が自己の物理アドレス
AD1 よりも大きい誘導照明器具310…312では、通信
入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号の
伝送方向を図中左向きに反転する。動作信号dの値3が
自己の物理アドレスAD1 に等しい誘導照明器具313
は、通信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動
作信号の伝送方向を図中左向きとして、上述の不点検出
を行った結果(例えば、点灯であれば1、不点灯であれ
ば0)を返信信号として制御ユニット2 1 に返信し、通
信入出力部31の通信用ドライバを制御して、動作信号
の伝送方向を図中右向きとする。動作信号の値3が自己
の物理アドレスAD1 よりも大きい誘導照明器具310
12では、誘導照明器具313からの返信信号を受信して
前段の誘導照明器具310…に送信した後、図12(e)
に示すように、通信入出力部31の通信用ドライバを制
御して、信号の伝送方向を元の方向(図12中、右向
き)に戻す。以上より動作信号dの値を物理アドレスA
1 の最小値(例えば数値0)から最大値まで変化させ
ることによって、全ての誘導照明器具310…の不点検出
を行うことができる。
【0051】次に、各誘導照明器具310…の誘導動作時
の動作について、図13乃至図16を用いて説明する。
例えば、複数の誘導照明器具310…を4個づつのグルー
プに分け、各グループ内の1個を点灯させるとともに、
残りの3個を消灯させるものとする。図13(a)に示
すように、主制御盤1は制御ユニット21 へ各誘導照明
器具310…の動作パターンを示すパターン番号イを送信
する。制御ユニット21 では、メモリ部23に図13
(b)に示すメモリテーブル23aが設定されており、
メモリテーブル23aには各パターン番号イ,ロ…毎に
誘導照明器具310…の点滅方向を示す8ビットの方向信
号が記憶されている。CPU24はメモリ部23のメモ
リテーブル23aからパターン番号イの方向信号を読み
込み、通信入出力部21aから各誘導照明器具310へ誘
導動作を示すモード信号Eを送信する。各誘導照明器具
10では通信入出力部31がモード信号Eを受信する
と、CPU32がこのモード信号Eをメモリ部33に記
憶させる。
【0052】モード信号Eの送信後、図14に示すよう
に、制御ユニット21 は通信入出力部21aから信号線
5を介して各誘導照明器具310…へ動作信号e(例えば
1)を送信する。各誘導照明器具310…では通信入出力
部31が動作信号eを受信すると、この動作信号eをメ
モリ部33に記憶させる。CPU32は最初に受信した
モード信号Eに基づいて動作信号eの内容を判断する。
動作信号eが回数信号の場合、論理アドレスAD2 の上
位AD2aが、動作信号eに4を乗じた値から4を引いた
値以上で、且つ、動作信号eに4を乗じた値未満である
誘導照明器具310…のみが((4e−4)≦AD2a<4
e)、方向信号を演算する準備を行う。例えば、動作信
号が1の場合、図15(a)に示すように、上位アドレ
スが0以上4未満の誘導照明器具(図中、グループ1
0)のみが方向信号フラグをセットし、以下の式により
方向信号から各グループの点滅方向を示す方向データを
取り出す際の取り出しビット数を決定する。
【0053】(方向信号取り出しビット数の上位)=
(論理アドレスAD2 の上位AD2aを4で除した剰余)
×2+1 (方向信号取り出しビット数の下位)=(論理アドレス
AD2 の上位AD2aを4で除した剰余)×2 例えば、図15(b)に示すように、論理アドレスAD
2 の上位AD2aが0の誘導照明器具310…313では、方
向信号取り出しビット数11の上位が1、下位が0とな
る。したがって、この誘導照明器具310…では、8ビッ
トの方向信号から1ビット目と0ビット目を2ビットの
方向データとして取り出す。いま、方向信号が”100
10000”というデータの場合、論理アドレスAD2
の上位AD2aが3であれば8,7ビット目のデータ”1
0”、上位AD2aが2であれば6,5ビット目のデー
タ”01”、上位AD2aが1であれば4,3ビット目の
データ”00”、上位AD2aが0であれば2,1ビット
目のデータ”00”を方向データとして取り出す。例え
ば、方向データが”10”であれば制御ユニット21
ら離れる方向を示し、方向データが”01”であれば制
御ユニット21 に近づく方向を示し、方向データが”0
