JP3647516B2 - 誤操作防止機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ等の各種電子素子の着脱を行う装置の誤操作防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータやワードプロセッサ等の電子機器は小型化、ハンディータイプ化し、戸外で使用する機会も多い。また、RAM等の揮発性メモリに記憶したデータを保存する必要もあり、今日多くのハンディータイプの電子機器にバッテリを装着する機構が装備されている。また、ワードプロセッサやプリンタ装置では、各種文字フォントを記憶するメモリカードやエミュレーションカートリッジを差し替えて使用している。したがって、これらの装置にもメモリカードやカートリッジを着脱する機構が装備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記装置において、バッテリやメモリカード等の装着の有無を知ることは重要である。例えばバッテリを使用して装置を駆動する場合、バッテリを取り出すことは装置への電源供給を停止することであり、誤った操作を行えばデータを失い、プログラムを損傷することにもなる。また、メモリカードの場合にもカード内のフォントデータを失う危険性もある。
【0004】
したがって、上記のようにバッテリやメモリカードの装着を行って装置の駆動を行う装置において、誤操作を防止することは何より重要である。
本発明は誤操作防止機構を設けることにより、バッテリ等の電子素子の着脱を確認し、装置への電源投入やデータの保護を行い、誤ってバッテリ等を着脱することのない誤操作防止機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、電子部材の装着部に設けられる誤操作防止機構において、前記装着部を開閉する蓋部材と、前記蓋部材に設けられた回動形のロック解除レバーと、電子部材が前記装着部に装着されたかどうかを制御回路に知らせるスイッチと、前記スイッチを操作する駆動手段と、前記駆動手段が前記スイッチを操作することを禁止するロック手段とを有し、前記蓋部材が閉じた状態で、前記ロック手段は前記ロック解除レバーの先端と当接し、前記ロック解除レバーの回動にともない前記ロック手段は解除され、前記駆動手段が前記スイッチを操作することが可能となることを特徴とする誤操作防止機構を提供することにより達成できる。
【0006】
このように構成することにより、電子部材をその装着部に着脱する際、蓋部材を閉じたままで、ロック解除レバーを回動してロック手段を解除した状態でなければ駆動手段がスイッチを操作することができず、そして、そのスイッチ操作に基づき電子部材の着脱を制御回路が認識できる。よって、電子部材を装着する時には、電子部材を装着して蓋部材を確実に閉じた後に駆動手段によりスイッチが操作されることで、電子部材の装着を制御回路が認識でき、一方、電子部材を取り出す時には、蓋部材を開く前に駆動手段によりスイッチが操作されることで、電子部材の取り出しを予め制御回路が認識できるので、電子部材の着脱を誤操作なしで確実に行える。
【0013】
尚、前記電子部材は、例えばバッテリであり、又は例えばメモリカードである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明する誤操作防止機構の斜視図である。同図において、1は装置本体であり、例えばバッテリ駆動を行う携帯用無線機やラップトップパソコン等の装置(ハンディターミナル)本体である。但し、バッテリ装着部近傍の構成のみを示し、同図に示す構成はバッテリ挿入部2である。なお、図2は蓋を閉じた時の正面図であり、図3は平面図であり、図4は側面図である。
【0015】
本実施形態の誤操作防止機構は、第1の機構である蓋部材3、ロック手段であるシャッタ4、第2の機構であるスイッチ駆動板5、検知手段であるスイッチ6で構成されている。蓋部材3は上述のバッテリ挿入部2の部分を覆う蓋として機能し、蓋部材3を閉める時には不図示の取手を持ち、同図に示す矢印▲1▼方向に閉じる。また、この蓋部材3のほぼ中央には回転形のロック解除部材7が配設されている。このロック解除部材7には係止部7aが設けられ、軸7bを中心にロック解除部材7を矢印▲2▼、▲2▼’方向に回動することで係止部7aの先端がシャッタ4に当接する構成である。
【0016】
シャッタ4は軸4aを中心に矢印▲3▼、▲3▼’方向に回動可能に構成され、その先端には鍵形のロック部4bが形成されている。また、上記ロック解除部材7の係止部7aの先端は、このロック部4bに当接する構成であり、例えば係止部7aを矢印▲2▼方向に回動すると、シャッタ4は矢印▲3▼方向に回動し、シャッタ4のロックを解除する構成である。
【0017】
スイッチ駆動板5にはロックピン5a、及びスイッチ駆動レバー5bが立設され、不図示の位置に回転軸を有し、矢印▲4▼、▲4▼’方向に回動可能に構成されている。スイッチ駆動板5はシャッタ4がロック位置にある時、シャッタ4のロック部4bがロックピン5aに当接し、矢印▲4▼方向に操作できない(移動できない)。
【0018】
尚、スイッチ駆動板5が操作可能な時(ロックがはずれている時)、矢印▲4▼、▲4▼’方向に駆動でき、スイッチ駆動レバー5bの先端の駆動部5b’がスイッチ6のノブ6’を矢印方向に駆動する構成である。
【0019】
以上の構成の誤操作防止機構において、以下にその動作を説明する。
以下、バッテリを装着する場合とバッテリを取り出す場合に分けて説明する。先ず最初に、バッテリを装着する場合について説明する。但し、この場合、最初に図1に示すように蓋部材3は開放し、スイッチ駆動板5も図1に示す状態であるものとする。尚、この状態は図1にも示すように、スイッチ駆動板5のロックピン5aがシャッタ4のロック部4bに当接し作動できない状態である。
【0020】
先ず、バッテリ挿入部2からバッテリを装置本体に装着する。次に、蓋部材3を矢印▲1▼方向に回動し、バッテリ挿入部2を閉じる。その後、ロック解除部材7を矢印▲2▼方向に回動すると、係止部7aがシャッタ4のロック部4bと当接し、シャッタ4を矢印▲3▼方向に回動してスイッチ駆動板5のロックを解除する。
【0021】
次に、スイッチ駆動板5を矢印▲4▼方向に操作するとシャッタ4のロックが解除している為、ロックピン5aはロック部4bに当接することなく、スイッチ駆動板5を矢印▲4▼方向に移動してスイッチ6をオンし、オン信号を不図示の制御回路に出力する。制御回路はこのオン信号により、バッテリが装置に装着されたことを知る。