0”であれば消灯状態を示す。
【0054】このように制御ユニット21 が各誘導照明
器具310…に方向信号を送信すると、方向信号フラグが
セットされた誘導照明器具310…のみが方向信号を受信
し、上述の処理で決定した方向信号取り出しビット数1
1に対応するビットデータを方向データとして取り出
す。そして、CPU32はこの方向データが、どの方向
(例えば、制御ユニット21 から離れる方向、制御ユニ
ット21 に近づく方向)或いは消灯を示しているかを判
断し、それぞれの場合について以下の処理を行う。な
お、本実施形態では、論理アドレスAD2 の上位AD2a
が0の誘導照明器具310〜313には制御ユニット21
ら離れる方向を示す方向データが与えられ、論理アドレ
スAD2 の上位AD2aが1〜3の誘導照明器具314…に
は制御ユニット21 に近づく方向を示す方向データが与
えられている。
【0055】方向データが制御ユニット21 から離れる
方向D1 の時は、図15(c)に示すように、論理アド
レスAD2 の下位AD2bを点灯数n1 に設定する。方向
データが制御ユニット21 に近づく方向D2 の時は、グ
ループ内の誘導照明器具の数4から1を引いた値3から
論理アドレスAD2 の下位AD2bを引いた値を点灯数n
1 に設定する。そして、図15(d)に示すように制御
ユニット21 から送信された点灯信号(例えば数値1)
が点灯数n1 に一致すれば、一致した誘導照明器具
11,316…のみが点灯する。さらに図16(a)〜
(c)に示すように、点灯信号を2,3,0…と変化さ
せて、制御ユニット21 から一定時間毎に点灯信号を送
信すれば、点灯数n1 が点灯信号に一致する誘導照明器
具のみが順に点灯し、論理アドレスAD2 の上位AD2a
が0の誘導照明器具310〜313では方向D1 に、論理ア
ドレスAD2 の上位AD2aが1〜3の誘導照明器具314
…では方向D2 にあたかも光が走行しているかのように
見え、人々を光の点滅方向に誘導することができる。
【0056】なお、本実施形態では点灯数n1 を0から
3までの値としているが、点灯数n 1 を例えば1〜4に
設定する場合は、方向データが制御ユニット21 から離
れる方向D1 の時は論理アドレスAD2 の下位AD2b
1を足した値を点灯数n1 に設定し、方向データが制御
ユニット21 に近づく方向D2 の時はグループ内の誘導
照明器具の数4から論理アドレスAD2 の下位AD2b
引いた値を点灯数n1に設定すればよい。なお、方向デ
ータが消灯の場合は点灯数n1 を0に設定する。そし
て、制御ユニット21 から送信された点灯信号と点灯数
1 が一致する誘導照明器具310…のみが順次点灯す
る。
【0057】また、6個の誘導照明器具310…を一つの
グループとして、その内の連続する2個を点灯させ残り
の4個を消灯させる場合は、方向データが制御ユニット
1から離れる方向D1 の時は論理アドレスAD2 の下
位AD2bに1を足した値を点灯数n1 に、論理アドレス
AD2 の下位AD2bを点灯数n2 に設定する。方向デー
タが制御ユニット21 に近づく方向D1 の時はグループ
内の誘導照明装置の数6から論理アドレスAD2 の下位
AD2bを引いた値をn1 に、グループ内の誘導照明装置
の数6から1を引いた値5から論理アドレスAD2 の下
位AD2bを引いた値をn2 に設定する。但し、点灯数n
2 が0となった場合はグループ内の誘導照明装置の数6
に点灯数n2 を設定する。方向データが消灯の時には点
灯数n1,n2 をともに0に設定する。そして、制御ユ
ニット21 から送信された点灯信号と点灯数n1 又はn
2 が一致する誘導照明器具310…のみが順次点灯する。
【0058】上述のように、8ビットの方向信号に4つ
のグループの方向データを持たせ、各グループ内の誘導
照明器具310…は方向信号から自己の方向データを取り
出しているので、制御ユニット21 から誘導照明器具3
10…に送信する方向信号が4分の1で済み、伝送速度を
略4分の1に短縮することができる。したがって、例え
ば16m/sの点滅速度にも対応することができる(6
2.5mS毎に点滅する誘導照明器具を変化させること
ができる)。また、制御ユニット21 に方向信号を持た
せているので、方向信号の修正などを行う際は制御ユニ
ット21 のデータのみを修正すれば良く、個々の誘導照
明器具310についてはデータの修正を行う必要ないの
で、メンテナンスが楽に行える。さらに、制御ユニット
1 から受信した点灯信号によって各誘導照明器具310
…が点灯しているので、確実に各誘導照明器具310間の
同期をとることができる。
【0059】なお、本実施形態では、制御ユニット21
と誘導照明器具310,311…31aとの間の信号線5を例
として説明したが、他の制御ユニット22 …と誘導照明
器具320…との間の信号線5についても同様であるの
で、その説明は省略する。 (実施形態4)本実施形態の照明装置では、図7に示す
ように、避難口7に連通する通路8に複数の誘導照明器
具3が配設されている。なお、照明装置の基本的な構成
は、実施形態1と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0060】実施形態2で説明したように、制御ユニッ
ト21 …と誘導照明器具310…とをそれぞれ接続する信
号線5…をループ状に配線することによって、信号線5
…に断線が発生しても正常に誘導動作を行うことができ
るが、誘導照明器具310…の数が多い場合など信号線5
…をループ状に配線するのが困難な場合がある。本実施
形態では、主制御盤1が自火報装置(図示せず)から感
知器の移報を受けた場合、主制御盤1はこの移報に基づ
いて動作させる制御ユニット21 …と動作パターンのパ
ターン番号を決定し、制御ユニット21 …のアドレスと
動作パターンのパターン番号を含む信号を該当する制御
ユニット21 …に送信する。該当する制御ユニット21
…は主制御盤1からの信号を受信して、パターン番号に
対応する動作パターンで誘導照明器具310…を点灯制御
する。
【0061】この時、主制御盤1から信号が送られず、
誘導照明器具310…の点灯制御を行っていない制御ユニ
ット21 …では、他の制御ユニット21 …が点灯制御中
であることを記憶する。この時、いずれかの制御ユニッ
ト21 …が点灯制御を行っている間に、主制御盤1と制
御ユニット21 …との間を接続する信号線4が断線する
と、火災が拡がるなどして、誘導照明器具31 …を点灯
動作させる範囲を拡大する必要が生じた場合でも、主制
御盤1からの制御信号を受信することができない制御ユ
ニット2 1 …が発生する。
【0062】そこで、本実施形態の照明器具では、各制
御ユニット21 …の第3の断線検知手段たるCPU24
が実施形態2で説明したような方法で主制御盤1との間
の信号線4の断線を検知すると、点灯制御を行っていな
い制御ユニット21 …は、図17に示すように、避難口
7の周辺に配設されている誘導照明器具3(図中、斜線
で示す)のみを点滅走行させる動作パターンで点灯制御
する。また、点灯制御を行っている制御ユニット21
は、点灯制御を継続する。
【0063】このように、信号線4が断線した場合、点
灯制御を行っている制御ユニット2 1 …は点灯制御を継
続し、点灯制御を行っていない制御ユニット21 …は所
定の避難口7に誘導する動作パターンで点灯制御を開始
するので、信号線4の断線によって、制御ユニット21
…が不動作となるのを防ぎ、確実に誘導動作を行うこと
ができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、複数
の誘導照明器具と、複数の誘導照明器具を所定の動作パ
ターンでそれぞれ点灯制御する複数の制御ユニットと、
自火報装置からの火災信号に基づいて動作させる制御ユ
ニットのアドレス及び動作パターンを示すパターン番号
とを制御ユニットに送信する主制御盤とを備え、誘導照
明器具を所定の順序で点滅させることによって、点滅の
順序の方向に人を誘導する照明装置において、主制御盤
に第1の信号線を介して制御ユニットをわたり配線する
とともに、制御ユニットに第2の信号線を介して誘導照
明器具をわたり配線し、主制御盤との間で第1の信号線
を介して信号を授受する第1の送受信手段と、第1の送
受信手段が受信した動作パターンのパターン番号に対応
した制御信号を第2の信号線を介して誘導照明器具に送
信する第2の送受信手段と、第1の送受信手段の通信用
ドライバを制御して第1の信号線をわたり配線形式から
バス配線形式に切り替える第1の切替手段とを制御ユニ
ットに設けるとともに、制御ユニットとの間で第2の信
号線を介して信号を授受する第3の送受信手段と、第3
の送受信手段の通信用ドライバを制御して第2の信号線
をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える第2の
切替手段と、第3の送受信手段が受信した制御信号に基