【0022】
以上のように操作することにより、バッテリは装置本体に装着され、バッテリ装着後必ずスイッチ6のオン信号が出力され、制御回路はこの操作信号によりバッテリの装着を知ることができる。
【0023】
したがって、例えば蓋部材3を閉じない状態でスイッチ駆動板5を操作しても、矢印▲4▼方向にスイッチ駆動板5を操作できない。すなわち、スイッチ駆動板5を操作してもロックピン5aがロック部4bに当接し、矢印▲4▼方向に操作できない。
したがって、蓋部材3を閉めない限りスイッチ駆動板5を操作できず、結局スイッチ6がオン信号を出力せず、装置は動作しない。
【0024】
尚、バッテリを装着しないで蓋部材3を閉じ、スイッチ駆動板5を操作してもスイッチ6はオンするが、バッテリからスイッチ6に電源が供給されない為、この場合にも装置は動作しない。
【0025】
次に、装置に装着されたバッテリを取り出す操作について説明する。この場合、、先ず、スイッチ駆動板5を矢印▲4▼’方向に引き、スイッチ6をオフする。この処理により、スイッチ6からオフ信号が制御回路に出力され、制御回路はバッテリの取り出しが以後行われることを知る。したがって、制御回路はこの信号により、バッテリが取り出された場合でデータを安全に保持することができる。例えば、オフ信号が入力すると、制御回路はRAM等に記憶しているデータやプログラムを待避させ、バッテリが取り出された場合に備える。このような処理は、スイッチ6からオフ信号が出力された後、バッテリが実際に引き抜かれるまで一定の時間が有り、この間に制御回路がデータの保全処理を行うことは充分可能である。
【0026】
したがって、その後、蓋部材3を開放しバッテリを抜き取った時でも、上記のように処理することでデータは安全に保持されており、データを失い、プログラムを損傷することはない。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリやメモリカード等を装置に装着する際、ロックを解除した後でなければ装着できないので、誤操作を確実に回避できる。
【0028】
また、装置からバッテリやメモリカード等を取り出す際、予め取り出し処理が分かるのでデータ等を安全に待避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を説明する誤操作防止機構の斜視図である。
【図2】一実施形態の誤操作防止機構の正面図である。
【図3】一実施形態の誤操作防止機構の平面図である。
【図4】一実施形態の誤操作防止機構の側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 バッテリ挿入部
3 蓋部材
4 シャッタ
4a 軸
4b ロック部
5 スイッチ駆動板
5a ロックピン
5b スイッチ駆動レバー
5b’ 駆動部
6 スイッチ
7 ロック解除部材
7a 係止部7a
7b 軸
Claims (3)
- 電子部材の装着部に設けられる誤操作防止機構において、
前記装着部を開閉する蓋部材と、
前記蓋部材に設けられた回動形のロック解除レバーと、
電子部材が前記装着部に装着されたかどうかを制御回路に知らせるスイッチと、
前記スイッチを操作する駆動手段と、
前記駆動手段が前記スイッチを操作することを禁止するロック手段とを有し、
前記蓋部材が閉じた状態で、前記ロック手段は前記ロック解除レバーの先端と当接し、前記ロック解除レバーの回動にともない前記ロック手段は解除され、前記駆動手段が前記スイッチを操作することが可能となることを特徴とする誤操作防止機構。 - 前記電子部材がバッテリであることを特徴とする請求項1に記載の誤操作防止機構。
- 前記電子部材がメモリカードであることを特徴とする請求項1に記載の誤操作防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24480995A JP3647516B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 誤操作防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24480995A JP3647516B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 誤操作防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0991065A JPH0991065A (ja) | 1997-04-04 |
JP3647516B2 true JP3647516B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=17124276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24480995A Expired - Lifetime JP3647516B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 誤操作防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3647516B2 (ja) |
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JPH04104372U (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-08 | カシオ計算機株式会社 | メモリカードへの電源供給構造 |
JPH0534655U (ja) * | 1991-10-14 | 1993-05-07 | リンナイ株式会社 | 乾電池ケース |
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JPH05282074A (ja) * | 1992-04-02 | 1993-10-29 | Mitsubishi Electric Corp | プリント基板の活線挿抜装置 |
-
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- 1995-09-22 JP JP24480995A patent/JP3647516B2/ja not_active Expired - Lifetime
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