づいてランプを点灯・消灯させる点灯制御部とを誘導照
明器具に設け、制御ユニット又は誘導照明器具にハード
的な物理アドレスを設定する場合はそれぞれ第1、第2
の信号線をわたり配線方式に切り替え、物理アドレスの
設定時以外は第1、第2の信号線をバス配線方式に切り
替えているので、信号線をバス配線方式とわたり配線方
式とで兼用することができ、省配線を図ることができる
という効果がある。また、制御ユニットと誘導照明器具
との間を各動作に適した配線形式に切り替えることがで
きるという効果がある。
【0065】請求項2の発明は、複数の誘導照明器具を
グループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を
順次点滅させる際に、グループとグループにおける個々
の誘導照明器具を識別するための論理アドレスを誘導照
明器具に設定し、誘導照明器具の点滅動作を点検する時
は物理アドレスを用い、誘導照明器具を所定の順序で点
滅させて人を誘導する時は論理アドレスを用いているの
で、全てのグループに対して一つの制御信号を送信する
だけで点灯制御することができ、制御ユニットから送信
する制御信号の数を少なくすることができる。したがっ
て、点灯制御時に個々の誘導照明器具にアクセスする必
要がなく、効率良く点灯制御することができるという効
果がある。
【0066】請求項3の発明は、わたり配線された制御
ユニット及び誘導配線器具は、それぞれ、前段から送ら
れた値を自己の物理アドレスとして設定するとともに、
自己の物理アドレスに所定の数値を加算又は減算した値
を次段に送信しているので、この処理を順次行うことに
よって全ての誘導照明器具に効率良く物理アドレスを設
定できるという効果がある。
【0067】請求項4の発明は、複数の誘導照明器具を
グループ分けして、グループ内で所定の誘導照明器具を
順次点滅させる際に、制御ユニットは制御信号としてグ
ループを構成する誘導照明器具の個数を誘導照明器具に
送信し、誘導照明器具は物理アドレスと個数に基づいて
グループとグループにおける個々の誘導照明器具を識別
するための論理アドレスを設定しているので、個々の誘
導照明器具に論理アドレスを設定する必要がなく、論理
アドレスの設定を容易に行うことができるという効果が
ある。
【0068】請求項5の発明は、制御信号が複数の誘導
照明器具のデータを含み、誘導照明器具では点灯制御部
が制御信号から該当するデータを取り出してランプを点
灯・消灯させているので、制御ユニットから各誘導照明
器具に送信する制御信号の数を減らすことができ、さら
に誘導照明器具の制御速度を速めることができるという
効果がある。
【0069】請求項6の発明は、制御ユニットに第2の
信号線の終端に接続された誘導照明器具との間で信号を
授受する第4の送受信手段と、第2の信号線の断線を検
知する第1の断線検知手段を設けるとともに、誘導照明
器具に第2の信号線の断線を検知する第2の断線検知手
段を設け、第2の信号線の終端に接続された誘導照明器
具の第3の送受信手段と第4の送受信手段を接続して第
2の信号線をループ状とし、第1の断線検知手段が第2
の信号線の断線を検知すると第4の送受信手段から誘導
照明器具に制御信号を送出し、第2の断線検知手段が第
2の信号線の断線を検知すると第3の送受信手段の通信
用ドライバを制御して、制御信号の送信方向を反転させ
ているので、断線箇所までの誘導照明器具へは第2の送
受信手段で、断線箇所以降の誘導照明器具へは第4の送
受信手段で制御信号を送信することができるので、断線
発生時にも確実に誘導照明器具を動作させることができ
るという効果がある。
【0070】請求項7の発明は、第1及び第2の断線検
知手段が第2の信号線の断線の復旧を検知すると、制御
ユニットが第2及び第4の送受信手段からリセット信号
を第2の信号線に送信し、第3の送受信手段の通信用ド
ライバを元の方向に戻しているので、断線の復旧時に各
誘導照明器具の状態を確実に元に戻すことができるとい
う効果がある。
【0071】請求項8の発明は、制御ユニットに第1の
信号線の断線を検知する第3の断線検知手段を設け、点
灯動作中に第3の断線検知手段が第1の信号線の断線を
検知した場合、制御ユニットは予め設定された動作パタ
ーンで誘導照明器具を点灯制御しているので、断線発生
時に誘導照明器具が不動作となるのを防止でき、確実に
点灯動作を行わせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の照明装置を示す全体構成図であ
る。
【図2】同上の主制御盤を示すブロック図である。
【図3】同上の制御ユニットを示すブロック図である。
【図4】同上の誘導照明器具を示すブロック図である。
【図5】同上の通信入出力部を示す回路図である。
【図6】同上の別の通信入出力部を示す回路図である。
【図7】実施形態2の照明装置を示す全体構成図であ
る。
【図8】同上の制御ユニットと誘導照明器具との間の信
号伝送を示し、(a)は正常時の説明図、(b)は断線
時の説明図である。
【図9】(a)〜(d)は実施形態3の物理アドレス設
定時の動作を示す説明図である。
【図10】(a)〜(e)は同上の断線検出時の動作を
示す説明図である。
【図11】(a)〜(d)は同上の論理アドレス設定時
の動作を示す説明図である。
【図12】(a)〜(e)は同上の不点検出時の動作を
示す説明図である。
【図13】(a)は同上の点灯動作時の動作を示す説明
図である。(b)は同上のメモリ部のメモリテーブルを
示す図である。
【図14】同上の点灯動作時の動作を示す説明図であ
る。
【図15】(a)〜(d)は同上の点灯動作時の動作を
示す説明図である。
【図16】(a)〜(c)は同上の点灯動作時の動作を
示す説明図である。
【図17】実施形態4の照明装置の配置を示す配置図で
ある。
【符号の説明】
1 主制御盤 21 … 制御ユニット 310… 誘導照明器具 4,5 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 37/02 H05B 37/02 B (72)発明者 土井 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の誘導照明器具と、前記複数の誘導照
    明器具を所定の動作パターンでそれぞれ点灯制御する複
    数の制御ユニットと、自火報装置からの火災信号に基づ
    いて動作させる前記制御ユニットのアドレス及び動作パ
    ターンを示すパターン番号とを前記制御ユニットに送信
    する主制御盤とを備え、前記誘導照明器具を所定の順序
    で点滅させることによって、点滅の順序の方向に人を誘
    導する照明装置において、前記主制御盤に第1の信号線
    を介して前記制御ユニットをわたり配線するとともに、
    前記制御ユニットに第2の信号線を介して前記誘導照明
    器具をわたり配線し、前記主制御盤との間で前記第1の
    信号線を介して信号を授受する第1の送受信手段と、前
    記第1の送受信手段が受信した動作パターンのパターン
    番号に対応した制御信号を前記第2の信号線を介して前
    記誘導照明器具に送信する第2の送受信手段と、前記第
    1の送受信手段の通信用ドライバを制御して前記第1の
    信号線をわたり配線形式からバス配線形式に切り替える
    第1の切替手段とを前記制御ユニットに設けるととも
    に、前記制御ユニットとの間で第2の信号線を介して信
    号を授受する第3の送受信手段と、前記第3の送受信手
    段の通信用ドライバを制御して前記第2の信号線をわた
    り配線形式からバス配線形式に切り替える第2の切替手
    段と、前記第3の送受信手段が受信した制御信号に基づ
    いてランプを点灯・消灯させる点灯制御部とを前記誘導
    照明器具に設け、前記制御ユニット又は前記誘導照明器
    具にハード的な物理アドレスを設定する場合はそれぞれ
    前記第1、第2の信号線をわたり配線方式に切り替え、
    物理アドレスの設定時以外は前記第1、第2の信号線を
    バス配線方式に切り替えることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】複数の前記誘導照明器具をグループ分けし
    て、前記グループ内で所定の前記誘導照明器具を順次点
    滅させる際に、前記グループと前記グループにおける個
    々の前記誘導照明器具を識別するための論理アドレスを
    前記誘導照明器具に設定し、前記誘導照明器具の点滅動
    作を点検する時は前記物理アドレスを用い、前記誘導照
    明器具を所定の順序で点滅させて人を誘導する時は前記
    論理アドレスを用いることを特徴とする請求項1記載の
    照明装置。
  3. 【請求項3】わたり配線された前記制御ユニット及び前
    記誘導配線器具は、それぞれ、前段から送られた値を自
    己の物理アドレスとして設定するとともに、自己の物理
    アドレスに所定の数値を加算又は減算した値を次段に送
    信することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載
    の照明装置。
  4. 【請求項4】複数の前記誘導照明器具をグループ分けし
    て、前記グループ内で所定の前記誘導照明器具を順次点
    滅させる際に、前記制御ユニットは制御信号として前記
    グループを構成する前記誘導照明器具の個数を前記誘導
    照明器具に送信し、前記誘導照明器具は前記物理アドレ
    スと前記個数に基づいて前記グループと前記グループに
    おける個々の前記誘導照明器具を識別するための論理ア
    ドレスを設定することを特徴とする請求項1記載の照明
    装置。
  5. 【請求項5】前記制御信号が複数の前記誘導照明器具の
    データを含み、前記誘導照明器具では前記点灯制御部が
    前記制御信号から該当するデータを取り出してランプを
    点灯・消灯させることを特徴とする請求項1記載の照明
    装置。
  6. 【請求項6】前記制御ユニットに前記第2の信号線の終
    端に接続された前記誘導照明器具との間で信号を授受す
    る第4の送受信手段と、前記第2の信号線の断線を検知
    する第1の断線検知手段を設けるとともに、前記誘導照
    明器具に前記第2の信号線の断線を検知する第2の断線
    検知手段を設け、前記第2の信号線の終端に接続された
    前記誘導照明器具の第3の送受信手段と前記第4の送受
    信手段を接続して前記第2の信号線をループ状とし、前
    記第1の断線検知手段が前記第2の信号線の断線を検知
    すると前記第4の送受信手段から前記誘導照明器具に制
    御信号を送出し、前記第2の断線検知手段が前記第2の
    信号線の断線を検知すると前記第3の送受信手段の通信
    用ドライバを制御して、制御信号の送信方向を反転させ
    ることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2の断線検知手段が前記第
    2の信号線の断線の復旧を検知すると、前記制御ユニッ
    トが第2及び第4の送受信手段からリセット信号を前記
    第2の信号線に送信し、前記第3の送受信手段の通信用
    ドライバを元の方向に戻すことを特徴とする請求項6記
    載の照明装置。
  8. 【請求項8】前記制御ユニットに前記第1の信号線の断
    線を検知する第3の断線検知手段を設け、点灯動作中に
    前記第3の断線検知手段が前記第1の信号線の断線を検
    知した場合、前記制御ユニットは予め設定された動作パ
    ターンで前記誘導照明器具を点灯制御することを特徴と
    する請求項1記載の照明装置。
JP34419896A 1996-12-24 1996-12-24 照明装置 Expired - Fee Related JP3648582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34419896A JP3648582B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34419896A JP3648582B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10188159A true JPH10188159A (ja) 1998-07-21
JP3648582B2 JP3648582B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=18367398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34419896A Expired - Fee Related JP3648582B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3648582B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000286061A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御装置
KR20040021970A (ko) * 2002-09-06 2004-03-11 (주)세아전기조명 센서 및 무선 비상점등 기능을 구비한 공용조명등제어시스템
JP2006156287A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nec Lighting Ltd 閃光灯点灯システムおよび閃光灯点灯方法
JP2014137949A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Iwasaki Electric Co Ltd 照明制御機器及び照明制御システム
CN114222404A (zh) * 2021-12-21 2022-03-22 佛山市银河兰晶科技股份有限公司 一种灯具dmx地址设置系统及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9392659B2 (en) 2012-12-10 2016-07-12 Pioneer Corporation Light-emitting device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000286061A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御装置
KR20040021970A (ko) * 2002-09-06 2004-03-11 (주)세아전기조명 센서 및 무선 비상점등 기능을 구비한 공용조명등제어시스템
JP2006156287A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nec Lighting Ltd 閃光灯点灯システムおよび閃光灯点灯方法
JP2014137949A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Iwasaki Electric Co Ltd 照明制御機器及び照明制御システム
CN114222404A (zh) * 2021-12-21 2022-03-22 佛山市银河兰晶科技股份有限公司 一种灯具dmx地址设置系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3648582B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920010174B1 (ko) 조명 제어 장치
US20020029085A1 (en) System for automatic control of building
JPS62123895A (ja) 遠隔監視制御装置
JPH10188159A (ja) 照明装置
JP3170462B2 (ja) 照明連動システム
JP2001015273A (ja) 照明装置
JP2924627B2 (ja) 機器の制御装置
JP3180045B2 (ja) 照明制御装置
JP3433566B2 (ja) 照明装置
JP2005110090A (ja) 負荷制御システム
CN113655752B (zh) 二总线设备及其自检方法、楼宇自控系统
JP2004063161A (ja) 照明制御システム
JP2006093982A (ja) 監視制御システムならびに監視制御装置およびそのセンサ動作制御方法
JPH1169468A (ja) 遠隔監視制御システム
JP2002252090A (ja) 照明装置
JPH06283272A (ja) 照明制御システム
JP2957710B2 (ja) 照明制御システム
JP2749854B2 (ja) 遠隔監視制御システムの調光制御方式
JPH03140090A (ja) 遠隔監視制御システムのアドレス重複検出方法
JP2005217550A (ja) 遠隔制御監視システム
JP3346123B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JPH0276432A (ja) アドレス重複検出機能付通信装置
JPH07240280A (ja) 照明灯監視制御システム
JPS63135099A (ja) 遠隔監視制御装置
JPH0530578A (ja) 遠隔監視制御システムのラインモニタ端末器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees